JPH11115138A - 被覆層を有する繊維強化ポリウレタンウレア樹脂成形品及びその製造方法並びに繊維強化ポリウレタンウレア樹脂塗装品 - Google Patents

被覆層を有する繊維強化ポリウレタンウレア樹脂成形品及びその製造方法並びに繊維強化ポリウレタンウレア樹脂塗装品

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JPH11115138A
JPH11115138A JP9293459A JP29345997A JPH11115138A JP H11115138 A JPH11115138 A JP H11115138A JP 9293459 A JP9293459 A JP 9293459A JP 29345997 A JP29345997 A JP 29345997A JP H11115138 A JPH11115138 A JP H11115138A
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urea resin
polyurethane urea
reinforced polyurethane
coating layer
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Masaaki Horii
雅明 堀井
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Inoac Technical Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的高温において塗料を焼き付け塗装する
ことができる被覆層を有する繊維強化ポリウレタンウレ
ア樹脂成形品及びその製造方法並びにこの成形品に塗料
皮膜層が設けられた塗装品を提供する。 【解決手段】 成形型の内表面に離型剤層を形成し、こ
の離型剤層の表面に不飽和ポリエステル樹脂原料を含む
被覆剤を塗布し、反応、硬化させて被覆層を形成した
後、この被覆層の表面に、ポリアミン又はアミン末端ポ
リエーテルポリオールとポリイソソシアネートとを主成
分とし、これにチュップドストランドガラス等の強化用
の繊維を2〜8重量%程度配合した繊維強化ポリウレタ
ンウレア樹脂原料を塗布し、反応、硬化させて基体を形
成し、これを脱型して被覆層を有する繊維鏡機ポリウレ
タンウレア樹脂成形品を得る。この成形品の表面にアル
キッド樹脂塗料等を塗布し、反応、硬化させて塗料皮膜
層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その表面に不飽和
ポリエステル樹脂からなる被覆層を有する繊維強化ポリ
ウレタンウレア樹脂成形品及びその製造方法に関する。
また、本発明は、この繊維強化ポリウレタンウレア樹脂
成形品の表面に、塗料を塗布し、塗料皮膜層を形成する
ことによって得られる繊維強化ポリウレタンウレア樹脂
塗装品に関する。本発明の成形品及び塗装品は、自動車
の外装品等、特にバンパーなどとして利用することがで
きる。そして、本発明では、バンパーなどの成形品に、
塗料を比較的高温において焼き付け塗装しても、得られ
る塗装品の塗装面にピンホール等を生ずることがない。
そのため、車体を構成する鋼板等と一体に焼き付け塗装
することができ、生産性を向上させることができる。
【0002】
【従来の技術】スプレー塗装法等、吹き付け塗装法によ
って繊維強化ポリウレタンウレア樹脂原料を成形型の内
表面に塗布し、反応、硬化させて、自動車のバンパー等
の基体を成形する方法が知られている。しかし、この基
体の表面に塗料を塗布し、焼き付けて塗装する場合、自
動車の車体を構成する鋼板と同様の焼き付け条件、例え
ば、80℃で30分加熱し、硬化させると、塗装面にピ
ンホールが発生し、表面荒れを生ずるとの問題がある。
【0003】この塗装面のピンホールは、基体に内在す
る気泡が加熱によって膨張し、基体の表面において破泡
し、この小穴が塗装面に表出することにより発生する。
また、この気泡は、成形型内へ繊維強化ポリウレタンウ
レア樹脂原料をスプレー塗装法等によって吹き付け塗布
する場合に、霧化された原料が空気を巻き込むために生
ずるものである。更に、吹き付け塗布された塗膜におい
て、強化用に配合された繊維に樹脂成分が十分に密着し
ないか、或いは樹脂成分の反応、硬化の過程又は反応、
硬化後に繊維と樹脂とが剥離することによっても気泡が
生成する。
【0004】上記のような気泡の生成はエアレススプレ
ー法によってある程度は防止することができる。しか
し、エアレススプレー法であっても、ノズルの先端での
空気の巻き込みを完全に抑えることはできず、気泡の生
成を十分に防止することはできない。また、塗料の焼き
付けの条件を緩和し、例えば、60℃で40分とすれ
ば、基体に内在する気泡の膨張が抑えられ、基体表面で
の破泡も抑制される。しかし、このように焼き付けの温
度を低くした場合、以下のような新たな問題を生ずる。
【0005】自動車のバンパー等の外装材の場合、バ
ンパー等の塗装、焼き付けを別途行った後、車体に組み
付ける必要がある。即ち、車体と一体に焼き付け加工す
ることができず、生産性が低下する。 60℃の焼き付けでは少なくとも一昼夜静置しておく
必要があり、この工程に長時間を要し、結果として全工
程の長時間化を招く。 塗料の硬化に長時間を要するため、指紋、包装用テー
プ跡等、塗装面に汚れ、傷等が発生し易い。
【0006】また、常温において乾燥、硬化させること
ができる塗料を使用することもできるが、完全硬化まで
には相当に長時間を要し、生産性は非常に低い。更に、
長時間に渡って静置しておくための無塵の空間を必要と
し、このような特別な設備及び工程管理等、コスト、時
間及び人手を要する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題を解決するものであり、その表面に不飽和ポリエ
ステル樹脂からなる強靭な被覆層が形成された繊維強化
ポリウレタンウレア樹脂成形品及びその製造方法を提供
することを目的とする。また、本発明は、この成形品に
塗料を塗布し、塗膜を比較的高温において焼き付け、硬
化させた場合に、塗装面にピンホールを生ずることのな
い繊維強化ポリウレタンウレア樹脂塗装品を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明の被覆層を有す
る繊維強化ポリウレタンウレア樹脂成形品は、繊維強化
ポリウレタンウレア樹脂からなる基体と、該基体の表面
に形成される不飽和ポリエステル樹脂からなる被覆層
と、により構成されていることを特徴とする。
【0009】また、第4発明の被覆層を有する繊維強化
ポリウレタンウレア樹脂成形品の製造方法は、成形型の
内表面に離型剤層を形成し、その後、該離型剤層の表面
に不飽和ポリエステル樹脂原料を含む被覆剤を塗布し、
反応、硬化させて不飽和ポリエステル樹脂からなる被覆
層を形成し、次いで、該被覆層の表面に繊維強化ポリウ
レタンウレア樹脂原料を塗布し、反応、硬化させて繊維
強化ポリウレタンウレア樹脂からなる基体を形成し、そ
の後、脱型することを特徴とする。
【0010】上記「繊維強化ポリウレタンウレア樹脂」
は、ポリウレタンウレア樹脂原料に、1〜10重量%、
特に2〜8重量%程度の強化用の繊維を配合した上記
「繊維強化ポリウレタンウレア樹脂原料」を反応、硬化
せさることによって得られる。ポリウレタンウレア樹脂
原料としては、ポリアミン或いはポリエーテルポリオー
ルの末端にアミノ基を導入して変性したアミン末端ポリ
エーテルポリオールとポリイソソシアネートとを主原料
とし、これに架橋剤、触媒等を配合したものを用いるこ
とができる。このポリアミン或いはアミン末端ポリエー
テルポリオールとしては、数平均分子量が1500以
上、特に1500〜3000、官能基数が2〜6、アミ
ン当量が750〜4000のものが好ましい。このよう
なポリアミン等を使用すれば、樹脂原料は常温で速やか
に硬化し、耐久性等、優れた物性を有する繊維強化ポリ
ウレタンウレア樹脂が形成される。
【0011】ポリアミン等には、架橋剤、触媒及び整泡
剤などが配合される。架橋剤としては、1−メチル−
3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1−メ
チル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベンゼン、
1,3,5−トリエチル−2,6−ジアミノベンゼン及
び3,5,3’,5’−テトラエチル−4,4’−ジア
ミノジフェニルメチレン等の芳香族ジアミンを使用する
ことができる。また、脂肪族ジアミン、低分子量ポリオ
キシアルキレンポリアミンなどを用いることもできる。
【0012】更に、触媒としては、各種の4級アミン、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、N−アルキルモ
ルフォリン及び1,4−ジメチルピペラジン等のアミン
系触媒を使用することができる。また、整泡剤として
は、この用途において一般に用いられているシリコーン
系のものを使用することができる。繊維強化ポリウレタ
ンウレア樹脂には、これらの主成分の他、酸化防止剤、
紫外線吸収剤及びカーボンブラック等の無機充填剤など
を含有させることもできる。
【0013】ポリイソソシアネートとしては、トルエン
ジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)及びTDIとMDIとの混合物、
又はTDI、MDI等の変性物等の芳香族系ポリイソソ
シアネートを使用することができる。また、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、水添MDI、リシンジイソシア
ネート等の脂肪族系ポリイソソシアネート又は脂環族系
ポリイソソシアネートを用いることもできる。更に、ポ
リイソソシアネートとしては、特に、イソシアネート末
端のプレポリマーが好適である。プレポリマーとする場
合は、ポリイソソシアネートとしては純MDIが好まし
い。純MDIは官能基数が2であり、ポリアミン等との
反応で生成するイソシアネート末端プレポリマーが鎖構
造となり、得られるポリウレタンウレア樹脂が優れた耐
久性を有するものとなる。
【0014】強化用の繊維としては、一般に繊維強化プ
ラスチックスに用いられる繊維を特に限定されることな
く使用することができる。この繊維としては、チョップ
ドストランドガラス、ガラスロービング等のガラス繊
維、並びにポリエステル、ナイロン、セルロースアセテ
ート等、各種の合成繊維のロービング及びセラミックロ
ービングなどが挙げられる。強化用の繊維としてはガラ
ス繊維が好ましく、チョップドストランドガラスが樹脂
の補強効果に優れ、特に好ましい。
【0015 】上記「被覆層」は、液状の樹脂に触媒、
促進剤等を配合した不飽和ポリエステル樹脂原料を含む
上記「被覆剤」によって形成することができる。この被
覆剤としては、一般に繊維強化プラスチックス製品の表
面の保護等を目的として使用されているゲルコート剤な
どを用いることができる。また、不飽和ポリエステル樹
脂の種類は特定されず、オルソフタール酸系、イソフタ
ール酸系、ビスフェノール系等、いずれも使用すること
ができる。被覆層の厚さは0.1〜1mm、特に0.2
〜0.8mm、更には第2発明のように「0.3〜0.
5mm」とすることが好ましい。被覆層の厚さが0.1
mm未満では、基体表面の小穴が塗料皮膜層の表面に表
出することによるピンホールの発生を防止することがで
きない。一方、この厚さが1mmを越える場合は、被覆
層そのものに内在する気泡が塗料の焼き付け時に膨張
し、被覆層の表面において破泡する。そして、この破泡
によって生成する小穴が塗料皮膜層の表面に表出し、塗
装面にピンホールが発生して塗装品の外観が低下する。
【0016】また、第4発明の繊維強化ポリウレタンウ
レア樹脂成形品の製造方法において、離型剤層表面への
被覆剤の塗布、及び被覆層表面への繊維強化ポリウレタ
ンウレア樹脂原料の塗布は、第5発明のように「吹き付
け塗装法」によって行うことが好ましい。この吹き付け
塗装はスプレー塗装等によって行うことができ、簡易な
操作で容易に均質な被覆層及び基体を形成することがで
きる。尚、この吹き付け塗装法においては、前記のポリ
アミン或いはポリエーテルポリオールの末端にアミノ基
を導入して変性したアミン末端ポリエーテルポリオール
とポリイソソシアネートとを主原料とする繊維強化ポリ
ウレタンウレア樹脂原料の使用が特に好ましく、吹き付
け後、短時間で所望の形状の基体を容易に形成すること
ができる。
【0017】上記のように繊維強化ポリウレタンウレア
樹脂原料の塗布を吹き付け塗装法によって行った場合、
基体への空気の巻き込みは避けられず、基体には気泡が
生成する。そのため、塗料を比較的高温で焼き付け塗装
する場合に、この気泡が膨張し、基体の表面おいて破泡
し、小穴が形成される。しかし、本発明では、基体の表
面に不飽和ポリエステル樹脂からなる強靭な被覆層が形
成されているため、基体表面の小穴は被覆層の表面には
表出されず、被覆層の表面は平滑となる。従って、焼き
付け塗装によって形成される塗料皮膜層におけるピンホ
ールの発生が防止される。
【0018】本発明では、第1発明の被覆層を有する繊
維強化ポリウレタンウレア樹脂成形品の表面に塗料を塗
布し、焼き付け塗装することによって上記「塗料皮膜
層」を形成し、第3発明の繊維強化ポリウレタンウレア
樹脂塗装品とすることができる。この塗料としてはアル
キド樹脂塗料が好適である。また、成形品がバンパー
等、自動車用の外装品である場合は、短油性アルキド樹
脂と、メラミン樹脂、尿素樹脂等のアミノ樹脂との混合
樹脂を含むアミノアルキド樹脂塗料が特に好ましい。こ
のアミノアルキド樹脂塗料を使用し、車体の鋼板と一体
に焼き付け塗装することにより、強靭で耐久性に優れた
塗料皮膜層を形成することができるとともに生産性も向
上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施例によって本発明を更
に詳しく説明する。高圧スプレー機及びスプレーガンを
用いて、成形型の内表面に離型剤を吹き付け、塗布し、
乾燥させて離型剤層を形成した。この離型剤層の表面
に、表1に示す4種類の被覆剤を同様にスプレー塗布
し、反応、硬化させて表1に示す厚さの被覆層を形成し
た。尚、被覆剤はいずれも大泰化工株式会社製のゲルコ
ート剤であり、比較例1では商品名「DK−309」、
実施例1では商品名「DK−308」、実施例2では商
品名「DK−311」及び実施例3では商品名「DK−
603」」をそれぞれ使用した。
【0020】その後、形成された被覆層の表面に、繊維
強化ポリウレタンウレア樹脂原料を同様にスプレー塗布
し、反応、硬化させて、基体を形成し、脱型して、被覆
層を有する繊維強化ポリウレタンウレア樹脂成形品を得
た。樹脂原料としては、超速硬化型ポリウレタンウレア
樹脂原料(株式会社イノアックコーポレーション製、商
品名「ISC−S」、イソシアネート末端プレポリマー
とポリアミンとを主成分とする。)に5重量%のチョッ
プドストランドガラス[旭硝子株式会社製、商品名「M
F06MW2−20」(平均径;13μm、平均長さ;
100μm)]を配合したものを使用した。
【0021】尚、被覆剤及び樹脂原料のスプレー塗布に
は、ガスマー社製の高圧スプレー機(型式「H−200
0」)と、スプレーガン(型式「GX−7)とを用い
た。また、吐出圧は、被覆剤では4.0kg/m2、樹
脂原料では120kg/m2とした。
【0022】次いで、基体の表層を形成する被覆層の表
面に、短油性アルキッド樹脂とメラミン樹脂とを含有す
るアミノアルキッド樹脂塗料を、塗料用吹き付け塗装機
によって塗布し、80℃で30分焼き付け、厚さ50μ
mの塗料皮膜層を形成した。この塗料皮膜層の外観等を
表1に併記する。
【0023】
【表1】
【0024】表1の結果によれば、基体を被覆層と同様
に不飽和ポリエステル樹脂[大泰化工株式会社製の積層
用樹脂、商品名「DK−8000B(M)]によって形
成した比較例1では、被覆層と塗料皮膜層との接着性に
乏しく、両層が剥離する傾向にあった。また、被覆層を
設けず、基体の表面に直接塗料皮膜層を形成した比較例
2では、従来技術において問題となっていたように、塗
料皮膜層の表面にピンホールが発生し、実用に供し得る
外観を有する繊維強化ポリウレタンウレア塗装品は得ら
れなかった。
【0025】一方、被覆層の厚さが第2発明の下限値未
満である実施例1では、塗料皮膜層の表面にややピンホ
ールがみられたが、十分に実用に供し得る塗装品が得ら
れた。また、被覆層の厚さが第2発明の範囲内にある実
施例2では、塗料皮膜層にピンホールはまったくみられ
ず、平滑な優れた外観を有する塗装品を得ることができ
た。更に、被覆層の厚さが第2発明の上限値を越える実
施例3では、被覆層に内在する気泡が焼き付け時に膨張
して、その表面で破泡し、それが塗料皮膜層に表出して
発生したピンホールが僅かに観察されたが、問題になる
ほどではなかった。
【0026】
【発明の効果】第1発明の被覆層を有する繊維強化ポリ
ウレタンウレア樹脂成形品は、その表面に不飽和ポリエ
ステル樹脂からなる被覆層を有する。そのため、この成
形品に塗料を塗布し、比較的高温において焼き付け塗装
した場合に、基体に内在する気泡の膨張、破泡によって
生成する小穴による塗料皮膜層の表面のピンホールを生
ずることがない。従って、第3発明の、平滑であって、
優れた外観を有する繊維強化ポリウレタンウレア樹脂塗
装品を得ることができる。また、第4発明によれば、被
覆層を形成する工程を除き、従来の塗装品の製造と同様
の装置、操作によって、第1発明の成形品を容易に得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金型及びこの金型内にて成形された被覆層を有
する繊維強化ポリウレタンウレア樹脂成形品の断面図で
ある。
【図2】繊維強化ポリウレタンウレア樹脂塗装品の断面
図である。
【符号の説明】
1;成形型、2;離型剤層、3;被覆層、4;基体、4
1;チョップドストランドガラス、42;基体中の気
泡、43;基体の表面において気泡が破泡し、形成され
た小穴、5;塗料皮膜層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 167/06 C09D 175/04 175/04 B29C 67/14 K // B29K 75:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維強化ポリウレタンウレア樹脂からな
    る基体と、該基体の表面に形成される不飽和ポリエステ
    ル樹脂からなる被覆層と、により構成されていることを
    特徴とする被覆層を有する繊維強化ポリウレタンウレア
    樹脂成形品。
  2. 【請求項2】 上記被覆層の厚さが0.3〜0.5mm
    である請求項1記載の被覆層を有する繊維強化ポリウレ
    タンウレア樹脂成形品。
  3. 【請求項3】 繊維強化ポリウレタンウレア樹脂からな
    る基体、該基体の表面に形成される不飽和ポリエステル
    樹脂からなる被覆層及び該被覆層の表面に設けられる塗
    料皮膜層により構成されていることを特徴とする繊維強
    化ポリウレタンウレア樹脂塗装品。
  4. 【請求項4】 成形型の内表面に離型剤層を形成し、そ
    の後、該離型剤層の表面に不飽和ポリエステル樹脂原料
    を含む被覆剤を塗布し、反応、硬化させて不飽和ポリエ
    ステル樹脂からなる被覆層を形成し、次いで、該被覆層
    の表面に繊維強化ポリウレタンウレア樹脂原料を塗布
    し、反応、硬化させて繊維強化ポリウレタンウレア樹脂
    からなる基体を形成し、その後、脱型することを特徴と
    する被覆層を有する繊維強化ポリウレタンウレア樹脂成
    形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記被覆剤及び上記繊維強化ポリウレタ
    ンウレア樹脂原料の塗布が、吹き付け塗装法によって行
    われる請求項4記載の被覆層を有する繊維強化ポリウレ
    タンウレア樹脂成形品の製造方法。
JP9293459A 1997-10-09 1997-10-09 被覆層を有する繊維強化ポリウレタンウレア樹脂成形品及びその製造方法並びに繊維強化ポリウレタンウレア樹脂塗装品 Pending JPH11115138A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002144440A (ja) * 2000-11-07 2002-05-21 Inoac Corp ポリウレタンスプレーアップ工法の改良
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