JPH11122276A - 電子メール機能付き科学分析装置 - Google Patents

電子メール機能付き科学分析装置

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JPH11122276A
JPH11122276A JP9276797A JP27679797A JPH11122276A JP H11122276 A JPH11122276 A JP H11122276A JP 9276797 A JP9276797 A JP 9276797A JP 27679797 A JP27679797 A JP 27679797A JP H11122276 A JPH11122276 A JP H11122276A
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JP
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mail
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scientific
analysis
electronic mail
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JP9276797A
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Takeshi Morikawa
毅 森川
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】科学分析装置に対して、十分な装置管理を容易
に行うことができるようにする。 【解決手段】この発明の科学分析装置は、制御部2によ
り、装置外部のメール中継用サーバSBへTCP/IP
に従って管理用情報を持つ電子メールを自動的に送り出
すとともに、装置外部のメール中継用サーバSBからT
CP/IPに従って管理用情報を持つ電子メールを受け
出す構成を備えており、オペレータや管理責任者が装置
の傍にいなくても、装置の状態を常に把握できるのに加
えて、管理用情報が簡単かつ迅速に得られることから、
十分な装置管理を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被分析対象(分
析試料)に対して所定の科学分析に必要な処理を実行す
る分析処理手段を備えている科学分析装置に係り、特に
科学分析装置の管理が容易に行えるようにするための技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、研究所や工場などにおいて、例え
ば、液体クロマトグラフィやガスクロマトグラフィなど
を始めとして、多種多様の科学分析装置が用いられてお
り、今では、研究・開発のみならず製造管理でも、科学
分析が不可欠と言っても過言ではなく、科学分析装置は
様々な分野で有用かつ必須の装置となっている。
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の科学分
析装置は、十分な管理を行うことが中々に難しいという
問題がある。元来、科学分析装置はいわゆる汎用装置で
はないので、管理し難い装置であって、装置の状態を常
に把握しながら管理に必要な処置を行わなければならな
い。勿論、最近の科学分析装置は、装置のコンピュータ
化やリモート管理化が図られてはいる。
【0003】けれども、前者の場合はスタンドアロン構
成であり、後者の場合は独自のプロトコルに従って情報
の交換が実行されるLAN(Local Area Network) で科
学分析装置と管理用の専用端末機器とが通信可能に結合
された構成である。したがって、科学分析装置の管理を
行う者は、科学分析装置や専用端末機器装置のある所か
ら離れないで装置の状態を常々良く見て管理用情報を得
なければならない。しかし、実際には、科学分析装置の
管理を行う者は、他の業務も平行してこなす必要がある
ことなどから、科学分析装置や専用端末機器装置のある
所に管理用情報の確保のため居続けることは、実際には
なかなか出来ず、装置の管理を十分に行うことがなかな
か出来ない。
【0004】この発明は、上記事情に鑑み、十分な装置
管理を容易に行うことのできる電子メール機能付き科学
分析装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1の発明に係る電子メール機能付き科学分析
装置は、被分析対象に対して所定の科学分析に必要な処
理を実行する分析処理手段を備えている科学分析装置に
おいて、装置外部のメール中継用サーバへ通信用プロト
コルのTCP/IPに従って管理用情報を持つ電子メー
ルを自動的に送り出す電子メール自動送出手段と、装置
外部のメール中継用サーバから通信用プロトコルのTC
P/IPに従って管理用情報を持つ電子メールを受け出
す電子メール受出手段とを備えている。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の電子メール機能付き科学分析装置において、電子メー
ル自動送出手段が、管理用情報として装置エラー情報を
持つ電子メール、および、管理用情報として分析進捗状
況情報を持つ電子メールのうちの少なくともいずれか一
方の電子メールを自動的に送り出すよう構成されてい
る。
【0007】また、請求項3の発明は、請求項1または
2に記載の電子メール機能付き科学分析装置において、
科学分析装置自体の状態を定期的かつ自動的にチェック
する装置状態チェック手段を備えているとともに、電子
メール自動送出手段が、装置状態チェック手段のチェッ
ク結果に対応した管理用情報を含む電子メールを送り出
すよう構成されている。
【0008】〔作用〕次に、この発明の電子メール機能
付き科学分析装置(以下、適宜「科学分析装置」と略
記)による装置管理の実施の際の作用を説明する。請求
項1の科学分析装置では、勿論、分析処理手段により、
分析対象に対して所定の科学分析に必要な処理が適宜に
実行されることは言うまでもない。一方、請求項1の科
学分析装置の場合、電子メール自動送出手段により、標
準的な通信プロトコル(伝送プロトコル)であるTCP
/IPに従って管理用情報を持つ電子メールが装置外部
のメール中継用サーバへ自動的に送り出される。他方、
科学分析装置を管理する者は、メール中継用サーバに繋
がる端末コンピュータでサーバから自身宛の電子メール
を随時に取り出し、電子メールの持つ管理用情報を見
て、装置の管理に必要な処理を実行することになる。ま
た、請求項1の科学分析装置の場合、電子メール受出手
段により、装置外部のメール中継用サーバからTCP/
IPに従って管理用情報を持つ電子メールが随時に受け
出される。勿論、装置外部からもたらされた管理用情報
に従って必要な処置が科学分析装置側において適宜にと
られる。
【0009】すなわち、請求項1の科学分析装置では、
装置を管理する者が傍にいなくても装置から管理用情報
が自動的に装置外部へ送り出される上、装置外部からの
管理用情報も随時に受けとれる。そして、加えて、管理
用情報のやりとりが標準的な通信プロトコルであるTC
P/IPに従って行われることから、装置を管理する者
が管理用情報を取り出す際の場所的・人的な制約が少な
くて、特定の場所に置かれた特殊な端末コンピュータで
なくても、科学分析装置から離れた所の汎用的なコンピ
ュータでもって、管理用情報が簡単に得られる。
【0010】さらに、もうひとつ肝要なことは、管理用
情報が電子メールの形でやりとりされることである。最
近急速に普及して来たインターネットのホームページを
利用して管理用情報をやりとりすることも考えられるの
であるが、この場合には、ホームページに必ずアクセス
しないと管理用情報の送出の有無が分からないので、特
に管理対象の科学分析装置が何台かある場合、管理用情
報の到来の有無に係わらず、全ての装置の各ホームペー
ジに逐一アクセスして調べる必要があり、無駄な手間が
かかり過ぎて凡そ実用的でない。これに対し、電子メー
ルの場合、管理用情報を必ず含んで到来するから、管理
用情報の有無を調べるのに手間がかかるという事態を回
避でき、管理用情報を迅速に得ることができる。
【0011】請求項2の科学分析装置の場合、装置から
装置エラー情報や分析進捗状況情報が自動的に送り出さ
れるので、装置の管理をする者は、装置エラーや分析進
捗状況に対応して的確に対処できる。
【0012】請求項3の科学分析装置の場合、装置状態
チェック手段により、科学分析装置自体の状態が定期的
かつ自動的にチェックされるとともに、電子メール自動
送出手段により、チェック結果に対応した管理用情報が
装置外部へ自動的に送りだされることから、装置の管理
をする者は、常に装置の現状態に対応して的確に対処で
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図面
を参照しながら説明する。図1は実施例装置である液体
クロマトグラフィ(科学分析装置)を用いた科学分析シ
ステムの全体構成を示すブロック図、図2は実施例の液
体クロマトグラフィの構成を示すブロック図である。図
1の科学分析システムは、分析室に設置された(図では
便宜上3台だけ示すが)複数台の液体クロマトグラフィ
A〜Cと、管理室および1階事務室や2階事務室に設置
された管理用の端末コンピュータとして利用できるパー
ソナルコンピュータ(以下、適宜「パソコン」と略記)
a〜cと、メール中継用のサーバSBとが、通信用ネッ
トワークであるLANによって相互に接続されていて、
サーバSBを介して液体クロマトグラフィA〜Cとパソ
コンa〜cの間で、電子メールを相互にやりとりされる
よう構成されている。
【0014】すなわち、各液体クロマトグラフィA〜C
からサーバSBへ管理用情報を持つ電子メールが自動的
に送り出されるとともに、サーバSBからメール宛先の
パソコンにより随時に電子メールが受け出され、また、
逆に、各パソコンa〜cからサーバSBへ管理用情報を
持つ電子メールが随時に送り出されるとともに、サーバ
SBからメール宛先の液体クロマトグラフィにより随時
に電子メールが受け出されることにより、液体クロマト
グラフィとパソコンの間で管理用情報の授受が行われる
よう構成されているのである。勿論、サーバSBは、液
体クロマトグラフィあるいはパソコンから送られて来た
電子メールをメールボックス用のメールメモリSBmに
格納し、受け出し要求があれば、メールメモリSBmか
ら相手先の液体クロマトグラフィあるいはパソコンへ電
子メールを送出する構成となっている他、電話回線など
の公衆回線TNを介して遠隔の地の装置メーカやメーカ
の代理店などとも、電子メールの交換が行える構成とな
っている。以下、各部の構成をより具体的に説明する。
【0015】各液体クロマトグラフィA〜Cは、図2に
示すように、液体試料(被分析対象)の成分分離分析に
必要な処理を実行する分析処理部1と、分析処理部1の
動作や分析処理部1で得られるデータの処理および管理
用情報を持つ電子メールの送出・受出などをおこなう制
御部2とからなる。分析処理部1は、基本的構成とし
て、液体キャリアを溜めておく容器3と、容器3の中の
液体キャリアを充填剤の詰まったた分離カラム4に送り
込む送液ポンプ5とを備えるとともに、液体試料を導入
する試料注入部6を分離カラム4の手前に備える他、各
分離成分の検出を行うUV検出器7を分離カラム4の後
段に備えている。
【0016】分析処理部1での分析処理は次のように進
行する。すなわち、送液ポンプ5で液体キャリアを分離
カラム4に送り込みながら試料注入部6から液体試料を
導入し、分離カラム4で分離されて時系列的に順次出て
くる各成分をUV検出器7で検出する。UV検出器7で
得られたデータはAD変換器8でディジタル化された
後、制御部2へ送られる。制御部2の側では、分析処理
部1から送られてくるデータに基づいて、分離時間(リ
テンションタイム)に応じた位置に検出ピークが出現し
たクロマトグラムや、各分離成分の定量結果などがそれ
ぞれ求出されることになる。送液ポンプ5によるキャリ
ア送液動作や、試料注入部6での試料注入動作、あるい
は、UV検出器7からのデータの取り込み動作は、制御
部2から分析処理部1に送られてくる指令信号に従って
コントロールされる。なお、分析処理部1は、図示した
分離カラム4の他、プレカラムあるいはトラップカラム
や、予め装填された多数の液体試料を次々と自動的に分
析してゆく自動分析機構などが併設された構成にもなっ
ている。
【0017】各液体クロマトグラフィの制御部2は、基
本的構成として、必要な演算処理やデータ処理を実行す
るCPU11と、装置の稼働に必要な制御プログラムを
記憶したROMや一時的にデータを記憶するのに使われ
るRAM、および、ハードディスクドライブ式の記憶機
器などで構成されるメモリ部12と、電子メールで送ら
れてきた管理用情報のメッセージを表示するために記憶
しておく表示バッファメモリ13と、クロマトグラムや
分離成分の定量結果などの分析結果や操作メニューを映
し出す表示用モニタ14と、クロマトグラムや分離成分
の定量結果などの分析結果を印刷出力する記録部15を
備えているとともに、入力操作機器としてのキーボード
16やマウス17を備えている他、装置外部との間の通
信を行うための通信用デバイス18を備えている。通信
用デバイス18としては、イーサネットコントローラ
や、RS−232Cとモデムの組み合わせたものが例示
される。なお、モデムは内蔵タイプである必要はなく、
外付けタイプでもよい。
【0018】制御部2から分離分析処理に必要な指令信
号を分析処理部1へ出す場合、表示用モニタ14の画面
に操作メニューを表示しておいて、適当なアイコンをキ
ーボード16やマウス17で指定する入力操作を行っ
て、例えば、分析条件を設定したり、分析をスタートさ
せたりなどする構成となっている。また、制御部2は、
CPU11がUV検出器7からのデータに従ってクロマ
トグラム作成や分離成分の定量分析に必要な演算を行
い、得られた結果を表示用モニタ14の画面に映し出し
たり、記録部15によって用紙に印刷して出力したりす
る構成にもなっている。
【0019】さらに、各液体クロマトグラフィA〜C
は、特徴的な構成として、装置外部のメール中継用のサ
ーバSBへ標準的な通信用プロトコルのTCP/IPに
従って管理用情報を持つ電子メールを自動的に送り出す
電子メール自動送出手段と、サーバSBから通信用プロ
トコルのTCP/IPに従って管理用情報を持つ電子メ
ールを受け出す電子メール受出手段とを備えている。図
3に示すように、制御部2の電子メール自動送出手段に
よって送り出される電子メールM1は、メールの宛先
(今はパソコンaが宛先)であるパソコンのメールアド
レスADaと、メールの発信元(今は液体クロマトグラ
フィAが発信元)である液体クロマトグラフィのメール
アドレスADAと、管理情報としてのメッセージMSな
どで構成される。
【0020】そして、予め選ばれた宛先アドレス(送信
先)に応じた複数のメッセージMSがメモリ部12に予
め保存されていて、必要なタイミングでメッセージが読
み出されるとともに、これら複数のメッセージに基づく
電子メールM1が、通信用デバイス18を経由してサー
バSBに送出される。なお、電子メールM1を送出する
場合のプロトコルはTCP/IP・SMTPであるが、
TCP/IP・SMTP処理はCPU11によって行わ
れる。なお、図3の電子メールM1のメッセージMSが
持つ管理用情報には、装置エラー情報や分析進捗状況情
報があり、さらに、装置エラー情報としては、UV検出
器7の光源切れ、液漏れ、送液ポンプ5の異常停止など
があり、分析進捗状況情報としては、進捗率(全試料点
数のうち分析完了点数割合)などが挙げられる。
【0021】電子メールM1のメッセージMSの構成は
次のようにして行われる。例えば、液体クロマトグラフ
ィAの場合、液漏れエラーに対しては、1階事務室に居
るオペレータにだけ知らせればよく、管理室に居る管理
責任者にまで知らせる必要はないので、宛先アドレス:
ADcに対して、メッセージ:液漏れを、表示用モニタ
14に映し出されたメールセット用画面を見ながらキー
ボード16およびマウス17などにより入力して作成し
た後メモリ部12へ格納する。これにより、液漏れが発
生した場合には、液漏れメッセージで構成される電子メ
ールM1をオペレータに送る。又、光源切れに対して
は、1階事務室および2階事務所に居るオペレータだけ
でなく、管理室に居る管理責任者にも知らせる必要があ
るので、各パソコンa〜cの宛先アドレス:ADa〜A
Dcのそれぞれに対して、メッセージ:光源切れ、とい
うメッセージMSを作成してメモリ部12へ格納してお
く。この場合には、光源切れが起こると上記宛先アドレ
スに光源切れメッセージで構成される電子メールM1を
送る。なお、宛先アドレスに対して複数のメッセージが
ある場合には、同様にして複数のメッセージで構成され
る電子メールM1を宛先アドレスに送ることとなる。
【0022】分析進捗状況情報の場合、上と同様、アド
レスを入力するとともに、メッセージとして、例えば1
0%刻みで進捗率を入力してメモリ部12へ格納する。
このように、必要数のメッセージを予めセットしてメモ
リ部12へ格納しておくのである。
【0023】メモリ部12へ格納されたメッセージMS
は、装置を電子メール自動発送モードに設定しておけ
ば、必要に応じて電子メールとして発信されるのである
が発信タイミングは以下のとおりである。各液体クロマ
トグラフィA〜Cは、科学分析装置の装置エラー(装置
の状態)を定期的かつ自動的にチェックする自動チェッ
ク機能(装置状態チェック手段)を備えている。UV検
出器7の光源切れ、液漏れ、送液ポンプ5の異常停止な
どの有無を分析処理部1から送られてくる信号に基づき
CPU11が定期的にチェックし、装置エラーが発生す
れば、CPU11が直ちにエラーの種類に応じた電子メ
ールをメモリ部12から引き出してサーバSBへ送出す
る。つまり、装置エラー情報を持つメッセージに基づく
電子メールM1は、自動チェック機能による装置エラー
の検出した時が発信タイミングである。分析進捗状況情
報を持つ電子メールは、分析処理部1から各試料の分析
終了毎に送られてくる信号をCPU11がカウントし進
捗率を求出していて、進捗率がセットされた値に達する
毎に、CPU11が対応した進捗率のメッセージをメモ
リ部12から引き出して電子メールM1としてサーバS
Bへ送出する。
【0024】また、図4に示すように、制御部2の電子
メール受出手段によって受け出される電子メールM2
は、メールの宛先(今は液体クロマトグラフィAが宛
先)である液体クロマトグラフィのメールアドレスAD
Aと、メールの発信元(今はパソコンaが発信元)であ
るパソコンaのメールアドレスADaと、簡易スクリプ
トSC:Dialogと、管理情報であるメッセージM
Sなどで構成される。なお、電子メールを受信する場合
のプロトコルはTCP/IP・POPであるが、TCP
/IP・POP処理はCPU11によって行われる。
【0025】電子メールM2のスクリプトSCの欄には
Dialogがセットされている電子メールが液体クロ
マトグラフィで電子メールが受け出された場合、Dia
logの表示が画面に表示されるので、オペレータが直
ちにメッセージを表示して見ることになる。又、スクリ
プトSCの欄にセットされるのはDialogに限ら
ず、例えばRegisterがセットされている場合も
あり、このRegisterがセットされている電子メ
ールが液体クロマトグラフィで電子メールが受け出され
た場合、電子メールの受信に伴ってメッセージが適当な
メモリに記憶されるだけであって、オペレータが表示操
作を行う(インフォメーション画面を開く)ことで始め
【0026】図4の電子メールM2が持つ管理用情報に
は、装置エラーに対処するための管理責任者からの指示
メッセージや、管理責任者からオペレータへの分析業務
に関する連絡メッセージなどが挙げられる。実施例の各
液体クロマトグラフィA〜Cの場合、電子メール受出手
段は、電子メールM2がサーバSBの自己のメールボッ
クスに届いているかどうか定期的にチェックする機能を
備えているが、この機能を備えておらず、オペレータの
操作によりチェックがおこなわれる構成であってもよ
い。なお、以上の説明から明らかなように、実施例の場
合、電子メール自動送出手段および電子メール受出手段
は、CPU11と通信用デバイス18およびこれらを稼
働させる制御プログラムを中心に構成されているもので
ある。
【0027】一方、図4の電子メールM2は、パソコン
a〜cの側で上の場合と同じようにして、管理責任者な
どによって予めないし随時に作成された上で適時にサー
バSBへ送り出されるものであることは言うまでもな
い。各パソコンa〜cから電子メールを送出する場合の
プロトコルもTCP/IP・SMTPである。他方、パ
ソコンa〜cの側でも、電子メールM1がサーバSBの
自己のメールボックスに届いているかどうか定期的にチ
ェックする機能を備えているが、この機能を備えておら
ず、パソコン操作者の操作によりチェックがおこなわれ
る構成であってもよい。電子メールを各パソコンa〜c
が受信する場合のプロトコルもTCP/IP・POPで
ある。
【0028】続いて、上述の構成を有する科学分析シス
テムにおける管理用情報を持つ電子メールの交換動作に
ついて説明する。まず、液体クロマトグラフィからパソ
コンへの電子メールM1の送付動作を、図5を参照しな
がら、図5は、液体クロマトグラフィの電子メール送付
動作の流れを示すフローチャートである。
【0029】 各液体クロマトグラフィA〜Cにおい
て必要な管理用情報を示すメッセージMSを予めセット
しメモリ部12へ格納する。なお、全ての液体クロマト
グラフィA〜CでセットされるメッセージMSが同一で
ある必要はない。勿論、同一であってもよい。
【0030】 キーボード16またはマウス17の入
力操作により、各液体クロマトグラフィA〜Cを、電子
メール自動送信モードに設定する。
【0031】 各液体クロマトグラフィA〜Cに多数
の分析対象の液体試料(サンプル)を装填してから、キ
ーボード16またはマウス17の入力操作により、自動
分析を開始させる。
【0032】 分析の開始に伴って、各液体クロマト
グラフィA〜Cの自動チェック機能も作動し始めて、C
PU11が装置エラーの有無をチェックするとともに、
分析の進捗率を求出する。
【0033】 CPU11が装置エラーを検出する
と、検出したエラーに対応するメッセージMSをメモリ
部12から引き出して電子メールM1としてサーバSB
へ送出する。また、分析の進捗率が電子メールM1にセ
ットされた値に達すると、対応した進捗率のメッセージ
MSをメモリ部12から引き出して電子メールM1とし
てサーバSBへ送出する。一方、各バソコンa〜cは、
電子メールM1がサーバSBの自己のメールボックスに
届いていれば、随時に電子メールM1を受け出して来
て、送信メッセージを解読し、必要な処置を取ることに
なる。
【0034】次に、液体クロマトグラフィによる電子メ
ールM2の受出動作を、図6を参照しながら説明する。
図6は、液体クロマトグラフィの電子メールの受出動作
の流れを示すフローチャートである。もちろん。勿論、
各パソコンa〜cでは、管理責任者またはオペレータ
が、随時に管理用情報としてのメーセージを持つ電子メ
ールを作成し、サーバSBの各液体クロマトグラフィA
〜Cの対応メールボックスへ送出している。
【0035】 各液体クロマトグラフィA〜Cは、サ
ーバSBの自己のメールボックスに電子メールM2が届
いているか否か定期的にチェックする。
【0036】 電子メールM2が届いていれば、直ち
に受け出して来て、CPU11が先ず簡易スクリプトS
Cの解析をおこなう。電子メールM2の簡易スクリプト
SCそのものが間違っていれば、エラーメッセージと発
信元のパソコンのアドレスを付けた電子メールをサーバ
SBへ送り出す。
【0037】 簡易スクリプトSCが正しければ、C
PU11は次にメッセージのサイズが、表示バッファメ
モリ13でのメモリエリアサイズ以内かどうか(オーバ
していないかどうか)をチェックする。メッセージのサ
イズが、メモリエリアサイズをオーバしていれば、エラ
ーメッセージと発信元のパソコンのアドレスを付けた電
子メールをサーバSBへ送り出す。
【0038】 電子メールM2のメッセージのサイズ
が、表示バッファメモリ13におけるメモリエリアサイ
ズをオーバーしていなければ、メッセージを記憶すると
ともに、簡易スクリプトSCの表示指令に応じて、表示
用モニタ14の画面に自動的に表示したり、あるいは表
示操作によって表示したりして、メッセージを読み取る
ことになる。
【0039】以上に述べたように、実施例装置によれ
ば、装置から管理用情報が電子メールのかたちで自動的
に装置外部へ送り出されるので、オペレータや管理責任
者が装置の傍にいなくても、装置の状態を常に把握でき
る上、管理用情報のやりとりが電子メールでもって標準
的な通信プロトコルであるTCP/IPに従って行われ
るので、装置を管理する者は管理用情報を取り出す際の
場所的・人的な制約が少なくて、管理用情報を簡単かつ
迅速に得ることができ、結果として、十分な装置管理が
おこなえるようになる。
【0040】この発明は上記実施の形態に限られること
はなく、下記のように変形実施することができる。 (1)実施例装置は液体クロマトグラフィであったが、
この発明の科学分析装置は、液体クロマトグラフィに限
らず、ガスクロマトグラフィなどの他のクロマト装置や
分光光度計などの光分析装置あるいは質量分析装置など
様々な分析装置が挙げられる。
【0041】(2)実施例装置の場合、予めメッセージ
をセットして準備する構成であったが、例えば、分析の
節目で進捗率を求出し、この求出率を管理用情報として
持つメッセージをその都度作成し、サーバSBへ送り出
すよう構成されたものが変形例として挙げられる。
【0042】(3)実施例装置へ送られてくる電子メー
ルの中の簡易スクリプトSCの欄を拡張し、他のテキス
トやパラメータの設定が行えるように構成したものも、
有用な変形例として挙げられる。より具体的には、例え
ば、テンキーのような単純な入力操作用機器しか装備し
ない科学分析装置の場合、パソコン側から科学分析装置
へ電子メールを送ることによって分析ファイルのコメン
トが入れられるよう構成したり、あるいは、サンプル名
を複数個、表示用モニタの画面に表示できるようにする
とともに、テンキーでサンプル名の選択ができるよう構
成し、サンプル名(管理用情報)そのものは電子メール
で纏めてパソコン側から科学分析装置へ送り変更可能に
構成したりするのである。
【0043】(4)実施例に係る科学分析システムの場
合、メール中継用のサーバSBが1個であったが、複数
個のサーバSBが存在する科学分析システムであっても
よいことは言うまでもない。
【0044】(5)実施例の科学分析システムに用いら
れるパソコンは、据え付け型のものに限らず、持ち運び
式(携帯式)の情報端末装置であってもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1の電子メール機能付き科学分析
装置によれば、装置から管理用情報が自動的に装置外部
へ送り出されるので、オペレータや管理責任者が装置の
傍にいなくても、装置の状態を常に把握できる上、管理
用情報のやりとりが電子メールでもって標準的な通信プ
ロトコルであるTCP/IPに従って行われるので、装
置を管理する者は管理用情報を取り出す際の場所的・人
的な制約が少なく、管理用情報が簡単かつ迅速に得られ
ることから、十分な装置管理を容易に行うことができる
ようになる。
【0046】また、請求項2の電子メール機能付き科学
分析装置によれば、装置から装置エラー情報や分析進捗
状況情報が自動的に送り出されるので、装置の管理をす
る者は、装置エラーや分析進捗状況に対応して的確に対
処できることから、装置管理がより十分なものとなる。
【0047】また、請求項3の電子メール機能付き科学
分析装置によれば、科学分析装置自体の状態が定期的か
つ自動的にチェックされ、管理用情報として装置外部へ
自動的に送りだされるので、装置の管理をする者は、常
に装置の現状態に対応して的確に対処できることから、
装置管理がより十分なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の液体クロマトグラフィを用いた科
学分析システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施例装置の液体クロマトグラフィの構成を示
すブロック図である。
【図3】実施例装置から送り出される電子メール例の大
略構成を示す模式図である。
【図4】実施例装置で受け出される電子メール例の大略
構成を示す模式図である。
【図5】実施例装置による電子メール送付動作の流れを
示すフローチャートである。
【図6】実施例装置による電子メール受出動作の流れを
示すフローチャートである。
【符号の説明】 1…分析処理部 2…制御部 11…CPU 18…通信用デバイス A〜C…液体クロマトグラフィ M1,M2…電子メール MS…メッセージ SB…サーバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被分析対象に対して所定の科学分析に必
    要な処理を実行する分析処理手段を備えている科学分析
    装置において、装置外部のメール中継用サーバへ通信用
    プロトコルのTCP/IPに従って管理用情報を持つ電
    子メールを自動的に送り出す電子メール自動送出手段
    と、装置外部のメール中継用サーバから通信用プロトコ
    ルのTCP/IPに従って管理用情報を持つ電子メール
    を受け出す電子メール受出手段とを備えていることを特
    徴とする電子メール機能付き科学分析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子メール機能付き科
    学分析装置において、電子メール自動送出手段が、管理
    用情報として装置エラー情報を持つ電子メール、およ
    び、管理用情報として分析進捗状況情報を持つ電子メー
    ルのうちの少なくともいずれか一方の電子メールを自動
    的に送り出すよう構成されている電子メール機能付き科
    学分析装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電子メール機
    能付き科学分析装置において、科学分析装置自体の状態
    を定期的かつ自動的にチェックする装置状態チェック手
    段を備えているとともに、電子メール自動送出手段が、
    装置状態チェック手段のチェック結果に対応した管理用
    情報を含む電子メールを送り出すよう構成されている電
    子メール機能付き科学分析装置。
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