JPH11121838A - 光増幅用ファイバ及びファイバグレーティングの形成方法 - Google Patents

光増幅用ファイバ及びファイバグレーティングの形成方法

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JPH11121838A
JPH11121838A JP9285096A JP28509697A JPH11121838A JP H11121838 A JPH11121838 A JP H11121838A JP 9285096 A JP9285096 A JP 9285096A JP 28509697 A JP28509697 A JP 28509697A JP H11121838 A JPH11121838 A JP H11121838A
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fiber
doped
optical
fiber grating
grating
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JP9285096A
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Nobufumi Sukunami
宣文 宿南
Shinya Inagaki
真也 稲垣
Yoshinori Takeda
美紀 竹田
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、簡単な構成でASEを効率
的に除去できる光増幅用ファイバを提供することであ
る。 【解決手段】 光増幅用ファイバであって、希土類元素
のドープされた第1の屈折率を有するコアと、第1の屈
折率よりも小さな第2の屈折率を有し、コアを包囲する
クラッドと、第1波長の信号光と第2波長の励起光を透
過させ、増幅された自然放出光を除去するコア中に形成
されたファイバグレーティングとから構成される。ファ
イバグレーティングは、信号光の伝搬方向に対して光増
幅用ファイバ全長の中間点より上流側に形成されている
のが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバ増幅器に
適用することのできる光増幅用ファイバ及び光増幅用フ
ァイバ中へのファイバグレーティングの形成方法に関す
る。
【0002】光信号を電気信号に変換することなく光信
号のままで直接増幅する光増幅器は、事実上ビットレー
トフリーであり、大容量化が容易であるという点及び多
チャンネルの一括増幅が可能であるという点から、今後
の光通信システムのキーデバイスの1つして各研究機関
で盛んに研究されている。
【0003】光増幅器の一形態として、コアにEr,N
d,Ybとの希土類元素をドープしたシングルモード光
ファイバ(以下ドープファイバという)を用い、このド
ープファイバに増幅すべき信号光を伝搬させると共に、
励起光を信号光と同方向又は逆方向から導入するように
したものがある。
【0004】このドープファイバを用いた光増幅器は光
ファイバ増幅器と称され、利得の偏波依存性がないこ
と、低雑音であること、光伝送路との結合損失が小さい
ことといった優れた特徴を有している。
【0005】この種の光ファイバ増幅器を実用するに際
しては、所要の利得で増幅することができる信号光の波
長帯域が広く、且つ、励起光の信号光への変換効率が高
いことが要求される。
【0006】
【従来の技術】図1は従来の光ファイバ増幅器の概略構
成を示している。符号2はErドープファイバを示して
おり、入力ポート4から入力された信号光と励起光源6
からの励起光は合波器8により合波され、Erドープフ
ァイバ2を伝搬する。
【0007】Erドープファイバ2中では励起光が信号
光に変換され、Erドープファイバ2に沿って信号光が
次第に増幅される。増幅された信号光は出力ポート10
から出力される。符号12,14は光アイソレータであ
る。
【0008】このような構成の光ファイバ増幅器におい
て、励起光の信号光への変換効率を妨げる要因として、
Erドープファイバ2中で発生する増幅された自然放出
光(アンプリファイド・スポンテーニャス・エミッショ
ン、以下ASEと略称する)があげられる。
【0009】図2に示すように、ASE18は信号光1
6とは違う成分であり、ASEの発生は信号光の増幅効
率を低減させてしまう。そのため、光ファイバ増幅器に
おいて、励起光の信号光への変換効率(信号光の増幅効
率)を上げるためには、ASEを効率的に取り除く必要
がある。
【0010】従来、ASEを取り除くための構成例とし
て、図3に示すような二段増幅器構成が提案されてい
る。入力ポート4からの信号光と励起光源6からの励起
光は合波器8で合波されて、Erドープファイバ2,2
0を順方向に伝搬する。一方、励起光源22からの励起
光は合波器24で合波されて、Erドープファイバ20
を逆方向に伝搬する。
【0011】Erドープファイバ2,20中で励起光の
信号光への変換が行われ、増幅された信号光が出力ポー
ト10から出力される。Erドープファイバ2と20の
間に信号光及び励起光を透過し、ASEを除去する光バ
ンドパスフィルタ30が設けられている。
【0012】符号12,14,26,28は光アイソレ
ータである。このような構成を有する二段光ファイバ増
幅器では、図4に示したようにASEを効率的に取り除
くことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示した
ような二段光ファイバ増幅器は、数多くの光部品を必要
とするため高価となる。更に、2つのErドープファイ
バ2,20の間に光アイソレータ14,26及び光バン
ドパスフィルタ30が挿入されるため、これらの光部品
は信号光波長においても挿入損失となり、信号光の増幅
効率を低減させる要因となっている。
【0014】近年、光フィルタ技術として光ファイバ中
に直接フィルタを形成するファイバグレーティングが開
発され、実用化されつつある。然し、通常のファイバグ
レーティングは任意の波長での透過量又は反射量を制御
する光フィルタを形成していたため、利得が30dB以
上もあるErドープファイバに用いると、共振現象を起
こし利得が下がることが予想される。
【0015】よって本発明の目的は、信号光の増幅効率
を上げることのできる光増幅用ファイバを提供すること
である。本発明の他の目的は、光増幅用ファイバ中への
ファイバグレーティングの形成方法を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、希土類
元素のドープされた第1の屈折率を有するコアと、前記
第1の屈折率よりも小さな第2の屈折率を有し、前記コ
アを包囲するクラッドと、第1波長の信号光と第2波長
の励起光を透過させ、増幅された自然放出光を除去する
前記コア中に形成されたファイバグレーティングとを具
備し、前記ファイバグレーティングは信号光の伝搬方向
に対して光増幅用ファイバ全長の中間点より上流側に形
成されていることを特徴とする光増幅用ファイバが提供
される。
【0017】好ましくは、ファイバグレーティングは、
光増幅用ファイバの信号光入力端から光増幅用ファイバ
全長の約17%〜約50%のところに形成される。ファ
イバグレーティングの周期は、約100μm〜約数10
0μmの範囲内が望ましい。代替案として、ファイバグ
レーティングを光増幅用ファイバの長手方向に対して斜
めに形成するようにしてもよい。
【0018】本発明の他の側面によると、光増幅用ファ
イバアセンブリであって、コア中に希土類元素のドープ
された第1の長さを有する第1ドープファイバと、コア
中に希土類元素のドープされた前記第1の長さより長い
第2の長さを有する第2ドープファイバと、前記第1及
び第2ドープファイバの間に配置され、両端が前記第1
及び第2ドープファイバにそれぞれ接続されたシングル
モードファイバと、第1波長の信号光と第2波長の励起
光を透過させ、増幅された自然放出光を除去する前記シ
ングルモードファイバ中に形成されたファイバグレーテ
ィングとを具備し、信号光の伝搬方向に対して前記第1
ドープファイバが前記第2ドープファイバよりも上流側
に配置されることを特徴とする光増幅用ファイバアセン
ブリが提供される。
【0019】本発明の更に他の側面によると、光増幅用
ファイバ中にファイバグレーティングを形成する方法で
あって、希土類元素がドープされたベアファイバにカー
ボンを被覆し、前記カーボン被覆上に樹脂を被覆し、フ
ァイバグレーティングを形成する部分の樹脂被覆を除去
し、樹脂被覆の除去された部分の前記カーボン被覆を放
電により除去し、前記光増幅用ファイバを水素雰囲気中
に導入することにより、カーボン被覆の除去された部分
のみを水素雰囲気に曝し、前記カーボン被覆の除去され
た部分に紫外線を照射して、所定周期のファイバグレー
ティングを形成する、各ステップから成ることを特徴と
するファイバグレーティングの形成方法が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】図5を参照すると、効率的なファ
イバグレーティングを設ける位置を計算するのに使用し
た光ファイバ増幅器の概略構成が示されている。
【0021】Erドープファイバ32はLの全長を有し
ており、信号光の伝搬方向に対して最上流側(信号入力
端)からGの位置にファイバグレーティング34が形成
されている。
【0022】Erドープファイバ32は1.8μmのエ
ルビウムがドープされたコアの直径を有しており、その
モードフィールド径(波長1.557μm)は4.8μ
mであり、カットオフ波長は0.92μmである。更
に、全長Lは19mであり、Erドープ濃度は450p
pm,Alドープ濃度は46,000ppmである。
【0023】入力ポート4に入力された波長1.557
μm,−25dBmの信号光と、励起光源6から出射さ
れた波長0.98μm,20〜100mWの励起光は合
波器8で合波され、光アイソレータ12を介してErド
ープファイバ32に導入される。
【0024】Erドープファイバ32では励起光が信号
光に変換されて、信号光が次第に増幅される。Erドー
プファイバ32中で発生したASEはファイバグレーテ
ィング34で効率的に除去され、増幅された信号光が光
アイソレータ14を介して出力ポート10から出力され
る。
【0025】図6は図5に示した光ファイバ増幅器にお
いて、ファイバグレーティング34を設ける位置と光出
力の関係を示しており、図7はファイバグレーティング
を設ける位置と雑音指数(NF)の関係を示している。
励起光は20mW〜100mWの範囲内で変化させた。
【0026】図6及び図7を観察すると明らかなよう
に、光出力を大きくし且つNFを小さくするためには、
ファイバグレーティング34は信号光の伝搬方向に対し
てErドープファイバ全長Lの中間点より上流側に形成
されているのが望ましい。更に好ましくは、最上流側か
らErドープファイバ全長Lの約17%〜約50%の範
囲内に形成するのがよい。
【0027】このような位置にファイバグレーティング
を設けることにより、20mW〜100mWの励起光に
対して、光出力が4.1〜4.5dB増加し、NFが
0.3〜0.38dB減少することが判明した。
【0028】図8及び図9はErドープファイバの全長
を長くしたときの(即ち、L2=1.25L1)、ファ
イバグレーティングを設ける位置と光出力及びNFとの
関係をそれぞれ示している。
【0029】これらの図から明らかなように、Erドー
プファイバの全長を長くすると、光出力は増加するが、
NFも増加する。更に、ファイバグレーティングを設け
る位置はErドープファイバの全長の最上流端から約1
7%〜約50%の範囲内が望ましい。
【0030】図10及び図11はErドープファイバの
全長を短くしたとき(L3=0.75L1)の、ファイ
バグレーティングを設ける位置と光出力及びNFとの関
係をそれぞれ示している。
【0031】これらの図から明らかなように、Erドー
プファイバの全長を短くすると光出力は減少する。同時
に、NFも減少する。更に、ファイバグレーティングを
設ける位置はErドープファイバの全長の最上流端から
約17%〜約50%の範囲内が望ましい。
【0032】図12を参照すると、本発明第1実施形態
の光増幅用ファイバが示されている。光増幅用ファイバ
36は、コア中にErがドープされたErドープファイ
バである。
【0033】信号光及び励起光を透過しASEを除去す
るファイバグレーティング38が、信号光の伝搬方向に
対してErドープファイバ36全長の中間点より上流側
に形成されている。ファイバグレーティング38はその
周期が約100μm〜約数100μmの長周期ファイバ
グレーティングが望ましい。
【0034】コア中にゲルマニウムをドープした石英系
ガラスファイバに波長240nm付近の紫外光を照射す
ると、ガラスの格子に欠陥が生じ、屈折率が上昇するフ
ォトリフラクティブ効果と呼ばれる性質がある。
【0035】この性質を利用して、ゲルマニウム添加コ
アの光ファイバの長手方向に周期的に紫外光を照射する
ことにより、コアの屈折率を周期的に上昇させることが
できる。
【0036】そして、その周期が約0.5μm程度のと
き、進行方向の導波モードと反射方向の導波モード間に
結合が生じ、1.55μm帯の特定波長のみを鋭く反射
する狭帯域反射フィルタとなる。
【0037】一方、その周期を約100μm〜約数10
0μmとすれば、光ファイバの導波モードのパワーをク
ラッドモードへ結合させることができる。その結合強度
は波長選択性を有し、またクラッドモードへ結合したパ
ワーのほとんどがそのまま損失となるため、このデバイ
スは反射のない広帯域フィルタとして機能する。このデ
バイスを長周期ファイバグレーティング(LPFG)と
呼んでいる。
【0038】本実施形態ではErドープファイバ36中
に発生したASEの減衰量を大きくとるために、ファイ
バグレーティング38は長周期ファイバグレーティング
とするのが望ましい。長周期ファイバグレーティング3
8の阻止帯域幅は約10〜約数10nmである。図13
に長周期ファイバグレーティングの透過率特性の一例を
示す。
【0039】以下、図14乃至図16を参照して、ファ
イバグレーティングを有するErドープファイバの製造
方法について説明する。図14を参照すると、プリフォ
ームを光ファイバに線引きするための線引き装置の概略
図が示されている。プリフォーム40はプリフォーム送
り部42で支持され、徐々に下方向に送り出されて、加
熱炉44でプリフォーム40の下端部を加熱して溶融さ
せる。
【0040】プリフォーム40は加熱炉44の下端部で
Erドープファイバ36に線引きされ、線径測定部46
でErドープファイバ36の線径が非接触で測定され
る。次いで、Erドープファイバ36は約1500°C
に加熱されたCVD反応炉47で炭化水素系ガスと反応
され、その表面にカーボンがコーティングされる。
【0041】カーボンコーティングされたErドープフ
ァイバ36は被覆装置48で紫外線(UV)硬化エポキ
シ樹脂のコーティングを施され、紫外線ランプ50でコ
ーティングが硬化される。
【0042】UV硬化エポキシ樹脂の被覆を施されたE
rドープファイバ36は、制御された速度で回転するキ
ャプスタンローラー52を介して巻き取りドラム54に
巻き取られる。
【0043】キャプスタンローラー52の回転速度は、
線径測定部46により測定されたErドープファイバ3
6の線径が一定に保たれるように線径制御部56でフィ
ードバック制御される。
【0044】このような線引き装置及びプリフォームを
用いることによって、エルビウム及びAl2 3 のドー
プ濃度や各構成部分の径等の特性が長手方向に安定した
Erドープファイバ36を製造することができる。
【0045】このようにして製造されたErドープファ
イバ36のファイバグレーティングを形成すべき部分の
UV硬化エポキシ樹脂の被覆を除去する。次いで、樹脂
被覆の除去された部分のカーボン被覆を放電により飛散
させて除去する。
【0046】このように樹脂被覆及びカーボン被覆の除
去されたErドープファイバ36を水素雰囲気中に導入
すると、カーボン被覆の除去された部分のみが水素雰囲
気に晒される。Erドープファイバを水素雰囲気に曝す
のは、紫外線照射によりファイバグレーティングを形成
し易くするためである。
【0047】ファイバグレーティングを形成する部分の
ファイバを局所的に水素雰囲気に曝す代替実施形態とし
て、以下のような方法も採用可能である。この方法で
は、カーボンコーティングせずに線引きされた光ファイ
バ上に直接UV硬化エポキシ樹脂コーティングを施す。
【0048】そして、ファイバグレーティングを形成す
る部分の樹脂被覆を除去し、樹脂被覆の除去された部分
のみを加熱しながらErドープファイバを水素雰囲気に
曝す。このような方法によっても、ファイバグレーティ
ングを形成すべき部分を局所的に水素雰囲気に曝すこと
ができる。
【0049】このように処理されたErドープファイバ
36を可動ステージ58を使用して、図15に示すよう
に所定の位置に固定する。可動ステージ58はステップ
モータ60により移動可能である。
【0050】紫外線光源としては例えば波長248nm
のKr−Fエキシマレーザ62を用いることができる。
エキシマレーザ62からの紫外光は、レンズ64で集光
されてErドープファイバ36上に側面から照射され
る。
【0051】一定時間照射した後にErドープファイバ
36を所望のグレーティング周期分だけずらし、再び紫
外光を一定時間照射する。これを所定の回数繰り返すこ
とにより、図16に示すような長周期ファイバグレーテ
ィング38が得られる。代替案として、所定周期(ピッ
チ)のマスクを使用して紫外光をErドープファイバに
一括露光するようにしてもよい。
【0052】好ましくは、ファイバグレーティング38
を形成した部分に熱を加え、熱的に不安定な欠陥を除去
する。この加熱作業により、長周期ファイバグレーティ
ング38の長期安定性を得ることができる。
【0053】図16において、Erドープファイバ36
はErのドープされたコア66と、コア66を包囲する
クラッド68を有している。長周期ファイバグレーティ
ング38は樹脂被覆及びカーボン被覆の除去された被覆
除去部36aに形成される。
【0054】70が紫外線露光部であり、紫外線非露光
部72よりその屈折率が上昇されている。長周期ファイ
バグレーティング38の周期は約100μm〜約数10
0μmが望ましい。
【0055】長周期ファイバグレーティングに代えて、
図17に示すようなブレイズドグレーティング(Blazed
Grating)80をコア70に形成するようにしてもよ
い。Erドープファイバ74のコア76はクラッド78
により包囲されている。
【0056】このようにErドープファイバ74の長手
方向に対して所定角度傾斜したブレイズドグレーティン
グ80を形成することによっても、長周期ファイバグレ
ーティングと同様に、Erドープファイバ74の導波モ
ードのパワーをクラッドモードへ結合させることがで
き、ASEを効率的に除去することができる。
【0057】図18を参照すると、本発明第2実施形態
の光増幅用ファイバが示されている。本実施形態のEr
ドープファイバ82は、信号光の伝搬方向に対してEr
ドープファイバ82の全長の中間点より上流側に形成さ
れた第1ファイバグレーティング84と、第1ファイバ
グレーティングより下流側に形成された第2ファイバグ
レーティング86を有している。
【0058】第1及び第2ファイバグレーティング8
4,86とも、信号光及び励起光を透過し、ASEを除
去する長周期ファイバグレーティングが望ましい。図1
9を参照すると、本発明第3実施形態の光増幅用ファイ
バアセンブリが示されている。本実施形態では、第1E
rドープファイバ88と第2Erドープファイバ90の
間にシングルモードファイバ92がスプライシング接続
されている。
【0059】シングルモードファイバ92中には長周期
ファイバグレーティング94が形成されている。第2E
rドープファイバ90は第1Erドープファイバ88よ
りその長さが長く形成されており、使用時には、信号光
の伝搬方向に対して第1Erドープファイバ88を第2
Erドープファイバ90よりも上流側に配置する。
【0060】上述した各実施形態では希土類元素として
エルビウムを用いたが、Nd,Yb等の他の希土類元素
を用いる場合にも本発明を適用可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明によると、光増幅用ファイバ中に
直接ファイバグレーティングを形成すると共に、その形
成位置を最適化したので、簡単な構成でASEを容易に
除去することができ、信号光の増幅効率を上げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ファイバ増幅器の構成図である。
【図2】図1に示した光ファイバ増幅器における信号光
とASEとの関係を示す図である。
【図3】ASEを除去するための従来の二段光ファイバ
増幅器の構成図である。
【図4】図3の構成における信号光とASEとの関係を
示す図である。
【図5】本発明のシミュレーションに使用した光ファイ
バ増幅器の構成図である。
【図6】光増幅用ファイバが所定長L1のときのファイ
バグレーティングを設ける位置と光出力の関係を示す図
である。
【図7】光増幅用ファイバが所定長L1のときのファイ
バグレーティングを設ける位置とNFの関係を示す図で
ある。
【図8】光増幅用ファイバの長さL2が1.25L1の
ときのファイバグレーティングを設ける位置と光出力の
関係を示す図である。
【図9】光増幅用ファイバの長さL2が1.25L1の
ときのファイバグレーティングを設ける位置とNFとの
関係を示す図である。
【図10】光増幅用のファイバの長さL3が0.75L
1のときのファイバグレーティングを設ける位置と光出
力との関係を示す図である。
【図11】光増幅用のファイバの長さL3が0.75L
2のときのファイバグレーティングを設ける位置とNF
との関係を示す図である。
【図12】本発明第1実施形態を示す図である。
【図13】長周期ファイバグレーティングの透過率特性
の一例を示す図である。
【図14】Erドープファイバの線引き装置を示す図で
ある。
【図15】長周期ファイバグレーティングの製造装置を
示す図である。
【図16】長周期ファイバグレーティングの構造図であ
る。
【図17】ブレイズドグレーティングを示す図である。
【図18】本発明第2実施形態を示す図である。
【図19】本発明第3実施形態を示す図である。
【符号の説明】
6 励起光源 8 合波器 12,14 光アイソレータ 32,36 Erドープファイバ 34,38 ファイバグレーティング 88,90 Erドープファイバ 92 シングルモードファイバ 94 ファイバグレーティング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 美紀 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希土類元素のドープされた第1の屈折率
    を有するコアと;前記第1の屈折率よりも小さな第2の
    屈折率を有し、前記コアを包囲するクラッドと;第1波
    長の信号光と第2波長の励起光を透過させ、増幅された
    自然放出光を除去する前記コア中に形成されたファイバ
    グレーティングとを具備し;前記ファイバグレーティン
    グは信号光の伝搬方向に対して光増幅用ファイバ全長の
    中間点より上流側に形成されていることを特徴とする光
    増幅用ファイバ。
  2. 【請求項2】 前記ファイバグレーティングは、光増幅
    用ファイバの最上流端から光増幅用ファイバ全長の約1
    7%〜約50%の範囲内に形成されている請求項1記載
    の光増幅用ファイバ。
  3. 【請求項3】 前記ファイバグレーティングは、約10
    0μm〜約数100μmの周期を有している請求項1記
    載の光増幅用ファイバ。
  4. 【請求項4】 前記ファイバグレーティングは、前記光
    増幅用ファイバの長手方向に対して斜めに形成されてい
    る請求項1記載の光増幅用ファイバ。
  5. 【請求項5】 光増幅用ファイバアセンブリであって、 コア中に希土類元素のドープされた第1の長さを有する
    第1ドープファイバと;コア中に希土類元素のドープさ
    れた前記第1の長さより長い第2の長さを有する第2ド
    ープファイバと;前記第1及び第2ドープファイバの間
    に配置され、両端が前記第1及び第2ドープファイバに
    それぞれ接続されたシングルモードファイバと;第1波
    長の信号光と第2波長の励起光を透過させ、増幅された
    自然放出光を除去する前記シングルモードファイバ中に
    形成されたファイバグレーティングとを具備し;信号光
    の伝搬方向に対して前記第1ドープファイバが前記第2
    ドープファイバよりも上流側に配置されることを特徴と
    する光増幅用ファイバアセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記第1の長さは前記第2の長さの約1
    7%〜約50%の範囲内である請求項5記載の光増幅用
    ファイバアセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記ファイバグレーティングは、約10
    0μm〜約数100μmの周期を有している請求項5記
    載の光増幅用ファイバアセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記ファイバグレーティングは、前記シ
    ングルモードファイバの長手方向に対して斜めに形成さ
    れている請求項5記載の光増幅用ファイバアセンブリ。
  9. 【請求項9】 光増幅用ファイバ中にファイバグレーテ
    ィングを形成する方法であって、 希土類元素がドープされたベアファイバにカーボンを被
    覆し;前記カーボン被覆上に樹脂を被覆し;ファイバグ
    レーティングを形成する部分の樹脂被覆を除去し;樹脂
    被覆の除去された部分の前記カーボン被覆を放電により
    除去し;前記光増幅用ファイバを水素雰囲気中に導入す
    ることにより、カーボン被覆の除去された部分のみを水
    素雰囲気に曝し;前記カーボン被覆の除去された部分に
    紫外線を照射して、所定周期のファイバグレーティング
    を形成する;各ステップから成ることを特徴とするファ
    イバグレーティングの形成方法。
  10. 【請求項10】 光増幅用ファイバ中にファイバグレー
    ティングを形成する方法であって、 希土類元素がドープされたベアファイバに樹脂を被覆
    し;ファイバグレーティングを形成する部分の樹脂被覆
    を除去し;樹脂被覆の除去された部分のみを加熱しなが
    ら前記光増幅用ファイバを水素雰囲気に曝し;前記樹脂
    被覆の除去された部分に紫外線を照射して、所定周期の
    ファイバグレーティングを形成する;各ステップから成
    ることを特徴とするファイバグレーティングの形成方
    法。
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