JPH1112626A - 還元鉄の製造方法 - Google Patents

還元鉄の製造方法

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JPH1112626A
JPH1112626A JP17268297A JP17268297A JPH1112626A JP H1112626 A JPH1112626 A JP H1112626A JP 17268297 A JP17268297 A JP 17268297A JP 17268297 A JP17268297 A JP 17268297A JP H1112626 A JPH1112626 A JP H1112626A
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尊三 川口
Yoshihisa Nakamura
義久 中村
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康夫 亀井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高強度の成形物を用い、高い金属化率の還元鉄
を製造する方法を提供する。 【解決手段】粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物をダ
ブルロール圧縮機で圧縮成形し、回転炉床上に装入し、
焼成して還元鉄を製造するに際し、粉状鉄原料として、
Al23 +SiO2 を4.0〜10.0mass%含
有する原料を用い、または前記混合物として、適正な粒
度構成、例えば、粒径が0.1〜1mmのものを40m
ass%以上とした混合物、(粉状鉄原料のメディアン
粒径)/(粉状固体還元剤のメディアン粒径)が1/3
以下もしくは3/1以上の混合物、(累積篩下30%比
率粒径)/(累積篩下70%比率粒径)が1/3以下の
混合物、または、粉状固体還元剤として、水分が6ma
ss%以上で、粒径が0.1mm以上1mm以下のもの
を50mass%以上含有する石炭を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉状の鉄鉱石や鉄
分を含んだダスト、スラッジ、スケール等の粉状鉄原料
と石炭、コークス等の粉状固体還元剤とを混合した原料
を炉床が水平に回転移動する加熱炉に装入して還元鉄を
製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、粉状の鉄鉱石と粉状固体還元剤と
を混合して塊成化し、これを炉床が水平に回転移動する
加熱炉床(以下、「回転炉床」といい、この炉床を有す
る炉を「回転床炉」という)に装入して還元鉄を製造す
る技術が注目されている。
【0003】この回転床炉は古くからあるロータリーキ
ルン炉とは異なり、設備コストが安価であるのが特徴で
あるが、一方、炉床が水平に回転するために原料の装入
および製品の排出に配慮が必要である。その技術の代表
的なものとしては、粉状の鉄鉱石と固体還元剤とを混合
して塊成化物(ペレット)となし、これを高温に加熱す
ることにより鉄鉱石中の酸化鉄を還元して固体状金属鉄
とする技術がある(例えば、米国特許第3,443,9
31号明細書、特開平7−238307号公報)。
【0004】図1は、加熱を回転床炉を用いて行う従来
の還元鉄の製造プロセスの一例の概略図である。図示す
るように、粉鉄鉱石と粉石炭にバインダーとしてのベン
トナイトを添加し、混練機で、さらに水分とタールを添
加して混合する。この混合原料をペレタイザーまたはダ
ブルロール圧縮機で塊成化し、回転床炉の原料装入部へ
移送して炉内へ装入し、炉床の移動に伴って1回転させ
る間に鉄鉱石中の酸化鉄を高温還元して固体状金属鉄と
する。得られた金属鉄は排出部から取り出される。
【0005】上記の還元鉄の製造方法において、粉状鉄
原料としては、粉状の鉄鉱石の他に、製鉄所で発生する
鉄分を含んだ各種のダストやスラッジ、スケールなどが
使用でき、また、粉状固体還元剤としては、石炭、コー
クス、チャー、オイルコークスなどが使用可能である。
これら鉄原料や固体還元剤は、場合によっては乾燥処
理、破砕処理が施される。
【0006】粉状鉄原料と粉状固体還元剤は、次いで混
練処理されるが、その際、必要に応じてバインダーとし
ての水分、タール、糖蜜、有機系樹脂、セメント、スラ
グ、ベントナイト、生石灰、軽焼ドロマイト、消石灰が
添加される。
【0007】混練された原料は、デスクペレタイザイー
により球状のペレットに、またはダブルロール圧縮機に
よりブリケットに塊成化される。この場合、ペレットに
するためには粒径が0.1mm以下の粒度の原料が適
し、ブリッケトには粒径が1mm以下の粒度のものが適
するので、あらかじめ所定の粒度に微粉砕する必要があ
る。また、塊成化物(上記のペレット、ブリケットを指
す)の強度を高めるため、塊成化後に乾燥処理または養
生処理が施される場合もある。
【0008】得られた塊成化物は、ベルトコンベヤーで
回転床炉の上部に送られ、そこから回転炉床上に幅広く
分散するように装入シュートを用いて装入され、レベラ
ーによりならされる。続いて、炉内を移動する間に加熱
還元され、金属鉄となる。
【0009】回転床炉内は、炉内に燃料ガスと空気を送
り込み燃焼させることによって1100〜1300℃の
炉内温度が確保されている。この回転床炉の炉床上に上
記の塊成化物を10〜20mmの薄い厚みで敷き、主に
炉内壁からの輻射熱で900℃以上に昇温し、炉床が1
回転する間に所定の金属化率に達するように炉床の回転
速度を調整しつつ還元焼結させ、排出部からスクリュー
フィーダにより排出する。
【0010】しかしながら、上述のような従来の還元鉄
の製造方法には、つぎのような問題がある。すなわち、
塊成化物は、強度が弱いと回転床炉に装入されるまでの
間に粉化し、小粒径の粒度の異なる塊成化物となるとと
もに粉を発生し、その状態で回転炉床に装入されるた
め、炉内に装入された発生粉は燃焼ガスにより飛散し、
炉壁に溶融付着して、設備トラブルの原因となる。ま
た、回転炉床に溶融付着したり、溶融浸食して、床面が
荒れ、設備トラブルの原因となる。
【0011】さらには、塊成化物の粒度が異なるため焼
成にむらを生じ、92%程度の金属化率を有する還元鉄
を製造するためには焼成時間を延長する必要が生じ、還
元鉄の生産性が悪化する。
【0012】この問題を解決するためには、強度の高い
塊成化物(すなわち、成形物)を得ることが必要であ
り、そのためには、粉状鉄原料および粉状固体還元剤の
粒子間の粘着力が大きいことが必要である。そこで現状
ではベントナイト(粘土物質)などをバインダーとして
添加している。
【0013】しかし、バインダーは原料である粉状鉄原
料および粉状固体還元剤の粒子間に均一に分散してはじ
めて効果を発揮するが、バインダー自体に粘着力があっ
て分散性が悪く、通常の混合ではその効果が十分に発揮
されていない。したがって、バインダーが添加されては
いるものの、十分に強度の高い塊成化物が得られてはお
らず、粉化が完全に防止されているわけではない。ま
た、有機系バインダーは高価なもので、製造コストを上
昇させ、また、無機系バインダーは鉄分以外のスラグ分
を含有するため還元鉄の品位を低下させるという欠点が
ある。
【0014】一方、回転床炉内で粉状鉄原料を還元する
にあっては、粉状鉄原料粒子と粉状固体還元剤粒子との
接触部、もしくはその近傍で還元反応が起るので、その
機会を増やすために、それぞれの粒子の粒度を小さくす
る必要がある。これによって、粉状鉄原料の還元性を高
めることができる。
【0015】しかし、鉄原料および固体還元剤を破砕し
て粒度を小さくするためには、細破砕するための設備と
破砕エネルギーとが必要となる。例えば、石炭の大部分
を0.1mm以下に破砕しようとすると摩鉱破砕をせね
ばならず、破砕部に多量の石炭が付着する。そのため、
破砕する石炭を乾燥させて原料付着を防止しているが、
この場合、設備としては、破砕設備だけではなく乾燥設
備も必要となり、非常に大がかりな設備が必要となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の還元
鉄の製造技術における上記の問題を解決することを課題
としてなされたもので、その具体的な目的は、回転床炉
に装入する成形物の強度を高め、あるいは更に粉状鉄原
料の還元性を高めることにより、前述した小粒径の塊成
化物や粉の発生に起因する設備トラブルの発生、さらに
は焼成時間の延長に伴う生産性の悪化を防止し得る還元
鉄の製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため検討を重ねた結果、Al23 および
SiO2 を所定量含む粉状鉄原料を用いることにより回
転床炉に装入する成形物の強度を高め得ることを見いだ
した。また、適正な粒度構成の粉状鉄原料および粉状固
体還元剤を用いることにより成形物の強度を高め、ある
いは更に粉状鉄原料の還元性を高めることが可能である
ことを知見し、本発明をなすに至った。
【0018】本発明の要旨は、下記(1)〜(5)の還
元鉄の製造方法にある。
【0019】(1)粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合
物をダブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動す
る加熱炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際
し、粉状鉄原料として、Al23 およびSiO2 を合
計で4.0〜10.0mass%含有する原料を用いる
ことを特徴とする還元鉄の製造方法。
【0020】(2)粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合
物をダブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動す
る加熱炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際
し、前記混合物として、メディアン粒径1mm以上の粉
鉄鉱石とメディアン粒径1mm以上の粉石炭とを粒径が
0.1mm以上1mm以下のものが40mass%以上
となるまで混合粉砕した混合物を用いることを特徴とす
る還元鉄の製造方法。
【0021】(3)粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合
物をダブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動す
る加熱炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際
し、前記混合物として、(粉状鉄原料のメディアン粒
径)/(粉状固体還元剤のメディアン粒径)が1/3以
下または3/1以上となるように粒度調整した混合物を
用いることを特徴とする還元鉄の製造方法。
【0022】(4)粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合
物をダブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動す
る加熱炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際
し、前記混合物として、(累積篩下30%比率粒径)/
(累積篩下70%比率粒径)が1/3以下となるように
粒度調整した混合物を用いることを特徴とする還元鉄の
製造方法。
【0023】(5)粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合
物をダブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動す
る加熱炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際
し、粉状鉄原料として、0.1mm篩通過分が80ma
ss%以上の粒度のものを用い、粉状固体還元剤とし
て、水分が6mass%以上で、粒径が0.1mm以上
1mm以下のものを50mass%以上含有する石炭を
用いることを特徴とする還元鉄の製造方法。
【0024】上記の(5)の還元鉄の製造方法におい
て、鉄原料が鉄鉱石で、粉状固体還元剤として用いる石
炭が鉄鉱石の一部を混合して破砕することにより粒度調
整されたものである場合は、後述するように、粉砕機へ
の石炭の付着を防止することができ、効率のよい粉砕が
可能になる。
【0025】ここで、「粉状鉄原料」とは、酸化鉄が主
成分の粉状の鉄原料であり、具体的には、前述した粉状
の鉄鉱石や製鉄所で発生する鉄分を含んだダスト、スラ
ッジ(例えば、焼結機発生ダスト、高炉発生ダスト、転
炉発生ダスト、圧延工場発生スラッジ)、スケール等を
いう。本発明においては、これらを単独で、または2種
以上の混合物状態で使用することができる。
【0026】「粉状固体還元剤」とは、石炭、コーク
ス、チャー、オイルコークス等の、主に炭素を含む固体
物質の粉末である。これらも、単独で、または2種以上
組み合わせて使用することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】上記(1)の発明は、粉状鉄原料
と粉状固体還元剤の混合物をダブルロール圧縮機で圧縮
成形し、回転炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造す
るに際し、粉状鉄原料として、Al23 およびSiO
2 を合計で4.0〜10.0mass%含有する原料を
用いる方法である。
【0028】Al23 やSiO2 は粘土分を構成する
主要成分であり、Al23 やSiO2 の含有量が高い
ほど、つまり、粘土分が多く含まれているほど成形物の
強度を高くすることができる。粉状鉄原料中に含まれる
粘土分は、バインダーの粘着成分のように分散性が悪く
なく、粉状鉄原料を構成する各粒子に十分な粘着力を与
えることができる。
【0029】すなわち、(1)の発明の方法では、従来
のようにバインダーが有している粘着力を活用するので
はなく、粉状鉄原料中に含まれる粘土分を活用して成形
原料の強度を高めるのである。
【0030】Al23 およびSiO2 の含有量を合計
で4.0〜10.0mass%とするのは、4.0ma
ss%未満では粘土分が少なすぎて成形物の強度を高め
る効果が小さく、一方、10mass%を超えると還元
鉄に粘土分が多く含まれ、製品として不適切であるから
である。
【0031】上記(2)の発明は、同じく還元鉄を製造
するに際し、粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物とし
て、メディアン粒径1mm以上の粉鉄鉱石とメディアン
粒径1mm以上の粉石炭とを粒径が0.1mm以上1m
m以下のものが40mass%以上となるまで混合粉砕
した混合物を用いる還元鉄製造原料の成形方法である。
なお、メディアン粒径とは、次の図3で説明するが、篩
下累積曲線上で、累積比率が50mass%となるとき
の粒径である。
【0032】前述したように、適正な粒度構成の粉状鉄
原料および粉状固体還元剤を用いることにより成形物の
強度を高め、あるいは更に粉状鉄原料の還元性を高める
ことが可能である。
【0033】粉状鉄原料または粉状固体還元剤は、それ
ぞれ、図3に例示するような粒度分布をもっている。こ
の図は、粉鉄鉱石と粉石炭とを混合した混合原料(以
下、粉状鉄原料と粉状固体還元剤との混合原料を「全原
料」ともいう)の粒度分布の一例を、篩を通過した粒子
の量を粒径(対数目盛り)に対してプロットした篩下累
積曲線により表した図である。縦軸は篩下累積比率であ
る。
【0034】この篩下累積曲線上で、累積比率が50m
ass%となるときの粒径をメディアン粒径(中央値
径)と呼び、粒度分布をもつ粉体の代表径として用いら
れる。この篩下累積曲線の勾配が立っている時は粒度分
布が狭い範囲となっており、逆に勾配が寝ている時は粒
度分布は広い範囲をとる。そして、一般に、粒度分布が
狭い粒子からなる原料混合物よりも幅広く分布している
粒子からなる原料混合物の方が、細密な充填構造を得る
ことができ、気孔率が低下して、より高い強度の成形物
が得られる。ただし、本発明((1)〜(5)の発明)
におけるように、成形をダブルロール圧縮機で行う場合
は、粉体原料の粒度が小さすぎると強度は高くならな
い。
【0035】図2は、粉鉄鉱石と粉石炭とを混合粉砕し
て種々のメディアン粒径の原料混合物とし、これをダブ
ルロール圧縮機でブリケットに成形してその強度に対す
る粒度の影響を調査した結果であるが、粉鉄鉱石と粉石
炭とを混合した全原料のメディアン粒径が小さくなるに
つれてブリケット強度は低下している。これは、原料混
合物を高速で回転するダブルロール圧縮機で成形する
と、強い圧縮力が原料にかかるとき粒子間に入り込んだ
空気は逃げにくく原料粒子とともに圧縮されるが、粒子
径が小さいほど空気が残存しやすく強度を低下させるか
らである。したがって、本発明においては、粒子間の空
気が逃げやすいように、粉体原料の粒度が小さくなりす
ぎないような配慮が必要である。
【0036】上記のように、粒度分布を適正に調整する
ことによって成形物の強度を高めることができる。しか
し、粒度分布を規定するだけでは、還元の際の金属化率
は必ずしも高くはならない。
【0037】そこで、上記(2)の発明の方法では、メ
ディアン粒径1mm以上の粉鉄鉱石とメディアン粒径1
mm以上の粉石炭とを粒径が0.1mm以上1mm以下
のものが40mass%以上となるまで混合粉砕した混
合物を原料として用いるのである。
【0038】メディアン粒径1mm以上の粉鉄鉱石とメ
ディアン粒径1mm以上の粉石炭とを混合粉砕する理由
は、粉鉄鉱石と粉石炭との接触面積を大きくし、金属化
率を高めるためである。すなわち、粉鉄鉱石と粉石炭と
を単純に混合するだけでは十分に混合されないので、粉
砕機による破砕力を活用して均一に混合するのである。
なお、上記のような粒径の粉鉄鉱石と粉石炭を混合粉砕
するための原料として用いるのは、粉鉄鉱石と粉石炭の
いずれについてもその粒径のものが得られやすいからで
ある。
【0039】また、粒径が0.1mm以上1mm以下の
ものが40mass%以上となるまで混合粉砕した原料
混合物を圧縮成形用の原料として用いるのは、粉砕前の
メディアン粒径がいずれも1mm以上の粗粒なので粒径
を小さくするとともに、粉砕しすぎて細粒を多くしない
ため、および幅広い粒度分布をもたせるためで、後述す
る実施例に示すように、前記粒径のものが40mass
%以上で高い金属化率の還元鉄が得られる。
【0040】上記(3)の発明は、同じく還元鉄を製造
するに際し、粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物とし
て、全原料の(粉状鉄原料のメディアン粒径)/(粉状
固体還元剤のメディアン粒径)が1/3以下または3/
1以上となるように粒度調整された混合物を用いる還元
鉄の製造方法である。
【0041】粉状鉄原料の還元性を高めるためには、前
述したように粉状鉄原料および粉状固体還元剤の粒度が
小さい方がよい。しかし、粉状鉄原料および粉状固体還
元剤の両者とも粒度が小さいものである必要はなく、ど
ちらか一方の粒度が小さく、他方の粒度は大きくても両
者の接触は十分に確保される。すなわち、全原料の粒度
分布を規定するのではなく、粉状鉄原料の粒径が小さい
場合には粉状固体還元剤の粒径を大きくし、逆に粉状鉄
原料の粒径が大きい場合には粉状固体還元剤の粒径を小
さくするのである。
【0042】(3)の発明の方法はこのような観点に立
つもので、(粉状鉄原料のメディアン粒径)/(粉状固
体還元剤のメディアン粒径)を1/3以下または3/1
以上と規定するのは、後述する実施例に示すように、こ
の範囲で高い金属化率の還元鉄が得られるからである。
【0043】上記(4)の発明は、同じく還元鉄を製造
するに際し、粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物とし
て、全原料の(篩下30%累積比率粒径)/(篩下70
%累積比率粒径)が1/3以下となるように粒度調整さ
れた混合物を用いる還元鉄の製造方法である。なお、篩
下30%累積比率粒径とは、篩を通過した粒子の累積比
率が30mass%となるときの粒径であり、篩下70
%累積比率粒径とは、同じく70mass%となるとき
の粒径である。
【0044】前述したように、原料粉体の粒度分布が狭
く比較的均一な粒径の粉体よりも、幅広く分布している
粉体の方が、細密な充填構造を得ることができ、成形物
の気孔率が低下してより高い強度の成形物が得られる
が、(4)の発明においては、全原料の粒度を上記のよ
うに規定することにより幅広い粒度構成を有する混合物
とするのである。その際、(篩下30%累積比率粒径)
/(篩下70%累積比率粒径)が1/3以下となるよう
に規定するのは、後述する実施例に示すように、その範
囲で高い金属化率を有する還元鉄が得られるからであ
る。
【0045】上記(5)の発明は、同じく還元鉄を製造
するに際し、粉状鉄原料として、0.1mm篩通過分が
80mass%以上の粒度のものを用い、粉状固体還元
剤として、水分が6mass%以上で、粒径が0.1m
m以上1mm以下のものを50mass%以上含有する
石炭を用いる還元鉄の製造方法である。
【0046】粉状鉄原料として粒度の小さいものを使用
し、固体還元剤として粒度の大きい石炭を使用するの
は、粉状鉄原料が緻密質であるのに対し、石炭は500
℃までの加熱で揮発分がなくなり、非常に多孔質になっ
ていて、粒径が大きくても反応性に富んでいるからであ
る。
【0047】また、石炭の水分が6mass%以上で、
粒径が0.1mm以上1mm以下のものを50mass
%以上含有することとした理由は、石炭ヤードで放置さ
れている石炭には通常6mass%以上の水分が含まれ
ており、この石炭を乾燥することなく破砕できる粒度
が、0.1mm以上1mm以下の粒径のものが50ma
ss%以上含まれるような粒度だからである。なお、石
炭の水分の上限は、ヤードで放置されている間に含有さ
れ得る量であって、数値的には特に限定されない。この
条件下の石炭に対して、粉状鉄原料の粒度は、−0.1
mm(0.1mm篩通過分)が80%以上となる粒度が
適正となる。
【0048】(5)の還元鉄の製造方法においては、上
記のように規定された粒度条件の石炭であっても、破砕
の際に、破砕機への若干の石炭付着が発生し、0.1m
m以上1mm以下の粒径のものの収率が低下する場合が
ある。
【0049】この破砕機への石炭の付着を防止するため
には、石炭の破砕時に鉄鉱石の一部を混合して粉砕する
方法を用いるのが効果的である。石炭のように柔らかい
材質のものは破砕機に付着しやすいのに対し、鉄鉱石の
ような硬い材質のものは付着しにくく、混合粉砕するこ
とによって付着を抑制できるからである。なお、石炭破
砕時に混合させる鉄鉱石の粒度は「−0.1mmが80
%以上」である必要はなく、粗粒の粉鉄鉱石であっても
よい。
【0050】以上述べた本発明のうち、(2)〜(5)
の発明の方法で粉状鉄原料および/または粉状固体還元
剤の粒度を調整するために用いる破砕機は、特定の種類
のものに限定されない。インパクトミル、ローラーミ
ル、ロッドミル、ボールミルなど、いずれを使用しても
よい。
【0051】また、(1)〜(5)の発明の方法におい
て、粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物にバインダー
が添加されていてもよい。バインダーの添加によって本
発明の方法の効果が低下することはなく、何らの悪影響
も受けない。
【0052】(1)〜(5)の発明の方法にあっては、
回転床炉に装入する原料成形物の形状は、ブリッケトだ
けに限定されず、タイル状、板状、シート状などどのよ
うな形状のものであってもよい。
【0053】上述した本発明の方法によれば、回転床炉
に装入する成形物の強度を高め、あるいは更に粉状鉄原
料の還元性を高めることができ、その結果、前述した粉
の発生に起因する設備トラブルの発生や、小粒径の成形
物の発生による焼成時間の延長に伴う生産性の悪化を防
止することができ、更には、高い金属化率の還元鉄を製
造することができる。
【0054】
【実施例】表1に示す粉鉄鉱石と表2に示す粉石炭を用
い、これらを表3に示す各ケースの条件で還元鉄を製造
し、そのときの還元鉄の金属化率を求めて、本発明の効
果を評価した。
【0055】還元鉄の製造は、前記の図1に示した製造
工程にのっとり、直径2.0mのダブルロールを備えた
ダブルロール圧縮機を用いてブリケットとし、これを平
板直線形シュートで回転床炉に装入し、焼成することに
より行った。用いた回転炉床の設備仕様と操業条件を表
4に示す。なお、操業に際し、原料装入から製品排出ま
で10分になるように炉床の回転速度を調整した。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】<粉鉄鉱石の成分(Al23 +SiO
2 )変更試験>Al23 とSiO2 の合計含有量の異
なる種々の銘柄の粉鉄鉱石を用い、粉鉄鉱石に含まれる
(Al23 +SiO2 )成分の金属化率に及ぼす影響
を調査した。また、比較のため、従来用いられてきたベ
ントナイト(粘土)を添加した場合の(Al23 +S
iO2 )成分の金属化率に及ぼす影響も調査した。
【0061】結果を図4に示す。図中の●印は(Al2
3 +SiO2 )成分の含有量の異なる種々の銘柄の粉
鉄鉱石を用いた場合であり、○印はベントナイトを添加
して原料混合物の(Al23 +SiO2 )成分の含有
量を変えた場合である。
【0062】この結果から明らかなように、粉鉄鉱石の
銘柄を変えることにより(Al23 +SiO2 )成分
の含有量を変えた場合、その含有量が4mass%以上
になると還元鉄の金属化率は急激に上昇した。これに対
して、ベントナイト(粘土)を添加することにより(A
23 +SiO2 )成分の含有量を変えた場合は、ベ
ントナイトの添加量に比例する上昇のみで急激な上昇は
認められなかった。
【0063】<全原料粒度分布変更試験>粉鉄鉱石と粉
石炭を用い、全原料の(篩下30%累積比率粒径)/
(篩下70%累積比率粒径)を変えて、粒度分布の広が
りが還元鉄の金属化率に及ぼす影響を調査した。
【0064】調査結果を図5に示す。同図において、d
30とは、篩を通過した粒子の累積比率が30mass%
となるときの粒径であり、d70とは、それが70mas
s%となるときの粒径である。また、図中に示したd50
とは篩通過粒子の累積比率が50mass%となるとき
の粒径で、メディアン粒径である。図示したように、メ
ディアン粒径には関係なく、d30/d70が0.33(1
/3)以下のとき高い金属化率を示した。
【0065】<破砕粒度変更試験>メディアン粒径が1
mm以上の粉鉄鉱石と粉石炭を混合粉砕し、その粉砕の
程度を変更することによって全原料中の0.1〜1mm
の粒径を有するものの比率を変えて、それが還元鉄の金
属化率に及ぼす影響を調査した。
【0066】結果を図6に示す。0.1〜1mmの粒径
を有するものの比率が40%以上のとき高い金属化率を
示した。
【0067】<粉鉄鉱石と粉石炭の粒径変更試験>粉鉄
鉱石のメディアン粒径と粉石炭のメディアン粒径の異な
る原料を配合して、(粉状鉄原料のメディアン粒径)/
(粉状固体還元剤のメディアン粒径)が還元鉄の金属化
率に及ぼす影響を調査した。
【0068】調査結果を図7に示す。この図に示したよ
うに、上記の比が1/3以下または3以上のとき高い還
元率を示した。
【0069】<微粉鉄鉱石への粉石炭の混合試験>粉状
鉄原料として、−0.1mmが80%の粒度の微粉鉄鉱
石(ペレットフィードMBR)を用い、粉状固体還元剤
として水分が9mass%の石炭を用い、この石炭をイ
ンパクトミル粉砕機でその間隙を調整しながら粉砕する
ことにより粒度調整を行って、0.1〜1mmの粒径を
有する粒子の比率(粒径0.1〜1mm比率)を変化さ
せ、石炭の粒度(粒径0.1〜1mm比率)が還元鉄の
金属化率に及ぼす影響を調査した。また、インパクトミ
ル粉砕機の間隙調整は同じ条件とし、石炭100重量部
に対し鉄鉱石(カラジャス)15重量部を添加して混合
粉砕した場合についても同様の調査を行った。
【0070】調査結果を図8に示す。同図において、●
印は石炭を単独で粉砕した場合、○印は石炭に鉄鉱石を
添加して粉砕した場合である。いずれの場合において
も、粒径が0.1〜1.0mmの石炭の比率が50%以
上のとき高い金属化率を示した。
【0071】また、インパクトミルの粉砕条件が同一で
あっても鉄鉱石を添加して混合粉砕した場合(○印)
は、粉砕機への石炭の付着が少なく効率のよい粉砕が可
能で、粒径が0.1〜1.0mmの石炭の比率を高くす
ることができ、より高い金属化率を示した。
【0072】
【発明の効果】本発明の方法によれば、粉状鉄原料と粉
状固体還元剤の混合物をダブルロール圧縮機で圧縮成形
し、回転炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに
際し、回転床炉に装入する成形物の強度を高めて成形物
の粉化を防止し、あるいは更に粉状鉄原料の還元性を高
めて還元鉄の金属化率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転床炉を用いて行う従来の還元鉄の製造プロ
セスの一例の概略図である。
【図2】ダブルロール圧縮機で成形したブリケットの強
度に対する粉鉄鉱石と粉石炭からなる全原料の粒度(メ
ディアン粒径)の影響を示す図である。
【図3】粉鉄鉱石と粉石炭からなる全原料の粒度分布を
表す篩下累積曲線の一例を示す図である。
【図4】実施例で得られた結果の一例で、粉鉄鉱石中の
(Al23 +SiO2 )成分が還元鉄の金属化率に及
ぼす影響を示す図である。
【図5】実施例で得られた結果の一例で、粉鉄鉱石と粉
石炭からなる全原料の(篩下30%累積比率粒径)/
(篩下70%累積比率粒径)が還元鉄の金属化率に及ぼ
す影響を示す図である。
【図6】実施例で得られた結果の一例で、粉鉄鉱石と粉
石炭からなる全原料中の0.1〜1mmの粒径を有する
ものの比率が金属化率に及ぼす影響を示す図である。
【図7】実施例で得られた結果の一例で、(粉鉄鉱石の
メディアン粒径)/(粉石炭のメディアン粒径)が還元
鉄の金属化率に及ぼす影響を示す図である。
【図8】実施例で得られた結果の一例で、粒径が0.1
〜1mmの石炭の比率が還元鉄の金属化率に及ぼす影響
を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 亀井 康夫 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号住 友金属工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物をダ
    ブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動する加熱
    炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際し、粉
    状鉄原料として、Al23 およびSiO2 を合計で
    4.0〜10.0mass%含有する原料を用いること
    を特徴とする還元鉄の製造方法。
  2. 【請求項2】粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物をダ
    ブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動する加熱
    炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際し、前
    記混合物として、メディアン粒径1mm以上の粉鉄鉱石
    とメディアン粒径1mm以上の粉石炭とを粒径が0.1
    mm以上1mm以下のものが40mass%以上となる
    まで混合粉砕した混合物を用いることを特徴とする還元
    鉄の製造方法。
  3. 【請求項3】粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物をダ
    ブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動する加熱
    炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際し、前
    記混合物として、(粉状鉄原料のメディアン粒径)/
    (粉状固体還元剤のメディアン粒径)が1/3以下また
    は3/1以上となるように粒度調整した混合物を用いる
    ことを特徴とする還元鉄の製造方法。
  4. 【請求項4】粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物をダ
    ブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動する加熱
    炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際し、前
    記混合物として、(累積篩下30%比率粒径)/(累積
    篩下70%比率粒径)が1/3以下となるように粒度調
    整した混合物を用いることを特徴とする還元鉄の製造方
    法。
  5. 【請求項5】粉状鉄原料と粉状固体還元剤の混合物をダ
    ブルロール圧縮機で圧縮成形し、水平回転移動する加熱
    炉床上に装入し、焼成して還元鉄を製造するに際し、粉
    状鉄原料として、0.1mm篩通過分が80mass%
    以上の粒度のものを用い、粉状固体還元剤として、水分
    が6mass%以上で、粒径が0.1mm以上1mm以
    下のものを50mass%以上含有する石炭を用いるこ
    とを特徴とする還元鉄の製造方法。
  6. 【請求項6】鉄原料が鉄鉱石で、粉状固体還元剤として
    用いる石炭が鉄鉱石の一部を混合して破砕することによ
    り粒度調整されたものであることを特徴とする請求項5
    に記載の還元鉄の製造方法。
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