JPH11127016A - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

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JPH11127016A
JPH11127016A JP29287497A JP29287497A JPH11127016A JP H11127016 A JPH11127016 A JP H11127016A JP 29287497 A JP29287497 A JP 29287497A JP 29287497 A JP29287497 A JP 29287497A JP H11127016 A JPH11127016 A JP H11127016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back panel
radome
antenna
drain hole
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP29287497A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Morino
征行 森野
Satoshi Maruoka
左斗志 丸岡
Satoshi Kakegawa
聡 掛川
So Ono
創 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokowo Co Ltd, Yokowo Mfg Co Ltd filed Critical Yokowo Co Ltd
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Publication of JPH11127016A publication Critical patent/JPH11127016A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レドームと裏パネル間の接合を密封状態にす
ることなく、平面アンテナの受信特性劣化を防止する。 【解決手段】 平面アンテナにおけるレドーム12は裏
パネル30のフランジ部30eに対して縁を係合して設
置される。そして、平面アンテナ立設時における裏パネ
ル30の最下部に排水孔30aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星放送等の受信アン
テナとして利用される平面アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送を受信する平面アンテナ
としては、マルチレイヤー方式,バッチ方式,クランク
方式等各種方式が提案されているが、これらの平面アン
テナには、アンテナ素子と導波管を形成する金属板等か
らなる平面アンテナ本体に対して、電波を受ける表側に
は、レドームと称される電波透過性の良好な薄板カバー
が設けられ、また、アンテナ本体の裏側には、風圧に耐
えるように補強され且つスタンドや装着部材を配設する
ためのベースを形成した裏パネルが設けられる。
【0003】図3に上述した従来の平面アンテナの断面
図を示す。まず、平面アンテナ本体1について説明する
と、衛星電波の受信反射面となる金属板10に素子支持
孔が形成され、この素子支持孔にインシュレータと呼ば
れる誘電体(樹脂)からなる絶縁性支持部材が装着さ
れ、このインシュレータ17の中央に形成された小孔に
アンテナ素子16が挿通される。そして、金属板10の
下部には更に金属板11に囲まれて中空状の導波管13
が形成され、この導波管13の中央には電力供給部14
を配置して導波管分配器が構成される。ここで、衛星放
送の電波はアンテナ素子16で受信され、導波管13で
これらの信号が集められ、電力供給部14からコンバー
タ部15へ入って周波数を低く且つ低ノイズで増幅し
て、端子18からコードを介して家庭のTV受信機へ導
かれる。
【0004】そして、この平面アンテナ本体1の表側に
は、金属板10の表面から突設したアンテナ素子16を
保護する目的でレドーム12が設けられる。このレドー
ム12は、誘電体で形成されるが、反射損と透過損がな
るべく少なく且つ受信電波の指向性が変化しないように
するために薄厚の硬質樹脂等で形成される。また、平面
アンテナ本体1の裏側には、裏パネル19が設けられ、
形成された開口19aから上記の端子18が引き出され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような平面ア
ンテナでは、雨や露等の影響でアンテナ素子16が水分
に晒されると、受信する電波が減衰してアンテナの性能
を低下させることになる。これを避けるために、従来の
平面アンテナにおいては、レドーム12と裏パネル19
のフランジ部分で平面アンテナ本体1の周囲を挟んで、
このレドーム12と裏パネル19のフランジ部分を包囲
する防水パッキン20を設け、レドーム12と裏パネル
19で形成される筐体空間を密閉することがなされてい
る。
【0006】しかしながら、上述の従来例にあっては、
レドーム12の内側が密閉状態となって、晴天時の直射
日光による温度上昇でレドーム12が膨らんで受信特性
に悪影響を与えるという問題が生じる。また、レドーム
12と裏パネル19のフランジ部分を包囲する防水パッ
キン20を設けたとしても、レドーム12と裏パネル1
9の周囲の当接部分から毛管現象によって雨水が侵入す
ることがあり、これによって受信特性が劣化するという
問題がある。更には、このような毛管現象による水分の
侵入を防ぐべく、より密封度の高い防水構造を採用する
となると、レドーム12と裏パネル19との接合部分の
構造が複雑化し、装置全体のコストが高くなるという問
題がある。
【0007】本発明は、上述の問題点を解決すべく提案
されたものであって、レドームと裏パネル間の接合を密
封状態にすることなく、平面アンテナにおける受信特性
の劣化を防止することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による平面アンテナは、平面アンテナ本体に
対して、電波を受信する表側にレドームを設けると共に
裏側に裏パネルを設けた平面アンテナにおいて、上記裏
パネルのフランジ部に上記レドームの縁を係合し、平面
アンテナ立設時における上記裏パネルの最下部に排水孔
を形成したことを特徴とする。
【0009】また、上記の排水孔は上記裏パネルの下部
に形成された水たまり部の底部に形成されることを特徴
とする。
【0010】更には、上記平面アンテナ本体は、その周
囲と上記裏パネルのフランジ部間に隙間が形成されるよ
うに設置されることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によると、平面アンテナにおけるレド
ームは裏パネルのフランジ部に対して縁を係合して設置
されるのみで、レドームと裏パネル間に形成される空間
は密封状態とはならない。そして、平面アンテナ立設時
における裏パネルの最下部に排水孔を形成することで、
レドームと裏パネル間の空間に侵入した雨水はこの排水
孔から速やかに外部に除去され、レドームと裏パネル間
の空間に設置される平面アンテナ本体に悪影響を及ぼす
ことがない。
【0012】また、平面アンテナ立設時における裏パネ
ルの下部に水たまり部を形成することで、大雨時等にか
なりの量の水がレドームと裏パネル間の空間に侵入した
場合でも平面アンテナ本体が水に浸かることがない。
【0013】更には、平面アンテナ本体を裏パネルに装
着する際に、平面アンテナ本体の周囲と裏パネルのフラ
ンジ部との間に隙間が形成されるようにすることで、レ
ドームの縁と裏パネルのフランジ部との係合部から侵入
する水は、上記の隙間から裏パネル内に落下することに
なり、裏パネルの底が排水通路となって上記の排水孔か
ら外部に放出されることになる。したがって、侵入した
水が平面アンテナ本体の表側に廻ることが回避され、平
面アンテナ本体の表側に設けたアンテナ素子が侵入した
水によって濡れて劣化することを防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する(なお、従来と同一の部分には同一の番号を付して
一部説明を省略する。)。図1は本発明の一実施例に係
る平面アンテナの断面図であって、平面アンテナが角度
θの仰角で立設して設置された状態を示している。
【0015】図1において、平面アンテナ本体1が導波
管13を形成する金属板11,12と表側の金属板11
の表面にインシュレータ17を介して突設されるアンテ
ナ素子16等からなることは上記の従来例と同様であ
る。そして、ここでは金属板10の中央付近に複数の樹
脂柱21を設けてレドーム12の凹みを防止する構造を
採用している。
【0016】平面アンテナ本体1の表側にはレドーム1
2が、その裏側には裏パネル30が配置され、裏パネル
30のフランジ部30dにレドーム12の縁部12aが
係合して、裏パネル30とレドーム12の間に筐体空間
を形成している。平面アンテナ本体1は、上記の筐体空
間内に配置され、裏パネル30にねじ等で固定されてい
る。30cは端子18を導出する開口である。
【0017】そして、裏パネル30には、平面アンテナ
を立設した状態における下部に水たまり部30aが形成
され、更にこの水たまり部30aの底部に複数個の排水
孔30bが形成されている。図2に裏パネル30の正面
図を示す。この裏パネル30には内側の周囲にねじ止め
用の突起30eが形成されて、一点斜線の円で示すよう
に平面アンテナ本体1が裏パネル30にねじ止めされ
る。この際、平面アンテナ本体1の周囲と裏パネル30
のフランジ部30dとの間に隙間Dが形成されるように
装着される。
【0018】上記の実施例の作用について説明する。レ
ドーム12と裏パネル30の接合は、レドーム12の縁
部12aと裏パネル30のフランジ部30dが係合して
いるのみであるから密封状態とはなっていない。したが
って、この接合部から空気の出入りが可能であって、晴
天時の直射日光による温度上昇に対してもレドームが膨
らむようなことはない。
【0019】しかし、この接合部が密封されていないが
故に、接合部からレドーム12と裏パネル30によって
形成される筐体空間内に雨等によって水が侵入すること
はあり得る。この際には、接合部から侵入した水は裏パ
ネル30のフランジ部30dと平面アンテナ本体1の周
囲との間隙Dによって裏パネル30の底面に落下する。
そして、裏パネル30の底面が侵入した水の流通路とな
って、侵入した水は裏パネル30の下部に形成した水た
まり部30aに集められる。したがって、レドーム12
と裏パネル30によって形成される筐体空間内に水が侵
入することはあるが、侵入した水が筐体内の平面アンテ
ナ本体1の表側を濡らすことはなく、平面アンテナ本体
1の表側に設けられるアンテナ素子の性能劣化を防ぐこ
とができる。
【0020】水たまり部30aは、平面アンテナが所定
の仰角で傾斜配置された際に椀状をなして所定量の水が
溜まる容積を有するもので、その底に複数の排水孔30
bが形成され、集められた水は速やかに装置外に排水さ
れる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので、
次に記載する効果を奏する。 (1)平面アンテナにおけるレドームは裏パネルのフラ
ンジ部に対して縁を係合して設置されるので、構造が簡
単で低コスト化できる。 (2)平面アンテナにおけるレドームは裏パネルのフラ
ンジ部に対して縁を係合して設置され、レドーム内の空
間が密封されることがないので、晴天時の直射日光によ
る温度上昇に対してもレドームが膨らんで受信特性に悪
影響を与えることはない。 (3)平面アンテナ立設時における裏パネルの最下部に
排水孔を形成することで、レドームと裏パネル間の空間
に侵入した雨水はこの排水孔から速やかに外部に除去さ
れ、レドームと裏パネル間の空間に設置される平面アン
テナ本体に悪影響を及ぼすことがない。 (4)平面アンテナ立設時における裏パネルの下部に水
たまり部を形成することで、大雨時等にかなりの量の水
がレドームと裏パネル間の空間に侵入した場合でも平面
アンテナ本体が水に浸かることがなく、雨水による平面
アンテナ本体の性能劣化を回避できる。 (5)平面アンテナ本体を裏パネルに装着する際に、平
面アンテナ本体の周囲と裏パネルのフランジ部との間に
隙間が形成されるようにすることで、レドームと裏パネ
ル間の空間に侵入した水が平面アンテナ本体の表側に来
ることが回避され、平面アンテナ本体の表側に設けたア
ンテナ素子が侵入した水によって濡れて性能劣化するこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における平面アンテナの断面図
である。
【図2】本発明の実施例における裏パネルの正面図であ
る。
【図3】従来の平面アンテナの断面図である。
【符号の説明】
1 平面アンテナ本体 10,11 金属板 12 レドーム 13 導波管 14 電力供給部 15 コンバータ部 16 アンテナ素子 17 インシュレータ 18 端子 19,30 裏パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 創 東京都北区滝野川7丁目5番11号 株式会 社ヨコオ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面アンテナ本体に対して、電波を受信
    する表側にレドームを、設けると共に裏側に裏パネルを
    設けた平面アンテナにおいて、上記裏パネルのフランジ
    部に上記レドームの縁を係合し、平面アンテナ立設時に
    おける上記裏パネルの最下部に排水孔を形成したことを
    特徴とする平面アンテナ。
  2. 【請求項2】 上記排水孔は上記裏パネルの下部に形成
    された水たまり部の底部に形成されることを特徴とする
    請求項1記載の平面アンテナ。
  3. 【請求項3】 上記平面アンテナ本体は、その周囲と上
    記裏パネルのフランジ部間に隙間が形成されるように設
    置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の平面
    アンテナ。
JP29287497A 1997-10-24 1997-10-24 平面アンテナ Pending JPH11127016A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29287497A JPH11127016A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 平面アンテナ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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