JPH11111612A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH11111612A
JPH11111612A JP9287682A JP28768297A JPH11111612A JP H11111612 A JPH11111612 A JP H11111612A JP 9287682 A JP9287682 A JP 9287682A JP 28768297 A JP28768297 A JP 28768297A JP H11111612 A JPH11111612 A JP H11111612A
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JP
Japan
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shutter
light
exposure apparatus
blades
light source
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Withdrawn
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JP9287682A
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Inventor
Shigeru Hagiwara
茂 萩原
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/70066Size and form of the illuminated area in the mask plane, e.g. reticle masking blades or blinds

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、半導体装置、液晶表示装置、あるい
は薄膜磁気ヘッド等の製造におけるフォトリソグラフィ
工程で使用され、KrFやArFエキシマレーザを露光
光源に用いた露光装置に関し、高速でシャッタの開閉を
行うことができ、且つ耐久性を向上させたシャッタを有
する露光装置を提供することを目的とする。 【解決手段】光源からの光を通過させ、または遮光する
シャッタSHを有し、シャッタSHを通過した光でレチ
クルRに描画されたパターンを照明して基板W上に転写
する露光装置において、シャッタSHは、レーザ光の進
行方向にほぼ垂直な一方向に対向して設けられた2枚の
ブレード1a、1bを有し、2枚のブレード1a、1b
は、開閉に際し同期して一方向を互いに逆向きに移動し
てパルス光を通過させ、または遮光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、液晶
表示装置、あるいは薄膜磁気ヘッド等の製造におけるフ
ォトリソグラフィ工程で使用される露光装置に関し、特
に、KrFやArFエキシマレーザを露光光源に用いた
露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置等の集積度が向上する
につれて、回路の最少パターン線幅は小さくなる傾向に
あり、そのため露光光源として従来主流であった水銀ラ
ンプに代わって、エキシマレーザを用いた露光装置が用
いられるようになってきた。エキシマレーザを用いた露
光装置は、エキシマレーザ光源と露光装置本体とで構成
される。エキシマレーザ光源は、光ファイバ等によるイ
ンターフェースケーブルを介して露光装置本体と接続さ
れ、露光装置本体側の制御装置のシーケンスに従ってレ
ーザ光を発するようになっている。
【0003】エキシマレーザは、一般にフッ素等のハロ
ゲンガス、クリプトン、アルゴン等の不活性ガス、及び
ヘリウム、ネオン等の希ガスの3種の混合ガスをレーザ
チャンバに封入し、チャンバ内の放電によりハロゲンガ
スと不活性ガスとが反応して、ナノ秒オーダのパルス光
としてレーザ光を放出する。
【0004】このエキシマレーザでは、所定の安定した
エキシマ光を発振できるように、非露光時においてもエ
キシマレーザの内部状態を把握して適切にパルス光を制
御するためダミー発振を行っている。このダミー発振に
より、露光に先立って、例えばレーザ光源の放電電極へ
印加される高電圧値(HV)、パルス発光しているレー
ザ光のスペクトル幅、あるいはパルス光のパルスエネル
ギー安定性の調整が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このダミー発振は、従
来、露光工程における比較的長時間の露光休止状態中に
適宜行うようにしており、より最適なエキシマ光の制御
を目的として、例えばウェハ交換毎の最初の露光の直前
あるいはアライメントの直前に行われている。このダミ
ー発振時のエキシマレーザのパルス光は、露光に用いら
れるものではないので、ダミー発振中のパルス光は被露
光基板上に照射しないように遮光しておく必要がある。
そのためエキシマレーザの光射出口にはシャッタが設け
られている。このシャッタは、ダミー発振時だけでな
く、安全上の要請から万一不意にレーザ光が発光したと
しても、その発光を遮光するためにも用いられる。
【0006】このダミー発振中のパルス光を遮光するシ
ャッタとして、一般的に図5に示すようなエア駆動によ
る往復式シャッタが用いられている。図5において、エ
キシマレーザの筐体内のパルス光の射出口近傍に設けら
れたプレート5の中央部に、エキシマレーザのビーム形
状と同等の長方形形状の開口4が形成されている。この
開口4を介してエキシマレーザのパルス光が射出するよ
うになっている。図5(a)は、エア駆動式の往復式シ
ャッタが開放している状態を示しており、開口4からの
パルス光を通過させるように、板状のシャッタブレード
11が開口4に対して図中左側に位置している。シャッ
タブレード11は、空圧シリンダ15の駆動により図中
左右方向に移動するアーム13の先端部に固定されて、
アーム13の移動と共に移動できるようになっている。
図5(b)は、空圧シリンダ15の駆動によりアーム1
3が図中右方向に移動して、アーム13先端部のシャッ
タブレード11が開口4を完全に遮蔽した状態を示して
いる。このように、ダミー発振を行わせる場合には、図
5(b)に示すようにシャッタブレード11で開口4を
遮蔽して、ダミー発振に係るパルス光を遮光し、実際の
露光の際には、図5(a)に示すようにシャッタを開放
して開口4からパルス光が出射できるようにしている。
【0007】さて近年、最適な露光光で被露光基板を露
光するために、より頻繁にエキシマレーザのダミー発振
を行わせるようになってきている。そこで上述の往復式
シャッタにおいて、ダミー発振の際に開口4を遮蔽して
エキシマレーザのパルス光に直接曝されるシャッタブレ
ード11の耐久性を高める必要が生じている。ダミー発
振の頻度が高くなれば強い紫外光のエキシマレーザ光に
シャッタブレード11が曝される回数が増加するので、
これに対する耐久性を高めるためにはシャッタブレード
11の板厚をより厚くさせる必要が生じている。
【0008】また、近年の露光装置の高スループット化
の要求に対応して、シャッタの開閉に要する時間をでき
るだけ短くする必要も生じている。シャッタの開閉時間
を短くする、つまり、シャッタを高速で開閉させるため
にはシャッタブレード11の加速時、減速時における加
速度を大きくする必要があり、このためにはシャッタブ
レード11を軽量にする必要が生じる。一方、シャッタ
を安定して高速移動させるにはシャッタブレード11の
機械的耐久性を向上させる観点からシャッタブレード1
1の板厚を厚くする必要が生じる。ところが、シャッタ
ブレード11を軽量にすることと、シャッタブレード1
1を厚くすることとは相反するため、従来のシャッタブ
レードでは同時に双方の要求を満足させることは困難で
ある。
【0009】本発明の目的は、高速でシャッタの開閉を
行うことができ、且つ耐久性を向上させたシャッタを有
する露光装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の実施の形態を表
す図1乃至図4に対応付けて説明すると、上記目的は、
光源からの光を通過させ、または遮光するシャッタ(S
H)を有し、シャッタ(SH)を通過した光でレチクル
(R)に描画されたパターンを照明して基板(W)上に
転写する露光装置において、シャッタ(SH)は、複数
のブレード(1a、1b)を有し、複数のブレード(1
a、1b)を開閉させて光を通過させ、または遮光する
ことを特徴とする露光装置によって達成される。
【0011】そして、シャッタ(SH)は、光の進行方
向にほぼ垂直な一方向に対向して設けられた2枚のブレ
ード(1a、1b)を有し、2枚のブレード(1a、1
b)は、開閉に際し一方向を互いに逆向きに移動するこ
とを特徴とする。また、光源は、パルス光を射出するこ
とを特徴とする。
【0012】さらに、シャッタ(SH)は、光源のダミ
ー発振によるパルス光を遮光することを特徴とする。ま
た、シャッタ(SH)は、遮光時において、各ブレード
(1a、1b)の一端部が所定量重なり合う領域を有し
ていることを特徴とする。さらに、シャッタ(SH)
は、複数のブレード(1a、1b)に対して光の進行方
向に設けられた1または2以上のブレード(1c)をさ
らに有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による露光
装置を図1乃至図4を用いて説明する。まず、本実施の
形態による露光装置の概略の構成を図1を用いて説明す
る。図1は本実施の形態における露光装置全体の構成を
示す斜視図である。エキシマレーザ光源10の本体部に
は希ガスハライド等の混合ガスが封入されたレーザチャ
ンバ、共振器を構成する半透過性フロントミラー、露光
波長を狭帯化するための、回折格子および、プリズム、
エタロン等からなる狭帯化モジュール、波長の安定性、
スペクトル幅をモニターするための分光器やレーザパワ
ーのモニター用のディテクタ等からなるモニターモジュ
ール、およびシャッタSH等が設けられている。シャッ
タSHについては、後程、図2乃至図4を用いて詳述す
る。レーザチャンバに対するガス交換動作、あるいは波
長安定化のための制御、放電印加電圧の制御等は制御装
置12によって行なわれる。また、制御装置12はイン
ターフェース7を介して、露光装置本体側の主制御装置
40からの指令やリクエスト信号により制御されるよう
になっている。
【0014】エキシマレーザ光源10からのパルス光は
可動ミラーM1、固定ミラーM2を介してビーム成形光
学系14に入射して所定の断面形状、サイズに成形され
る。ビーム成形光学系14からのパルス光は駆動部16
によって所定角度内で揺動する揺動ミラーM3で反射さ
れた後、オプティカルインテグレータとして機能するフ
ライアイレンズFLに入射し、多数の2次光源(スポッ
ト光)に変換される。フライアイレンズFLの各エレメ
ントレンズの射出側にできたエキシマビームの各スポッ
ト光は、コンデンサレンズ系24によって、レチクルブ
ラインド(照明視野絞り)RB上でほぼ一様な強度分布
となるように重ね合わされる。
【0015】レチクルブラインドRBを透過したエキシ
マレーザ光はレンズ系26、固定ミラーM4、主コンデ
ンサーレンズ28、及び固定ミラーM5を介してレチク
ルRの回路パターン領域を照明する。ここでレチクルブ
ラインドRBはレンズ系26と主コンデンサーレンズ2
8とによって、レチクルRと共役になっている。レチク
ルRは専用のレチクルアライメント系30X、30Yに
よって装置本体に対してX、Y、θ方向に位置決めされ
ている。レチクルRの回路パターンの像は投影レンズP
LによってウェハW上に縮小投影される。ウェハWはX
ステージ32X上に載置され、このXステージ32Xは
ベース上をY方向に移動するYステージ32Y上をX方
向に移動する。これによってウェハWは投影像面に沿っ
て2次元移動し、ステップ・アンド・リピート方式の露
光が行なわれる。
【0016】上記の構成において、可動ミラーM1とレ
ーザ光源10との間には、露光装置本体を収納するサー
マルチャンバーの隔壁(図示せず)があり、レーザ光源
10はサーマルチャンバーの外部に設置されている。主
制御装置40は、露光装置のX−Yステージ32X、3
2Yの移動、レチクルアライメント系30X、30Yに
よるレチクルRの位置決め、ウェハアライメント系(図
示を省略)によるウェハWの位置検出、動作、レチクル
ブラインドRBの設定や、光電素子(図示せず)を用い
た露光量制御動作、あるいはエキシマビームの可干渉性
によって生じる干渉縞等を低減させるための振動ミラー
M3の振動によるスペックル低減動作等を実行する。
【0017】また、露光装置側の主制御装置40とレー
ザ光源側の制御系12との間には、インターフォース7
が設けられている。このインターフェース7を介して、
主制御装置40はエキシマレーザ光源10の操作を全て
行うことがきるようになっている。例えば露光装置本体
側の主制御装置40からエキシマレーザ光源10の制御
装置12ヘは、インターフェース7を介して発光トリガ
信号、高電圧の充電開始信号、発振開始信号、発振停止
信号等が送られ、エキシマレーザ光源10の制御装置1
2から主制御装置40へは、同じくインターフェース7
を介して発振スタンバイ完了信号、内部シャッタポジシ
ョン信号、インターロック作動中を示す信号等が送られ
る。
【0018】次に、本実施の形態による露光装置に用い
られているシャッタSHの概略の構成および動作を図2
および図3を用いて説明する。図2は、エキシマレーザ
のパルス光の出射方向からみたシャッタSHを示してい
る。図3は、エキシマレーザのパルス光の出射方向に対
して垂直上方からみたシャッタSHを含む断面を示して
いる。
【0019】図2に示すシャッタSHは、エア駆動によ
る往復式シャッタであって、2枚のシャッタブレード1
a、1bを有し、2枚のシャッタブレード1a、1bを
開閉させて光を通過させ、または遮光するようになって
いる。そして、2枚のシャッタブレード1a、1bは、
パルス光の進行方向にほぼ垂直な一方向に対向して設け
られ、開閉に際し一方向を互いに逆向きに同期して移動
するようになっている。
【0020】図2において、エキシマレーザの筐体内の
パルス光の射出口近傍に設けられたプレート5の中央部
に、エキシマレーザのビーム形状と同等の長方形形状の
開口4が形成されている。この開口4は、図5で示した
従来のシャッタブレード11が遮光する開口4と同一の
大きさ、同一形状である。この開口4を介してエキシマ
レーザのパルス光が射出するようになっている。図2
(a)は、本実施の形態のエア駆動式の往復式シャッタ
が開放している状態を示しており、開口4からのパルス
光を通過させるように、板状の2枚のシャッタブレード
1a、1bが開口4に対して図中左右両側に位置してい
る。また、シャッタブレード1a、1bは図3に示すよ
うに、プレート5を挟んでプレート5の表面側、裏面側
に配置されている。
【0021】シャッタブレード1aは、空圧シリンダ3
aの駆動により図中左右方向に移動するアーム2aの先
端部に固定され、アーム2aの移動と共に図中矢印方向
に移動できるようになっている。シャッタブレード1b
は、空圧シリンダ3bの駆動により図中左右方向に移動
するアーム2bの先端部に固定されて、アーム2bの移
動と共に図中矢印方向に移動できるようになっている。
シャッタブレード1a、1bは、空圧シリンダ3a、3
bにより同期して駆動され、図中矢印方向で互いに反対
方向に移動して、シャッタの開閉を行う。
【0022】図2(b)は、空圧シリンダ3aの駆動に
よりアーム2aが図中右方向に移動して、また、空圧シ
リンダ3bの駆動によりアーム2bが図中左方向に移動
して、アーム2a、2b先端部のシャッタブレード1
a、1bで開口4を遮蔽した状態を示している。このよ
うに、ダミー発振を行わせる場合には、図2(b)に示
すように2枚のシャッタブレード1a、1bで開口4を
遮蔽してダミー発振に係るパルス光を遮光し、実際の露
光の際には、図2(a)に示すようにシャッタを開放し
て開口4からパルス光が出射できるようにしている。
【0023】図2からわかるように、本実施の形態にお
ける2枚のシャッタブレード1a、1bは、図5を用い
て説明した従来のシャッタブレード11に比較して、ブ
レードの移動方向の幅が約1/2になっている。従っ
て、2枚のシャッタブレード1a、1bのそれぞれの板
厚が従来のシャッタブレード11と等しい場合には、2
枚のシャッタブレード1a、1bの各々の重量は、従来
のシャッタブレード11の約半分になる。従って、例え
ば2枚のシャッタブレード1a、1bのそれぞれの板厚
を従来の約2倍に厚くしても、少なくとも従来と同様の
速度で開閉動作を行うことができると共に、板厚が厚く
なった分だけ耐久性を向上させることができる。
【0024】また、2枚のシャッタブレード1a、1b
のそれぞれの移動ストロークは、従来のシャッタブレー
ド11の約半分にまで短くなるので、たとえシャッタブ
レード1a、1bのそれぞれの移動速度が従来のシャッ
タブレード11と同一であったとしても、約1/2の移
動時間で開閉動作を行うことができるようになる。従っ
て、耐久性を向上させ、且つ高速で開閉動作を行うこと
ができるようになる。
【0025】次に、図3に示すように、シャッタSHの
シャッタブレード1a、1bをエキシマレーザのパルス
光の出射方向に対して垂直上方からみると、シャッタブ
レード1a、1bのレーザ光の射出方向に距離Dの空隙
が生じている。この距離Dは、主としてプレート5を介
してその両側にシャッタブレード1a、1bを配置して
いる関係上、少なくともプレート5の板厚以上の距離を
設ける必要から生じたものである。ところが、この空隙
があるため、パルス光が図示の方向からシャッタブレー
ド1a、1bに照射した場合、シャッタブレード1bで
の散乱光がシャッタブレード1aで反射して洩れる可能
性がある。そこで、本実施の形態においては、シャッタ
SHを閉じてパルス光を遮光する際には、シャッタブレ
ード1bでの散乱光がシャッタブレード1aを介して洩
れてしまわない程度にシャッタブレード1a、1bの一
端部を所定量Lだけ重なり合うようにしている。この場
合の空隙の距離Dと所定の重なり量Lとは、シャッタブ
レード1a、1bの表面上体等を勘案して最適化するこ
とができる。
【0026】次に、本実施の形態におけるシャッタSH
の他の構成例を図4を用いて説明する。図4は、エキシ
マレーザのパルス光の出射方向に対して垂直上方からみ
たシャッタSHを含む断面を示している。図4は、図3
に示したようなシャッタブレード1a、1bの配置に、
さらに第3のシャッタ機構によるシャッタブレード1c
を設けたものである。図4では、第3のシャッタ機構の
うち、空圧シリンダおよびアームの図示は省略してい
る。図4に示すようにシャッタブレード1cは、シャッ
タブレード1bを挟んでパルス光の進行方向にシャッタ
ブレード1aと対向する位置に配置され、シャッタを閉
じた状態ではその端部がシャッタブレード1bの端部と
所定量重なるようになっている。シャッタブレード1c
は、シャッタブレード1a、1bと同期してシャッタブ
レード1aと同方向に移動する。図4に示すようなシャ
ッタブレード1cを設けることにより、開口4を遮蔽し
た際のシャッタブレード1a、1b端部の重なり領域か
ら洩れ光が発生しても、当該洩れ光をほぼ完全に遮断す
ることができるようになる。
【0027】このように本実施の形態におけるシャッタ
SHを用いることにより、シャッタブレードの移動スト
ロークを短縮させることによりシャッタ開閉時間を短縮
させることができ、またシャッタブレードの移動方向の
ブレード幅を短縮させて、ブレード重量を増加させずに
ブレードの板厚を厚くすることができるのでシャッタの
耐久性を向上させることができるようになる。
【0028】以上説明した装置構成およびシャッタSH
を備えた本実施の形態による露光装置のダミー発振にお
ける動作を説明する。まず、主制御装置40から制御装
置12にエキシマレーザのダミー発振開始信号が送られ
る。当該信号を受けてエキシマレーザ光源10はシャッ
タSHを閉じてダミー発振を開始する。次に、露光装置
の主制御装置40からエキシマレーザ光源10の制御装
置12にデータ取得リクエスト信号が送られる。制御装
置12はデータ取得リクエスト信号を受けて、ダミー発
振しているエキシマレーザ光源10から、例えばレーザ
光源の放電電極へ印加される高電圧値(HV)、パルス
発光しているレーザ光のスペクトル幅、パルス光のパル
スエネルギー安定性等をパラメータとするデータを取得
する。
【0029】上記データの取得が終了すると、エキシマ
レーザ光源10の制御装置12は露光装置側の主制御装
置40にデータ取得終了信号を送出し、当該信号を受け
て主制御装置40はエキシマレーザ光源10の制御装置
12にデータ送信リクエスト信号を送る。制御装置12
は、上記取得したデータを主制御装置40に送信する。
上記データを受信したら主制御装置40からエキシマレ
ーザ光源10の制御装置12にダミー発振停止信号が送
られ、レーザを停止させる。
【0030】主制御装置40は、取り込んだ上記データ
のそれぞれを、主制御装置40の記憶装置に予め設定し
た設定値と比較して、エキシマレーザ光源の調整を行
い、露光動作に移行する。
【0031】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記実施の形態において
は、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置に本発
明を適用したが、本発明はこれに限られず、例えば、ス
テップ・アンド・スキャン方式の露光装置、あるいは電
子ビーム露光装置などにもちろん適用可能である。
【0032】また、上記実施の形態においては、図3に
示したように2枚のシャッタブレード1a、1bを、プ
レート5を介して対向するように配置したが、本発明は
もちろんこれに限られず、2枚のシャッタブレード1
a、1bをエキシマレーザのパルス光の進行方向にプレ
ート5の前方、あるいは後方に配置するようにしてもよ
い。また、配置するシャッタブレードの数は、上記実施
の形態のように2枚あるいは3枚に限られず、4枚以上
であってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、高速でシ
ャッタの開閉を行うことができ、且つ耐久性を向上させ
たシャッタを有する露光装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による露光装置及びその
エキシマレーザ光源の構成の概略を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態による露光装置のエキシ
マレーザ光源に用いたシャッタSHの構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態による露光装置のエキシ
マレーザ光源に用いたシャッタSHの構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態による露光装置のエキシ
マレーザ光源に用いたシャッタSHの他の構成を示す図
である。
【図5】従来のエキシマレーザ光源に用いたシャッタS
Hの構成を示す図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c シャッタブレード 2a、2b アーム 3a、3b 空圧シリンダ 4 開口 5 プレート 10 エキシマレーザ光源 12 制御装置 14 ビーム成形光学系 16 駆動部 24 コンデンサレンズ系 26 レンズ系 28 主コンデンサレンズ 30X、30Y レチクルアライメント系 32X Xステージ 32Y Yステージ 40 主制御装置 SH シャッタ W ウェハ M3 揺動ミラー M4 固定ミラー RB レチクルブラインド FL フライアイレンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を通過させ、または遮光する
    シャッタを有し、前記シャッタを通過した光でレチクル
    に描画されたパターンを照明して基板上に転写する露光
    装置において、 前記シャッタは、複数のブレードを有し、前記複数のブ
    レードを開閉させて前記光を通過させ、または遮光する
    ことを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の露光装置において、 前記シャッタは、前記光の進行方向にほぼ垂直な一方向
    に対向して設けられた2枚のブレードを有し、前記2枚
    のブレードは、開閉に際し前記一方向を互いに逆向きに
    移動することを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の露光装置におい
    て、 前記光源は、パルス光を射出することを特徴とする露光
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の露光装置において、 前記シャッタは、前記光源のダミー発振による前記パル
    ス光を遮光することを特徴とする露光装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の露光装
    置において、 前記シャッタは、遮光時において、前記各ブレードの一
    端部が所定量重なり合う領域を有していることを特徴と
    する露光装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の露光装
    置において、 前記シャッタは、前記複数のブレードに対して前記光の
    進行方向に設けられた1または2以上のブレードをさら
    に有することを特徴とする露光装置。
JP9287682A 1997-10-03 1997-10-03 露光装置 Withdrawn JPH11111612A (ja)

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