JPH11127216A - Isdnプロトコル変換装置 - Google Patents

Isdnプロトコル変換装置

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JPH11127216A
JPH11127216A JP9291429A JP29142997A JPH11127216A JP H11127216 A JPH11127216 A JP H11127216A JP 9291429 A JP9291429 A JP 9291429A JP 29142997 A JP29142997 A JP 29142997A JP H11127216 A JPH11127216 A JP H11127216A
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Takeshi Miwa
武史 三輪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ISDN網に接続される構内交換機でプロト
コル変換及び自動再発信を出来るようにし、構内交換機
に接続されたISDN通信端末とISDN網に接続され
たプロトコル属性情報が相違するISDN通信端末との
間での回線接続によるISDN通信を容易に行う。 【解決手段】 ISDN通信端末50からの発呼による
呼設定メッセージをプロトコル変換装置48がISDN
網49に収容された通信相手先のISDN通信端末60
に送出する。ISDN通信端末60からプロトコル属性
情報の不一致で回線切断された場合、プロトコル変換装
置48が他のプロトコル属性情報での再発呼を繰り返
し、特定のプロトコル属性情報で回線接続が成功した際
に、このプロトコル属性情報によるプロトコル変換によ
ってISDN通信端末50,60間を回線接続して、そ
のISDN通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN通信端末
を収容するISDN網及びこの装置に収容するISDN
通信端末との間のプロトコルを変換して回線接続を行う
ISDNプロトコル変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時のインターネットなどの普及によっ
て高速伝送かつデータ伝送の信頼性が高いISDN通信
が多用されている。このISDN通信では、既存の通信
端末をターミナルアダプタ(TA)などを通じてISD
N網に回線接続するためのV.110及びV.120規
格によるプロトコル変換を行っている。この複数種のプ
ロトコル変換には、プロトコル属性情報としての非同期
/同期によるデータ伝送の相違又は伝送速度の相違があ
る。このような複数種のプロトコル属性情報を用いるI
SDN通信では、その回線接続を行う場合に、構内交換
機にプロトコル変換回路を設けて、発呼側と着呼側との
通信端末間でのプロトコル変換を行って相互間での回線
接続を行い、そのISDN通信が行われる。
【0003】このような構内交換機では、プロトコル変
換処理、及び、収容する通信端末のプロトコル属性情報
の登録機能、保持機能を備える必要があり、構内交換機
の装置規模及び信号処理規模が増大化する。また、予め
発呼側及び着呼側の通信端末のプロトコル属性情報が判
明している必要があり、この設定作業が面倒であった。
これらの問題を解決するものとして特開昭62−497
41号「回線交換網」の従来例が知られており、この従
来例では、プロトコル変換を行う構内交換機に対して、
加入者端末と構内交換機との間に、デジタル回線終端装
置を設け、このデジタル回線終端装置から構内交換機へ
プロトコル属性情報を送出することによって、プロトコ
ルの属性情報が相違するISDN通信端末間での回線接
続によるISDN通信を行っている。
【0004】図5は、このような従来例の構成を示すブ
ロック図である。この例は、デジタル回線終端装置(D
SU)1及び回線交換機2を有し、デジタル回線終端装
置1が加入者端末(ISDN通信端末)3を収容してい
る。また、回線交換機2に加入者端末4を収容する通信
網5が接続されている。デジタル回線終端装置1は制御
回路11、保持回路12、登録回路13、入力回路14
及び選択回路15から構成されている。
【0005】回線交換機2は、通話路スイッチ回路2
1、制御装置22、網間接続装置23及び加入者線イン
タフェース(I/F)回路24から構成されている。ま
た、加入者端末3がデジタル回線終端装置1における選
択回路15に接続されている。更に、選択回路15が回
線交換機2内の加入者線インタフェース回路24と接続
され、かつ、回線交換機2内の網間接続装置23が通信
網5に接続されている。
【0006】この構成の回線交換網では、予めデジタル
回線終端装置1の制御回路11が入力回路14、登録回
路13及び保持回路12を通じ、かつ、制御を行って加
入者端末3のプロトコル属性情報を登録して記憶する。
選択回路15が加入者端末3からの発呼信号及びISD
N番号又はISDNアドレス(電話番号)情報を受け取
る。この電話番号が回線交換機2の網間接続装置23を
通じて、加入者端末4を選択するISDN番号又はIS
DNアドレス(電話番号)であった際に、回線交換機2
の網間接続装置23とデジタル回線終端装置1の制御回
路11とを接続する。この後、制御回路11は回線交換
機2内の処理手順に従って保持回路12に保持したプロ
トコル属性情報を網間接続装置23に送信する。
【0007】網間接続装置23は制御回路11からのプ
ロトコル属性情報に基づいて、プロトコル変換を行い、
加入者端末3と加入者端末4とを回線接続してISDN
通信を可能に設定する。このように回線交換機2の装置
規模及び信号処理規模を増大化させずに、相違するプロ
トコル属性情報を装備する加入者端末3,4間でのIS
DN通信を可能にしている。かつ、加入者端末3のプロ
トコル属性情報が変更された際にはデジタル回線終端装
置1に、このプロトコル属性情報の変更情報を記憶する
ことによって、プロトコル属性情報の変更を容易に出来
るようにしている。
【0008】この場合、通信網5に接続された通信相手
先の加入者端末4のプロトコル属性情報が判明していな
いと相互回線接続が出来ない。すなわち、プロトコル変
換を行うためには、発信者側及び着信者側の加入者端末
3,4の両方のプロトコル属性情報が判明している必要
がある。このプロトコル属性情報の判明について、図5
の構成では、その内容が明示されていないが以下の方法
が考えられる。
【0009】(1)網間接続装置23に加入者端末4の
プロトコル属性情報を記憶する。すなわち、予め電話番
号及びこの電話番号に対応したプロトコル属性情報を記
憶する。この後、加入者端末3から送出された通信相手
先の電話番号から加入者端末4のプロトコル属性情報を
判断し、この判断くに基づいてプロトコル変換を行う方
法である。この場合、通信網5を通じて接続される不特
定多数の通信相手先の電話番号とプロトコル属性情報を
記憶する必要があるため、網間接続装置23の装置規模
及び信号処理規模の増大化が避けられず、更に、加入者
端末4のプロトコル属性情報を変更した際の処理が煩雑
化してしまう。
【0010】(2)デジタル回線終端装置1の制御回路
11に加入者端末4のプロトコル属性情報を保持する。
この場合、回線交換機2の装置規模及び信号処理規模の
増大化を避けることが出来るものの、デジタル回線終端
装置1の装置規模及び信号処理規模が増大化してしま
う。更に、加入者端末4のプロトコル属性情報を変更す
る際の処理が煩雑化してしまう。
【0011】(3)構内交換機2に収容された加入者端
末3が、その他の通信網に接続されたISDN通信端末
に接続する際に、特別な電話番号を使用する場合と同様
に(例えば、通信相手先の電話番号の第1番目に0を付
加する)、加入者端末3のプロトコル属性情報をコード
化して含めるという方法がある。この方法では、デジタ
ル回線終端装置1や回線交換機2の装置規模及び信号処
理規模の増大化を阻止できる。この場合、加入者端末3
に通信相手先となる加入者端末4の電話番号及びプロト
コル属性情報をデータベース化する必要がある。なお、
この方法では通信相手先となる加入者端末4のプロトコ
ル属性情報が不明の場合に回線接続によるISDN通信
が出来ない。
【0012】次に、通信相手先端末のプロトコル属性情
報が明示される特公昭63−36176号「プロトコル
変換方式」従来例が知られている。図6は、このような
他の従来例の構成を示すブロック図である。この例は回
線交換機30、通話路スイッチ回路31、プロトコル変
換トランク32,ISDN通信端末39、インタフェー
ス(I/F)回路33,34、制御回路35,36、制
御装置37及びISDN通信端末38を有している。
【0013】上記の他の従来例の動作について説明す
る。回線交換機30はISDN通信端末38が発呼する
と、その発呼信号及び通信相手先の電話番号の情報をイ
ンタフェース回路33が受け取る。この電話番号情報か
ら制御回路35の制御に基づいて、インタフェース回路
33がインタフェース回路34に対する発呼信号を通話
路スイッチ回路31へ送出する。そして、制御装置37
の制御によって、通話路スイッチ回路31を通じてイン
タフェース回路33とインターフェイス回路34が接続
される。
【0014】この接続によって、制御回路35,36に
格納されているISDN通信端末38,39の両方のプ
ロトコル属性情報を比較し、このプロトコル属性情報が
相違する場合に、一度、インタフェース回路33,34
間の切断を行う。その後、インタフェース回路33がプ
ロトコル変換トランク32に発信する。このプロトコル
変換トランク32がインタフェース回路34に対して発
信し、インタフェース回路34がISDN通信端末39
に対して選択信号を送出する。このようにプロトコル変
換トランク32を通じてISDN通信端末39との間の
プロトコル変換が行われて、ISDN通信端末38,3
9間が回線接続される。
【0015】この例で問題となるのは、プロトコル変換
されて回線接続が出来るのは回線交換機30に収容され
たISDN通信端末38,39に限られる点である。す
なわち、回線交換機30と接続される他の通信網との回
線接続を行う図示しない構内交換機に接続される不特定
多数のISDN通信端末に対しては、この方法を適用で
きない。
【0016】また、多数のISDN通信端末のプロトコ
ル属性情報の登録などの処理作業を軽減する方法として
特開昭61−21650「自動交換機のデータ端末接続
制御方式」に示す従来例が知られている。
【0017】図7は、このような更に他の従来例の構成
を示すブロック図てある。この例は自動交換機40がI
SDN通信端末45a,45bを収容している。自動交
換機40には、ISDN通信端末45a,45bを接続
する端末制御装置44a,44bが設けらている。この
端末制御装置44a,44bが主スイッチ回路41に接
続され、かつ、主スイッチ回路41が呼処理装置42及
びプロトコル変換装置43に接続されている。端末制御
装置44a,44bには、ここに接続されるISDN通
信端末45a,45bのそれぞれのプロトコル属性情報
を格納している。
【0018】次に、この従来例の動作について説明す
る。ISDN通信端末45aがISDN通信端末45b
に対して発呼する。この発呼ではISDN通信端末45
aは自動交換機40の端末制御装置44aに対して、発
呼要求信号、ISDN通信端末45bを示す電話番号、
及び、自ISDN通信端末45bのプロトコル属性情報
を送出する。そして、端末制御装置44aが端末制御装
置44bからISDN通信端末45bのプロトコル属性
情報を取り込む。このプロトコル属性情報に基づいてプ
ロトコル変換が必要であると判断した場合は、ISDN
通信端末45aが呼処理装置42に対してISDNプロ
トコル変換装置43を通じてISDN通信端末45bと
接続するように要求する。
【0019】この結果、呼処理装置42が主スイッチ回
路41を切り換える制御を行い、ISDN通信端末45
aをISDNプロトコル変換装置43を通じてISDN
通信端末45bと接続する。更に、端末制御装置44a
はISDNプロトコル変換装置43に対し、端末制御装
置44bへプロトコル変換のための制御情報を送出す
る。この結果、プロトコル属性情報が相違するISDN
通信端末45a,45bとの回線接続によるISDN通
信が可能となる。更に、端末制御装置44a,44bが
発呼するたびに受け取ったプロトコル属性情報を記憶す
ることによって、常に最新のプロトコル属性情報による
回線接続が可能になる。
【0020】このように動作する自動交換機40が、図
示しない他の通信網に接続されたISDN通信端末との
回線接続を行う場合には、プロトコル属性情報を送信す
る。したがって、自ISDN通信端末45a,45bの
電話番号とプロトコル属性情報をデータベースとして自
動交換機40内に記憶すれば、ISDN通信端末45
a,45bから、図示しない他の通信網に接続されたI
SDN通信端末との間でのプロトコル変換が行われて、
その回線接続が可能になる。
【0021】この例ではISDN網などへの発呼ととも
に、自ISDN通信端末45a,45bの電話番号やプ
ロトコル属性情報が送出されるサービスを行う通信網に
収容されるISDN通信端末のプロトコル属性情報を更
新できるようになる。この場合、このプロトコル属性情
報の更新は、着信を受け付けたことのないISDN通信
端末、例えば、インターネットプロバイダやパーソナル
コンピュータ通信のアクセスポイント等の着信専用の通
信端末に対しては出来ない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
にあって前者ではプロトコル変換機能及び収容するIS
DN通信端末のプロトコル属性情報の登録機能並びに保
持機能を備える必要があり、構内交換機の装置規模及び
信号処理規模が増大化する。また、発呼側と着呼側との
ISDN通信端末の両方のプロトコル変換内容が判明し
ている必要があり、その設定作業が面倒であった。
【0023】更に、図5に示す従来例では通信相手先の
加入者端末のプロトコル属性情報を変更する際の設定作
業が煩雑化してしまう。また、図6に示す従来例では、
プロトコル変換されて回線接続が可能なISDN通信端
末が、この構内交換機に収容されたISDN通信端末に
限定されてしまう。また、図7に示す従来例では、着信
を受け付けたことのないISDN通信端末に対してはプ
ロトコル属性情報の更新が出来ないという欠点があっ
た。
【0024】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、ISDN網に収容されるI
SDN通信端末と、バス配線した構内交換機などに収容
されるISDN通信端末との間で相違するプロトコル属
性情報を容易かつ確実に適合できるようになり、その回
線接続によるISDN通信が迅速に可能になるISDN
プロトコル変換装置の提供を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明は、第1ISDN通信端末を収
容し、かつ、この第1ISDN通信端末とISDN通信
を行う第2ISDN通信端末を収容するISDN網に接
続されるとともに、第1及び第2ISDN通信端末との
間のプロトコル変換を行うISDNプロトコル変換装置
において、第1ISDN通信端末からの発呼による呼設
定メッセージをISDN網を通じて通信相手先の第2I
SDN通信端末に送出し、この第2ISDN通信端末か
らプロトコル属性情報の不一致で回線切断された際に、
他のプロトコル属性情報での再発呼を繰り返し、回線接
続が成功した特定のプロトコル属性情報によるプロトコ
ル変換によって第1及び第2ISDN通信端末との間で
の回線接続を行うプロトコル変換/自動再発信手段を備
える構成としてある。
【0026】請求項2記載のISDNプロトコル変換装
置は、前記プロトコル変換/自動再発信手段として、I
SDN網及び第1ISDN通信端末との間の情報チャネ
ル及び信号チャネルを多重化した二つの通信路を相互に
接続する切り替えを行うスイッチ回路と、第1及び第2
ISDN通信端末間のプロトコル変換を行うプロトコル
変換回路と、第1ISDN通信端末からの発呼の呼設定
メッセージを第2ISDN通信端末に送出し、第2IS
DN通信端末からプロトコル属性情報の不一致で回線切
断された際に、他のプロトコル属性情報での再発呼を繰
り返して、回線接続が成功した特定のプロトコル属性情
報によるプロトコル変換をプロトコル変換回路で行って
第1及び第2ISDN通信端末との間での回線を接続す
る制御を行う制御装置とを備える構成としてある。
【0027】請求項3記載のISDNプロトコル変換装
置は、前記再発呼を繰り返して回線接続が成功した特定
のプロトコル属性情報を記憶する記憶装置を更に備え、
この後の第1ISDN通信端末からの発呼時に記憶装置
に記憶しているプロトコル属性情報に基づいて制御装置
が第1及び第2ISDN通信端末との間でのプロトコル
変換を行って回線接続を行う構成としてある。
【0028】請求項4記載のISDNプロトコル変換装
置は、前記再発呼を繰り返して回線接続が成功した特定
のプロトコル属性情報を記憶する記憶装置及び日時をカ
ウントし、記憶後の一定期間データを送出するタイマ装
置を更に備え、この後の第1ISDN通信端末からの発
呼時に、制御装置がタイマ装置から取り込んだ一定期間
は、記憶装置から取り出したプロトコル属性情報に基づ
いて、第1及び第2ISDN通信端末との間でのプロト
コル変換を行って回線接続を行う構成としてある。
【0029】請求項5記載のISDNプロトコル変換装
置は、前記タイマ装置がカウントする一定期間を変更設
定するための入力操作装置を制御装置に、更に備える構
成としてある。
【0030】請求項6記載のISDNプロトコル変換装
置は、前記制御装置に、複数種のプロトコル属性情報の
み、又は、複数種のプロトコル属性情報及びスループッ
ト情報を格納したデータベースを制御装置に備える構成
としてある。
【0031】請求項7記載のISDNプロトコル変換装
置は、前記データべースにおける複数種のプロトコル属
性情報、スループット情報の一方又は両方を変更設定す
るための入力操作装置を制御装置に、更に備える構成と
してある。
【0032】請求項8記載のISDNプロトコル変換装
置は、前記第1ISDN通信端末を競合制御による回線
接続を行うバス配線で接続される複数のISDN通信端
末とす構成としてある。
【0033】請求項9記載のISDNプロトコル変換装
置は、前記第2ISDN通信端末がISDN網に収容さ
れる複数のISDN通信端末であり、かつ、再発呼を繰
り返して回線接続が成功した特定のプロトコル属性情報
と第1及び第2ISDN通信端末のISDN番号又はI
SDNアドレスとを記憶装置に記憶し、この後の第1I
SDN通信端末からの発呼時に記憶装置に記憶している
プロトコル属性情報及びISDN番号又はISDNアド
レスに基づいて制御装置が第2ISDN通信端末に自動
発呼して第1及び第2ISDN通信端末との間でのプロ
トコル変換を行って回線接続を行う構成としてある。
【0034】請求項10記載のISDNプロトコル変換
装置は、前記第2ISDN通信端末がISDN網に収容
される複数のISDN通信端末であり、かつ、再発呼を
繰り返して回線接続が成功した特定のプロトコル属性情
報と第1及び第2ISDN通信端末のISDN番号又は
ISDNアドレスとを記憶装置に記憶し、この記憶後の
一定期間は、第1ISDN通信端末からの発呼時に、記
憶装置から取り出したプロトコル属性情報及びISDN
番号又はISDNアドレスに基づいて制御装置が第2I
SDN通信端末に自動発呼して第1及び第2ISDN通
信端末との間でのプロトコル変換を行って回線接続を行
う構成としてある。
【0035】請求項11記載のISDNプロトコル変換
装置は、前記請求項1乃至10の装置が、ISDN網に
接続される構内交換機、デジタル回線終端装置、宅内制
御装置又はターミナルアダプタに設けられる構成として
ある。
【0036】このような構成の請求項1,2,8,1
1,12記載の発明のISDNプロトコル変換装置は、
発呼した通信相手先のISDN通信端末からプのロトコ
ル属性情報の不一致で回線切断された際に、他のプロト
コル属性情報での再発呼を繰り返して、回線接続が成功
した特定のプロトコル属性情報によるプロトコル変換に
よって回線接続を行う。
【0037】すなわち、ISDN網に収容されるISD
N通信端末と、バス配線された構内交換機などに収容す
るISDN通信端末との間でプロトコル属性情報が相違
する際に、そのプロトコル属性情報が容易かつ確実に適
合するようになり、ISDN通信端末間でのISDN通
信が容易に可能になる。特に、着信を受け付けたことの
ないISDN通信端末、例えば、インターネットプロバ
イダやパーソナルコンピュータ通信のアクセスポイント
等の着信専用のISDN通信端末に対してプロトコル属
性情報を適合させた回線接続が出来るようになる。
【0038】請求項3,9,11,12のISDNプロ
トコル変換装置は、上記のように発呼時に再発呼を繰り
返して回線接続が成功した特定のプロトコル属性情報を
記憶する。この後の発呼時には、記憶しているプロトコ
ル属性情報に基づいたプロトコル変換によって回線接続
を行う。すなわち、プロトコル属性情報を記憶した後の
発呼時には、自動的に通信相手先のISDN通信端末と
の間のプロトコル変換が行われ、その回線接続によるI
SDN通信が可能になる。
【0039】請求項4,10,11,12のISDNプ
ロトコル変換装置では、上記のプロトコル属性情報を記
憶した後の一定期間での発呼時に、記憶した特定のプロ
トコル属性情報に基づいたプロトコル変換による回線接
続を行う。すなわち、一定期間を経過した後は、再度、
発呼時に再発呼を繰り返して回線接続が成功した際のプ
ロトコル属性情報を記憶しているため、通信相手先のI
SDN通信端末のスループットが変更された際に、この
新たなプロトコル属性情報に基づいたプロトコル変換に
よる回線接続が可能になる。
【0040】請求項5乃至7,11,12のISDNプ
ロトコル変換装置は、一定期間の情報、また、データベ
ースに格納した複数種のプロトコル属性情報及びスルー
プット情報を設定変更できるようにしている。したがっ
て、この装置の設置後に新たな利点を有するプロトコル
属性情報やスループット情報への変更が容易に可能にな
り、その使用の利便性が向上する。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明のISDNプロトコ
ル変換装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明のISDNプロトコル変換装置の第1
実施形態における構成を示すブロック図である。この第
1実施形態はISDNプロトコル変換装置48が、IS
DN網49に接続され、かつ、バス配線(マルチドロッ
プ接続)によってISDN通信端末50,51…5nを
収容している。また、ISDN網49に通信相手先とな
るISDN通信端末60が収容されている。ISDNプ
ロトコル変換装置48は以下のように動作するスイッチ
回路48a、制御装置48b、プロトコル変換回路48
c及びデータベース48dを有している。また、ISD
Nプロトコル変換装置48の制御装置48bには入力操
作装置61及び表示装置64が接続されている。
【0042】ISDNプロトコル変換装置48における
スイッチ回路48aは、ISDN網49及びISDN通
信端末50…5nに接続されている。ここでスイッチ回
路48aとISDN網49及びISDN通信端末50…
5nとは、ISDN網49における情報チャネル(B
1,B2ch)及び信号チャネル(Dch)の三つの通
信チャンネルを多重化して接続されている。更に、IS
DN通信端末50…5nは通信チャンネルを共有し、か
つ、競合制御によって回線接続されるバス配線で接続さ
れている。また、スイッチ回路48aはプロトコル変換
回路48cと接続されている。スイッチ回路48aは、
ISDN網49側の2B+Dチャンネル、ISDN通信
端末50…5nが接続されているバス配線側の2B+D
チャンネル及びプロトコル変換回路48cとの二つの通
信路を相互に接続するスイッチとして動作する。
【0043】ISDNプロトコル変換装置48における
制御装置48bは、プロトコル変換回路48c及びスイ
ッチ回路48aと接続され、スイッチ回路48aを通じ
てISDN通信端末50…5nが接続されるバス配線側
及びISDN網49側のDチャンネルデータを受信し、
また、スイッチ回路48aを通じてDチャンネルにデー
タを送信する。
【0044】更に、ISDNプロトコル変換装置48に
おける制御装置48bは、スイッチ回路48aに対し
て、ISDN網49側の2B+Dチャンネル、また、I
SDN通信端末50…5nが接続されているバス配線側
の2B+Dチャンネル、及び、ISDNプロトコル変換
装置48の二つの通信路を接続するための制御信号を送
出する。更に、制御装置48bは、プロトコル変換回路
48cに対して、いずれのプロトコル属性情報によって
プロトコル変換を行うか否かを選択する制御信号を送出
する。
【0045】ISDNプロトコル変換装置48のデータ
ベース48dは、ISDN通信端末50…5nとISD
N通信端末60との間で回線接続が可能な複数種のプロ
トコル属性情報を格納している。この複数種のプロトコ
ル属性情報は、上記で説明したように非同期/同期によ
るデータ伝送の相違又は伝送速度等の情報である。ま
た、ISDNプロトコル変換装置48に接続される入力
操作装置61及び表示装置64は、データベース48d
に格納している複数種のプロトコル属性情報や以降で説
明するスループット(データ処理能力)情報を入れ替え
るなどの変更設定を行うための入力操作を行う。
【0046】次に、この第1実施形態における動作につ
いて説明する。まず、図1を用いて概略の動作について
説明する。以下、バス配線側のISDN通信端末50を
発信側とし、ISDN通信端末60を通信相手先として
説明する。バス配線側のISDN通信端末50以外のI
SDN通信端末51…5nがそれぞれに発呼した場合も
以下と同様に動作する。バス配線側のISDN通信端末
50が発呼するとISDNプロトコル変換装置48の制
御装置48bは、バス配線上のISDN通信端末50…
5nからのDチャンネル上の呼設定メッセージを、その
ままISDN網49側に送出する。ここでISDN網4
9に接続された通信相手先のISDN通信端末60か
ら、プロトコル属性情報の不一致で回線切断された場
合、ISDNプロトコル変換装置48の制御装置48b
が他のプロトコル属性情報で再発呼を行う。
【0047】このように他のプロトコル属性情報での再
発呼を繰り返し、特定のプロトコル属性情報でISDN
通信端末60との回線接続が成功した際に、そのプロト
コル属性情報に応じて、プロトコル変換回路48cへ制
御信号を出力する。プロトコル変換回路48cがバス配
線側のISDN通信端末50と通信相手先のISDN通
信端末60との間のプロトコル変換を指示する。この
後、スイッチ回路48aに制御信号を送出し、バス配線
側のISDN通信端末50が使用するBチャンネルと、
プロトコル変換回路48cを通じてISDN網49に接
続された通信相手先のISDN通信端末60が使用する
Bチャンネルに接続する。
【0048】このようにしてプロトコル属性情報の異な
るISDN通信端末50とISDN網49に収容された
通信相手先のISDN通信端末60との間でのプロトコ
ル変換が行われ、その回線接続によるISDN通信が出
来るようになる。
【0049】次に、図1に示す構成の詳細な動作につい
て説明する。図2は第1実施形態での動作の処理手順を
示すフローチャートである。図1及び図2において、バ
ス配線側のISDN通信端末50が発信すると、Dチャ
ンネル上に呼設定メッセージを送出する。このDチャン
ネル上の呼設定メッセージには、通信相手先のISDN
通信端末60のISDN番号又はISDNアドレス(電
話番号)やプロトコル属性情報などが含まれている。こ
の呼設定メッセージは、スイッチ回路48aを通じて制
御装置48bに送出される(ステップS10)。制御装
置48bは、この呼設定メッセージを変更せずに、その
ままISDN網49に送出し、その後に通信相手先のI
SDN通信端末60で受信される(ステップS11,S
12)。
【0050】通信相手先のISDN通信端末60がこの
プロトコル属性情報で回線接続できれば、すなわち、I
SDN通信が可能であれば、ISDN網49を通じて接
続メッセージが送られてくる。この接続メッセージの取
り込み(受信)を制御装置48bが判断する(ステップ
S13)。この接続メッセージを制御装置48bがスイ
ッチ回路48aを通じて受け取る。この接続メッセージ
は、そのままスイッチ回路48aを通じてISDN通信
端末50に送出される。このようにして回線接続の処理
が終了すると、制御装置48bはISDN網49側のB
チャンネルとISDN通信端末50側のBチャンネルを
スイッチ回路48aを制御して回線接続し、ISDN通
信端末50,60間でのISDN通信可能になる(ステ
ップS14,S15,S16)。
【0051】次に、通信相手先のISDN通信端末60
が使用中などで、発呼側のISDN通信端末50と回線
接続によるISDN通信ができない場合の動作について
説明する。図1及び図2において、この場合、ISDN
網49を通じてプロトコル変換装置48に切断メッセー
ジが送られてくる。この切断メッセージには、通信相手
先のISDN通信端末60がISDN通信端末50側の
プロトコル属性情報を使用できない旨の情報が格納され
ているため、制御装置は4は、この切断メッセージをス
イッチ回路48aを通じてISDN通信端末50に送出
し、このISDN通信端末50からの発呼動作が終了す
る(ステップS17,S18)。
【0052】次に、通信相手先のISDN通信端末60
がプロトコル属性情報の不一致で発呼側のISDN通信
端末50と回線接続によるISDN通信が出来ない場合
の動作について説明する。この動作では、ISDN網4
9を通じてプロトコル変換装置48に切断メッセージが
送られてくる。この切断メッセージには、図2中のステ
ップS17におけるプロトコル属性情報が相違するため
に回線接続できない旨の情報が格納されている。ここ
で、制御装置48bはISDN通信端末50,60間の
プロトコル変換を行うためのプロトコル属性情報を制御
装置48bに備えたデータべース48dから取り出し
て、発呼時のプロトコル属性情報と入れ替えた呼設定メ
ッセージを順次作成し、スイッチ回路48aを通じて繰
り返しISDN網49に送出する(ステップS19)。
【0053】この呼設定メッセージでISDN通信端末
60がISDN通信が可能であれば、ISDN網49を
通じて接続メッセージが送られてくるので、この接続メ
ッセージを制御装置48bはスイッチ回路48aを通じ
て受け取る。この接続メッセージをスイッチ回路48a
を通じてISDN通信端末50に送出する。このように
して回線接続の処理が終了すると、制御装置48bはI
SDN網49側のBチャンネルをプロトコル変換回路4
8cに接続する。
【0054】そして、ISDN通信端末50側のBチャ
ンネルをプロトコル変換回路48cに接続するようにス
イッチ回路48aへ制御信号を送出する。かつ、プロト
コル変換回路48cに二つのプロトコル属性情報を送出
し(ステップS20)、プロトコル変換回路48cがプ
ロトコル変換を行う。このようにして、ISDN通信端
末50,60間でのプロトコル変換が行われて、回線接
続によるISDN通信が可能になる。
【0055】このように、この第1実施形態では、通信
相手先のプロトコル属性情報が不明であっても、相違す
るプロトコル属性情報を格納した、呼設定メッセージを
繰り返して送信することによって、回線接続が成功し
た、相違するプロトコル属性情報のISDN通信端末5
0と通信相手先のISDN通信端末60との間での回線
接続によるISDN通信が可能になる。
【0056】次に、他の実施形態について説明する。図
3は第2実施形態の構成を示すブロック図である。この
第2実施形態は、図1に示す第1実施形態と同様にIS
DNプロトコル変換装置48Aにスイッチ回路48a、
制御装置48b、プロトコル変換回路48c及びデータ
べース48dを有し、かつ、制御装置48bがスイッチ
回路48aに接続されるとともに、記憶装置62が接続
されている。スイッチ回路48aには図1に示す第1実
施形態と同様にISDN通信端末50…5nが接続さ
れ、かつ、ISDN網49が接続されている。記憶装置
62には、通信相手先の電話番号と、その電話番号ごと
の通信相手先のプロトコル属性情報が記憶されている。
更に、ISDNプロトコル変換装置48の制御装置48
bに接続される入力操作装置61及び表示装置64を有
している。
【0057】次に、この第2実施形態の動作について説
明する。この第2実施形態は図1に示す第1実施形態と
基本的同様のISDN通信を行う。すなわち、バス配線
側のISDN通信端末50からの発呼があると、制御装
置48bは、バス配線上のISDN通信端末50…5n
からのDチャンネル上の呼設定メッセージを、そのまま
ISDN網49側のDチャンネルに送出する。ここでI
SDN網49に接続された通信相手先のISDN通信端
末60から、プロトコル属性情報が不一致で切断された
場合、繰り返して相違するプロトコル属性情報を格納し
た呼設定メッセージを送信する。
【0058】この他のプロトコル属性情報での再発呼を
繰り返し、特定のプロトコル属性情報で回線接続に成功
したら、この回線接続の成功時におけるISDN通信端
末60の電話番号及びプロトコル属性情報を記憶装置6
2に記憶する。以後、ISDNプロトコル変換装置48
Aに収納されたISDN通信端末50がISDN通信端
末60に発呼する際には、制御装置48bが記憶装置6
2からISDN通信端末60と回線接続に成功した際の
プロトコル属性情報をISDN通信端末60の電話番号
に基づいて読み出して、このプロトコル属性情報によっ
てプロトコル変換を行い、この後に通信相手先のISD
N通信端末60が使用するBチャンネルに接続する。
【0059】したがって、この第2実施形態では、発呼
時ごとに繰り返して呼設定メッセージを送信しなくて
も、記憶装置62に記憶している情報に基づいて、相違
するプロトコル属性情報のISDN通信端末50,60
間での回線接続によるISDN通信が可能になる。か
つ、ISDN通信端末60のプロトコル属性情報が変更
された場合は、再度、異なるプロトコル属性情報を格納
した呼設定メッセージを送信することによって、次の回
線接続の成功による新たなプロトコル属性情報を記憶装
置62に記憶し、これ以降、この新たに記憶した最新の
プロトコル属性情報によって回線接続が可能になる。
【0060】図4は第3実施形態の構成を示すブロック
図である。ベーシックレート(2B+D:伝送速度64
kbps×2,伝送速度16kbps)のISDN網4
9では、図1に示すように一つのISDN回線に複数の
ISDN通信端末50…5nが、バス配線のポイントツ
ーマルチポイント(マルチドロップ)で接続されてい
る。この場合、一つの電話番号をもってプロトコル属性
情報が相違するISDN通信端末50…5nが接続され
ることがある。これはISDN通信端末50…5nにそ
れぞれISDN番号とともに個々のサブアドレスを含む
ISDNアドレスが付与されない場合である。
【0061】この場合、バス配線に、よりスループット
(データ処理能力)の高いプロトコル属性情報を備えた
ISDN通信端末50…5nが追加されたり、又は、ス
ループットの高いISDN通信端末50…5nが接続さ
れており、かつ、このISDN通信端末(50…5nの
いずれか)が使用中の場合に比較的スループットの低い
ISDN通信端末(50…5nのいずれか)と接続され
るということも生じる。この第3実施形態では、このス
ループット情報の変更に対処するものである。
【0062】図4において、この第3実施形態は第2実
施形態と同様にISDNプロトコル変換装置48Bにス
イッチ回路48a、制御装置48b、プロトコル変換回
路48c及びデータべース48dを有し、かつ、制御装
置48bがスイッチ回路48aに接続されるとともに、
記憶装置62が接続されている。スイッチ回路48aに
は図1に示す第1実施形態と同様にISDN通信端末5
0…5nが接続され、かつ、ISDN網49が接続され
ている。記憶装置62には、通信相手先番号とそのプロ
トコル属性情報が記憶されている。
【0063】更に、一定期間をカウントした日時データ
を送出するタイマ回路63が制御装置48bに接続さ
れ、また、以降で説明するようにプロトコル属性情報、
スループット情報及び一定期間の情報を変更設定するた
めの入力操作装置61及び表示装置64が制御装置48
bに接続されている。なお、ここでは制御装置48bに
予め各種プロトコル属性情報に対応したスループット情
報もデータべース48dに格納している。
【0064】次に、この第3実施形態の動作について説
明する。この第3実施形態は図3に示す第2実施形態と
同様のISDN通信を行い、かつ、スループット情報の
変更に対処する以下の動作を行う。すなわち、第2実施
形態と同様にバス配線側のISDN通信端末50からの
発呼があると、制御装置48bは、バス配線上のISD
N通信端末50…5nからのDチャンネル上の呼設定メ
ッセージを、そのままISDN網49側のDチャンネル
に送出する。ここでISDN網49に接続された通信相
手先のISDN通信端末60から、プロトコル属性情報
の不一致で切断された場合、繰り返して相違するプロト
コル属性情報を格納した呼設定メッセージを送信する。
【0065】この他のプロトコル属性情報での再発呼を
繰り返し、特定のプロトコル属性情報で回線接続に成功
したら、このISDN通信端末60との回線接続の成功
時におけるISDN通信端末60の電話番号及びプロト
コル属性情報を記憶装置62に記憶する。この記憶以後
にISDNプロトコル変換装置48Aに収納されたIS
DN通信端末50からISDN通信端末60へ発呼する
際には、制御装置48bが記憶装置62からISDN通
信端末60と回線接続に成功した際のプロトコル属性情
報をISDN通信端末60の電話番号に基づいて読み出
す。この読み出したプロトコル属性情報に基づいて回線
接続を行い、この後、ISDN網49に接続された通信
相手先のISDN通信端末60が使用するBチャンネル
に接続する。
【0066】このISDN通信時では、プロトコル属性
情報が相違するISDN通信端末50,60間が最初に
回線接続された日時から、一定期間は記憶装置62から
取り出したプロトコル属性情報に基づいたプロトコル変
換によってISDN通信端末50,60間での回線接続
を行う。
【0067】この一定期間が過ぎた場合は、再度、上記
と同様にISDN通信端末50から発呼し、通信相手先
のISDN通信端末60と回線接続が成功した特定のプ
ロトコル属性情報を記憶して、この新たなプロトコル属
性情報によってISDN通信端末50,60間のプロト
コル変換による回線接続を行う。この場合、比較的スル
ープットの高いプロトコル属性情報を格納した呼設定メ
ッセージをISDN通信端末50から送信する。これは
通信相手先のISDN通信端末60が順次、高いスルー
プットのプロトコル属性情報に変更される場合が多いた
めである。また、ISDN通信端末(50…5nのいず
れか)が使用中の場合に比較的スループットの低いIS
DN通信端末(50…5nのいずれか)と回線接続され
ている可能性があり、本来のスループットが高いISD
N通信端末(50・・・5nのいずれか)と回線接続す
るためである。なお、このデータべース48dに格納さ
れる一定期間は、入力操作装置61を操作し、制御装置
48bの制御で変更することが出来る。
【0068】このように第3実施形態では、ISDN通
信端末50がISDN通信端末60と最初に回線接続し
たときよりも、ISDN通信端末60にスループットの
高いプロトコル属性情報が設定された際にも、このスル
ープットの高いプロトコル属性情報によっISDN通信
端末50,60間での回線接続によるISDN通信が可
能になる。
【0069】なお、この第1乃至第3実施形態における
ISDNプロトコル変換装置48,48A,48Bは、
構内交換機に装備する例をもって説明したが、この他に
も、デジタル回線終端装置(DSU)、宅内制御装置
(NCU)又は宅内制御装置の出力側(S点)に接続さ
れるターミナルアダプタ(TA)に装備するようにして
も良い。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,2,8,11,12記載の発明のISDNプロトコ
ル変換装置は、発呼した通信相手先のISDN通信端末
からプのロトコル属性情報の不一致で回線切断された際
に他のプロトコル属性情報での再発呼を繰り返して、回
線接続が成功したプロトコル属性情報によるプロトコル
変換によって回線接続を行っているため、プロトコル属
性情報が相違する際にの回線接続が容易に出来るように
なる。
【0071】請求項3,9,11,12のISDNプロ
トコル変換装置では、上記のように発呼時に再発呼を繰
り返して特定のプロトコル属性情報で回線接続が成功し
た際のプロトコル属性情報を記憶している。この後の発
呼時には、記憶しているプロトコル属性情報によって自
動的に通信相手先のISDN通信端末との間のプロトコ
ル変換が行われ、その回線接続によるISDN通信が出
来るようになる。
【0072】請求項4,10,11,12のISDNプ
ロトコル変換装置では、上記のプロトコル属性情報を記
憶した後の一定期間の発呼時に、その記憶した特定のプ
ロトコル属性情報に基づいたプロトコル変換による回線
接続を行う。すなわち、一定期間を経過した後は、再
度、発呼時に再発呼を繰り返して、回線接続が成功した
際のプロトコル属性情報を記憶しているため、通信相手
先のISDN通信端末のスループットが変更された際
に、この新たなプロトコル属性情報に基づいたプロトコ
ル変換による回線接続が出来るようになる。
【0073】請求項5乃至7,11,12のISDNプ
ロトコル変換装置は、一定期間の情報、また、データベ
ースに格納した複数種のプロトコル属性情報及びスルー
プット情報を設定変更できるようにしているため、この
装置の設置後に新たなプロトコル属性情報やスループッ
ト情報への変更が容易に行われ、その使用の利便性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のISDNプロトコル変換装置の第1実
施形態における構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態での動作の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図3】第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【図4】第3実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【図6】他の従来例を構成を示すブロック図である。
【図7】他の従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
48,48A,48B ISDNプロトコル変換装置 48a スイッチ回路 48b 制御装置 48c プロトコル変換回路 48d データベース 49 ISDN網 50…5n,60 ISDN通信端末 61 入力操作装置 62 記憶装置 63 タイマ回路 64 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/58 101

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ISDN通信端末を収容し、かつ、
    この第1ISDN通信端末とISDN通信を行う第2I
    SDN通信端末を収容するISDN網に接続されるとと
    もに、前記第1及び第2ISDN通信端末との間のプロ
    トコル変換を行うISDNプロトコル変換装置におい
    て、 前記第1ISDN通信端末からの発呼による呼設定メッ
    セージをISDN網を通じて前記通信相手先の第2IS
    DN通信端末に送出し、この第2ISDN通信端末から
    プロトコル属性情報の不一致で回線切断された際に、他
    のプロトコル属性情報での再発呼を繰り返して、回線接
    続が成功した特定のプロトコル属性情報によるプロトコ
    ル変換によって前記第1及び第2ISDN通信端末との
    間での回線接続を行うプロトコル変換/自動再発信手段
    を備えることを特徴とするISDNプロトコル変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記プロトコル変換/自動再発信手段と
    して、 ISDN網及び第1ISDN通信端末との間の情報チャ
    ネル及び信号チャネルを多重化した二つの通信路を相互
    に接続する切り替えを行うスイッチ回路と、 第1及び第2ISDN通信端末間のプロトコル変換を行
    うプロトコル変換回路と、 前記第1ISDN通信端末からの発呼の呼設定メッセー
    ジを前記第2ISDN通信端末に送出し、第2ISDN
    通信端末からプロトコル属性情報の不一致で回線切断さ
    れた際に、他のプロトコル属性情報での再発呼を繰り返
    し、回線接続が成功した特定のプロトコル属性情報によ
    るプロトコル変換を前記プロトコル変換回路で行って前
    記第1及び第2ISDN通信端末との間での回線を接続
    する制御を行う制御装置と、 を備えることを特徴とする請求項1記載のISDNプロ
    トコル変換装置。
  3. 【請求項3】 前記再発呼を繰り返して回線接続が成功
    した特定のプロトコル属性情報を記憶する記憶装置を更
    に備え、 この後の第1ISDN通信端末からの発呼時に前記記憶
    装置に記憶しているプロトコル属性情報に基づいて制御
    装置が前記第1及び第2ISDN通信端末との間でのプ
    ロトコル変換を行って回線接続を行うことを特徴とする
    請求項2記載のISDNプロトコル変換装置。
  4. 【請求項4】 前記再発呼を繰り返して回線接続が成功
    した特定のプロトコル属性情報を記憶する記憶装置及び
    日時をカウントし、前記記憶後の一定期間データを送出
    するタイマ装置を更に備え、 この後の第1ISDN通信端末からの発呼時に、制御装
    置が前記タイマ装置から取り込んだ一定期間は、前記記
    憶装置から取り出したプロトコル属性情報に基づいて、
    第1及び第2ISDN通信端末との間でのプロトコル変
    換を行って回線接続を行うことを特徴とする請求項2記
    載のISDNプロトコル変換装置。
  5. 【請求項5】 前記タイマ装置がカウントする一定期間
    を変更設定するための入力操作装置を制御装置に、更に
    備えることを特徴とする請求項4記載のISDNプロト
    コル変換装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置に、複数種のプロトコル属
    性情報のみ、又は、複数種のプロトコル属性情報及びス
    ループット情報を格納したデータベースを制御装置に備
    えることを特徴とする請求項2記載のISDNプロトコ
    ル変換装置。
  7. 【請求項7】 前記データべースにおける複数種のプロ
    トコル属性情報,スループット情報の一方又は両方を変
    更設定するための入力操作装置を制御装置に、更に備え
    ることを特徴とする請求項6記載のISDNプロトコル
    変換装置。
  8. 【請求項8】 前記第1ISDN通信端末が競合制御に
    よる回線接続を行うバス配線で接続される複数のISD
    N通信端末であることを特徴とする請求項1又は2記載
    のISDNプロトコル変換装置。
  9. 【請求項9】 前記第2ISDN通信端末がISDN網
    に収容される複数のISDN通信端末であり、かつ、再
    発呼を繰り返して回線接続が成功した特定のプロトコル
    属性情報と第1及び第2ISDN通信端末のISDN番
    号又はISDNアドレスとを記憶装置に記憶し、 この後の第1ISDN通信端末からの発呼時に前記記憶
    装置に記憶しているプロトコル属性情報及びISDN番
    号又はISDNアドレスに基づいて制御装置が第2IS
    DN通信端末に自動発呼して第1及び第2ISDN通信
    端末との間でのプロトコル変換を行って回線接続を行う
    ことを特徴とする請求項3記載のISDNプロトコル変
    換装置。
  10. 【請求項10】 前記第2ISDN通信端末がISDN
    網に収容される複数のISDN通信端末であり、かつ、
    再発呼を繰り返して回線接続が成功した特定のプロトコ
    ル属性情報と第1及び第2ISDN通信端末のISDN
    番号又はISDNアドレスとを記憶装置に記憶し、 この記憶の後の一定期間は、第1ISDN通信端末から
    の発呼時に前記記憶装置から取り出したプロトコル属性
    情報及びISDN番号又はISDNアドレスに基づい
    て、制御装置が第2ISDN通信端末に自動発呼し、第
    1及び第2ISDN通信端末との間でのプロトコル変換
    を行って回線接続を行うことを特徴とする請求項4記載
    のISDNプロトコル変換装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1乃至10の装置が、IS
    DN網に接続される構内交換機、デジタル回線終端装
    置、宅内制御装置又はターミナルアダプタに設けられる
    ことを特徴とするISDNプロトコル変換装置。
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