JPH11123630A - 情報送受信機能を備えたnc装置および生産管理コンピュータ - Google Patents

情報送受信機能を備えたnc装置および生産管理コンピュータ

Info

Publication number
JPH11123630A
JPH11123630A JP30972697A JP30972697A JPH11123630A JP H11123630 A JPH11123630 A JP H11123630A JP 30972697 A JP30972697 A JP 30972697A JP 30972697 A JP30972697 A JP 30972697A JP H11123630 A JPH11123630 A JP H11123630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
message
reply
management computer
production management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30972697A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Takahashi
延男 高橋
Masaharu Suzuki
雅晴 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiki Co Ltd filed Critical Hitachi Seiki Co Ltd
Priority to JP30972697A priority Critical patent/JPH11123630A/ja
Publication of JPH11123630A publication Critical patent/JPH11123630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control By Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】工作機械の作業者と生産管理コンピュータの操
作者との間で随時メッセージの送受信を行うことのでき
るNC装置および生産管理コンピュータを提供する。 【構成】作業者が情報を入力するための入力手段23
と、文字および図形を表示可能な表示手段22と、生産
管理コンピュータとの間で情報を送受信するための通信
手段28,254と、前記生産管理コンピュータ内の共
有ファイルである通知情報ファイルを前記表示手段に表
示する表示制御手段253と、前記通知情報ファイル内
に設けられた返信欄に返信情報を書き込んで通知情報に
対する返信情報とする返信管理手段255とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械を制御す
るNC(数値制御)装置および複数のNC装置と通信媒
体を介して接続された生産管理コンピュータに関し、特
に、生産管理コンピュータの操作者から工作機械の作業
者に向けて任意の通知情報を送ることができ、また、工
作機械の作業者から生産管理コンピュータの操作者に返
信情報を送ることができるNC装置および生産管理コン
ピュータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、工作機械の加工品実績、機械
稼働履歴等の稼働情報や、加工スケジュール、加工品名
称、加工品形状等の加工情報を生産管理コンピュータ
(サーバ)に集中して蓄積記憶することが行われてい
た。個々の工作機械のNC装置と生産管理コンピュータ
とは、工場内のLAN(ローカル・エリア・ネットワー
ク)等の通信ケーブル等を介して接続されており、稼働
情報等の情報は個々のNC装置から生産管理コンピュー
タに送信され、生産管理コンピュータにおいて集計およ
び記録されていた。また、個々のNC装置から生産管理
コンピュータに加工スケジュール、加工品名称、加工品
形状等の加工情報を要求し、それらの情報を個々のNC
装置の表示装置に表示することも行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のNC装置および
生産管理コンピュータをネットワーク接続したものにお
いては、工作機械の稼働情報、加工情報等をNC装置と
生産管理コンピュータとの間で送受信することが可能で
あったが、生産管理コンピュータの操作者から個々の工
作機械の作業者に向けて、加工開始に際しての注意事
項、加工に対する連絡事項等のメッセージを送ろうとし
ても、そのような機能はなかった。また逆の方向の、工
作機械の作業者から生産管理コンピュータの操作者に対
してもメッセージを送ることができなかった。
【0004】このようなNC装置および生産管理コンピ
ュータのネットワークシステムにおいて、通常のLAN
システム等の電子メールシステム等を導入できれば、生
産管理コンピュータの操作者と工作機械の作業者との間
で随時メッセージの交換を行うことが可能であるが、そ
のためには個々のNC装置においてメールシステムのた
めのソフトウェア、ハードウェアの資源が必要となり、
NC装置のコストが上昇してしまうという問題点があっ
た。また、NC装置には通常日本語入力を簡単に行うた
めの入力装置(キーボード)や日本語入力のためのソフ
トウェアも装備されておらず、日本語のメッセージを入
力することがそもそもできなかった。
【0005】そこで、本発明は、NC装置に特別なハー
ドウェアやソフトウェアを追加することなく、NC装置
のコストを増大させることなく、工作機械の作業者と生
産管理コンピュータの操作者との間で随時メッセージの
送受信を行うことのできるNC装置および生産管理コン
ピュータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の情報送受信機能を備えたNC装置は、作業
者が情報を入力するための入力手段と、文字および図形
を表示可能な表示手段と、生産管理コンピュータとの間
で情報を送受信するための通信手段と、前記生産管理コ
ンピュータ内の共有ファイルである通知情報ファイルを
前記表示手段に表示する表示制御手段と、前記通知情報
ファイル内に設けられた返信欄に返信情報を書き込んで
通知情報に対する返信情報とする返信管理手段とを有す
る。
【0007】また、上記の情報送受信機能を備えたNC
装置において、前記返信管理手段は、前記返信欄の情報
のみを書き換えることが可能であることが好ましい。
【0008】また、本発明の情報送受信機能を備えた生
産管理コンピュータは、操作者が情報を入力するための
入力手段と、文字および図形を表示可能な表示手段と、
NC装置との間で情報を送受信するための通信手段と、
記憶手段と、前記NC装置から受信した生産情報を前記
記憶手段の各NC装置ごとの記憶領域に記憶する生産情
報管理手段と、前記記憶領域に記憶され、前記記憶領域
に対応するNC装置と共有してアクセス可能な通知情報
ファイルに送信情報を書き込み、また、前記NC装置に
よって返信情報を書き込まれた前記通知情報ファイルの
内容を前記表示手段に表示する通知情報管理手段とを有
する。
【0009】また、上記の情報送受信機能を備えた生産
管理コンピュータにおいて、前記通知情報ファイルは、
前記返信欄に記入されるべき情報を選択項目として含む
ものであることが好ましい。
【0010】また、上記の情報送受信機能を備えた生産
管理コンピュータにおいて、前記通知情報ファイルの前
記選択項目は、選択すべき番号が付されているものであ
ることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の生産管理コンピ
ュータ1と複数のNC(数値制御)装置2,2a,…と
の接続関係を表す図である。NC装置2,2a,…は、
それぞれ工作機械3,3a,…の近傍または工作機械
3,3a,…と一体的に設けられており、工作機械3,
3a,…はそれぞれ対応するNC装置2,2a,…によ
って制御される。複数のNC装置は、LAN(ローカル
・エリア・ネットワーク)用の通信ケーブル4を介して
生産管理コンピュータ1に接続されている。
【0012】生産管理コンピュータ1は個人用小型コン
ピュータ(いわゆるパソコン、以下パソコンという)で
あり、LANのサーバとして必要なハードウェア、ソフ
トウェアを備えている。NC装置2,2a,…は、パソ
コンの拡張スロットにサーボモータの制御等を行うNC
ボードと、シーケンス制御等を行うPLCボードを装備
して数値制御機能とパソコン機能とを有するいわゆるパ
ソコンNC装置が使用できる。
【0013】図2は、本発明の生産管理コンピュータ1
の構成を示すブロック図である。生産管理コンピュータ
1には、種々のデータ処理を行う情報処理手段としての
CPU10が設けられており、CPU10にはバス11
を介してROM12およびRAM13が接続されてい
る。CPU10は、ROM12に記憶されているシステ
ムプログラムおよびデータと、RAM13にロードされ
たプログラムおよびデータに従って動作する。このよう
なプログラムとして、表示制御プログラム131、通信
制御プログラム132等がRAM13にロードされてい
る。
【0014】表示制御プログラム131は、表示手段1
4に文字、図形等の各種情報を表示し、マルチ・ウィン
ドウ・システムの表示機能を担当するプログラムであ
る。通信制御プログラム132は、生産管理コンピュー
タ1にLANのサーバとしての機能を付加するものであ
り、通信インターフェース18、通信ケーブル4を介し
て各NC装置との間でデータの送受信を行うためのプロ
グラムである。
【0015】生産情報管理プログラム133は、工作機
械の加工品実績、機械稼働履歴等の稼働情報を各NC装
置から収集して記録したり、加工スケジュールを作成し
たり、各NC装置からの要求により加工スケジュール、
加工品名称、加工品形状等の加工情報やNC加工プログ
ラムを各NC装置に送出したりするためのプログラムで
ある。通知情報管理プログラム134は、各NC装置と
の間でメッセージの送受信機能を実現するためのプログ
ラムである。
【0016】CPU10にはバス11を介して周辺装置
が接続されている。周辺装置としては、文字および図形
を表示する表示手段14、操作者がデータを入力するた
めの入力手段15がインターフェース回路を介してバス
11に接続されている。表示手段14としてはCRT、
液晶ディスプレイ等が使用でき、入力手段16としては
キーボード、マウス等が使用できる。
【0017】また、CPU10にはバス11を介して補
助記憶装置として固定ディスク装置16が接続されてい
る。固定ディスク装置16からRAM13にCPU10
によって実行されるべき種々のプログラム等がロードさ
れる。周辺装置としてはさらに記憶媒体入出力装置17
があり、フレキシブルディスク等の交換可能記憶媒体か
らのデータ入出力が可能である。バス11には通信イン
ターフェース18も接続されている。通信インターフェ
ース18は生産管理コンピュータ1をLANに接続する
ためのものであり、通信インターフェース18にはLA
Nの通信ケーブル4が接続されている。
【0018】図3は、本発明のNC装置2,2a,…の
構成を示す図である。NC装置2には、種々のデータ処
理を行うCPU20が設けられている。CPU20には
バス21を介して、文字および図形を表示する表示手段
22、作業者がデータを入力するための入力手段23が
インターフェース回路を介して接続されている。表示手
段22としてはCRT、EL表示パネルや液晶ディスプ
レイ等が使用でき、入力手段23としてはキーボード、
タッチパネル等が使用できる。
【0019】CPU20にはバス21を介してROM2
4およびRAM25が接続されている。CPU20は、
ROM24に記憶されているシステムプログラムおよび
データと、RAM25にロードされたプログラムおよび
データに従って動作する。このようなプログラムとし
て、NC指令処理プログラム252、表示制御プログラ
ム253、通信制御プログラム254等がRAM25に
ロードされている。さらに、RAM25には工作機械を
制御するためのNC加工プログラム251がロードされ
る。
【0020】NC指令処理プログラム252は、NC加
工プログラム251を1ブロックごとに解釈して工作機
械3を制御する。表示制御プログラム253は、表示手
段22に文字、図形等の各種情報を表示するプログラム
である。通信制御プログラム254は、NC装置2にL
ANの通信機能を付加するものであり、通信インターフ
ェース28、通信ケーブル4を介して生産管理コンピュ
ータ1との間でデータの送受信を行うためのプログラム
である。返信管理プログラム255は、生産管理コンピ
ュータ1からのメッセージに応答して返信メッセージを
送信する機能を実現するためのプログラムである。
【0021】また、CPU20にはバス21を介して補
助記憶装置として固定ディスク装置26が接続されてい
る。固定ディスク装置26からRAM25にCPU20
によって実行されるべき種々のプログラム等がロードさ
れる。さらに、バス21には記憶媒体入出力装置27が
接続されている。記憶媒体入出力装置27は、フレキシ
ブルディスク等の交換可能記憶媒体の入出力装置、紙テ
ープ読取装置等を含み、予め作成しておいたNC加工プ
ログラムを読み込んだり、逆にNC装置2内のNC加工
プログラム251等をフレキシブルディスク等に保存し
たりすることができる。バス21には通信インターフェ
ース28も接続されている。通信インターフェース28
はNC装置2をLANに接続するためのものであり、通
信インターフェース28にはLANの通信ケーブル4が
接続されている。
【0022】NC装置2には、インターフェース31
3、アンプ312を介してNC工作機械の主軸モータ3
1が接続されている。主軸モータ31の回転数は検出器
311を介してアンプ312にフィードバックされ、所
定の回転数が維持される。さらにNC装置2には、位置
決め装置323、アンプ322を介して工作機械3のX
軸モータ32が接続されている。検出器321の検出信
号はアンプ322、位置決め装置323にフィードバッ
クされ、X軸方向での工具と工作物との相対的な位置決
め動作が行われる。すなわち、NC装置2から送出され
る移動指令パルスと、検出器321により検出される検
出パルスとのパルス数の差が0(ゼロ)になるようにX
軸モータ32がフィードバック制御される。Y軸モータ
33、Z軸モータ34も同様にアンプ332,342、
位置決め装置333,343、検出器331,341を
介してNC装置2に接続されている。
【0023】NC装置2は、RAM25中のNC加工プ
ログラム251に従って工作機械3の主軸モータ31、
X軸モータ32、Y軸モータ33、Z軸モータ34等を
駆動制御し、工作機械の各可動部の駆動および位置決め
制御を行う。また、PLC(プログラマブル・ロジック
・コントローラ)351を介して可動体制御機器35に
対して入出力を行い、自動工具交換装置(ATC)、自
動パレット交換装置(APC)等の可動体をシーケンス
制御し、工具交換等を実行する。
【0024】図4は、生産管理コンピュータ1における
「メッセージ管理」ウィンドウを示す図である。生産管
理コンピュータ1は、OS(オペレーティング・システ
ム)としてマルチ・ウィンドウ・システムを採用したO
Sを導入している。生産管理コンピュータ1の操作者
が、表示手段14に表示された管理メニュー(図示せ
ず)から「メッセージ管理」を入力手段15によって選
択すると、図4の「メッセージ管理」ウィンドウが表示
手段14の画面に表示される。
【0025】この「メッセージ管理」ウィンドウには、
12台の工作機械のNC装置に対するメッセージ管理領
域が表示されている。図4には機械番号1〜12までの
工作機械に関して表示されている。工作機械の数が12
台よりも多い場合には、「次ページ」ボタンをマウスに
よってクリックすることにより、次の工作機械群に関す
るメッセージ管理領域が表示される。「前ページ」ボタ
ンをクリックすると、前の工作機械群に関する表示に戻
すことができる。
【0026】各メッセージ管理領域の下部には、工作機
械の機械名が表示されており、どの工作機械に対するも
のであるのかが一目で分かる。各メッセージ管理領域に
存在する「メッセージ作成」ボタンをクリックすると後
述の「メッセージ表示」ウィンドウを表示し、その工作
機械の作業者に対してのメッセージを作成することがで
きる。また、「送信」ボタンをクリックすると作成した
メッセージをその工作機械のNC装置に対して送信す
る。「受信」ボタンをクリックするとその工作機械の作
業者からの返信メッセージを表示する。
【0027】各メッセージ管理領域の左上部の「〒」表
示は、その工作機械に対するメッセージの送受信状態が
背景色により識別できるようになっている。「〒」表示
の背景色が灰色の場合は、該当する工作機械へのメッセ
ージがないことを表す。「〒」表示の背景色が青色の場
合は、該当する工作機械へのメッセージを作成して送信
したことを表す。「〒」表示の背景色が赤色の場合は、
該当する工作機械からの返信メッセージがあることを表
す。返信メッセージがある場合に、「受信」ボタンをク
リックして返信メッセージを表示して確認すると、
「〒」表示の背景色が赤色から灰色に戻る。
【0028】「メッセージ管理」ウィンドウ上部の「再
表示」ボタンは、ウィンドウの再表示を行うためのもの
である。「再表示」ボタンをクリックすると、「〒」表
示の背景色を最新の状態に更新する。「一括送信」ボタ
ンは、全ての工作機械に対して同一のメッセージを送る
ためのボタンである。機械番号1の工作機械に対してメ
ッセージを作成しておき、「一括送信」ボタンをクリッ
クすれば、機械番号1の工作機械に対するメッセージが
全工作機械に対して一斉に送信される。
【0029】図5は、生産管理コンピュータ1における
「メッセージ表示」ウィンドウを示す図である。この
「メッセージ表示」ウィンドウは、図4の「メッセージ
管理」ウィンドウの各メッセージ管理領域に存在する
「メッセージ作成」ボタンをクリックすると表示される
ものである。また、「メッセージ管理」ウィンドウの各
メッセージ管理領域の「受信」ボタンをクリックして
も、同様の「メッセージ表示」ウィンドウが表示され
る。
【0030】「メッセージ表示」ウィンドウ上部の「サ
ーバ→NC:」表示の下のメッセージ欄に、各工作機械
の作業者に対するメッセージを入力することができる。
メッセージ欄に入力を完了して、「OK」ボタンをクリ
ックすれば該当する工作機械に対するメッセージを作成
して、「メッセージ表示」ウィンドウは消滅し、元の
「メッセージ管理」ウィンドウに戻る。「キャンセル」
ボタンをクリックすればメッセージを作成せずに、「メ
ッセージ表示」ウィンドウは消滅し、元の「メッセージ
管理」ウィンドウに戻る。
【0031】「メッセージ管理」ウィンドウの各メッセ
ージ管理領域の「受信」ボタンをクリックして、「メッ
セージ表示」ウィンドウを表示させた場合は、このウィ
ンドウ下部の「受信(番号,内容)」表示の右側の返信
欄に該当する工作機械の作業者からの返信メッセージが
表示される。以上のメッセージの送受信処理および各ウ
ィンドウの表示処理は、通知情報管理プログラム134
および表示制御プログラム131によって行われてい
る。
【0032】図6は、各工作機械のNC装置における
「メッセージ」画面を示す図である。NC装置2のメニ
ュー(図示せず)から「管理機能」を選択し、次に「メ
ッセージ」を選択すると、この「メッセージ」画面が表
示される。画面上部の「サーバ→NC:」表示の右側の
メッセージ欄に管理コンピュータの操作者からのメッセ
ージが表示される。作業者はこのメッセージを読み、そ
の下の「サーバ←NC:」表示の右側の返信選択欄から
該当する番号の返信メッセージを選択する。
【0033】返信メッセージの番号が1〜3の場合は、
「返信(番号,内容):」表示の右側の返信欄に番号の
みを入力して「送信」F1キーを押す。NC装置2の入
力手段23は、通常、数字と大文字アルファベットのみ
入力可能であり、文章を入力するには適していないが、
このメッセージ送受信では番号のみで返信可能であるの
で、容易に返信を行うことができる。その他、文章を返
信する必要がある場合は、返信欄に「5」を入力し、続
いて大文字アルファベットで日本語ローマ字入力、英語
入力等により文章を入力すればよい。「再表示」F8キ
ーは、画面表示を更新して最新のメッセージを表示する
ためのものである。「戻り」F9キーは、この画面を呼
び出した画面に戻るためのものである。
【0034】以上のようなメッセージの送受信システム
は、サーバである生産管理コンピュータ1に記憶された
通知情報ファイルによって実現されている。生産管理コ
ンピュータ1の固定ディスク16内のディレクトリ構成
を図7に示す。生産管理コンピュータ1は管理している
各工作機械ごとに別個のディレクトリ(固定ディスク内
の保存領域)を持っている。例えば、図7のように工作
機械A3aに対応して工作機械A用のディレクトリ16
aを持ち、工作機械B3bに対応して工作機械B用のデ
ィレクトリ16bを持ち、以下同様に管理している全て
の工作機械に対して各工作機械ごとのディレクトリを持
っている。
【0035】各ディレクトリ16a,16b,…は、生
産管理コンピュータ1と対応する工作機械のNC装置2
a,2b,…との間で共有される。例えば、ディレクト
リ16a中の各ファイルは、生産管理コンピュータ1が
読み書き可能であるとともに、NC装置2aによっても
アクセス可能である。各ファイルのアクセス権(アクセ
ス不可、読み取り専用、読み書き可能等の可能なアクセ
ス方法の範囲)はファイルごとに設定できる。
【0036】各ディレクトリ16a,16b,…におい
て、NC加工プログラムは、該当する工作機械で使用す
る多数のNC加工プログラムがまとめて保存されている
ものである。加工情報ファイルは、工具情報、工作物情
報、計測情報、段取り情報、スケジュール情報等の文字
情報と画像情報とが保存されているものである。稼働情
報ファイルは、工作機械の稼働状況を示す情報と、該当
する工作機械の画像情報とが保存されているものであ
る。
【0037】通知情報ファイルは、生産管理コンピュー
タ1の操作者と、そのディレクトリに対応する工作機械
の作業者との間でメッセージを送受信するために使用す
るものである。通知情報ファイルは、生産管理コンピュ
ータ1が読み書き可能であるとともに、該当する工作機
械のNC装置からも読み書き可能となるようにアクセス
権を設定しておく。実績履歴ファイルは、該当する工作
機械の稼働履歴情報、稼働実績を日、週、月ごとに集計
した情報等が保存されているものである。
【0038】加工情報ファイル、稼働情報ファイル、実
績履歴ファイル等の生産情報は、生産情報管理プログラ
ム133によって管理されている。すなわち、工作機械
の稼働状態、稼働実績、稼働履歴等の情報が各NC装置
から送られてくると、生産情報管理プログラム133
は、それらの情報の集計処理等を行い所定のディレクト
リに保存する。
【0039】図8は、通知情報ファイルの内容を示す図
である。生産管理コンピュータ1は、管理している各工
作機械ごとの対応するディレクトリ内に別個の通知情報
ファイルを持っている。通知情報ファイルはテキスト
(文字情報)ファイルであり、図8の左側縦軸の数字は
ファイル先頭からの行数を表し、上側横軸の数字は桁数
を表す。図8に示すように、通知情報ファイルの内容
は、図6のNC装置の「メッセージ」画面に表示される
内容がそのままテキストファイルとして保存されたもの
である。言い換えれば、図6の「メッセージ」画面は、
NC装置が生産管理コンピュータ1中の共有ファイルで
ある通知情報ファイルの第2行から第16行までのテキ
ストをほとんどそのまま表示しているものである。
【0040】生産管理コンピュータ1の操作者が特定の
工作機械に対してメッセージを作成し送信すると、その
工作機械に対応する通知情報ファイルのメッセージ欄に
相当する部分にメッセージが書き込まれる。この書き込
みは通知情報管理プログラム134により行われる。そ
の後、NC装置2側で作業者が「メッセージ」画面を表
示すると、共有ファイルである通知情報ファイルが画面
に表示され、メッセージを読むことができる。通知情報
ファイルの画面への表示は表示制御プログラム253に
よって行われる。
【0041】NC装置2から作業者が返信メッセージを
入力して送信すると、共有ファイルである通知情報ファ
イルの返信欄に相当する部分に返信メッセージが書き込
まれる。返信メッセージの書き込みは返信管理プログラ
ム255によって行われるが、その際、返信欄の情報の
み書き換えが可能であり、返信欄以外の部分を書き換え
ることはできないようになっている。生産管理コンピュ
ータ1の操作者は、「メッセージ表示」ウィンドウを開
いてその返信メッセージを表示させることができる。返
信メッセージの表示は、通知情報管理プログラム134
および表示制御プログラム131によって行われる。
【0042】このように生産管理コンピュータ1と各工
作機械のNC装置との間で、それぞれ専用の通知情報フ
ァイルを設定しておき、お互いにその通知情報ファイル
を書き換えることによって、簡単にメッセージの送受信
機能を実現することができる。メール機能を実現するた
めの種々のメールサーバ機能を有するソフトウェアも不
要であり、低コストでメッセージの送受信機能を実現で
きる。また、返信メッセージも番号により選択可能とな
っているので、日本語による文章入力の困難なNC装置
付属の通常の入力手段により、容易に返信を行うことが
可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0044】共有ファイルである通知情報ファイルによ
ってメッセージの送受信を行うようにしたので、NC装
置に特別なハードウェアやソフトウェアを追加すること
なく、NC装置のコストを増大させることなく、工作機
械の作業者と生産管理コンピュータの操作者との間で随
時メッセージの送受信を行うことができる。
【0045】NC装置における返信メッセージは番号に
より選択可能となっているので、文章入力の困難なNC
装置付属の通常の入力手段により、容易に返信を行うこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、NC装置と生産管理コンピュータの接
続関係を示す図である。
【図2】図2は、本発明の生産管理コンピュータの構成
を示す図である。
【図3】図3は、本発明のNC装置の構成を示す図であ
る。
【図4】図4は、生産管理コンピュータにおける「メッ
セージ管理」ウィンドウを示す図である。
【図5】図5は、生産管理コンピュータにおける「メッ
セージ表示」ウィンドウを示す図である。
【図6】図6は、NC装置における「メッセージ」画面
を示す図である。
【図7】図7は、生産管理コンピュータの固定ディスク
内のディレクトリ構成を示す図である。
【図8】図8は、通知情報ファイルの内容を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…生産管理コンピュータ 2…NC装置 3…工作機械 4…通信ケーブル 10…CPU 11…バス 12…ROM 13…RAM 14…表示手段 15…入力手段 16…固定ディスク装置 17…記憶媒体入出力装置 18…通信インターフェース 20…CPU 21…バス 22…表示手段 23…入力手段 24…ROM 25…RAM 26…固定ディスク装置 27…記憶媒体入出力装置 28…通信インターフェース 31…主軸モータ 32…X軸モータ 33…Y軸モータ 34…Z軸モータ 35…可動体制御機器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業者が情報を入力するための入力手段
    (23)と、 文字および図形を表示可能な表示手段(22)と、 生産管理コンピュータ(1)との間で情報を送受信する
    ための通信手段(28,254)と、 前記生産管理コンピュータ(1)内の共有ファイルであ
    る通知情報ファイルを前記表示手段(22)に表示する
    表示制御手段(253)と、 前記通知情報ファイル内に設けられた返信欄に返信情報
    を書き込んで通知情報に対する返信情報とする返信管理
    手段(255)とを有する情報送受信機能を備えたNC
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した情報送受信機能を備え
    たNC装置であって、 前記返信管理手段(255)は、前記返信欄の情報のみ
    を書き換えることが可能である情報送受信機能を備えた
    NC装置。
  3. 【請求項3】操作者が情報を入力するための入力手段
    (15)と、 文字および図形を表示可能な表示手段(14)と、 NC装置(2,2a,2b,2c)との間で情報を送受
    信するための通信手段(18,132)と、 記憶手段(16)と、 前記NC装置(2,2a,2b,2c)から受信した生
    産情報を前記記憶手段(16)の各NC装置ごとの記憶
    領域(16a,16b)に記憶する生産情報管理手段
    (133)と、 前記記憶領域(16a,16b)に記憶され、前記記憶
    領域(16a,16b)に対応するNC装置と共有して
    アクセス可能な通知情報ファイルに送信情報を書き込
    み、また、前記NC装置によって返信情報を書き込まれ
    た前記通知情報ファイルの内容を前記表示手段(14)
    に表示する通知情報管理手段(134)とを有する情報
    送受信機能を備えた生産管理コンピュータ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した情報送受信機能を備え
    た生産管理コンピュータであって、 前記通知情報ファイルは、前記返信欄に記入されるべき
    情報を選択項目として含むものである情報送受信機能を
    備えた生産管理コンピュータ。
  5. 【請求項5】請求項4に記載した情報送受信機能を備え
    た生産管理コンピュータであって、 前記通知情報ファイルの前記選択項目は、選択すべき番
    号が付されているものである情報送受信機能を備えた生
    産管理コンピュータ。
JP30972697A 1997-10-24 1997-10-24 情報送受信機能を備えたnc装置および生産管理コンピュータ Pending JPH11123630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30972697A JPH11123630A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 情報送受信機能を備えたnc装置および生産管理コンピュータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30972697A JPH11123630A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 情報送受信機能を備えたnc装置および生産管理コンピュータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11123630A true JPH11123630A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17996567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30972697A Pending JPH11123630A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 情報送受信機能を備えたnc装置および生産管理コンピュータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11123630A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100591411B1 (ko) * 1999-10-13 2006-06-21 위아 주식회사 절삭감시장치 및 그 제어방법
DE102015010637A1 (de) 2014-08-20 2016-02-25 Fanuc Corporation Robotersteuerung eines Roboters, der mit einem Maschinenwerkzeug verwendet wird, und Verarbeitungssystem

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100591411B1 (ko) * 1999-10-13 2006-06-21 위아 주식회사 절삭감시장치 및 그 제어방법
DE102015010637A1 (de) 2014-08-20 2016-02-25 Fanuc Corporation Robotersteuerung eines Roboters, der mit einem Maschinenwerkzeug verwendet wird, und Verarbeitungssystem
US10197989B2 (en) 2014-08-20 2019-02-05 Fanuc Corporation Robot controller of robot used with machine tool, and processing system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5453926A (en) Touch screen system for a web folder
US5689665A (en) Apparatus and method for displaying windows
US5428791A (en) Configuration mechanism for a computer system having generic user interface and component-specific builder modules
EP1655661A2 (en) Programmable display device
JPH02503127A (ja) 中央コントローラにおけるプログラマブルロジックコントローラとプログラム操作との間のリアルタイムデータ通信用の方法及び装置
JPH07210351A (ja) データの処理方法及び処理システム
EP0619538A1 (en) Control apparatus for an automated production system workcell
JPS62119608A (ja) 対話形プログラミング装置
EP1435549A1 (en) Configurable user interface for a numerical controller
US6445973B1 (en) Personal computer-incorporated numerical control apparatus, and image transfer method for personal computer-incorporated numerical control apparatuses
KR100441149B1 (ko) 제어장치
KR0156304B1 (ko) 제어 시스템
EP0583030A2 (en) A method and system for apparent direct editing of transient graphic elements within a data processing system
GB2278468A (en) Configuring computer programs.
JPH11123630A (ja) 情報送受信機能を備えたnc装置および生産管理コンピュータ
JP2561907B2 (ja) 数値制御装置
JP2003202910A (ja) 数値制御工作機械用パラメータ設定装置
JPS58217223A (ja) デイスプレイ装置付数値制御放電加工装置
JPH11296217A (ja) Nc装置におけるプログラムファイルの転送方法およびその装置
JPH10143219A (ja) 加工情報表示機能を備えた数値制御装置
EP0332703A1 (en) Data input system
JP3189417B2 (ja) 生産管理装置
JP2000315104A (ja) Nc工作機械の管理システムおよび管理プログラム
JPS61175705A (ja) Ncプログラムの管理方法
JPS61153704A (ja) 数値制御装置の操作装置