JPH11119459A - 遊離の酸の形態のスルホン酸基を含むポリマーを有する受像層を含むトナー受容要素 - Google Patents

遊離の酸の形態のスルホン酸基を含むポリマーを有する受像層を含むトナー受容要素

Info

Publication number
JPH11119459A
JPH11119459A JP10229485A JP22948598A JPH11119459A JP H11119459 A JPH11119459 A JP H11119459A JP 10229485 A JP10229485 A JP 10229485A JP 22948598 A JP22948598 A JP 22948598A JP H11119459 A JPH11119459 A JP H11119459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving layer
toner
dispersion
polyester
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10229485A
Other languages
English (en)
Inventor
Thillo Etienne Van
エテイエンヌ・バン・テイロ
Marien August
アウグスト・マリエン
Dijck Geert Van
ゲールト・バン・デイーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JPH11119459A publication Critical patent/JPH11119459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥トナー粒子と高度に適合性であり、水溶
液又は水性分散液から製造することができる受像層を有
する受容体要素を提供すること。 【解決手段】 支持体ならびにスルホン酸基を有する部
分を0.5〜20モル%有するポリマーを層の合計重量
に関して少なくとも80重量%含有する受像層を含むノ
ンインパクトプリンティングのための受容体要素を提供
する。好ましくはポリマーはスルホイソフタル酸により
与えられる部分を合計酸含有量に関して0.5〜20モ
ル%含むポリエステルであり、スルホ基は遊離の酸の形
態で存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は画像形成層を含むノンインパク
トプリンティング(non-impact printing)のための受容
体要素に関する。さらに特定的には、本発明は乾燥トナ
ー粒子を用いる静電記録印刷のための受容体要素に関す
る。
【0002】
【発明の背景】トナー粒子、排他的にではないが特に乾
燥トナー粒子を用いる静電記録法(すなわち電子写真、
イオノグラフィ、直接静電印刷、マグネトグラフィ)に
よるノンインパクトプリンティングにおいて用いるため
の受容体要素は当該技術分野において周知である。典型
的に疎水性受像層が記載されている:例えばUS−A−
3 535 112におけるポリアミド、US−A−3
539 340における塩化ビニリデンコポリマー。
【0003】例えばUS−A−4 320 186にト
ナー受容層におけるアクリルポリマーの利用が開示され
ている。その開示の場合、溶媒としてトルエンを用いる
コーティング液からポリマー層をコーティングすること
が記載されている。
【0004】EP−A−104 074にポリメチルメ
タクリレート樹脂を含み、メチルエチルケトン及びトル
エンを含有する溶液からコーティングされるトナー粒子
のための受容層が開示されている。US−A−4 41
5 626に例えばポリ(ビニルアルコール)又はセル
ロース誘導体などのフイルム形成性結合剤を含む受像層
の利用ならびに該結合剤の硬膜が開示されている。
【0005】US−A−4 621 009に結合剤樹
脂としてポリエステル樹脂を含む受像層が開示されてお
り、ポリエステルはメチルエチルケトン及びトルエン中
のコーティング液からコーティングされる。
【0006】EP−A−240 147に結合剤として
ポリメチルメタクリレートを含むトナー受容層が開示さ
れている。やはりこの結合剤もメチルエチルケトン及び
トルエン中の溶液からコーティングされる。
【0007】乾燥トナー粒子を用いる静電記録法を用い
るノンインパクトプリンティングの場合に用いられるべ
き画像形成材料のために、トナー粒子に適応させられた
樹脂を含む受像層を用いることが開示されている。例え
ばEP−A−349 227に、トナー樹脂として主に
フマル酸部分及びビスフェノール−A部分を有するポリ
エステルを有するトナー粒子を受容するために、主にテ
レフタル酸部分及びビスフェノール−A部分を有するポ
リエステルを含むトナー受容層をポリエステル支持体上
にコーティングすることが開示されている。利点は受像
層の結合剤がトナー樹脂と優れた適合性を有し、トナー
樹脂より大きな弾性を有することである。乾燥トナー粒
子を用いて頭上投映のためのトランスパレンシーを作製
するための受像層として用いられると、これは鋭い端を
有する滑らかに定着された画像を与え、光の散乱が起こ
らず、明晰な投映画像を与える。この場合もトナー受容
層は揮発性有機溶媒からコーティングされる。
【0008】US−A−5 208 093にトナー受
容層を支持体上に設けることが開示されており、この場
合トナー受容層はトナー樹脂と同じか又はそれより低い
貯蔵弾性率を有するポリマーを含有している。この場合
も受像層は有機溶媒中の溶液からコーティングされる。
【0009】上記の通り、乾燥トナー粒子のための多く
の受像層は有機溶媒からコーティングされ、それは今
日、作業場所の安全性及び環境的懸念の観点の両方から
望ましくない。
【0010】従って水性媒体からコーティングすること
ができる樹脂を含む層が非常に望ましく、そのような層
が開示されている。
【0011】US−A−4 168 338に2〜30
重量%のカルボキシル基含有率を有するアクリルポリマ
ー及びエポキシ樹脂を含むトナー受容層が開示されてい
る。
【0012】US−A−4 245 025に本質的に
10〜170の酸価を有する熱可塑性アクリル−スチレ
ンコポリマー及び疎水性シリカから成る層を紙支持体上
に含むトナー受容シートが開示されている。
【0013】EP−A−613 056に水性分散液か
らコーティングされるトナー受容層が開示されており、
トナー受容層のための結合剤は架橋された尿素−ホルム
アルデヒド樹脂粉末である。インク−ジェット印刷に十
分に適しており、ポリマーラテックスを他のポリマー化
合物と一緒に含む受像層が例えばUS−A−5 624
743に開示されている。
【0014】ポリマーラテックスを含有するトナー受容
層はいくぶん複雑な構造及び構成を有するようであり、
従って特にプラスチック基質上にコーティングされる場
合に水性コーティング液を介して製造することができる
さらにべつのトナー受容層がまだ望まれている。
【0015】
【発明の目的】本発明の目的は、乾燥トナー粒子と高度
に適合性であり、水溶液又は水性分散液から製造するこ
とができる受像層を有する受容体要素を提供することで
ある。
【0016】本発明のさらなる目的は、トナー樹脂とし
てポリエステルを含むトナー粒子と高度に適合性であ
り、水溶液又は水性分散液から製造することができる受
像層を有する受容体要素を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は水溶液又は水性分散液
からコーティングされる受像層を含む受容要素上にトナ
ー画像を形成するための方法を提供することである。
【0018】さらなる目的及び利点は下記の詳細な記載
から明らかになるであろう。
【0019】本発明の目的は、第1及び第2の主面(maj
or face)を有する支持体ならびに該第1の主面上の受像
層を含むトナー受容要素であり、該受像層が遊離の酸の
形態のスルホン酸基を有する部分を0.5〜20モル%
含有するポリエステルを少なくとも80重量%含有する
ことを特徴とするトナー受容要素を提供することにより
実現される。
【0020】該目的はさらに、 −支持体ならびに遊離の酸の形態のスルホン酸基を有す
る部分を0.5〜20モル%含有するポリエステルを層
の合計重量に関して少なくとも80重量%含有するトナ
ー受容層を有する基質を準備し、 −該トナー受容層上に乾燥トナー粒子を画像通りに付着
させ、 −該トナー粒子を該トナー受容層に定着させる 段階を含むトナー画像を基質上に形成するための方法を
提供することによって実現される。
【0021】
【発明の詳細な記述】遊離の酸の形態のスルホン酸基が
存在するポリエステルを受像層の主成分として用いるこ
とにより、非常に優れたトナー受容層を製造できること
が見いだされた。0.5〜20モル%のスルホン酸基を
含むポリエステルを本発明の受容体材料の製造において
用いるのが好ましい。
【0022】他のスルホン酸含有ポリマーを用いること
もできるが、スルホン酸基を有する他のポリマーを含む
受容層はOHPの投映の質に関し、遊離の酸の形態のス
ルホン酸基を有するポリエステルを含む受容層と同じ非
常に優れた性質を有してはいないことが見いだされた。
例えばメタクリル酸メチル(50重量%)、アクリル酸
n−ブチル(43重量%)及び2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム塩(7重量%)
の付加共重合体を含む受容層あるいは同じポリマーを含
むが分散液を脱塩してスルホン酸基が遊離の形態である
ようにした後にコーティングされる層は満足な結果を与
えなかった。
【0023】スルホン酸基を有する部分を0.5〜20
モル%含有するポリエステルを層の合計重量に関して少
なくとも80重量%含む受像層は、水性分散液から容易
に支持体上にコーティングされることができ、優れたト
ナー接着及び鮮鋭な画像を与えるトナー受容材料を生ず
ることが見いだされた。本発明の受像層が透明の支持体
上にコーティングされると、受容体要素は頭上投映にお
いて用いるためのフルカラー画像を形成するために非常
に良くあっている。本発明の材料上に形成される画像は
投映されると鮮鋭であり、低いカブリを示し、最も限界
的な色(黄色)でさえ非常に忠実に再現される。
【0024】本発明のトナー受容層は、スルホン酸基を
有する部分を0.5〜20モル%含有するポリエステル
の分散液及び界面活性剤を含む分散液からコーティング
できることが見いだされた。優れた画像形成性と共に許
容され得るコーティングの質を示すトナー受容層の製造
に他の成分は必要でなかった。コーティング液中で用い
られる界面活性剤は当該技術分野において既知のいずれ
の界面活性剤であることもできるが、アニオン性界面活
性剤、例えばRHONE POULENC CHIMI
Eの商品名であるRHODAFAC RM−710を用
いるのが好ましい。
【0025】本発明の受容体要素の場合、スルホン酸基
は遊離の酸基としてかナトリウム塩としてかアンモニウ
ム塩としてか又はアミン塩として存在することができ
る。本発明の最も好ましい実施態様の場合スルホン酸基
は遊離の酸基として存在する。スルホン酸基がアンモニ
ウム塩又はアミン塩として存在する受容体層は有用な結
果を与えるが、驚くべきことに、スルホン酸基が遊離の
酸として存在する受容体層がもっと良い印刷結果を与え
ることが見いだされた。
【0026】0.5〜20モル%のスルホン酸基を含む
ポリエステル又はコポリエステルは、ジ−もしくはポリ
カルボン酸及びジ−もしくはポリオールを含むポリエス
テルであることができる。スルホン酸部分は重縮合混合
物にスルホン酸基を有するジ−もしくはポリオール又は
スルホン酸基を有するジ−もしくはポリカルボン酸ある
いは両方を加えることにより導入されることができる。
本発明の受像層において用いられるポリエステルにスル
ホン酸基を有する部分を導入するために、スルホン酸基
を有するジカルボン酸を用いるのが好ましい。本発明の
受像層で用いるためのポリエステルは、合計ジオール含
有量に関して0〜95モル%の量のエチレングリコール
及び合計ジオール含有量に関して0〜5モル%の量のポ
リエチレングリコールを含有するジオール混合物ならび
に(i)テレフタル酸、(ii)イソフタル酸、(ii
i)5−スルホ−イソフタル酸を含有する酸混合物を反
応させることにより得られるのが好ましい。ポリエチレ
ングリコールが存在する場合、ポリエチレングリコール
は1500の分子量を有する。ポリエチレングリコール
は合計ジオール含有量に関して0〜5モル%の量で該ジ
オール混合物中に存在するのが好ましい。
【0027】特に好ましい実施態様の場合、本発明の受
像層において用いられるポリエステルは、合計ジオール
含有量に関して0〜95モル%の量のエチレングリコー
ル及び合計ジオール含有量に関して0〜5モル%の量の
ポリエチレングリコールを含有するジオール混合物なら
びにテレフタル酸、イソフタル酸及び5−スルホイルフ
タル酸を含有する酸混合物を反応させることにより得ら
れるコポリエステルであり、該酸混合物は本質的に20
〜60モル%のイソフタル酸、0.5〜20モル%の該
スルホイソフタル酸を含み、該酸混合物の残りはテレフ
タル酸である。さらに好ましくは、該混合物は1〜10
モル%の該スルホイソフタル酸を含む。
【0028】本発明の受像層において用いるためのポリ
エステル中のスルホ基は重縮合反応の後、通常そのナト
リウム塩の形態で存在する。そのナトリウム塩の形態で
スルホ基を有するポリエステルの水性分散液をイオン交
換樹脂、例えばBayerAG,Leverkusen
Germanyの商品名であるLEWATITES1
00MBで処理することによりスルホ基を遊離の酸の形
態に転換することができる。遊離の酸の形態のスルホ基
を有するポリエステルの分散液は、アンモニアを用いて
分散液を中和することによりアンモニア塩の形態のかあ
るいは例えばモルホリンなどのアミンを用いて分散液を
中和することによりアミン塩の形態のスルホ基を有する
ポリエステルの分散液に転換することができる。
【0029】本発明の受容体要素は、コーティング液が
1.25mPa.sより高い、好ましくは2mPa.s
より高い粘度を与えられると、水性分散液からコーティ
ングされる受容体層がかなり低い温度(20〜40℃)
で乾燥される場合も優れたコーティングの質を以て製造
され得ることが見いだされた。これは当該技術分野にお
いて既知のいずれの増粘剤、例えばゼラチン、セルロー
スの誘導体、多糖類、ポリスチレンスルホン酸、カルボ
キシル化ポリ(メタ)アクリレート、ポリアクリルアミ
ド、ポリウレタンなどを用いることによっても達成する
ことができる。ゼラチンは本発明の受像層の形成のため
に好ましい増粘剤であり、それはそれがコーティング分
散液のための非常に優れた増粘剤であってコーティング
及び乾燥の後に非常に清浄な受容層を与えるからであ
る。増粘剤としてゼラチンが用いられる場合、ポリマー
をゼラチン水溶液に加える前にポリマー中のスルホン酸
基を中和するのが好ましい。そうすることにより、凝集
の危険が減少する。増粘剤が用いられる場合、それは乾
燥層の合計重量に関して1〜10重量%の量で好適に存
在する。
【0030】さらに、スルホン酸基を有する部分を0.
5〜20モル%含有するポリマーの分散液、界面活性剤
及び増粘剤のみでなく、可塑剤又は軟化剤も含むコーテ
ィング分散液(又は溶液)が用いられると、本発明の受
容体要素の質をさらに向上させることができることが見
いだされた。この可塑剤又は軟化剤は好ましくはポリヒ
ドロキシ化合物であり、より好ましくはグリセリン、ソ
ルビトール、グルコース、マンニトール、1,1,1−
トリス−(ヒドロキシメチル)プロパン又は1,2,
3,4−ブタン−テトロールから成る群より選ばれるポ
リヒドロキシ化合物である。スルホン酸基を含有するポ
リマー、増粘剤、界面活性剤及び可塑剤又は軟化剤が存
在する受容体層は、ポリマー中のスルホン酸基が遊離の
酸基としてかアンモニウム塩としてか又はアミン塩とし
て受容層中に存在する場合に、より優れた印刷結果を与
える(印刷品質は頭上投映スライドの投映の質に基づい
て評価される)。可塑剤又は軟化剤が用いられる場合、
それは乾燥層の合計重量に関して1〜10重量%の量で
好適に存在する。
【0031】本発明の受像層はさらに艶消剤又はノンイ
ンパクトプリンティング機における受容体要素の輸送適
性を促進するためのスペーシング剤を含むことができ
る。該スペーシング粒子は無機の例えばシリカ粒子であ
ることができ、疎水性及び親水性の両方ならびに結晶性
及び非晶質の両方であることができる。典型的な有用な
シリカ粒子はGRACE GMBH,Worms,Ge
rmanyによりSYLOIDの商品名の下に販売され
ている非晶質シリカ粒子である。それは未処理粒子、例
えばSYLOID 72又は特別な無機処理を施された
非晶質シリカ、例えばSYLOID 378であること
ができる。該スペーシング粒子は有機ポリマービーズで
あることもできる。本発明においてスペーシング粒子と
して用いるための非常に有用な有機ポリマービーズは、
水性溶媒混合物に、該水性溶媒混合物中に存在するモノ
マーに可溶性であるが該水性溶媒混合物に不溶性である
ポリマーを生成することができる少なくとも1種のα−
β−エチレン性不飽和モノマー、ラジカル生成重合開始
剤及び親水性基を含有するグラフト−重合可能なポリマ
ーを溶解し、溶液を撹拌しながら50℃からその還流温
度までの温度に加熱し、該ポリマービーズを形成するこ
とにより製造されるビーズである。そのようなポリマー
ビーズはEP−A−080 225に開示されている。
水及び水−混和性極性有機溶媒の溶媒混合物に、(1)
該溶媒混合物中に存在するモノマーに可溶性であるが該
溶媒混合物に不溶性であるポリマーを生成することがで
きるα−β−エチレン性不飽和モノマー、(2)COO
H基を有するモノマー、(3)ハロゲン原子を有するモ
ノマー、ラジカル生成重合開始剤及び親水性基を含有す
るグラフト重合可能なポリマーを溶解し、得られる溶液
を撹拌しながら50℃からその還流温度までの温度に加
熱し、該ビーズを形成し、ヒドロキシドとの反応により
該COOH基をカルボン酸塩の基に転換し、該カルボン
酸塩の基を該ハロゲン原子と反応させてエステル架橋を
形成させることにより架橋ポリマービーズを製造するこ
ともできる。そのようなビーズはUS−A−5 252
445に開示されている。本発明においてスペーシン
グ粒子として有用な他のポリマービーズはEP−A−6
98 625に開示されているポリマービーズである。
そのようなビーズは耐熱性であり、水性反応媒体中で製
造され、その場合該ポリマービーズはα−β−エチレン
性不飽和基を含むシランモノマー、該シランモノマーと
異なり、該水性溶媒混合物中に存在するモノマーに可溶
性であるが水に不溶性のポリマーを生成することができ
る少なくとも1種のα−β−エチレン性不飽和モノマ
ー、水性溶媒混合物に可溶性のラジカル生成重合開始剤
及び親水性基を含有し、水性反応混合物に可溶性のまま
であるグラフトポリマーを生成することができるグラフ
ト−重合可能なポリマーの同時の反応により形成され
る。
【0032】本発明のトナー受容層は、遊離の酸の形態
のスルホン酸基を有する部分を0.5〜20モル%含有
するポリエステルの分散液を好ましくは層の合計重量に
関して少なくとも80重量%、より好ましくは層の合計
重量に関して少なくとも90重量%含み、層の重量の残
りは場合により界面活性剤、艶消剤、親水性コロイド、
可塑剤、滑沢剤、帯電防止剤及びコロイドシリカの群か
ら選ばれる化合物により構成されていることができる。
【0033】非常に好ましい実施態様の場合、トナー受
容層は遊離の酸の形態のスルホン酸基を有する部分を
0.5〜20モル%含有するポリエステルを層の合計重
量に関して少なくとも95重量%含み、層の重量の残り
は場合により界面活性剤、艶消剤、可塑剤、滑沢剤、帯
電防止剤及びコロイドシリカの群から選ばれる化合物に
より構成されていることができる。
【0034】滑沢剤としてワックス(合成及び天然の両
方)の水性分散液を用いるのが好ましい。
【0035】本発明の最も好ましい実施態様の場合、ト
ナー受容層は遊離の酸の形態のスルホン酸基を有する部
分を0.5〜20モル%含有するポリエステルを層の合
計重量に関して少なくとも97重量%含み、層の重量の
残りは場合により界面活性剤、艶消剤及び帯電防止剤の
群から選ばれる化合物により構成されていることができ
る。
【0036】当該技術分野において既知のいずれの支持
体上にも本発明の受像層をコーティングすることができ
る。紙、ポリエチレンがコーティングされた紙、プラス
チック支持体、例えばポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート、シンジオタクチックポリスチ
レン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレンなどの上にそれをコーティングすることがで
きる。熱的に安定な支持体、例えばポリエステル支持体
上に本発明の受容層をコーティングするのが好ましい。
熱的に安定ということは、支持体の加熱たわみ温度が少
なくとも145℃であることを意味する。
【0037】本発明の受容層は不透明支持体上ならびに
透明支持体上で用いられることができる。本発明の受容
層は非常に透明なので、透明支持体上で好適に用いられ
る。かくして本発明の受容体要素は好ましくは透明支持
体及び本発明の受像層を含み、例えば頭上投映(OH
P)のためのトランスパレンシーの作製に用いられる。
【0038】受像層がプラスチック支持体上にコーティ
ングされる場合、プラスチック支持体と受像層の間に下
塗り層又はプライマー層を設けるのが有益であり得る。
このプライマー層は当該技術分野において既知のいずれ
のプライマー層であるこもできる。例えばそれは例えば
US−A−3 649 336に記載されているような
ラテックスの形態の塩化ビニリデンポリマー又は例えば
EP−A−559 244に開示されているようなポリ
エステルを含むプライマー層であることができる。
【0039】本発明の受像層は両端を含んで0.5〜3
μm、好ましくは0.75〜2μmの乾燥厚さを有する
ようにコーティングされるのが好ましい。
【0040】本発明の受像層を含有する材料上への静電
印刷エンジンにおける(electrostatic
printing engines)(電子写真ならび
にイオノグラフィ及び例えばUS−A−3 689 9
35に記載の直接静電印刷における)、均一濃度パッチ
の印刷の均一性の点での印刷品質は、30%相対湿度
(RH)において測定される5.108Ω/平方〜5
1011Ω/平方の抵抗率を有する裏引き層を支持体上に
適用することにより大きく高められ得ることが見いださ
れた。裏引き層がポリアニオン化合物の存在下における
チオフェンの酸化的重合により製造されるポリチオフェ
ンを導電性ポリマーとして含むことが好ましかった。こ
のポリアニオン化合物は好ましくはポリスチレンスルホ
ン酸である。導電性ポリマー(電子伝導性ポリマー)と
してポリチオフェンを用いる利点は、そのような電子伝
導性ポリマーを含有する裏引き層の伝導率がほとんど材
料が用いられる相対湿度に依存しないという事実にあ
る。
【0041】用いられるポリチオフェンは式:
【0042】
【化1】
【0043】[式中:R1及びR2のそれぞれは独立して
水素又はC1-4アルキル基を示すか、あるいは一緒にな
って場合により置換されていることができるC1-4アル
キレン基又はシクロアルキレン基、好ましくはエチレン
基、場合によりアルキル−置換されていることができる
メチレン基、場合によりC1-12アルキル−もしくはフェ
ニル−置換されていることができる1,2−エチレン
基、1,3−プロピレン基又は1,2−シクロヘキシレ
ン基を示す]を有するのが好ましい。好ましいポリチオ
フェンの場合、R1及びR2は一緒になって−CH2−C
2−基を形成する。
【0044】該ポリチオフェンならびに該ポリチオフェ
ンを含有する水性ポリチオフェンポリマー性ポリアニオ
ン分散液の製造はEP−A−440 957及び対応す
るUS−A−5,300,575に記載されている。
【0045】裏引き層の抵抗率は30%RHにおいて
5.108Ω/平方より低いことはできないことが見い
だされ、それはそうすると印刷濃度が低くなりすぎるか
らであり、それはいずれの理論にも縛られるものではな
いがおそらく潜像保有部品からトナー受容材料へのトナ
ー粒子の転写の効率の低さのためである。
【0046】裏引き層の抵抗率に課せられる上限は受像
層の抵抗率に依存することが見いだされ:両方とも30
%RHにおいて測定される受像層の抵抗率と裏引き層の
抵抗率の積は好ましくは1025Ω/平方より低く、より
好ましくは1023Ω/平方より低い。
【0047】受像層の抵抗率と裏引き層の抵抗率の積を
上記で開示された値に調節するために、トナー受容層に
帯電防止剤を導入するのが有益であり、それは、受像層
の抵抗率がもっと低い場合、裏引き層の抵抗率がもっと
高いことができ、それでも非常に優れた均一性を与える
からである。当該技術分野において既知のいずれの帯電
防止剤も本発明のトナー受容層で用いることができる
が、帯電防止剤がトナー受容層で用いられる場合は式:
【0048】
【化2】
【0049】[式中:R1及びR2のそれぞれは独立して
水素又はC1-4アルキル基を示すか、あるいは一緒にな
って場合により置換されていることができるC1-4アル
キレン基又はシクロアルキレン基、好ましくはエチレン
基、場合によりアルキル−置換されていることができる
メチレン基、場合によりC1-12アルキル−もしくはフェ
ニル−置換されていることができる1,2−エチレン
基、1,3−プロピレン基又は1,2−シクロヘキシレ
ン基を示す]を有するポリチオフェンを用いるのが好ま
しい。好ましいポリチオフェンにおいて、R1及びR2
一緒になって−CH2−CH2−基を形成する。
【0050】本発明のノンインパクトプリンティングの
ための受容体要素はいくつかのノンインパクトプリンテ
ィング法、例えばインク−ジェット印刷、イオノグラフ
ィ、マグネトグラフィ、電子写真、直接静電印刷(例え
ばUS−A−3 689 935に記載のような)など
において用いることができる。
【0051】しかし本発明の受容層は、トナー樹脂及び
場合により顔料を有するトナー粒子を受像層に画像通り
に適用し、トナー粒子中の樹脂を受容層に融着させるこ
とによって該画像を該受容層に定着させることにより画
像が形成されるノンインパクト法において特に有用であ
る。そのような方法は例えばイオノグラフィ、マグネト
グラフィ、電子写真及び直接静電印刷である。イオノグ
ラフィ、マグネトグラフィ及び静電写真の場合、静電も
しくは磁気(マグネトグラフィの場合)潜像が潜像保有
部品上に形成され、その潜像がトナー粒子により現像さ
れる(乾式及び液体現像の両方により)。現像された潜
像は次いでトナー受容層に転写される。直接静電印刷の
場合、トナー源から受容層へのトナー粒子の流れ(ほと
んど乾燥現像薬に由来する)が該流れの間に介在するプ
リントヘッド構造により画像通りに変調される。この場
合形成される潜像はない。
【0052】本発明の受容層は乾燥トナー粒子と一緒に
用いるために非常に良くあっており、従って本発明は: −支持体ならびにスルホン酸基を有する部分を0.5〜
20モル%含有するポリマーを層の合計重量に関して少
なくとも80重量%含有するトナー受容層を有する基質
を準備し、 −該トナー受容層上にトナー樹脂を有する乾燥トナー粒
子を画像通りに付着させ、 −該トナー粒子を該トナー受容層に定着させる 段階を含むトナー画像を基質上に形成するための方法も
包含する。
【0053】受容体要素はいずれかの種類の乾燥トナー
粒子がトナー受容層上に付着させられるいずれの方法に
おいても用いられることができるが、受容層上に付着さ
せられるトナー粒子がトナー樹脂中に、合計トナー樹脂
に関して少なくとも50重量%のポリエステルを含む方
法において本発明の受容体要素を用いるのが好ましい。
さらに好ましくは本発明の画像形成層上に付着させられ
るトナー粒子はトナー樹脂中に、ポリエステルの1g当
たり2.5mg KOHより高い酸価(AV)又はヒド
ロキシル価(HV)を有するポリエステルを合計トナー
樹脂に関して少なくとも50重量%含む。
【0054】
【実施例】
コポリマー及びコポリマー分散液の製造 1.コポリエステル樹脂PA 1028.2gのテレフタル酸ジメチル(5.3モ
ル)、776.0gのイソフタル酸ジメチル(4.0モ
ル)、207.2gの5−スルホイソフタル酸ジメチル
エステルナトリウム塩(0.7モル)、1240gのエ
チレングリコール(20モル)、220mgの酢酸亜鉛
二水和物及び292mgの酸化アンチモン(III)の
反応混合物を窒素雰囲気下で撹拌しながら160℃に加
熱した。再−エステル化が起こり、メタノールが蒸留さ
れた。メタノールの蒸留が止むまで3〜4時間内で温度
を徐々に250℃に上げた。652mgのリン酸トリフ
ェニルを熱安定剤として加えた。反応混合物を次いで1
hPaの減圧に供した。これらの条件下で約60〜12
0分間以内に重縮合が起こった。ポリエステル溶融物を
アルミニウム箔上に置き、25℃に冷ました。透明で脆
い固体が得られた。固化したコポリエステルPAを次い
で粉末に摩砕した。コポリエステルの固有粘度は、フェ
ノールとo−ジクロロ−ベンゼンの60/40−混合物
中で25℃において測定すると0.20〜0.30dl
/gであった。コポリエステルのTg(ガラス転移温
度)はDSC(示差走査熱量計)により測定すると52
℃であった。
【0055】1.1.コポリエステル分散液DPA 1リットルの丸底フラスコに100gのコポリエステル
PAの粉末及び400mlの水を導入した。混合物を撹
拌しながら95℃に加熱した。混合物は粘性相から分散
液に転移した。2〜4時間後、分散液を25℃に冷却
し、濾過した。ナトリウム塩の形態のスルホン酸基を有
する安定な水性分散液(DPA)が得られた。
【0056】1.2 コポリエステル分散液DPA1 コポリエステル分散液DPAをイオン交換樹脂(LEW
ATITE S100MB、BAYER AG,Lev
erkusen,Germanyの商品名)で処理し
た。遊離の酸の形態のスルホン酸基を有する安定なコポ
リエステル分散液が得られた。
【0057】1.3.コポリエステル分散液DPA2 コポリエステル分散液DPA1をアンモニアを用いてp
H=7.5に中和した。アンモニウム塩の形態のスルホ
ン酸基を有する安定なコポリエステル分散液が得られ
た。
【0058】2.コポリエステル樹脂PB 再エステル化反応の開始時に反応混合物に820mgの
酢酸ナトリウムを補足的に加える以外はポリエステルP
Aの製造を繰り返した。結局ジエチレングリコールの生
成が抑制され、コポリエステル樹脂のTgが70℃に上
昇した。
【0059】2.1.コポリエステル分散液DPB 1リットルの丸底フラスコに100gのコポリエステル
PBの粉末及び400mlの水を導入した。混合物を撹
拌しながら95℃に加熱した。混合物は粘性相から分散
液に転移した。2〜4時間後、分散液を25℃に冷却
し、濾過した。ナトリウム塩の形態のスルホン酸基を有
する安定なポリエステルPBの水性分散液(DPB)が
得られた。
【0060】2.2.コポリエステル分散液DPB1 コポリエステル分散液DPBをイオン交換樹脂(LEW
ATITE S100MB、BAYER AG,Lev
erkusen,Germanyの商品名)で処理し
た。遊離の酸の形態のスルホン酸基を有する安定なコポ
リエステル分散液が得られた。
【0061】2.3.コポリエステル分散液DPB2 コポリエステル分散液DPB1をアンモニアを用いてp
H=7.5に中和した。アンモニウム塩の形態のスルホ
ン酸基を有する安定なコポリエステル分散液が得られ
た。
【0062】3.コポリエステル樹脂PC 反応混合物に112.5gのポリエチレングリコール1
500(0.75モル)を補足的に加える以外はポリエ
ステルPAの製造を繰り返した。結局コポリエステル樹
脂PCが得られた。コポリエステルの固有粘度はフェノ
ールとo−ジクロロ−ベンゼンの60/40−混合物中
で25℃において測定すると0.20〜0.30dl/
gであった。コポリエステルのTgはDSCにより測定
すると53℃であった。
【0063】3.1.コポリエステル分散液DPC 1リットルの丸底フラスコに100gのコポリエステル
PCの粉末及び400mlの水を導入した。混合物を撹
拌しながら95℃に加熱した。混合物は粘性相から分散
液に転移した。2〜4時間後、分散液を25℃に冷却
し、濾過した。ナトリウム塩の形態のスルホン酸基を有
する安定なポリエステルPBの水性分散液(DPB)が
得られた。
【0064】3.2.コポリエステル分散液DPC1 コポリエステル分散液DPCをイオン交換樹脂(LEW
ATITE S100MB、BAYER AG,Lev
erkusen,Germanyの商品名)で処理し
た。遊離の酸の形態のスルホン酸基を有する安定なコポ
リエステル分散液が得られた。
【0065】3.3.コポリエステル分散液DPC2 コポリエステル分散液DPC1をアンモニアを用いてp
H=7.5に中和した。アンモニウム塩の形態のスルホ
ン酸基を有する安定なコポリエステル分散液が得られ
た。
【0066】3.4.コポリエステル分散液DPC3 コポリエステル分散液DPC1をモルホリンを用いてp
H=7.5に中和した。モルホリン塩の形態のスルホン
酸基を有する安定なコポリエステル分散液が得られた。
【0067】トナー受容要素の製造 受容体要素1(RE1) 640mlの水、324mlのポリエステル分散液DP
A、6mlの界面活性剤(RHODAFAC RM−7
10、ポリオキシエチレン−ノニルフェニル−エーテル
ホスフェートの混合物に関するRHONE−POULE
NC CHIMIE,Pris−Franceの商品
名)の水溶液(10g固体/100ml)及び30ml
の艶消剤(SYLOID 72、平均粒度4μmの非晶
質シリカに関するGRACE GMBH,Worms,
Germanyの商品名)の水性分散液(1g固体/1
00ml)を含有するコーティング液を作った。
【0068】コーティング液を塩化ビニリデンを含む既
知の下塗り層が下塗りされた100μmの厚さの透明ポ
リエチレンテレフタレートフィルム上にコーティングし
た。裏引き層は存在しなかった。コーティングされた層
は33μmの湿潤厚さを有し、120℃において2分間
乾燥された。これは: 2g/m2のポリエステル 0.02g/m2の界面活性剤RHODAFAC RM
−710 0.01g/m2のシリカ粒子 を含む乾燥トナー受容層を与えた。
【0069】受容体要素2(RE2) ポリエステル分散液DPAの代わりにポリエステル分散
液DPA1が存在する以外は受容体要素1の製造を繰り
返した。
【0070】受容体要素3(RE3) ポリエステル分散液DPAの代わりにポリエステル分散
液DPBが存在する以外は受容体要素1の製造を繰り返
した。
【0071】受容体要素4(RE4) ポリエステル分散液DPAの代わりにポリエステル分散
液DPB1が存在する以外は受容体要素1の製造を繰り
返した。
【0072】受容体要素5(RE5) ポリエステル分散液DPAの代わりにポリエステル分散
液DPC1が存在する以外は受容体要素1の製造を繰り
返した。
【0073】比較受容体要素1(CRE1) ポリエステル分散液DPAの代わりにアクリル酸n−ブ
チル(47重量%)、スチレン(46重量%)及びメタ
クリル酸(7重量%)のコポリマーのラテックス(分散
液AMA1)が存在する以外は受容体要素1の製造を繰
り返した。
【0074】比較受容体要素2(CRE2) ポリエステル分散液DPAの代わりにメタクリル酸メチ
ル(50重量%)、アクリル酸n−ブチル(43重量
%)及び2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸ナトリウム塩(7重量%)のコポリマーのラテッ
クス(分散液AMA2)が存在する以外は受容体要素1
の製造を繰り返した。
【0075】比較受容体要素3(CRE3) アクリル酸n−ブチル(47重量%)、スチレン(46
重量%)及びメタクリル酸(7重量%)のコポリマーの
ラテックスが存在し、メタクリル樹脂のカルボン酸基が
遊離の酸の代わりにナトリウム塩として存在する(分散
液AMA3)以外は比較受容体要素(CRE1)の製造
を繰り返した。
【0076】比較受容体要素4(CRE4) メタクリル酸メチル(50重量%)、アクリル酸n−ブ
チル(43重量%)及びイオン交換樹脂(LEWATI
TE S100MB、BAYER AG,Leverk
usen,Germanyの商品名)で処理された2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリ
ウム塩(7重量%)のコポリマーのラテックスが存在す
る以外は比較受容体要素CRE2の製造を繰り返した。
従ってポリマーの分散液は遊離の酸の形態のスルホン酸
基を有した(分散液AMA4)。
【0077】受容体要素6(RE6) 668mlの水中で30分間膨潤させた3.33gのゼ
ラチンを含有するコーティング液を作った。溶液を次い
で撹拌しながら加熱した。次いで5.6mlの界面活性
剤(RHODAFAC RM−710、ポリオキシエチ
レンノニル−フェニル−エーテル−ホスフェートの混合
物に関するRHONE−POULENCCHIMIE,
Pris−Franceの商品名)の水溶液(10g固
体/100ml)、0.28gの艶消剤(SYLOID
378、特別な無機処理を施され、平均粒度4μmを
有する非晶質シリカに関するGRACE GMBH,W
orms−Germanyの商品名)及び300mlの
ポリエステル分散液DPA2を加えた。
【0078】コーティング液を塩化ビニリデンを含む既
知の下塗り層が下塗りされた100μmの厚さの透明ポ
リエチレンテレフタレートフィルム上にコーティングし
た。裏引き層は存在しなかった。コーティングされた層
は33μmの湿潤厚さを有し、35℃及び25%相対湿
度において2分間乾燥された。これは: 2g/m2のポリエステル 0.02g/m2の界面活性剤RHODAFAC RM
−710 0.01g/m2のシリカ粒子 0.11g/m2のゼラチン を含む乾燥トナー受容層を与えた。
【0079】受容体要素7(RE7) 乾燥層が0.05g/m2のグリセリンを含有するよう
な量でグリセリンをコーティング液に加える以外は受容
体要素6の製造を繰り返した。
【0080】受容体要素8(RE8) 受容体要素6の製造を繰り返したが、乾燥層が0.10
g/m2のグリセリンを含有するような量でグリセリン
をコーティング液に加えた。
【0081】受容体要素9(RE9) 受容体要素6の製造を繰り返したが、乾燥層が0.15
g/m2のグリセリンを含有するような量でグリセリン
をコーティング液に加えた。
【0082】受容体要素10(RE10) 受容体要素6の製造を繰り返したが、乾燥層が0.20
g/m2のグリセリンを含有するような量でグリセリン
をコーティング液に加えた。
【0083】受容体要素11(RE11) 受容体要素10の製造を繰り返したが、コーティング液
にグリセリンの代わりにソルビトールを、乾燥層が0.
20g/m2のソルビトールを含有するような量で加え
た。
【0084】受容体要素12(RE12) 受容体要素10の製造を繰り返したが、コーティング液
にグリセリンの代わりにグルコースを、乾燥層が0.2
0g/m2のマンニトールを含有するような量で加え
た。
【0085】受容体要素13(RE13) 受容体要素10の製造を繰り返したが、コーティング液
にグリセリンの代わりにブタンテトロールを、乾燥層が
0.20g/m2の1,1,1−トリス(ヒドロキシメ
チル)プロパンを含有するような量で加えた。
【0086】受容体要素14(RE14) ポリエステル分散液DPA2の代わりにポリエステル分
散液DPC2が存在する以外は受容体要素10の製造を
繰り返した。
【0087】受容体要素15(RE15) ポリエステル分散液DPA2の代わりにポリエステル分
散液DPCが存在する以外は受容体要素10の製造を繰
り返した。
【0088】受容体要素16(RE16) ポリエステル分散液DPA2の代わりにポリエステル分
散液DPC3が存在する以外は受容体要素10の製造を
繰り返した。
【0089】印刷 CHROMAPRESS(Agfa−Gevaert
NV,Mortsel,Belgiumの商品名)フル
カラーデジタル印刷機において以下の通りのトナー及び
現像薬を用いて頭上投映シートを作製するために受容体
要素(RE1〜RE16、CRE1〜CRE4)を用い
た: イエロートナー(Y) フマル酸及びプロポキシル化ビスフェノールA(DIA
NOL 33、ビス−プロポキシル化2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパンに関するNether
landsのAKZO CHEMIEの商品名)のポリ
エステル樹脂の49部ならびにテレフタル酸、イソフタ
ル酸及びエトキシル化ビスフェノールA(DIANOL
22、ビス−エトキシル化2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパンに関するNetherland
sのAKZO CHEMIEの商品名)及びエチレング
リコールのポリエステル樹脂の49部を2部のSICO
ECHTGELB D 1355 DD(カラーインデ
ックス PY 13、BASF AG,Germany
の商品名)と一緒に実験室用混練機中で110℃におい
て30分間溶融−配合した。
【0090】冷却後、固化した塊を粉砕し、ALPIN
E Fliessbettgegenstrahlmu
ehle 100AFG型(商品名)を用いて摩砕し、
ALPINE Multiplex zig−zag分
別器100MZR型(商品名)を用いてさらに分別し
た。分離されたトナーの平均粒度をCoulter C
ounterモデルMultisizer(商品名)に
より測定し、体積により8.0μmであることが見いだ
された。
【0091】トナー塊の流動性を向上させるために、ト
ナー粒子を0.5%の疎水性コロイドシリカ粒子(BE
T−値 130m2/g)と混合した。
【0092】マゼンタトナー(M) イエロートナーの製造を繰り返したが、2部のSICO
ECHTGELB PY13の代わりに2部のPERM
ANENT CARMIN FFB 02(カラーイン
デックス PR146、Hoechst AG,Ger
manyの商品名)を用いた。
【0093】シアントナー(C) イエロートナーの製造を繰り返したが、2部のSICO
ECHTGELB PY13の代わりに2部のHELI
OGEN BLAU D7072DD(カラーインデッ
クス PB15:3、BASF AG,Germany
の商品名)を用いた。
【0094】ブラックトナー(K) イエロートナーの製造を繰り返したが、2部のSICO
ECHTGELB PY13の代わりに2部のCABO
T REGAL 400(カーボンブラック、Cabo
t Corp.High Street 125,Bo
ston,U.S.A.の商品名)を用いた。
【0095】4種のトナー、Y、M、C及びKは120
℃において500Pa.sの溶融粘度を有した。
【0096】トナー粒子とコロイドシリカの該混合物を
4%の比率で55μmの平均直径を有するシリコン−コ
ーティングされたCu−Znフェライト担体粒子と混合
することにより、上記で製造したトナーのそれぞれを用
いて担体−トナー現像薬を製造した。
【0097】実施例1〜4で製造されたシートの頭上投
映の間に印刷品質を視覚により調べた。トナー画像のイ
エロー部分が最も限界的であることが見いだされ、かく
して品質は下記の評価を用いてイエロー画像について判
定される: 0 非常に優れた画質、非常に透明なイエロー。
【0098】1 優れた画質、透明なイエロー、わずか
に粒状。
【0099】2 許容され得る画質、かなり高い粒状
性。
【0100】3 悪い画質、イエロー画像の透明性はか
なり高いグレーカブリにより損なわれている。
【0101】4 非常に悪い画質、低い色濃度、グレー
カブリの全体的存在、非常に高い粒状性。
【0102】評価の結果を表1に報告する。
【0103】
【表1】
【0104】H、Na、NH4、アミン(Amine)
の見出しのある欄は酸が存在する形態を示す:Hは酸と
して、Naはナトリウム塩として、NH4はアンモニウ
ム塩として、アミンはモルホリン塩として。
【0105】*AMA1:ポリエステルではなくアクリ
ル酸n−ブチル(47重量%)、スチレン(46重量
%)及びメタクリル酸(7重量%)の付加重合体であ
り、AMA3=AMA1であるがメタクリル酸のナトリ
ウム塩。
【0106】*AMA2:ポリエステルではなくメタク
リル酸メチル(50重量%)、アクリル酸n−ブチル
(43重量%)及び2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸ナトリウム塩(7重量%)の付加重合
体であり、AMA4=AMA2であるが遊離の酸の形態
のスルホン酸を有する。
【0107】**乾燥トナー受容層中のg/m2におい
て $$乾燥トナー受容層中のg/m2におけるポリヒドロ
キシ化合物 (1):グリセリン (2):ソルビトール (3):マンニトール (4):1,1,1−トリス−(ヒドロキシメチル)プ
ロパン +PQ:印刷品質 ポリエステル分散液を含む受像層を有するすべての受容
材料は、特にポリエステル分散液がナトリウム塩の形態
ではなく酸の形態のスルホン酸基を有する場合、優れた
画質を与えることが明らかである。受像層がアミンの形
態のスルホン酸基を有するポリエステル分散液、ゼラチ
ン及び軟化剤、例えばグリセリンを含有する場合も優れ
た画質を得ることができる。
【0108】受容体要素17(RE17) 乾燥層に6mg/m2のポリチオフェン及びポリアニオ
ン化合物を含む裏引き層が存在する以外は受容体要素2
(RE2)の製造を繰り返した。このポリチオフェンは
以下の通りに調製された水性分散液から適用された: a)数平均分子量(Mn)40,000を有する7gの
ポリスチレンスルホン酸(109ミリモルのSO3
基)の水溶液の1000ml中に12.9gのペルオキ
ソ二硫酸カリウム(K228)、0.1gのFe2(S
43及び2.8gの3,4−エチレンジオキシ−チオ
フェンを導入した。かくして得られる反応混合物を20
℃において24時間撹拌し、脱塩に供した。
【0109】b)上記で調製された反応混合物を粒状化
弱塩基性イオン交換樹脂LEWATIT H 600
(Bayer Company of Leverku
sen,Germanyの商品名)及び強酸性イオン交
換樹脂LEWATIT S 100(Bayer Co
mpany of Leverkusen,Germa
nyの商品名)の存在下で室温において6時間撹拌し
た。該処理の後、イオン交換樹脂を濾過し、カリウムイ
オン及び硫酸イオン含有量を測定し、それはそれぞれ1
リットル当たり0.4gのK+及び<0.1gの(S
42-であった。この分散液を下記において分散液
(PT1)と呼ぶ。
【0110】裏引き層は1.1011Ω/平方の抵抗率を
有し、トナー受容層は9.1011Ω/平方の抵抗率を有
した。
【0111】受容体要素18〜21(RE18〜RE2
1) 裏引き層の種々の組成以外は受容体要素17を繰り返し
た: # mg/m2における分散液PT1 30%RHで
のΩ/平方における 抵抗率 RE18 7 6.1010 RE19 8 1.1010 RE20 9 9.108 RE21 15 1.108 受容体要素22(RE22) トナー受容層がさらに0.02mg/m2の分散液PT
1を含有すること以外は受容体要素17(RE17)を
繰り返した。トナー受容層は2.1010Ω/平方の抵抗
率を有した。
【0112】受容体要素23〜26(RE23〜RE2
6) 裏引き層の種々の組成以外は受容体要素22を繰り返し
た: # mg/m2における分散液PT1 30%RHで
のΩ/平方における 抵抗率 RE23 7 6.1010 RE24 8 1.1010 RE25 9 9.108 RE26 15 1.108 印刷実施例 上記の状況において受容体要素17〜26上に、y、
M、C及びKトナーが堆積された(すなわち4つのトナ
ー層を有する)ブラックの均一パッチを印刷した。
【0113】パッチを均一性に関して0(非常に均一)
〜4(非常に不均一)の尺度で評価した。マゼンタトナ
ーの均一パッチも印刷し、MACBETH TR122
4(商品名)デンシトメーターを用いて濃度を測定し
た。結果を表2にまとめる。
【0114】
【表2】
【0115】受像層の抵抗率がより低い場合に裏引き層
の抵抗率がより高いことができ、それでも非常に優れた
均一性を与えることが明らかである。
【0116】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0117】1.第1及び第2の主面(major face)を有
する支持体ならびに該第1の主面上の受像層を含むトナ
ー受容要素であって、該受像層が遊離の酸の形態のスル
ホン酸基を有する部分を0.5〜20モル%含有するポ
リエステルを該層の合計重量に関して少なくとも80重
量%含有することを特徴とするトナー受容要素。
【0118】2.該受像層が遊離の酸の形態のスルホン
酸基を有する部分を0.5〜20モル%含有するポリエ
ステルを層の合計重量に関して少なくとも97重量%な
らびに界面活性剤、艶消剤及び帯電防止剤の群から選ば
れる化合物を最高で3重量%含有する上記1項に記載の
トナー受容要素。
【0119】3.両端を含んで5.108Ω/平方〜
5.1011Ω/平方の抵抗率を有する裏引き層を該支持
体の該第2の主面に適用する上記1又は2項に記載のト
ナー受容要素。
【0120】4.該裏引き層が式:
【0121】
【化3】
【0122】[式中:R1及びR2のそれぞれは独立して
水素又はC1-4アルキル基を示すか、あるいは一緒にな
って場合により置換されていることができるC1-4アル
キレン基又はシクロアルキレン基、好ましくはエチレン
基、場合によりアルキル−置換されていることができる
メチレン基、場合によりC1-12アルキル−もしくはフェ
ニル−置換されていることができる1,2−エチレン
基、1,3−プロピレン基又は1,2−シクロヘキシレ
ン基を示す]に相当するチオフェンの酸化的重合により
製造されるポリチオフェンを含む上記3項に記載のトナ
ー受容要素。
【0123】5.−第1及び第2の主面を有する支持体
ならびに該第1の主面上の受像層を含むトナー受容要素
であって、該受像層が遊離の酸の形態のスルホン酸基を
有する部分を0.5〜20モル%含有するポリエステル
を該層の合計重量に関して少なくとも80重量%含有す
ることを特徴とするトナー受容要素を準備し、 −該トナー受容要素上にトナー樹脂を有する乾燥トナー
粒子を画像通りに付着させ、 −該トナー粒子を該トナー受容層に定着させる 段階を含むトナー画像を基質上に形成するための方法で
あって、ここで該トナー樹脂が1gのポリエステル当た
り2.5mg KOHより高い酸価(AV)又はヒドロ
キシル価(HV)を有するポリエステルを該樹脂の合計
重量に関して少なくとも50重量%含む方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アウグスト・マリエン ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ゲールト・バン・デイーク ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の主面を有する支持体なら
    びに該第1の主面上の受像層を含むトナー受容要素であ
    って、該受像層が遊離の酸の形態のスルホン酸基を有す
    る部分を0.5〜20モル%含有するポリエステルを該
    層の合計重量に関して少なくとも80重量%含有するこ
    とを特徴とするトナー受容要素。
  2. 【請求項2】 −第1及び第2の主面を有する支持体な
    らびに該第1の主面上の受像層を含むトナー受容要素で
    あって、該受像層が遊離の酸の形態のスルホン酸基を有
    する部分を0.5〜20モル%含有するポリエステルを
    該層の合計重量に関して少なくとも80重量%含有する
    ことを特徴とするトナー受容要素を準備し、 −該トナー受容要素上にトナー樹脂を有する乾燥トナー
    粒子を画像通りに付着させ、 −該トナー粒子を該トナー受容層に定着させる 段階を含むトナー画像を基質上に形成するための方法で
    あって、該トナー樹脂が1gのポリエステル当たり2.
    5mg KOHより高い酸価(AV)又はヒドロキシル
    価(HV)を有するポリエステルを該樹脂の合計重量に
    関して少なくとも50重量%含むことを特徴とする方
    法。
JP10229485A 1997-08-01 1998-07-31 遊離の酸の形態のスルホン酸基を含むポリマーを有する受像層を含むトナー受容要素 Pending JPH11119459A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP97202394 1997-08-01
DE97202394.9 1997-08-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11119459A true JPH11119459A (ja) 1999-04-30

Family

ID=8228611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10229485A Pending JPH11119459A (ja) 1997-08-01 1998-07-31 遊離の酸の形態のスルホン酸基を含むポリマーを有する受像層を含むトナー受容要素

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11119459A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003709A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Canon Inc 現像剤担持体および現像装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003709A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Canon Inc 現像剤担持体および現像装置
JP4481738B2 (ja) * 2004-06-18 2010-06-16 キヤノン株式会社 現像剤担持体および現像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0433950B1 (en) Thermally assisted method of transferring small electrostatographic toner particles to a thermoplastic bearing receiver
EP0354530B1 (en) Method of non-electrostatically transferring toner
KR100191289B1 (ko) 정전하상 현상용 토너 및 그의 제조 방법
US5849448A (en) Carrier for developer of electrostatic latent image, method for making said carrier
US5045424A (en) Thermally assisted process for transferring small electrostatographic toner particles to a thermoplastic bearing receiver
JPS6180261A (ja) 架橋樹脂と低分子量ワツクス成分を有するトナー組成物
JPH01134369A (ja) 電子写真素子
JPH01280762A (ja) 電子写真要素
US6524760B1 (en) Image receiving sheet and recording process
EP0433949B1 (en) Thermally assisted transfer of electrostatographic toner particles to a thermoplastic bearing receiver
US5888657A (en) Image receptor sheet or web material carrying a layer with a polysiloxane modified polymer
CN100524049C (zh) 导电电极层的电照相构图
US6534154B1 (en) Image receiving sheet
US6051355A (en) Receptor element for non-impact printing comprising an image receiving layer with a polymer comprising sulphonic acid groups
EP1504309A1 (en) Resistivity-controlled image recording sheet
JPH11119459A (ja) 遊離の酸の形態のスルホン酸基を含むポリマーを有する受像層を含むトナー受容要素
JP2585553B2 (ja) 静電潜像現像用トナ−
US5358820A (en) Thermally assisted transfer process for transferring electrostatographic toner particles to a thermoplastic bearing receiver
EP0880079B1 (en) Colour electrophotographic recording medium
JPH0431383B2 (ja)
EP0895130A1 (en) A receptor element for non-impact printing comprising an image receiving layer with a polymer comprising sulphonic acid groups
US5837416A (en) Toner particles comprising specified polymeric beads in the bulk of the toner particles
US3241958A (en) Electrophotographic recording members and processes of preparing same
US5962177A (en) Polyester toner compositions and processes thereof
US5334477A (en) Thermally assisted transfer process

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees