JPH11117884A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

Info

Publication number
JPH11117884A
JPH11117884A JP28024797A JP28024797A JPH11117884A JP H11117884 A JPH11117884 A JP H11117884A JP 28024797 A JP28024797 A JP 28024797A JP 28024797 A JP28024797 A JP 28024797A JP H11117884 A JPH11117884 A JP H11117884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
compressor
oil tank
level gauge
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28024797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Morimoto
裕之 森本
Tetsuya Yamashita
哲也 山下
Satoru Ishii
覚 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP28024797A priority Critical patent/JPH11117884A/ja
Publication of JPH11117884A publication Critical patent/JPH11117884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台の圧縮機を搭載した冷凍装置におい
て、各圧縮機での油量を均等化し、冷凍装置の信頼性を
確保する。 【解決手段】 並列に配管で接続された複数台の圧縮機
1a,1bと、油分離器4,凝縮器5,絞り装置7,蒸
発器8およびアキュムレータ9が、順次、配管にて接続
された冷凍装置において、所定の容量を持ったオイルタ
ンク14を、上部高さは圧縮機油面計上限以上で、なお
かつ底部は圧縮機油面計下限以下に設置するとともに、
圧縮機油面計下限より低い位置に前記オイルタンク14
と圧縮機1a,1bを接続する均油配管3a,3bを設
け、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置に前記オイル
タンクと圧縮機を接続する均圧配管12a,12bを設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍装置の油量
制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来例の冷凍装置を示す系統
図である。図において、1a,1bは圧縮機、2a,2
bは圧縮機の油面計、4は油分離器、5は凝縮器、6は
液だめ、7は絞り装置、8は蒸発器、9はアキュムレー
タ、10は開閉弁、11は減圧装置、13は返油配管
で、これらの構成要素はそれぞれ互いに配管にて接続さ
れ、全体として冷凍装置を形成している。
【0003】複数台の圧縮機1a,圧縮機1bで圧縮さ
れ、高温,高圧になったガス冷媒は、油分離器4でガス
冷媒と油が分離される。ガス冷媒は凝縮器5へ流れ込
み、一方、油は返油回路13に設けられた開閉弁10,
減圧装置11を通ってアキュムレータ9の入口側のガス
配管に戻され、アキュムレータ9を通り、圧縮機1a,
1bに返油される。
【0004】そして、ガス冷媒は凝縮器5で凝縮され、
液冷媒となり、絞り装置7にて低圧の気液二相冷媒とな
る。この気液二相冷媒は蒸発器8に送り込まれ、そこで
熱を吸収してガス冷媒となり、このガス冷媒はアキュム
レータ9を経て、圧縮機1a,1bに戻り、冷凍サイク
ルが完結する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような複数台の
圧縮機1a,1bを搭載した冷凍装置では、アキュムレ
ータ9から各圧縮機までの圧力損失が異なったり、圧縮
機1a,1bごとに油の持ちだし量が異なるなど、種々
の要因で圧縮機1a,1bでの油量が均一にならず、圧
縮機1a,1bごとに油面の高さが異なる状態が発生
し、油量を確保できない圧縮機が存在することになり、
運転動作が確実でなかった。
【0006】複数台の圧縮機1a,1bを搭載する冷凍
装置は運転範囲が広いため、冷媒流量の変化範囲が大き
く、その結果、冷凍装置の運転状態により、配管に存在
する油の量の変動が大きい。このため、配管中での油の
滞留量が増加したときは、圧縮機1a,1bの油量が確
保されなくなり、最悪の場合は油が枯渇したりする。
【0007】また、ある運転で、圧縮機の油量が不足し
ていると判断されたため、油が追加充填され、その結
果、配管中での油が滞留する量が少ない運転状態では、
油が圧縮機1a,1bに戻り、圧縮機油面計2a,2b
の上限を超え、最悪の場合は液圧縮を引き起こすなど、
運転動作が確実でなかった。
【0008】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、所定の容量を持つオイルタンク
を低圧に設けるとともに、圧縮機油面計下限より低い位
置で均油作用を行わせ、かつ、圧縮機油面計上限より高
い位置で均圧作用を行わせるようにしたので、各圧縮機
の油量を均一にでき、油面計内に油を制御することがで
きるため、信頼性を向上させた安価な冷凍装置を提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明の冷凍装置に
おいては、並列に配管で接続された複数台の圧縮機と、
油分離器,凝縮器,絞り装置,蒸発器およびアキュムレ
ータが、順次、配管にて接続された冷凍装置において、
所定の容量を持ったオイルタンクを、上部高さは圧縮機
油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機油面計下限以
下に設置するとともに、圧縮機油面計下限より低い位置
で前記オイルタンクと圧縮機を接続する均油配管を設
け、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置で前記オイル
タンクと圧縮機を接続する均圧配管を設けた。
【0010】第2の発明の冷凍装置においては、前記オ
イルタンクに圧縮機油面計下限の高さに設けられた油の
加熱手段を設け、前記加熱手段の表面の温度を検知する
温度検知手段と、この温度検知手段により検知された加
熱手段の表面温度が所定温度以上のときは、加熱手段に
よる加熱を停止させる制御手段とを備えた。
【0011】第3の発明の冷凍装置においては、圧縮機
の吐出管から凝縮器入口までの配管の一部を、圧縮機油
面計下限の高さで、前記オイルタンクに熱交換可能に組
み入れた。
【0012】第4の発明の冷凍装置においては、並列に
配管で接続された複数台の圧縮機と、油分離器,凝縮
器,絞り装置,蒸発器およびアキュムレータが、順次、
配管にて接続された冷凍装置において、所定の容量を持
ったオイルタンクを、上部高さは圧縮機油面計上限以上
で、なおかつ底部は圧縮機油面計下限以下に設置すると
ともに、圧縮機油面計下限より低い位置で前記オイルタ
ンクと圧縮機を接続し、開閉弁を設けた均油配管と、圧
縮機油面計上限より高い位置で前記オイルタンクと圧縮
機を接続する均圧配管と、起動時における一定時間の
間、前記均油配管に設けた開閉弁を閉にする制御手段と
を備え、前記オイルタンクと油分離器を接続する返油配
管には開閉弁と減圧装置を設けた。
【0013】第5の発明の冷凍装置においては、並列に
配管で接続された複数台の圧縮機と、油分離器,凝縮
器,絞り装置,蒸発器およびアキュムレータが、順次、
配管にて接続された冷凍装置において、所定の容量を持
ち、液面を検知する液面検知手段を設けたオイルタンク
を、上部高さは圧縮機油面計上限以上で、なおかつ底部
は圧縮機油面計下限以下に設置するとともに、圧縮機油
面計下限より低い位置で前記オイルタンクと圧縮機を接
続する均油配管と、圧縮機油面計上限より高い位置で前
記オイルタンクと圧縮機を接続する均圧配管と、前記オ
イルタンクと油分離器を接続する返油配管に設けられた
開閉弁および減圧装置とを備え、前記液面検知手段で液
面の高さが設定値以上を検知したときは、返油配管に備
えられた開閉弁を閉にし、設定値未満のときは前記開閉
弁を開にする制御手段を設けた。
【0014】第6の発明の冷凍装置においては、並列に
配管で接続された複数台の圧縮機と、油分離器,凝縮
器,絞り装置,蒸発器およびアキュムレータが、順次、
配管にて接続された冷凍装置において、所定の容量を持
ち、液面を検知する液面検知手段を設けたオイルタンク
を、上部高さは圧縮機油面計上限以上で、なおかつ底部
は圧縮機油面計下限以下に設置するとともに、圧縮機油
面計下限より低い位置で前記オイルタンクと圧縮機を接
続する均油配管と、圧縮機油面計上限より高い位置で前
記オイルタンクと圧縮機を接続する均圧配管と、前記油
分離器内の所定位置に入口を有し前記オイルタンクに接
続された第1返油回路と、この第1返油回路に設けられ
た第1開閉弁および第1減圧装置と、前記油分離器内の
所定位置において前記第1返油回路の入口よりも高い位
置に入口を有し前記オイルタンクに接続された第2返油
回路と、この第2返油回路に設けられた第2開閉弁およ
び第2減圧装置とを備え、前記オイルタンクの液面を検
知する液面検知手段で液面の高さが設定値以上を検知し
たときは、第1開閉弁を閉、第2開閉弁を開にし、液面
の高さが設定値未満を検知したときは、第1開閉弁を
開、第2開閉弁を閉にする制御手段を設けた。
【0015】第7の発明の冷凍装置においては、並列に
配管で接続された複数台の圧縮機と、油分離器,凝縮
器,絞り装置,蒸発器およびアキュムレータが、順次、
配管にて接続された冷凍装置において、所定の容量を持
ったオイルタンクと、オイルタンクの上部高さは圧縮機
油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機油面計下限以
下に設置するとともに、前記オイルタンクに設けられ圧
縮機油面計上限以上の高さを持つ切り板により仕切られ
たメインオイルタンクおよびサブオイルタンクと、前記
メインオイルタンクに設けられその液面を検知できる液
面検知手段と、圧縮機油面計下限より低い位置で前記オ
イルタンクと圧縮機を接続する均油配管と、圧縮機油面
計上限より高い位置で前記オイルタンクと圧縮機を接続
する均圧配管と、圧縮機油面計下限以下の高さでメイン
オイルタンクとサブオイルタンクを連結する配管に設け
られた開閉弁と、前記サブオイルタンクと油分離器を接
続する返油配管に設けられた開閉弁および減圧装置とを
備え、前記メインオイルタンクに設けた液面検知手段で
液面の高さが設定値を超えていることを検知したとき
は、メインオイルタンクとサブオイルタンクを連結する
配管の開閉弁を閉にし、設定値以下のときは前記返油配
管に設けた開閉弁を開にし、なおかつサブオイルタンク
とメインオイルタンクを連結している配管に備えられた
開閉弁を開にする制御手段を設けた。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1および図2は、この発明の一実施形
態を示す図である。図において、1a,1bは圧縮機、
2a,2bは圧縮機の油面計、3a,3bは均油配管、
4は油分離器、5は凝縮器、6は液だめ、7は絞り装
置、8は蒸発器、9はアキュムレータ、10は開閉弁、
11は減圧装置、12a,12bは均圧配管、13は返
油配管、14はオイルタンクである。これらの構成要素
はそれぞれ互いに配管にて接続され、全体として冷凍装
置を形成している。
【0017】2台の圧縮機1a,1bと圧縮機1a,1
bにそれぞれ油量を確認するための油面計2a,2bを
備え、油分離器4,凝縮器5,液だめ6,絞り装置7,
蒸発器8,アキュムレータ9などが、順次、配管にて接
続され、所定の容量を持ったオイルタンク14を設け、
その上部高さ、すなわち、頂部レベルは、圧縮機油面計
2a,2bの上限以上で、なおかつ、底部は圧縮機油面
計2a,2bの下限以下に設置されている。
【0018】各圧縮機1a,1bの油面高さを同一にす
るために、圧縮機油面計2a,2bの下限より低い位置
に前記のオイルタンク14と接続する均油配管3a,3
bを備え、各圧縮機1a,1bの油面上部のガス部の圧
力を等しくする目的で、圧縮機油面計2a,2bの上限
より高い位置にオイルタンク14と圧縮機1a,1bを
接続する均圧配管12a,12bを設けている。
【0019】油分離器4の底部からは、オイルタンク1
4に接続された返油配管13を設けており、この返油回
路配管13には開閉弁として例えば電磁弁10を設け、
減圧装置11としてたとえばキャピラリチューブ11を
用いている。返油配管13内における圧力は返油配管1
3のキャピラリチューブ11で減圧されるために、オイ
ルタンク14内の圧力は低圧になる。
【0020】このため、オイルタンク14中の油の劣化
の防止につながり、油の交換期間を長くできるため、運
転コストの低減につながるとともに、冷凍装置の信頼性
が向上する。
【0021】上記のように、オイルタンクを冷凍装置に
設置すると、各圧縮機1a,1b、オイルタンク14の
油面上部の圧力が均圧配管12a,12bで等しくなる
ため、油面高さは、油のヘッド差により、等しくなろう
とする。その結果、従来のように、各圧縮機1a,1b
の油面高さが異なる状態は発生しなくなる。
【0022】次に、オイルタンク14の容量の算出例に
ついて説明する。オイルタンク14の底部を圧縮機油面
計2a,2bの下限と等しく設置した場合の最低容量V
tank(cm3)は、 Vtank=Vmax−Vmin−n・Vc となる。ここで、Vmax(cm3)は 冷凍装置中での
最大の油の滞留量、Vmin(cm3)は冷凍装置での
最低の油の滞留量、nは圧縮機の台数、Vc(cm3)
は圧縮機油面計2a,2bの上限と下限の間の容積であ
る。
【0023】また、上記のような設置条件で、なおか
つ、直方体のような形のオイルタンク14を用いた場
合、最低必要な底面積S(cm2) は、油面計高さをh
t(cm)とすると、 S=Vtank/ht となる。
【0024】上記のような容量で、上記のような形状を
したオイルタンク14を、図2のごとく、その上部高さ
は圧縮機油面計2a,2bの上限以上に、そして底部は
圧縮機油面計2a,2bの下限に等しく設置すると、冷
凍装置内での油の滞留量の多い時や、少ない時でも常に
圧縮機油面計内に油面が存在させることができ、特に複
雑な制御を必要とせず、冷凍装置の油量を、各圧縮機ご
とに均一にでき、なおかつ油量も一定範囲内に制御する
ことが可能となるため、冷凍装置の信頼性を向上させる
ことができる。
【0025】なお、この実施の形態では、2台の圧縮機
の場合について説明したが、3台以上のときも、この発
明を適用することができる。また、複数台の圧縮機は同
一平面上にあるものとしている。
【0026】この実施の形態では、現在冷凍装置などに
用いられているR22冷媒と、それに溶け合う油を用い
ることを前提に説明したが、HFC混合冷媒とそれに溶
け合う油にも適用できる。例えばR404Aとエステル
油のような組合せである。特に、混合冷媒系(共沸混合
冷媒は除く)では、冷凍サイクルに充填した組成比と実
際に冷凍サイクル内を循環する組成比とは異なり、たと
え同じ蒸発温度や凝縮温度であっても、アキュムレータ
などに冷媒が溜まったりすることによって、循環する組
成比が変化する。
【0027】このため、混合冷媒では、単一冷媒のよう
に冷媒と油の溶解度は圧力と温度のみで決定されるので
はなく、循環する冷媒の組成比にも依存する。すなわ
ち、油の粘性は圧力、温度および循環する冷媒の組成比
に依存する。混合冷媒系では、圧力,温度に加え循環す
る組成比の影響も受けるため、油タンクを冷凍サイクル
に設け、その容量を調整することによって、冷凍装置内
の油量の変動を吸収することができる本方式は特に有効
である。
【0028】実施の形態2.図3は、この発明の他の実
施形態を示す図である。図において、1a,1bは圧縮
機、2a,2bは圧縮機の油面計、3a,3bは均油配
管、4は油分離器、5は凝縮器、6は液だめ、7は絞り
装置、8は蒸発器、9はアキュムレータ、10は開閉
弁、11は減圧装置、12a,12bは均圧配管、13
は返油配管、14はオイルタンクである。これらの構成
要素はそれぞれ互いに配管にて接続され、全体として冷
凍装置を形成している。30は温度センサ、31は制御
手段、32は電気ヒータである。
【0029】オイルタンク14に貯えられている油の粘
度は水などの比べて大きいため、均油配管3a,3bで
の抵抗が大きくなり、均油に時間を要する。そこで、油
の粘性は温度上昇とともに低下する性質を利用し、均油
に要する時間の低減を図る。例えば、ある油では、20
℃から40℃に温度を上昇することにより、油純粋の粘
度は約1/3に低下する。この粘度低下により、均油流
量は同一ヘッド差で約3倍に増加し、最終的には均油に
要する時間を1/3に短縮させることができ、冷凍装置
の信頼性をさらに向上させることができる。
【0030】次に、具体的なオイルタンク内の加熱方法
について説明する。図3の冷凍装置では、加熱手段とし
て、例えば電気ヒータ32を使い、その電気ヒータ32
の表面に、その温度が上昇し過ぎないように、電気ヒー
タ32の表面温度を検知する温度検知手段として、温度
センサ30を備えている。この温度センサ30によっ
て、電気ヒータ32の表面温度が所定温度以上を検知し
たとき、制御手段31によってこの電気ヒータ32の電
源を遮断する。
【0031】これにより、オイルタンク14に油が存在
しない時や、温度が上昇し過ぎることを防止でき、運転
動作を確実に行うことができる。なお、電気ヒータ32
のオイルタンクに設置する位置は、圧縮機油面計2a,
2bの下限の位置にできるだけ近く、常に電気ヒータ3
2が油に浸るように設置する必要がある。
【0032】実施の形態3.図4は、この発明の更に他
の実施形態を示す図である。図において、1a,1bは
圧縮機、2a,2bは圧縮機の油面計、3a,3bは均
油配管、4は油分離器、5は凝縮器、6は液だめ、7は
絞り装置、8は蒸発器、9はアキュムレータ、10は開
閉弁、11は減圧装置、12a,12bは均圧配管、1
3は返油配管、14はオイルタンクである。これらの構
成要素はそれぞれ互いに配管にて接続され、全体として
冷凍装置を形成している。
【0033】図4に示す冷凍装置は、上記実施の形態2
における加熱手段15として、圧縮機1a,1bから吐
出された高温の冷媒ガスの熱を利用して、オイルタンク
14の油を加熱することを目的としている冷凍装置であ
る。高温のガス冷媒が存在するのは、圧縮機1a,1b
の吐出管から凝縮器5の入口付近までであり、この範囲
内にある配管の一部をオイルタンク14内に通し、油と
冷媒を熱交換させ、油の粘度を低下させる。
【0034】圧縮機1a,1bの吐出管から油分離器4
までの配管をオイルタンク14に通すと、冷媒ガスの一
部が凝縮する可能性がある。もし、凝縮が発生すると、
凝縮した冷媒液が油分離器4,電磁弁10,キュピラリ
チューブ11を通って、オイルタンク14に戻る。その
結果、液バックと同じ現象となるため、冷凍装置の信頼
性上好ましくない。
【0035】そこで、このような状態にならないように
するため、オイルタンク14で熱交換させる配管は、油
分離器4から凝縮器入口までの配管の方が、もし凝縮が
発生しても凝縮器に流れ込むため、冷凍サイクルの信頼
性上好ましい。
【0036】この熱交換させる配管のオイルタンク14
内での位置は、圧縮機油面計2a,2bの下限にできる
だけ近い位置に設置し、常に油と熱交換できる位置に設
置する。このように油を加熱することで、冷媒が油に溶
け込む量を低減できるため、冷凍装置を起動させる際な
どに発生するフォーミング防止効果もある。
【0037】実施の形態4.図5は、この発明の他の実
施形態を示す図である。図において、1a,1bは圧縮
機、2a,2bは圧縮機の油面計、3a,3bは均油配
管、4は油分離器、5は凝縮器、6は液だめ、7は絞り
装置、8は蒸発器、9はアキュムレータ、10は開閉
弁、11は減圧装置、12a,12bは均圧配管、13
は返油配管、14はオイルタンクである。これらの構成
要素はそれぞれ互いに配管にて接続され、全体として冷
凍装置を形成している。15a,15bは電磁弁からな
る開閉弁、16は制御手段である。
【0038】この実施の形態では、均油配管3a,3b
に開閉弁15a,15bを備え、ここでは、電磁弁15
a,15bを用いている。この電磁弁15a,15b
は、起動時に発生するフォーミングにより、オイルタン
ク14内の油量低下の防止を目的としたものである。
【0039】起動後の所定時間の間は、均油配管3a,
3bの電磁弁15a,15bは閉にし、所定時間を越え
ると電磁弁15a,15bを開にする制御を制御手段1
6によって行う。この制御を行うことで、オイルタンク
14内の油が起動時のフォーミングによって圧縮機側に
引き込まれる現象を防止でき、オイルタンク内の油量を
確保できる。
【0040】所定時間が経過すると、制御手段16によ
り、電磁弁15a,15bを開にし、オイルタンク14
内の油量を均油配管3a,3bを介して、ヘッド差によ
り各圧縮機1a,1bの油量を均一にでき、冷凍装置の
信頼性が向上する。
【0041】実施の形態5.図6は、この発明の他の実
施形態を示す図である。図において、1a,1bは圧縮
機、2a,2bは圧縮機の油面計、3a,3bは均油配
管、4は油分離器、5は凝縮器、6は液だめ、7は絞り
装置、8は蒸発器、9はアキュムレータ、10は開閉
弁、11は減圧装置、12a,12bは均圧配管、13
は返油配管、14はオイルタンクである。これらの構成
要素はそれぞれ互いに配管にて接続され、全体として冷
凍装置を形成している。17は制御手段、18は液面セ
ンサからなる液面検知手段である。
【0042】まず、油分離器4にあらかじめ油を保持さ
せておく。すなわち、通常の油封入量より、油分離器4
に保持させている油量分だけ、この実施の形態における
冷凍装置では多いことになる。オイルタンク14内の液
面を検知する手段18として、例えば液面センサ18
と、液面センサ18から検知された情報で、返油配管1
3の電磁弁10を開閉させる制御手段17を備えてい
る。
【0043】液面センサ18で検知されたオイルタンク
14内の液面高さが、設定値より低いとき、すなわち設
定値未満のときは、制御手段17によって電磁弁10を
開状態にし、常に油分離器4から油を戻すようにする。
反対に、液面センサ18によって検知されたオイルタン
ク14内の液面高さが設定値より高い場合、すなわち設
定値以上のときは、制御手段17によって電磁弁10を
閉にする。
【0044】これにより、圧縮機1a,1bでの油量制
御を細やかに制御できるとともに、油量の安定化を図る
ことができる。
【0045】また、オイルタンク内の油量が急激に減っ
た時でも、油分離器4に保持されている油を戻すことで
オイルタンク14の油量を早急に回復させることができ
るため、冷凍装置の信頼性を向上させることができる。
【0046】そして、常時返油配管13の電磁弁10が
開の状態で運転している冷凍装置より、オイルタンクの
油量により電磁弁10を開閉するため、無駄なバイパス
量を低減できるため、性能向上も同時に図れる。
【0047】実施の形態6.図7および図8は、この発
明の実施の形態の他の例を示す図である。図において、
1a,1bは圧縮機、2a,2bは圧縮機の油面計、3
a,3bは均油配管、4は油分離器、5は凝縮器、6は
液だめ、7は絞り装置、8は蒸発器、9はアキュムレー
タ、10は開閉弁、11は減圧装置、12a,12bは
均圧配管、13は返油配管、14はオイルタンクであ
る。これらの構成要素はそれぞれ互いに配管にて接続さ
れ、全体として冷凍装置を形成している。18は液面セ
ンサからなる液面検知手段、19は第2電磁弁からなる
第2開閉弁、20は第1電磁弁からなる第1開閉弁、2
1は第2キャピラリーチューブからなる第2減圧装置、
22は第1キャピラリーチューブからなる第1減圧装
置、23は第2返油配管、24は第1返油配管、25は
制御手段である。
【0048】この実施の形態における冷凍装置は、返油
配管を二つ持っており、第1返油配管24には、第1開
閉弁として例えば第1電磁弁20を備えるとともに、第
1減圧装置として例えば第1キャピラリ22を備えてお
り、第2返油配管23にも同じく第2開閉弁として例え
ば第2電磁弁19を設けるとともに、第2減圧装置とし
て例えば第2キャピラリチューブ21を設けている。
【0049】油分離器4では、図8に示すように第2返
油配管23の入口は、第1返油配管24の入口よりも高
い位置になっている。液面センサ18から得られた液面
高さの情報により、第1電磁弁20,第2電磁弁19の
開閉を行う制御手段25を備えている。油分離器4に
は、あらかじめ第2返油配管23の入口の位置まで油を
封入しておく。すなわち、通常の油封入量より油分離器
4に保持させている油量分だけ、この実施の形態におけ
る冷凍装置では多いことになる。
【0050】制御方法としては、液面センサ18で設定
値より液面高さが高いことを検知したとき、すなわち液
面高さが設定値以上を検知したときは、第1電磁弁20
は閉とし、第2電磁弁19は開にするように、制御手段
25によって制御する。反対に、液面センサ18で設定
値より液面高さが低いことを検知したとき、すなわち液
面高さが設定値未満を検知したときは、第1電磁弁20
は開とし、第2電磁弁19は閉にする制御を制御手段2
5によって行う。
【0051】このような制御を行うことによって、油量
が設定値以上では、第2返油配管23からオーバフロー
させた油をオイルタンクに戻し、油量の安定化を図ると
ともに、急激に油がオイルタンクから減った時などは油
分離器4に保持させている油をオイルタンクに戻させる
ことで油不足を回避する。このため、油量を安定させる
ことができ、急激に油量が減った時などに対しても、油
量回復させる時間を低減させ、冷凍装置の信頼性が向上
する。
【0052】実施の形態7.図9および図10は、この
発明の実施の形態の他の例を示す図である。図におい
て、1a,1bは圧縮機、2a,2bは圧縮機の油面
計、3a,3bは均油配管、4は油分離器、5は凝縮
器、6は液だめ、7は絞り装置、8は蒸発器、9はアキ
ュムレータ、10は開閉弁、11は減圧装置、12a,
12bは均圧配管、13は返油配管、14はオイルタン
クである。これらの構成要素はそれぞれ互いに配管にて
接続され、全体として冷凍装置を形成している。18は
液面センサからなる液面検知手段、27は電磁弁からな
る開閉弁、28は制御手段、29は仕切り板、33はメ
インオイルタンク、34はサブオイルタンクである。
【0053】図10に示すように、オイルタンク14
は、圧縮機油面計2a,2bの上限の高さと等しい仕切
り板29でメインオイルタンク33,サブオイルタンク
34の二つの部屋に仕切られており、オイルタンク14
の上面部と仕切り板29の上縁部には隙間を確保してお
く。
【0054】また、メインオイルタンク33には液面を
検知する手段18として、例えば液面センサ18を設
け、メインオイルタンク33とサブオイルタンク34を
圧縮機油面計2a,2bの下限より低い位置で接続して
いる配管を設け、その配管には開閉弁27として、例え
ば電磁弁27を備えている。
【0055】メインオイルタンク33とサブオイルタン
ク34を接続している配管の電磁弁27を、液面センサ
18で検知された液面高さにより、開閉する制御手段2
8を設けている。サブオイルタンク34にはあらかじめ
仕切り板の上部程度まで油を保持させておく。返油配管
13はサブオイルタンク34に接続されている。
【0056】液面センサ18で検知された液面高さが、
設定下限値に到達したとき、すなわち液面高さが設定値
以下のときは電磁弁27を開にし、サブオイルタンク3
4に貯えられている油をメインオイルタンク33に液ヘ
ッド差で戻し、液面が基準値に到達したら、すなわち設
定値を超えているときは、制御手段28によって電磁弁
28を閉にする。
【0057】定常運転すなわち液面高さが設定値以上を
保って運転している場合、油分離器から戻される油はサ
ブオイルタンク34に貯える。何らかの原因によって急
激にメインオイルタンク33から油がなくなった場合で
も、サブオイルタンク34に保持している油でカバーで
き、圧縮機1a,1bの油量を確保できるため、冷凍装
置の信頼性が向上する。
【0058】
【発明の効果】第1の発明に係る冷凍装置によれば、上
部高さが圧縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮
機油面計下限以下に設置されたオイルタンクと複数台の
圧縮機とにおいて、圧縮機油面計下限より低い位置で均
油作用を行わせ、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置
で均圧作用を行わせるようにしたので、各圧縮機の油量
を均一にでき、油面計内に油を制御することができるた
め、信頼性を向上させた安価な冷凍装置を提供すること
ができる。
【0059】第2の発明に係る冷凍装置によれば、上部
高さが圧縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機
油面計下限以下に設置されたオイルタンクと複数台の圧
縮機とにおいて、圧縮機油面計下限より低い位置で均油
作用を行わせ、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置で
均圧作用を行わせるようにするとともに、オイルタンク
に圧縮機油面計下限の高さに設けられた油の加熱手段を
設け、加熱手段の表面温度が所定温度以上のときは、加
熱手段による加熱を停止させるようにしたので、均油お
よび油量制御ができるとともに、油の粘性を低下させる
ことにより、均油速度を大きくすることができ、また、
適切に油を加熱するので油に溶ける冷媒量も低減でき、
起動時の際などに発生するフォーミングを防止できるた
め信頼性を向上させた冷凍装置を提供することができ
る。
【0060】第3の発明に係る冷凍装置によれば、上部
高さが圧縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機
油面計下限以下に設置されたオイルタンクと複数台の圧
縮機とにおいて、圧縮機油面計下限より低い位置で均油
作用を行わせ、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置で
均圧作用を行わせるようにするとともに、圧縮機の吐出
配管から凝縮器入口までの配管の一部で、その内部を流
通する冷媒により、前記オイルタンクの油を加熱するよ
うにしたので、均油および油量制御ができるとともに、
油の粘性を低下させることにより、均油速度を大きくす
ることができ、また、油を加熱するので油に溶ける冷媒
量も低減でき、起動時の際などに発生するフォーミング
を防止できるため信頼性を向上を図ることができ、さら
に冷媒自身の熱で加熱しているため、新たな部品も必要
なく、運転動作が確実で安価な冷凍装置を提供すること
ができる。
【0061】第4の発明に係る冷凍装置によれば、上部
高さが圧縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機
油面計下限以下に設置されたオイルタンクと複数台の圧
縮機とにおいて、圧縮機油面計下限より低い位置で均油
作用を行わせ、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置で
均圧作用を行わせるようにするとともに、起動時に一定
時間の間、均油作用を行わせないようにしたので、均油
および油量制御を適切に行えるとともに、起動時のフォ
ーミングによるオイルタンク内の油量低下を防止するこ
ともできるため、信頼性を向上させた冷凍装置を提供す
る。
【0062】第5の発明に係る冷凍装置によれば、上部
高さが圧縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機
油面計下限以下に設置されたオイルタンクと複数台の圧
縮機とにおいて、圧縮機油面計下限より低い位置で均油
作用を行わせ、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置で
均圧作用を行わせるようにするとともに、オイルタンク
の液面の高さが設定値以上のときは返油配管による返油
作用を中止し、設定値未満のときは返油作用を実行する
ようにしたので、均油制御を適切に行わせるとともに、
油量制御を細やかに制御でき、オイルタンク内の油量が
急激に減った時でも、油分離器に保持している油を戻す
ことによって、すばやく油量を回復させることができる
ため、信頼性を向上させた冷凍装置を提供することがで
き、しかも、返油配管での無駄なバイパス量を低減させ
ることもできるので、性能を向上させた冷凍装置も提供
することができる。
【0063】第6の発明に係る冷凍装置によれば、上部
高さが圧縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機
油面計下限以下に設置されたオイルタンクと複数台の圧
縮機とにおいて、圧縮機油面計下限より低い位置で均油
作用を行わせ、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置で
均圧作用を行わせるようにするとともに、オイルタンク
の液面の高さが設定値以上のときは、油分離器内での入
り口の位置が高い方の返油回路で油をオイルタンクに送
り、液面高さが設定値未満のときは、油分離器内での入
り口位置の低い方の返油回路で油を油分離器からオイル
タンクに戻すようにしたので、均油および油量制御がで
きるとともに、油量を安定させることができ、急激に油
量が減った時に対しても、油分離器に保持している油を
用いることで、油量を回復させる時間を低減することが
できるため、信頼性を向上させた冷凍装置を提供するこ
とができる。
【0064】第7の発明に係る冷凍装置によれば、上部
高さが圧縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機
油面計下限以下に設置されたオイルタンクと複数台の圧
縮機とにおいて、圧縮機油面計下限より低い位置で均油
作用を行わせ、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置で
均圧作用を行わせるようにするとともに、メインオイル
タンクの液面の高さが上限設定値以上のときは、メイン
オイルタンクとサブオイルタンクとの連通を閉止し、液
面の高さが設定値以下のときは、返油配管による返油作
用を行い、かつ、メインオイルタンクとサブオイルタン
クとを連通させるようにしたので、均油および油量制御
ができるとともに、サブオイルタンクに油を保持させて
いるため、メインオイルタンクの油が急激になくなる事
態が発生しても、サブオイルタンクの油で回避でき、な
おかつ、油量を回復させる時間を短くすることができる
ため、信頼性を向上させた冷凍装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す冷凍装置の構
成図。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるオイルタン
クの設置位置を示す説明図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す冷凍装置の構
成図。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す冷凍装置の構
成図。
【図5】 この発明の実施の形態4を示す冷凍装置の構
成図。
【図6】 この発明の実施の形態5を示す冷凍装置の構
成図。
【図7】 この発明の実施の形態6を示す冷凍装置の構
成図。
【図8】 この発明の実施の形態6における油分離器の
断面図。
【図9】 この発明の実施の形態7を示す冷凍装置の構
成図。
【図10】 この発明の実施の形態7におけるオイルタ
ンクの断面図。
【図11】 従来の冷凍装置を示す構成図。
【符号の説明】
1a,1b 圧縮機、2a,2b 圧縮機油面計、3
a,3b 均油配管、4油分離器、5 凝縮器、6 液
だめ、7 絞り装置、8 蒸発器、9 アキュムレー
タ、10 開閉弁、11 減圧装置、12a,12b
均圧配管、13返油配管、14 オイルタンク、15
a、15b 開閉弁、16 制御手段、17 制御手
段、18 液面検知手段、19 第2開閉弁、20 第
1開閉弁、21 第2減圧装置、22 第1減圧装置、
23 第2返油配管、24 第1返油配管、25 制御
手段、26 メインオイルタンクとサブオイルタンクと
を連結する配管、27 開閉弁、29 仕切り板、30
温度検知手段、31 制御手段、32 加熱手段、3
3メインオイルタンク、33サブオイルタンク。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に配管で接続された複数台の圧縮機
    と、油分離器,凝縮器,絞り装置,蒸発器およびアキュ
    ムレータが、順次、配管にて接続された冷凍装置におい
    て、所定の容量を持ったオイルタンクを、上部高さは圧
    縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機油面計下
    限以下に設置するとともに、圧縮機油面計下限より低い
    位置で前記オイルタンクと前記圧縮機を接続する均油配
    管を設け、かつ、圧縮機油面計上限より高い位置で前記
    オイルタンクと前記圧縮機を接続する均圧配管を設けた
    ことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記オイルタンクに圧縮機油面計下限の
    高さに設けられた油の加熱手段を設け、前記加熱手段の
    表面の温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手
    段により検知された前記加熱手段の表面温度が所定温度
    以上のときは、前記加熱手段による加熱を停止させる制
    御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷
    凍装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機の吐出管から凝縮器入口までの配
    管の一部を、圧縮機油面計下限の高さで、前記オイルタ
    ンクに熱交換可能に組み入れたことを特徴とする請求項
    1に記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 並列に配管で接続された複数台の圧縮機
    と、油分離器,凝縮器,絞り装置,蒸発器およびアキュ
    ムレータが、順次、配管にて接続された冷凍装置におい
    て、所定の容量を持ったオイルタンクを、上部高さは圧
    縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機油面計下
    限以下に設置するとともに、圧縮機油面計下限より低い
    位置で前記オイルタンクと前記圧縮機を接続し、開閉弁
    を設けた均油配管と、圧縮機油面計上限より高い位置で
    前記オイルタンクと圧縮機を接続する均圧配管と、起動
    時における一定時間の間、前記均油配管に設けた開閉弁
    を閉にする制御手段とを備え、前記オイルタンクと前記
    油分離器を接続する返油配管には開閉弁および減圧装置
    を設けたことを特徴とする冷凍装置。
  5. 【請求項5】 並列に配管で接続された複数台の圧縮機
    と、油分離器,凝縮器,絞り装置,蒸発器およびアキュ
    ムレータが、順次、配管にて接続された冷凍装置におい
    て、所定の容量を持ち、液面を検知する液面検知手段を
    設けたオイルタンクを、上部高さは圧縮機油面計上限以
    上で、なおかつ底部は圧縮機油面計下限以下に設置する
    とともに、圧縮機油面計下限より低い位置で前記オイル
    タンクと圧縮機を接続する均油配管と、圧縮機油面計上
    限より高い位置で前記オイルタンクと圧縮機を接続する
    均圧配管と、前記オイルタンクと油分離器を接続する返
    油配管に設けられた開閉弁および減圧装置とを備え、前
    記液面検知手段で液面の高さが設定値以上を検知したと
    きは、返油配管に備えられた開閉弁を閉にし、設定値未
    満のときは前記開閉弁を開にする制御手段を設けたこと
    を特徴とする冷凍装置。
  6. 【請求項6】 並列に配管で接続された複数台の圧縮機
    と、油分離器,凝縮器,絞り装置,蒸発器およびアキュ
    ムレータが、順次、配管にて接続された冷凍装置におい
    て、所定の容量を持ち、液面を検知する液面検知手段を
    設けたオイルタンクを、上部高さは圧縮機油面計上限以
    上で、なおかつ底部は圧縮機油面計下限以下に設置する
    とともに、圧縮機油面計下限より低い位置で前記オイル
    タンクと圧縮機を接続する均油配管と、圧縮機油面計上
    限より高い位置で前記オイルタンクと圧縮機を接続する
    均圧配管と、前記油分離器内の所定位置に入口を有し前
    記オイルタンクに接続された第1返油回路と、この第1
    返油回路に設けられた第1開閉弁および第1減圧装置
    と、前記油分離器内の所定位置において前記第1返油回
    路の入口よりも高い位置に入口を有し前記オイルタンク
    に接続された第2返油回路と、この第2返油回路に設け
    られた第2開閉弁および第2減圧装置とを備え、前記オ
    イルタンクの液面を検知する液面検知手段で液面の高さ
    が設定値以上を検知したときは、第1開閉弁を閉、第2
    開閉弁を開にし、液面の高さが設定値未満を検知したと
    きは、第1開閉弁を開、第2開閉弁を閉にする制御手段
    を設けたことを特徴とする冷凍装置。
  7. 【請求項7】 並列に配管で接続された複数台の圧縮機
    と、油分離器,凝縮器,絞り装置,蒸発器およびアキュ
    ムレータが、順次、配管にて接続された冷凍装置におい
    て、所定の容量を持ったオイルタンクを、上部高さは圧
    縮機油面計上限以上で、なおかつ底部は圧縮機油面計下
    限以下に設置するとともに、前記オイルタンクに設けら
    れ圧縮機油面計上限以上の高さを持つ仕切り板により仕
    切られたメインオイルタンクおよびサブオイルタンク
    と、前記メインオイルタンクに設けられその液面を検知
    できる液面検知手段と、圧縮機油面計下限より低い位置
    で前記オイルタンクと前記圧縮機を接続する均油配管
    と、圧縮機油面計上限より高い位置で前記オイルタンク
    と前記圧縮機を接続する均圧配管と、圧縮機油面計下限
    以下の高さで前記メインオイルタンクと前記サブオイル
    タンクを連結する配管に設けられた開閉弁と、前記サブ
    オイルタンクと前記油分離器を接続する返油配管に設け
    られた開閉弁および減圧装置とを備え、前記メインオイ
    ルタンクに設けた前記液面検知手段で液面の高さが設定
    値を超えていることを検知したときは、前記メインオイ
    ルタンクと前記サブオイルタンクを連結する配管の前記
    開閉弁を閉にし、設定値以下のときは前記返油配管に設
    けた前記開閉弁を開にし、なおかつ前記サブオイルタン
    クと前記メインオイルタンクを連結している配管に備え
    られた前記開閉弁を開にする制御手段を設けたことを特
    徴とする冷凍装置。
JP28024797A 1997-10-14 1997-10-14 冷凍装置 Pending JPH11117884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28024797A JPH11117884A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28024797A JPH11117884A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 冷凍装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11117884A true JPH11117884A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17622357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28024797A Pending JPH11117884A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11117884A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7246507B2 (en) 2004-07-08 2007-07-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Air conditioner
KR101075396B1 (ko) * 2010-11-24 2011-10-24 (주)경진티알엠 오일 보충 및 교체 장치를 구비한 지열히트펌프 및 이에 따른 오일 보충 및 교체 방법
CN103573638A (zh) * 2012-08-02 2014-02-12 珠海格力电器股份有限公司 中压储油装置及具有该中压储油装置的压缩机系统
JP2016118317A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 三菱重工業株式会社 圧縮機用ユニット、圧縮機、及び冷媒回路
KR20180034049A (ko) * 2016-09-27 2018-04-04 엘지전자 주식회사 공기조화기

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7246507B2 (en) 2004-07-08 2007-07-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Air conditioner
KR101075396B1 (ko) * 2010-11-24 2011-10-24 (주)경진티알엠 오일 보충 및 교체 장치를 구비한 지열히트펌프 및 이에 따른 오일 보충 및 교체 방법
CN103573638A (zh) * 2012-08-02 2014-02-12 珠海格力电器股份有限公司 中压储油装置及具有该中压储油装置的压缩机系统
CN103573638B (zh) * 2012-08-02 2016-03-23 珠海格力电器股份有限公司 中压储油装置及具有该中压储油装置的压缩机系统
JP2016118317A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 三菱重工業株式会社 圧縮機用ユニット、圧縮機、及び冷媒回路
KR20180034049A (ko) * 2016-09-27 2018-04-04 엘지전자 주식회사 공기조화기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5186012A (en) Refrigerant composition control system for use in heat pumps using non-azeotropic refrigerant mixtures
JP3671850B2 (ja) 冷凍サイクル
JP4213865B2 (ja) 電気制御膨張弁
US20040134647A1 (en) Storage tank for hot water systems
CN109595846B (zh) 热泵机组及控制热泵机组的方法
JP3743861B2 (ja) 冷凍空調装置
CA2885755A1 (en) Variable refrigerant charge control
CN112413941B (zh) 液泵系统、空调系统及液泵系统的控制方法
CN103225935A (zh) 气液分离装置、空气源热回收系统及冷水机组和热泵机组
CN214039058U (zh) 空调系统
JP3238973B2 (ja) 冷凍装置
CN112413942A (zh) 空调系统及空调系统的控制方法
JP5783783B2 (ja) 熱源側ユニット及び冷凍サイクル装置
JP3937884B2 (ja) 冷凍空調装置
JPH11117884A (ja) 冷凍装置
JP3228892B2 (ja) 冷凍装置
JP2010019439A (ja) 冷凍サイクル装置および冷凍サイクル装置の運転方法
KR200246301Y1 (ko) 냉온수 공급 냉동기
JPH09273839A (ja) 冷凍サイクル
CN114935223A (zh) 空气源热泵系统
JPH07305921A (ja) 空気調和装置
JP3237867B2 (ja) アンモニア冷凍装置
CN220689430U (zh) 一种闪蒸罐及多联机热泵空调系统
KR20020051828A (ko) 희석 및 부분 하중 작동을 위한 냉매 처리를 구비한흡수식 냉각 시스템
DK181417B1 (en) A hydrogen refueling station with a solid phase cooling bank