JPH11123395A - 排水処理における汚泥の制御方法 - Google Patents
排水処理における汚泥の制御方法Info
- Publication number
- JPH11123395A JPH11123395A JP29124697A JP29124697A JPH11123395A JP H11123395 A JPH11123395 A JP H11123395A JP 29124697 A JP29124697 A JP 29124697A JP 29124697 A JP29124697 A JP 29124697A JP H11123395 A JPH11123395 A JP H11123395A
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- JP
- Japan
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- sludge
- wastewater treatment
- timer
- interface meter
- controlling
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 汚泥界面計を1台のみで済ませる。
【解決手段】 排水中の有害物が吸着処理された汚泥を
再生し、循環再利用する排水処理における汚泥の制御方
法において、再生後の汚泥と有害物濃縮水との固液分離
を行う沈降槽6中に単数の汚泥界面計7を設ける手順
と、汚泥界面計7の検知信号にもとづいてタイマー9を
一定の時間だけ動作させる手順と、タイマー9の時限出
力信号にもとづいて汚泥循環ポンプ8を一定の時間だけ
動作させる手順とを含んで構成される。
再生し、循環再利用する排水処理における汚泥の制御方
法において、再生後の汚泥と有害物濃縮水との固液分離
を行う沈降槽6中に単数の汚泥界面計7を設ける手順
と、汚泥界面計7の検知信号にもとづいてタイマー9を
一定の時間だけ動作させる手順と、タイマー9の時限出
力信号にもとづいて汚泥循環ポンプ8を一定の時間だけ
動作させる手順とを含んで構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排水処理における汚
泥の制御方法、特に、凝集沈殿した沈澱物を再利用する
排水処理における汚泥の制御方法に関する。
泥の制御方法、特に、凝集沈殿した沈澱物を再利用する
排水処理における汚泥の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】排水中の弗素や重金属等の有害物は除去
しなければならない。
しなければならない。
【0003】従来の排水処理における汚泥の制御方法に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0004】図4(a),(b)は従来の一例を示すブ
ロック図である。図4(a)に示す凝集沈殿処理装置
は、有害物の基本的な凝集沈殿処理装置を示し、原水に
鉄またはアルミを注入し、pH調整剤により水酸化物を
生成させて有害物を吸着・除去させる有害物処理糟1
と、有害物処理糟1の出力水にポリマーを添加して凝集
させる凝集糟2と、凝集糟2の凝集物を沈降させ処理水
を出力する沈降糟3とを含んで構成される。図4(b)
に示す凝集沈殿処理装置は、汚泥を再生・循環させるも
のであって、沈降糟3から引き抜いた汚泥を汚泥再生糟
4に注入する。汚泥はpH調整することによって再生さ
れ、凝集相5を経て沈降槽6に移送される。
ロック図である。図4(a)に示す凝集沈殿処理装置
は、有害物の基本的な凝集沈殿処理装置を示し、原水に
鉄またはアルミを注入し、pH調整剤により水酸化物を
生成させて有害物を吸着・除去させる有害物処理糟1
と、有害物処理糟1の出力水にポリマーを添加して凝集
させる凝集糟2と、凝集糟2の凝集物を沈降させ処理水
を出力する沈降糟3とを含んで構成される。図4(b)
に示す凝集沈殿処理装置は、汚泥を再生・循環させるも
のであって、沈降糟3から引き抜いた汚泥を汚泥再生糟
4に注入する。汚泥はpH調整することによって再生さ
れ、凝集相5を経て沈降槽6に移送される。
【0005】再生した汚泥は有害物処理糟1に返送さ
れ、上澄水は有害物の濃縮水として取り出される。この
技術では沈降槽6での汚泥界面の制御、すなわち汚泥滞
留時間の制御が必要となる。沈降槽6から有害物処理糟
1への汚泥の移送は、原水流入時は常に行わなければな
らないため、沈降槽6への流入汚泥量を調整し、汚泥界
面位置をある一定の範囲に制御することが要求される。
れ、上澄水は有害物の濃縮水として取り出される。この
技術では沈降槽6での汚泥界面の制御、すなわち汚泥滞
留時間の制御が必要となる。沈降槽6から有害物処理糟
1への汚泥の移送は、原水流入時は常に行わなければな
らないため、沈降槽6への流入汚泥量を調整し、汚泥界
面位置をある一定の範囲に制御することが要求される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の排水処
理における汚泥の制御方法は、流入・流出汚泥の含水率
等の変化により汚泥界面が大幅に変化するため、運転管
理の面で問題が生じていた。また、流入汚泥量を多めに
設定し、汚泥界面の下限を第1の汚泥界面計で検知する
ことにより流入を開始し、上限に達すれば第1の汚泥界
面計で検知することにより停止させる手段は、2台の高
価な汚泥界面計を必要とするという欠点があった。
理における汚泥の制御方法は、流入・流出汚泥の含水率
等の変化により汚泥界面が大幅に変化するため、運転管
理の面で問題が生じていた。また、流入汚泥量を多めに
設定し、汚泥界面の下限を第1の汚泥界面計で検知する
ことにより流入を開始し、上限に達すれば第1の汚泥界
面計で検知することにより停止させる手段は、2台の高
価な汚泥界面計を必要とするという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の排水処理に
おける汚泥の制御方法は、排水中の有害物が吸着処理さ
れた汚泥を再生し、循環再利用する排水処理における汚
泥の制御方法において、再生後の汚泥と有害物濃縮水と
の固液分離を行う沈降槽中に単数の汚泥界面計を設ける
手順と、汚泥界面計の検知信号にもとづいてタイマーを
一定の時間だけ動作させる手順と、タイマーの時限出力
信号にもとづいて汚泥循環ポンプを一定の時間だけ動作
させる手順とを含んで構成される。
おける汚泥の制御方法は、排水中の有害物が吸着処理さ
れた汚泥を再生し、循環再利用する排水処理における汚
泥の制御方法において、再生後の汚泥と有害物濃縮水と
の固液分離を行う沈降槽中に単数の汚泥界面計を設ける
手順と、汚泥界面計の検知信号にもとづいてタイマーを
一定の時間だけ動作させる手順と、タイマーの時限出力
信号にもとづいて汚泥循環ポンプを一定の時間だけ動作
させる手順とを含んで構成される。
【0008】第1の発明の排水処理における汚泥の制御
方法は、第1の発明において、前記汚泥界面計に光透過
式のセンサを用いて汚泥と上澄水との界面位置を正確に
検知する。
方法は、第1の発明において、前記汚泥界面計に光透過
式のセンサを用いて汚泥と上澄水との界面位置を正確に
検知する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施形態を示す模式図で
ある。図1に示す排水処理における汚泥の制御方法は、
排水中の有害物が吸着処理された汚泥を再生し、循環再
利用する排水処理における汚泥の制御方法において、再
生後の汚泥と有害物濃縮水との固液分離を行う沈降槽6
中に単数の汚泥界面計7を設ける手順と、汚泥界面計7
の検知信号にもとづいてタイマー9を一定の時間だけ動
作させる手順と、タイマー9の時限出力信号にもとづい
て汚泥循環ポンプ8を一定の時間だけ動作させる手順と
を含んで構成される。
ある。図1に示す排水処理における汚泥の制御方法は、
排水中の有害物が吸着処理された汚泥を再生し、循環再
利用する排水処理における汚泥の制御方法において、再
生後の汚泥と有害物濃縮水との固液分離を行う沈降槽6
中に単数の汚泥界面計7を設ける手順と、汚泥界面計7
の検知信号にもとづいてタイマー9を一定の時間だけ動
作させる手順と、タイマー9の時限出力信号にもとづい
て汚泥循環ポンプ8を一定の時間だけ動作させる手順と
を含んで構成される。
【0011】汚泥界面計7には例へば光透過式のセンサ
を用いると汚泥と上澄水との界面位置を正確に検知でき
る。
を用いると汚泥と上澄水との界面位置を正確に検知でき
る。
【0012】図2は本発明の汚泥界面高さの時間的変化
計算した結果を示すグラフである。運転時間t=0で汚
泥界面計7が界面を検知すると、その後タイマー9によ
り時間tだけ汚泥循環ポンプ8が作動し、汚泥界面が上
昇してゆく。タイマー9の設定時間が終了すると、汚泥
循環ポンプ8が停止するので汚泥界面が下降しはじめ
る。
計算した結果を示すグラフである。運転時間t=0で汚
泥界面計7が界面を検知すると、その後タイマー9によ
り時間tだけ汚泥循環ポンプ8が作動し、汚泥界面が上
昇してゆく。タイマー9の設定時間が終了すると、汚泥
循環ポンプ8が停止するので汚泥界面が下降しはじめ
る。
【0013】図3は本発明の水酸化アルミニウム汚泥に
よる弗素排水処理装置の汚泥界面位置の変化を示すグラ
フである。
よる弗素排水処理装置の汚泥界面位置の変化を示すグラ
フである。
【0014】界面検知後80分間汚泥の流入により汚泥
界面が上昇して10→13cmになり、その後汚泥の引
き抜きのみとなるので汚泥界面は下降してゆく。その後
また汚泥界面計7の出力信号により汚泥循環ポンプ8が
作動するという工程を繰り返し、汚泥滞留時間は2〜3
時間の範囲に制御されている。
界面が上昇して10→13cmになり、その後汚泥の引
き抜きのみとなるので汚泥界面は下降してゆく。その後
また汚泥界面計7の出力信号により汚泥循環ポンプ8が
作動するという工程を繰り返し、汚泥滞留時間は2〜3
時間の範囲に制御されている。
【0015】
【発明の効果】本発明の排水処理における汚泥の制御方
法は、汚泥界面計にタイマーを接続して汚泥循環ポンプ
の運転をを制御することにより、汚泥界面計が1台で済
むという効果がある。
法は、汚泥界面計にタイマーを接続して汚泥循環ポンプ
の運転をを制御することにより、汚泥界面計が1台で済
むという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態を示す模式図である。
【図2】本発明の汚泥界面高さの時間的変化計算した結
果を示すグラフである。
果を示すグラフである。
【図3】本発明の水酸化アルミニウム汚泥による弗素排
水処理装置の汚泥界面位置の変化を示すグラフである。
水処理装置の汚泥界面位置の変化を示すグラフである。
【図4】(a),(b)は従来の一例を示すブロック図
である。
である。
1 有害物処理糟 2 凝集槽 3 沈降槽 6 沈降槽 7 汚泥界面計 8 汚泥循環ポンプ 9 タイマー
Claims (2)
- 【請求項1】 排水中の有害物が吸着処理された汚泥を
再生し、循環再利用する排水処理における汚泥の制御方
法において、再生後の汚泥と有害物濃縮水との固液分離
を行う沈降槽中に単数の汚泥界面計を設ける手順と、汚
泥界面計の検知信号にもとづいてタイマーを一定の時間
だけ動作させる手順と、タイマーの時限出力信号にもと
づいて汚泥循環ポンプを一定の時間だけ動作させる手順
とを含むことを特徴とする排水処理における汚泥の制御
方法。 - 【請求項2】 前記汚泥界面計に光透過式のセンサを用
いて汚泥と上澄水との界面位置を正確に検知する請求項
1記載の排水処理における汚泥の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29124697A JPH11123395A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 排水処理における汚泥の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29124697A JPH11123395A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 排水処理における汚泥の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11123395A true JPH11123395A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17766384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29124697A Pending JPH11123395A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 排水処理における汚泥の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11123395A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015202496A (ja) * | 2015-08-04 | 2015-11-16 | 住友金属鉱山株式会社 | 上澄み水排出装置 |
US9950283B2 (en) | 2014-04-11 | 2018-04-24 | Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. | Supernatant water discharge device |
-
1997
- 1997-10-23 JP JP29124697A patent/JPH11123395A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9950283B2 (en) | 2014-04-11 | 2018-04-24 | Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. | Supernatant water discharge device |
JP2015202496A (ja) * | 2015-08-04 | 2015-11-16 | 住友金属鉱山株式会社 | 上澄み水排出装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001003 |