JPH11115887A - 原油タンカーにおける貨油タンクおよび、バラストタンクへの不活性ガス供給方法 - Google Patents
原油タンカーにおける貨油タンクおよび、バラストタンクへの不活性ガス供給方法Info
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- JPH11115887A JPH11115887A JP29962997A JP29962997A JPH11115887A JP H11115887 A JPH11115887 A JP H11115887A JP 29962997 A JP29962997 A JP 29962997A JP 29962997 A JP29962997 A JP 29962997A JP H11115887 A JPH11115887 A JP H11115887A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原油タンカーにおいて原油の荷揚げ時バラス
トタンクから大気中に捨てていた防食用の不活性ガス
や、貨油タンクに原油積込み時捨てていた不活性ガスを
有効利用する方法を提供すること。 【解決手段】 貨油タンク１への排ガス供給管路１５と
バラストタンク４からの吐出管１６を弁１７を介して連
通させることにより、バラストタンク４内の防食用不活
性ガスを貨油タンク１内の防爆用不活性ガスとして、あ
るいは、貨油タンク１内の防爆用不活性ガスをバラスト
タンク４内の防食用不活性ガスとして利用すること。
トタンクから大気中に捨てていた防食用の不活性ガス
や、貨油タンクに原油積込み時捨てていた不活性ガスを
有効利用する方法を提供すること。 【解決手段】 貨油タンク１への排ガス供給管路１５と
バラストタンク４からの吐出管１６を弁１７を介して連
通させることにより、バラストタンク４内の防食用不活
性ガスを貨油タンク１内の防爆用不活性ガスとして、あ
るいは、貨油タンク１内の防爆用不活性ガスをバラスト
タンク４内の防食用不活性ガスとして利用すること。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、原油タンカーに
おける貨油タンクおよび、バラストタンクへの不活性ガ
スの供給方法に関する。
おける貨油タンクおよび、バラストタンクへの不活性ガ
スの供給方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から原油タンカーでは図２に示すよ
うに、原油を積載する貨油タンク１内の空所に不活性ガ
スを充填して防爆対策を施しており、この不活性ガスと
してボイラー２の燃焼排ガスを湿式又は乾式の脱硫装置
３によりＳＯX等の成分を除去し、図示していないデッ
キウォーターシールを通して貨油タンク１内空所に供給
している。この不活性ガスの成分は、酸素：２〜４％、
炭酸ガス：１２〜１４％、亜硫酸ガス：０．３％以下、
窒素ガス：８０％で構成されている。なお、デッキウォ
ーターシールは貨油タンク内の油の揮発成分が逆流して
ボイラーや押し込みファンなどで爆発を起こさないよう
に、法令で義務付されている上甲板上に設置されたシー
ル装置である。
うに、原油を積載する貨油タンク１内の空所に不活性ガ
スを充填して防爆対策を施しており、この不活性ガスと
してボイラー２の燃焼排ガスを湿式又は乾式の脱硫装置
３によりＳＯX等の成分を除去し、図示していないデッ
キウォーターシールを通して貨油タンク１内空所に供給
している。この不活性ガスの成分は、酸素：２〜４％、
炭酸ガス：１２〜１４％、亜硫酸ガス：０．３％以下、
窒素ガス：８０％で構成されている。なお、デッキウォ
ーターシールは貨油タンク内の油の揮発成分が逆流して
ボイラーや押し込みファンなどで爆発を起こさないよう
に、法令で義務付されている上甲板上に設置されたシー
ル装置である。
【０００３】各バラストタンク４内空所には防食用不活
性ガスとして窒素ガスが充填されている（バラストタン
クはタンカーの長さ方向に多数の仕切壁で仕切られて多
数の密閉空間を構成しており、図面ではその中の１つの
バラストタンクＡを示す）。窒素ガスは液体窒素タンク
５からの液体窒素を蒸発機６へ供給し、該蒸発機６で窒
素ガスに気化させ、各バラストタンクへの供給管の途中
に供給弁７を介して供給している。また、各バラストタ
ンクには窒素ガスの吐出弁１４を有する吐出管１６が設
置されており、各バラストタンク内の圧力は各バラスト
タンク４に設けられた圧力計８で感知し、制御器９によ
り供給弁７、吐出弁１４を制御することにより設定値に
制御されている。なお、液体窒素は公知の液体窒素製造
装置１０により生産され液体窒素タンク５に供給されて
いる。
性ガスとして窒素ガスが充填されている（バラストタン
クはタンカーの長さ方向に多数の仕切壁で仕切られて多
数の密閉空間を構成しており、図面ではその中の１つの
バラストタンクＡを示す）。窒素ガスは液体窒素タンク
５からの液体窒素を蒸発機６へ供給し、該蒸発機６で窒
素ガスに気化させ、各バラストタンクへの供給管の途中
に供給弁７を介して供給している。また、各バラストタ
ンクには窒素ガスの吐出弁１４を有する吐出管１６が設
置されており、各バラストタンク内の圧力は各バラスト
タンク４に設けられた圧力計８で感知し、制御器９によ
り供給弁７、吐出弁１４を制御することにより設定値に
制御されている。なお、液体窒素は公知の液体窒素製造
装置１０により生産され液体窒素タンク５に供給されて
いる。
【０００４】各バラストタンク４内のバラスト水はバラ
スト水ポンプ１１により海水が弁１２を介して注排水さ
れる。即ち、貨油タンク１内の原油をカーゴオイルポン
プ１３を運転して荷揚げする際は、弁１２を開き、海水
をバラスト水ポンプ１１によりバラストタンク４内に注
入する。この時バラストタンク内の気相部分が圧縮され
て圧力が上昇すると、制御器からの指令により弁１４が
開き気相部の窒素を大気中に放出し、タンク内の圧力を
適性圧に保持している。
スト水ポンプ１１により海水が弁１２を介して注排水さ
れる。即ち、貨油タンク１内の原油をカーゴオイルポン
プ１３を運転して荷揚げする際は、弁１２を開き、海水
をバラスト水ポンプ１１によりバラストタンク４内に注
入する。この時バラストタンク内の気相部分が圧縮され
て圧力が上昇すると、制御器からの指令により弁１４が
開き気相部の窒素を大気中に放出し、タンク内の圧力を
適性圧に保持している。
【０００５】また、このとき荷揚げ速度に応じて貨油タ
ンク１内が負圧になり空気を吸い込まないように不活性
ガスを充填する必要があり、不活性ガスとして上記ボイ
ラーの燃焼排ガスからＳＯX成分を除去した排ガスを、
排ガス供給管路１５から貨油タンク１、１、１内に供給
している。したがって、原油の荷揚げ中は貨油タンク用
の不活性ガスを製造するために、ボイラーを必要以上に
運転させなければならない場合も生じる。また、ボイラ
ー燃焼ガスから製造した不活性ガスは完全に脱硫するこ
とが困難であるため、タンクの腐食を促進するＳＯXを
含んでいる。
ンク１内が負圧になり空気を吸い込まないように不活性
ガスを充填する必要があり、不活性ガスとして上記ボイ
ラーの燃焼排ガスからＳＯX成分を除去した排ガスを、
排ガス供給管路１５から貨油タンク１、１、１内に供給
している。したがって、原油の荷揚げ中は貨油タンク用
の不活性ガスを製造するために、ボイラーを必要以上に
運転させなければならない場合も生じる。また、ボイラ
ー燃焼ガスから製造した不活性ガスは完全に脱硫するこ
とが困難であるため、タンクの腐食を促進するＳＯXを
含んでいる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、原油の荷
揚げ時バラストタンクから大気中に放出されている窒素
ガスを利用することに着目し、ボイラーを必要以上に運
転しなくとも貨油タンクへＳＯXを含まない良質の不活
性ガスを迅速に供給できる方法を提供すること、さらに
は、貨油タンクに原油の積込み時、貨油タンク内の不要
な不活性ガスをバラストタンクへ供給して利用すること
を目的としている。
揚げ時バラストタンクから大気中に放出されている窒素
ガスを利用することに着目し、ボイラーを必要以上に運
転しなくとも貨油タンクへＳＯXを含まない良質の不活
性ガスを迅速に供給できる方法を提供すること、さらに
は、貨油タンクに原油の積込み時、貨油タンク内の不要
な不活性ガスをバラストタンクへ供給して利用すること
を目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】ボイラー２の排ガスから
ＳＯX成分を除去し、該排ガスを防爆用不活性ガスとし
て排ガス供給管路１５を通って貨油タンク１内空所に供
給するとともに、バラストタンク４内空所に防食用不活
性ガスとして窒素ガスを供給し、該バラストタンク内の
窒素ガス圧が上昇したとき、窒素ガスを吐出管１６に設
けた吐出弁１４から放出して圧力調整している原油タン
カーにおいて、前記排ガス供給管路１５と吐出管１６を
弁１７を介して連通させることにより、バラストタンク
４内の防食用不活性ガスを貨油タンク１内の防爆用不活
性ガスとして、あるいは、貨油タンク１内の防爆用不活
性ガスをバラストタンク４内の防食用不活性ガスとして
利用することを特徴とする。
ＳＯX成分を除去し、該排ガスを防爆用不活性ガスとし
て排ガス供給管路１５を通って貨油タンク１内空所に供
給するとともに、バラストタンク４内空所に防食用不活
性ガスとして窒素ガスを供給し、該バラストタンク内の
窒素ガス圧が上昇したとき、窒素ガスを吐出管１６に設
けた吐出弁１４から放出して圧力調整している原油タン
カーにおいて、前記排ガス供給管路１５と吐出管１６を
弁１７を介して連通させることにより、バラストタンク
４内の防食用不活性ガスを貨油タンク１内の防爆用不活
性ガスとして、あるいは、貨油タンク１内の防爆用不活
性ガスをバラストタンク４内の防食用不活性ガスとして
利用することを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１に示すブロック図を参照して
この発明にかかる貨油タンクへ防爆用不活性ガスの供給
方法の１実施例を説明する。ボイラー２からの燃焼排ガ
スは脱硫装置３でＳＯX成分が除去されデッキウォータ
ーシール（図示せず）を経由し、不活性ガスとして排ガ
ス供給管路１５を経由して貨油タンク１に供給される。
脱硫装置３は海水あるいは真水による湿式洗浄方式ある
いは、活性炭による乾式吸着方式いずれでもよい。ま
た、貨油タンク１への排ガス供給管路５の途中に排ガス
の露点温度を５℃以下に下げることができる除湿装置１
８を設置しておくと貨油タンク内の防食に有効である。
この発明にかかる貨油タンクへ防爆用不活性ガスの供給
方法の１実施例を説明する。ボイラー２からの燃焼排ガ
スは脱硫装置３でＳＯX成分が除去されデッキウォータ
ーシール（図示せず）を経由し、不活性ガスとして排ガ
ス供給管路１５を経由して貨油タンク１に供給される。
脱硫装置３は海水あるいは真水による湿式洗浄方式ある
いは、活性炭による乾式吸着方式いずれでもよい。ま
た、貨油タンク１への排ガス供給管路５の途中に排ガス
の露点温度を５℃以下に下げることができる除湿装置１
８を設置しておくと貨油タンク内の防食に有効である。
【０００９】バラストタンクの防食手段は図２に示す公
知の手段と同様に、各バラストタンク４内空所へ防食用
不活性ガスとして窒素ガスが充填されている。窒素ガス
は液体窒素タンク５からの液体窒素を蒸発機６へ供給
し、該蒸発機６で窒素ガスに気化させ、各バラストタン
クへの供給管の途中に供給弁７を介して供給している。
また、各バラストタンクには窒素ガスの吐出弁１４を有
するする吐出管１６が設置されており、各バラストタン
ク内の圧力はバラストタンク４に設けられた圧力計８で
感知し、制御器９により供給弁７、吐出弁１４を制御す
ることにより設定値に制御されている。なお、液体窒素
は公知の液体窒素製造装置１０により生産され液体窒素
タンク５に供給されている。また、各バラストタンク４
内のバラスト水はバラスト水ポンプ１１により海水が弁
１２を介して注排水される。
知の手段と同様に、各バラストタンク４内空所へ防食用
不活性ガスとして窒素ガスが充填されている。窒素ガス
は液体窒素タンク５からの液体窒素を蒸発機６へ供給
し、該蒸発機６で窒素ガスに気化させ、各バラストタン
クへの供給管の途中に供給弁７を介して供給している。
また、各バラストタンクには窒素ガスの吐出弁１４を有
するする吐出管１６が設置されており、各バラストタン
ク内の圧力はバラストタンク４に設けられた圧力計８で
感知し、制御器９により供給弁７、吐出弁１４を制御す
ることにより設定値に制御されている。なお、液体窒素
は公知の液体窒素製造装置１０により生産され液体窒素
タンク５に供給されている。また、各バラストタンク４
内のバラスト水はバラスト水ポンプ１１により海水が弁
１２を介して注排水される。
【００１０】この発明の特徴は貨油タンク１、１、１へ
の排ガス供給管路１５と各バラストタンク４からの窒素
ガス吐出管１６とを弁１７を介して連通させ、バラスト
タンクから大気中へ放出されていた窒素ガスを排ガス供
給管路１５から貨油タンク１、１、１内へ供給するよう
にしたことおよび、貨油タンク１、１、１内の余剰不活
性ガスをバラストタンク４の防食用に補給できるように
したことである。
の排ガス供給管路１５と各バラストタンク４からの窒素
ガス吐出管１６とを弁１７を介して連通させ、バラスト
タンクから大気中へ放出されていた窒素ガスを排ガス供
給管路１５から貨油タンク１、１、１内へ供給するよう
にしたことおよび、貨油タンク１、１、１内の余剰不活
性ガスをバラストタンク４の防食用に補給できるように
したことである。
【００１１】次にこの発明の作用について説明する。ボ
イラー２からの燃焼排ガスは脱硫装置３によりＳＯX成
分が除去され、除湿装置１８で排ガスの露天温度が５℃
以下となるように除湿され、排ガス供給管路１５を通っ
て貨油タンク１、１、１内へ防爆用不活性ガスとして供
給されている。また、各バラストタンク４の空所内へは
防食用不活性ガスとして窒素ガスが供給弁７を通って供
給されている。
イラー２からの燃焼排ガスは脱硫装置３によりＳＯX成
分が除去され、除湿装置１８で排ガスの露天温度が５℃
以下となるように除湿され、排ガス供給管路１５を通っ
て貨油タンク１、１、１内へ防爆用不活性ガスとして供
給されている。また、各バラストタンク４の空所内へは
防食用不活性ガスとして窒素ガスが供給弁７を通って供
給されている。
【００１２】カーゴオイルポンプ１３を作動して貨油タ
ンク１、１、１内の原油の荷揚げに連動して弁１２を開
きバラスト水ポンプ１１により各バラストタンク４へバ
ラスト水（海水）の注入を開始するとともに弁１７を開
く。バラスト水の注入によりバラストタンク内の窒素ガ
スは吐出管１６、弁１７、排ガス供給管路１５を通って
貨油タンク１、１、１内へボイラーからの排ガスととも
に防爆用不活性ガスとして供給される。
ンク１、１、１内の原油の荷揚げに連動して弁１２を開
きバラスト水ポンプ１１により各バラストタンク４へバ
ラスト水（海水）の注入を開始するとともに弁１７を開
く。バラスト水の注入によりバラストタンク内の窒素ガ
スは吐出管１６、弁１７、排ガス供給管路１５を通って
貨油タンク１、１、１内へボイラーからの排ガスととも
に防爆用不活性ガスとして供給される。
【００１３】次に貨油タンク１、１、１への原油の積込
み時には、弁１２を開きバラスト水ポンプ１１によりバ
ラストタンク４内のバラスト水を排水するとともに弁１
７を開く。貨油タンクに原油を積込み、原油液面の上昇
につれて貨油タンク内の不活性ガスは排ガス供給管路１
５、弁１７、吐出管１６を通ってバラストタンク４内へ
供給され、弁７を通ってバラストタンク４内へ供給され
る窒素ガスとともに防食用不活性ガスとして供給され
る。なお、この作業をしているときは弁１４は当然閉じ
られている。
み時には、弁１２を開きバラスト水ポンプ１１によりバ
ラストタンク４内のバラスト水を排水するとともに弁１
７を開く。貨油タンクに原油を積込み、原油液面の上昇
につれて貨油タンク内の不活性ガスは排ガス供給管路１
５、弁１７、吐出管１６を通ってバラストタンク４内へ
供給され、弁７を通ってバラストタンク４内へ供給され
る窒素ガスとともに防食用不活性ガスとして供給され
る。なお、この作業をしているときは弁１４は当然閉じ
られている。
【００１４】
【発明の効果】この発明によれば、従来バラスト水の注
入時に大気中に捨てていた窒素ガスを貨油タンクの防爆
用不活性ガスとして利用するようにしたので良質の不活
性ガスを貨油タンク内に迅速に供給できるとともに、バ
ラストタンクからの窒素ガス量分だけボイラー排ガスか
らの不活性ガスを製造しなくてすむのでボイラーの運転
を節約でき経済的である。さらに、原油の積込み時に貨
油タンクから放出していた不活性ガスをバラストタンク
の防食用不活性ガスとして利用できるので経済的であ
る。
入時に大気中に捨てていた窒素ガスを貨油タンクの防爆
用不活性ガスとして利用するようにしたので良質の不活
性ガスを貨油タンク内に迅速に供給できるとともに、バ
ラストタンクからの窒素ガス量分だけボイラー排ガスか
らの不活性ガスを製造しなくてすむのでボイラーの運転
を節約でき経済的である。さらに、原油の積込み時に貨
油タンクから放出していた不活性ガスをバラストタンク
の防食用不活性ガスとして利用できるので経済的であ
る。
【図１】この発明にかかる貨油タンクおよび、バラスト
タンクへの不活性ガス供給方法の説明図。
タンクへの不活性ガス供給方法の説明図。
【図２】従来の貨油タンクおよび、バラストタンクへの
不活性ガス供給方法の説明図。
不活性ガス供給方法の説明図。
１ 貨油タンク ２ ボイラー ３ 脱硫装置 ４ バラストタンク ５ 液体窒素タンク ６ 蒸発機 ７ 供給弁 ８ 圧力計 ９ 制御器 １０ 液体窒素製造装 １１ バラスト水ポンプ １２ 弁 １３ カーゴオイルポンプ １４ 吐出弁 １５ 排ガス供給管路 １６ 吐出管 １７ 弁 １８ 除湿装置
Claims (2)
- 【請求項１】ボイラー（２）の排ガスからＳＯX成分を
除去し、該排ガスを防爆用不活性ガスとして排ガス供給
管路（１５）を通って貨油タンク（１）内空所に供給す
るとともに、バラストタンク（４）内空所に防食用不活
性ガスとして窒素ガスを供給し、該バラストタンク内の
窒素ガス圧が上昇したとき、窒素ガスを吐出管（１６）
に設けた吐出弁（１４）から放出して圧力調整している
原油タンカーにおいて、前記排ガス供給管路（１５）と
吐出管（１６）を弁（１７）を介して連通させることに
より、バラストタンク（４）内の防食用不活性ガスを貨
油タンク（１）内の防爆用不活性ガスとして、あるい
は、貨油タンク（１）内の防爆用不活性ガスをバラスト
タンク（４）内の防食用不活性ガスとして利用すること
を特徴とする原油タンカーにおける貨油タンクおよび、
バラストタンクへの不活性ガス供給方法。 - 【請求項２】排ガス供給管路（１５）を通って貨油タン
ク（１）内へ供給される排ガスは除湿されて供給される
ことを特徴とする請求項１記載の原油タンカーにおける
貨油タンクおよび、バラストタンクへの不活性ガス供給
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29962997A JPH11115887A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 原油タンカーにおける貨油タンクおよび、バラストタンクへの不活性ガス供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29962997A JPH11115887A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 原油タンカーにおける貨油タンクおよび、バラストタンクへの不活性ガス供給方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11115887A true JPH11115887A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17875083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29962997A Pending JPH11115887A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 原油タンカーにおける貨油タンクおよび、バラストタンクへの不活性ガス供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11115887A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011178250A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | National Maritime Research Institute | イナートガス貯蔵・供給システムおよび方法 |
| GB2470887B (en) * | 2008-03-26 | 2012-09-05 | Zhirong Wu | A liquid storage, loading and offloading system and its applications for offshore drilling and production facilities |
| CN103691079A (zh) * | 2013-12-26 | 2014-04-02 | 浙江造船有限公司 | 一种海工船低闪点系统惰性气体保护装置 |
| US20140238533A1 (en) * | 2013-02-25 | 2014-08-28 | Mo Husain | Efficiently effectively inserting inert gases into the entire volumes and ullage spaces of ships' steel ballast tanks to retard interior corrosion |
| KR20160031788A (ko) * | 2014-09-15 | 2016-03-23 | 대우조선해양 주식회사 | 극지용 lng 운반선의 측심기 및 선속 지시기 장착용 컴파트먼트의 배치구조 및 그 컴파트먼트의 배치구조를 구비하는 극지용 lng 운반선 |
| CN113676787A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-11-19 | 大连船舶重工集团有限公司 | 一种超大型油轮惰气辅助决策系统及其辅助决策方法 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP29962997A patent/JPH11115887A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2470887B (en) * | 2008-03-26 | 2012-09-05 | Zhirong Wu | A liquid storage, loading and offloading system and its applications for offshore drilling and production facilities |
| US8292546B2 (en) | 2008-03-26 | 2012-10-23 | Zhirong Wu | Liquid storage, loading and offloading system |
| NO340503B1 (no) * | 2008-03-26 | 2017-05-02 | Zhirong Wu | Framgangsmåte og anordning for lagring, lasting og lossing av væske |
| JP2011178250A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | National Maritime Research Institute | イナートガス貯蔵・供給システムおよび方法 |
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| CN113676787A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-11-19 | 大连船舶重工集团有限公司 | 一种超大型油轮惰气辅助决策系统及其辅助决策方法 |
| CN113676787B (zh) * | 2021-07-05 | 2023-06-16 | 大连船舶重工集团有限公司 | 一种超大型油轮惰气辅助决策系统及其辅助决策方法 |
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