JPH111159A - 荷物の転がり防止具ともなり得る車止め具セット - Google Patents

荷物の転がり防止具ともなり得る車止め具セット

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JPH111159A
JPH111159A JP15518397A JP15518397A JPH111159A JP H111159 A JPH111159 A JP H111159A JP 15518397 A JP15518397 A JP 15518397A JP 15518397 A JP15518397 A JP 15518397A JP H111159 A JPH111159 A JP H111159A
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Masahiko Hakamata
雅彦 袴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪の前後両方向の転がりを防止できる車止
め具セットを提供すること。 【解決手段】 車止め具セットは、車輪等物体を載せる
板状基部2の一縁部に該物体が当接し得る当接部3が突
設されてなる止め具本体1と、板状基部2に載った前記
物体の当接部3に当接する側と反対側を当接させ得る止
め部材4とから構成する。基部2の上面2aには複数列
の平行溝2d1 と突条部2e1 を形成し、止め部材4の
下面には複数列の平行溝4d3 と突条部4e3 を形成
し、止め具本体1とその上に載置した止め部材4とが互
いに係合できるようにするとともに、それらの平行溝と
突条部の係合相手を選択することにより当接部3と止め
部材4との間隔を適宜に調整できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物の転がり防止
具としての使用にも適する車止め具セットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜地等で自動車を駐車させる場
合には、図6に示すような折り畳み式の車止め具21
や、図7に示すようなブロック状の車止め具22を使用
して車止めをしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車載タイプ
の車止め具21,22は、十分な荷重がかかっていない
限り何かの拍子、例えば悪戯などで蹴っ飛ばされると簡
単に動いて車輪から外れてしまうという問題がある。と
ころで、トラックの荷台に荷物を積み込むときに、その
荷物の両側に車止め具21又は22を配置して荷物の転
がり防止具として使用することも考えられるが、この場
合には、走行中の振動や揺れで車止め具21,22自体
が動き易いので十分な効果が得られない。
【0004】本発明は、上記の問題を解決できる車止め
具セットの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、以下のような荷物の転がり防止具ともなり得る車止
め具セットを創作した。すなわち、第1の発明は、車輪
等物体を載せる板状基部の一縁部に該物体が当接し得る
当接部が突設されてなる止め具本体と、前記板状基部に
載置して使用され、該板状基部に載った前記物体の前記
当接部に当接する側と反対側を当接させ得る止め部材と
から構成され、前記板状基部と前記止め部材には互いに
係合可能な連結部が設けられていることを特徴とする。
【0006】上記の車止め具セットを使用するときに
は、先ず、止め具本体の板状基部に車輪等物体を載せて
当接部に当接若しくは近接させ、次に、その当接部と反
対側位置に止め部材を置いて該物体の前後両側をはさむ
ようにする。このとき、止め具本体は、板状基部が該物
体に押さえ付けられているので何らかの外力が加えられ
ても外れるおそれがなく、また、止め部材は止め具本体
と係合するので簡単には動かない。したがって、車輪等
物体の転がりや位置ずれを確実に阻止することができ
る。
【0007】また、第2の発明は、請求項1記載の車止
め具セットにおいて、前記連結部は、前記板状基部の上
面と前記止め部材の下面とに形成された互いに係合可能
な形状の複数の凹凸部であり、それら凹凸部の係合相手
を選択することにより前記当接部と前記止め部材との間
隔を調節できるようにしたことを特徴とする。
【0008】上記の構成の車止め具セットは、当接部と
止め部材との間隔を車輪等物体に合わせて調節した状態
で相互の凹凸部を係合させて使用する。したがって、車
輪等物体のがたつきを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。車止め具セットは止め具本体と、その止め
具本体に載置される止め部材とからなる。図1は止め具
本体を示す斜視図、図2は止め部材を示す斜視図、図3
は止め具本体と止め部材の係合状態を示す正面図であ
る。図1〜図3に示すように、止め具本体1は柔軟材
料、具体的には比較的軟質の合成ゴムや合成樹脂を図示
形状に成形したものであり、平面形状が長方形で屈曲自
在な板状基部(以下、単に「基部」という)2と、その
基部2の一端部の上面2a側に突設された当接部3とか
ら構成される。
【0010】基部2の他端には先端に向かって板厚を減
ずるように傾斜する傾斜面2bが形成され、車輪Wが乗
り上げ易いものとなっている。そして、基部2の上面2
aには、厚みの薄い先端部を除き、全幅にわたって延び
る複数列の平行溝2d1 と突条2e1 とからなるラック
状の凹凸部が設けられる一方、下面2cには、上面2a
と同様に、基部2の全幅にわたって延びる複数列の平行
溝2d2 と突条2e2とからなるラック状の凹凸部が設
けられている。上下両面に形成されたこれらの凹凸部
は、溝と突条の断面形状が各々略台形に形成されてお
り、寸法的にはどの溝と突条の組み合わせでも互いに係
合できる。上記のラック状の凹凸部により本発明でいう
連結部が構成されている。なお、溝と突条を曲線にして
も良いし、断面形状は矩形その他の適宜な形状にしても
良い。さらに、互いに係脱できるものであれば、凹凸部
に溝と突条以外の適宜な形状を採用しても構わない。
【0011】前記当接部3は、車輪等物体が乗り越え難
いように、正面形状が略台形のブロック状とされてい
て、若干の弾力をもって車輪等物体に当接することがで
きる。なお、当接部3の高さは、対象とする車輪等物体
の大きさによって適宜に設定されるものとする。
【0012】次に、止め部材について説明すると、図2
及び図3に示すように、止め部材4は前記当接部3とほ
ぼ同一形状に形成されたものであり、下面には全幅にわ
たって延びる複数列の平行溝4d3 と突条4e3 とから
なるラック状の凹凸部が設けられていて、これらの凹凸
部は、止め具本体1の平行溝2d1 ,2d2 及び突条2
1 ,2e2 と同一形状とされている。したがって、基
部2の長手方向の適宜位置に止め部材4を係合させるこ
とができる。
【0013】さて、上記のように構成された車止め具セ
ットを使用するときには、傾斜地や駐車場等の地面に止
め具本体1を通常2個並べて置き、その上に自動車の左
右の車輪Wを乗り上げて当接部3に当接若しくは近接さ
せた状態で駐車する。このとき、止め具本体1は、基部
2が屈曲自在に形成されているから地面等に密着し易
く、安定性が高い。また、基部2が車輪Wで押さえ付け
られるので何らかの外力が加えられても、止め具本体1
が車輪Wから外れるおそれがない。しかも、基部2の下
面2cの凹凸形状は滑り止めとなる。
【0014】そして、図3参照、基部2の当接部3と止
め部材4とで車輪Wをはさみ、止め部材4の傾斜面4a
が車輪Wに近接する位置で平行溝4d3 と突条2e1
突条4e3 と平行溝2d1 を係合させる。このようにし
て、止め具本体1と一体化した止め部材4は位置ずれを
起こし難く、車輪Wの前進/後退両方向の車止めを確実
にすることができる。
【0015】また、車止め具セットを荷物の転がり防止
具とする場合には、上記の車輪Wの場合と同様の手順で
作業を行ってもよいが、予め基部2の上に止め部材4を
載置し、荷物に合わせて止め部材4と当接部3との間隔
を適宜に設定しておいてから荷物を載せるようにしても
良い。
【0016】ところで、止め具本体1のみで荷物の転が
りを防止することもできる。例えば、図4に示すよう
に、トラックの荷台に一対の止め具本体1,1を置い
て、当接部3,3同士が左右に対向する部分重ね状態に
して連結したうえで、基部2の上に荷物Lを載せる。こ
のとき、予め凹凸部の係合相手(平行溝2d1 に対する
突条2e2 、突条2e1 に対する平行溝2d2 )を選択
することにより当接部3,3の間隔を適宜に調整するこ
とができる。
【0017】上記のように止め具本体1を荷物の転がり
防止具とした場合、当接部3と止め部材4の間隔を荷物
Lの幅に応じたものに調整することができ、しかも、止
め具本体1と止め部材4は凹凸部の係合によって連結し
ているので簡単かつ確実に荷物Lの転がりや位置がずれ
を防ぐことができる。
【0018】ところで、この止め具本体1の基部2は柔
軟であるから、図5に示すように、車輪WがぬかるみN
にはまり込んだときの脱出用として利用することができ
る。その場合は、同図に示すように、基部2を裏返して
使用すると効果的である。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
車止め具セットによれば、車輪等物体の転がりや位置ず
れを前進/後退(あるいは物体の左右)両方向共に確実
に防止することができるので信頼性の高い車止めが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る止め具本体の斜視図である。
【図2】実施形態に係る止め部材の斜視図である。
【図3】実施形態に係る止め具本体と止め部材の係合状
態を示す正面図である。
【図4】止め具本体の使用態様を説明する図である。
【図5】止め具本体の別の使用態様を説明する図であ
る。
【図6】従来例の車止め具を説明する斜視図である。
【図7】従来例の車止め具を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 止め具本体 2 板状基部 2d1 ,2d2 平行溝(連結部) 2e1 ,2e2 突条(連結部) 3 当接部 4 止め部材 4d3 平行溝(連結部) 4e3 突条(連結部) W 車輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪等物体を載せる板状基部の一縁部に
    該物体が当接し得る当接部が突設されてなる止め具本体
    と、前記板状基部に載置して使用され、該板状基部に載
    った前記物体の前記当接部に当接する側と反対側を当接
    させ得る止め部材とから構成され、前記板状基部と前記
    止め部材には互いに係合可能な連結部が設けられている
    ことを特徴とする荷物の転がり防止具ともなり得る車止
    め具セット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の荷物の転がり防止具とも
    なり得る車止め具セットにおいて、前記連結部は、前記
    板状基部の上面と前記止め部材の下面とに形成された互
    いに係合可能な形状の複数の凹凸部であり、それら凹凸
    部の係合相手を選択することにより前記当接部と前記止
    め部材との間隔を調節できるようにしたことを特徴とす
    る荷物の転がり防止具ともなり得る車止め具セット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013159123A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Kazumi Kato 輪止め
JP2021142218A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 敏之 奥村 使い捨て弁当容器及び弁当
CN114228672A (zh) * 2021-11-02 2022-03-25 浙江浦数科技有限公司 一种新能源汽车车挡装置

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JP2021142218A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 敏之 奥村 使い捨て弁当容器及び弁当
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