JPH11113460A - 両軸受リール - Google Patents
両軸受リールInfo
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- JPH11113460A JPH11113460A JP27675197A JP27675197A JPH11113460A JP H11113460 A JPH11113460 A JP H11113460A JP 27675197 A JP27675197 A JP 27675197A JP 27675197 A JP27675197 A JP 27675197A JP H11113460 A JPH11113460 A JP H11113460A
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Abstract
保持性を向上させる。 【解決手段】 両軸受リールは、釣り竿Rに装着され釣
り竿の軸方向と交差する軸回りに釣り糸を巻き取るリー
ルであって、リール本体1と、スプール15と、ハンド
ル2と、第1回転伝達機構20と、サムレスト17とを
備えている。リール本体は、釣り竿と交差する軸方向に
間隔を隔てて配置され側面視略円形をなした左右1対の
側板10,11と、1対の側板を連結する複数の連結部
材12とを有し釣り竿に装着される。スプールは、リー
ル本体の側板間に回転自在に装着され外周に釣り糸が巻
き付けられる。ハンドルは、リール本体の一側に回転自
在に装着されている。第1回転伝達機構は、ハンドルか
らの回転をスプールに伝達する。サムレストは、リール
本体の後部において1対の側板間に固定され側板から径
方向外方に突出している。
Description
に釣り竿に装着され釣り竿の軸方向と交差する軸回りに
釣り糸を巻き取る両軸受リールに関する。
と、リール本体に回転自在に装着されたスプールと、ス
プールを回転させるためのハンドルとを備えている。リ
ール本体は、釣り竿の軸方向と交差する方向に沿って所
定の間隔をあけて対向配置された左右1対の側板と、両
側板を連結する連結部材とを有している。この種の両軸
受リールにおいて、リール本体の形状が側面から見て略
円形の丸型リールが知られている。
ルジギングと呼ばれる釣りを行うことがある。バーチカ
ルジギングは、ジグと呼ばれる重いルアーを高速でほぼ
垂直に巻き上げる釣法である。このバーチカルジギング
を行う場合、小型のリールでは糸巻量が不足するため、
スプールの糸巻取径が大きな中型のものが使用される。
このようなバーチカルジギングでは、たとえば、左の脇
に釣り竿のグリップ部を挟み、左手で釣り竿とリールと
を保持し、左手で釣り竿をしゃくりつつ右手でハンドル
を高速で回す動作を繰り返す。
は、釣り糸の巻き上げ動作と釣り竿のしゃくり動作とを
高速で繰り返し行うため、釣り竿とリールとをしっかり
保持する必要がある。しかし、前記従来の中型の丸型リ
ールの場合、小型のリールのように掌全体で釣り竿とリ
ールとを保持するパーミングを行えないため、バーチカ
ルジギングの際に釣り竿とリールとをしっかり保持しに
くい。
る釣り竿との保持性を向上させることにある。
ルは、釣り竿に装着され釣り竿の軸方向と交差する軸回
りに釣り糸を巻き取るリールであって、リール本体と、
スプールと、ハンドルと、回転伝達機構と、リール保持
部とを備えている。リール本体は、交差する軸方向に間
隔を隔てて配置され側面視略円形をなした左右1対の側
板と、1対の側板を連結する複数の連結部材とを有し、
釣り竿に装着される。スプールは、リール本体の1対の
側板間に回転自在に装着され外周に釣り糸が巻き付けら
れる。ハンドルは、リール本体の一側に回転自在に装着
されている。回転伝達機構は、ハンドルからの回転をス
プールに伝達する。リール保持部は、リール本体の後部
において1対の側板間に固定され側板から径方向外方に
突出している。
ングを行う際には、たとえば、左の脇に釣り竿の後端部
を挟み、リール本体の後部に固定されたリール保持部に
左手の親指を置き、他の指で釣り竿を掴んでリールと釣
り竿とを保持し、左手で釣り竿をしゃくりつつ右手でハ
ンドルを高速で回す動作を繰り返す。ここでは、リール
本体の後部に径方向に突出するリール保持部を設けたの
で、パーミングしづらい中型の丸型リールであっても親
指を安定して置くことができ、釣り竿との保持性を向上
させることができる。
載のリールにおいて、1対の側板と複数の連結部材とは
一体で形成されている。この場合には、リールに大きな
荷重が作用しても撓み等の変形が生じがたく、巻き上げ
効率の低下が少ない。発明3に係る両軸受リールは、発
明2に記載のリールにおいて、1対の側板と複数の連結
部材とは金属製であり、少なくとも一方の側板と連結部
材の外周は切削加工されている。この場合には、表面に
光沢を与えることができ、美観の点で好ましい。
3のいずれかに記載のリールにおいて、リール保持部
は、1対の側板を後部で連結する連結部材に固定されて
いる。この場合には、リール保持部を連結部材に固定す
るだけでよいので、リール保持部の構造が簡素になる。
発明5に係る両軸受リールは、発明1又は2に記載のリ
ールにおいて、リール保持部は1対の側板を後部で連結
する前記連結部材と一体で形成されている。この場合に
は、連結部材と一体でリール保持部が形成されているの
で、リール保持部を設けてもリールの部品点数の増加を
抑えることができる。
5のいずれかに記載のリールにおいて、リール保持部の
後部は下方に湾曲しながら傾斜している。この場合に
は、リール保持部の後部が下方に湾曲しながら傾斜して
いるので、釣り竿を握りながら親指でリール保持部を掴
みやすい。発明7に係る両軸受リールは、発明1から6
のいずれかに記載のリールにおいて、リール保持部は樹
脂製部材である。この場合には、リール保持部に手指が
馴染みやすくなるとともに、寒い季節に素手でリール保
持部を保持してもさほど寒さを感じないですむ。
態による両軸受リールは、たとえば、5号の釣り糸を3
00m程度巻き付け可能な中型の丸型リールである。丸
型リールは、リール本体1と、リール本体1の側方に配
置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリ
ール本体1側に配置されたスタードラグ3とを備えてい
る。リール本体1は、リール取付脚4を介して釣り竿R
に装着され得る。
の間隔をあけて配置された左右1対の側板10,11と
側板10,11を連結する複数の連結部材12とを有す
るフレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1
カバー13及び第2カバー14とを有している。フレー
ム5及びカバー13,14はそれぞれ金属製の部材であ
り表面は切削加工により形成されている。1対の側板1
0,11及び2つのカバー13,14は、それぞれ側面
から見て略円形をなしている。連結部材12は、両側板
10,11の外周に沿う形状で両側板10,11と一体
で形成された板状の部材であり、たとえばリール本体1
の後部と下部と上部との3か所で1対の側板10,11
を連結している。このように側板10,11と複数の連
結部材12とを一体で形成することで、リール本体1に
大きな荷重が作用しても撓み等の変形が生じがたく、巻
上げ効率の低下が少ない。
装着されている。後部の連結部材12には、リールを釣
り竿とともに保持するための合成樹脂製のサムレスト1
7が装着されている。サムレスト17は、図2及び図3
に示すように、連結部材12の上部と後部とに接するよ
うに形成され、かつ後部が側板10,11から径方向外
方、つまり後方に突出している。サムレスト17の上面
後部17aは、下方に凸に湾曲しながら傾斜している。
また、サムレスト17の上面後部17aの左端(図2下
側)及び右端(図2上側)は、後方への突出量が左側に
いくにつれて徐々に減少している。サムレスト17の後
面17bは下部が矩形状に切り欠かれており、そこに左
右に間隔を隔てて2本の取付ボルト18が装着されてい
る。この取付ボルト18によりサムレスト17が連結部
材12に着脱自在に締結されている。
このサムレスト17にたとえば左手Hの親指を置いて他
の指で釣り竿Rを掴み釣り竿Rとともにリールを握るこ
とで、バーチカルジギング時等に釣り竿Rをリールとと
もに確実に保持できる。1対の側板10,11間には、
図2に示すように、スプール15が回転自在に配置され
ている。側板10,11の間にはスプール15と並んで
スプール15に釣り糸を均一に巻くためのレベルワイン
ド機構16が配置されている。
ハンドル2からのトルクをスプール15に伝えるための
第1回転伝達機構20と、第1回転伝達機構20内に設
けられたクラッチ機構21とが配置されている。第1回
転伝達機構20は、スプール15からハンドル2側にト
ルクが逆に伝達された場合のトルクを規制するための回
転制御機構22を含んでいる。また、側板10の中心部
には糸繰り出し方向に自由回転するスプール15を制動
するための遠心ブレーキ機構23が配置され、側板10
の外側で第1カバー13内には、スプール15の回転を
レベルワインド機構16に伝達する第2回転伝達機構2
4が配置されている。
固定されている。スプール軸25は各カバー13,14
に軸受26を介して回転自在に支持されている。第1回
転伝達機構20は、一端にハンドル2が固定されたハン
ドル軸30と、ハンドル軸30の他端に回転制御機構2
2を介して連結されたメインギア31と、メインギア3
1に噛み合うピニオンギア32とを有している。
に配置されており、一端側が側板11に回転自在に支持
されている。メインギア31は、ハンドル軸30の一端
側に回転制御機構22を介して相対回転不能に連結する
ことが可能である。このような構成では、クラッチ機構
21がオンされた状態では、ハンドル2からのトルクが
スプール15に直接伝達される。
周部にスライド自在に装着された筒状のピニオンギア3
2と、ピニオンギア32の一部に配置された係合溝32
aとスプール軸25に配置されたピン36とを有してい
る。スプール軸25に沿ってピニオンギア32を摺動さ
せて、係合溝32aをピン36と係合すれば、スプール
軸25とピニオンギア32との間で回転力が伝達され
る。この状態がクラッチオンである。係合溝32aとピ
ン36の係合を外せば、スプール軸25とピニオンギア
32との間で回転力は伝達されない。この状態がクラッ
チオフである。クラッチオフ状態では、スプール15は
自由に回転する。ピニオンギア32は、図示しない付勢
手段で係合溝32aとピン36とが係合する方向すなわ
ちクラッチオン状態に付勢されている。このクラッチ機
構21は、第2カバー14の後部斜め上方に突出するク
ラッチレバー6(図1)によりクラッチオフ状態に操作
される。
巻取方向にのみ回転させるローラ型のワンウェイクラッ
チ機構40と、スプールの糸繰り出し方向の回転に対し
て設定した制動力を作用させるためのドラグ機構50
と、ハンドル軸30を糸巻取方向にのみ回転させる爪式
のラチェット機構60とを有している。なお、ハンドル
軸30の逆転(糸繰り出し方向の回転)を阻止するだけ
であれば、ラチェット機構60のみを設けてワンウェイ
クラッチ機構40を省いてもよい。しかし、ラチェット
機構60は、ラチェット爪がラチェット歯車に噛み合っ
たり噛み合いを外れたりする動作にある程度の時間がか
かる。釣りの動作に要求される迅速で滑らかな逆転阻止
動作を果たすには、前記のようなワンウェイクラッチ機
構40が好ましく、ワンウェイクラッチ機構40では負
担できないような過大な力をラチェット機構60で負担
することが有効である。
の動作について説明する。釣り糸を繰り出す時には、ク
ラッチレバー6によりクラッチ機構21をクラッチオフ
状態にする。これによりスプール15が自由回転状態に
なり、ジグ(仕掛け)の自重によりスプール15が糸繰
り出し方向に回転し、釣り糸がスプール15から繰り出
される。ジグが海底に到達するとハンドル2を糸巻取方
向に回転させてバーチカルジギングを開始する。ハンド
ル2を糸巻取方向に回転させると図示しないクラッチリ
ターン機構によりクラッチオン状態になる。
えば、左の脇に釣り竿Rの図示しない後端部を挟み、リ
ール本体1の後部に固定されたサムレスト17に左手H
の親指を置き、残りの指で釣り竿Rを掴んでリールと釣
り竿Rとを保持し、左手で釣り竿Rをしゃくりつつ右手
でハンドル2を高速で回す動作を繰り返す。ハンドル2
を糸巻取方向に回転させると、ハンドル2の回転がハン
ドル軸30からワンウェイクラッチ機構40、ドラグ機
構50を介してメインギア31にそのまま伝達される。
このときクラッチ機構21はオン状態のため、メインギ
ア31の回転はピニオンギア32からスプール15に伝
達されて、釣り糸が巻き上げられる。このとき、ワンウ
ェイクラッチ機構40及びラチェット機構60では、回
転が糸巻取方向であるので回転を許容する。
ト17を設けたので、そこに親指を載置することでパー
ミングしづらい中型の丸型リールであっても釣り竿との
保持性を向上させることができる。次に、魚の引きなど
で釣り糸が繰り出される際には、スプール15の回転が
メインギア31に伝達され、ドラグ機構50を介してハ
ンドル軸30およびワンウェイクラッチ機構40に伝わ
る。ワンウェイクラッチ機構40ではハンドル軸30の
逆転が阻止される。魚の引きが弱ければ、スプール15
は回転せず釣糸が引き出されることもない。そして、魚
の引きが強くなりスプール15の回転力が大きくなる
と、伝達される回転力がドラグ機構50の設定回転抵抗
力を超える。そうすると、ドラグ機構50で滑りが生じ
るので、メインギア31を含むスプール15側は回転を
始める。このとき、スプール15には常にドラグ機構5
0から一定の抵抗力すなわちドラグ力が作用する。
い。滑り止め部としては、たとえば滑りにくい弾性体を
サムレスト17の上面に貼り付けたり、サムレスト17
の上面に溝等の滑り止めパターンを形成すればよい。 (b)前記実施形態では、連結部材12が側板10,1
1と一体の金属製で形成されていたが、たとえば連結部
材を合成樹脂製の棒状部材で構成し、金属製の側板1
0,11を合成樹脂製の連結部材で連結してもよい。
サムレスト17とを別体で構成したが、連結部材12と
サムレスト17とを一体で構成してもよい。この場合、
サムレスト17を設けてもリールの部品点数の増加を抑
えることができる。
方向に突出するリール保持部を設けたので、パーミング
しづらい中型の丸型リールであっても親指を安定して置
くことができ、釣り竿との保持性を向上させることがで
きる。
図。
Claims (7)
- 【請求項1】釣り竿に装着され前記釣り竿の軸方向と交
差する軸回りに釣り糸を巻き取る両軸受リールであっ
て、 前記交差する軸方向に間隔を隔てて配置され側面視略円
形をなした左右1対の側板と、前記1対の側板を連結す
る複数の連結部材とを有し、前記釣り竿に装着されるリ
ール本体と、 前記リール本体の前記1対の側板間に回転自在に装着さ
れ外周に前記釣り糸が巻き付けられるスプールと、 前記リール本体の一側に回転自在に装着されたハンドル
と、 前記ハンドルからの回転を前記スプールに伝達する回転
伝達機構と、 前記リール本体の後部において前記1対の側板間に固定
され前記側板から径方向外方に突出するリール保持部
と、を備えた両軸受リール。 - 【請求項2】前記1対の側板と複数の連結部材とは一体
で形成されている、請求項1に記載の両軸受リール。 - 【請求項3】前記1対の側板と複数の連結部材とは金属
製であり、少なくとも一方の側板と連結部材の外周は切
削加工されている、請求項2に記載の両軸受リール。 - 【請求項4】前記リール保持部は、1対の側板を後部で
連結する前記連結部材に固定されている、請求項1から
3のいずれかに記載の両軸受リール。 - 【請求項5】前記リール保持部は1対の側板を後部で連
結する前記連結部材と一体で形成されている、請求項1
又は2に記載の両軸受リール。 - 【請求項6】前記リール保持部の後部は下方に湾曲しな
がら傾斜している、請求項1から5のいずれかに記載の
両軸受リール。 - 【請求項7】前記リール保持部は樹脂製部材である、請
求項1から6のいずれかに記載の両軸受リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27675197A JP3797765B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 両軸受リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27675197A JP3797765B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 両軸受リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11113460A true JPH11113460A (ja) | 1999-04-27 |
JP3797765B2 JP3797765B2 (ja) | 2006-07-19 |
Family
ID=17573842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27675197A Expired - Fee Related JP3797765B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 両軸受リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3797765B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100687898B1 (ko) * | 1999-11-19 | 2007-02-27 | 가부시키가이샤 시마노 | 양베어링 릴의 릴 본체 |
JP2010063435A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
CN114642194A (zh) * | 2020-12-21 | 2022-06-21 | 古洛布莱株式会社 | 双轴承卷线器 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP27675197A patent/JP3797765B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100687898B1 (ko) * | 1999-11-19 | 2007-02-27 | 가부시키가이샤 시마노 | 양베어링 릴의 릴 본체 |
JP2010063435A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
CN114642194A (zh) * | 2020-12-21 | 2022-06-21 | 古洛布莱株式会社 | 双轴承卷线器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3797765B2 (ja) | 2006-07-19 |
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