JPH11117220A - 新規舗装組成物及び施工法 - Google Patents
新規舗装組成物及び施工法Info
- Publication number
- JPH11117220A JPH11117220A JP32028097A JP32028097A JPH11117220A JP H11117220 A JPH11117220 A JP H11117220A JP 32028097 A JP32028097 A JP 32028097A JP 32028097 A JP32028097 A JP 32028097A JP H11117220 A JPH11117220 A JP H11117220A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded article
- molding
- bark
- cedar
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[課 題] 排水性(透水性)が良い、クッション性
に優れる新規ジョギングコース、園路等舗装の提供 [解決手段] 産廃の天然樹皮等をリサイクル利用し、
接着剤に合成ゴムラテックスを混ぜ、水和剤を組み合わ
せることにより、加熱成型の必要がなく、常温で安価に
成型施工できる。
に優れる新規ジョギングコース、園路等舗装の提供 [解決手段] 産廃の天然樹皮等をリサイクル利用し、
接着剤に合成ゴムラテックスを混ぜ、水和剤を組み合わ
せることにより、加熱成型の必要がなく、常温で安価に
成型施工できる。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の属する技術分野]水を含む結合剤に水和性物質
を配合して成型する新規舗装用成型物及びその成型方法
で、常温成型が可能になり、主として野外の現場施工に
卓越した効果を示す。 [従来の技術]従来、水を含む結合剤、主に乳化重合型
の結合剤で成型する場合は、必ず、加熱乾燥工程を必要
とした。特に、比熱の大きい水を蒸発させるには、多大
のプロパン・石油の消費を余儀なくしていた。 [発明が解決しょうとする課題]従来の技術では加熱乾
燥工程が必須で、野外の現場施工が出来ない欠点があっ
た。又、近年重要視されてきた透水性舗装・クッション
性遊歩道は何れも空げき率が大きく、熱伝導性が悪く、
加熱乾燥成型が出来ない欠点を併せて持っていた。 [課題を解決するための手段]上記目的を解決するた
め、鋭意研究の結果、水を含む結合剤に強力な水和性を
有する物質を補助的に加えることにより、加熱乾燥工程
を不用とした。その上、成型品主剤が湿っていると、従
来の技術では予め主材を乾燥させる必要があったが、本
発明の技術では、逆に湿った主材でも、そのまま使用出
来るメリットを知見した。水を含む結合剤として、天然
ゴム・合成ゴムラテックス・重合系接着剤が利用出来
る。その添加量は、使用目的により異なるが、0.5〜
20%、好ましくは、1.5〜10%を加える。水和性
物質は、セメント・石膏・石灰が優れ、ポルトランドセ
メントが、経済的に有利であり、通常、3〜50%、好
ましくは、7〜30%、成型品の主剤は、天然樹皮・木
材・鉱物質が使用出来る。不朽性の樹皮、スギ・ヒノキ
・ヒバの樹皮の粉砕品、又は、チップ状のものが、クッ
ション性に優れる。使用量は、10〜80%、更に、砂
を加えることが出来る。砂は多く加えると、硬い路面が
出来、通常10〜80%、好ましくは、30〜60%で
ある。その他必要により、繊維クズや鉱物質を加えるこ
とが出来る。次に、本発明の実施例について説明するが
本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。 実施例1:スギ樹皮粉砕品(1cm以下80% 水分5
2%)100部に合成ゴムラテックス(ブチレンゴム5
0%含有)3.5部、ポルトランドセメント15部及び
川砂50部を加え、よく練り、厚さ5cmに広げ転圧し
て、2日放置して、公園路とする。 実施例2:スギ樹皮粉砕品(3cm以下90%水分45
%)100部に、合成ゴムラテックス(変性スチレン・
ブタジェン共重合品45%)5.5部、ポルトランドセ
メント20部、川砂70部を加え、よく混合し、厚さ3
cmに広げ、転圧して、1日放置後、ジョギングコース
とする。 実施例3:スギ樹皮粉砕品(10cm以下70%水分4
0%)100部に、合成ゴムラッテクス(クロロプレン
重合品60%) 10部、ポルトランドセメント25
部、川砂90部加え、よく混合し、厚さ3cmに広げ、
転圧して、2日放置して、歩道とする。 実施例4:ヒノキ樹皮粉砕品(2cm以下50%水分5
5%)100部に重合系接着剤(アクリル酸エステル5
0%)7部、石膏15部山砂60部を加え、厚さ2cm
に広げ、転圧し、1日放置して、公園路とする。 実施例5:青森ヒバ樹皮粉砕品(2cm以下50%水分
55%)100部に、合成ゴム(ブタジェン−スチレン
共重合体50%)10部、生石20部及び山砂10部加
えよく混合し、厚さ3cmに広げ、転圧して歩道とす
る。 実施例6:木材チップ(2cm角)100部に、合成ゴ
ム(変性スチレン−ブタジェン共重合体55%)7部、
ポルトランドセメント30部、川砂40部加え、よく混
合し、3cmに広げ、転圧し、2日放置して歩道とす
る。 実施例7:スギ樹皮粉砕品(2cm以下80%水分50
%)100部、合成ゴム(変性スチレン−ブタジェン共
重合体)3部、ポルトランドセメント15部、川砂30
リットルを加え、よく混合し、深さ10cmの枠に入れ
押え、2日放置し、枠より取出し、ブロックを得る。 実施例8:スギ樹皮粉砕品(1cm以下90%水分55
%)100部、合成ゴム(変性スチレン−ブタジェン共
重合体50%)2部、石膏8部を加え、よく混合し、枠
に入れ、押え、植栽用マットを作り、芝生を植え、芝マ
ットを得る。 従来技術 対照1:常法によるアスファルト舗装 対照2:常法によるクレー舗装 4発明の効果 本発明は、以上説明したように構成されているので、次
に記載するような効果を奏する。透水性及びクッション
性 測定条件 透水係数は、飽和透水係数 体重62.5kgの人が、50cmジャンプした時の
変位 考察 本発明によるものは透水性がよく、水溜まり
のない、クッション性に優れるジョギングコース等舗装
路が、未利用資源で安価に出来る。
を配合して成型する新規舗装用成型物及びその成型方法
で、常温成型が可能になり、主として野外の現場施工に
卓越した効果を示す。 [従来の技術]従来、水を含む結合剤、主に乳化重合型
の結合剤で成型する場合は、必ず、加熱乾燥工程を必要
とした。特に、比熱の大きい水を蒸発させるには、多大
のプロパン・石油の消費を余儀なくしていた。 [発明が解決しょうとする課題]従来の技術では加熱乾
燥工程が必須で、野外の現場施工が出来ない欠点があっ
た。又、近年重要視されてきた透水性舗装・クッション
性遊歩道は何れも空げき率が大きく、熱伝導性が悪く、
加熱乾燥成型が出来ない欠点を併せて持っていた。 [課題を解決するための手段]上記目的を解決するた
め、鋭意研究の結果、水を含む結合剤に強力な水和性を
有する物質を補助的に加えることにより、加熱乾燥工程
を不用とした。その上、成型品主剤が湿っていると、従
来の技術では予め主材を乾燥させる必要があったが、本
発明の技術では、逆に湿った主材でも、そのまま使用出
来るメリットを知見した。水を含む結合剤として、天然
ゴム・合成ゴムラテックス・重合系接着剤が利用出来
る。その添加量は、使用目的により異なるが、0.5〜
20%、好ましくは、1.5〜10%を加える。水和性
物質は、セメント・石膏・石灰が優れ、ポルトランドセ
メントが、経済的に有利であり、通常、3〜50%、好
ましくは、7〜30%、成型品の主剤は、天然樹皮・木
材・鉱物質が使用出来る。不朽性の樹皮、スギ・ヒノキ
・ヒバの樹皮の粉砕品、又は、チップ状のものが、クッ
ション性に優れる。使用量は、10〜80%、更に、砂
を加えることが出来る。砂は多く加えると、硬い路面が
出来、通常10〜80%、好ましくは、30〜60%で
ある。その他必要により、繊維クズや鉱物質を加えるこ
とが出来る。次に、本発明の実施例について説明するが
本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。 実施例1:スギ樹皮粉砕品(1cm以下80% 水分5
2%)100部に合成ゴムラテックス(ブチレンゴム5
0%含有)3.5部、ポルトランドセメント15部及び
川砂50部を加え、よく練り、厚さ5cmに広げ転圧し
て、2日放置して、公園路とする。 実施例2:スギ樹皮粉砕品(3cm以下90%水分45
%)100部に、合成ゴムラテックス(変性スチレン・
ブタジェン共重合品45%)5.5部、ポルトランドセ
メント20部、川砂70部を加え、よく混合し、厚さ3
cmに広げ、転圧して、1日放置後、ジョギングコース
とする。 実施例3:スギ樹皮粉砕品(10cm以下70%水分4
0%)100部に、合成ゴムラッテクス(クロロプレン
重合品60%) 10部、ポルトランドセメント25
部、川砂90部加え、よく混合し、厚さ3cmに広げ、
転圧して、2日放置して、歩道とする。 実施例4:ヒノキ樹皮粉砕品(2cm以下50%水分5
5%)100部に重合系接着剤(アクリル酸エステル5
0%)7部、石膏15部山砂60部を加え、厚さ2cm
に広げ、転圧し、1日放置して、公園路とする。 実施例5:青森ヒバ樹皮粉砕品(2cm以下50%水分
55%)100部に、合成ゴム(ブタジェン−スチレン
共重合体50%)10部、生石20部及び山砂10部加
えよく混合し、厚さ3cmに広げ、転圧して歩道とす
る。 実施例6:木材チップ(2cm角)100部に、合成ゴ
ム(変性スチレン−ブタジェン共重合体55%)7部、
ポルトランドセメント30部、川砂40部加え、よく混
合し、3cmに広げ、転圧し、2日放置して歩道とす
る。 実施例7:スギ樹皮粉砕品(2cm以下80%水分50
%)100部、合成ゴム(変性スチレン−ブタジェン共
重合体)3部、ポルトランドセメント15部、川砂30
リットルを加え、よく混合し、深さ10cmの枠に入れ
押え、2日放置し、枠より取出し、ブロックを得る。 実施例8:スギ樹皮粉砕品(1cm以下90%水分55
%)100部、合成ゴム(変性スチレン−ブタジェン共
重合体50%)2部、石膏8部を加え、よく混合し、枠
に入れ、押え、植栽用マットを作り、芝生を植え、芝マ
ットを得る。 従来技術 対照1:常法によるアスファルト舗装 対照2:常法によるクレー舗装 4発明の効果 本発明は、以上説明したように構成されているので、次
に記載するような効果を奏する。透水性及びクッション
性 測定条件 透水係数は、飽和透水係数 体重62.5kgの人が、50cmジャンプした時の
変位 考察 本発明によるものは透水性がよく、水溜まり
のない、クッション性に優れるジョギングコース等舗装
路が、未利用資源で安価に出来る。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C08L 97/02 C08L 97/02
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 [1]水を含む結合剤に水和性物質を配合し成型する新
規舗装用成型組成物及びその施工方法 [2]水を含む結合剤が乳化重合型結合剤・懸濁重合型
結合剤であり、水和性物質が、セメント・石膏・石灰で
ある請求項1記載の新規成型物及びその成型方法 [3]成型品の主材として、天然樹皮・木材及び鉱物質
の短繊維状・粒状・ブロック状の形を限定しない任意に
選ばれた1種以上よりなる請求項[1]記載の新規成型
物及びその成型方法 [4]成型品の主材の湿潤の有無に係わらず、加熱工程
を必須としない請求項[1]記載の新規成型物及びその
成型方法 [5]成型品の主材が天然樹皮として、ヒノキ・スギ・
ヒバ・ユーカリ及びヤシガラを粉砕した物1種以上に、
他の添加物の有無を限定しない請求項[1]記載の新規
成型物及びその成型方法 [6]成型品の主材が木材は木レンガ等形状を限定しな
い請求項[1]記載の新規成型物及びその成型方法 [7]成型品の主材が鉱物質として、粘土・シルト・砂
・砂利・砕石及び繊維状の形を限定せず、他の添加物の
有無も限定しない請求項[1]記載の新規成型物及びそ
の成型方法 [8]成型品が透水性であり、クッション性を有するこ
とを特長とする、舗装・遊歩道・運動施設等である請求
項[1]記載の新規成型物及びその成型方法 [9]成型品で、芝生や植物を栽培する形状を限定しな
い請求項[1]記載の新規成型物及びその成型方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32028097A JPH11117220A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 新規舗装組成物及び施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32028097A JPH11117220A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 新規舗装組成物及び施工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11117220A true JPH11117220A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=18119750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32028097A Pending JPH11117220A (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 新規舗装組成物及び施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11117220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108751901A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-06 | 遵义汉丰装饰材料有限责任公司 | 一种抹灰石膏砂浆及其制备方法 |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP32028097A patent/JPH11117220A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108751901A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-06 | 遵义汉丰装饰材料有限责任公司 | 一种抹灰石膏砂浆及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106167380A (zh) | 一种铁尾矿防堵塞透水混凝土路面及其制备方法 | |
IE811803L (en) | Compositions | |
CN104402388A (zh) | 一种透水保水砖及其制备方法 | |
US3131074A (en) | Soil stabilization | |
CN107129195A (zh) | 一种多功能透水沥青混合料及其制备方法 | |
CN106278005A (zh) | 无机系透水混凝土及其施工工艺和应用 | |
CN105399443A (zh) | 一种表面光洁不易霉变的烧结透水砖 | |
CN101244910A (zh) | 一种以环氧树脂为粘合剂的碎石透水路面混合物 | |
JPH11117220A (ja) | 新規舗装組成物及び施工法 | |
CN106800397A (zh) | 一种彩色生态透水地坪及其制备方法 | |
US4132701A (en) | Method of manufacturing a resin concrete | |
JPH02157302A (ja) | 透水性セメントコンクリート版 | |
WO1992022514A1 (en) | Process for forming solid aggregates including shaped articles | |
CN100569902C (zh) | 一种土壤稳固剂 | |
JP3781343B2 (ja) | 低温炭化資材とそれを用いる舗装施工法 | |
CN112500099A (zh) | 植物枝、叶、秸秆彩色透水人行步道及其制作方法 | |
JP2006177072A (ja) | 土木用被覆材及びそれを用いた路面や法面の被覆方法並びに路面や法面の被覆構造 | |
JPS63268802A (ja) | 下水汚泥焼却灰を利用した舗装用常温混合物 | |
KR100783013B1 (ko) | 토양 개량재 | |
KR950006734B1 (ko) | 보도용 투수성 아스팔트 혼합물 | |
SU1495402A1 (ru) | Способ возведени дорожной одежды | |
JPH02271952A (ja) | 土木用透水性製品の製造方法 | |
KR19990073091A (ko) | 소일블록과그제조방법 | |
SU1698339A1 (ru) | Способ устройства дорожного покрыти | |
SU1310467A1 (ru) | Способ возведени основани дорожной одежды |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041004 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050118 |