JPH11114792A - 研磨装置 - Google Patents
研磨装置Info
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- JPH11114792A JPH11114792A JP27436897A JP27436897A JPH11114792A JP H11114792 A JPH11114792 A JP H11114792A JP 27436897 A JP27436897 A JP 27436897A JP 27436897 A JP27436897 A JP 27436897A JP H11114792 A JPH11114792 A JP H11114792A
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- polished
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被研磨体の被研磨面を研磨する研磨フィルム
と被研磨体との間に均一に砥粒が供給された状態で被研
磨体の被研磨面を研磨する。 【解決手段】 砥粒を有する帯状研磨フィルム8を有し
た研磨ヘッド4に被研磨体1を当接させて研磨する。
と被研磨体との間に均一に砥粒が供給された状態で被研
磨体の被研磨面を研磨する。 【解決手段】 砥粒を有する帯状研磨フィルム8を有し
た研磨ヘッド4に被研磨体1を当接させて研磨する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハー等
の基板表面を高精度に研磨するための研磨装置及び方法
に関するものである。
の基板表面を高精度に研磨するための研磨装置及び方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの超微細化や高段
差化が進み、これに伴ってSOI基板、Si、GeAs、InP
等からなる半導体ウエハー、あるいは半導体集積回路形
成過程において表面に絶縁膜あるいは金属膜を有したウ
エハー、更にディスプレー用の基板等を高精度に研磨す
るための加工手段として化学機械研磨(Chemical Mecha
nical Polishing;CMP)装置が知られている。
差化が進み、これに伴ってSOI基板、Si、GeAs、InP
等からなる半導体ウエハー、あるいは半導体集積回路形
成過程において表面に絶縁膜あるいは金属膜を有したウ
エハー、更にディスプレー用の基板等を高精度に研磨す
るための加工手段として化学機械研磨(Chemical Mecha
nical Polishing;CMP)装置が知られている。
【0003】ここでは従来のCMP装置について図7と
図8を用いて説明する。図7は被研磨体1(ウエハー)
が被研磨体保持手段3によってその被研磨面2を下に向
けた状態で保持され、被研磨体1の口径よりも大きな口
径の例えばポリウレタンからなる研磨パッド15を用い
て被研磨体1を研磨する形態である。この研磨パッド1
5は、主として表面に凹凸、或いは溝を有しているか或
いは多孔質である。図7では被研磨体1は不図示の駆動
手段によって矢印が示す方向に回転する。また、研磨パ
ッド15は不図示の駆動手段により矢印が示す方向に回
転する。これら被研磨体1と研磨パッド15の互いの回
転或いはいずれか一方の回転によって当接する被研磨体
1の被研磨面2が研磨される。このとき研磨量を向上さ
せる目的で研磨剤(スラリー)をスラリー供給手段16
から供給する。スラリーは例えばミクロンオーダーから
サブミクロンオーダーの砥粒として用いられるSiO2の微
粒子が安定に分散したアルカリ水溶液である。図7にお
いてスラリーは被研磨体1と研磨パッド15との間へ外
部から供給される。
図8を用いて説明する。図7は被研磨体1(ウエハー)
が被研磨体保持手段3によってその被研磨面2を下に向
けた状態で保持され、被研磨体1の口径よりも大きな口
径の例えばポリウレタンからなる研磨パッド15を用い
て被研磨体1を研磨する形態である。この研磨パッド1
5は、主として表面に凹凸、或いは溝を有しているか或
いは多孔質である。図7では被研磨体1は不図示の駆動
手段によって矢印が示す方向に回転する。また、研磨パ
ッド15は不図示の駆動手段により矢印が示す方向に回
転する。これら被研磨体1と研磨パッド15の互いの回
転或いはいずれか一方の回転によって当接する被研磨体
1の被研磨面2が研磨される。このとき研磨量を向上さ
せる目的で研磨剤(スラリー)をスラリー供給手段16
から供給する。スラリーは例えばミクロンオーダーから
サブミクロンオーダーの砥粒として用いられるSiO2の微
粒子が安定に分散したアルカリ水溶液である。図7にお
いてスラリーは被研磨体1と研磨パッド15との間へ外
部から供給される。
【0004】図8は、被研磨体1の口径よりも小さい口
径の研磨パッド15が被研磨面2を上に向けて保持され
る被研磨体1を研磨する形態である。このときスラリー
は、研磨パッドに設けられた小孔17に連通するスラリ
ー供給手段16から小孔17を介して被研磨体1と研磨
パッド15との間へ供給される。
径の研磨パッド15が被研磨面2を上に向けて保持され
る被研磨体1を研磨する形態である。このときスラリー
は、研磨パッドに設けられた小孔17に連通するスラリ
ー供給手段16から小孔17を介して被研磨体1と研磨
パッド15との間へ供給される。
【0005】しかしながら図7に示した従来のCMP装置
では、供給されたスラリーが研磨パッド15と被研磨体
1との間に十分供給されない。これは図7が示すCMP装
置おいては顕著であり研磨パッド15と被研磨体1との
間に入ったスラリーが遠心力で容易に研磨パッド15と
被研磨体1との間の外へ出ていってしまう。また、図6
に示したCMP装置の場合では、スラリーは小孔17から
当接する研磨パッド15と被研磨体1との間に供給され
るがこの場合も遠心力によってスラリーは容易に研磨パ
ッド15と被研磨体1との間から外へ出ていってしま
う。その結果十分なスラリーが研磨パッド15と被研磨
体1との間に保持されず不均一に存在するため研磨むら
が生じてしまう。
では、供給されたスラリーが研磨パッド15と被研磨体
1との間に十分供給されない。これは図7が示すCMP装
置おいては顕著であり研磨パッド15と被研磨体1との
間に入ったスラリーが遠心力で容易に研磨パッド15と
被研磨体1との間の外へ出ていってしまう。また、図6
に示したCMP装置の場合では、スラリーは小孔17から
当接する研磨パッド15と被研磨体1との間に供給され
るがこの場合も遠心力によってスラリーは容易に研磨パ
ッド15と被研磨体1との間から外へ出ていってしま
う。その結果十分なスラリーが研磨パッド15と被研磨
体1との間に保持されず不均一に存在するため研磨むら
が生じてしまう。
【0006】また、図7ないし図8において説明した従
来のCMP装置では、研磨パッド15の研磨性能、つまり
単位時間あたりに被研磨体が研磨される星や、被研磨面
を研磨屑等から守る力などが劣化した時、その都度研磨
パッド15を手作業で交換しなければならない。研磨パ
ッド15の交換は長時間を要しスループットの低下を招
く。
来のCMP装置では、研磨パッド15の研磨性能、つまり
単位時間あたりに被研磨体が研磨される星や、被研磨面
を研磨屑等から守る力などが劣化した時、その都度研磨
パッド15を手作業で交換しなければならない。研磨パ
ッド15の交換は長時間を要しスループットの低下を招
く。
【0007】また、例えばスラリー或いは発生する研磨
屑が研磨パッド15の凹部に目詰まりすること、或いは
機械的摩耗等によって研磨性能が劣化した研磨パッド1
5を用いて研磨を続けると研磨性能が劣化する前と後で
得られる研磨量にばらつきが生じたり、あるいは被研磨
面に予期せぬ傷をつくり歩留まりを低下させる。
屑が研磨パッド15の凹部に目詰まりすること、或いは
機械的摩耗等によって研磨性能が劣化した研磨パッド1
5を用いて研磨を続けると研磨性能が劣化する前と後で
得られる研磨量にばらつきが生じたり、あるいは被研磨
面に予期せぬ傷をつくり歩留まりを低下させる。
【0008】またさらに例えばスラリー或いは発生する
研磨屑が研磨パッド15の凹部に目詰まりした場合のよ
うな予期せぬ時に研磨パッド15の交換の必要が起こり
うることを考えると常に人が監視する必要があり、装置
の無人化は困難であり、また装置の監視をする人に負担
を与える。
研磨屑が研磨パッド15の凹部に目詰まりした場合のよ
うな予期せぬ時に研磨パッド15の交換の必要が起こり
うることを考えると常に人が監視する必要があり、装置
の無人化は困難であり、また装置の監視をする人に負担
を与える。
【0009】特開平8−153692号公報には帯状研
磨布が被研磨体の全面を覆った状態で被研磨体を回転さ
せて研磨する装置が開示されている。
磨布が被研磨体の全面を覆った状態で被研磨体を回転さ
せて研磨する装置が開示されている。
【0010】上述した特開平8−153692号公報で
は、当接する研磨布と被研磨体の外部からスラリーを供
給する方法と、研磨布に設けた孔を介してスラリーを研
磨布と被研磨体との間に供給する方法が開示されてい
る。
は、当接する研磨布と被研磨体の外部からスラリーを供
給する方法と、研磨布に設けた孔を介してスラリーを研
磨布と被研磨体との間に供給する方法が開示されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの場合
も遠心力によってスラリーは容易に研磨布と被研磨体と
の間から外へ出ていってしまい、スラリーは研磨布と被
研磨体とが重なりあって定められる研磨面内に均一に保
持されない。その結果、被研磨体と研磨布とが重なり合
って定められる研磨面内に不均一に分布したスラリーに
より、スラリーが多く保持されている部分では研磨が大
きく行われ、スラリーが保持されていない部分では研磨
が殆ど行われない。その結果研磨むらが生じてしまう。
も遠心力によってスラリーは容易に研磨布と被研磨体と
の間から外へ出ていってしまい、スラリーは研磨布と被
研磨体とが重なりあって定められる研磨面内に均一に保
持されない。その結果、被研磨体と研磨布とが重なり合
って定められる研磨面内に不均一に分布したスラリーに
より、スラリーが多く保持されている部分では研磨が大
きく行われ、スラリーが保持されていない部分では研磨
が殆ど行われない。その結果研磨むらが生じてしまう。
【0012】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、前記被
研磨体と研磨するための研磨ヘッドと、被研磨体を保持
するための被研磨体保持手段と、を有し、前記研磨ヘッ
ドの面が前記被研磨体保持手段に対向して配置される研
磨装置において、前記研磨ヘッドは、砥粒を有する帯状
研磨フィルムを前記面に供給する帯状研磨フィルム供給
手段と、前記帯状研磨フィルムを前記面から回収する帯
状研磨フィルム回収手段と、を有することを特徴とする
研磨装置を提供する。
研磨体と研磨するための研磨ヘッドと、被研磨体を保持
するための被研磨体保持手段と、を有し、前記研磨ヘッ
ドの面が前記被研磨体保持手段に対向して配置される研
磨装置において、前記研磨ヘッドは、砥粒を有する帯状
研磨フィルムを前記面に供給する帯状研磨フィルム供給
手段と、前記帯状研磨フィルムを前記面から回収する帯
状研磨フィルム回収手段と、を有することを特徴とする
研磨装置を提供する。
【0013】また、本発明は、研磨ヘッドに設けられた
帯状研磨フィルム供給手段により前記研磨ヘッドの面へ
帯状研磨フィルムを供給する工程と、前記研磨ヘッドに
設けられた帯状研磨フィルム回収手段により前記研磨ヘ
ッドの前記面に供給された前記帯状研磨フィルムを回収
する工程とを含み、前記研磨ヘッドの前記面に供給され
た帯状研磨フィルムにより被研磨体を研磨する研磨方法
において研磨面に砥粒を有する前記帯状研磨フィルムが
前記被研磨体を研磨することを特徴とする研磨方法を、
提供する。
帯状研磨フィルム供給手段により前記研磨ヘッドの面へ
帯状研磨フィルムを供給する工程と、前記研磨ヘッドに
設けられた帯状研磨フィルム回収手段により前記研磨ヘ
ッドの前記面に供給された前記帯状研磨フィルムを回収
する工程とを含み、前記研磨ヘッドの前記面に供給され
た帯状研磨フィルムにより被研磨体を研磨する研磨方法
において研磨面に砥粒を有する前記帯状研磨フィルムが
前記被研磨体を研磨することを特徴とする研磨方法を、
提供する。
【0014】(作用)本発明によれば、帯状研磨フィル
ムが砥粒を有しているので砥粒が帯状研磨フィルムと被
研磨体との間、すなわち研磨面に均一に保持された状態
で研磨が進行する。その結果前記研磨すべき部分を均一
に研磨することが出来る。
ムが砥粒を有しているので砥粒が帯状研磨フィルムと被
研磨体との間、すなわち研磨面に均一に保持された状態
で研磨が進行する。その結果前記研磨すべき部分を均一
に研磨することが出来る。
【0015】また、帯状研磨フィルム回収手段が研磨後
研磨能力の低下した帯状研磨フィルムを被研磨体の被研
磨面と接触する部分から回収し、帯状研磨フィルム供給
手段が次の研磨のために最適な研磨能力を有する帯状研
磨フィルムを供給できる。その結果帯状研磨フィルムを
交換する際にかかる時間を大幅に短縮することが出来
る。さらに帯状研磨フィルムに付着した研磨屑や研磨液
中の微粒子が被研磨体を汚染したり、或いは被研磨体に
傷を与えることが避けられる。
研磨能力の低下した帯状研磨フィルムを被研磨体の被研
磨面と接触する部分から回収し、帯状研磨フィルム供給
手段が次の研磨のために最適な研磨能力を有する帯状研
磨フィルムを供給できる。その結果帯状研磨フィルムを
交換する際にかかる時間を大幅に短縮することが出来
る。さらに帯状研磨フィルムに付着した研磨屑や研磨液
中の微粒子が被研磨体を汚染したり、或いは被研磨体に
傷を与えることが避けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態による
研磨装置について述べる。
研磨装置について述べる。
【0017】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態による研磨装置は、図1に示すように面を下に向
けた研磨ヘッド4に研磨フィルム供給手段9及び研磨フ
ィルム回収手段10とを設け、第1の駆動手段5によっ
てまた第2の駆動手段6によって矢印Bの方向に、矢印
Aの方向に研磨フィルム供給手段9及び研磨フィルム回
収手段10とともに自転、公転することを特徴とする。
研磨フィルム8は、ポリエステル、ポリウレタン等の帯
状の可撓性部材であり砥粒として粒径が8〜50nmの
均一な粒径のアルミナ等が塗布されている。また研磨フ
ィルム8は、研磨面を下に向けて、且つ被研磨体1と対
向するように研磨ヘッドに保持される。
の形態による研磨装置は、図1に示すように面を下に向
けた研磨ヘッド4に研磨フィルム供給手段9及び研磨フ
ィルム回収手段10とを設け、第1の駆動手段5によっ
てまた第2の駆動手段6によって矢印Bの方向に、矢印
Aの方向に研磨フィルム供給手段9及び研磨フィルム回
収手段10とともに自転、公転することを特徴とする。
研磨フィルム8は、ポリエステル、ポリウレタン等の帯
状の可撓性部材であり砥粒として粒径が8〜50nmの
均一な粒径のアルミナ等が塗布されている。また研磨フ
ィルム8は、研磨面を下に向けて、且つ被研磨体1と対
向するように研磨ヘッドに保持される。
【0018】研磨フィルム8は、研磨フィルム供給手段
9としての供給ローラーに巻かれており、研磨に用いら
れた後に研磨フィルム回収手段10としての回収ローラ
ーによって巻き取られる。
9としての供給ローラーに巻かれており、研磨に用いら
れた後に研磨フィルム回収手段10としての回収ローラ
ーによって巻き取られる。
【0019】また、研磨ヘッド4は研磨ヘッド上下駆動
手段13によって上下方向に移動する。また研磨ヘッド
4は、研磨フィルム8を被研磨体1に接触させた状態
で、研磨フィルム8を介して圧力を被研磨体1に加えな
がら回転することで被研磨体を研磨することができる。
手段13によって上下方向に移動する。また研磨ヘッド
4は、研磨フィルム8を被研磨体1に接触させた状態
で、研磨フィルム8を介して圧力を被研磨体1に加えな
がら回転することで被研磨体を研磨することができる。
【0020】この圧力は加圧手段14によって任意の値
に設定できる。
に設定できる。
【0021】研磨ヘッド4の下面には脱着可能な弾性体
パッド7が取り付けられている。これは加圧手段14に
よる加圧力を研磨フィルム8の研磨面全面に分散させる
ためである。
パッド7が取り付けられている。これは加圧手段14に
よる加圧力を研磨フィルム8の研磨面全面に分散させる
ためである。
【0022】研磨フィルム供給手段9は砥粒を有する帯
状の研磨フィルム8を弾性体パッド7の下に供給する。
研磨フィルム8のうち、この弾性体パッド7の下へ供給
された部分が被研磨体1を研磨する。研磨終了後動作を
終えると、弾性体パッド7の下にある部分は研磨能力が
低下しているので研磨フィルム回収手段10によって回
収される。同時に研磨フィルム供給手段10が、前記研
磨能力が低くなった部分に隣接している未だ研磨に使用
されていない研磨能力の高い部分を弾性体パッド7の下
に供給する。また、研磨フィルム8は研磨フィルム供給
手段9と研磨フィルム回収手段10によって張りが与え
られる。
状の研磨フィルム8を弾性体パッド7の下に供給する。
研磨フィルム8のうち、この弾性体パッド7の下へ供給
された部分が被研磨体1を研磨する。研磨終了後動作を
終えると、弾性体パッド7の下にある部分は研磨能力が
低下しているので研磨フィルム回収手段10によって回
収される。同時に研磨フィルム供給手段10が、前記研
磨能力が低くなった部分に隣接している未だ研磨に使用
されていない研磨能力の高い部分を弾性体パッド7の下
に供給する。また、研磨フィルム8は研磨フィルム供給
手段9と研磨フィルム回収手段10によって張りが与え
られる。
【0023】研磨による傷が発生し難くなるように第2
の駆動手段6によって研磨ヘッド4の自転方向と逆方向
である矢印Bの方向に研磨ヘッド4を公転させることが
好ましい。
の駆動手段6によって研磨ヘッド4の自転方向と逆方向
である矢印Bの方向に研磨ヘッド4を公転させることが
好ましい。
【0024】また、自転の回転数と公転の回転数は数rp
mから数千rpmの範囲から選択され、両者を同回転数とす
ることがより好ましい。
mから数千rpmの範囲から選択され、両者を同回転数とす
ることがより好ましい。
【0025】また、研磨ヘッド4の自転軸と公転軸との
距離Cは研磨ヘッド4の半径Dより小さくなるように設
定されるが、これは公転軸を中心に半径をCとする領域
内において研磨ヘッド4に周転円運動をさせるためであ
る。研磨ヘッド4が周転円運動をすることで、前記領域
における研磨量は前記領域以外の部分に比べてより多く
なり、且つその領域内は均一に研磨される。
距離Cは研磨ヘッド4の半径Dより小さくなるように設
定されるが、これは公転軸を中心に半径をCとする領域
内において研磨ヘッド4に周転円運動をさせるためであ
る。研磨ヘッド4が周転円運動をすることで、前記領域
における研磨量は前記領域以外の部分に比べてより多く
なり、且つその領域内は均一に研磨される。
【0026】また、第3の駆動手段18は、研磨ヘッド
4が被研磨体1の被研磨面4の研磨すべき部分に対向す
るように、研磨ヘッド4を水平方向に移動させ位置決め
を行う。
4が被研磨体1の被研磨面4の研磨すべき部分に対向す
るように、研磨ヘッド4を水平方向に移動させ位置決め
を行う。
【0027】以下に本発明の研磨装置が被研磨体を研磨
する際の動作を説明する。
する際の動作を説明する。
【0028】不図示の被研磨体搬送手段によって搬送さ
れた被研磨体1が、被研磨体保持手段3上に置かれて保
持される。研磨ヘッド4は被研磨体1の被研磨面2に対
向する面を有しており、前記面に砥粒を有する帯状の研
磨フィルム8が前記研磨フィルム供給手段9によって供
給されている。ついで第3の駆動手段18が研磨ヘッド
4を被研磨体1の被研磨面2の中で研磨すべき箇所の直
上に位置するように水平方向に移動させ位置決めする。
また研磨ヘッド4は第1の駆動手段5と第2の駆動手段
6とによって自転し且つ公転する。このとき研磨フィル
ム8も研磨ヘッド4とともに自転し、公転する。位置決
めされた研磨ヘッド4は、研磨ヘッド上下駆動手段13
によって研磨フィルム8を被研磨体1に当接し、被研磨
体を研磨する。また、加圧手段14が所望の加圧力を研
磨ヘッド4に与え研磨量を調節する。このとき研磨フィ
ルム供給手段9と研磨フィルム回収手段10とが研磨フ
ィルム8に与える張力は、研磨フィルム8が当接する被
研磨体1の被研磨面2に密着した状態で回転出来る程度
に設定される。
れた被研磨体1が、被研磨体保持手段3上に置かれて保
持される。研磨ヘッド4は被研磨体1の被研磨面2に対
向する面を有しており、前記面に砥粒を有する帯状の研
磨フィルム8が前記研磨フィルム供給手段9によって供
給されている。ついで第3の駆動手段18が研磨ヘッド
4を被研磨体1の被研磨面2の中で研磨すべき箇所の直
上に位置するように水平方向に移動させ位置決めする。
また研磨ヘッド4は第1の駆動手段5と第2の駆動手段
6とによって自転し且つ公転する。このとき研磨フィル
ム8も研磨ヘッド4とともに自転し、公転する。位置決
めされた研磨ヘッド4は、研磨ヘッド上下駆動手段13
によって研磨フィルム8を被研磨体1に当接し、被研磨
体を研磨する。また、加圧手段14が所望の加圧力を研
磨ヘッド4に与え研磨量を調節する。このとき研磨フィ
ルム供給手段9と研磨フィルム回収手段10とが研磨フ
ィルム8に与える張力は、研磨フィルム8が当接する被
研磨体1の被研磨面2に密着した状態で回転出来る程度
に設定される。
【0029】研磨ヘッド4の前記周転円運動によって被
研磨体1の被研磨面2のうち研磨ヘッド4の公転軸を中
心として自転軸と公転軸との距離を半径とした領域内が
均一に研磨される。
研磨体1の被研磨面2のうち研磨ヘッド4の公転軸を中
心として自転軸と公転軸との距離を半径とした領域内が
均一に研磨される。
【0030】研磨が終了すると、研磨ヘッド4は研磨ヘ
ッド上下駆動手段13によって上方へ移動し、研磨ヘッ
ド4に設けられた研磨フィルム8も一緒に被研磨体1か
ら離れる。被研磨体1は、不図示の被研磨体搬送手段に
よって被研磨体保持手段3上から取り外される。研磨フ
ィルム回収手段10は、被研磨体1を研磨に用いられ研
磨能力が低くなった部分の研磨フィルムを研磨ヘッド4
の下面から巻き取って回収する。そして同時に研磨フィ
ルム供給手段9が、研磨フィルム8のうち研磨使用済み
の部分と隣接する未だ研磨に使用されていない部分を研
磨ヘッド4の下面に供給する。そして再び新たな被研磨
体1を研磨する。
ッド上下駆動手段13によって上方へ移動し、研磨ヘッ
ド4に設けられた研磨フィルム8も一緒に被研磨体1か
ら離れる。被研磨体1は、不図示の被研磨体搬送手段に
よって被研磨体保持手段3上から取り外される。研磨フ
ィルム回収手段10は、被研磨体1を研磨に用いられ研
磨能力が低くなった部分の研磨フィルムを研磨ヘッド4
の下面から巻き取って回収する。そして同時に研磨フィ
ルム供給手段9が、研磨フィルム8のうち研磨使用済み
の部分と隣接する未だ研磨に使用されていない部分を研
磨ヘッド4の下面に供給する。そして再び新たな被研磨
体1を研磨する。
【0031】また本発明は、第1の実施の形態に記載し
たように被研磨体1が下側で研磨ヘッド4が上側に配置
される形態に限定されることはなく、被研磨体1が被研
磨面2を下に向けて上側に設けられ、研磨ヘッド4が下
側に配置される形態であってもよい。
たように被研磨体1が下側で研磨ヘッド4が上側に配置
される形態に限定されることはなく、被研磨体1が被研
磨面2を下に向けて上側に設けられ、研磨ヘッド4が下
側に配置される形態であってもよい。
【0032】また、本発明は被研磨体保持手段3と研磨
ヘッド4のうち、少なくともいずれか一方に不図示の駆
動手段を設けて水平方向へ揺動運動をさせて研磨を行う
ことも好ましい。
ヘッド4のうち、少なくともいずれか一方に不図示の駆
動手段を設けて水平方向へ揺動運動をさせて研磨を行う
ことも好ましい。
【0033】また、本発明の研磨装置による研磨フィル
ム8の供給方法としては、上記方法のように研磨中に研
磨フィルム8の搬送を止める他に、研磨中に研磨フィル
ム8を所望のスピードで送り出し、巻き取りながら回収
し続ける方法であってもよい。
ム8の供給方法としては、上記方法のように研磨中に研
磨フィルム8の搬送を止める他に、研磨中に研磨フィル
ム8を所望のスピードで送り出し、巻き取りながら回収
し続ける方法であってもよい。
【0034】また、本発明の研磨装置による研磨ヘッド
4の回転運動としては、例えば短時間で多くの研磨量を
得る必要がある場合には、自転、公転の回転方向を互い
に逆向きにすることがよい。また、前記周転円運動では
自転数と公転数を一致させることが好ましいが、例えば
研磨すべき部分をそれ以外の部分との境界付近の研磨量
が漸次変化するように研磨する場合は自転数と公転数を
自由に異ならせてもよい。
4の回転運動としては、例えば短時間で多くの研磨量を
得る必要がある場合には、自転、公転の回転方向を互い
に逆向きにすることがよい。また、前記周転円運動では
自転数と公転数を一致させることが好ましいが、例えば
研磨すべき部分をそれ以外の部分との境界付近の研磨量
が漸次変化するように研磨する場合は自転数と公転数を
自由に異ならせてもよい。
【0035】また、前述したように研磨すべき部分とそ
れ以外の部分との境界付近の研磨量が漸次変化するよう
に研磨する場合は距離Cを半径D以上にしてもよい。ま
た、必要に応じて研磨ヘッド4の自転のみで研磨を行っ
てもよい。
れ以外の部分との境界付近の研磨量が漸次変化するよう
に研磨する場合は距離Cを半径D以上にしてもよい。ま
た、必要に応じて研磨ヘッド4の自転のみで研磨を行っ
てもよい。
【0036】また、本発明は、第1の実施の形態におい
て研磨ヘッド4の口径が被研磨体1の口径よりも小さく
部分研磨に適した形態を示したが、その他に被研磨体1
の口径と同径或いはそれ以上にして全面研磨が可能な形
態にしてもよい。その場合、より好ましい被研磨体1の
口径と研磨ヘッド4の口径との比は、1以上2未満の範
囲の中である。
て研磨ヘッド4の口径が被研磨体1の口径よりも小さく
部分研磨に適した形態を示したが、その他に被研磨体1
の口径と同径或いはそれ以上にして全面研磨が可能な形
態にしてもよい。その場合、より好ましい被研磨体1の
口径と研磨ヘッド4の口径との比は、1以上2未満の範
囲の中である。
【0037】なおここでいう部分研磨とは、被研磨体の
被研磨面の中の研磨すべき部分を特定してその部分のみ
を研磨することであり、また全面研磨とは被研磨体の被
研磨面を全面研磨することを意味する。
被研磨面の中の研磨すべき部分を特定してその部分のみ
を研磨することであり、また全面研磨とは被研磨体の被
研磨面を全面研磨することを意味する。
【0038】そして部分研磨は、被研磨面全面を予め大
まかに粗研磨した後に、粗研磨された被研磨面2の中で
更に研磨する必要がある部分のみと選択的に研磨する修
正研磨工程に適している。
まかに粗研磨した後に、粗研磨された被研磨面2の中で
更に研磨する必要がある部分のみと選択的に研磨する修
正研磨工程に適している。
【0039】また、本発明の研磨ヘッドを複数用いて、
一つの研磨面を同時に研磨することも好ましい。
一つの研磨面を同時に研磨することも好ましい。
【0040】また、研磨フィルム8を交換するときに
は、研磨フィルム供給手段9及び研磨フィルム回収手段
10ごと研磨ヘッド4からとりはずし、未使用の研磨フ
ィルム8が収納されている研磨フィルム供給手段9及び
研磨フィルム回収手段10に交換することが出来る。或
いは研磨ヘッド4ごと研磨装置からとりはずし、未使用
の研磨フィルム8が収納されている研磨フィルム供給手
段9及び研磨フィルム回収手段10を有した研磨ヘッド
4に交換してもよい。
は、研磨フィルム供給手段9及び研磨フィルム回収手段
10ごと研磨ヘッド4からとりはずし、未使用の研磨フ
ィルム8が収納されている研磨フィルム供給手段9及び
研磨フィルム回収手段10に交換することが出来る。或
いは研磨ヘッド4ごと研磨装置からとりはずし、未使用
の研磨フィルム8が収納されている研磨フィルム供給手
段9及び研磨フィルム回収手段10を有した研磨ヘッド
4に交換してもよい。
【0041】本発明に用いられる研磨フィルムは、可撓
性の基材表面に多数の砥粒が分散配置したものが好まし
く用いられる。砥粒は、基材に直接固着していてもよい
し、接着剤等で固定されていてもよい。
性の基材表面に多数の砥粒が分散配置したものが好まし
く用いられる。砥粒は、基材に直接固着していてもよい
し、接着剤等で固定されていてもよい。
【0042】また、前記基材としてポリエステル、ポリ
ウレタン、テフロン等の高分子材料等が好ましく用いら
れる。
ウレタン、テフロン等の高分子材料等が好ましく用いら
れる。
【0043】本発明に用いられる砥粒としては、例えば
粒径がミクロンオーダーからサブミクロンオーダーの比
較的均一な砥粒が好ましい。
粒径がミクロンオーダーからサブミクロンオーダーの比
較的均一な砥粒が好ましい。
【0044】より具体的には、例えば酸化シリコン(Si
O2等)、酸化アルミニウム(Al2O3等)、酸化マンガン
(MnO2, Mn2O3, Mn3O4等)、酸化セリウム(CeO、 CeO2
等)、酸化イットリウム(Y2O3等)、酸化モリブデン
(MoO2等), 酸化カルシウム(CaO2等),酸化マグネシ
ウム(MgO等), 酸化錫(SnO2等)等を挙げることが出
来る。例えば被研磨体1の構成元素がSiならばSiO2、Ce
O等、また被研磨体1の構成元素がAl、Cu、W等の金属で
あればAl2O3 、MnO2等の砥粒を用いることがより好まし
い。また、砥粒の粒径はおよそ8nm〜50nmで粒度
分布が比較的そろっていることがより好ましい。例えば
本発明で用いることができる研磨フィルムとしては、特
開平9−85632号公報に開示されるようなフィルム
であってもよい。
O2等)、酸化アルミニウム(Al2O3等)、酸化マンガン
(MnO2, Mn2O3, Mn3O4等)、酸化セリウム(CeO、 CeO2
等)、酸化イットリウム(Y2O3等)、酸化モリブデン
(MoO2等), 酸化カルシウム(CaO2等),酸化マグネシ
ウム(MgO等), 酸化錫(SnO2等)等を挙げることが出
来る。例えば被研磨体1の構成元素がSiならばSiO2、Ce
O等、また被研磨体1の構成元素がAl、Cu、W等の金属で
あればAl2O3 、MnO2等の砥粒を用いることがより好まし
い。また、砥粒の粒径はおよそ8nm〜50nmで粒度
分布が比較的そろっていることがより好ましい。例えば
本発明で用いることができる研磨フィルムとしては、特
開平9−85632号公報に開示されるようなフィルム
であってもよい。
【0045】図2及び図3は本発明に用いられる研磨フ
ィルム8の別の例を模式的に表した図である。
ィルム8の別の例を模式的に表した図である。
【0046】図2は、研磨量がそれぞれ異なる砥粒を有
した3種の研磨フィルム8a、8b、8cの研磨面を模
式的に示しており、研磨フィルム8aは大きい粒径の砥
粒19aを有し、研磨フィルム8bは中程度の粒径の砥
粒19bを有し、研磨フィルム8cは小さい粒径の砥粒
19cを有している。
した3種の研磨フィルム8a、8b、8cの研磨面を模
式的に示しており、研磨フィルム8aは大きい粒径の砥
粒19aを有し、研磨フィルム8bは中程度の粒径の砥
粒19bを有し、研磨フィルム8cは小さい粒径の砥粒
19cを有している。
【0047】被研磨体を所定時間内に研磨する量、つま
り研磨量は、研磨フィルム8a、8b、8cの中で各研
磨フィルム8aを用いて研磨した場合が一番多く、次い
で8b、8cの順で少ない。また、表面粗さ、つまり被
研磨面の平坦度は研磨フィルム8cを用いて研磨した場
合が一番よく、次いで8b、8cの順でよい。
り研磨量は、研磨フィルム8a、8b、8cの中で各研
磨フィルム8aを用いて研磨した場合が一番多く、次い
で8b、8cの順で少ない。また、表面粗さ、つまり被
研磨面の平坦度は研磨フィルム8cを用いて研磨した場
合が一番よく、次いで8b、8cの順でよい。
【0048】また、研磨フィルム8による研磨量は、粒
径ではなく砥粒の素材を変えることで変化させることも
できる。
径ではなく砥粒の素材を変えることで変化させることも
できる。
【0049】また、図3は、一枚の基材上に異なる粒径
の砥粒がそれぞれ特定の領域に塗布された研磨フィルム
8dを示している。
の砥粒がそれぞれ特定の領域に塗布された研磨フィルム
8dを示している。
【0050】研磨フィルム8dは、大きい粒径の砥粒1
9aを塗布した領域F、I、中程度の粒径の砥粒19b
を塗布した領域G、J、小さい粒径の砥粒19cを塗布
した領域H,Kを有する。また、各領域は研磨フィルム
8dの送り方向に対して順にF、G、H、I、J、Kの
順で配列される。また F、G、H、I、J、Kの各領
域は、その順序で研磨フィルム8dの長手方向に沿って
繰り返して設けられている。
9aを塗布した領域F、I、中程度の粒径の砥粒19b
を塗布した領域G、J、小さい粒径の砥粒19cを塗布
した領域H,Kを有する。また、各領域は研磨フィルム
8dの送り方向に対して順にF、G、H、I、J、Kの
順で配列される。また F、G、H、I、J、Kの各領
域は、その順序で研磨フィルム8dの長手方向に沿って
繰り返して設けられている。
【0051】各領域の長さはそれが用いられる研磨ヘッ
ド4の口径よりも大きくした方がよい。
ド4の口径よりも大きくした方がよい。
【0052】また、図3に示した研磨フィルム8dは、
粒径が異なる3種類の砥粒がそれぞれの各領域に塗布さ
れているが、3種の砥粒として硬度の異なる材料の砥粒
を各領域に塗布したものであってもよい。
粒径が異なる3種類の砥粒がそれぞれの各領域に塗布さ
れているが、3種の砥粒として硬度の異なる材料の砥粒
を各領域に塗布したものであってもよい。
【0053】また、図3では3種類の砥粒を用いたが、
本発明に用いられる研磨フィルムとしては2種類ないし
4種類以上の研磨量の異なる砥粒をそれぞれの領域に分
けて研磨フィルム8dの同一面上に設けたものを用いて
もよい。
本発明に用いられる研磨フィルムとしては2種類ないし
4種類以上の研磨量の異なる砥粒をそれぞれの領域に分
けて研磨フィルム8dの同一面上に設けたものを用いて
もよい。
【0054】また、本発明により研磨される被研磨体と
して、例えば 略円形であるSOI基板、Si、GaAs、InP
等からなる半導体ウエハー、半導体集積回路形成過程に
おいて表面に絶縁膜あるいは金属膜を有したウエハー等
を例として挙げることが出来る。上記ウエハーの口径は
例えば6インチ以上また更には12インチ以上である。
また、本発明によって研磨される被研磨体1は必ずしも
円形である必要はなく、例えば四角形のディスプレー用
の基板等も本発明の被研磨体の1例として挙げることが
できる。
して、例えば 略円形であるSOI基板、Si、GaAs、InP
等からなる半導体ウエハー、半導体集積回路形成過程に
おいて表面に絶縁膜あるいは金属膜を有したウエハー等
を例として挙げることが出来る。上記ウエハーの口径は
例えば6インチ以上また更には12インチ以上である。
また、本発明によって研磨される被研磨体1は必ずしも
円形である必要はなく、例えば四角形のディスプレー用
の基板等も本発明の被研磨体の1例として挙げることが
できる。
【0055】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施の形態による研磨装置を示す図である。第1の
実施の形態と異なる点は液体の供給手段11が設けられ
ており液体12を被研磨体1と研磨フィルム8との間に
供給する点であり、その他の構成は第1の実施の形態と
同じである。
2の実施の形態による研磨装置を示す図である。第1の
実施の形態と異なる点は液体の供給手段11が設けられ
ており液体12を被研磨体1と研磨フィルム8との間に
供給する点であり、その他の構成は第1の実施の形態と
同じである。
【0056】本実施の形態で用いられる液体12として
は、例えばpHが調整された水酸化カリウム(KOH)水
溶液、或いは水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液、或いは
イソプロピルアルコール、純水、また或いは金属を酸化
する化学成分を有する溶液等がある。
は、例えばpHが調整された水酸化カリウム(KOH)水
溶液、或いは水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液、或いは
イソプロピルアルコール、純水、また或いは金属を酸化
する化学成分を有する溶液等がある。
【0057】また、上記液体をそれぞれ混合させること
も好ましいものである。
も好ましいものである。
【0058】液体12を被研磨体1と研磨パッド8との
間に供給しながら研磨することで、液体12の冷却作用
により研磨時に研磨フィルム8と被研磨体1との間に発
生する摩擦熱による温度上昇を抑えることが出来る。よ
って熱によって電気的劣化しやすい半導体素子等を有す
る基板等を研磨する際特に好ましい。
間に供給しながら研磨することで、液体12の冷却作用
により研磨時に研磨フィルム8と被研磨体1との間に発
生する摩擦熱による温度上昇を抑えることが出来る。よ
って熱によって電気的劣化しやすい半導体素子等を有す
る基板等を研磨する際特に好ましい。
【0059】また、供給される液体12が、発生する研
磨屑の飛散を防ぐことができ、その結果研磨装置を清浄
な状態に保つことができる。
磨屑の飛散を防ぐことができ、その結果研磨装置を清浄
な状態に保つことができる。
【0060】砥粒として酸化シリコンを用いて被研磨体
であるシリコンウエハーを研磨する場合、砥粒がシリコ
ンウエハーに強力に固着して除去することが困難になる
ことがある。この場合、例えば水酸化カリウム水溶液等
の液体12を研磨フィルム8とシリコンウエハーとの間
に供給することで酸化シリコンがシリコンウエハーに固
着することを防止できる以下に本発明の研磨装置を用い
て被研磨面を研磨する数例を記す。
であるシリコンウエハーを研磨する場合、砥粒がシリコ
ンウエハーに強力に固着して除去することが困難になる
ことがある。この場合、例えば水酸化カリウム水溶液等
の液体12を研磨フィルム8とシリコンウエハーとの間
に供給することで酸化シリコンがシリコンウエハーに固
着することを防止できる以下に本発明の研磨装置を用い
て被研磨面を研磨する数例を記す。
【0061】(実施例1)実施例1は、図2に示した粒
径の異なる砥粒をそれぞれ有した3種の研磨フィルム8
a、8b、8cを用いて第1の実施の形態で示した研磨
装置を用いて被研磨体を部分研磨する方法である。図6
は、実施例1における被研磨体1を研磨する工程を表し
たフローチャートである。図6に示すように研磨工程は
全面研磨工程S0と部分研磨工程S2、S4、S6とに
分かれる。全面研磨工程S0に用いられる研磨装置とし
ては、図8、図9に示したような従来型の研磨装置、ま
たは図1に示した研磨装置を改良して研磨ヘッドの口径
を被研磨体の口径よりも大きくした研磨装置を用いるこ
とができる。
径の異なる砥粒をそれぞれ有した3種の研磨フィルム8
a、8b、8cを用いて第1の実施の形態で示した研磨
装置を用いて被研磨体を部分研磨する方法である。図6
は、実施例1における被研磨体1を研磨する工程を表し
たフローチャートである。図6に示すように研磨工程は
全面研磨工程S0と部分研磨工程S2、S4、S6とに
分かれる。全面研磨工程S0に用いられる研磨装置とし
ては、図8、図9に示したような従来型の研磨装置、ま
たは図1に示した研磨装置を改良して研磨ヘッドの口径
を被研磨体の口径よりも大きくした研磨装置を用いるこ
とができる。
【0062】例えば100枚の被研磨体を用意する。そ
して全面研磨工程S0において被研磨体の全面を大まか
に研磨する。
して全面研磨工程S0において被研磨体の全面を大まか
に研磨する。
【0063】全面研磨工程(S0)を終了した被研磨体
は、公知の膜厚測定装置を用いて表面形状を測定するこ
とで被研磨面全面において他の部分よりも逸脱して表面
が粗く、前記他の部分と略同程度の表面粗さにする必要
がある部分が特定される(S1)。
は、公知の膜厚測定装置を用いて表面形状を測定するこ
とで被研磨面全面において他の部分よりも逸脱して表面
が粗く、前記他の部分と略同程度の表面粗さにする必要
がある部分が特定される(S1)。
【0064】次に特定された前記部分を研磨する部分研
磨を説明する。
磨を説明する。
【0065】工程S2において工程S1で得た情報をも
とに100枚の被研磨体を研磨フィルム8aを用いて順
次部分研磨する。研磨フィルム8aは、被研磨体を1枚
研磨するごとに使用済みの部分を巻き取り、未使用の部
分を送り出すように供給且つ回収される。こうして各被
研磨体は、常に未使用の状態の研磨フィルム8aによっ
て研磨される。
とに100枚の被研磨体を研磨フィルム8aを用いて順
次部分研磨する。研磨フィルム8aは、被研磨体を1枚
研磨するごとに使用済みの部分を巻き取り、未使用の部
分を送り出すように供給且つ回収される。こうして各被
研磨体は、常に未使用の状態の研磨フィルム8aによっ
て研磨される。
【0066】こうして100枚の被研磨体を研磨フィル
ム8aを用いて順次研磨した後、被研磨面全面において
他の部分よりも逸脱して表面が粗く、且つ研磨フィルム
8aを用いて再研磨することで前記他の部分と略同程度
の表面粗さにしたい部分があるか否かを公知の膜厚測定
装置を用いて検出し、前記100枚の被研磨体の中から
該当する被研磨体を選び出す(S3)。そして選び出さ
れた被研磨体は再び工程S2において再研磨される。工
程S2において100枚の被研磨体がすべて研磨フィル
ム8aを用いて再研磨する必要が無くなった後、研磨フ
ィルム8aを研磨フィルム8bに取り替える。
ム8aを用いて順次研磨した後、被研磨面全面において
他の部分よりも逸脱して表面が粗く、且つ研磨フィルム
8aを用いて再研磨することで前記他の部分と略同程度
の表面粗さにしたい部分があるか否かを公知の膜厚測定
装置を用いて検出し、前記100枚の被研磨体の中から
該当する被研磨体を選び出す(S3)。そして選び出さ
れた被研磨体は再び工程S2において再研磨される。工
程S2において100枚の被研磨体がすべて研磨フィル
ム8aを用いて再研磨する必要が無くなった後、研磨フ
ィルム8aを研磨フィルム8bに取り替える。
【0067】前記100枚の被研磨体は、工程S1と工
程S3のうち少なくとも1つ以上から得られた情報をも
とに被研磨体の被研磨面の中で研磨フィルム8bにより
用いることで研磨する必要がある部分を特定し、研磨フ
ィルム8bが被研磨体の該部分を部分研磨する(S
4)。研磨の方法は工程S2と同様である。工程S4に
よる研磨が終了した後、工程S3と同様に公知の膜厚測
定装置を用いて再び研磨すべき部分を有した被研磨体を
選び出し(S5)、工程S4による再研磨を行う。
程S3のうち少なくとも1つ以上から得られた情報をも
とに被研磨体の被研磨面の中で研磨フィルム8bにより
用いることで研磨する必要がある部分を特定し、研磨フ
ィルム8bが被研磨体の該部分を部分研磨する(S
4)。研磨の方法は工程S2と同様である。工程S4に
よる研磨が終了した後、工程S3と同様に公知の膜厚測
定装置を用いて再び研磨すべき部分を有した被研磨体を
選び出し(S5)、工程S4による再研磨を行う。
【0068】そして工程S4による再研磨が終了した
後、研磨フィルム8bを研磨フィルム8cに取り替え、
工程S1と工程S3と工程S5のうち少なくとも1つ以
上から得られた情報をもとに工程S4と同様に部分研磨
を行う(S6)。そして工程S5と同様に前記100枚
の被研磨体の中で研磨フィルム8cを用いることで再研
磨する必要がある被研磨体を選び出し(S7)、選んだ
被研磨体を工程S6において再研磨し、研磨を終了する
(S8)。
後、研磨フィルム8bを研磨フィルム8cに取り替え、
工程S1と工程S3と工程S5のうち少なくとも1つ以
上から得られた情報をもとに工程S4と同様に部分研磨
を行う(S6)。そして工程S5と同様に前記100枚
の被研磨体の中で研磨フィルム8cを用いることで再研
磨する必要がある被研磨体を選び出し(S7)、選んだ
被研磨体を工程S6において再研磨し、研磨を終了する
(S8)。
【0069】(実施例2)実施例2は、図3で示した粒
径が異なる3種の砥粒を研磨量が多い順にそれぞれ各領
域F、G,Hに分けて同一面上に塗布した研磨フィルム
8dを用いて被研磨体を1枚ずつ研磨する方法である。
径が異なる3種の砥粒を研磨量が多い順にそれぞれ各領
域F、G,Hに分けて同一面上に塗布した研磨フィルム
8dを用いて被研磨体を1枚ずつ研磨する方法である。
【0070】図6は、実施例2により被研磨体1を研磨
する様子を表したフローチャートである。図6に示すよ
うに全面研磨(S0)された被研磨体は、公知の膜厚測
定装置を用いて被研磨体の被研磨面全面を観察し、他の
部分よりも逸脱して表面が粗い部分、すなわち部分研磨
すべき部分がある場合、研磨パッド8dの領域F、G、
Hのなかでどの領域を用いて研磨を始めれば良いか判別
し(S1、S3、S5)、領域F、G、Hのいずれか1
つから部分研磨を始める(S2、S4、S6)。
する様子を表したフローチャートである。図6に示すよ
うに全面研磨(S0)された被研磨体は、公知の膜厚測
定装置を用いて被研磨体の被研磨面全面を観察し、他の
部分よりも逸脱して表面が粗い部分、すなわち部分研磨
すべき部分がある場合、研磨パッド8dの領域F、G、
Hのなかでどの領域を用いて研磨を始めれば良いか判別
し(S1、S3、S5)、領域F、G、Hのいずれか1
つから部分研磨を始める(S2、S4、S6)。
【0071】工程S6が終了した後、公知の膜厚測定装
置を用いて被研磨体の被研磨面全面を再び観察し、他の
部分よりも逸脱して表面が粗い部分、すなわち再研磨す
べき部分があれば領域F、G、Hに隣接する領域I、
J、Kのなかでどの領域を用いて研磨を始めれば良いか
判別し(S7、S9、S11)、領域I、J、Kのいず
れか1つから部分研磨を始め(S8、S10、S1
2)、研磨を終了させる(S13)。
置を用いて被研磨体の被研磨面全面を再び観察し、他の
部分よりも逸脱して表面が粗い部分、すなわち再研磨す
べき部分があれば領域F、G、Hに隣接する領域I、
J、Kのなかでどの領域を用いて研磨を始めれば良いか
判別し(S7、S9、S11)、領域I、J、Kのいず
れか1つから部分研磨を始め(S8、S10、S1
2)、研磨を終了させる(S13)。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、帯状研磨フィルムが砥
粒を有しているので砥粒が帯状研磨フィルムと被研磨体
との間に均一に保持される。その結果前記研磨すべき部
分を均一に研磨することが出来る。また、帯状研磨フィ
ルム回収手段が研磨後研磨能力の低下した帯状研磨フィ
ルムを被研磨体の被研磨面と接触する部分から回収し、
帯状研磨フィルム供給手段が次の研磨のために最適な研
磨能力を有する帯状研磨フィルムを供給できる。その結
果帯状研磨フィルムを交換する際にかかる時間を大幅に
短縮することが出来るのでスループットが向上する。さ
らに帯状研磨フィルムに付着した研磨屑や研磨液中の微
粒子が被研磨体を汚染したり、或いは被研磨体に傷を与
えることが避けられる。
粒を有しているので砥粒が帯状研磨フィルムと被研磨体
との間に均一に保持される。その結果前記研磨すべき部
分を均一に研磨することが出来る。また、帯状研磨フィ
ルム回収手段が研磨後研磨能力の低下した帯状研磨フィ
ルムを被研磨体の被研磨面と接触する部分から回収し、
帯状研磨フィルム供給手段が次の研磨のために最適な研
磨能力を有する帯状研磨フィルムを供給できる。その結
果帯状研磨フィルムを交換する際にかかる時間を大幅に
短縮することが出来るのでスループットが向上する。さ
らに帯状研磨フィルムに付着した研磨屑や研磨液中の微
粒子が被研磨体を汚染したり、或いは被研磨体に傷を与
えることが避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による化学機械研磨
装置を説明する模式図である。
装置を説明する模式図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に用いる研磨性能の
異なる3種の砥粒をそれぞれ有する3種の研磨フィルム
の研磨面を表した模式図である。
異なる3種の砥粒をそれぞれ有する3種の研磨フィルム
の研磨面を表した模式図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による研磨性能の異
なる3種の砥粒を同一面に有した研磨フィルムの研磨面
を表した模式図である。
なる3種の砥粒を同一面に有した研磨フィルムの研磨面
を表した模式図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による化学機械研磨
装置を説明する模式図である。
装置を説明する模式図である。
【図5】本発明の第1の実施例を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図6】本発明の第2の実施例を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図7】従来の化学機械研磨装置の1形態を表す模式図
である。
である。
【図8】従来の化学機械研磨装置の別の形態を表す模式
図である。
図である。
【符号の説明】 1 被研磨体 2 被研磨面 3 被研磨体保持手段 4 研磨ヘッド 5 第1の駆動手段 6 第2の駆動手段 7 弾性体パッド 8 研磨フィルム 9 研磨フィルム供給手段 10 研磨フィルム回収手段 11 供給手段 12 研磨液 13 研磨ヘッド上下駆動手段 14 加圧手段 16 スラリー供給手段 17 小孔 15 研磨パッド 18 第3の駆動手段 19 砥粒
Claims (37)
- 【請求項1】 被研磨体を研磨するための研磨ヘッド
と、前記被研磨体を保持するための被研磨体保持手段
と、を有し、前記研磨ヘッドの面が前記被研磨体保持手
段に対向して配置される研磨装置において、前記研磨ヘ
ッドは、砥粒を有する帯状研磨フィルムを前記面に供給
する帯状研磨フィルム供給手段と、前記帯状研磨フィル
ムを前記面から回収する帯状研磨フィルム回収手段と、
を有することを特徴とする研磨装置。 - 【請求項2】 前記研磨ヘッドの前記面の口径は前記被
研磨体の口径より小径であることを特徴とする請求項1
記載の研磨装置。 - 【請求項3】 前記研磨ヘッドは、自転するための駆動
手段を有することを特徴とする請求項1記載の研磨装
置。 - 【請求項4】 前記研磨ヘッドは公転軸を中心に公転す
るための駆動手段を有することを特徴とする請求項3記
載の研磨装置。 - 【請求項5】 前記研磨ヘッドの前記自転軸と前記公転
軸との距離は前記研磨ヘッドの半径より小さいことを特
徴とする請求項4記載の研磨装置。 - 【請求項6】 前記研磨ヘッドと前記研磨体保持手段の
少なくともいずれか一方を揺動させるための揺動手段を
有することを特徴とする請求項1記載の研磨装置。 - 【請求項7】 前記研磨ヘッドは前記被研磨体の被研磨
面の一部のみを研磨することを特徴とする請求項1記載
の研磨装置。 - 【請求項8】 前記研磨ヘッドは複数で前記被研磨体の
被研磨面の全面を研磨することを特徴とする請求項1記
載の研磨装置。 - 【請求項9】 前記研磨ヘッドは前記被研磨体の被研磨
面を修正研磨することを特徴とする請求項1記載の研磨
装置。 - 【請求項10】 前記研磨ヘッドの研磨面と前記帯状研
磨フィルムとの間に弾性部材を有することを特徴とする
請求項1記載の研磨装置。 - 【請求項11】 前記弾性部材はポリウレタンであるこ
とを特徴とする請求項10記載の研磨装置。 - 【請求項12】 前記帯状研磨フィルムと前記被研磨体
の被研磨面との間に液体を供給する手段を有することを
特徴とする請求項1記載の研磨装置。 - 【請求項13】 前記研磨ヘッドは前記駆動手段と脱着
可能であることを特徴とする請求項3記載の研磨装置。 - 【請求項14】 研磨ヘッドに設けられた帯状研磨フィ
ルム供給手段により前記研磨ヘッドの面へ帯状研磨フィ
ルムを供給する工程と、前記研磨ヘッドに設けられた帯
状研磨フィルム回収手段により前記研磨ヘッドの前記面
に供給された前記帯状研磨フィルムを回収する工程とを
含み、前記研磨ヘッドの前記面に供給された帯状研磨フ
ィルムにより被研磨体を研磨する研磨方法において、研
磨面に砥粒を有する前記帯状研磨フィルムが前記被研磨
体を研磨することを特徴とする研磨方法。 - 【請求項15】 前記研磨ヘッドの面の口径は前記被研
磨体の口径より小径であることを特徴とする請求項14
記載の研磨方法。 - 【請求項16】 半導体基板、半導体素子を構成する材
料を表面に有する半導体基板、半導体素子を構成する材
料を表面に有する絶縁性基板、のうちいずれか1つを前
記被研磨体とすることを特徴とする請求項14記載の研
磨方法。 - 【請求項17】 四角形、円形のいずれか1つの基板を
前記被研磨体とすることを特徴とする請求項14記載の
研磨方法。 - 【請求項18】 金属からなる被研磨面を有する前記被
研磨体を研磨することを特徴とする請求項14記載の研
磨方法。 - 【請求項19】 公転軸を中心に前記研磨ヘッドを公転
させることを特徴とする請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項20】 前記自転と前記公転の方向を逆方向と
することを特徴とする請求項19記載の研磨方法。 - 【請求項21】 前記自転と前記公転の回転数を同回転
数とすることを特徴とする請求項19記載の研磨方法。 - 【請求項22】 前記研磨ヘッドの前記自転軸と前記公
転軸との距離を前記研磨ヘッドの半径より小さくするこ
とを特徴とする請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項23】 前記研磨ヘッドと前記研磨体保持手段
の少なくともいずれか一方を揺動させることを特徴とす
る請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項24】 前記被研磨体の被研磨面の一部を研磨
することを特徴とする請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項25】 複数の前記研磨ヘッドで前記被研磨体
の被研磨面の全面を研磨することを特徴とする請求項1
4記載の研磨方法。 - 【請求項26】 前記被研磨体の被研磨面を修正研磨す
ることを特徴とする請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項27】 前記研磨ヘッドの前記面と前記帯状研
磨パッドとの間に弾性部材を有することを特徴とする請
求項14記載の研磨方法。 - 【請求項28】 ポリウレタンを前記弾性部材として用
いることを特徴とする請求項14記載の研磨装置。 - 【請求項29】 前記帯状研磨フィルムと前記被研磨体
の前記被研磨面との間に液体を供給して研磨することを
特徴とする請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項30】 前記液体はアルカリ性水溶液であるこ
とを特徴とする請求項29記載の研磨方法。 - 【請求項31】 前記液体は有機溶媒、純水、或いは有
機溶媒と純水との混合溶媒のいずれか1つであることを
特徴とする請求項29記載の研磨方法。 - 【請求項32】 酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸
化マンガン、酸化セリウム、酸化イットリウム、酸化モ
リブデン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化錫
のうち少なくとも1種を前記砥粒として用いることを特
徴とする請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項33】 第1の粒径を有した前記砥粒を有する
前記帯状研磨フィルムを用いて前記被研磨体を研磨する
第1の工程と、前記第1の工程に続いて前記第1の粒径
よりも小さい第2の粒径を有した前記砥粒を有する第2
の前記帯状研磨フィルムを用いて前記被研磨体を研磨す
る第2の工程とによって前記被研磨体を研磨することを
特徴とする請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項34】 第1の材料からなる前記砥粒を有する
前記帯状研磨フィルムを用いて前記被研磨体を研磨する
第1の工程と、前記第1の材料と異なる第2の材料から
なる前記砥粒を有する第2の前記帯状研磨フィルムを用
いて前記被研磨体を研磨する第2の工程と、によって前
記被研磨体を研磨することを特徴とする請求項14記載
の研磨方法。 - 【請求項35】 第1の粒径を有した第1の前記砥粒を
第1の部分に有し、前記第1の粒径と異なる第2の粒径
を有した第2の前記砥粒を前記第1の部分と異なる第2
の部分に有する前記帯状研磨フィルムを用いることを特
徴とする請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項36】 第1の材料からなる第1の前記砥粒を
第1の部分に有し、前記第1の粒径と異なる第2の材料
からなる第2の前記砥粒を前記第1の部分と異なる第2
の部分に有する前記帯状研磨フィルムを用いることを特
徴とする請求項14記載の研磨方法。 - 【請求項37】 前記研磨ヘッドが自転することで前記
研磨ヘッドに設けられた前記帯状研磨フィルムが自転
し、前記被研磨面の被研磨面を研磨することを特徴とす
る請求項14記載の研磨方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27436897A JPH11114792A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27436897A JPH11114792A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 研磨装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11114792A true JPH11114792A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17540691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27436897A Withdrawn JPH11114792A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11114792A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002154051A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-28 | Daikin Ind Ltd | 研磨パッド |
JP2003234314A (ja) * | 2002-02-12 | 2003-08-22 | Ebara Corp | 基板処理装置 |
JP2009279741A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Kovax Corp | 球体と板材の研磨装置及び研磨方法 |
KR20160120237A (ko) * | 2015-04-07 | 2016-10-17 | 고요 기카이 고교 가부시키가이샤 | 박판형상 워크의 제조방법 및 양두 평면 연삭장치 |
JP2019034379A (ja) * | 2017-08-17 | 2019-03-07 | 株式会社荏原製作所 | 基板を研磨する方法および装置、並びに基板を処理する方法 |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP27436897A patent/JPH11114792A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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