JPH11115673A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH11115673A
JPH11115673A JP9299339A JP29933997A JPH11115673A JP H11115673 A JPH11115673 A JP H11115673A JP 9299339 A JP9299339 A JP 9299339A JP 29933997 A JP29933997 A JP 29933997A JP H11115673 A JPH11115673 A JP H11115673A
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bag
cloth
slit
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airbag device
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Kazumi Isaji
和美 伊佐治
Yutaka Ohashi
豊 大橋
Kiyoshi Sugimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エアバッグ装置の部品点数を低減し, 低価格化
を実現すること。 【解決手段】バッグ1は折り返し部12にて2つ折りされ,
外周部13の縫合により袋状に形成されている。折り返し
部12にはスリット14が設けられ, 折り返し部12に近接し
た位置に2つの取付孔11が設けられている。補強布2は,
折り返し部12の内側に縫合され, スリット14及び各取付
孔11に対応したスリット及び各取付孔が設けられてい
る。閉塞布3は,一端30が補強布2と共にバッグ1に縫合さ
れ, 他端側にはスリット14を覆う舌部31と, 各取付孔11
に対応した位置に取付孔32とが設けられている。スリッ
ト14を通してインフレータ4がバッグ1内に挿入され, イ
ンフレータ4に設けられた突起状の取付部(図略)を取付
孔11に挿通し,取付部をバッグ1の外側に突出させ,閉塞
布3の舌部31を折り返し部12を外側から密着して巻き付
け,取付部を取付孔32に挿通することで閉塞布3の他端側
が係止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員を側面衝突時
の衝撃から保護するエアバッグ装置に関する。特に、イ
ンフレータから供給されるガスのバッグからの漏れ防止
構造及びバッグの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、側面衝突用のサイドエア
バッグ装置では、図4に示す構造のものが知られている
(特開平8─276812号公報)。このサイドエアバ
ッグ装置101では、バッグ54の折り返し部分に開口
部を設け、この開口部周縁を支持管52と抑え板53と
を用いて挟持固定し、バッグ54の取付け部の強度を確
保すると共に、インフレータ55からバッグ54内に供
給さるガスの外部への漏れを防止している。又、バッグ
54は、矩形状の1枚布の周縁を縫合することにより、
袋状に形成されるので、縫合が容易であり、高生産性を
得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、バッグ54を固定するために、支持管5
2、抑え板53及び複数本のネジ50を必要とするの
で、部品点数が増加し、コストアップするという問題が
ある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記課題に鑑
み、エアバッグ装置において、ガスの漏れ防止構造及び
バッグの固定構造を簡易とし、部品点数を低減すること
で、コストダウンを実現することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の手段によれば、袋状に形成さ
れ、挿通孔が設けられたバッグと、その挿通孔を介して
バッグ内に配置され、点火信号に基づいてガスを発生す
るインフレータと、挿通孔を外側より密着して覆う閉塞
布とをエアバッグ装置に備える。これにより、閉塞布に
より挿通孔が密着して覆われるので、ガスの漏れを良好
に防止できる。又、バッグに挿通孔が設けられるのでそ
の付近の機械的強度が低下するが、挿通孔が閉塞布によ
って密着して覆われることで、挿通孔付近の機械的強度
を高めることができ、展開時にバッグを良好に支持する
ことができる。又、閉塞布でガス漏れが防止されるの
で、構造が簡易となり、部品点数が低減し、エアバッグ
装置のコストダウンが可能となる。又、部品点数の低減
により、エアバッグ装置の組付けを容易に行うことがで
きる。
【0006】請求項2に記載の手段によれば、少なくと
も閉塞布の一端がバッグに縫合により固定されることに
より、予めバッグに閉塞布を縫合しておくことができる
ので、エアバッグ装置の組付けをより容易に行うことが
できる。
【0007】請求項3に記載の手段によれば、挿通孔が
スリット状に設けられることにより、この挿通孔を介し
てインフレータのバッグ内への配置を容易に行うことが
できる。又、挿通孔がスリット状であると、開口面積が
小さくなり、ガス漏れをより良好に防止できる。
【0008】請求項4に記載の手段によれば、インフレ
ータに設けられた突起状の取付部が、バッグの挿通孔付
近に設けられた第1の取付孔と、閉塞布の他端側に第1
の取付孔に対応して設けられた第2の取付孔とを挿通
し、閉塞布の外部に突出される。これにより、インフレ
ータの取付部を閉塞布の第2の取付孔に挿通すること
で、閉塞布の他端側を係止を容易に行うことができ、バ
ッグの取付構造をより簡易にできる。
【0009】請求項5に記載の手段によれば、閉塞布
が、バッグの取付部の機械的強度又はガスに対する耐熱
性を補強することにより、バッグの展開時においてバッ
グをより良好に固定できると共に、インフレータから発
生するガスの熱によってバッグが溶融したとしても閉塞
布によってガス漏れを良好に防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1は、サイドエアバッグ装置にお
いて、バッグ1に閉塞布3を取付けた状態を示した模式
図である。図1(a)、(b)、(c)及び(d)は、
それぞれ上断面図、平面図、右断面図及び下面図を示し
ている。図1に示されるように、バッグ1は1枚布から
成り、折り返し部12にて2つ折りされている。2つ折
りされたバッグ1の外周部13が縫合されることによ
り、バッグ1は袋状に形成されている。バッグ1の折り
返し部12には、折り返し部12に略直交してスリット
(挿通孔)14が設けられている。又、折り返し部12
に近接した位置に2つの取付孔(第1の取付孔)11が
設けられている。この取付孔11は後述するインフレー
タの取付けに用いられる。又、バッグ1の折り返し部1
2の内側には、矩形状の補強布2が縫合により設けられ
ている。尚、補強布2には、バッグ1に設けられたスリ
ット14及び各取付孔11に対応して、スリット及び各
取付孔が設けられている。閉塞布3は、その一端30が
補強布2と共にバッグ1に縫合され、他端側には、スリ
ット14を覆う舌部31が設けられている。又、閉塞布
3には、各取付孔11に対応した位置に取付孔(第2の
取付孔)32が設けられている。この閉塞布3は、バッ
グ1の取付け部を補強する機能も有している。
【0011】次に、図2及び図3を用いてインフレータ
4のバッグ1内への組付けについて以下に説明する。ま
ず、図2に示すように、バッグ1のスリット14を押し
広げて開口させ、開口されたスリット14からバッグ1
内に筒状のインフレータ4を挿入する。尚、図2におい
て、(a)、(b)及び(c)はそれぞれ平面図、右断
面図及び下面図の部分図を示している。そして、インフ
レータ4に設けられた突起状の取付部41をバッグ1の
取付孔11に挿通し、取付部41をバッグ1の外側に突
出させる。この取付部41は外部の図略の固定部材に固
定するために用いられる。次に、閉塞布3の舌部31を
バッグ1の折り返し部12を外側から密着して覆うよう
に巻き付け、インフレータ4の取付部41を閉塞布3の
取付孔32に挿通する。このようにしてサイドエアバッ
グ装置100が組付けられ、この状態を示しせば図3の
ようになる。このサイドエアバッグ装置100は、車両
の側面衝突時に作用する衝撃から乗員を保護するために
用いられる。尚、図3において、(a)、(b)及び
(c)はそれぞれ平面図、右断面図及び下面図の部分図
を示している。
【0012】このサイドエアバッグ装置100では、バ
ッグ1が所定形状に折り畳まれて、車両の所定位置に収
納される。そして、図示しないセンサにより車両の側面
衝突等が検出されると、点火制御手段(図略)によりイ
ンフレータ4に対して点火信号が送られる。この点火信
号に基づいてインフレータ4では、スクイブ(図略)が
点火され、ガスが発生する。そして、このガスは、バッ
グ1内に供給され、折り畳まれたバッグ1が膨張展開
し、バッグ1が乗員に対して緩衝材として機能し、外部
からの衝撃から乗員を保護する。
【0013】バッグ1の展開時において、ガスはバッグ
1を膨張させると共に、折り返し部12に設けられたス
リット14から外部に漏れようとするが、閉塞布3がス
リット14の外側より密着して覆っているので、ガスの
漏れを良好に防止できる。又、ガス流は最初に補強布2
に当たるので、ガスの熱によるバッグ1の損傷を防止で
きる。仮に、バッグ1がガスの熱によって損傷したとし
ても、その外側に密着して配置された閉塞布3によって
ガス漏れを良好に防止できる。又、バッグ1の外側に突
出したインフレータ4の取付部41を外部の固定部材に
組付けることで、補強布2、バッグ1及び閉塞布3がイ
ンフレータ4と固定部材とで挟持されるため、インフレ
ータ4から供給されるガスによりバッグ1が膨張しよう
とするときの力が良好に保持される。このとき、閉塞布
3は、インフレータ4の側面を覆っているので、バッグ
1の展開時に、インフレータ4から受ける反作用を十分
な強度で受けることができ、補強部材としても機能す
る。特に、バッグ1はスリット14付近の機械的強度が
低いが、閉塞布3でスリット14を覆うことでスリット
14付近の十分な機械的強度を得ることができる。又、
閉塞布3に設けられた取付孔32にインフレータ4の取
付部41を挿入するだけで、閉塞布3を固定できるの
で、閉塞布3の組付けが容易である。又、ガス漏れ防止
構造及びバッグ1の固定構造が簡易であるので、部品点
数が低減され、サイドエアバッグ装置100のコストダ
ウンを実現できる。
【0014】上記実施例では、インフレータ4をバッグ
1内に配置するためにスリット14を設けたが、穴、切
欠き、窓などを設けた構成としてもよい。又、それらの
開口面積が小さいほど、ガス漏れを良好に防止できる。
又、上記実施例では、閉塞布3に補強布としての機能も
持たせたが、補強布としての機能を持たせなくともよ
い。即ち、上記実施例では、スリット14をバッグ1の
折り返し部12に設けたが、スリット14を折り返し部
12以外の部位に設け、そのスリット14を閉塞布3で
覆う構成としてもよい。又、上記実施例では、側面衝突
時に乗員を保護するサイドエアバッグ装置について説明
したが、本発明は、助手席用エアバッグ装置などその他
の乗員保護用のエアバッグ装置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係わるサイドエアバ
ッグ装置において、バッグに閉塞布を取付けた状態を示
した模式図。
【図2】本発明の具体的な実施例に係わるサイドエアバ
ッグ装置において、バッグ内にインフレータを配置する
様子を示した模式図。
【図3】本発明の具体的な実施例に係わるサイドエアバ
ッグ装置において、バッグ内にインフレータを配置した
状態を示した模式図。
【図4】従来のサイドエアバッグ装置の構成を示した斜
視図。
【符号の説明】
1 バッグ 2 補強布 3 閉塞布 4 インフレータ 11、32 取付孔 12 折り返し部 13 外周部 14 スリット 31 舌部 41 取付部 100 サイドエアバッグ装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状に形成され、挿通孔が設けられたバ
    ッグと、 前記挿通孔を介して前記バッグ内に配置され、点火信号
    に基づいてガスを発生するインフレータと、 前記挿通孔を外側より密着して覆う閉塞布とを備えたこ
    とを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記閉塞布の一端が前記バッ
    グに縫合により固定されたことを特徴とする請求項1に
    記載のエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記挿通孔はスリット状に設けられたこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記インフレータに設けられた突起状の
    取付部が、前記バッグの前記挿通孔付近に設けられた第
    1の取付孔と、前記閉塞布の他端側に前記第1の取付孔
    に対応して設けられた第2の取付孔とを挿通し、前記閉
    塞布の外部に突出されたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 前記閉塞布は、前記バッグの取付部の機
    械的強度又は前記ガスに対する耐熱性を補強することを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエア
    バッグ装置。
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