JPH11122302A - ケーブルモデム終端システム及びケーブルモデム - Google Patents

ケーブルモデム終端システム及びケーブルモデム

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Publication number
JPH11122302A
JPH11122302A JP9281699A JP28169997A JPH11122302A JP H11122302 A JPH11122302 A JP H11122302A JP 9281699 A JP9281699 A JP 9281699A JP 28169997 A JP28169997 A JP 28169997A JP H11122302 A JPH11122302 A JP H11122302A
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JP
Japan
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frame
cable modem
destination address
network
transmitting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9281699A
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English (en)
Inventor
Takahiro Murono
隆博 室野
Kazuyoshi Ozawa
和義 小澤
Hiroshi Tanaka
浩 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH11122302A publication Critical patent/JPH11122302A/ja
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非対称な伝送路で、一般のネットワークと同
様の通信を可能とする。 【解決手段】 ネットワーク61側から到来するフレー
ムに対しては、当該フレーム中の宛先アドレスに対応し
て、ケーブルモデム2−1〜2−4が識別する宛先アド
レスを付加しカプセル化して下りチャネルへ送出する下
りフレーム処理手段15と、ケーブルモデム2−1〜2
−4から到来するカプセル化フレームに対しては、ネッ
トワーク61へ送出する場合には、当該カプセル化フレ
ーム中の上記ネットワーク61において用いられるフレ
ーム部分を取り出して送出する一方、上記下りチャネル
に折り返して送出する場合には、上記ケーブルモデム2
−1〜2−4が識別する宛先アドレスを付加しカプセル
化して上記下りチャネルへ送出する上りフレーム処理手
段16とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CATV(ケー
ブルテレビ)網を利用してデータ通信サービスを行うシ
ステムに適用されるケーブルモデム終端システム及びケ
ーブルモデムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来知られているLAN(ローカルエリ
アネットワーク)やWAN(ワイドエリアネットワー
ク)などのコンピュータ通信用ネットアークにおいて
は、ノード間を接続する伝送路の伝送速度及び本数は、
送信ラインと受信ラインとも同時伝送速度及び本数を用
いている。
【0003】図19には、上記のようなLANのネット
ワークシステムの構成が示されている。ネットワーク
A’は、端末機器(EN:エンドノード)41〜43
を、それぞれ10Mイーサネット(IEEE802.3 10BASE-
T)5を用いてLANスイッチ44に集線して構成した
ものである。また、ネットワークB’は、端末機器(E
N:エンドノード)71を、それぞれ10Mイーサネッ
ト5を用いてLANスイッチ72に集線して構成したも
のである。
【0004】そして、上記LANスイッチ44を100
Mイーサネット(IEEE802.3 100BASE-T )9を用いて、
また、LANスイッチ72を10Mイーサネット5を用
いて、それぞれネットワーク間中継装置であるルータ5
0を介してATM伝送路10により構成されたバークボ
ーンネットワークに接続する。
【0005】上記のネットワークシステムにおいては、
ネットワークを、例えば、IP(Internet Protocol )
レベルで異なるネットワークアドレスを使用する論理ネ
ットワークであるネットワークA’、ネットワークB’
に分割し、端末機器が属するブロードキャスト・ドメイ
ンを分けるために、それぞれネットワークA’、ネット
ワークB’で独立したLANスイッチ44、72を用
い、ルータ50の異なる通信ポートに接続を行ってい
る。
【0006】前述の通り、一般的なネットワークにおい
ては、ノード間を接続する伝送路は、送受信それぞれ1
本のラインにより構成され、ネットワークを分割する場
合には上記1本のラインにより構成される伝送路の配線
(LANスイッチ等に到る配線)を変更することで対応
可能である。
【0007】一方、近年においては、従来から利用され
ているCATV用の伝送路を用いてコンピュータ間通
信、所謂データ通信を行うサービスの実施が開始されて
いる。ところが、このCATV用の伝送路は、上述の一
般のネットワークの伝送路と異なり、以下のような特徴
を備えている。まず、HE(ヘッド・エンド)やDH
(ディストリビューション・ハブ)等と称されるCAT
V局側から加入者の端末機器側への方向を下り方向と
し、その逆に、加入者の端末機器からCATV局側への
方向を上り方向とするとき、伝送路は、下り方向のデー
タ伝送速度が数十Mbpsと高速・大容量であるのに対
し、上り方向のデータ伝送速度が数Mbpsと比較的低
速・小容量となっており、非対称な伝送路である。
【0008】CATV伝送路は、ブロードバンド方式を
採用し、同一の物理伝送媒体について異なる周波数の搬
送波を用いて複数のチャネルを作り出し、それらを異な
る端末機器の上り通信チャネルに割り当てデータ伝送速
度が比較的低速・小容量である欠点を補っている。
【0009】すなわち、CATV網では、高速・大容量
の下り通信チャネル1本と、低速・小容量の上りの通信
チャネル複数本とにより伝送路を構成して、全体として
高速なデータ通信を可能にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のCATV網にお
いて、一般的なネットワークと同様に論理ネットワーク
を設定して、ブロードキャスト・ドメインを分割しよう
としても、下りの通信チャネルが1本であり複数の加入
者が共用しているため、この複数の加入者全てにブロー
ドキャストパケットが配信され、ブロードキャスト・ド
メインを分割することが行えなかった。
【0011】また、上記CATV網における非対称な伝
送路を、IPルータなどの汎用のネットワーク間接続装
置に接続することができず、ネットワークの構築に制限
があるという問題を有していた。
【0012】本発明は上記のようなCATV網等のよう
な非対称な伝送路を用いてネットワークを構成する場合
の問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的
は、CATV網における非対称な伝送路を用いて、一般
的なネットワークと同様のデータ通信を可能とするケー
ブルモデム終端システム及びケーブルモデムを提供する
ことである。また、ブロードキャスト・ドメインを分割
を可能とすることを目的とする。更に、非対称な伝送路
を、IPルータなどの汎用のネットワーク間接続装置に
接続可能とすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のケーブ
ルモデム終端システムは、各加入者の端末機器からのフ
レームを独立して伝送すべく前記加入者の端末機器に接
続されたケーブルモデムに対応して設けられた複数の上
りチャネル及び前記各加入者の端末機器に対してフレー
ムを伝送すべく設けられた下りチャネルとを有する非対
称伝送路と、ネットワークに接続される対称伝送路との
間に接続され、前記ネットワーク及び前記加入者の端末
機器に接続されたケーブルモデムの間でフレームの送受
を行うケーブルモデム終端システムであって、前記ネッ
トワーク側から到来するフレームに対しては、当該フレ
ーム中の宛先アドレスに対応して、前記ケーブルモデム
が識別する宛先アドレスを付加しカプセル化して前記下
りチャネルへ送出する下りフレーム処理手段と、前記ケ
ーブルモデムから到来するカプセル化フレームに対して
は、当該カプセル化フレームの宛先アドレスに対応し
て、前記ネットワークへ送出するか前記下りチャネルに
折り返して送出するかを判定し、前記ネットワークへ送
出する場合には、当該カプセル化フレーム中の前記ネッ
トワークにおいて用いられるフレーム部分を取り出して
送出する一方、前記下りチャネルに折り返して送出する
場合には、前記ケーブルモデムが識別する宛先アドレス
を付加しカプセル化して前記下りチャネルへ送出する上
りフレーム処理手段とを具備することを特徴とする。こ
れにより加入者の端末機器に接続されたケーブルモデム
から当該システムまでの間はカプセル化された宛先アド
レスと発信元アドレスとを有するフレームにより当該シ
ステムに特有の経路制御を行うことができ、また、当該
システムから外部のネットワークまでの間は上記カプセ
ル化されたフレーム中の原フレームを用いて一般的なプ
ロトコルによるデータ通信を可能とする。
【0014】請求項2に記載のケーブルモデム終端シス
テムは、各加入者の端末機器からのフレームを独立して
伝送すべく前記加入者の端末機器に接続されたケーブル
モデムに対応して設けられた複数の上りチャネル及び前
記各加入者の端末機器に対してフレームを伝送すべく設
けられた1つの下りチャネルとを有する非対称伝送路
と、ネットワークに接続される対称伝送路との間に接続
され、前記ネットワーク及び前記加入者の端末機器に接
続されたケーブルモデムの間でフレームの送受を行うケ
ーブルモデム終端システムであって、前記ネットワーク
と伝送路を介して接続され、フレームの中継を行うネッ
トワーク間接続装置と、前記ケーブルモデムから送出さ
れる変調されたフレームを復調する一方、前記ケーブル
モデム側へ送出すべきフレームを変調するケーブルイン
タフェースと、前記ネットワーク間接続装置を介して到
来するフレームについて経路制御を可能に宛先アドレス
及び発信元アドレスのカプセル化を行う一方前記ネット
ワーク間接続装置へは前記経路制御を可能にする宛先ア
ドレス及び発信元アドレスを取り去り原フレームとして
送出すると共に当該カプセル化したフレーム及び前記ケ
ーブルモデムから到来するフレームについての経路制御
を行う経路構成スイッチと、前記ケーブルインタフェー
スを介して前記ケーブルモデムから到来するフレームに
ついて前記経路構成スイッチによる経路制御を可能に宛
先アドレス及び発信元アドレスのカプセル化を行うフィ
ルタリング処理部とを具備することを特徴とする。これ
により、ネットワーク間接続装置には、カプセル化され
たフレームが到来せず、ネットワークにおいて用いられ
る原フレームが通過するので、汎用のネットワーク間接
続装置を用いてネットワークを構成可能である。
【0015】請求項3に記載のケーブルモデム終端シス
テムでは、フィルタリング処理部は、到来したフレーム
から原フレームを取り出し、パケット種別及び宛先アド
レスに基づき、経路構成スイッチの所定入力ポートと該
当出力ポートをそれぞれ発信元アドレスと宛先アドレス
として再カプセル化を行う再カプセル化実行手段を備え
ることを特徴とする。これにより、経路構成スイッチに
おいては再カプセル化に係る入力ポートと出力ポートに
より容易に経路制御がなされ得る。
【0016】請求項4に記載のケーブルモデム終端シス
テムでは、経路構成スイッチは、ネットワーク側から到
来するフレームに対しては、当該フレーム中の宛先アド
レスに対応して、ケーブルモデムが識別する宛先アドレ
スを付加しカプセル化して下りチャネルへ送出する一
方、前記ケーブルモデムから到来するカプセル化フレー
ム中の前記ネットワークへ送出するフレームに対して
は、当該カプセル化フレーム中の前記ネットワークにお
いて用いられるフレーム部分を取り出して送出するヘッ
ダ/トレーラ加減処理部を備えることを特徴とする。こ
れにより、ネットワーク間接続装置には、ネットワーク
において用いられるフレームのみが到来するようにな
り、汎用のネットワーク間接続装置を用いてネットワー
クを構成可能である。
【0017】請求項5に記載のケーブルモデム終端シス
テムでは、経路構成スイッチは、ケーブルモデム側へフ
レームを送出するためのトランシーバと、前記ケーブル
モデム側からのフレームを受け取るためのトランシーバ
と、ネットワーク間接続装置との間においてフレームを
送受するためのネットワーク間接続装置側トランシーバ
と、前記各トランシーバに対応するポート間の経路スイ
ッチングを行うスイッチ基本部とを備えることを特徴と
する。これにより、スイッチング基本部においてトラン
シーバ間での経路についてスイッチングがなされ、ネッ
トワークと端末機器間の通信のみならず、端末機器から
送出されたフレームを他の端末機器へ送信することも可
能である。
【0018】請求項6に記載のケーブルモデム終端シス
テムでは、ケーブルインタフェースは、経路構成スイッ
チからフレームを受け取り、原フレームを取り出し、当
該フレームの宛先アドレスに基づきケーブルモデムの識
別情報を宛先アドレスとしてカプセル化を行うケーブル
モデム識別情報付加手段を備えることを特徴とする。こ
れにより、ケーブルモデムに対し、ケーブルモデムが識
別可能な宛先アドレスに係る識別情報を付けてカプセル
化したフレームを送ることが可能である。
【0019】請求項7に記載のケーブルモデム終端シス
テムでは、ケーブルモデム識別情報付加手段は、ブロー
ドキャストアドレスが設定されているときには、原フレ
ームに付加されていた入力ポート番号に基づき、ケーブ
ルモデムグループの識別情報を宛先アドレスとしてカプ
セル化を行うことを特徴とする。これにより、ブロード
キャスト・ドメインを分割を可能とする。
【0020】請求項8に記載のケーブルモデムは、加入
者の端末器機に対応して独立に設けられる上りチャネル
と、複数の加入者の端末器機に対応して共通に設けられ
る上りチャネルとに接続され、前記上りチャネル及び下
りチャネルを介して対向接続されるケーブルモデム終端
システムとの間でフレームの送受を行うケーブルモデム
であって、前記上りチャネルにフレームを送出する際に
は、原フレームの宛先アドレスに応じて前記ケーブルモ
デム終端システムが識別する宛先アドレス及び当該ケー
ブルモデムの識別情報からなる発信元アドレスをカプセ
ル化して送出する一方、前記下りチャネルのフレームに
ついては、カプセル化フレームの宛先アドレスが当該ケ
ーブルモデムの識別情報またはグループ識別情報に一致
する場合に取り込みを行うフレーム送受処理手段を具備
することを特徴とする。これにより、上りチャネルにフ
レームを送出する際には、原フレームの宛先アドレスに
応じてケーブルモデム終端システムが識別する宛先アド
レス及び当該ケーブルモデムの識別情報からなる発信元
アドレスがカプセル化される一方、前記下りチャネルの
フレームについては、カプセル化フレームの宛先アドレ
スが当該ケーブルモデムの識別情報またはグループ識別
情報に一致する場合に取り込みを行うことにより、端末
機器を宛先とするフレームを適切に取り込むことができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明に
係るケーブルモデム終端システム及びケーブルモデムを
説明する。各図において同一の構成要素には同一の符号
を付し重複する説明を省略する。図1には、本発明に係
るケーブルモデム終端システム及びケーブルモデムを用
いて構成したネットワークシステムが示されている。同
図におけるケーブルモデム終端システム(CTMS:Ca
ble Modem Termination System)1より左側がHE(ヘ
ッド・エンド)やDH(ディストリビューション・ハ
ブ)等と称されるCATV局側であり、ケーブルモデム
終端システム1に接続されるデータネットワーク61、
このデータネットワーク61に接続されるローカルサー
バ6及びゲートウエイ7等により構成されている。更
に、上記ゲートウエイ7には、HEやDHと称されるC
ATV局に接続される広域網62を介してインターネッ
ト63が接続されている。
【0022】ケーブルモデム終端システム1はファイバ
/同軸混成伝送路4を介して加入者宅の端末機器(EN:E
nd Node(CPE:Customer Premise Equipment) )につなが
るケーブルモデム2−1〜2−4へ接続されている。フ
ァイバ/同軸混成伝送路(HFC:Hybrid Fiber / Coa
x )4には、ケーブルモデム2−1〜2−4からCAT
V局側へ向かう上り方向へフレームを送信するための上
りチャネルが個別に設けられていると共に、CATV局
側からケーブルモデム2−1〜2−4へ向かう下り方向
へフレームを送信するための共通の下りチャネルが設け
られている。
【0023】上記ケーブルモデム終端システム1には、
ネットワーク61側から到来するフレームに対しては、
当該フレーム中の宛先アドレスに対応して、ケーブルモ
デム2−1〜2−4が識別する宛先アドレスを付加しカ
プセル化して下りチャネルへ送出する下りフレーム処理
手段15と、ケーブルモデム2−1〜2−4から到来す
るカプセル化フレームに対しては、当該カプセル化フレ
ームの宛先アドレスに対応して、ネットワーク61へ送
出するか下りチャネルに折り返して送出するかを判定
し、ネットワーク61へ送出する場合には、当該カプセ
ル化フレーム中のネットワーク61において用いられる
フレーム部分を取り出して送出する一方、下りチャネル
に折り返して送出する場合には、ケーブルモデム2−1
〜2−4が識別する宛先アドレスを付加しカプセル化し
て下りチャネルへ送出する上りフレーム処理手段16と
が備えられている。
【0024】また、上記ケーブルモデム2−1〜2−4
は、上りチャネルにフレームを送出する際には、原フレ
ームの宛先アドレスに応じてケーブルモデム終端システ
ム1が識別する宛先アドレス及び当該ケーブルモデム2
−1〜2−4の識別情報(CM ID)からなる発信元
アドレスをカプセル化して送出する一方、下りチャネル
のフレームについては、カプセル化フレームの宛先アド
レスが当該ケーブルモデム2−1〜2−4の識別情報ま
たはグループ識別情報に一致する場合に取り込みを行う
フレーム送受処理手段17−1〜17−4を具備する。
【0025】フレーム送受処理手段17−1〜17−4
について説明すると、各ケーブルモデム2−1〜2−4
は、上りチャネルを介して図5に示されるフィルタリン
グ処理部12(ここでは、ネットワークAに対応する1
2−1〜12−3のみが示されている)に1対1に接続
されており、この接続に係るフィルタリング処理部(F
P:Filtering Processor )12の識別情報と当該モデ
ムの識別情報とを図2に示されるように、テーブル化し
て有している。そして、フレーム送出の際には、端末機
器3−1〜3−4から送出されたフレーム(原フレー
ム)に、上記該当のフィルタリング処理部12の識別情
報を宛先アドレスとして、当該モデムの識別情報を発信
元アドレスとしてカプセル化を行う。具体的には、原フ
レームは、図11において斜線を施された部分を除くフ
レームであり、DA(宛先アドレス)、SA(発信元ア
ドレス)、T(フレームタイプ)、DATA(実質的な
データ)、FCS(フレームチェックシーケンス)によ
り構成されている。そして、フレーム送受処理手段17
−1〜17−4は、図11のプラス記号(+)が付され
たDA+(宛先アドレス)、SA+(発信元アドレ
ス)、T+(フレームタイプ)、FCS+(フレームチ
ェックシーケンス)を付加してカプセル化を行う。ここ
に、DA+(宛先アドレス)、SA+(発信元アドレ
ス)は図2のテーブルに基づきセットし、T+(フレー
ムタイプ)は原フレームのT(フレームタイプ)をコピ
ーし、FCS+(フレームチェックシーケンス)は上記
の結果のデータに対して新たに計算を行う。
【0026】図3には、フレーム送受処理手段17−1
〜17−4が行うカプセル化のフローチャートが示され
ている。つまり、カプセル化の場合には、図2のテーブ
ルに示される「x」をDA+(宛先アドレス)にセット
し、CM IDの値「m」をSA+(発信元アドレス)
にセットする(S1)。
【0027】図4には、フレーム送受処理手段17−1
〜17−4が行うフレーム取り込みのフローチャートが
示されている。フレーム送受処理手段17−1〜17−
4は、下りチャネルから図11の斜線が施された部分ま
でを含むフレーム(カプセル化フレーム)を得て復調
し、カプセル化された部分の宛先アドレスが当該ケーブ
ルモデム2−1〜2−4のCM IDの値「m」または
グループ識別情報(CM Gr)に一致するかを検出する
(S2)。ここで、一致した場合には、パケットを取り
込み、ディカプセル化して原フレームを端末機器3−1
〜3−4へ送出する(S3)。これに対し、カプセル化
された部分の宛先アドレスが当該ケーブルモデム2−1
〜2−4のCM IDの値「m」またはグループ識別情
報(CM Gr)に一致しなかった場合には、パケットの
廃棄を行う(S4)。
【0028】図5には、ケーブルモデム終端システム1
の詳細な構成が示されている。ケーブルモデム終端シス
テム1は、ネットワーク間接続装置であるルータ8、経
路構成スイッチ11、フィルタリング処理部12−1〜
12−3、ケーブルモデムインタフェースモジュール1
3により構成されている。ルータ8はネットワーク61
とATM伝送路10を介して接続され、フレームの中継
を行う。経路構成スイッチ11は、ルータ8を介して到
来するフレームについてケーブルモデム2−1〜2−4
が識別可能な宛先アドレス及び発信元アドレスの付加を
行う一方、ルータ8へは経路制御を可能にする宛先アド
レス及び発信元アドレスを取り去り原フレームとして送
出すると共に、当該カプセル化したフレーム及びケーブ
ルモデム2−1〜2−4から到来するフレームについて
の経路制御を行う。フィルタリング処理部12−1〜1
2−3は、図1についてのネットワークAに対応する構
成のみを示したもので、実際にはケーブルモデム2−1
〜2−4に対応する数の同様の構成のフィルタリング処
理部が設けられる。フィルタリング処理部12−1〜1
2−3は、ケーブルインタフェースモジュール13を介
してケーブルモデム2−1〜2−3から到来するフレー
ムについて経路構成スイッチ11による経路制御を可能
に宛先アドレス及び発信元アドレスのカプセル化を行
う。ケーブルモデムインタフェースモジュール13は、
ケーブルモデム2−1〜2−4から送出される変調され
たフレームを復調する一方、上記ケーブルモデム2−1
〜2−4側へ送出すべきフレームを変調する機能を有す
る。変調器(MOD)31は、ケーブルモデム2−1〜
2−4側へ送出フレームを変調するものであり、復調器
(DEMOD)32−1〜32−3は、ケーブルモデム
2−1〜2−3から送出される変調されたフレームを復
調する。ここでは、ケーブルモデム2−4から送出され
る変調されたフレームを復調する復調器は示されていな
いが、実際には、ケーブルモデム2−4から送出される
変調されたフレームを復調する復調器も設けられてい
る。
【0029】フィルタリング処理部12−1〜12−3
は、到来したフレームから原フレームを取り出し、パケ
ット種別及び宛先アドレスに基づき、経路構成スイッチ
11の所定入力ポートと該当出力ポートをそれぞれ発信
元アドレスと宛先アドレスとして再カプセル化を行うを
備える。
【0030】再カプセル化実行手段17−1〜17−3
には、例えば、図6に示されるようなテーブルが設けら
れており、上記再カプセル化に用いられる。このテーブ
ルは、パケット種別により区分され、IPアドレス以外
は、パケットの単位で原フレームの宛先アドレスに対応
する出力ポート番号が割り当てられている。例えば、A
RPパケットで経路構成スイッチ11を宛先とするもの
は、ポート番号P0が出力ポートとなる。一方、入力ポ
ートは、フィルタリング処理部12−1〜12−3が接
続されている経路構成スイッチ11の番号であり、図6
の例ではPnとなっている。また、IPパケットの場合
にも、宛先アドレスに対応する出力ポート番号が割り当
てられている。例えば、ブロードキャストの場合には、
出力ポートとしてP3、P1が割り当てられている。こ
の場合にも、入力ポートは、フィルタリング処理部12
−1〜12−3が接続されている経路構成スイッチ11
の番号であり、図6の例ではPnとなっている。
【0031】図7には、上記再カプセル化実行手段17
−1〜17−3の動作のフローチャートが示されている
ので、これを説明する。再カプセル化実行手段17−1
〜17−3は、復調器32−1〜32−3により復調さ
れたカプセル化フレームが到来すると、これからディカ
プセル化によりオリジナルフレーム(原フレーム)を取
り出す(S5)。そして、原フレームのパケット種別が
IPであるかをパケットタイプTにより検出する(S
6)。ここで、IPパケットであれば、図6に示したテ
ーブルをサーチして宛先アドレスに対応する出力ポート
番号と、共通の入力ポート番号とを取り出し(S7)、
それを上記原フレームに付加して再カプセル化して経路
構成スイッチ11へ送出する(S8)。一方、ステップ
S6においてIPパケットの到来でないことを検出する
と、図6に示されたテーブルをサーチして該当の種別の
パケットと宛先アドレスに対応する出力ポートを取り出
し、再カプセル化の処理を行う(S9)。
【0032】図5及び図8に示されるように、経路構成
スイッチ11は、ネットワーク61側から到来するフレ
ームに対しては、当該フレーム中の宛先アドレスに対応
して、ケーブルモデム2−1〜2−4が識別する宛先ア
ドレスを付加しカプセル化して下りチャネルへ送出する
一方、ケーブルモデム2−1〜2−4から到来するカプ
セル化フレーム中の上記ネットワーク61へ送出するフ
レームに対しては、当該カプセル化フレーム中の上記ネ
ットワーク61において用いられるフレーム部分を取り
出して送出するヘッダ/トレーラ加減処理部(Add/
Rem:Adder/Remover)22−1、22−2を備え
る。
【0033】また、図8に詳細が示されているように、
経路構成スイッチ11は、ケーブルモデム2−1〜2−
4側へフレームを送出するためのトランシーバ(TR:
Transceiver )24と、ケーブルモデム2−1〜2−3
側からのフレームを受け取るためのトランシーバ26−
1〜26−3(tr:Transceiver )と、ルータ8との
間においてフレームを送受するためのネットワーク間接
続装置側のトランシーバ23、25と、上記各トランシ
ーバに対応するポート間の経路スイッチングを行うスイ
ッチ基本部21とを備える。トランシーバ26(26−
1〜26−3)は実際には、ケーブルモデムに対応して
設けられる。また、ルータ8との間においてフレームを
送受するためのトランシーバ25に相当する構成は、1
つに限らず複数であってもよい。
【0034】上記のヘッダ/トレーラ加減処理部(Ad
d/Rem:Adder /Remover)22−1(22−2)の
動作が図9〜図11を参照して説明する。なお、図11
に示される経路構成スイッチ11はトランシーバが省略
されている。ヘッダ/トレーラ加減処理部22−1は、
ポートP1に接続されており、ヘッダ/トレーラ加減処
理部22−2は、ポートP2に接続されているので、ヘ
ッダ/トレーラ加減処理部22−1(22−2)は、そ
れぞれP1、P2を入力ポート情報として保持してい
る。また、ルータ8側から到来したフレームは全て出力
ポートP3から出力するので、このP3を出力ポート情
報として保持している。そして、ルータ8側からフレー
ム(原フレーム)が到来したとき、図9のフローチャー
トにより動作を行う。上記ルータ8からフレーム(原フ
レーム)が到来すると、上記保持してある出力ポート情
報P3を宛先アドレス「DA+」にセットし(S1
1)、入力ポート情報(例えば、P1またはP2)を発
信元アドレス「SA+」にセットし(S12)、「T
+」として原フレームのTをセットして全体フレームの
FCSを計算して「FCS+」としてセットし(S1
3)、LANスイッチ基本部21に送出する。つまり、
図11のフレームF1またはF2を、フレームF3のよ
うにカプセル化してLANスイッチ基本部21に送出す
る。LANスイッチ基本部21は、カプセル化された宛
先アドレス「DA+」に従って経路制御を行う。ここ
で、下り方向のカプセル化された宛先アドレス「DA
+」は全て「P3」であるから、ポートP3から出力さ
れる。
【0035】一方、ケーブルモデム側から到来するフレ
ームは、フィルタリング処理部12によりカプセル化さ
れており、ヘッダ/トレーラ加減処理部22−1(22
−2)に到来したときには、図11のフレームF4に示
されるようである。このフレームが到来したとき、ヘッ
ダ/トレーラ加減処理部22−1(22−2)は、図1
0のフローチャートにより動作を行う。つまり、ディカ
プセル化により原フレームを取り出し、ルータ8へ送出
する(S14)。このディカプセル化では、「DA
+」、「SA+」、「T+」、「FCS+」を削除し、
フレームF5、F6のようにIPルータ等により処理さ
れる形態としてルータ8へ送出する。
【0036】図5に戻って説明を行う。ケーブルインタ
フェース13は、経路構成スイッチ11からフレームを
受け取り、原フレームを取り出し、当該フレームの宛先
アドレスに基づきケーブルモデム2−1〜2−4の識別
情報を宛先アドレスとしてカプセル化を行うケーブルモ
デム識別情報付加手段18を変調器31に前置して備え
ている。
【0037】上記ケーブルモデム識別情報付加手段18
は、図12に示されるテーブルを備えている。このテー
ブルには、宛先アドレスがブロードキャストアドレスで
あるか否かにより区分されている。ブロードキャストア
ドレスを持つフレームのときには、発信元アドレスとし
て設定されている入力ポート番号に対応してケーブルモ
デムグループの識別情報が記憶されている。ブロードキ
ャストアドレスを持つフレーム以外のときには、原フレ
ームの宛先(MAC)アドレスに対応してケーブルモデ
ムの識別情報が記憶されている。
【0038】ケーブルモデム識別情報付加手段18は、
フレームを受け取ると図13に示されるフローチャート
のように動作するので、その動作を図14を用いて説明
する。図14に示されるフレームF11またはフレーム
F13を受け取ると、ディカップリングによりオリジナ
ルフレーム(原フレーム)を取り出す(S21)。オリ
ジナルフレームの宛先アドレスによりブロードキャスト
のフレームであるか否かを検出する(S22)。ここ
で、ブロードキャストのフレームであることを検出する
と、図12に示されるテーブルをサーチし入力ポート番
号に対応するCM Gr(CMグループNo)を求め、これ
をカプセル化されて到来したフレームの宛先アドレスに
セットされている出力ポート番号に代えてセットし送出
する(S23)。図14のフレーム13のように、入力
ポート番号P2がセットされている場合には、図12の
テーブルには上記ポート番号P2に対応してCM Gr
(CMグループNo)Gmが記憶されているので、これを
フレームF13の出力ポート番号P3に代えてセット
し、図14のフレームF14を得てこれを送出する。ケ
ーブルモデム2−1〜2−3には、CM Gr(CMグ
ループNo)としてGmが割り当てられているので、上記
フレームF13はこれらケーブルモデム2−1〜2−3
に取り込まれ、ケーブルモデム2−4には取り込まれな
いので、ブロードキャスト・ドメインを分けることがで
きる。
【0039】上記に対して、ステップS22において、
ブロードキャストのフレームではないことを検出する
と、原フレームにセットされている宛先アドレス(宛先
MACアドレス)に対応するケーブルモデムの識別情報
(CM ID)を検索し、求めたCM IDをカプセル
化されて到来したフレームの宛先アドレスにセットされ
ている出力ポート番号に代えてセットし送出する(S2
4)。図14のフレーム11のように、原フレームの宛
先アドレスに「a」がセットされている場合には、図1
2のテーブルには上記「a」に対応してCM ID=m
が記憶されているので、これをフレームF13の出力ポ
ート番号P3に代えてセットし、図14のフレームF1
2を得て、これを送出する。このように、各端末機器を
宛先とする場合には、ケーブルモデム2−1〜2−4が
識別するケーブルモデム識別情報をカプセル化により宛
先アドレスにセットするので、各ケーブルモデム2−1
〜2−4が適切な取り込みを行うことができる。
【0040】以上の通りにケーブルモデム終端システム
1が構成される結果、図15に示されるように、経路構
成スイッチ11からRFインタフェースモジュール13
へ向けて送出される下りデータと、フィルタリング処理
部12から経路構成スイッチ11へ向けて送出される上
りデータは、図17に示されるフレームフォーマット
の形態で送出される。また、RFインタフェースモジュ
ール13からフィルタリング処理部12へ向けて送出さ
れる上りデータは、図16に示されるフレームフォーマ
ットの形態で送出される。
【0041】図18には、本発明に係るケーブルモデム
終端システム1によりDH(またはHE)100を構成
し、本発明に係るケーブルモデムにより加入者端末(C
PE)を上記DH100に接続したネットワークが示さ
れている。ここでは、図1のファイバ/同軸混成伝送路
4と同様のファイバ/同軸混成伝送路4’によりRFイ
ンタフェースモジュール13とケーブルモデム2−m、
2−nの間が接続されている。ケーブルモデム2−mの
識別情報CM IDはmであり、2−nの識別情報CM
IDはnである。加入者端末3−aのMACアドレス
がa(MAC aのように記載)であり、加入者端末3−
bのMACアドレスがbである。
【0042】また、フィルタリング処理部12−x、1
2−y、12−zの識別情報は、それぞれx、y、zで
ある。経路構成スイッチ11の図に付されているp1〜
p6はポートを示している。経路構成スイッチ11のポ
ートp1に接続されるルータ8のポートはMACアドレ
スはdであり、経路構成スイッチ11のポートp2に接
続されるルータ8のポートはMACアドレスはeであ
る。
【0043】以上のアドレス等の条件下において、ルー
タ8から経路構成スイッチ11のポートp1へ向けて加
入者端末3−aを宛先とするフレーム21(フレームタ
イプTは省略してある(以下同様))が送出されると、
経路構成スイッチ11のヘッダ/トレーラ加減処理部に
おいて、入力ポートp1と出力ポートp3がそれぞれ発
信元アドレス及び宛先アドレスとしてカプセル化がなさ
れ、フレームF22とされRFインタフェースモジュー
ル13へ送出され、ここで、図12乃至図14を用いて
説明したように上記出力ポートp3に代えて原フレーム
の宛先アドレスaに対応のCD ID値mがセットさ
れ、ケーブルモデム2−mに取り込まれてフレーム23
の如き原フレームとされ、加入者端末3−aに送られ
る。また、ルータ8から経路構成スイッチ11のポート
p2へ向けて加入者端末3−bを宛先とするフレーム2
4が送出されると、経路構成スイッチ11のヘッダ/ト
レーラ加減処理部において、入力ポートp2と出力ポー
トp3がそれぞれ発信元アドレス及び宛先アドレスとし
てカプセル化がなされ、フレームF25とされRFイン
タフェースモジュール13へ送出され、ここで、図12
乃至図14を用いて説明したように上記出力ポートp3
に代えて原フレームの宛先アドレスbに対応のCD
D値nがセットされ、ケーブルモデム2−nに取り込ま
れてフレーム26の如き原フレームとされ、加入者端末
3−aに送られる。
【0044】また、加入者端末3−aからルータ8のM
ACアドレスdを宛先アドレスとするフレーム27が送
出されると、ケーブルモデム2−mにより対応のフィル
タリング処理部12−xの識別情報xを宛先アドレスと
し、当該ケーブルモデム2−mの識別情報CD ID値
mを発信元アドレスとするカプセル化が行われフレーム
F28とされる。そして、フィルタリング処理部12−
xにおいて、原フレームの宛先アドレスに基づき経路構
成スイッチ11のポートp1を宛先アドレスとし、入力
ポートp4を発信元アドレスとするカプセル化が行われ
フレームF29とされ経路構成スイッチ11へ送出され
る。経路構成スイッチ11のヘッダ/トレーラ加減処理
部においては、ディカプセル化により原フレームの取り
出しが行われフレームF30がルータ8のMACアドレ
スdのポートに送出される。更に、加入者端末3−bか
らルータ8のMACアドレスeを宛先アドレスとするフ
レーム31が送出されると、ケーブルモデム2−nによ
り対応のフィルタリング処理部12−zの識別情報zを
宛先アドレスとし、当該ケーブルモデム2−nの識別情
報CD ID値nを発信元アドレスとするカプセル化が
行われフレームF32とされる。そして、フィルタリン
グ処理部12−zにおいて、原フレームの宛先アドレス
に基づき経路構成スイッチ11のポートp2を宛先アド
レスとし、入力ポートp6を発信元アドレスとするカプ
セル化が行われフレームF33とされ経路構成スイッチ
11へ送出される。経路構成スイッチ11のヘッダ/ト
レーラ加減処理部においては、ディカプセル化により原
フレームの取り出しが行われフレームF34がルータ8
のMACアドレスeのポートに送出される。斯して、本
発明に係るケーブルモデム終端システム1を用いて構成
したDH(またはHE)100と、本発明に係るケーブ
ルモデムを用いる加入者端末(CPE)3−a、3−b
との間で適切なフレーム送受を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載のケ
ーブルモデム終端システムによれば、加入者の端末機器
に接続されたケーブルモデムから当該システムまでの間
はカプセル化された宛先アドレスと発信元アドレスとを
有するフレームにより当該システムに特有の経路制御を
行い、また、当該システムから外部のネットワークまで
の間は上記カプセル化されたフレーム中の原フレームを
用いて一般的なプロトコルによるデータ通信を可能とし
ているので、各加入者の端末機器からのフレームを独立
して伝送すべく前記加入者の端末機器に接続されたケー
ブルモデムに対応して設けられた複数の上りチャネル及
び前記各加入者の端末機器に対してフレームを伝送すべ
く設けられた1つの下りチャネルとを有する非対称伝送
路において適切なデータ伝送が可能である。
【0046】以上説明したように請求項2に記載のケー
ブルモデム終端システムによれば、ネットワーク間接続
装置には、カプセル化されたフレームが到来しないよう
にされており、ネットワークにおいて用いられる原フレ
ームが通過するので、汎用のネットワーク間接続装置を
用いてネットワークを構成可能である。
【0047】以上説明したように請求項3に記載のケー
ブルモデム終端システムによれば、経路構成スイッチに
おいては再カプセル化に係る入力ポートと出力ポートが
発信元アドレスと宛先アドレスとなり、当該ポート間で
経路制御がなされ得る。
【0048】以上説明したように請求項4に記載のケー
ブルモデム終端システムによれば、ネットワーク間接続
装置には、ネットワークにおいて用いられるフレームの
みが到来するので、汎用のネットワーク間接続装置を用
いてネットワークを構成可能である。
【0049】以上説明したように請求項5に記載のケー
ブルモデム終端システムによれば、スイッチング基本部
においてトランシーバ間での経路についてスイッチング
がなされ、ネットワークと端末機器間の通信のみなら
ず、端末機器から送出されたフレームを他の端末機器へ
送信することも可能である。
【0050】以上説明したように請求項6に記載のケー
ブルモデム終端システムによれば、ケーブルモデムに対
し、ケーブルモデムが識別可能な宛先アドレスに係る識
別情報を付けてカプセル化したフレームを送ることが可
能である。
【0051】以上説明したように請求項7に記載のケー
ブルモデム終端システムによれば、ブロードキャストア
ドレスが設定されているときには、原フレームに付加さ
れていた入力ポート番号に基づき、ケーブルモデムグル
ープの識別情報を宛先アドレスとしてカプセル化を行う
ので、ブロードキャスト・ドメインの分割を可能とす
る。
【0052】以上説明したように請求項8に記載のケー
ブルモデムによれば、上りチャネルにフレームを送出す
る際には、原フレームの宛先アドレスに応じてケーブル
モデム終端システムが識別する宛先アドレス及び当該ケ
ーブルモデムの識別情報からなる発信元アドレスがカプ
セル化される一方、前記下りチャネルのフレームについ
ては、カプセル化フレームの宛先アドレスが当該ケーブ
ルモデムの識別情報またはグループ識別情報に一致する
場合に取り込みを行うことにより、端末機器を宛先とす
るフレームを適切に取り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブルモデム終端システム及びケー
ブルモデムを用いて構成したネットワークシステム。
【図2】本発明のケーブルモデムに備えられるテーブル
内容を示す図。
【図3】本発明のケーブルモデムの動作を説明するため
のフローチャート。
【図4】本発明のケーブルモデムの動作を説明するため
のフローチャート。
【図5】本発明のケーブルモデム終端システムの構成
図。
【図6】本発明のケーブルモデム終端システム内のフィ
ルタリング処理部に備えられるテーブル内容を示す図。
【図7】本発明のケーブルモデム終端システム内のフィ
ルタリング処理部の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図8】本発明のケーブルモデム終端システム内の経路
構成スイッチの構成図。
【図9】本発明のケーブルモデム終端システム内の経路
構成スイッチの動作を説明するためのフローチャート。
【図10】本発明のケーブルモデム終端システム内の経
路構成スイッチの動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図11】本発明のケーブルモデム終端システム内の経
路構成スイッチの動作によるフレームフォーマットの変
更を説明するための図。
【図12】本発明のケーブルモデム終端システム内のケ
ーブルモデムインタフェースに備えられるテーブル内容
を示す図。
【図13】本発明のケーブルモデム終端システム内のケ
ーブルモデムインタフェースの動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図14】本発明のケーブルモデム終端システム内のケ
ーブルモデムインタフェースの動作によるフレームフォ
ーマットの変更を説明するための図。
【図15】本発明のケーブルモデム終端システムの動作
によるフレームフォーマットの変更を説明するための
図。
【図16】本発明のケーブルモデム終端システムで用い
られるフレームフォーマットを示す図。
【図17】本発明のケーブルモデム終端システムで用い
られるフレームフォーマットを示す図。
【図18】本発明のケーブルモデム終端システムを用い
たネットワークシステムの動作によるフレームフォーマ
ットの変更を説明するための図。
【図19】従来例により構成されたネットワークシステ
ムの構成図。
【符号の説明】
1 ケーブルモデム終端システム 2−1〜2−
4 ケーブルモデム 3−1〜3−4 端末機器 4 ファイバ
/同軸混成伝送路 5 10Mイーサネット 6 ローカル
/サーバ 7 ゲートウエイ 8 ルータ 9 100Mイーサネット 10 ATM
伝送路 11 経路構成スイッチ 12−1〜12−4 フィルタリング処理部 13 RFインタフェースモジュール 15 下りフ
レーム処理手段 16 上りフレーム処理手段 17−1〜17−4 フレーム送受処理手段 18 ケーブルモデム識別情報付加手段 22−1〜22−2 ヘッド/トレーラ加減処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各加入者の端末機器からのフレームを独
    立して伝送すべく前記加入者の端末機器に接続されたケ
    ーブルモデムに対応して設けられた複数の上りチャネル
    及び前記各加入者の端末機器に対してフレームを伝送す
    べく設けられた下りチャネルとを有する非対称伝送路
    と、ネットワークに接続される対称伝送路との間に接続
    され、前記ネットワーク及び前記加入者の端末機器に接
    続されたケーブルモデムの間でフレームの送受を行うケ
    ーブルモデム終端システムであって、 前記ネットワーク側から到来するフレームに対しては、
    当該フレーム中の宛先アドレスに対応して、前記ケーブ
    ルモデムが識別する宛先アドレスを付加しカプセル化し
    て前記下りチャネルへ送出する下りフレーム処理手段
    と、 前記ケーブルモデムから到来するカプセル化フレームに
    対しては、当該カプセル化フレームの宛先アドレスに対
    応して、前記ネットワークへ送出するか前記下りチャネ
    ルに折り返して送出するかを判定し、前記ネットワーク
    へ送出する場合には、当該カプセル化フレーム中の前記
    ネットワークにおいて用いられるフレーム部分を取り出
    して送出する一方、前記下りチャネルに折り返して送出
    する場合には、前記ケーブルモデムが識別する宛先アド
    レスを付加しカプセル化して前記下りチャネルへ送出す
    る上りフレーム処理手段とを具備することを特徴とする
    ケーブルモデム終端システム。
  2. 【請求項2】 各加入者の端末機器からのフレームを独
    立して伝送すべく前記加入者の端末機器に接続されたケ
    ーブルモデムに対応して設けられた複数の上りチャネル
    及び前記各加入者の端末機器に対してフレームを伝送す
    べく設けられた1つの下りチャネルとを有する非対称伝
    送路と、ネットワークに接続される対称伝送路との間に
    接続され、前記ネットワーク及び前記加入者の端末機器
    に接続されたケーブルモデムの間でフレームの送受を行
    うケーブルモデム終端システムであって、 前記ネットワークと伝送路を介して接続され、フレーム
    の中継を行うネットワーク間接続装置と、 前記ケーブルモデムから送出される変調されたフレーム
    の復調を行う一方、前記ケーブルモデム側へ送出すべき
    フレームの変調を行うケーブルインタフェースと、 前記ネットワーク間接続装置を介して到来するフレーム
    について経路制御を可能に宛先アドレス及び発信元アド
    レスのカプセル化を行う一方、前記ネットワーク間接続
    装置へは前記経路制御を可能にする宛先アドレス及び発
    信元アドレスを取り去り原フレームとして送出すると共
    に、当該カプセル化したフレーム及び前記ケーブルモデ
    ムから到来するフレームについての経路制御を行う経路
    構成スイッチと、 前記ケーブルインタフェースを介して前記ケーブルモデ
    ムから到来するフレームについて前記経路構成スイッチ
    による経路制御を可能に宛先アドレス及び発信元アドレ
    スのカプセル化を行うフィルタリング処理部とを具備す
    ることを特徴とするケーブルモデム終端システム。
  3. 【請求項3】 フィルタリング処理部は、 到来したフレームから原フレームを取り出し、パケット
    種別及び宛先アドレスに基づき、経路構成スイッチの所
    定入力ポートと該当出力ポートをそれぞれ発信元アドレ
    スと宛先アドレスとして再カプセル化を行う再カプセル
    化実行手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の
    ケーブルモデム終端システム。
  4. 【請求項4】 経路構成スイッチは、 ネットワーク側から到来するフレームに対しては、当該
    フレーム中の宛先アドレスに対応して、ケーブルモデム
    が識別する宛先アドレスを付加しカプセル化して下りチ
    ャネルへ送出する一方、前記ケーブルモデムから到来す
    るカプセル化フレーム中の前記ネットワークへ送出する
    フレームに対しては、当該カプセル化フレーム中の前記
    ネットワークにおいて用いられるフレーム部分を取り出
    して送出するヘッダ/トレーラ加減処理部を備えること
    を特徴とする請求項2に記載のケーブルモデム終端シス
    テム。
  5. 【請求項5】 経路構成スイッチは、 ケーブルモデム側へフレームを送出するためのトランシ
    ーバと、 前記ケーブルモデム側からのフレームを受け取るための
    トランシーバと、 ネットワーク間接続装置との間においてフレームを送受
    するためのネットワーク間接続装置側トランシーバと、 前記各トランシーバに対応するポート間の経路スイッチ
    ングを行うスイッチ基本部とを備えることを特徴とする
    請求項4に記載のケーブルモデム終端システム。
  6. 【請求項6】 ケーブルインタフェースは、 経路構成スイッチからフレームを受け取り、原フレーム
    を取り出し、当該フレームの宛先アドレスに基づきケー
    ブルモデムの識別情報を宛先アドレスとしてカプセル化
    を行うケーブルモデム識別情報付加手段を備えることを
    特徴とする請求項2に記載のケーブルモデム終端システ
    ム。
  7. 【請求項7】 ケーブルモデム識別情報付加手段は、 ブロードキャストアドレスが設定されているときには、
    原フレームに付加されていた入力ポート番号に基づき、
    ケーブルモデムグループの識別情報を宛先アドレスとし
    てカプセル化を行うことを特徴とする請求項6に記載の
    ケーブルモデム終端システム。
  8. 【請求項8】 加入者の端末器機に対応して独立に設け
    られる上りチャネルと、複数の加入者の端末器機に対応
    して共通に設けられる上りチャネルとに接続され、前記
    上りチャネル及び下りチャネルを介して対向接続される
    ケーブルモデム終端システムとの間でフレームの送受を
    行うケーブルモデムであって、 前記上りチャネルにフレームを送出する際には、原フレ
    ームの宛先アドレスに応じて前記ケーブルモデム終端シ
    ステムが識別する宛先アドレス及び当該ケーブルモデム
    の識別情報からなる発信元アドレスをカプセル化して送
    出する一方、前記下りチャネルのフレームについては、
    カプセル化フレームの宛先アドレスが当該ケーブルモデ
    ムの識別情報またはグループ識別情報に一致する場合に
    取り込みを行うフレーム送受処理手段を具備することを
    特徴とするケーブルモデム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001060968A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Maspro Denkoh Corp ケーブルモデムシステム
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JP2006285378A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Fujitsu Ltd データ転送装置

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