JPH11113886A - 採血管用管体 - Google Patents
採血管用管体Info
- Publication number
- JPH11113886A JPH11113886A JP9285313A JP28531397A JPH11113886A JP H11113886 A JPH11113886 A JP H11113886A JP 9285313 A JP9285313 A JP 9285313A JP 28531397 A JP28531397 A JP 28531397A JP H11113886 A JPH11113886 A JP H11113886A
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- Japan
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- blood collection
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- Pending
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
ず、管底部の肉厚も所定の肉厚を有した採血管用管体を
提供する。 【解決手段】 一端が開口し他端が閉塞する管状体から
なる管体1からなり、管外底部1aの中心位置に凹部2
が設けられ、管内底部1b内面は半球形状とされてお
り、上記凹部2を除く管外底部1aの外面形状を形成す
る曲率円の曲率中心3の位置が、管内底部1bの内面形
状を形成する曲率円の曲率中心4の位置よりも、上記管
外底部1aに凹部2が設けられない場合の管外底部1a
の頂点1cから上記凹部底面2aまでの距離Lの±20
%だけ、管底部側に存している採血管用管体1。
Description
真空採血管用管体に関する。
際して、例えば、図4に示すような、一端が開口し他端
が閉塞する管状体からなる管体10の開口部に栓体20
が気密状態に嵌合されており、且つ管体内部が減圧状態
にされている真空採血管が使用されている。
ような、管外底部10a及び管内底部10bが半球形状
である。通常、この管体はプラスチックの射出成形で製
造されることが多いが、成形終了時は図6に示すよう
に、底部の中心に樹脂のゲート跡10cが残っており、
このゲート跡10cを切断加工して製品としている。
に、図7に示すように管外底部10aに凹部30を設
け、射出成形方式もゲートとして断面積の小さな細いゲ
ートを用いたピンポイントゲート方式として、成形時に
残るゲート跡が殆ど残らないようにし、ゲート跡が僅か
残ったとしても、上記凹部30内に収まるようにするこ
とが考えられる。しかしながら、凹部30を設けると、
凹部30の位置の管体の肉厚が薄くなってしまう。肉厚
が薄くなると、特に真空採血管としたときに、管体内の
減圧度を維持し難くなり、真空減衰度が大きくなるとい
う問題点がある。そのため、図8に示すように凹部30
の設けられた位置の管内底部10b側に突状部40を設
け肉厚が薄くならないようにすることが考えられる。こ
のような突状部が設けられた真空採血管用管体は、例え
ば、特開平1−317733号公報に開示されている。
血管内に、例えば、血清分離剤などの高粘度の液状物質
を充填すると突状部のために泡をかみ込んだ形で充填さ
れるという問題点がある。
肉厚を大きくすることも考えられるが、その場合は、管
体の全長を長くしなければ、管体の内容積が小さくなっ
てしまうという問題が発生する。
が、大きく変えられると、使用時に採血管を自動分析機
のラック等に収めようとすると、従来用いられているラ
ックに適合性がなくなる、という問題が発生する。
に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造時にゲ
ート跡の切断加工を必要とされず、管底部の肉厚も所定
の肉厚を有した採血管用管体を提供することにある。
は、一端が開口し他端が閉塞する管状体からなる採血管
用管体であって、管外底部に凹部が設けられ、管内底部
内面は半球形状とされ、上記凹部を除く管外底部の外面
形状を形成する曲率円の曲率中心の位置が、管内底部の
内面形状を形成する曲率円の曲率中心の位置よりも、上
記管外底部に凹部が設けられない場合の管外底部の頂点
から上記凹部底面までの距離の±20%だけ、管底部側
に存していることを特徴とする。
2を参照して説明する。図1は本発明の採血管用管体の
一例の底部を示す断面図であり、図2は図1の採血管用
管体の凹部の詳細を示す、拡大された模式的説明図であ
る。本発明の採血管用管体1は、一端が開口し他端が閉
塞する管状体からなる管体1からなり、管外底部1aの
中心位置に凹部2が設けられ、管内底部1b内面は半球
形状とされている。そして、上記凹部2を除く管外底部
1aの外面形状を形成する曲率円の曲率中心3の位置
が、管内底部1bの内面形状を形成する曲率円の曲率中
心4の位置よりも、上記管外底部1aに凹部2が設けら
れない場合の管外底部1aの頂点1cから上記凹部底面
2aまでの距離Lの±20%だけ、管底部側に存してい
る。
率円の曲率中心3の位置が、管内底部1bの内面形状を
形成する曲率円の曲率中心4の位置よりも、上記距離L
の20%よりも小さい距離だけ管底部側に存すると、上
記凹部2の設けられた位置の管体の肉厚が薄くなりす
ぎ、特に真空採血管としたときに、管体内の減圧度を維
持し難くなり、上記距離Lの20%よりも大きい距離だ
け管底部側に存すると、上記凹部2の設けられた位置の
管体の肉厚が厚くなりすぎ、管体の全長が長くなりすぎ
て、使用時に採血管を自動分析機のラック等に収めよう
とすると、従来用いられているラックに適合性がなくな
る。
率円の半径と、上記管内底部の内面形状を形成する曲率
円の半径は、採血管の内容積によって変わるので、一該
には決められないが、10cc用真空採血管の場合は、
外面形状を形成する曲率円の半径として、7.25±
0.05mmが好ましく、内面形状を形成する曲率円の
半径として、5.95±0.05mmが好ましく、か
つ、外面形状を形成する曲率円の半径と内面形状を形成
する曲率円の半径の差は、1.3mmが好ましい。
ないが、円筒形状、円錐台形状などが好ましい。また、
上記凹部2の図2に示した、深さA、管外底部側の直径
B、管内底部側の直径Cは、採血管の内容積によって変
わるので、一該には決められないが、10cc用真空採
血管の場合は、深さAは0.4〜0.7mmが好まし
く、管外底部側の直径Bは2〜2.5mmが好ましく、
管内底部側の直径Cは1.8〜2.3mmが好ましい。
ラスチックが好ましく、プラスチックとしては、ポリエ
チレンテレフタレート、ナイロン、ポリプロピレン、ポ
リエチレンなどが好ましい。
ては、ピンポイントゲート方式を用いた射出成形法が好
ましい。
の採血管用管体の使用方法と同様である。
けられているので、製造時にゲート跡の切断加工を必要
とされない。また、管内底部内面は半球形状とされてお
り、管内底部側に突状部がないので、血清分離剤などの
高粘度の液状物質を充填しても泡をかみ込んだ形で充填
されることがない。また、上記凹部を除く管外底部の外
面形状を形成する曲率円の曲率中心の位置が、管内底部
の内面形状を形成する曲率円の曲率中心の位置よりも、
上記管外底部に凹部が設けられない場合の管外底部の頂
点から上記凹部底面までの距離の±20%だけ、管底部
側に存しているので、上記凹部の設けられた位置の管体
の肉厚が所定の肉厚となるので、特に真空採血管とした
ときに、管体内の減圧度を維持でき、また、管体の全長
が長くなりすぎることがなく、使用時に採血管を自動分
析機のラック等に収める際に、従来用いられているラッ
クに適合する。
る。 (実施例1)図3に示したように、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂を用い、ピンポイントゲート方式を用いた
射出成形により、管外底部に、深さ0.5mm、管外底
部側の直径2.2mm、管内底部側の直径2.0mmの
円錐台形状の凹部2が設けられ、上記凹部を除く管外底
部の外面形状を形成する曲率円の曲率半径7.25m
m、管内底部の内面形状を形成する曲率円の曲率半径
5.95mm、管外底部の外面形状を形成する曲率円の
曲率中心3の位置が、管内底部の内面形状を形成する曲
率円の曲率中心4の位置よりも、0.68mmだけ管底
部側に存しており、管体の開口部の内径14.0mm、
外径16.6mm、管体の側壁部の肉厚1.3mm、管
体のテーパ角23/1000、全長100.48mm、
内容積12.75mlの採血管用管体を製造した。な
お、上記管外底部に凹部が設けられない場合の管外底部
の頂点から上記凹部底面までの距離は、0.58mmで
あり、管外底部の上記凹部が設けられた部分の凹部の中
心部の管底部の肉厚は、1.39mmであった。この採
血管用管体は、ゲート跡の切断加工を必要としなかっ
た。また、この採血管用管体を用いた真空採血管は所定
の減圧度を十分維持することができ、また、従来の自動
分析機のラックに問題なく収めることができた。
通りであり、本発明によれば、製造時にゲート跡の切断
加工が必要とされず、管底部の肉厚も所定の肉厚を有し
た採血管用管体が提供される。
図である。
された模式的説明図である。
ある。
ある。
示す断面図である。
けられた状態を示す断面図である。
設けられた状態を示す断面図である。
頂点 2 凹部 2a 凹部底面 3 凹部を除く管外底部の外面形状を形成する曲率円の
曲率中心 4 管内底部の内面形状を形成する曲率円の曲率中心 L 管外底部に凹部が設けられない場合の管外底部の頂
点から凹部底面までの距離
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が開口し他端が閉塞する管状体から
なる採血管用管体であって、 管外底部に凹部が設けられ、管内底部内面は半球形状と
され、 上記凹部を除く管外底部の外面形状を形成する曲率円の
曲率中心の位置が、管内底部の内面形状を形成する曲率
円の曲率中心の位置よりも、上記管外底部に凹部が設け
られない場合の管外底部の頂点から上記凹部底面までの
距離の±20%だけ、管底部側に存していることを特徴
とする採血管用管体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285313A JPH11113886A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 採血管用管体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9285313A JPH11113886A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 採血管用管体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11113886A true JPH11113886A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17689924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9285313A Pending JPH11113886A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 採血管用管体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11113886A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5636160B2 (ja) * | 2006-03-24 | 2014-12-03 | 日産自動車株式会社 | 気液分離装置 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP9285313A patent/JPH11113886A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5636160B2 (ja) * | 2006-03-24 | 2014-12-03 | 日産自動車株式会社 | 気液分離装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040217 |
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A02 | Decision of refusal |
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