JPH11117642A - ブラインド - Google Patents

ブラインド

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JPH11117642A
JPH11117642A JP9284980A JP28498097A JPH11117642A JP H11117642 A JPH11117642 A JP H11117642A JP 9284980 A JP9284980 A JP 9284980A JP 28498097 A JP28498097 A JP 28498097A JP H11117642 A JPH11117642 A JP H11117642A
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JP
Japan
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blind
wing
photocatalyst
light
solar cell
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Application number
JP9284980A
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English (en)
Inventor
Kaoru Shimizu
薫 志水
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH11117642A publication Critical patent/JPH11117642A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Blinds (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄光部材、または蓄光部材と光触媒、または
蓄光部材と太陽電池とを備えたブラインドを提供する。 【解決手段】 ブラインド羽70の一方の面に薄膜型太
陽電池を、他方の面に蓄光部材5を含んだ接着材77を
備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池、光触媒、
蓄光部材の内いずれか一つまたはその組み合わせを備え
た遮光用ブラインドに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池を備えたブラインドとしては、
例えば、特開平2−308086号公報、特開平6−2
00680号公報、実開昭59−157096号公報等
が提案されている。これらはブラインドを構成する羽の
一方の面または両面に太陽電池機能(太陽電池モジュー
ル)を備えてなる。
【0003】光触媒を備えたブラインド形態としては、
例えば、特開平7−108138号公報により有害ガス
除去装置として提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記太陽電池
を備えたブラインドにおいて、光触媒または蓄光部材を
併せて備えた構成は提案されていない。
【0005】また、特開平7−108138号公報にお
いても太陽電池機能を併せて備えることについては提案
されていない。
【0006】さらに、蓄光部材を備えた遮光用ブライン
ドも提案されていない。そして、ブラインド形式の羽の
設定角度は可変であるが、前記羽の間隔を縮め畳む構成
となっていない。即ち、ビルや一般家屋に設けた窓の遮
光を目的とするものでない。
【0007】本発明は蓄光部材を備えた遮光用ブライン
ドと、蓄光部材と光触媒とを備えた遮光用ブラインド
と、太陽電池と蓄光部材とを備えた遮光用ブラインドを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明におけるブラインドは、 (1)羽に蓄光部材を備えた構成とした。 (2)羽に蓄光部材と光触媒とを備えた構成とした。 (3)羽に蓄光部材と太陽電池とを備えた構成とした。
【0009】本発明の上記構成において、羽に機能性部
材(光触媒、蓄光部材)を備える手段としては、 (1)羽を構成する基材内に機能性部材を混合する方
法。 (2)羽表面に直接、機能性部材を塗布する方法。前記
機能性部材の塗布方法としては刷毛塗り、浸漬、印刷
(スプレー、スクリーン印刷、インクジェット、静電印
刷、グラビヤ印刷、タンポ印刷等)、スパッタ(PV
D)、CVD等任意の手段を用いてよい。 (3)ビヒクル、接着材、塗料、溶剤(アルコール等)
等の担体の中に機能性部材を混合して塗布する方法。 等とした。
【0010】前記塗料、接着材等としては、熱硬化性の
アクリル系樹脂部材(例えばアクリルメラミン樹脂)、
アルキッドメラミン樹脂部材、酢酸ビニール系、フッ素
樹脂系、シリコン樹脂系、エポキシ樹脂系、ポリエステ
ル系、UV樹脂(紫外線硬化樹脂)、ウレタン系、塩化
ビニール、フェノール樹脂等有機バインダ、無機バイン
ダ等任意としてよいことは言うまでもない。
【0011】機能性部材を含んだ塗料または接着材の塗
布厚さは0.1μm〜20μm程度(望ましくは0.1
μm〜3μm程度)とした。
【0012】ブラインド羽、または太陽電池基材に含ま
せる機能性部材(蓄光部材)の形態は粉末粒子状とし
た。ブラインド羽、太陽電池基材を構成する可撓性部材
として金属(AL,SUS等)、樹脂(PET,PP,
PS,PE等)等任意の部材としてよい。
【0013】前記蓄光部材としては、例えば、根本特殊
化学/N夜光、またはSrAl↓2O↓4:Eu(発光
ピーク波長520nm、残光輝度300mcd/m↑2
(200LXで4分照射した20分後の輝度)、残光時
間2000分以上(0.32mcd/m↑2に減衰する
まで要する時間))、またはZNs:Cu、またはZn
S,CdS,CaS,(ZnCd)S等の一種または二
種類の硫化物系蓄光部材など任意の部材としてよい。
【0014】蓄光部材を含んだビヒクル、接着剤、塗料
等の塗布厚さは最小0.1μm〜20μm程度とした
(望ましくは5μm前後)。
【0015】また、羽、太陽電池基材、ビヒクル等の担
体に配合する蓄光部材の配合比は重量%比で5W%〜5
0W%の範囲とした。
【0016】光触媒としても任意の部材を用いてよい。
例えば、二酸化チタン、または二酸化チタンと活性炭と
の混合物等からなる光触媒の微粉末粒子を用いている。
また、必要に応じ前記光触媒に水または有機溶剤(アニ
リン)を含浸させてよい。
【0017】光触媒の粉末粒子、または光触媒を含んだ
接着材または塗料の薄膜を対象物表面に配設することに
より、表面の汚れを防いだり表面の菌を殺したり付着し
た臭いを取る。
【0018】即ち、太陽や蛍光灯など300nm〜40
0nmの近紫外線を受けた光触媒は活性化して有機物
(アセトアルデヒドやアンモニア等)、窒素酸化物、塩
素化合物等を酸化し分解する。
【0019】二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性炭
との混合物等からなる光触媒の微粉末粒子は0.001
μm〜10μm程度の外形を有する。また、ビヒクル等
の担体に含ませる割合は0.1重量%〜30重量%程度
とした。さらに、光触媒の塗布膜厚は0.1μm〜数μ
mとした。
【0020】光触媒の構成としては例えば特開平4−4
5853号公報などが提案されている。ここでは、還元
性の触媒活性成分を担持した触媒と、酸化性の触媒活性
成分を担持した光触媒とを互いに接触させ、しかも撥水
性物質をいずれかに接触させることにより、高活性な光
触媒を構成している。
【0021】具体例としては、銅,水銀等の炭酸ガスの
還元反応に対して触媒活性を持つ成分を、カーボンブラ
ック等の導電性担体に担持させる。また、銀、白金等の
水の酸化反応に対して触媒活性を持つ成分を、二酸化チ
タン等の半導体に担持させる。そして両者を互いに接触
させるが、活性点が離れているので、電荷の再結合を妨
げる。また、撥水性物質をいずれかに接触させるので、
触媒は浮上して水溶液表面層に存在し高活性な光触媒を
得る。
【0022】また、チタンのアルコキシド化合物を等モ
ルのエタノール等に溶解させ、塩酸等を加えて加水分解
する。得られたチタン化合物は粘結剤なしで任意の形状
に形成できる。
【0023】なお、二酸化チタンはアナターゼ型のもの
が好ましいが、銅、銀、白金、その他の金属でメタライ
ズされたルチル型二酸化チタンとしてもよい。
【0024】また、WO↓2,Cds,SrTiO↓
2,MoS↓2のような半導体で光触媒を形成するよう
にしてもよい。
【0025】本願発明は上記した構成によって、太陽電
池は受光によって起電し、光触媒は受光によって大気中
の汚染物質、またはブラインド表面に付着した汚染物質
を分解する。
【0026】また、蓄光部材(蓄光蛍光体、蓄光塗料、
蛍光顔料等と呼ぶ。)は太陽光や蛍光灯の光を吸収・蓄
積し、消灯後に徐々に放出・発光する。
【0027】従って、蓄光部材を備えた部材の存在位置
を明確にしたり、周囲を照明する。そして、蓄光部材を
備えた遮光用ブラインドはオフィスビル等において省エ
ネルギーに役立ち、窓毎の発光パターンや色によって文
字、図形を表示でき宣伝広告、ディスプレイにも利用で
きる。太陽電池と併設した場合、夜間にも太陽電池を起
電させる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明における第1の発明は、羽
基材内に蓄光部材を備えたことを特徴とするブラインド
としたものであり、羽を構成する樹脂基材内に蓄光部材
を混入することにより容易に、従来の設備と工程で作製
できる。また、コストアップ分もほぼ蓄光部材の材料費
のみで済むという作用を有する。
【0029】さらに、第2の発明は、羽の少なくとも一
方の面に蓄光部材を含んだ担体を塗布したことを特徴と
するブラインドとしたものであり、ブラインド羽形成
前、または羽形成後に蓄光部材を配設でき、所望のパタ
ーンに塗布できるという作用を有する。
【0030】さらに、第3の発明は、羽の少なくとも一
方の面に蓄光部材を含んだフィルムシートを貼付けたこ
とを特徴とするブラインドとしたものであり、別工程で
予めフィルムシートを用意できるという作用を有する。
【0031】さらに、第4の発明は、羽の一方の面に蓄
光部材を、もう一方の面に光触媒を備えたことを特徴と
するブラインドとしたものであり、蓄光部材は消灯後も
周囲を照明し、広告やディスプレイを可能にする。ま
た、光触媒は窒素酸化物やたばこのヤニ等を分解すると
いう作用を有する。
【0032】さらに、第5の発明は、羽内に蓄光部材を
含み、かつ少なくとも一方の面に光触媒を備えたことを
特徴とするブラインドとしたものであり、蓄光部材は消
灯後も周囲を照明し、広告やディスプレイを可能にす
る。また、光触媒は窒素酸化物やたばこのヤニ等を分解
するという作用を有する。
【0033】さらに、第6の発明は、羽の少なくとも一
方の面に蓄光部材と光触媒とを重ねて備えたことを特徴
とするブラインドとしたものであり、蓄光部材は消灯後
も周囲を照明し、広告やディスプレイを可能にする。ま
た、光触媒は窒素酸化物やたばこのヤニ等を分解すると
いう作用を有する。
【0034】さらに、第7の発明は、羽の少なくとも一
方の面に、蓄光部材を含みかつ表面に光触媒を備えたフ
ィルムシートを貼り付けたことを特徴とするブラインド
としたものであり、別工程で予めフィルムシートを用意
できるという作用を有する。
【0035】さらに、第8の発明は、太陽電池基材内に
蓄光部材を含ませた太陽電池で羽を構成したことを特徴
とするブラインドとしたものであり、太陽電池は起電し
て省エネルギーを図り、蓄光部材は夜間の照明、ディス
プレイ、隣接した太陽電池を起電するという作用を有す
る。
【0036】さらに、第9の発明は、羽の一方の面に蓄
光部材を、もう一方の面に太陽電池を備えたことを特徴
とするブラインドとしたものであり、太陽電池は起電し
て省エネルギーを図り、蓄光部材は夜間の照明、ディス
プレイ、隣接した太陽電池を起電するという作用を有す
る。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例におけるブラインドに
ついて図1から図10を用いて説明する。
【0038】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
における遮光用ブラインドの概念の要部側面図を示す。
本発明のブラインド100は図1に示すように、複数の
ブラインド羽1と、2本の吊り紐17と、複数の横紐1
8と、中心紐19と、天板15と、底板16とからな
る。
【0039】複数のブラインド羽1は2本の吊り紐17
と複数の横紐18と中心紐19とによって所定間隔毎に
配設されている。また、ブラインド羽1は遮光角度を任
意に調節可能に構成されている。さらに、各ブラインド
羽1は底板16と前記各紐を介して上下方向の移動が可
能で、天板15に向かってたたむ(ブラインドの上下方
向の長さを縮ませる)ことが可能である。該構成は従来
のブラインドと同様である。
【0040】図2は本発明のブラインド100を構成す
るブラインド羽1を側面方向から見た要部断面図を示
す。
【0041】図2において、ブラインド羽1は、PET
樹脂等からなる樹脂基材2の内部に蓄光部材粒子5を1
0W%程度混合してなる。樹脂基材2の厚さは数百μm
程度のシート状とした。樹脂基材2はブラインドが遮光
を目的としており、不透光状が望ましい。しかし、別段
透光状であっても差し支えない。蓄光部材を混合した場
合、蓄光部材粒子が光を散乱させある程度遮光機能を果
たす。なお、蓄光部材粒子は基材2の表面にも当然のこ
とながら露出し受光して発光する。
【0042】蓄光部材は発光色が赤、青、緑、黄緑色ま
たはその他の色など任意に選択してよい。勿論、羽ごと
に色を変えるなども同様である。
【0043】羽の作製は、押し出し成形機などの手段に
より蓄光部材を混合したシート部材を連続成形した後、
所定の形状にプレス加工すればよい。必要に応じ加熱を
併用してもよい。
【0044】上記構成により蓄光部材を備えたブライン
ドは夜間、周囲を照明したり窓単位のディスプレイ、ビ
ル壁面を用いた大型ディスプレイを可能にする。
【0045】図3は本発明の実施例1におけるもう一つ
のブラインドを構成するブラインド羽1Aを側面方向か
ら見た要部断面図を示す。ブラインドの構成そのものは
図2の場合と基本的に同一である。羽への蓄光部材の配
設構成が異なっている。
【0046】図3のブラインドは、羽の少なくとも一方
の面に蓄光部材を含んだ担体を塗布したことを特徴とす
る。
【0047】蓄光部材の塗布は基材2Aがシート状の時
に実施し、その後、羽形状に切断加工するのが効率的で
ある。しかし、羽形成後に蓄光部材を所望のパターンに
塗布するようにしても一向に差し支えない。勿論、シー
ト押し出し成形過程で蓄光部材を塗布するようにしてよ
いことは言うまでもない。
【0048】担体は透明なビヒクル、塗料、接着材等と
した。例えば、シリコン系、アクリル系、ポリウレタン
系、エポキシ樹脂、塩化ビニール樹脂、ABS樹脂、P
S樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチ
レン系樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などの
内、いずれか一つまたはその組み合わせとした。
【0049】塗布厚さは蓄光部材粒子を数W%〜20W
%程度含んだアクリル系接着材を0.1μm〜20μm
の厚さに塗布した。塗布手段は、スプレー、印刷(静電
印刷、インクジェット、スクリーン印刷、グラビア印刷
等)等の任意手段としてよい。図3に示す羽は、基材2
Aの両面に蓄光部材を含んだ担体を塗布した例を示す。
蓄光部材は基材の片面のみに配設するようにしてよいこ
とは言うまでもない。
【0050】図4は本発明の実施例1におけるもう一つ
のブラインドを構成するブラインド羽1Fを側面方向か
ら見た要部断面図を示す。ブラインドの構成そのものは
図2の場合と基本的に同一である。羽への蓄光部材の配
設構成が異なっている。
【0051】図4のブラインド羽は、羽1Bの少なくと
も一方の面に蓄光部材を含んだフィルムシート7を貼付
けたことを特徴とする。前記フィルムシート7はPET
樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂、アクリル系樹脂、シ
リコン系樹脂等の透明シート内に蓄光部材粒子を数W%
〜20W%程度混入してなる。厚さは数μm〜100μ
m程度とした。
【0052】接着材はPVA、エポキシ樹脂、アクリル
系樹脂、シリコン系樹脂等とした。 (実施例2)図5は本発明の第2の実施例における遮光
用ブラインドの概念の要部側面図を示す。ブラインドの
構成そのものは図1の場合と基本的に同一である。羽に
備える機能性部材の種類と組合せが実施例1の場合と異
なっている。即ち、実施例2におけるブラインドは、羽
に蓄光部材(第1の機能性部材)と光触媒(第2の機能
性部材)とを備えたことを特徴とするブラインドとし
た。
【0053】図5に示す羽1Cは、羽1Cを構成する基
材2Bの内部に蓄光部材5を混入して含ませるととも
に、前記基材2Bの両面に光触媒層4を配設してなる。
【0054】基材2BはPET樹脂、ABS樹脂、エポ
キシ樹脂、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂等の透光シ
ート内に蓄光部材粒子を数W%〜20W%程度混入して
なる。基材2Bの厚さは数百μm程度とした。
【0055】光触媒層4の形成は、蓄光部材粒子そのも
のをスパッタ(PVD)、CVD、印刷、スプレー等任
意の手段を用いて配設するようにしてよい。
【0056】また、水、アルコール等の溶媒に混合して
塗布するようにしてもよい。さらに、図3の場合のよう
に担体に光触媒粒子を混入し塗布する構成としてもよ
い。
【0057】光触媒層4は0.1μm〜数μm程度と
し、担体への混入量は5W%〜20W%程度とした。
【0058】上記構成により光触媒を備えたブラインド
は窒素酸化物やたばこのヤニ等を分解する。蓄光部材は
夜間、周囲を照明したり窓単位のディスプレイ、ビル壁
面を用いた大型ディスプレイを可能にする。また、消灯
後も照明し前記光触媒を機能させる。
【0059】図6は本発明の第2の実施例におけるもう
一つの遮光用ブラインド羽の概念の要部側面図を示す。
ブラインドの構成そのものは図1の場合と基本的に同一
である。羽1Dに備える機能性部材の配設構成が図5の
場合と異なっている。即ち、基材2Aの一方の面に蓄光
部材を備え、もう一方の面に光触媒を備えたたことを特
徴とする羽1Dとした。
【0060】光触媒、蓄光部材の配設手段や膜厚は図
3、図5の場合と同様に実施すればよい。
【0061】図7は本発明の第2の実施例におけるもう
一つの遮光用ブラインド羽の概念の要部側面図を示す。
図7は羽1Eの少なくとも一方の面に蓄光部材と光触媒
とを重ねて備えたことを特徴とするブラインドとした。
【0062】光触媒、蓄光部材の配設手段や膜厚は図
3、図5の場合と同様に実施すればよい。
【0063】図8は本発明の第2の実施例におけるもう
一つの遮光用ブラインド羽の概念の要部側面図を示す。
図8は羽1Fの少なくとも一方の面に、蓄光部材を含み
かつ表面に光触媒を備えたフィルムシート7を貼り付け
たことを特徴とするブラインドとした。
【0064】蓄光部材5を混入したフィルムシート7の
構成や貼付け手段は図4の場合と同様に、光触媒層4の
構成や配設手段は図5の場合と同様に実施すればよい。
【0065】なお上記実施例において、光触媒を配設し
た面が塵埃等で覆われたり汚れたりした場合は、前記塵
埃を化学雑巾、濡れ雑巾で拭き取ったり、掃除機で吸引
除去することにより、光触媒機能が回復する。
【0066】光触媒に水または有機溶剤(アニリン)を
含浸させてよいことも同様である。また、光触媒を含ん
だ接着材や塗料を塗布することに代え、まず、接着材や
塗料を塗布した後、光触媒粒子を散布し担持させる構成
としてもよい。勿論、散布した光触媒をさらに押圧し、
塗料または接着材に光触媒の一部またはほぼ全体を埋設
するようにしてもよい。
【0067】(実施例3)図9は本発明の第3の実施例
における遮光用ブラインドの概念の要部側面図を示す。
ブラインドの構成そのものは図1の場合と基本的に同一
である。羽に備える機能性部材の種類と組合せが実施例
1、2の場合と異なっている。即ち、実施例3における
ブラインドは、羽に蓄光部材(第1の機能性部材)と太
陽電池(第2の機能性部材)とを備えたことを特徴とす
るブラインドとした。即ち、図9に示すブラインド羽6
0は、太陽電池基材61内に蓄光部材を含ませた(混入
した)薄膜型太陽電池で羽を構成したことを特徴とす
る。
【0068】太陽電池、蓄光部材は太陽光や蛍光灯の光
を受けて機能する。太陽電池の構成は図9のブラインド
羽60に例示するごとく、例えば、フレキシブルな基材
61たとえば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、PET
樹脂等からなる透光性フィルムシート上に下部電極6
2、n層63、i層64、p層65、上部電極66の薄
層を順次積層配設し、可撓性のあるフレキシブルな薄膜
型太陽電池を任意に構成すればよい(特開平6−204
544号公報参照)。
【0069】羽の仰角を約80度とほぼ垂直に近い状態
で太陽電池側を窓側に向けても、太陽光は隣接する羽の
表面に反射したり、光の回折等により裏面の蓄光部材を
活性化する。勿論、部屋側からの蛍光灯によっても蓄光
する。
【0070】該構成により、太陽電池素子を窓側の太陽
光に対向させ遮光することにより起電(発電)する。前
記起電は蓄電池等に蓄積され、パソコン等の情報端末、
送風機、除湿機、照明器具等任意の電子機器の電力源と
して利用される(図示せず)。
【0071】羽60の基材61内に混入した蓄光部材5
は、夜間、周囲を照明したり窓単位のディスプレイ、ビ
ル壁面を用いた大型ディスプレイを可能にする。また、
消灯後も照明し前記太陽電池を起電させる。
【0072】図10は、実施例3におけるもう一つのブ
ラインドを構成するブラインド羽70の要部断面図示
す。
【0073】図10に示すブラインド羽70は、太陽電
池基材71の一方の面に蓄光部材を、もう一方の面に太
陽電池を備えた構成とした。蓄光部材層は図3の場合と
同様に構成した。
【0074】太陽電池は、高分子フィルム基板71の上
に金属電極72、CIS系薄膜73、CdS系薄膜7
4、透明電極75、取り出し電極76を順次、積層配設
してなる(特開平5−259494号公報参照)。
【0075】勿論、基材の主面に配設する薄膜型太陽電
池素子はこの他の任意構成としてよく、例えば、アモル
ファスシリコン太陽電池(a−Si)、アモルファスシ
リコン・カーボン太陽電池(a−Si・C)、アモルフ
ァスシリコン・ゲルマニゥム太陽電池(a−Si・G
e)、Cd−Te等であってもよい。また、光入射側が
透光性のある耐候性保護被膜により覆われていてもよ
い。
【0076】即ち、薄膜光電変換素子等の保護被膜がS
iO↓2、Si、Ti、Ta等の無機系絶縁性被膜によ
り構成される。無機系絶縁性被膜の厚さは30〜150
nmとした。
【0077】そして、外気に接する側はシリコン系、ポ
リイミド系、ポリイミドアミド系、フッ素系等の有機系
樹脂の絶縁性被膜よりなる。厚さは0.1μm〜3μm
とした。
【0078】さらに、有機系樹脂の絶縁性被膜に光触媒
粒子を数W%〜20W%程度の範囲で含ませてよい。即
ち、太陽電池素子、蓄光部材層の表裏面など周囲を光触
媒を含んだ絶縁性被膜で包囲した構成としてもよい。
【0079】有機系樹脂の塗布方法としてはスプレー、
印刷、スパッタ等前記実施例と同様にしてよいし、任意
の方法を用いてもよい。また、光触媒に水、有機溶媒
(アニリン等)を含ませてよいことも同様である。
【0080】さらに、有機系樹脂の絶縁性被膜を塗布し
た後、光触媒を散布して保持させる構成、加えて、光触
媒を押圧し光触媒の一部またはほぼ全体を絶縁性被膜に
埋設する構成としてよい。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明は、蓄光部材、また
は蓄光部材と光触媒の二つの機能、または蓄光部材と太
陽電池を合わせ持つことにより、蓄光部材は夜間、周囲
を照明し窓単位のディスプレイやビル壁面を用いた大型
ディスプレイを実現する。
【0082】光触媒は太陽光や蛍光灯からの受光により
窒素酸化物、たばこのヤニ等の汚染物質を分解する。太
陽電池は起電する。その結果。各機能性部材はそれぞれ
省エネルギー、地球環境保全を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における遮光用ブラインドの
概念の要部側面図
【図2】本発明の第1の実施例におけるブラインド羽を
側面方向から見た要部断面図
【図3】本発明の第1の実施例におけるもう一つのブラ
インド羽の要部断面図
【図4】本発明の第1の実施例におけるもう一つのブラ
インド羽の要部断面図
【図5】本発明の第2の実施例におけるブラインド羽の
要部断面図
【図6】本発明の第2の実施例におけるもう一つのブラ
インド羽の要部断面図
【図7】本発明の第2の実施例におけるもう一つのブラ
インド羽の要部断面図
【図8】本発明の第2の実施例におけるもう一つのブラ
インド羽の要部断面図
【図9】本発明の第3の実施例におけるブラインド羽の
要部断面図
【図10】本発明の第3の実施例におけるもう一つのブ
ラインド羽の要部断面図
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,60,70
ブラインド羽 2,2A,2B 基材 4 光触媒層 5 天板 6 ビヒクル 7 蓄光部材を含んだフィルムシート 16 底板 17 吊り紐 18 横紐 19 中心紐 61 基材(光触媒を含んだ太陽電池用基材) 62 下部電極(AL,Ag,Cr) 63 n層 64 i層 65 p層 66 上部電極 67 グリッド電極 71 高分子フィルム基材 72 金属電極 73 CIS系薄膜 74 CdS系薄膜 75 透明電極 76 取出し電極 77 蓄光部材を含んだ接着材(または蓄光部材を含ん
だ塗料) 100 ブラインド

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽に蓄光部材を備えたことを特徴とする
    ブラインド。
  2. 【請求項2】 羽の少なくとも一方の面に蓄光部材を備
    えたことを特徴とするブラインド。
  3. 【請求項3】 羽の少なくとも一方の面に蓄光部材を含
    んだ担体を塗布したことを特徴とするブラインド。
  4. 【請求項4】 羽の少なくとも一方の面に蓄光部材を含
    んだフィルムシートを貼付けたことを特徴とするブライ
    ンド。
  5. 【請求項5】 羽に蓄光部材と光触媒とを備えたことを
    特徴とするブラインド。
  6. 【請求項6】 羽の一方の面に蓄光部材を、もう一方の
    面に光触媒を備えたことを特徴とするブラインド。
  7. 【請求項7】 羽内に蓄光部材を含み、かつ少なくとも
    一方の面に光触媒を備えたことを特徴とするブライン
    ド。
  8. 【請求項8】 羽の少なくとも一方の面に蓄光部材と光
    触媒とを重ねて備えたことを特徴とするブラインド。
  9. 【請求項9】 羽の少なくとも一方の面に、蓄光部材を
    含みかつ表面に光触媒を備えたフィルムシートを貼り付
    けたことを特徴とするブラインド。
  10. 【請求項10】 羽に蓄光部材と太陽電池とを備えたこ
    とを特徴とするブラインド。
  11. 【請求項11】 太陽電池基材内に蓄光部材を含ませた
    太陽電池で羽を構成したことを特徴とするブラインド。
  12. 【請求項12】 さらに、最外層に光触媒を備えたとを
    特徴とする請求項11記載のブラインド。
  13. 【請求項13】 羽の一方の面に蓄光部材を、もう一方
    の面に太陽電池を備えたことを特徴とするブラインド。
  14. 【請求項14】 さらに、最外層に光触媒を備えたとを
    特徴とする請求項13記載のブラインド。
  15. 【請求項15】 薄膜太陽電池としたとを特徴とする請
    求項10〜14のいずれか1項に記載のブラインド。
  16. 【請求項16】 羽の一方の面に第1の機能性部材を、
    もう一方の面に第2の機能性部材を備えたことを特徴と
    するブラインド。
  17. 【請求項17】 羽の少なくとも一方の面に第1の機能
    性部材と第2の機能性部材とを重ねて備えたことを特徴
    とするブラインド。
  18. 【請求項18】 羽内に第1の機能性部材を含み、かつ
    少なくとも一方の面に第2の機能性部材を備えたことを
    特徴とするブラインド。
  19. 【請求項19】 羽の角度設定を可変としたとを特徴と
    する請求項1〜18のいずれか1項に記載のブライン
    ド。
  20. 【請求項20】 上下方向の長さ寸法を縮め畳めるよう
    にしたことを特徴とする請求項19に記載のブライン
    ド。
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