JPH11122689A - マイクロホン - Google Patents

マイクロホン

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JPH11122689A
JPH11122689A JP9278602A JP27860297A JPH11122689A JP H11122689 A JPH11122689 A JP H11122689A JP 9278602 A JP9278602 A JP 9278602A JP 27860297 A JP27860297 A JP 27860297A JP H11122689 A JPH11122689 A JP H11122689A
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JP
Japan
Prior art keywords
microphone
windshield
microphone unit
punching metal
wind
Prior art date
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Pending
Application number
JP9278602A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Ibaraki
悟 茨木
Takeo Kanamori
丈郎 金森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9278602A priority Critical patent/JPH11122689A/ja
Publication of JPH11122689A publication Critical patent/JPH11122689A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型のビデオカメラ等に用いられ、風雑音抑
圧効果の高いマイクロホンを実現すること。 【解決手段】 2つのマイクロホンユニット11,12
を筺体10に取り付け、その周りを風防13で覆う。こ
の風防13は固定パンチングメタルと可動パンチングメ
タルで構成する。風が弱ければパンチング孔の全体の開
孔率を大きくし、風の強いときには可動パンチングメタ
ルをスライドさせ、パンチング孔の開孔率を小さくす
る。こうすると風雑音の入射量が抑えられ、収録音声の
S/N値が極端に低下しなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等に
内蔵されるマイクロホンに係わり、特に屋外の風の強い
場所においても、風雑音の混入が少ない状態で収音でき
るマイクロホンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術による超小型のビ
デオカメラが急速に普及している。このような超小型機
器においては、マイクロホンに十分な大きさの風防を付
けるスペースが無い。このため、屋外での使用時の風雑
音の多いときには、S/Nの悪い収音しかできなかっ
た。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
ビデオカメラに内蔵されたマイクロホンの一例について
説明する。図5は従来のビデオカメラに取り付けられた
マイクロホンの構造を示す斜視図である。ビデオカメラ
の筐体50には、単一指向性のマイクロホンユニット5
1、52が取り付けられ、風防53で遮蔽されている。
この風防53は、例えばパンチングメタルの内側に不織
布を貼り付けて箱状に構成したものである。
【0004】以上のように構成された従来のマイクロホ
ンの動作について説明する。単一指向性マイクロホンユ
ニット51と52は、夫々右方向と左方向にその指向性
軸を向けて取り付けられ、ステレオの収音を行ってい
る。風防53はこの2つのマイクロホンに直接風が当た
らないようして、風雑音の発生を低減している。風その
ものは風防53で阻止されるが、音波はパンチングメタ
ルに設けた無数の開口穴から内部に入り、マイクロホン
ユニット51、52で収音される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】風防53のパンチング
メタルの開孔率が小さいほど、また不織布の密度が高い
ほど、風雑音の抑圧効果は大きくなるが、マイクロホン
ユニット51、52の指向特性や周波数特性は悪化す
る。また、風防53の内部空間を大きくして、風防53
とマイクロホンユニット51、52との距離を大きくす
るほど、風雑音の抑圧効果は大きくなる。しかし、超小
型を特徴とする最近のビデオカメラでは、どうしても風
雑音の抑圧効果を犠牲にして、通常より小さめの風防を
装着することになる。
【0006】そのため、上記のような超小型のビデオカ
メラにおいては、風雑音の抑圧効果が十分得られないと
いう問題点を有していた。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、風の強いときにのみ風防の機
能を高め、指向特性や音質や外観を多少犠牲にして風雑
音の少ない収音のできるマイクロホンを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本願の請求項1記載の発明は、筺体に取り付けられ
た収音用のマイクロホンユニットと、風雑音を低減する
ため前記マイクロホンユニットの周囲を覆うと共に、到
来音を通過させる複数の開口穴が形成され、前記開口穴
の開口面積を変化できるようにした風防と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項2記載の発明は、請求項1の
マイクロホンにおいて、前記風防は、前記マイクロホン
ユニットの周囲を覆うように前記筺体に固定され、所定
のピッチで複数の開口穴が形成された固定パンチングメ
タルと、前記固定パンチングメタルの開口穴と連通する
よう同一ピッチで複数の開口穴が形成され、前記固定パ
ンチングメタルに摺動自在に取り付けられた可動パンチ
ングメタルと、を有することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項3記載の発明は、筺体に取り
付けられた収音用のマイクロホンユニットと、風雑音を
低減するため前記マイクロホンユニットの周囲を覆うと
共に、到来音を通過させる複数の開口穴が形成され、前
記マイクロホンユニットを覆う内部空間を変化させるよ
う前記筺体に対して摺動自在に取り付けられた風防と、
を具備することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項4記載の発明は、筺体に可動
自在に取り付けられた収音用のマイクロホンユニット
と、風雑音を低減するため前記マイクロホンユニットの
周囲を覆うと共に、到来音を通過させる複数の開口穴が
形成された風防と、前記マイクロホンユニットを前記風
防の内部空間で移動させるマイクロホンユニット可動手
段と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の実施の形態1におけるマイク
ロホンについて、図面を参照しながら説明する。図1は
本実施の形態におけるマイクロホンの構成を示す斜視図
である。ビデオカメラの筐体10には、単一指向性のマ
イクロホンユニット11、12が取り付けられ、マイク
ロホンユニット11、12は筐体10の外面に沿った風
防13で遮蔽される。
【0013】図2は風防13の詳細を示す一部切り欠き
斜視図である。本図の風防13は固定パンチングメタル
21と可動パンチングメタル22で構成される。固定パ
ンチングメタル21は各面に多数の開口穴が形成された
箱材で、内部に不織布が貼り付けられている。可動パン
チングメタル22は固定パンチングメタル21と同一形
状の開口穴が同一ピッチで形成され、矢印で示すビデオ
カメラの撮影方向にスライドするものである。
【0014】このように構成された本実施の形態のマイ
クロホンの動作を説明する。まず、ビデオカメラに到達
した音波は、風防13を通過し、マイクロホンユニット
11、12に収音される。図2に示すように、可動パン
チングメタル23の設定位置はA,Bの2つがある。A
は風の弱いときの可動パンチングメタル22の設定位置
で、Bは風の強いときの設定位置である。
【0015】Aの設定位置では、固定パンチングメタル
21と可動パンチングメタル22の開口穴は互いに完全
に重なり合い、2枚のパンチングメタルの全体の開孔率
は最大となる。一方、Bの設定位置では、開口穴の位置
が互いにずれ、2枚のパンチングメタルの全体の開孔率
は極めて小さくなる。このように、可動パンチングメタ
ル22の位置をA、Bと変化させることで、全体の開孔
率を変化させる。
【0016】風の弱いときには、設定位置をAにし、開
孔率を上げて音源の音質を損なわないで収音する。風が
強いときには、開孔率を下げて音質を多少犠牲にしても
風雑音の少ない収音を行う。
【0017】以上のように構成されたマイクロホンで
は、風の強さに合わせて可動パンチングメタル22の位
置を調節する。こうして風雑音を効果的に抑圧でき、マ
イクロホンのS/Nを所定範囲内に保持することができ
る。またこのような構成によれば、風防13を簡単でか
つ安価に製作することができる。
【0018】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2におけるマイクロホンについて、図面を参照しなが
ら説明する。図3は本実施の形態におけるマイクロホン
の構造を示す斜視図である。図1の同様に、筺体10に
単一指向性のマイクロホンユニット31、32が取り付
けられる。本実施の形態の風防33は実施の形態1のも
のと異なり、風防33全体が筺体10に対して上下にス
ライドする構造となっている。風防33はパンチングメ
タルに限定する必要はなく、メッシュ状のものでもよ
い。いずれの場合も内側に不織布が貼り付けられてい
る。
【0019】風の弱いときには図3のAの位置に風防3
3を設置するが、風の強いときにはBの位置まで風防3
3を引っ張り出せる構造になっている。この場合、風防
33がBの位置では、マイクロホンユニット31、32
と風防33を構成する部材との間の距離が大きくなり、
大きな風雑音抑圧効果が得られる。ここで風防33は、
マイクロホンユニット31,32に対する内部空間を大
又は小に制御する風防可動手段の機能を兼ね備えている
ものとする。
【0020】このような構成によれば、風の強いときに
は風防33が上側に突出し、外観上好ましいと言えなく
なる。しかし、マイクロホンの指向特性を損なうことな
く、風雑音を効果的に抑圧することができる。
【0021】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3におけるマイクロホンについて、図面を参照しなが
ら説明する。図4は本実施の形態におけるマイクロホン
の構成を示す斜視図である。単一指向性のマイクロホン
ユニッ41、42は取付基板43に取り付けられる。取
付基板43は筺体10に対して上下に移動できる。風防
44は実施の形態1又は2のものと異なり、パンチング
メタル又はメッシュで成形された固定の風防である。
【0022】取付基板43は通常は図4のAの位置にあ
るが、風の強いときは、Bの位置まで沈下させる構造と
している。沈下させた状態では、外部から到来する音波
はマイクロホンユニット41,42付近で乱れ、指向特
性や音質が多少は悪化する。しかし、マイクロホンユニ
ット41、42と風防44を構成する部材との距離が大
きくなり、かつ、ビデオカメラの筐体による風の遮断効
果も期待できる。このため風雑音の抑圧効果はより大き
くなるといえる。ここで取付基板43は、マイクロホン
ユニット41,42を風防44の内部空間で移動させる
マイクロホンユニット可動手段の機能を構成している。
【0023】このように構成されたマイクロホンは、外
観を損なうことなく、しかも指向特性や音質の劣化を最
小限に抑えた状態で、風雑音を効果的に抑圧できる。
【0024】なお上記の各実施の形態は、互いに組み合
わしても実施可能であり、また、各可動手段を手動でな
く電動で行ってもよい。また、風検出手段と連動させた
自動システムとしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2記載の発明
によれば、風防の開口率を調節することにより、風雑音
の発生を抑制することができる。
【0026】また請求項3記載の発明によれば、マイク
ホンユニットに対する風防の内部空間を調節することに
より、指向特性を損なうことなく風雑音の発生を抑制す
ることができる。
【0027】また請求項4記載の発明によれば、マイク
ロホンユニット可動手段を用いてマイクホンユニットの
取り付け位置を調節することにより、風雑音の発生を大
きく抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるマイクロホンの
構造を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1のマイクロホンに用いられる風防
部分の拡大斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態2におけるマイクロホンの
構造を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態3におけるマイクロホンの
構造を示す斜視図である。
【図5】従来例のマイクロホンの構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 筺体 11,12 31,32,41,42 マイクロホンユ
ニット 13,33,44 風防 21 固定パンチングメタル 22 可動パンチングメタル 43 取付基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体に取り付けられた収音用のマイクロ
    ホンユニットと、 風雑音を低減するため前記マイクロホンユニットの周囲
    を覆うと共に、到来音を通過させる複数の開口穴が形成
    され、前記開口穴の開口面積を変化できるようにした風
    防と、を具備することを特徴とするマイクロホン。
  2. 【請求項2】 前記風防は、 前記マイクロホンユニットの周囲を覆うように前記筺体
    に固定され、所定のピッチで複数の開口穴が形成された
    固定パンチングメタルと、 前記固定パンチングメタルの開口穴と連通するよう同一
    ピッチで複数の開口穴が形成され、前記固定パンチング
    メタルに摺動自在に取り付けられた可動パンチングメタ
    ルと、を有することを特徴とする請求項1記載のマイク
    ロホン。
  3. 【請求項3】 筺体に取り付けられた収音用のマイクロ
    ホンユニットと、 風雑音を低減するため前記マイクロホンユニットの周囲
    を覆うと共に、到来音を通過させる複数の開口穴が形成
    され、前記マイクロホンユニットを覆う内部空間を変化
    させるよう前記筺体に対して摺動自在に取り付けられた
    風防と、を具備することを特徴とするマイクロホン。
  4. 【請求項4】 筺体に可動自在に取り付けられた収音用
    のマイクロホンユニットと、 風雑音を低減するため前記マイクロホンユニットの周囲
    を覆うと共に、到来音を通過させる複数の開口穴が形成
    された風防と、 前記マイクロホンユニットを前記風防の内部空間で移動
    させるマイクロホンユニット可動手段と、を具備するこ
    とを特徴とするマイクロホン。
JP9278602A 1997-10-13 1997-10-13 マイクロホン Pending JPH11122689A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035084A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Nec Saitama Ltd 携帯端末
JP2021122105A (ja) * 2020-01-31 2021-08-26 ソニーグループ株式会社 可変マイクシェルタ、収音システム、収音方法、およびプログラム

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JP2008035084A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Nec Saitama Ltd 携帯端末
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