JPH11118858A - 電位計測装置および回路検査装置 - Google Patents

電位計測装置および回路検査装置

Info

Publication number
JPH11118858A
JPH11118858A JP9281911A JP28191197A JPH11118858A JP H11118858 A JPH11118858 A JP H11118858A JP 9281911 A JP9281911 A JP 9281911A JP 28191197 A JP28191197 A JP 28191197A JP H11118858 A JPH11118858 A JP H11118858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
pulse
potential
frequency
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9281911A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuma Yamamoto
▲琢▼磨 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP9281911A priority Critical patent/JPH11118858A/ja
Publication of JPH11118858A publication Critical patent/JPH11118858A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小領域について、時間変化する電位の絶対
的な値を計測する。 【解決手段】 被測定物2に予め定められた周期で繰り
返される試験信号を信号発生源17により印加した状態
において、前記試験信号と同一の周期で繰り返され、カ
ンチレバー1の共振周波数より小さい変調周波数で振幅
変調されたパルス信号を探針1aに信号発生部20によ
り印加する。そして、前記カンチレバー1の前記変調周
波数における振動振幅をロックインアンプ16により測
定し、この振動振幅が小さくなるように、前記パルス信
号に直流バイアス電圧を直流バイアス回路14により加
える。前記振動振幅が予め定められた振幅より小さいと
きのバイアス電圧から、被測定物2の電位をコントロー
ラー100により求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料の微小部位に
おける電位を計測するための電位計測装置および回路検
査装置に係り、特に、時間的に変化する電位を計測する
ことに好適な電位計測装置および回路検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】被測定物の電位を高空間分解能で測定す
る装置として、例えば、Applied Physics Ltters 58,19
91,2921-2923に記載される走査型電気力顕微鏡が挙げら
れる。走査型電気力顕微鏡は、鋭い先端を有する導電性
の探針と、探針を支持するためのカンチレバーと、カン
チレバーの変位を検出するための変位検出部と、探針に
電圧を印加して電位を操作するための電圧印加部とを有
して構成される。
【0003】前記探針を被測定物に近接する状態で、前
記探針に電圧を印加すると、探針と被測定物との間に、
前記探針と被測定物との間の電位差に対応して静電気力
が働く。この静電気力によるカンチレバーの変位を前記
変位検出部により検出し、変位が最小になるように探針
の電位を前記電圧印加部によりフィードバック制御す
る。
【0004】探針と被検物との間に働く力はそれらの電
位差に比例するから、カンチレバーの変位が最小となる
ときに探針に印加されている電圧から、被測定物の絶対
的な電位を求めることができる。
【0005】しかし、被測定物の電位が変化する周波数
が、カンチレバーの共振周波数よりも高い場合には、こ
の方法では電位を測定することはできない。
【0006】このように高い周波数で、被測定物の電位
が変化する場合であっても、電位を測定するための方法
として、ボルテージプローブという手法が提案されてい
る(Optical and Quantum Eiectronics 28 1996,819-84
1)。このボルテージプローブは、被測定物の電位変化
が繰り返し信号である場合に適用される。
【0007】ボルテージプローブでは、被測定物の電位
の繰り返し周波数(f)に対して、差周波数(Δf)だ
け異なる周波数(f−Δf、または、f+Δf)で探針
にパルス電圧を印加する。これにより、探針には、周波
数Δfの繰り返し周波数で静電気力が働く。従って、前
記差周波数(Δf)を、カンチレバーの共振周波数より
小さく選ぶことにより、静電気力が変化する周波数は、
カンチレバーの共振周波数より小さくすることができ
る。このようにして、カンチレバーが静電気力によって
振動する振幅から、電位が時間変化する変化幅を測定す
ることを可能としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ボルテージプ
ローブの手法では、電位の絶対的な値を求めることが困
難であるという問題がある。
【0009】また、カンチレバーの機械的な変位を介し
て電位を測定するため、電位の測定感度および電位分解
能は、カンチレバーの変位が静電気力に応答する感度お
よび分解能により制限されるという問題がある。
【0010】さらに、カンチレバーの変位を、電位の変
化に変換するため、これらの関係についてのキャリブレ
ーションが要求される。
【0011】ところで、発明者らは、電気回路、特に、
基板上に形成された集積回路の検査において、微小領域
ごとに電気的特性を測定して、回路検査を行うことを検
討している。このためには、電気回路に時間的に変化す
る試験信号を与えておき、各微小領域における、試験信
号に対する応答を測定することが有効であると考えてい
る。
【0012】本発明は、被測定物における時間的に変化
する電位の絶対的な値を、高感度、高電位分解能で計測
することができる電位計測装置を提供することを第1の
目的とする。
【0013】また、各微小領域における、試験信号に対
する応答を測定することができる回路検査装置を提供す
ることを第2の目的とする。
【0014】さらに、電位を測定する感度および分解能
が向上されたで走査型電気力顕微鏡を提供することを第
3の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明の第1の態様によれば、被測定物にお
ける、既知の周波数で繰り返して時間変化する電位を計
測するための電位計測装置において、前記被測定物に近
接した状態で支持される、導電性の探針と、前記既知の
周波数で繰り返し印加され、かつ、パルス高が予め定め
られた変調周波数で変化するパルス電圧を、前記探針に
印加するためのパルス印加部と、前記探針に加わる力
の、前記変調周波数で変化する成分を測定するための力
測定部と、前記力測定部により測定された力から、前記
被測定物の電位を求めるための演算部とを有し、前記変
調周波数は、前記探針の機械的な変位が前記被測定物と
前記探針とに働く静電気力に応答可能な周波数に定めら
れることを特徴とする電位計測装置が提供される。
【0016】本発明の第2の態様によれば、被測定物に
おける、既知の周波数で繰り返して時間変化する電位を
計測するための電位計測装置において、導電性を有する
探針と、前記探針を前記被測定物に近接した状態で支持
するためのカンチレバーと、前記既知の周波数で繰り返
し印加され、かつ、パルス高が前記カンチレバーの共振
周波数より低い変調周波数で変化するパルス電圧を、前
記探針に印加するためのパルス印加部と、前記カンチレ
バーの前記変調周波数における振動振幅を測定するため
の振動測定部と、前記振動測定部により測定された振動
振幅から、電位を求めるための演算部とを備えることを
特徴とする電位計測装置が提供される。
【0017】本発明の第3の態様によれば、被測定物に
おける、既知の周波数で繰り返して時間変化する電位を
計測するための電位計測装置において、導電性を有する
探針と、前記探針を前記被測定物に近接した状態で支持
するためのカンチレバーと、前記既知の周波数で繰り返
し印加され、かつ、パルス高が前記カンチレバーの共振
周波数より低い変調周波数で変化するパルス電圧を、前
記探針に印加するためのパルス印加部と、前記カンチレ
バーの前記変調周波数における振動振幅を測定するため
の振動測定部と、前記振動測定により測定される振動振
幅がより小さくなるように、前記パルス電圧に直流バイ
アス電圧を加えるためのバイアス印加部とを有し、前記
バイアス印加部により印加された直流バイアス電圧を、
被測定物における電位として計測することを特徴とする
電位計測装置が提供される。
【0018】前記第2の目的を達成するために、本発明
の第4の態様によれば、回路を検査するための回路検査
装置において、予め定められた繰り返し周波数で第1の
パルス電圧を回路に印加するための第1のパルス印加部
と、回路に近接した状態で支持される、導電性の探針
と、前記探針の先端を、前記回路における線路に沿って
走査させるための移動機構と、前記予め定められた繰り
返し周波数で印加され、かつ、パルス高が予め定められ
た変調周波数で変化する第2のパルス電圧を、前記探針
に印加するための第2のパルス印加部と、前記探針に加
わる力の、前記変調周波数で変化する成分を測定するた
めの力測定部と、前記探針の先端が、前記被測定物の予
め定められた位置に対応する状態で、前記力測定部によ
り測定される力が大きくなるように、前記第1のパルス
が印加される位相を制御するための移相部と、前記力測
定部により測定される力の、前記移動機構による走査に
伴う変化を検出するための力変化検出部とを有すること
を特徴とする回路検査装置が提供される。
【0019】本発明の第5の態様によれば、回路を検査
するための回路検査装置において、パルス電圧の繰り返
し周波数を指示するための指示部と、前記指示部により
指示された繰り返し周波数を有する第1のパルス電圧を
回路に印加するための第1のパルス印加部と、回路に近
接した状態で支持される、導電性の探針と、前記指示部
により指示された繰り返し周波数を有し、かつ、パルス
高が予め定められた変調周波数で変化する第2のパルス
電圧を、前記探針に印加するための第2のパルス印加部
と、前記探針に加わる力の、前記変調周波数で変化する
成分を測定するための力測定部と、前記力測定部により
測定された力の、前記指示部が指示する周波数に対する
依存性から、回路における電気信号伝搬の周波数依存性
を測定することを特徴とする回路検査装置が提供され
る。
【0020】前記第3の目的を達成するために、本発明
の第6の態様によれば、被測定物の電位を測定するため
の走査型電気力顕微鏡において、被測定物に非接触モー
ドで支持される、導電性の探針と、前記探針に、パルス
電圧を印加するためのパルス印加部と、前記探針に加わ
る力を測定するための力測定部とを備え、前記パルス印
加部は、パルス信号を予め定められた繰り返し周波数で
生成し、生成したパルス信号が印加される位相を操作す
るための位相遅れ機能を有するパルス発生器と、サイン
波を生成するための発振器と前記パルス信号とサイン波
とを乗算するための乗算回路と直流バイアス電圧を生成
するための直流バイアス回路と、前記乗算回路により乗
算された信号と、前記直流バイアス回路により生成され
たバイアス電圧とを加算するための加算回路とを有して
構成され、前記力測定部は、前記探針に加わる力の、前
記サイン波の周波数で変化する成分を測定することを特
徴とする走査型電気力顕微鏡が提供される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0022】先ず、図1および図2を参照して、本発明
の第1の実施の形態について説明する。
【0023】図1において、本実施の形態における電位
計測装置は、導電性の探針1aを有するカンチレバー1
と、カンチレバー1を保持するためのホルダー3と、探
針1aを被測定物表面に対して垂直方向に振動させるた
めのセラミック振動子4と、セラミック振動子4に電圧
を供給するための発振器6と、探針1aを被検物に対し
て3次元的に走査させるための3次元スキャナー5と、
3次元スキャナー5に電圧を供給するための電源7と、
カンチレバー1の撓みを光てこ法により検出するための
半導体レーザー8および2分割光検出器9と、カンチレ
バー1の、セラミック振動子4で振動させた周波数での
振動を検出するためのロックインアンプ10と、探針1
aに信号を印加するための信号発生部20と、カンチレ
バーの振動状態を検出するためのロックインアンプ16
と、被測定物2に信号を供給する信号発生器17と、制
御と各種の信号取り込みを行うためのコントローラ10
0とを有して構成される。
【0024】前記探針1aは、先端が鋭い形状に形成さ
れている。これにより、被測定物2における微小な領域
についての計測が可能となる。
【0025】前記カンチレバー1は、前記探針1aを支
持するためのものであり、前記探針1aと前記信号発生
部20とを接続するために、導電性を有して構成され
る。カンチレバー1に導電性を持たせるために、例え
ば、カンチレバー1を金属で構成すること、誘電体で構
成されたカンチレバー1に導電性のコーティングをする
ことができる。また、カンチレバー1は、その変形を光
を用いて検出するために、光を反射する反射面が形成さ
れる。
【0026】前記セラミック振動子4は、前記探針1a
を被測定物2に対して非接触モードの状態で支持するた
めのものである。このため、カンチレバー1を被測定物
2の表面に垂直な方向に振動させることができればよ
く、他の振動源を用いてもよい。なお、セラミック振動
子4が励振する周波数は、カンチレバー1の共振周波数
より高い周波数に選ばれる。これは、被測定物2の表面
の近くを探針1aによってなぞるとき、被測定物2の表
面から検出されるファンデルワールス力の引力勾配によ
り、カンチレバー1の共振周波数が変化することに対応
するためである。
【0027】前記3次元スキャナー5は、前記探針1a
と被測定物2との間隔(z)を調整し、かつ、探針1a
の先端が対応する、被測定物2における領域を走査する
ためのものである。3次元スキャナー5としては、例え
ば、チューブ型ピエゾ素子を用いることができる。
【0028】前記半導体レーザー8および2分割光検出
器9は、カンチレバー1の撓み変形を検出するためのも
のである。これは、カンチレバー1の反射面に、半導体
レーザー8からレーザー光を照射し、反射光の位置を2
分割光検出器9により検出する。このとき、反射による
レバー比を大きくとることにより、反射光の位置の微小
な変化を検出することができる。これを、光てこ法とい
う。なお、カンチレバー1の撓み変形を検出する方法
は、この光てこ法に限らない。例えば、光干渉法を用い
て撓み変形を検出してもよい。
【0029】なお、図1において、前記3次元スキャナ
ー5による走査に伴う光位置の変動を避けるために、カ
ンチレバー1を保持するホルダー3、半導体レーザー
8、および、2分割光検出器9は、共通して支持アーム
19に支持されている。また、探針1aの非接触モード
を振動により実現する場合は、さらにセラミック振動子
4を介してホルダー3が前記支持アーム19に支持され
る。
【0030】なお、半導体レーザー8および2分割光検
出器9は、おのおの、全体が前記支持アーム19に共通
して支持される場合に限らない。例えば、半導体レーザ
8からのレーザー光を導くための光学系、および、反射
光を2分割光検出器9に導くための光学系を支持アーム
により支持し、半導体レーザー8および2分割光検出器
9の本体を固定的に設置してもよい。
【0031】前記ロックインアンプ10は、前記2分割
光検出器9から出力される光位置の変化から、前記セラ
ミック振動子4の振動周波数における変化成分を抽出し
て検出するためのものである。ロックインアンプ10を
用いることにより、他の要因で発生する光位置の影響を
低減し、信号/雑音比を向上させることができる。
【0032】前記信号発生部20は、探針1aに予め定
められた電圧を印加するためのものである。すなわち、
予め定められた周波数で繰り返し印加されるパルス電圧
を、パルス高の電圧値を予め定められた変調周波数で変
調し、さらに、バイアス電圧を操作して、探針1aに印
加するためのものである。信号発生部20は、例えば、
パルス発生器11と、発振器12と、乗算回路13と、
直流バイアス回路14と、加算回路15とを有して構成
することができる。なお、シンセサイザー型発振器など
の、電圧、波形などを制御して発振することができる信
号生成器を用いてもよい。
【0033】前記ロックインアンプ16は、前記2分割
光検出器9から出力される光位置の変化から、前記信号
発生部20で生成される信号の変調周波数における変化
成分を抽出して検出するためのものである。ロックイン
アンプ10を用いることにより、他の要因で発生する光
位置の影響を低減し、信号/雑音比を向上させることが
できる。
【0034】次に、図1および図2を参照して、本発明
の電位計測装置において、探針1aに印加される信号お
よび測定の原理について説明する。
【0035】まず、本発明における信号の説明に先だっ
て、ボルテージプローブにおける波形、および、測定の
原理について説明する。
【0036】ここで、被測定物2の電位は、周期Ts
繰り返される電気信号であるとする。例えば、周期Ts
として0.1μ秒である場合を考える。このとき、電気
信号の周波数fsは、10MHzとなる。そして、繰り
返される電気信号の信号波形は、さらに高い周波数とな
る。
【0037】一方、カンチレバー1の共振周波数は、多
くの場合、数百kHz以下である。
【0038】このため、カンチレバー1と被測定物2と
の間の電位差によりカンチレバー1に働く静電気力を実
時間で測定することは不可能である。これを可能にする
ために考え出されたのが、上述したボルテージプローブ
という手法である。
【0039】ボルテージプローブにおいては、図2
(a)のように探針(プローブ)に、周期TPで幅τの
パルス電圧を印加する。ここで、周期Tpは、周期Ts
ほんの僅かだけ異なるようにしておく。このとき、探針
1aに加わるパルスの周波数fとサンプルの電気信号
の繰り返し周波数fとの差の周波数|fs−fp|の周
波数で、電気信号がカンチレバー1の変位として検出さ
れる。例えば、fpが9.999MHzであれば、その
差は1kHzとなり、カンチレバー1で検出可能な周波
数となる。
【0040】以下に、この原理について詳細に説明す
る。
【0041】探針1aおよび被測定物2と、これらの間
の空間とで構成されるキャパシターに蓄えられる電荷Q
は、キャパシターの容量をC、探針と被測定物の電位差
をVとすると Q=CV で表される。このとき、キャパシターに蓄えられるエネ
ルギーEは、
【0042】
【数1】
【0043】である。探針と被測定物との間に働く静電
気力Fは、探針と被測定物との間隔をzとすると
【0044】
【数2】
【0045】で表される。
【0046】前記静電気力は時間とともに変化するので
F(t)とする。また、探針の電位をVp(t)、被測
定物の電位をVs(t)とすると、
【0047】
【数3】
【0048】となる。
【0049】ここで、カンチレバー1の変位xは、カン
チレバー1のバネ定数をkとすると、
【0050】
【数4】
【0051】となる。一方、カンチレバー1は、その共
振周波数より高い周波数で変化する力に対しては応答で
きない。このため、カンチレバー1は、与えられた力に
対して、機械的な積分器としての振る舞いを示す。この
ときのカンチレバー1の変位は、探針と被測定物との間
に働く力を、ある時間において積分したものに比例す
る。そこで、被測定物にかかる繰り返し電圧の周期Ts
にわたって積分を行い、時間tにおけるカンチレバー1
の変位x(t)は、変数sを用いて、
【0052】
【数5】
【0053】で表される。
【0054】探針に加えられるパルス電圧の電圧値をV
1、パルス幅をτとし、パルス幅をτは周期Tsに比べて
非常に短く無視できるとすると、
【0055】
【数6】
【0056】で表される。ここで、Vstはパルス電圧V
1が印加されているときの被測定物の電位である。被測
定物には周期Tsの繰り返し信号が掛かっているため、
式(6)のはじめの項はいつでも一定値をとる。従っ
て、式(6)は、任意の定数A,Bを用いて
【0057】
【数7】
【0058】と書かける。すなわち、カンチレバー1
は、パルス電圧が印加されているときの被測定物の電位
に依存した変位を示す。そこで、パルスの周期Tpを被
測定物の繰り返し信号の周期Tsに対してわずかにずら
すことで、繰り返し信号においてパルスが印加される場
所を順次変えていく。これによって、周期Tsの繰り返
し信号を、周期|Ts−Tp|でのカンチレバー1の変位
の変化に転写することができる。
【0059】次に、図2(b)および図2(c)を参照
して、本発明の電位計測装置において、探針1a(図1
参照)に印加される信号、および、測定の原理について
説明する。
【0060】本発明においては、図2(b)に示すよう
に、パルス電圧を周波数fmのサイン波で振幅変調させ
る。これにより、カンチレバー1は、周波数fmで振動
する。この振動振幅はレバーの電位と被測定物の電位の
差に依存する。よって、周波数fmでのカンチレバー1
の振動の振幅からパルスが印加されているときの、被測
定物の電位が求められる。
【0061】さらには、図2(c)のように、パルス電
圧とともに直流電圧を印加し、周波数fmでのカンチレ
バー1の振動振幅がある一定値になるように直流電圧を
制御することにより被測定物の電位の絶対的な値を求め
ることができる。
【0062】以下に、この原理について説明する。
【0063】前記周波数fmのサイン波で振幅変調され
るパルス電圧値は、式(5)において、定数V0,V1
用いて、
【0064】
【数8】
【0065】と表される。ここで、2πfmをωmとかく
と、前述と同様にパルス幅τがTsに比べて無視できる
として、
【0066】
【数9】
【0067】とかける。式(7)における第2項の[]
の部分は、
【0068】
【数10】
【0069】と展開することができる。式(8)の第1
項は、加法定理を用いて、2ωm成分と定数成分との和
でかける。
【0070】従って、式(8)におけるωm成分は、第
2項のみである。
【0071】式(7)および(8)により示されるよう
に、カンチレバー振動のωm成分は、(V0−Vst)に比
例する。そこで、カンチレバー振動のωm成分が0にな
るようにV0を設定すると、 V0=Vst となり、被測定物の電位が求められる。
【0072】さらに、パルスの周期Tpを、被測定物の
繰り返し信号の周期Tsとわずかにずらすことで、繰り
返し信号においてパルスが印加される場所(位相位置)
を順次変えていく。これによって、周期Tsの繰り返し
信号を周期|Ts−Tp|でのカンチレバー振動の振幅変
化に転写する。
【0073】また、パルスの周期Tpを被測定物の繰り
返し信号の周期Tsと同一とし、パルスの繰り返し信号
に対する位相を順次変化させることでも、繰り返し信号
の波形を計測できる。
【0074】次に、図1および図2(c)を参照して、
本実施の形態の電位計測装置を用いた表面電位測定のプ
ロセスについて説明する。
【0075】本実施の形態の電位計測装置では、表面電
位計測においては、探針を被測定物2上の一定の場所に
止めておいて、そこでの波形を計測する第1の計測方法
と、被測定物2表面を、探針を被測定物2に近接させて
走査させながら電位を計測し、被測定物2の場所の違い
による信号変化を調べる第2の計測方法とを行うことが
できる。
【0076】まず、第1の計測方法におけるプロセスに
ついて説明する。
【0077】はじめに、カンチレバー1の共振周波数2
50kHzより僅かに高い周波数のサイン波を発振器6
によりセラミック振動子4に対してに印加して、カンチ
レバー1を強制的に被測定物2に対して垂直方向に振動
させる。そして、この状態で、探針1aを被測定物2の
表面に近接させる。
【0078】探針1aが被測定物2の表面に近づくと、
カンチレバー1の振動状態が、探針1aと被測定物2と
の間に働くファンデルワールス力により変化する。この
振動状態の変化を、2分割光検出器9ならびにロックイ
ンアンプ10により検知して、3次元スキャナー5のZ
軸(被測定物2の表面に垂直な方向)駆動に対してフィ
ードバックをかける。このようにすることにより、探針
1aを被測定物2表面に近接させた状態で保持すること
ができる。
【0079】また、探針1aを被測定物2表面に近接さ
せた状態とすることは、探針1aをいったん被測定物2
表面に接触させた後に、微小量だけ被測定物2から引き
離すことによっても実現することができる。この場合に
は、セラミック振動子4およびロックインアンプ10を
省略することができる。
【0080】上述のようにして、探針1aを被測定物2
表面に近接させた状態で、探針1aに図2(c)の波形
の電気信号を信号発生部20により印加する。この図2
(c)の波形は、信号発生部20において、パルス発生
器11からのパルス波形と、発振器12からのサイン波
を乗算回路13で掛け合わせ、さらに加算回路15によ
り直流バイアス回路14からの直流バイアスと足し合わ
せることで作成することができる。
【0081】被測定物2としては、例えば、LSI(大
規模集積回路)を対象することができる。そして、被測
定物2における電位を与えるものとして、例えば、10
MHzの繰り返し周波数の繰り返し信号を信号発生源1
7により供給することができる。
【0082】本実施の形態では、信号発生源17からの
10MHzのトリガー信号をパルス発生器11に取り込
みトリガーとして利用しているが、トリガー信号は、必
ずしも必要ではなく、パルス発生回路11自体によりパ
ルス発生のタイミングを決定することも可能である。
【0083】パルス発生回路11は、位相遅れ機能を有
しており、トリガーに対して任意の位相遅れを生じさせ
ることができる。波形の測定においては、位相遅れ時間
を0から、1周期時間である0.1μ秒まで徐々に変え
ていくことにより、被測定物2に信号発生源17によっ
て加えられている繰り返し信号の波形を計測できる。
【0084】また、ロックインアンプ16で検出される
発振器12からのパルス電圧の電圧値の変調周波数10
0kHzでのカンチレバーのふれが最小になるように、
直流バイアス回路14からの直流バイアス電源をフィー
ドバック制御し、この状態での直流バイアス電圧をコン
トローラー100に取り込むことにより、被測定物2に
おける繰り返し信号の電圧を計測することができる。
【0085】ここで、変調周波数は、100kHzに限
られるものではなく、これ以上でもこれ以下でもよい。
特に、カンチレバーの共振周波数よりも高い周波数を用
いることも可能である。また、周波数をシフトさせる回
路をパルス発生回路11に付加して、信号発生源15の
繰り返し周波数と僅かに異なる周波数のパルス波を発生
させることにより、サンプル信号の波形を計測すること
も可能である。
【0086】次に、前記第2の測定方法におけるプロセ
スについて説明する。この測定方法は、被測定物2の表
面を探針1を被測定物2に近接させて走査させながら電
位を計測し、被測定物2における場所の違いによる信号
変化を調べるものである。
【0087】ここでは、被測定物2として導波路を対象
とされ、導波路の片側の端が信号発生源17に接続され
ており、信号発生源17から、周波数50MHzのパル
ス電圧が印加されている場合について説明する。
【0088】はじめに、発振器6によりセラミック振動
子4に対してカンチレバー1の共振周波数250kHz
より僅かに高い周波数のサイン波を印加してカンチレバ
ーを強制的に被計測物に対して垂直方向に振動させた状
態で、カンチレバー1の振動が一定状態に保たれるよう
に、カンチレバー1のz変位(Z軸方向の移動量)を3
次元スキャナー5にフィードバックする。そして、この
状態で、3次元スキャナー5をX軸および/またはY軸
方向に駆動する。このようにして、探針1aを被測定物
2に対して近接させた状態で走査させることができる。
【0089】このとき、上述した第1の計測方法と同様
に、図2(c)に示される電気信号を探針1aに印加す
る。パルス発生回路11の位相遅れは、走査の間一定値
に保持しておく。この位相遅れの量は、被測定物2の予
め定められた位置に探針1aが対応している状態で、カ
ンチレバー1の振動振幅が最大となるように定める。前
記位相遅れの基準となるトリガーとしては、前記信号発
生源17からの信号をパルス発生器11にも取り込み、
これをトリガーとして利用することができる。
【0090】そして、直流バイアス回路14からの直流
バイアスを、パルスの無いときの被測定物2の電位と同
じ0Vとする。この場合、探針1aに加わるパルスのタ
イミングと、被測定物2の探針1a直下の部分に加わる
パルスのタイミングが一致したときに、パルス電圧の電
圧値の変調周波数100kHzでのカンチレバー1のふ
れが大きくなる。
【0091】そこで、被測定物2の導波路の信号発生源
17との接続側でカンチレバー1のふれが大きくなるよ
うに位相遅れを調節した状態で、探針1aを被測定物2
上を走査させることにより、導波路上で信号の位相が変
化している場所が検出できる。
【0092】このような導波路における位相が変化して
いる場所を検出することにより、その導波路が含まれる
回路を検査することができる。
【0093】信号発生源17から被測定物2に印加する
波形としてパルス波ではなく、例えばサイン波やのこぎ
り波を用いてもよい。
【0094】さらに、前記信号発生源17により印加さ
れる波形として、サイン波やのこぎり波を用いた場合
に、カンチレバー1の100kHzでの振幅が一定にな
るようにパルス発生回路11の位相遅れ時間をフィード
バック制御し、この位相遅れ時間をコントローラー10
0に記録することも可能である。
【0095】なお、上述した説明では、信号発生源17
からの信号として50MHzの信号を用いたが、周波数
はこれに限定されるものではない。また、この信号の周
波数を一定に保つことは必ずしも必要ではなく、この周
波数を目的に合わせて変化させてもよい。例えば、導波
路が形成された電気回路を被測定物とし、導波路に沿う
経路長に応じて周波数を変化させることができる。これ
により、導波路中の電気信号伝搬の周波数特性を調べる
ことが可能となる。
【0096】このように、周波数特性を調べることによ
っても、回路の検査を行うことができる。
【0097】さらに、上述したような、信号発生部20
を用い、変調成分の信号をロックインアンプにより抽出
することにより、走査型電気力顕微鏡の電位を計測する
感度および分解能を向上させることができる。
【0098】
【発明の効果】本発明により、被検物表面の高い周波数
での電位変化を、高感度、高い電位分解能で、かつ絶対
的な値として計測することができる電位計測装置が提供
される。
【0099】また、前記電位計測装置と、被測定物に試
験信号を印加するための信号源とを組み合わせることに
より、被測定物の回路としての性質を検査することがで
きる回路検査装置が提供される。
【0100】さらに、感度および分解能を向上した走査
型電気力顕微鏡が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電位計測装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】 探針に印加される電気信号の電圧波形を示す
グラフであって、(a):パルスが繰り返される信号、
(b):(a)の信号にパルス高がサイン波で変調され
た信号、(c):(b)のパルス信号に直流バイアスが
加えられた信号である。
【符号の説明】
1…カンチレバー、1a…探針、2…被測定物、3…ホ
ルダー、4…セラミック振動子、5…3次元スキャナ
ー、6…発振器、7…電源、8…半導体レーザー、9…
2分割光検出器10…ロックインアンプ、11…パルス
発生器、12…発振器、13…乗算回路、14…直流バ
イアス回路、15…加算回路、16…ロックインアン
プ、17…信号発生源、19…支持アーム、20…信号
発生部、100…コントローラー。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物における、既知の周波数で繰り
    返して時間変化する電位を計測するための電位計測装置
    において、 前記被測定物に近接した状態で支持される、導電性の探
    針と、 前記既知の周波数で繰り返し印加され、かつ、パルス高
    が予め定められた変調周波数で変化するパルス電圧を、
    前記探針に印加するためのパルス印加部と、 前記探針に加わる力の、前記変調周波数で変化する成分
    を測定するための力測定部と、 前記力測定部により測定された力から、前記被測定物の
    電位を求めるための演算部とを有し、 前記変調周波数は、前記探針の機械的な変位が前記被測
    定物と前記探針とに働く静電気力に応答可能な周波数に
    定められることを特徴とする電位計測装置。
  2. 【請求項2】 被測定物における、既知の周波数で繰り
    返して時間変化する電位を計測するための電位計測装置
    において、 導電性を有する探針と、 前記探針を前記被測定物に近接した状態で支持するため
    のカンチレバーと、 前記既知の周波数で繰り返し印加され、かつ、パルス高
    が前記カンチレバーの共振周波数より低い変調周波数で
    変化するパルス電圧を、前記探針に印加するためのパル
    ス印加部と、 前記カンチレバーの前記変調周波数における振動振幅を
    測定するための振動測定部と、 前記振動測定部により測定された振動振幅から、電位を
    求めるための演算部とを備えることを特徴とする電位計
    測装置。
  3. 【請求項3】 被測定物における、既知の周波数で繰り
    返して時間変化する電位を計測するための電位計測装置
    において、導電性を有する探針と、 前記探針を前記被測定物に近接した状態で支持するため
    のカンチレバーと、 前記既知の周波数で繰り返し印加され、かつ、パルス高
    が前記カンチレバーの共振周波数より低い変調周波数で
    変化するパルス電圧を、前記探針に印加するためのパル
    ス印加部と、 前記カンチレバーの前記変調周波数における振動振幅を
    測定するための振動測定部と、 前記振動測定により測定される振動振幅がより小さくな
    るように、前記パルス電圧に直流バイアス電圧を加える
    ためのバイアス印加部とを有し、 前記バイアス印加部により印加された直流バイアス電圧
    を、被測定物における電位として計測することを特徴と
    する電位計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項記載の電
    位計測装置において、 前記パルス印加部は、前記パルス電圧が印加される位相
    を、前記被測定物の電位の変化が繰り返される位相に対
    して変化させるための移相部を備えることを特徴とする
    電位計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか一項記載の電
    位計測装置において、 前記パルス印加部は、前記既知の周波数と予め定められ
    た周波数差を有する周波数で、パルス電圧の印加を繰り
    返すことを特徴とする電位計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項記載の電
    位計測装置において、 前記探針の先端を、前記被測定物の表面上を走査させる
    ための移動機構を有することを特徴とする電位計測装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電位計測装置において、 前記探針の変位を測定するための変位測定部をさらに備
    え、 前記探針は、被測定物に対し非接触モードで支持され、 前記探針の変位から被測定物の表面起伏を検知すること
    を特徴とする電位計測装置。
  8. 【請求項8】 回路を検査するための回路検査装置にお
    いて、 予め定められた繰り返し周波数で第1のパルス電圧を回
    路に印加するための第1のパルス印加部と、 回路に近接した状態で支持される、導電性の探針と、 前記探針の先端を、前記回路における線路に沿って走査
    させるための移動機構と、 前記予め定められた繰り返し周波数で印加され、かつ、
    パルス高が予め定められた変調周波数で変化する第2の
    パルス電圧を、前記探針に印加するための第2のパルス
    印加部と、 前記探針に加わる力の、前記変調周波数で変化する成分
    を測定するための力測定部と、 前記探針の先端が、前記被測定物の予め定められた位置
    に対応する状態で、前記力測定部により測定される力が
    大きくなるように、前記第1のパルスが印加される位相
    を制御するための移相部と、 前記力測定部により測定される力の、前記移動機構によ
    る走査に伴う変化を検出するための力変化検出部とを有
    することを特徴とする回路検査装置。
  9. 【請求項9】 回路を検査するための回路検査装置にお
    いて、 パルス電圧の繰り返し周波数を指示するための指示部
    と、 前記指示部により指示された繰り返し周波数を有する第
    1のパルス電圧を回路に印加するための第1のパルス印
    加部と、 回路に近接した状態で支持される、導電性の探針と、 前記指示部により指示された繰り返し周波数を有し、か
    つ、パルス高が予め定められた変調周波数で変化する第
    2のパルス電圧を、前記探針に印加するための第2のパ
    ルス印加部と、 前記探針に加わる力の、前記変調周波数で変化する成分
    を測定するための力測定部と、 前記力測定部により測定された力の、前記指示部が指示
    する周波数に対する依存性から、回路における電気信号
    伝搬の周波数依存性を測定することを特徴とする回路検
    査装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の回路検査装置におい
    て、 前記探針の先端を、前記回路における線路に沿って走査
    させるための移動機構を有することを特徴とする回路検
    査装置。
  11. 【請求項11】 被測定物の電位を測定するための走査
    型電気力顕微鏡において、 被測定物に非接触モードで支持される、導電性の探針
    と、 前記探針に、パルス電圧を印加するためのパルス印加部
    と、 前記探針に加わる力を測定するための力測定部とを備
    え、 前記パルス印加部は、 パルス信号を予め定められた繰り返し周波数で生成し、
    生成したパルス信号が印加される位相を操作するための
    位相遅れ機能を有するパルス発生器と、 サイン波を生成するための発振器と前記パルス信号とサ
    イン波とを乗算するための乗算回路と直流バイアス電圧
    を生成するための直流バイアス回路と、 前記乗算回路により乗算された信号と、前記直流バイア
    ス回路により生成されたバイアス電圧とを加算するため
    の加算回路とを有して構成され、 前記力測定部は、前記探針に加わる力の、前記サイン波
    の周波数で変化する成分を測定することを特徴とする走
    査型電気力顕微鏡。
JP9281911A 1997-10-15 1997-10-15 電位計測装置および回路検査装置 Pending JPH11118858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9281911A JPH11118858A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 電位計測装置および回路検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9281911A JPH11118858A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 電位計測装置および回路検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11118858A true JPH11118858A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17645681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9281911A Pending JPH11118858A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 電位計測装置および回路検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11118858A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020512563A (ja) * 2017-03-31 2020-04-23 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 走査型プローブ顕微鏡のための装置および方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020512563A (ja) * 2017-03-31 2020-04-23 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 走査型プローブ顕微鏡のための装置および方法
US11237185B2 (en) 2017-03-31 2022-02-01 Carl Zeiss Smt Gmbh Apparatus and method for a scanning probe microscope
US11796563B2 (en) 2017-03-31 2023-10-24 Carl Zeiss Smt Gmbh Apparatus and method for a scanning probe microscope

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2915554B2 (ja) バリアハイト測定装置
JP2730673B2 (ja) 超音波を導入するカンチレバーを用いた物性の計測方法および装置
US5319977A (en) Near field acoustic ultrasonic microscope system and method
EP0410131B1 (en) Near-field lorentz force microscopy
JP5813966B2 (ja) 変位検出機構およびそれを用いた走査型プローブ顕微鏡
JP5252389B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JPH07318568A (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JPH1048224A (ja) 走査型プローブ顕微鏡
US8615811B2 (en) Method of measuring vibration characteristics of cantilever
JPWO2008029562A1 (ja) 原子間力顕微鏡
JPH10185787A (ja) 疲労試験装置
JPH11118858A (ja) 電位計測装置および回路検査装置
JP2005274495A (ja) 高周波微小振動測定装置
JP2001108601A (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JP3294662B2 (ja) 表面電位計
JP6001728B2 (ja) 変位検出機構およびそれを用いた走査型プローブ顕微鏡
US7854015B2 (en) Method for measuring the force of interaction in a scanning probe microscope
EP0449221A2 (en) Scanning probe microscope
JP3452314B2 (ja) 形状測定器
JP7444017B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
RU2703607C1 (ru) Устройство компенсации собственных колебаний иглы зонда сканирующего микроскопа
JP3274087B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JPH08248082A (ja) 電位分布測定方法および走査型顕微鏡
RU2193769C2 (ru) Способ измерения характеристик приповерхностного магнитного поля с использованием сканирующего зондового микроскопа
JPH0794967B2 (ja) トンネル顕微鏡測定回路