JPH11117978A - 緩衝装置 - Google Patents

緩衝装置

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JPH11117978A
JPH11117978A JP29961197A JP29961197A JPH11117978A JP H11117978 A JPH11117978 A JP H11117978A JP 29961197 A JP29961197 A JP 29961197A JP 29961197 A JP29961197 A JP 29961197A JP H11117978 A JPH11117978 A JP H11117978A
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JP
Japan
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rotary damper
shaft
main body
spring
rotary
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Application number
JP29961197A
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English (en)
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Hidenori Sugano
秀則 菅野
Mitsuo Yamamoto
光雄 山本
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Ishikawa Tekko KK
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Somic Ishikawa KK
Original Assignee
Ishikawa Tekko KK
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Somic Ishikawa KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バネ部材により発揮される抵抗力を容易に可
変できるようにする。 【解決手段】 ロータリーダンパ1の回転軸4に、その
長手方向に沿って、長溝41dを形成する。この長溝4
1dは、バネ部材である渦巻きバネ100,101の中
心側端部100a,101aを係合可能であって、かつ
これを並列して挿入可能な長さを有している。また、ロ
ータリーダンパ1の本体側には、渦巻きバネ100,1
01の外周側端部100b,101bを係合する係合部
としての突起10が1以上設けられている。従って、渦
巻きバネ100,101により発揮される抵抗力は、渦
巻きバネの配設数を調整することで容易に可変できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は緩衝装置に関し、特
に、ロータリーダンパとバネ部材を併用した緩衝装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリーダンパにバネ部材を併
設することで、ロータリーダンパを単独で用いる場合よ
りも抵抗力(トルク)を大きくしたものが知られてい
る。バネ部材としては渦巻きバネが用いられることが多
く、中心側端部はロータリーダンパの回転軸に、外周側
端部はロータリーダンパの本体を構成するケースに突設
したピン状の係合部に係合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成では、バネ部材を1個しか配設することができな
いため、バネ部材により発生するトルクを可変する場合
には、バネ部材自体をバネ定数の異なるものに交換する
必要がある。このため、予め、バネ定数の異なる他種類
のバネ部材を準備する必要がある。
【0004】また、トルクを大きくしようとする場合に
は、バネ定数のより高いバネ部材に交換する必要がある
が、あまりバネ定数を大きくすると、ピン状の係合部が
1つの場合にはそれが折損することもある。
【0005】本発明は上記に鑑みなされたものであり、
請求項1記載の発明では、バネ部材により発揮される抵
抗力(トルク)を容易に可変できるロータリーダンパと
バネ部材を併用した緩衝装置を提供することを課題とす
る。請求項2記載の発明では、さらに、係合部の折損事
故を従来よりも少なくすることができるロータリーダン
パとバネ部材を併用した緩衝装置を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の緩衝装置は、回転軸に連結される制
御対象物の少なくとも一方向への回転動作を遅動させる
ロータリーダンパと、開閉体を常態において他方向へ付
勢するバネ部材とを有して構成される緩衝装置におい
て、前記バネ部材が少なくとも一つの渦巻きバネからな
り、前記回転軸には、回転軸の長手方向に沿って、該渦
巻きバネを複数使用した場合に、各渦巻きバネの中心側
端部を長手方向に並列挿入できる長さの長溝が設けら
れ、前記ロータリーダンパの本体側には、渦巻きバネの
外周側端部を係合する係合部が1以上設けられているこ
とを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の緩衝装置は、請求項
1記載の緩衝装置において、ロータリーダンパの本体側
に、渦巻きバネの外周側端部を係合する係合部が複数設
けられていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図において、1は本実施の形態に
係る緩衝装置の一部を構成するロータリダンパであり、
100,101はバネ部材としての渦巻きバネである。
【0009】ロータリーダンパ1は、図1及び図2に示
すように、その中心軸方向(長手方向)に沿って配設さ
れる回転軸4と、該回転軸4の回転動作に追随せず、回
転軸4に対して相対回転することになる本体を構成する
本体ケース2等を有して構成される。ここで、本発明
は、ロータリーダンパとバネ部材を併用した緩衝装置に
おいて、バネ部材を複数配設可能としたことに大きな特
徴を有するため、ロータリーダンパ1の構造はいかなる
ものであってもよい。最もシンプルなものとしては、回
転軸として断面円形のものを用い、これを本体に形成し
た孔部に配設し、該孔部内面と回転軸外面との僅かな隙
間に粘性液体を充填した粘性抵抗を利用するもの、又
は、本体部内に大きな空間部を設けると共に、回転軸の
周囲にオリフィスを有する突片を突設し、さらにこの空
間部に粘性液体を充填し、粘性液体が該オリフィスを通
過することにより発生する動圧抵抗を利用するものが挙
げられる。なお、本実施の形態で用いたロータリーダン
パ1の具体的構造については後述する。
【0010】回転軸4は、詳細については後述するが、
図2及び図3に示すように、シャフト41と、このシャ
フト41を空転しないように軸心に沿って形成されたシ
ャフト挿通孔42aに装填させることができるシャフト
カバー42とを有して構成され、シャフト41の一端4
1a側が本体を構成する本体ケース2の一端開口部22
に装着される第1のケースカバー23から外方に突出す
るように配設される。そして、この突出部41cに、一
端41aから長手方向に沿って長溝41dが形成されて
いる。長溝41dは、渦巻きバネ100,101の中心
側端部100a,101aが挿入されて係合する部位で
あり、その長さは、渦巻きバネ100,101を複数配
設する場合に、それらを並列的に挿入し得る程度で形成
されている。例えば、図面に示したように渦巻きバネ1
00,101を2つ配設する場合には、渦巻きバネ一つ
分の幅に対して2倍以上の長さを有し、3つ配設する場
合には、渦巻きバネ一つ分の幅に対して3倍以上の長さ
を有するように形成されている。
【0011】ロータリーダンパ1の本体側には、図1及
び図2に示すように、渦巻きバネ100,101の外周
側端部100b,101bの係合部となる突起10が設
けられている。より具体的には、本体を構成する第1の
ケースカバー23の外面に、回転軸4とほぼ平行となる
よう突設されている。なお、本実施の形態では、中央部
に回転軸4の挿通孔を有すると共に、第1のケースカバ
ー23と平面形状がほぼ同じ平板部材11を用い、その
四隅にボルトを挿通して該平板部材11を第1のケース
カバー23に離間させて固定しており、このボルトが突
起10を構成している。この結果、本実施の形態では、
突起10bが4つ配設されることになるが、1つであっ
てもよい。但し、渦巻きバネ100,101を複数配設
した場合、複数の外周側端部100b,101bが1つ
の突起10に係合されることになり、該突起10にせん
断力が集中し、折損するおそれがある。従って、渦巻き
バネ100,101の配設数に対応した数以上、突起1
0を設けることが好ましい。かかる構成とすれば、各渦
巻きバネ100,101の外周側端部100b,101
bを各突起10にそれぞれ係合させれば、上記のような
せん断力の集中を回避できる。なお、突起10の長さ
は、渦巻きバネ100,101を図2に示したように並
列に複数配設できるよう、渦巻きバネ一つ分の幅の2倍
以上であることが好ましい。
【0012】次に、本実施の形態で用いたロータリーダ
ンパ1の具体的構成について説明する。このロータリー
ダンパ1は、いわゆる動圧抵抗を利用するタイプであ
り、上記した回転軸4と、本体を構成する本体ケース2
のほか、液体室3、ベーン5、アキュムレータ室6、ア
キュムレータ7、排出路8、排出制御弁9等を有して構
成される。
【0013】本体ケース2は、略円筒状に形成され、内
部に固定隔壁21が突設されている。この固定隔壁21
には、図2に示すように、一端面21aから他端面21
bにかけて貫通するオリフィス21cが形成されてお
り、粘性液体がこのオリフィス21cを通過することに
より動圧抵抗が発揮される。固定隔壁21には、オリフ
ィス21cと略直交するように軸心方向と略平行に縦穴
21dが設けられており、後述の第2のケースカバー2
4に形成された貫通孔24bを介してニードル21eが
装填されている。このニードル21eには、オリフィス
21cと連通する孔21fが開設されており、ニードル
21eの装填量を調節することにより、この孔21fが
オリフィス21cに対して開口する面積を変化させるこ
とができ、これにより、オリフィス21cを通過する粘
性液体の量を調節することができる。
【0014】また、この本体ケース2の軸心に沿って上
記した回転軸4が配設されており、回転軸4の外面と本
体ケース2の内面とにより粘性液体を収容するための液
体室3が形成されている。
【0015】さらに、本体ケース2の一端開口部22
は、上記したように、回転軸4の一端41を外部に突出
させることができる軸挿通孔23aが形成された第1の
ケースカバー23により閉塞され、他端開口部27は、
第2のケースカバー24により閉塞される。第2のケー
スカバー24は、断面凹状に形成されており、凹部24
aを外方に向けて配設され、凹部24a内であって、本
体ケース2の他端開口部27から突出している回転軸4
を構成するシャフト41の他端41bの周囲にベアリン
グ25が配設される。また、この凹部24の開口部は蓋
体26により閉塞されており、凹部24aと蓋体26と
により形成される空間が本実施の形態ではアキュムレー
タ室6として機能している。そして、このアキュムレー
タ室6内に発泡ゴム等から形成される環状のアキュムレ
ータ7が配設されている。
【0016】回転軸4は、上記したように、シャフト4
1とシャフトカバー42とから構成され、シャフト41
の一端41aが第1のケースカバー23の軸挿通孔23
aを介して突出するように配設されるが、他端41b
は、本体ケース2の他端開口部27及び第2のケースカ
バー24の軸挿通孔24cを介して突出している。ま
た、シャフトカバー42は液体室3内に位置している。
さらに、このシャフトカバー42の上部付近は、図4〜
図7に詳細に示すように、断面凹状に形成されており、
この凹部42cに同じく断面凹状に形成された上記第1
のケースカバー23が嵌合される。なお、符号28は、
第1のケースカバー23の凹部23aと回転軸4との間
に配設されるベアリングである。
【0017】回転軸4には、さらに、シャフトカバー4
2の凹部42cと第1のケースカバー23との隙間を通
じて侵入する粘性液体をアキュムレータ室6内へ送るた
めの粘性液体流入出路42bが、シャフト挿通孔42a
の周囲に適宜数、本実施の形態では2つシャフト挿通孔
42aと略平行に穿設されている。この粘性液体流入出
路42bは、その端面が、第2のケースカバー24とシ
ャフトカバー42との間に位置する本体ケース2の他端
開口部27に臨んでおり、粘性液体は、この他端開口部
27を通過してベアリング25内に存在する隙間を通り
アキュムレータ室6内に流入する。
【0018】また、この回転軸4には、軸心方向に沿っ
て所定の幅でかつ先端面5aが液体室3を形成している
本体ケース2の内面に摺接する程度の長さを有するベー
ン5が、シャフトカバー42と一体的に形成されてい
る。このベーン5には、一端81aが粘性液体流入路4
2bに開口するように、先端面5a側から回転軸4の軸
心と略直交する排出路8が穿設されている。この排出路
8は、中途で2つに枝分かれしており、一方の枝分かれ
部82はベーン5の一端面5bに開口し、他方の枝分か
れ部83はベーン5の他端面5cに開口している。な
お、ベーン5の先端面5aに排出路8の他端81bが開
口しているが、これは、一端81aを粘性液体流入路4
2bに開口する際に、製作作業の容易性から、通常、先
端面5a側から穿設作業を行うために開口してしまうも
のであり、一端81aと枝分かれ部82,83とが連通
していれば、排出路8の機能上、先端面5aに開口して
いる必要はない。このため、本実施の形態では他端81
bを鋼球84により常時閉塞している。
【0019】排出路8を形成する各枝分かれ部82,8
3は、より詳細には、図3及び図7に示すように、いず
れも、一端81aと連通する側に小径部82a,83a
を有し、開口端82c,83c側に大径部82b,83
bを有していると共に、各開口端82c,83cを開閉
するための排出制御弁9がそれぞれ配設されている。排
出制御弁9の構造は制限されるものではないが、本実施
の形態では、各枝分かれ部82,83の大径部82b,
83b内に配設され、小径部82a,83aの径よりも
大きく、大径部82b,83bの径よりも小さな径の鋼
球91と、この鋼球91の脱落を防止するために開口端
82c,83cに装着される止めネジ付きの押さえプレ
ート92とを有して構成される。すなわち、排出路8の
一端81aから粘性液体が侵入して枝分かれ部82,8
3を通過しようとすると、鋼球91を開口端82c,8
3c方向に押圧して開弁作動させる構造である。
【0020】本実施の形態にかかる緩衝装置は次のよう
に作用する。図3において矢印X方向に回転軸4が回動
する場合、ロータリーダンパ1においては、液体室3内
の粘性液体のうち、ベーン5の一端面5b側の粘性液体
が押圧されるため、該ベーン5の一端面5bに開口する
排出路8の枝分かれ部82に設けられた排出制御弁9の
鋼球91がその小径部82aに圧接され、該枝分かれ部
82を閉塞する。矢印X方向に回動するに従って、粘性
液体はベーン5により押圧されて固定隔壁21に設けら
れたオリフィス24cを通過し液体室3のうち非押圧側
の液体室32に流入する。これにより、動圧抵抗が発揮
され、回転軸3に連結された制御対象物の回転動作が遅
動せしめられる。本実施の形態のロータリーダンパ1
は、いわゆる両方向ダンパであるため、逆方向、すなわ
ち、図3において矢印Y方向に回動する際も、基本的に
は同様の動作をする。
【0021】一方、渦巻きバネ100,101は、中心
側端部100a,101a側が回転軸4が矢印X方向に
回動すると一緒に巻き込まれるため、その際にバネの弾
発力により逆方向への抵抗力が発生する。従って、この
抵抗力も付加されるため、回転軸4の回転動作は、ロー
タリーダンパ1を単独で用いた場合よりも大きくなる。
これに対し、回転軸4が矢印Y方向に回動する場合に
は、巻き込まれていた中心側端部100a,101aが
弾発力により復帰しようとするため、矢印X方向に回動
する場合よりもバネ抵抗のない分、スムースに回動す
る。
【0022】このようにして、ロータリーダンパ1を使
用していると、粘性液体が押圧されることにより第1の
ケースカバーと回転軸4を構成するシャフトカバー42
の凹部42cとの僅かな隙間に粘性液体が侵入する。ま
た、ベーン5による押圧力だけでなく、使用により液体
室3内が高温になった場合にも、粘性液体が膨張するた
め、その体積膨張分が同様にこの隙間に侵入する。この
隙間に侵入した粘性液体は、さらに、シャフトカバー4
2に形成された粘性液体流入出路42b内に侵入し、本
体ケース2の他端開口部27を通じてアキュムレータ室
6内に侵入する。そして、アキュムレータ室6内に侵入
する粘性液体の量が所定以上になることにより、該アキ
ュムレータ室6内の圧力が所定以上になると、排出制御
弁9の鋼球91を排出路8の一端81a側から押圧する
ことになるため、排出路8のいずれかの枝分かれ部8
2,83が開口する。このため、アキュムレータ室6内
の粘性液体は粘性液体流入出路42b及び排出路8を通
じて、枝分かれ部82,83のいずれかの開口端82
c,83cから液体室3内に流出する。従って、本実施
の形態のロータリーダンパ1を使用した場合には、アキ
ュムレータ室6内の圧力が一定以上になることはないと
いう利点を有する。
【0023】特に、本実施の形態の場合には、上記した
ようにいわゆる両方向型のダンパを採用している。従っ
て、図3において、回転軸4が矢印X方向に回転し、ベ
ーン5による押圧側の液体室31内の圧力が高くなる
と、非押圧側の液体室32内は負圧になる。このため、
非押圧側の液体室32内に開口している排出路8の枝分
かれ部83の開口端83cに配設されている排出制御弁
9は、鋼球91が開口端83c側に移動し、この時点で
開弁し、アキュムレータ室6内の粘性液体が、粘性液体
流入出路42bを逆流し、排出路8を通じて枝分かれ部
83の開口端83cから非押圧側の液体室32内に流出
し、充填される。従って、従来、両方向型のダンパにお
いて、ベーン5を一方向(例えば、図3上X方向)に回
動した後、逆方向(例えば、図3上Y方向)に回転する
際に生じていた遊びがほとんどなくなる。
【0024】一方、渦巻きバネの抵抗力を調整する場合
には、同じバネ定数の渦巻きバネを1種類用意しただけ
でも、配設数の調整により種々の抵抗力とすることがで
きる。例えば、渦巻きバネの発生する抵抗力を強くする
場合には、配設する渦巻きバネの個数を増せばよい。こ
の際、増設した渦巻きバネの中心側端部は、回転軸4に
形成された長溝41dの余っている部分に並列的に挿入
し、外周側端部は既に配設済みの渦巻きバネの外周側端
部が係合されていない突起10に係合させればよい。こ
れにより、突起10への負荷集中を回避しつつ、抵抗力
をアップすることができる。
【0025】なお、上記実施の形態では、ロータリーダ
ンパ1において、排出路8を回転軸4に形成しているが
これに限定されるものではなく、例えば、本体ケース2
の壁部内に設けるようにしてもよい。また、上記実施の
形態では、固定隔壁21及び回転軸4のベーン5とも1
つずつ設けた例を示しているが、所定角度毎に複数設け
るようにしてもよい。さらに、上記実施の形態は、いわ
ゆる両方向型のダンパの例であるが、一方向型のダンパ
としてもよいことはもちろんである。但し、この場合、
上記実施の形態において、液体室3の押圧側と非押圧側
の両方に開口している排出路8の開口端82c,83c
は、押圧側のみに設けるようにする必要がある。
【0026】また、ロータリーダンパとしては、図8に
示したような粘性抵抗を利用するものを用いることがで
きる。このロータリーダンパ15は、本体ケース16内
に対向面に相互に噛み合う突条部を形成した固定ロータ
17と可動ロータ18を配設し、固定ロータ17と可動
ロータ18間に粘性液体を充填したものである。なお、
中央部には可動ロータ18に連結されて図示しない回転
軸が装填される。また、この本体ケース16のいずれか
の部位に渦巻きバネの外周側端部を係合させる突起状の
係合部を設け、上記した実施の形態と同様に渦巻きバネ
を配設することはもちろんである。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の緩衝装置によれば、ロー
タリーダンパに対してバネ部材を複数併設可能であるた
め、該バネ部材の配設数の調整により、バネ部材が発生
する抵抗力(トルク)を容易に可変することができる。
請求項2記載の発明では、渦巻きバネの外周側端部を係
合する係合部が複数設けられているため、渦巻きバネを
複数配設した場合でも、各渦巻きバネの外周側端部を異
なる係合部に係合させることができ、負荷集中による係
合部の折損事故を従来よりも少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緩衝装置の一の実施の形態を示す平面
図である。
【図2】図1のA−O−B線断面図である。
【図3】上記実施の形態で用いたロータリーダンパを示
す図2のC−C線に沿った断面図である。
【図4】上記実施の形態で用いた回転軸のシャフトカバ
ーを示す斜視図である。
【図5】上記実施の形態で用いた回転軸のシャフトカバ
ーを示す平面図である。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【図7】図6のE−E線断面図である。
【図8】ロータリーダンパの他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ロータリーダンパ 2 本体ケース 3 液体室 4 回転軸 5 ベーン 6 アキュムレータ室 7 アキュムレータ 8 排出路 9 排出制御弁 10 突起 100 渦巻きバネ 101 渦巻きバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に連結される制御対象物の少なく
    とも一方向への回転動作を遅動させるロータリーダンパ
    と、開閉体を常態において他方向へ付勢するバネ部材と
    を有して構成される緩衝装置において、 前記バネ部材が少なくとも一つの渦巻きバネからなり、
    前記回転軸には、回転軸の長手方向に沿って、該渦巻き
    バネを複数使用した場合に、各渦巻きバネの中心側端部
    を長手方向に並列挿入できる長さの長溝が設けられ、前
    記ロータリーダンパの本体側には、渦巻きバネの外周側
    端部を係合する係合部が1以上設けられていることを特
    徴とする緩衝装置。
  2. 【請求項2】 前記ロータリーダンパの本体側に、渦巻
    きバネの外周側端部を係合する係合部が複数設けられて
    いる請求項1記載の緩衝装置。
JP29961197A 1997-10-17 1997-10-17 緩衝装置 Pending JPH11117978A (ja)

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