JPH11121029A - メンテナンスを必要としない工業タイプの開放型蓄電池 - Google Patents

メンテナンスを必要としない工業タイプの開放型蓄電池

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JPH11121029A
JPH11121029A JP10219423A JP21942398A JPH11121029A JP H11121029 A JPH11121029 A JP H11121029A JP 10219423 A JP10219423 A JP 10219423A JP 21942398 A JP21942398 A JP 21942398A JP H11121029 A JPH11121029 A JP H11121029A
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electrolyte
electrode
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separator
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テイエリー・ベルリユロ
Jean-Louis Liska
ジヤン−ルイ・リスカ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 質量当りのエネルギーと体積当りのエネルギ
ーと寿命とが、工業用密閉型蓄電池より大きくなる、メ
ンテナンスを必要としない開放型工業用蓄電池を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、酸素の再結合装置と、余分に
入れられたアルカリ電解質と、余分に入れられた電解質
の少なくとも一部を入れることができる容器の底部とパ
ッケージの基部との間に位置する体積空間と、水酸化ニ
ッケルを含む一つの正電極、一つの負電極、及びその延
長部が前記パッケージからはみ出し、前記体積空間の中
に入れた電解質と接触する、気体透過性の一枚の親水性
隔離板を少なくとも備えた電極パッケージとを備える開
放型工業用蓄電池である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンスを必
要としない工業タイプの開放型水溶電解質を有する二次
電気化学式電池に関するものである。容量が5Ahを超
える、一般的には10Ahから200Ahの大容量を有
する蓄電池は、「工業」タイプと呼ばれる。0.1メガ
パスカル(1バール)以上の相対圧(大気圧に対する圧
力差)で作動する蓄電池は「開放型」と呼ばれ、作動最
大圧は弁の開放圧によって決まる。工業タイプの開放型
蓄電池は、通常、平面電極を含むプラスチック素材の柱
形の一つの容器を有する。これら水溶アルカリ電解質型
蓄電池は、ほとんどの場合、ニッケルカドミウム(Ni
−Cd)及びニッケル−水素化可能金属(Ni−MH)
対を基礎にしている。
【0002】
【従来の技術】工業タイプの開放型蓄電池(vented cel
l通気形電池)は、複数の対を有する電極パッケージを
備えている。各対は、一つの正電極と、一つの負電極
と、正電極と負電極との間に配置された気体をほとんど
透過しない一枚の隔離板で構成される。電極パッケージ
は、かなり余分に入れられた自由電解質の中に浸され
る。
【0003】水溶電解質型蓄電池の作動は、正電極にお
いては酸素、負電極においては水素の過充電における気
体の放出反応を引き起こす。開放型蓄電池は低圧で作動
する。過充電で発生した気体は弁から逃され、その結
果、電解質の水分が消費される。水分の損失量は過充電
されたアンペア時当りおよそ0.3cm3と見積られ
る。したがって、この蓄電池は定期的なメンテナンスを
必要とする、すなわち、水を定期的に足す必要がある。
メンテナンスの頻度は、当該の用法における蓄電池の使
用条件、特に充電される容量に応じて決まる。
【0004】作動周期の結果必要となる電解質レベルの
復帰作業の頻度を制限するために、電極パッケージが電
解質の中に部分的にしか浸されない「半開放型」(semi
-flooded cellセミフラッド型電池)と呼ばれる蓄電池
が開発された。このことから、そこで再結合を行なうこ
とができるように、正電極に発生した酸素の負電極の非
浸水部分へのアクセスが可能になる(ヨーロッパ特許出
願EP−0 070646)。
【0005】これらの条件においては、再結合は決して
完全には行われないので、これらの蓄電池にもまたメン
テナンスが必要となる。その上、負電極の非浸水部分
は、劣化を引き起こす恐れのある酸素環境の中にさらさ
れる。
【0006】いかなるメンテナンス作業も必要ないよう
にするために、上述の蓄電池から派生した「密閉型(se
aled cell密封型電池)」と呼ばれる工業タイプの蓄電
池が提案された(ヨーロッパ特許出願EP−0 666
608)。密閉型蓄電池は、0.1メガパスカル(1
バール)を超えることもある相対圧で作動する。密閉型
蓄電池においては、電極パッケージは、負電極と正電極
との間に配置され、気体を非常に透過しやすい一枚の隔
離板を備えている。その結果、そこで再結合を行なうこ
とができるように、正電極で発生した酸素の負電極への
アクセスが可能になる。密閉型蓄電池はさらに、酸素の
再結合のための装置を有する。正電極で形成された酸素
は、過充電において、使用状態によって左右される蓄電
池の内圧の上昇を引き起こす。次に、恒常的状態が確立
され、その状態中は、正電極に発生する酸素全体が減少
する(または「再結合される」)。電解質は、構成要素
(電極、隔離板、再結合装置)の中で使用可能な孔の体
積に対応する限定量だけ入れられる。
【0007】気体の放出は、電極の空隙の中に含まれる
電解質の排出を引き起こす恐れがある。この現象は、パ
ッケージの乾燥を促進させることによって、蓄電池の寿
命を短くする。フランス特許FR−1 012 395
は、小容量の密閉型Ni−Cd蓄電池において、排出さ
れた電解質を再び集めることができる体積を備えること
を提案している。電解質の中に浸された隔離板によっ
て、電解質をパッケージの中に戻すことができる。
【0008】Ni−MH蓄電池は、電気化学的活物質が
水素化可能金属合金であるような一つの負電極を有す
る。水溶媒質における電極の作動中には、水素化可能合
金の腐食は避け難い。このような反応は、水分の追加的
消費を引き起こす。
【0009】電解質が、構成要素の空隙に制限された量
だけ入れられる場合には、腐食によって蓄電池が早く乾
燥してしまう。すなわち容量が減り、使用期間が短くな
ってしまう。日本特許出願JP−8−96833は、N
i−MH蓄電池の下部に、密閉壁でパッケージから隔離
され、電解質を含む一つの室を付け加えることを提案し
ている。電極パッケージの下部では、隔離板の延長部
が、この壁面を横断し、室内に入り込む。
【0010】このようにして寿命を延ばすことができる
場合でも、密閉型蓄電池の容量は、開放型蓄電池より小
さいままである。これは、最初の数サイクルにおいて、
電極が、最大効率に到達するのに十分な電解質を使用で
きないことに起因している。その後電解質を追加しても
効率は上がらない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、質量
当りのエネルギーと体積当りのエネルギーと寿命とが、
工業タイプの密閉型蓄電池より大きくなるような、メン
テナンスを必要としない工業タイプの開放型蓄電池を提
案することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下を組み合
わせて備える工業タイプの開放型蓄電池を対象とする。
【0013】−酸素の再結合装置、 −余分に入れられたアルカリ電解質、 −余分に入れられた電解質の少なくとも一部を入れるこ
とができる容器の底部とパッケージの基部との間に位置
する体積空間、 −水酸化ニッケルを含む一つの正電極、一つの負電極、
及びその延長部が前記パッケージからはみ出し、前記体
積空間中に入れた電解質と接触する、気体透過性の一枚
の親水性隔離板を少なくとも備えた電極パッケージ。
【0014】工業タイプの開放型蓄電池は、通常、大き
な過圧(相対圧0.2メガパスカル(2バール)以上)
に耐えることができないプラスチック素材(ポリプロプ
レン)の柱形容器を備えている。本発明による蓄電池に
おいては、隔離板は、正電極で発生した酸素が負電極に
アクセス可能なように、気体を透過することができる。
それでもなお、補足的な再結合装置の存在が必要不可欠
である。なぜなら、この装置は再結合速度を著しく増大
させ、適度の圧力で、さらには高い状態で平衡状態に達
することを可能にするからである。再結合装置は、反応
の中心部として役立つ負極性につなげられた一つまたは
複数の再結合サイトを有する。好ましくは、前記装置
は、気体の循環のために一定の体積を備えることができ
るようにスペーサを有する。前記装置は補助電極に連結
したスペーサを備えることもできる。このような再結合
システムは、たとえば、1995年8月9日に公開され
たヨーロッパ特許出願EP−A−0 666 608の
中に記されている。
【0015】工業タイプの開放型蓄電池の中には、構成
要素の空隙に限定された量の電解質を含む密閉型蓄電池
において認められるよりも高い効率に電極が到達するこ
とができるように、余分な電解質が入れられる(floode
d conditionsフラッド状態)。本発明による蓄電池は、
電解質の余剰量と、少なくともこの余剰量の一部を入れ
ることができる体積を有する。毛管現象によって、この
電解質と接触する隔離板は、電極パッケージを湿らせ
る。
【0016】この体積は、パッケージの基部と容器の底
部との間に位置するので、パッケージの下部からはみ出
た隔離板の延長部が、この体積の中に入れられた電解質
に浸される。この体積は、蓄電池の底部に対してパッケ
ージをさらに高くすることによって備えることができ
る。このような配置は、電解質の余剰量の一部が、パッ
ケージを覆う代わりに、そのパッケージの下に存在する
という利点を有する。再結合装置への気体のアクセスを
より早く行なうことができるようになり、蓄電池は弁の
開放を必要とせずにほとんど密閉された作動に、より迅
速に到達することができる。したがって、本発明による
蓄電池の電解質損失は、従来の技術の蓄電池に対して小
さくなる。
【0017】サイクリング中には、本発明による蓄電池
のために三段階の作動が区別される。最初の数サイクル
中はずっと、電極は最大効率に到達する。なぜなら、隔
離板が必要なだけの電解質を余剰量の中から汲み取っ
て、電極に与えるからである。再結合装置はまだその最
大効率に達しておらず、内圧は弁の開放圧を超える値に
達する可能性がある。この場合、各サイクルにおいて電
解質がわずかに消費されることもある。なぜなら、弁が
気体を逃がしてしまうからである。非常に短時間でのこ
の第一段階は、いつまでも存在するわけではない。すぐ
に第二段階が続き、そこでは再結合が効率よく行われ、
内圧が安定しようとする。さらに、充電と放電のいくつ
かのサイクル後に、内圧は、弁の開放圧より小さいまま
となる。再結合率は実際には100%であり、これは、
密閉型蓄電池に近い挙動を意味している。
【0018】こうして、延長されたサイクリング後、し
ばしば密閉型蓄電池の故障の原因となる電極の乾燥が生
じる恐れがある。本発明による蓄電池では、余剰電解質
と接触する隔離板は、このサイクル中の毛管現象によっ
て電極パッケージを湿らせる。本発明による開放型蓄電
池の寿命は密閉型蓄電池よりはるかに大きい。
【0019】本発明による蓄電池においては、入れられ
る電解質の量は、基準量とみなされる電極パッケージ
(電極と隔離板)と再結合装置によって吸収される電解
質の容量に余剰分を加えた量に対応する。好ましくは、
前記の電解質総量は、前記電極と前記隔離板と前記装置
との総空隙体積の中に入れられる電解質量の120%以
上である。したがって、余剰量は、基準量の20%以上
である。例として、総空隙容量の中に入れられる電解質
量の145%及び126%に等しい量の電解質を有する
蓄電池がつくられた。
【0020】負電極の総容量は通常、正電極より大き
い。この負電極の余剰分は、密閉型蓄電池においては、
再結合が不可能な水素の放出を防ぐのに役立つ。さら
に、Ni−MH蓄電池においては、合金の腐食に起因す
る負電極の容量低下を補うのに役立つ。
【0021】開放型蓄電池においては、負電極は、密閉
型蓄電池におけるより小さい正電極容量に対して過容量
を有する。二極性の電極が各サイクルで過充電され、負
電極容量の余剰分は腐食の影響を補うことにだけ役立つ
(活物質の量の減少)。本発明によれば、前記の負電極
は、好ましくは、前記正電極の総容量の100%から1
50%の総容量を有する。
【0022】変形形態によれば、前記正電極は焼結タイ
プであり、前記負電極は、中実または穴のあいたストリ
ップ、エキスパンデッドメタル、格子や織物などのよう
な二次元的な支持体、スポンジ状やフェルト状のような
三次元的な支持体の中から選択された導体支持体におい
てペースト化されたタイプである。
【0023】他の変形形態によれば、前記の正電極は、
三次元的な導体支持体においてペースト化されたタイプ
であり、前記負電極は、二次元的な支持体と三次元的な
支持体のうちから選択された導体支持体においてペース
ト化されたタイプである。
【0024】本発明による蓄電池は、電気化学的活物質
として水素化可能金属合金を含む負電極を備えることが
できる。
【0025】本発明によるメンテナンスを必要としない
蓄電池は、とりわけ、航空機または鉄道の分野におい
て、さらに電気自動車の推進力のために使用するのに適
している。
【0026】本発明による蓄電池の概略断面図を表わし
ている単一図による添付の図面を参照して、当然のこと
ながら限定的でなく例示的なものとして示された以下の
実施形態によって本発明の他の特性と利点が明らかにな
るだろう。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施形態1 本発明にしたがって蓄電池Aがつくられる。図1に示さ
れているように、この蓄電池は、プラスチック素材の平
行六面体の形状をもつ容器1と、隔離板5を取り囲む正
電極3と負電極4で構成された複数の電極対を備えた電
極パッケージ2で構成される。
【0028】負電極4は、ポリマ結合剤を含むペースト
が中に置かれたニッケルフォームと、電気化学的活物質
としての水素化可能金属合金と、成形用の一般的な添加
剤で構成される。正電極3は、水酸化ニッケルを主成分
にした活物質が組込まれたニッケルフォームで構成され
る。気体透過性の隔離板5は、二つのポリプロピレンフ
ェルト層で構成される。再結合装置は、電極間のパッケ
ージの内部に規則正しく配置され、電気的に負極性に接
続された再結合サイト6を備えている。
【0029】電解質は、総濃度が8.5Nである水酸化
カリウムKOH、水酸化ナトリウムNaOHと水酸化リ
チウムLiOHの水溶液である。蓄電池に入れられる電
解質の量は、電極パッケージ2と再結合装置のサイト6
によって吸収された電解質の容量(基準量)に、余剰量
分が加えられた量に対応している。この余剰量は、基準
量の45%である。
【0030】体積空間7は、電極パッケージ2の基部8
と容器1の底部9との間に設けられる。隔離板5の延長
部10は、パッケージ2からはみ出し、体積空間7の中
に入れた電解質中に浸される。蓄電池Aにおいては、こ
の体積空間は、電極の10%の高さを占める。
【0031】蓄電池Aには、作動圧が相対圧0.1メガ
パスカル(1バール)未満であるような安全弁が取付け
られる。負電極の総容量C-は正電極の総容量C+の13
0%である。蓄電池Aの設計上の容量は86Ahであ
る。
【0032】比較として、工業タイプの密閉型蓄電池B
がつくられる。この蓄電池は、電解質が限定量だけ入れ
られ、作動圧が相対圧0.2メガパスカル(2バール)
以上であるような安全弁が取付けられるという点が蓄電
池Aと異なる。蓄電池Bは、電解質を受け入れる追加体
積を有していない。
【0033】負電極の総容量C-は正電極の総容量C+
160%である。これは蓄電池Aにおけるよりも大き
く、その結果、蓄電池の充電終了時に水素の放出を防ぐ
ことが可能になる。蓄電池Bの設計上の容量は86Ah
である。
【0034】比較として、定期的なメンテナンス作業を
必要とする工業タイプの開放型蓄電池Cがつくられる。
この蓄電池は、ポリプロピレンフェルトの二つの層と、
極微多孔膜で構成された気体をほとんど透過しない隔離
板を有し、再結合装置をもたない点が蓄電池Aと異な
る。
【0035】蓄電池の中に入れられた電解質の量は、電
極パッケージによって吸収される電解質の容積(基準
量)に、電極パッケージの上端を覆い、高さ20mm分
はみ出すまで、電極パッケージを完全に浸す量に対応す
る余剰量分を加えた量に対応している。この余剰量は基
準量の60%である。蓄電池Cの設計上の容量は86A
hである。
【0036】蓄電池A、B及びCは、以下の比較テスト
によって、電気化学的に評価される。以下の条件におい
てサイクリングテストが行われる。
【0037】−設計上の容量80%のIc/2での放電
(Icは、蓄電池の設計上の容量を1時間で放電できる
状態である)。
【0038】−設計上の容量84%のIc/3での再充
電。
【0039】−設計上の容量の88%に対応する総充電
率までのIc/20での過充電。
【0040】650サイクル後、蓄電池が復元すること
ができる実際の容量は、Ic/3及び2Icの放電状態
で測定される。同時に質量当りのエネルギーが評価され
る。質量当りの出力は、50%の放電深度(DOD)に
ついて、内部抵抗と開放回路電圧の測定に基づいて計算
される。
【0041】テストされた三つの蓄電池について得られ
た特性と結果が以下の表1にまとめられている。
【0042】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蓄電池の概略断面図を表わす図で
ある。
【符号の説明】
1 容器 2 電極パッケージ 3 正電極 4 負電極 5 隔離板 6 再結合サイト 7 体積空間 8 基部 9 底部 10 延長部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工業タイプの開放型蓄電池であって、 酸素の再結合用装置と、 余分に入れられたアルカリ電解質と、 前記余分に入れられた電解質の少なくとも一部を入れる
    ことができる容器の底部とパッケージの基部との間に位
    置する体積空間と、 水酸化ニッケルを含む一つの正電極、一つの負電極、及
    び延長部が前記パッケージからはみ出し、前記体積空間
    の中に入れた電解質と接触する、気体透過性の一枚の親
    水性隔離板を少なくとも備えた電極パッケージとを組み
    合わせて備えている蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記電解質の量が、前記正及び負電極と
    前記隔離板と前記再結合用装置との孔の総体積中に含ま
    れる電解質の量の少なくとも120%以上である請求項
    1に記載の蓄電池。
  3. 【請求項3】 前記負電極が、前記正電極の総容量の1
    00%から150%の総容量を有する請求項1または2
    に記載の蓄電池。
  4. 【請求項4】 前記装置が補助電極に連結したスペーサ
    を備えている請求項1から3のいずれか一項に記載の蓄
    電池。
  5. 【請求項5】 正電極が焼結タイプであり、負電極が、
    二次元的な支持体と三次元的な支持体のうちから選択さ
    れた導体支持体においてペースト化されたタイプのもの
    である請求項1から4のいずれか一項に記載の蓄電池。
  6. 【請求項6】 前記正電極が三次元的な導体支持体にお
    いてペースト化されたタイプのものであり、前記負電極
    が二次元的な支持体と三次元的な支持体のうちから選択
    された導体支持体においてペースト化されたタイプのも
    のである請求項1から5のいずれか一項に記載の蓄電
    池。
  7. 【請求項7】 前記負電極が電気化学的活物質として水
    素化可能金属合金を含む請求項1から6のいずれか一項
    に記載の蓄電池。
JP10219423A 1997-08-04 1998-08-03 メンテナンスを必要としない工業タイプの開放型蓄電池 Pending JPH11121029A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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FR9709950 1997-08-04
FR9709950A FR2766973B1 (fr) 1997-08-04 1997-08-04 Accumulateur ouvert de type industriel sans maintenance

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JPH11121029A true JPH11121029A (ja) 1999-04-30

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JP10219423A Pending JPH11121029A (ja) 1997-08-04 1998-08-03 メンテナンスを必要としない工業タイプの開放型蓄電池

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US (1) US6680140B1 (ja)
EP (1) EP0907216B1 (ja)
JP (1) JPH11121029A (ja)
DE (1) DE69812826T2 (ja)
FR (1) FR2766973B1 (ja)

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