JPH11120063A - 分散システムにおける共有ファイルシステム - Google Patents

分散システムにおける共有ファイルシステム

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JPH11120063A
JPH11120063A JP9280281A JP28028197A JPH11120063A JP H11120063 A JPH11120063 A JP H11120063A JP 9280281 A JP9280281 A JP 9280281A JP 28028197 A JP28028197 A JP 28028197A JP H11120063 A JPH11120063 A JP H11120063A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は分散システムにおける共有ファイルシ
ステムに関し、ファイル管理を行う計算機の負荷を少な
くし、ファイルデータの転送がネットワークを経由しな
いようにして、処理の高速化を図る。 【解決手段】ネットワーク3で結合された計算機の内の
一つをファイル管理用計算機(例えば、サーバー1)と
し、ファイル管理用計算機はファイル管理情報をメモリ
9に保持してファイル管理を行い、他の計算機(クライ
アント2−1〜2−3)からの要求に応じて要求のあっ
たファイルの管理情報を検索し、そのファイル管理情報
をネットワーク3を介して要求元の計算機へ転送するフ
ァイル管理手段を備え、他の計算機はファイル管理用計
算機から受け取ったファイル管理情報を基に、ネットワ
ークを介することなく共有ディスクを直接制御して、該
当するファイルへのアクセスを行うファイルアクセス制
御手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークで接
続された複数の計算機を有し、前記計算機の内、一つ或
いは複数の計算機から直接制御できる共有ディスクを持
つ分散システムにおける共有ファイルシステムに関す
る。
【0002】近年、インターネットの普及や情報化によ
り計算機同士が情報を共有することが求められてきてい
る。この場合、複数の計算機から一つの情報が同時に見
えるようにする必要がある。また、或る計算機による情
報の改変は、他の計算機からも見える必要があり、情報
の変更中には、他の計算機からの参照は避けなければな
らない。この為、排他制御を行うことが求められてい
る。
【0003】
【従来の技術】以下、図に基づいて従来例を説明する。 §1:従来例1の説明・・・図14、図15参照 図14は従来例1の説明図であり、図15は従来例1の
制御シーケンスである。従来、複数の計算機がネットワ
ークで結合された分散システムにおいて、前記ネットワ
ーク上における計算機同士の情報共有の為に、ファイル
サーバーと呼ばれる計算機が使用されており、該ファイ
ルサーバーが物理的なディスク(磁気ディスク装置)も
一括して管理していた。従来使用されてきたNFS(Ne
twork File System )の構成を図14に示す。
【0004】この例では、ネットワーク3としてLAN
を使用し、このLAN上に1台のサーバー1と、複数の
クライアント(クライアント端末)2−1〜2−3が接
続されている。そして、サーバー1には複数の磁気ディ
スク装置(以下「単に「磁気ディスク」と記す)4−1
〜4−3が接続され、この磁気ディスクをサーバー1が
一括管理していた。更に、サーバー1と各クライアント
2−1〜2−3には、それぞれキャッシュデータを格納
するためのキャッシュメモリ5、6が設けてある。
【0005】前記サーバー1は、磁気ディスク4−1〜
4−3を一括管理しており、磁気ディスク上のファイル
に関する管理情報(ファイル管理情報)を保持し、その
ファイル管理情報を使用してファイル管理を行う。従っ
て、例えば、クライアント2−1が前記磁気ディスクの
ファイルをリードしたい場合、図15に示したように、
クライアント2−1からサーバー1に対して、ファイル
へのリードアクセス要求を送る。
【0006】この要求を受けたサーバー1は、内部に保
持しているファイル管理情報を参照し、リード要求のあ
ったファイルに関するファイル管理情報を検索する。そ
して、検索したファイル管理情報を基に、磁気ディスク
へアクセスして該当するファイルのデータを取り出し、
一度キャッシュメモリ5にデータを格納した後、該キャ
ッシュメモリ5のデータを、LANを経由してクライア
ント2−1へ転送する。
【0007】クライアント2−1では、サーバー1から
のデータを受け取ると、そのデータを一旦キャッシュメ
モリ5に格納して使用する。この場合はデータは全てL
ANを経由してやり取りしており、データ転送に時間が
かかる。また、この場合、サーバー1とクライアント2
−1の双方にキャッシュデータが作られる、という無駄
がある。
【0008】§2:従来例2の説明・・・図16参照 図16は従来例2の説明図である。この例では、ネット
ワーク3としてLANを使用し、このLAN上に1台の
サーバー1と、複数のクライアント2−1〜2−3が接
続されている。そして、クライアント2−1〜2−3に
はそれぞれ磁気ディスク(磁気ディスク装置)4−1〜
4−3が接続されている。
【0009】すなわち、クライアント2−1には磁気デ
ィスク4−1を接続し、クライアント2−2には磁気デ
ィスク4−2を接続し、クライアント2−3には磁気デ
ィスク4−3を接続している。また、各クライアント2
−1〜2−3にはそれぞれキャッシュデータを格納する
ためのキャッシュメモリ6−1〜6−3が設けてある。
そして、各クライアント2−1〜2−3は、それぞのク
ライアントが持つ磁気ディスクを共有している。
【0010】このようなシステムでは、磁気ディスク4
−1を直接制御できるのはクライアント2−1のみであ
り、磁気ディスク4−2を直接制御できるのはクライア
ント2−2のみであり、磁気ディスク4−3を直接制御
できるのはクライアント2−3のみである。
【0011】このように、各クライアントがそれぞれ自
装置に接続された磁気ディスク4−1〜4−3を管理し
ているので、例えば、クライアント2−2がクライアン
ト2−3に接続されている磁気ディスクへアクセスした
い場合は、クライアント2−2からクライアント2−3
に対して、アクセス要求を送り、クライアント2−3が
磁気ディスク4−3へアクセスしてデータを取り出し、
一度キャッシュメモリ6−3にデータを格納した後、該
キャッシュメモリ6−3のキャッシュデータを、LAN
を経由してクライアント2−2へ転送する。
【0012】クライアント2−2では、クライアント2
−3からのデータを受け取ると、そのデータをキャッシ
ュメモリ6−2に格納し、使用する。この場合はデータ
は全てLANを経由してやり取りしており、データ転送
に時間がかかる。また、この場合、クライアント2−2
とクライアント2−3の双方にキャッシュデータが作ら
れる、という無駄がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :従来例1では、ネットワーク上のサーバー以外の
計算機に磁気ディスクは繋がっていなかったので、磁気
ディスク上のファイルを読むには、サーバー内のCPU
を使って読み出す必要があった。このため、しばしばサ
ーバーの負荷が高くなり、他の計算機でファイルのデー
タが引き出せなくなる、という課題があった。また、同
一データのキャッシュが、サーバーとクライアントの双
方に作られる、という無駄があった。
【0014】(2) :従来例1では、単一のサーバーが全
ての仕事をするために、サーバーが他の計算機に比べて
高負荷に陥りやすく、結果として多くの計算機を扱うこ
とが難しい、という課題があった。また、全てのデータ
がサーバー経由であるために、直接磁気ディスク上のフ
ァイルを読む場合に比べて、処理が遅い、という課題が
あった。
【0015】(3) :従来例2では、複数のクライアント
が、それぞれ持つ磁気ディスク上のファイルデータを共
有している。従って、データは全てLANを経由してや
り取りしなければならず、データ転送に時間がかかる。
また、ファイルへのアクセス要求を出した方のクライア
ント(前記の例ではクライアント2−3)と前記要求を
受けた方のクライアント(前記の例ではクライアント2
−2)の双方にキャッシュデータが作られる、という無
駄がある。
【0016】(4) :前記従来例1、2では、ファイルの
データが全てネットワークを経由して転送される。一般
に、ファイル管理情報に比べて、ファイルデータは極め
て大きなデータである。従って、ファイルデータをネッ
トワーク経由で転送すると転送時間が長くなる。このた
め、前記従来例のシステムでは、処理に時間がかかる、
という課題があった。
【0017】本発明は、このような従来の課題を解決
し、ファイル管理を行う計算機の負荷を少なくし、ファ
イルデータの転送がネットワークを経由しないようにし
て、処理の高速化を図ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :複数の計算機がネットワーク3で結合された分散
システムにおけるそれぞれの計算機、或いは一部の計算
機から、前記ネットワーク3を介することなく、直接制
御できる共有ディスク8−1を有し、前記計算機が前記
共有ディスク8−1を制御してファイルへのアクセスを
行う分散システムにおける共有ファイルシステムであっ
て、前記結合された計算機に対し、共有ディスク8−1
上のデータをファイルとして見せるために、前記計算機
の内の一つをファイル管理用計算機(例えば、サーバー
1)に設定すると共に、前記ファイル管理用計算機は、
前記ファイル管理を行うためのファイル管理情報を保持
して(メモリ9に保持して)ファイル管理を行い、他の
計算機(例えば、クライアント2−1、2−2、2−
3)からの要求に応じて、前記保持しているファイル管
理情報の中から要求のあったファイルの管理情報を検索
し、そのファイル管理情報をネットワーク3を介して要
求元の計算機へ転送するファイル管理手段(CPUの一
部)を備え、前記他の計算機は、ファイル管理用計算機
から受け取ったファイル管理情報を基に、前記ネットワ
ークを介することなく前記共有ディスクを直接制御し
て、該当するファイルへのアクセスを行うファイルアク
セス制御手段を備えている。
【0019】(2) :前記(1) の分散システムにおける共
有ファイルシステムにおいて、前記ファイル管理用計算
機は、他の計算機からファイル管理情報の要求を受けた
場合、他の計算機同士を、ファイルのアクセスに関して
ファイル単位で排他制御するファイル単位排他制御手段
を備えている。
【0020】(3) :前記(1) の分散システムにおける共
有ファイルシステムにおいて、前記ファイル管理用計算
機は、他の計算機からファイル管理情報の要求を受けた
場合、他の計算機同士を、ファイルのアクセスに関して
共有ディスクの物理的な単位で排他制御する物理的単位
排他制御手段を備えている。
【0021】(4) :前記(1) の分散システムにおける共
有ファイルシステムにおいて、前記ファイル管理用計算
機以外の他の計算機は、前記共有ディスクから読み出し
たファイルデータをメモリ(キャッシュメモリ6−1)
上に保持するファイルデータ保持手段を備えると共に、
前記ファイル管理用計算機は、前記ファイル管理用計算
機以外の計算機により共有ディスク上のファイルに対し
てデータの書き込みがあった場合に、共有ディスク8−
1上のファイルデータと、前記メモリ(キャッシュメモ
リ6−1)上のファイルデータとの一貫性を保証する制
御を行うファイルデータ保証制御手段を備えている。
【0022】(5) :複数の計算機がネットワークで結合
された分散システムにおけるそれぞれの計算機、或いは
一部の計算機から、前記ネットワークを介することな
く、直接制御できる共有ディスクを有し、前記計算機が
前記共有ディスクを制御してファイルへのアクセスを行
う分散システムにおける計算機に、ファイル管理を行う
ためのファイル管理情報を保持してファイル管理を行
い、他の計算機からの要求に応じて、前記保持している
ファイル管理情報の中から要求のあったファイルの管理
情報を検索し、そのファイル管理情報をネットワークを
介して要求元の計算機へ転送するファイル管理用計算機
側の手順と、ファイル管理用計算機から受け取ったファ
イル管理情報を基に、前記ネットワークを介することな
く前記共有ディスクを直接制御して、該当するファイル
へのアクセスを行う他の計算機側の手順と、を実行させ
るためのプログラムを記録した計算機読み取り可能な記
録媒体。
【0023】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。 (a) :前記(1) の作用 ファイル管理用計算機(サーバー1)のファイル管理手
段は、ファイル管理を行うためのファイル管理情報をメ
モリ9に保持してファイル管理を行い、他の計算機(例
えば、クライアント2−1、2−2、2−3)からの要
求に応じて、前記保持しているファイル管理情報の中か
ら要求のあったファイルの管理情報を検索し、そのファ
イル管理情報をネットワーク3を介して要求元の計算機
へ転送する。
【0024】その後、他の計算機のファイルアクセス制
御手段は、ファイル管理用計算機から受け取ったファイ
ル管理情報を基に、ネットワーク3を介することなく前
記共有ディスク8−1を直接制御して、該当するファイ
ルへのアクセスを行う。
【0025】例えば、クライアント2−1が共有ディス
ク8−1からファイルをリードする場合、次のようにし
てリードする。先ず、クライアント2−1は、ファイル
管理情報を獲得するため、サーバー1に対して該当する
ファイルのファイル管理情報を要求する(の経路)。
【0026】サーバー1は、メモリ9に対しファイル管
理情報の検索を行い、クライアント2−1がそのファイ
ルをリード(読み込み)中であることをメモリ9に記録
する。そして、サーバー1は、メモリ9から検索したフ
ァイル管理情報のみを、ネットワーク3を経由して要求
元のクライアント2−1へ転送する(の経路)。
【0027】クライアント2−1は、サーバー1から転
送されたファイル管理情報を受け取ると、そのファイル
管理情報を用いて、他のクライアント2−2、2−3と
共有されている共有ディスク8−1から該当するファイ
ルをリードする(物理的に読む)。そして、共有ディス
ク8−1からリードしたファイルをキャッシュメモリ6
−1に格納する(の経路)。以降、クライアント2−
1ではキャッシュメモリ6−1に格納したファイルデー
タを使用して、目的とした処理を行う。
【0028】このようにすれば、ファイル管理用計算機
(サーバー1)はファイル管理のみを行えば良いから、
従来例に比べてファイル管理用計算機の負荷が少なくな
る。その結果、一つのファイル管理用計算機(サーバー
1)当たり、管理出来る他の計算機(クライアント2−
1〜2−3)の数を増やすことが可能になる。
【0029】また、ファイルデータはネットワーク3を
経由することなく、共有ディスク8−1から直接他の計
算機(例えば、クライアント2−1)へ転送されるの
で、ネットワーク3を経由する場合に比べてファイルデ
ータの転送時間が極めて短くなり、処理の高速化を図る
ことができる。
【0030】(b) :前記(2) の作用 前記ファイル管理用計算機のファイル単位排他制御手段
は、他の計算機からファイル管理情報の要求を受けた場
合、他の計算機同士をファイルのアクセスに関してファ
イル単位で排他制御する。
【0031】このようにファイル管理用計算機は、ファ
イル毎に排他制御するので、他の計算機(クライアン
ト)によるファイルのリード/ライトは、互いのデータ
を壊さないことが保証される。
【0032】(c) :前記(3) の作用 前記ファイル管理用計算機の物理的単位排他制御手段
は、他の計算機からファイル管理情報の要求を受けた場
合、他の計算機同士をファイルのアクセスに関して共有
ディスク8−1の物理的な単位(ハードウェア単位)で
排他制御する。
【0033】このようにファイル管理用計算機は、共有
ディスク8−1の物理的な単位で排他制御するので、他
の計算機(クライアント)によるファイルのリード/ラ
イトは、互いのデータを壊さないことが保証される。ま
た、ファイル管理用計算機は、ハードウェアを単位とし
て排他制御しているので、他の計算機は、そのハードウ
ェアを占有して使うことで、装置性能の向上を図ること
ができる。
【0034】(d) :前記(4) の作用 前記ファイル管理用計算機以外の他の計算機のファイル
データ保持手段は、共有ディスク8−1から読み出した
ファイルデータをメモリ(キャッシュメモリ6−1)上
に保持する。
【0035】そして、ファイル管理用計算機のファイル
データ保証制御手段は、ファイル管理用計算機以外の計
算機により共有ディスク8−1上のファイルに対してデ
ータの書き込みがあった場合に、共有ディスク8−1上
のファイルデータと、前記メモリ(キャッシュメモリ6
−1)上のファイルデータとの一貫性を保証する制御を
行う。
【0036】このようにすれば、前記他の計算機(クラ
イアント)上のプロセスが読むファイルデータの最新性
が保証される。 (e) :前記(5) の作用 前記記録媒体のプログラムを読み出して実行することに
より、ファイル管理用計算機側では、ファイル管理を行
うためのファイル管理情報を保持してファイル管理を行
い、他の計算機からの要求に応じて、前記保持している
ファイル管理情報の中から要求のあったファイルの管理
情報を検索し、そのファイル管理情報をネットワークを
介して要求元の計算機へ転送する制御を行う。
【0037】また、他の計算機側では、ファイル管理用
計算機から受け取ったファイル管理情報を基に、前記ネ
ットワークを介することなく前記共有ディスクを直接制
御して、該当するファイルへのアクセスを行う。
【0038】このようにすれば、ファイル管理用計算機
(サーバー1)はファイル管理のみを行えば良いから、
従来例に比べてファイル管理用計算機の負荷が少なくな
る。その結果、一つのファイル管理用計算機(サーバー
1)当たり、管理出来る他の計算機(クライアント2−
1〜2−3)の数を増やすことが可能になる。
【0039】また、ファイルデータはネットワーク3を
経由することなく、共有ディスク8−1から直接他の計
算機(例えば、クライアント2−1)へ転送されるの
で、ネットワーク3を経由する場合に比べてファイルデ
ータの転送時間が極めて短くなり、処理の高速化を図る
ことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 §1:システムの説明・・・図2、図3参照 図2はシステム構成図であり、図3はファイル管理情報
例である。この実施の形態で使用するシステム構成を図
2に示す。このシステムは、複数の計算機がネットワー
ク(例えば、LAN:LAN:Local Area Network)3
で結合された分散システムを構成している。この分散シ
ステムでは、それぞれの計算機から、或いは一部の計算
機から直接制御できる共有ディスク8−1、8−2を有
している。
【0041】前記複数の計算機に共有されている共有デ
ィスク8−1、8−2は、それぞれ、磁気ディスク装置
等(光磁気ディスク等でも使用可能)により構成される
が、この場合、1台の磁気ディスク装置、複数台の磁気
ディスク装置、或いは、1台の磁気ディスク装置内の、
複数のディスク(複数枚の磁気ディスク)、一つのディ
スク(1枚の磁気ディスク)、1つのディスクが幾つか
の物理的な部分に分けられたもの(1つの磁気ディスク
上の一部の記憶領域)等により構成されている。
【0042】前記LANで結合されている計算機に対
し、共有ディスク8−1、8−2上のデータをファイル
として見せる為に、前記結合された計算機の内の一台を
サーバー1として使用し、該サーバー1のメモリ9にフ
ァィルを管理するためのファイル管理情報(或いは、フ
ァイル管理データ)を格納する。また、前記サーバー1
以外の計算機をクライアント端末(以下、「クライアン
ト」と記す)2−1〜2−3として使用する。そして、
この例では、クライアント2−1〜2−3が、それぞれ
直接制御できる共有ディスク8−1、8−2を備えてい
る。
【0043】すなわち、共有ディスク8−1、8−2
は、クライアント2−1〜2−3の全てに接続されてお
り、該クライアント2−1〜2−3のいずれからも、ネ
ットワーク3を経由しないで、直接制御できるように構
成されている。また、クライアント2−1〜2−3はそ
れぞれキャッシュメモリ6−1〜6−3を備えており、
このキャッシュメモリ6−1〜6−3に共有ディスク8
−1、8−2から読み出したデータをキャッシュデータ
として格納するようになっている。このような分散シス
テムにより、共有ファイルシステムを構成している。
【0044】前記サーバー1が管理するファイル管理情
報の1例を図3に示す。このファイル管理情報例は、共
有ディスク8−1、8−2のファイル(データ)を管理
するための情報であり、例えば、「ファイル名、ファイ
ル番号の表」と、「ファイルに関する管理データ」等か
ら構成されている。
【0045】前記「ファイル名、ファイル番号の表」に
は、各ファイル毎に、そのファイル名(識別情報)やフ
ァイル番号があり、前記「ファイルに関する管理デー
タ」には、現在アクセス中のクライアント名、日付(更
新、生成、アクセス)、磁気ディスク装置番号(共有デ
ィスク8−1、8−2を構成する磁気ディスク装置の番
号)、ディスク装置上のブロック番号リスト、ファイル
サイズ等である。前記のようなファイル管理情報は、サ
ーバー1に設けたメモリ9に格納され、サーバーー1が
管理する。
【0046】ところで、従来は、共有ディスクに対する
ファイルの読み書き(リード/ライト)や、ファイル管
理などは、全てサーバー1に任せていたが、本発明で
は、ファイル管理のみをサーバー1に任せ、共有ディス
クに対するファイルの読み書き(リード/ライト)は、
実際にファイルの情報を必要とする計算機(クライアン
ト)が共有ディスクを通じて行うようにしている。この
ことにより、サーバー1の役割は最小限のものとなる。
【0047】また、サーバー1はファイル管理情報を持
ち、クライアントからの通知を受けて、クライアントが
指定したファイル管理情報を検索する手段を有し、これ
をクライアントに転送する手段を持つ。クライアントは
前記ファイル管理情報を用い、共有ディスクのファイル
を読み書きする手段を有する。更に、サーバー1はクラ
イアント同士をファイルのアクセスに関して排他制御す
る為に、クライアント同士を識別する手段とそれらの排
他制御を行う手段を持つ。なお、前記各手段は、CPU
がプログラムを実行することで実現する手段である。
【0048】§2:分散システムにおける共有ファイル
システムの動作説明・・・図4、図5参照 図4は共有ディスクからの読み出し制御シーケンスであ
る。図5はクライアント間の排他制御シーケンスであ
る。以下、図4、図5に基づいて分散システムにおける
共有ファイルシステムの動作を説明する。
【0049】(1) :クライアントによる共有ディスクか
らのファイル読み出し処理の説明・・・図4参照 図2に示したシステムにおいて、クライアント2−1が
共有ディスク8−1からファイルをリード(read)
する場合、次のようにしてリードする。先ず、クライア
ント2−1は、ファイル管理情報を獲得(file情報
の獲得)するため、サーバー1に対して該当するファイ
ルのファイル管理情報を要求する(図2のの経路)。
【0050】サーバー1は、メモリ9に格納されている
ファイル管理情報の内から、要求のあったファイルに関
するファイル管理情報を検索し、クライアント2−1が
そのファイルをリード(読み込み)中であることをメモ
リ9に記録する。そして、サーバー1は、メモリ9から
検索したファイル管理情報のみを、ネットワーク(LA
N)3を経由して、要求元のクライアント2−1へ転送
する(図2のの経路)。
【0051】クライアント2−1は、サーバー1から転
送されたファイル管理情報を受け取ると、そのファイル
管理情報を用いて、他のクライアント2−2、2−3と
共有されている共有ディスク8−1から該当するファイ
ルをリードする(物理的に読む)。そして、共有ディス
ク8−1からリードしたファイルをキャッシュメモリ6
−1に格納する(図2のの経路)。以降、クライアン
ト2−1ではキャッシュメモリ6−1に格納したファイ
ル(データ)を使用して、目的とした処理を行う。
【0052】(2) :クライアント間の排他制御例の説明
・・・図5参照 図2に示したシステムにおいて、クライアント間の排他
制御は次のようにして行う。例えば、前記(1) で説明し
たように、クライアント2−1による共有ディスク8−
1からのファイルのリードが行われたとする。この時、
クライアント2−1のキャッシュメモリ6−1には前記
リードしたファイルのデータが残っている。
【0053】そこへ、クライアント2−2が共有ディス
ク8−1の同じファイルに対してライト(データの書き
込み)をする場合、排他制御が必要になる。すなわち、
クライアント2−2がサーバー1に対して、前記と同じ
ファイルのライトを行うため、そのファイルのファイル
管理情報を要求した時、サーバー1はクライアント2−
1に対し、クライアント2−1がキャッシュメモリ6−
1上に持つ、当該ファイルに関するキャッシュデータを
捨てるように要求する。
【0054】その後、クライアント2−1がキャッシュ
メモリ6−2に持つキャッシュデータを捨てたことをサ
ーバー1が確認すると、サーバー1はクライアント2−
2に対し、当該ファイル管理情報を転送する。クライア
ント2−2は前記ファイル管理情報を受け取ると、その
ファイル管理情報を使用して共有ディスク8−1の該当
するファイルに対し、データのライト(書き込み)を行
う。以下、各具体例について詳細に説明する。
【0055】§3:例1の説明・・・図6、図7参照 図6は例1の説明図であり、図7は例1の制御シーケン
スである。以下、図6、図7に基づき、例1について説
明する。この例は、前記図2に示した分散システム上に
ある、2つのクライアント2−1、2−2が共有する1
つの共有ディスク8−1に格納されたファイル1を、前
記2つのクライアント2−1、2−2がそれぞれリード
/ライトする(異なったクライアントが同一ファイルに
対してリード/ライトする)例である。この例ではファ
イルのリード/ライト毎に前記のような排他制御が行わ
れる。
【0056】先ず、クライアント2−1がサーバー1に
対してファイル1のファイル管理情報を要求する。この
要求を受け取ったサーバー1は、メモリ9からファイル
1のファイル管理情報(ファイル1の属性、ディスクレ
イアウト情報等)を検索し、そのファイル管理情報をネ
ットワーク3を経由してクライアント2−1へ転送す
る。この時、サーバー1は、クライアント2−1がファ
イル1のキャッシュデータを持っていることをメモリ9
に記録しておく。
【0057】一方、クライアント2−1はサーバー1か
らファイル管理情報を受け取ると、そのファイル管理情
報を使用して共有ディスク8−1のファイル1をリード
するためのリード命令を発行して、共有ディスク8−1
からファイル1をリードする。そして、リード処理が終
了すると、前記リードしたファイル1をキャッシュメモ
リ6−1に格納する。このようにしてクライアント2−
1がファイル1のデータをキャッシュメモリ6−1に保
持する。
【0058】その後、クライアント2−2が前記と同じ
ファイル1に対し、データのライト(書き込み)を行う
ため、サーバー1に対しファイル1のファイル管理情報
を要求する。この要求を受け取ったサーバー1は、クラ
イアント2−1に対し、キャッシュメモリ6−1に保持
しているファイル1のデータを捨てるように(破棄する
ように)指示する解放命令を発行する。
【0059】この命令を受け取ったクライアント2−1
はキャッシュメモリ6−1に保持しているファイル1の
データを捨て、このことをサーバー1へ通知する。サー
バー1は、クライアント2−2がファイル1のデータを
持っていることをメモリ9に記録する。そして、サーバ
ー1からファイル1のファイル管理情報をクライアント
2−2へ転送する。
【0060】クライアント2−2は前記ファイル管理情
報を受け取ると、このファイル管理情報を使用して共有
ディスク8−1に対し、ファイル1のライト命令を発行
し、該共有ディスク8−1のファイル1に対し、データ
のライト(書き込み)を行う。このライトが終了する
と、クライアント2−2は、ライトしたファイル1のデ
ータをキャッシュメモリ6−2に格納し、処理を終了す
る。
【0061】このようにすれば、サーバー1はファイル
管理のみを行えば良いから、従来例に比べてサーバー1
の負荷が少なくなる。その結果、一つのサーバー当た
り、管理出来るクライアントの数を増やすことが可能に
なる。また、ファイルデータはネットワーク3を経由す
ることなく、共有ディスク8−1から直接クライアント
へ転送されるので、ネットワーク3を経由する場合に比
べてファイルデータの転送時間が極めて短くなり、処理
の高速化を図ることができる。
【0062】また、クライアント2−1は、共有ディス
ク8−1から読み出したファイルデータをキャッシュメ
モリ6−1上に保持し、サーバー1は、クライアント2
−2により共有ディスク8−1上のファイルに対してデ
ータの書き込みがあった場合に、共有ディスク8−1上
のファイルデータと、キャッシュメモリ6−1上のファ
イルデータとの一貫性を保証する制御を行っている。従
って、クライアント上のプロセスが読むファイルデータ
の最新性が保証される。
【0063】§4:例2の説明・・・図8、図9参照 図8は例2の説明図であり、図9は例2の制御シーケン
スである。以下、図8、図9に基づき、例2について説
明する。この例は、前記図2に示した分散システム上に
ある、2つのクライアント2−1、2−2が共有する2
つの共有ディスク8−1、8−2を対象としてファイル
のリード/ライトを行う例である。
【0064】この場合、クライアント2−1が、続けて
アクセスする共有ディスク8−1上のファイル1とファ
イル2が同じディスク上にあり、両方のアクセスの性能
を上げるために、共有ディスク8−1を単位(ハードウ
ェアを単位)としてアクセス中であることを示し、排他
制御する。従って、クライアント2−2は、その間に生
成したいファイル3を、別の共有ディスク8−2に生成
する。
【0065】以下、図9に基づいて詳細に説明する。先
ず、クライアント2−1がファイル1のリードを行うた
め、サーバー1へファイル管理情報を要求する。続いて
クライアント2−1はファイル2をリードするためサー
バー1へファイル管理情報を要求する。この要求を受け
たサーバー1は、ファイル1、ファイル2のファイル管
理情報をメモリ9から検索して求め、そのファイル管理
情報をクライアント2−1へ転送する。
【0066】このファイル管理情報を受けたクライアン
ト2−1は、前記ファイル管理情報から、ファイル1と
ファイル2が共に、共有ディスク8−1にあることが分
かると、共有ディスク8−1を単位(ハードウェアを単
位)としてロックすることをサーバー1へ通知する。こ
の通知を受けたサーバー1では、クライアント2−1に
より共有ディスク8−1がロックされていることをメモ
リ9に記録する。
【0067】その後、クライアント2−1では、共有デ
ィスク8−1に対してリード命令を発行し、ファイル1
とファイル2をリードする。そして、前記リードが終了
すると、共有ディスク8−1からリードしたファイル
1、ファイル2のデータをキャッシュメモリ6−1に格
納する。その後、クライアント2−1は共有ディスク8
−1を解放することをサーバー1へ通知する。この通知
を受けたサーバー1は、クライアント2−1が共有ディ
スク8−1をロックしていたのを、解放したことをメモ
リ9に記録する。
【0068】前記のようにして、共有ディスク8−1を
ロックしている状態で、クライアント2−2からファイ
ル3を生成してライトするため、サーバー1へファイル
管理情報を要求する。この要求を受けたサーバー1は、
メモリ9のファイル管理情報より、共有ディスク8−1
は今使えない状態であることを認識すると、クライアン
ト2−2に対して、共有ディスク8−2の空きブロック
を指定し、ファイル管理情報を転送する。
【0069】クライアント2−2は、受け取ったファイ
ル管理情報を基に、共有ディスク8−2へアクセスし、
指定された領域に前記ファイル3のデータをライトす
る。そして、ライト処理を終了する。
【0070】このようにサーバー1は、共有ディスク8
−1の物理的な単位で排他制御するので、クライアント
2−1、2−2によるファイルのリード/ライトは、互
いのデータを壊さないことが保証される。また、サーバ
ー1は、ハードウェアを単位として排他制御しているの
で、クライアント2−1、2−2は、そのハードウェア
を占有して使うことで、装置性能の向上を図ることがで
きる。
【0071】§5:例3の説明・・・図10、図11参
照 図10は例3の説明図であり、図11は例3の制御シー
ケンスである。以下、図10、図11に基づき、例3に
ついて説明する。この例は、前記図2に示した分散シス
テム上にある、2つのクライアント2−1、2−2が共
有する2つの共有ディスク8−1、8−2を対象として
ファイルのリード/ライトを行う例である。
【0072】この場合、共有ディスク8−1はクライア
ント2−1、2−2に接続されており、いずれのクライ
アントからも直接アクセスできるようになっている。そ
して、共有ディスク8−1には、ファイル1、ファイル
2を格納するが、ファイル1がクライアント2−1のも
のであり、ファイル2がクライアント2−2のものであ
ることを、サーバー1が予め知っているものとする。こ
のため、サーバー1は、前記ファイル1、2へのアクセ
ス時に、クライアント2−1、2−2からのファイル管
理情報の要求があった場合、排他制御は行わない。
【0073】以下、図11に基づいて具体的に説明す
る。例えば、クライアント2−1がファイル1をリード
するため、サーバー1へファイル管理情報を要求する
と、サーバー1は排他制御を行うことなく、メモリ9か
らファイル1のファイル管理情報を検索してクライアン
ト2−1へ転送する。また、この時、クライアント2−
2がファイル2をリードするため、サーバー1へファイ
ル管理情報を要求すると、サーバー1は排他制御を行う
ことなく、メモリ9からファイル2のファイル管理情報
を検索してクライアント2−2へ転送する。
【0074】このようにしてファイル1のファイル管理
情報を受け取ったクライアント2−1は、前記ファイル
管理情報を基に、共有ディスク8−1へアクセスしてフ
ァイル1をリードする。そして、リードが終了したらそ
のファイル1のデータをキャッシュメモリ6−1に格納
する。また、ファイル2のファイル管理情報を受け取っ
たクライアント2−2は、前記ファイル管理情報を基
に、共有ディスク8−1へアクセスしてファイル2をリ
ードする。そして、リードが終了したらそのファイル2
のデータをキャッシュメモリ6−2に格納する。
【0075】クライアント2−2は前記ファイル2のリ
ードが終了した後、更に、同じファイル2にライトする
ため、サーバー1へファイル管理情報を要求すると、こ
の時もサーバー1は排他制御を行うことなく、メモリ9
からファイル2のファイル管理情報を検索してクライア
ント2−2へ転送する。ファイル2のファイル管理情報
を受け取ったクライアント2−2は、前記ファイル管理
情報を基に、共有ディスク8−1へアクセスしてファイ
ル2をライトする。そして、ライトが終了したらそのフ
ァイル2のデータをキャッシュメモリ6−2に格納す
る。
【0076】§6:例4の説明・・・図12、図13参
照 図12は例4の説明図であり、図13は例4の制御シー
ケンスである。以下、図12、図13に基づき、例4に
ついて説明する。この例は、前記図2に示した分散シス
テム上にある、2つのクライアント2−1、2−2が共
有する2つの共有ディスク8−1、8−2を対象として
ファイルのリード/ライトを行う例である。この場合、
共有ディスク8−1はクライアント2−1、2−2に接
続されており、いずれのクライアントからも直接制御で
きるようになっている。そして、共有ディスク8−1に
はファイル1を格納する。この場合、クライアント2−
1、2−2共に同じファイル1にリード/ライトする
が、それぞれ協調的に働くのでどこをリード/ライトす
るかをサーバー1が事前に知っているものとする。この
ため、サーバー1は、前記ファイル1、2へのアクセス
時に、クライアント2−1、2−2からのファイル管理
情報の要求があっても排他制御は行わない。
【0077】以下、図13に基づいて具体的に説明す
る。例えば、クライアント2−1がファイル1をリード
するため、サーバー1へファイル管理情報を要求する。
続いてクライアント2−2がファイル1をリードするた
め、サーバー1へファイル管理情報を要求したとする。
この時、サーバー1は、ファイル1が2つのクライアン
ト2−1、2−2で共有されるので、排他制御は行わな
い。
【0078】従って、サーバー1は、メモリ9からファ
イル1のファイル管理情報を検索してクライアント2−
1へ転送し、続いてファイル1のファイル管理情報をク
ライアント2−2へ転送する。このようにしてファイル
1のファイル管理情報を受け取ったクライアント2−1
は、前記ファイル管理情報を基に、共有ディスク8−1
へアクセスしてファイル1をリードするが、ファイル1
のオフセット0から100バイト分のデータのみをリー
ドする。そして、リードが終了したらそのファイル1の
データをキャッシュメモリ6−1に格納する。
【0079】また、前記のようにしてファイル1のファ
イル管理情報を受け取ったクライアント2−2は、前記
ファイル管理情報を基に、共有ディスク8−1へアクセ
スしてファイル1をリードするが、ファイル1のオフセ
ット10Kから1Kバイト分のデータのみをリードす
る。そして、リードが終了したらそのファイル1のデー
タをキャッシュメモリ6−1に格納する。
【0080】§7:記録媒体とプログラムの説明 前記のように、サーバー1では、ファイル管理を行うた
めのファイル管理情報を保持してファイル管理を行い、
クライアントからの要求に応じて、前記保持しているフ
ァイル管理情報の中から要求のあったファイルの管理情
報を検索し、そのファイル管理情報をネットワーク3を
介して要求元のクライアントへ転送する。また、各クラ
イアント2−1〜2−3では、サーバー1から受け取っ
たファイル管理情報を基に、ネットワーク3を介するこ
となく、前記共有ディスクを直接制御して、該当するフ
ァイルへのアクセスを行う。
【0081】前記サーバー1(計算機)、及びクライア
ント2−1〜2−3(計算機)等が行う処理は、サーバ
ー1、及びクライアント2−1〜2−3内のCPUがプ
ログラムを実行することにより次のようにして実現す
る。前記サーバー1、及びクライアント2−1〜3−3
にはディスク装置が設けてあり、このディスク装置の記
憶媒体に、前記処理を実現するためのプログラムやその
他の各種データ等を格納しておく。そして、前記処理を
行う場合は、CPUの制御によりディスク装置の記憶媒
体に格納されている前記プログラムやデータを読み出し
て計算機本体内のメモリに取り込む。
【0082】その後、CPUが前記メモリに格納してあ
るプログラムの内、必要なプログラムから順次読み出し
て実行することにより前記処理を行う。なお、前記ディ
スク装置の記憶媒体に格納するプログラムは、次のよう
にして格納(記憶)する。
【0083】:フレキシブルディスク(フロッピィデ
ィスク)に格納されているプログラム(他の装置で作成
したプログラムデータ)を、サーバー1やクライアント
2−1〜2−3本体に設けたフレキシブルディスクドラ
イブ装置により読み取り、ディスク装置の記憶媒体に格
納する。
【0084】:光磁気ディスク、或いはCD−ROM
等の記憶媒体に格納されているデータを、前記サーバー
1やクライアント2−1〜2−3に設けたドライブ装置
により読み取り、ディスク装置の記憶媒体に格納する。
【0085】:LAN等の通信回線を介して他の装置
から伝送されたデータを前記サーバー1やクライアント
2−1〜2−3の装置本体で受信し、そのデータをディ
スク装置の記憶媒体に格納する。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :複数の計算機が共有ディスクを共有し、その上に
ファイルを読み書きすることが可能になる。この場合、
ネットワーク上をファイルデータが通らないので、従来
例に比べて高速処理が可能になる。また、サーバーは、
ファイル管理のみを行えば良いから、サーバーの負荷が
少なくなり、一サーバー当たりの管理可能なクライアン
ト数を増やすことが可能になる。更に、分散環境である
ため、計算機の通過が比較的容易にできる。
【0087】(2) :クライアントはサーバーから受け取
ったファイル管理情報を使用して共有ディスク上のファ
イルにアクセスすることができる。従って、共有するデ
ィスク上のファイルデータを、それぞれのクライアント
で共有することが簡単にできる。
【0088】(3) :サーバーはファイル毎に排他制御を
行うことができるので、クライアントの書き込み/読み
出しは、お互いのデータを壊すことなく行うことが保証
される。
【0089】(4) :サーバーは、どのクライアントがど
のファイルのキャッシュデータを持っているかを知って
いるので、クライアントが或るファイルを書いた時、他
のクライアントに対し、そのファイルのキャッシュデー
タを捨てさせることができる。このことにより、クライ
アント上のプロセスが読むデータの最新性が保証され
る。
【0090】(5) :サーバーは、共有ディスクのハード
ウェアを単位として排他制御できるので、クライアント
はそのハードウェアを占有して使うことができる。この
ため、装置の性能の向上が期待できる。
【0091】前記効果の他、各請求項に対応して次のよ
うな効果がある。 (6) :請求項1では、ファイル管理用計算機のファイル
管理手段は、ファイル管理を行うためのファイル管理情
報を保持してファイル管理を行い、他の計算機からの要
求に応じて、前記保持しているファイル管理情報の中か
ら要求のあったファイルの管理情報を検索し、そのファ
イル管理情報をネットワークを介して要求元の計算機へ
転送する。
【0092】その後、他の計算機のファイルアクセス制
御手段は、ファイル管理用計算機から受け取ったファイ
ル管理情報を基に、ネットワークを介することなく共有
ディスクを直接制御して、該当するファイルへのアクセ
スを行う。
【0093】このようにすれば、ファイル管理用計算機
はファイル管理のみを行えば良いから、従来例に比べて
ファイル管理用計算機の負荷が少なくなる。その結果、
一つのファイル管理用計算機(サーバー1)当たり、管
理出来る他の計算機の数を増やすことが可能になる。
【0094】また、ファイルデータはネットワークを経
由することなく、共有ディスクから直接他の計算機へ転
送されるので、ネットワーク3を経由する場合に比べて
ファイルデータの転送時間が極めて短くなり、処理の高
速化を図ることができる。
【0095】(7) :請求項2では、ファイル管理用計算
機のファイル単位排他制御手段は、他の計算機からファ
イル管理情報の要求を受けた場合、他の計算機同士をフ
ァイルのアクセスに関してファイル単位で排他制御す
る。このようにファイル管理用計算機は、ファイル毎に
排他制御するので、他の計算機によるファイルのリード
/ライトは、互いのデータを壊さないことが保証され
る。
【0096】(8) :請求項3では、ファイル管理用計算
機の物理的単位排他制御手段は、他の計算機からファイ
ル管理情報の要求を受けた場合、他の計算機同士をファ
イルのアクセスに関して共有ディスクの物理的な単位
(ハードウェア単位)で排他制御する。
【0097】このようにファイル管理用計算機は、共有
ディスクの物理的な単位で排他制御するので、他の計算
機によるファイルのリード/ライトは、互いのデータを
壊さないことが保証される。また、ファイル管理用計算
機は、ハードウェアを単位として排他制御しているの
で、他の計算機は、そのハードウェアを占有して使うこ
とで、装置性能の向上を図ることができる。
【0098】(9) :請求項4では、ファイル管理用計算
機以外の他の計算機のファイルデータ保持手段は、共有
ディスクから読み出したファイルデータをメモリ上に保
持する。そして、ファイル管理用計算機のファイルデー
タ保証制御手段は、ファイル管理用計算機以外の計算機
により共有ディスク上のファイルに対してデータの書き
込みがあった場合に、共有ディスク上のファイルデータ
と、前記メモリ上のファイルデータとの一貫性を保証す
る制御を行う。このようにすれば、前記他の計算機上の
プロセスが読むファイルデータの最新性が保証される。
【0099】(10):請求項5では、記録媒体のプログラ
ムを読み出して実行することにより、ファイル管理用計
算機側では、ファイル管理を行うためのファイル管理情
報を保持してファイル管理を行い、他の計算機からの要
求に応じて、保持しているファイル管理情報の中から要
求のあったファイルの管理情報を検索し、そのファイル
管理情報をネットワークを介して要求元の計算機へ転送
する制御を行う。
【0100】また、他の計算機側では、ファイル管理用
計算機から受け取ったファイル管理情報を基に、前記ネ
ットワークを介することなく前記共有ディスクを直接制
御して、該当するファイルへのアクセスを行う。
【0101】このようにすれば、ファイル管理用計算機
はファイル管理のみを行えば良いから、従来例に比べて
ファイル管理用計算機の負荷が少なくなる。その結果、
一つのファイル管理用計算機当たり、管理出来る他の計
算機の数を増やすことが可能になる。また、ファイルデ
ータは、ネットワークを経由することなく、共有ディス
クから直接他の計算機へ転送されるので、ネットワーク
を経由する場合に比べて、ファイルデータの転送時間が
極めて短くなり、処理の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態におけるシステム構成図である。
【図3】実施の形態におけるファイル管理情報例であ
る。
【図4】実施の形態における共有ディスクからの読み出
し制御シーケンスである。
【図5】実施の形態におけるクライアント間の排他制御
シーケンスである。
【図6】実施の形態における例1の説明図である。
【図7】実施の形態における例1の制御シーケンスであ
る。
【図8】実施の形態における例2の説明図である。
【図9】実施の形態における例2の制御シーケンスであ
る。
【図10】実施の形態における例3の説明図である。
【図11】実施の形態における例3の制御シーケンスで
ある。
【図12】実施の形態における例4の説明図である。
【図13】実施の形態における例4の制御シーケンスで
ある。
【図14】従来例1の説明図である。
【図15】従来例1の制御シーケンスである。
【図16】従来例2の説明図である。
【符号の説明】
1 サーバー 2−1〜2−3 クライアント 3 ネットワーク 4−1〜4−3 磁気ディスク 5、6−1〜6−3 キャッシュメモリ 8−1〜8−2 共有ディスク 9 メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の計算機がネットワークで結合された
    分散システムにおけるそれぞれの計算機、或いは一部の
    計算機から、前記ネットワークを介することなく、直接
    制御できる共有ディスクを有し、前記計算機が前記共有
    ディスクを制御してファイルへのアクセスを行う分散シ
    ステムにおける共有ファイルシステムであって、 前記結合された計算機に対し、共有ディスク上のデータ
    をファイルとして見せるために、前記計算機の内の一つ
    をファイル管理用計算機に設定すると共に、 前記ファイル管理用計算機は、前記ファイル管理を行う
    ためのファイル管理情報を保持してファイル管理を行
    い、他の計算機からの要求に応じて、前記保持している
    ファイル管理情報の中から要求のあったファイルの管理
    情報を検索し、そのファイル管理情報をネットワークを
    介して要求元の計算機へ転送するファイル管理手段を備
    え、 前記他の計算機は、ファイル管理用計算機から受け取っ
    たファイル管理情報を基に、前記ネットワークを介する
    ことなく前記共有ディスクを直接制御して、該当するフ
    ァイルへのアクセスを行うファイルアクセス制御手段を
    備えていることを特徴とした分散システムにおける共有
    ファイルシステム。
  2. 【請求項2】前記ファイル管理用計算機は、 他の計算機からファイル管理情報の要求を受けた場合、
    他の計算機同士を、ファイルのアクセスに関してファイ
    ル単位で排他制御するファイル単位排他制御手段を備え
    ていることを特徴とした請求項1記載の分散システムに
    おける共有ファイルシステム。
  3. 【請求項3】前記ファイル管理用計算機は、 他の計算機からファイル管理情報の要求を受けた場合、
    他の計算機同士を、ファイルのアクセスに関して共有デ
    ィスクの物理的な単位で排他制御する物理的単位排他制
    御手段を備えていることを特徴とした請求項1記載の分
    散システムにおける共有ファイルシステム。
  4. 【請求項4】前記ファイル管理用計算機以外の他の計算
    機は、前記共有ディスクから読み出したファイルデータ
    をメモリ上に保持するファイルデータ保持手段を備える
    と共に、 前記ファイル管理用計算機は、前記ファイル管理用計算
    機以外の計算機により共有ディスク上のファイルに対し
    てデータの書き込みがあった場合に、共有ディスク上の
    ファイルデータと、前記メモリ上のファイルデータとの
    一貫性を保証する制御を行うファイルデータ保証制御手
    段を備えていることを特徴とした請求項1記載の分散シ
    ステムにおける共有ファイルシステム。
  5. 【請求項5】複数の計算機がネットワークで結合された
    分散システムにおけるそれぞれの計算機、或いは一部の
    計算機から、前記ネットワークを介することなく、直接
    制御できる共有ディスクを有し、前記計算機が前記共有
    ディスクを制御してファイルへのアクセスを行う分散シ
    ステムにおける計算機に、 ファイル管理を行うためのファイル管理情報を保持して
    ファイル管理を行い、他の計算機からの要求に応じて、
    前記保持しているファイル管理情報の中から要求のあっ
    たファイルの管理情報を検索し、そのファイル管理情報
    をネットワークを介して要求元の計算機へ転送するファ
    イル管理用計算機側の手順と、 ファイル管理用計算機から受け取ったファイル管理情報
    を基に、前記ネットワークを介することなく前記共有デ
    ィスクを直接制御して、該当するファイルへのアクセス
    を行う他の計算機側の手順と、 を実行させるためのプログラムを記録した計算機読み取
    り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7191195B2 (en) 2001-11-28 2007-03-13 Oki Electric Industry Co., Ltd. Distributed file sharing system and a file access control method of efficiently searching for access rights
US7827194B2 (en) 2003-06-27 2010-11-02 Nec Corporation Access to shared disk device on storage area network

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US7191195B2 (en) 2001-11-28 2007-03-13 Oki Electric Industry Co., Ltd. Distributed file sharing system and a file access control method of efficiently searching for access rights
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