JPH11110944A - ディスクカートリッジ及びディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ及びディスクドライブ装置

Info

Publication number
JPH11110944A
JPH11110944A JP26748697A JP26748697A JPH11110944A JP H11110944 A JPH11110944 A JP H11110944A JP 26748697 A JP26748697 A JP 26748697A JP 26748697 A JP26748697 A JP 26748697A JP H11110944 A JPH11110944 A JP H11110944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
cartridge
base plate
shaped recording
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26748697A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Matsumoto
勲 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP26748697A priority Critical patent/JPH11110944A/ja
Publication of JPH11110944A publication Critical patent/JPH11110944A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵埃等の影響を受けずに高密度記録化が図ら
れたディスク状記録媒体からの情報信号等の記録再生を
高精度に行うことにより、リムーバブルディスク記憶装
置に好適に使用される。 【解決手段】 スペーサ41によって間隔を保持された
多数枚のディスク状記録媒体2をスリーブ部材33に対
して積層状態に組み付けてディスク構体1を構成し、こ
のディスク構体1をカートリッジ32に収納してディス
クカートリッジ18を構成する。一方のハウジング半体
11aとベースプレート19とによって密閉空間部を構
成し、この密閉空間部内にディスクカートリッジ18と
記録再生機構22の磁気ヘッド48を配設する。他方の
ハウジング半体11bとベースプレート19との間に、
スピンドルモータ機構23や記録再生機構22の駆動部
を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、カートリッジの内部に
情報信号等が記録されたディスク状記録媒体を回転自在
に収納してなるディスクカートリッジ及びこのディスク
カートリッジが装填されて上記ディスク状記録媒体に記
録された情報信号等を再生し或いは上記ディスク状記録
媒体に情報信号等を記録するディスクドライブ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置においては、小型軽
量、廉価で操作性が簡易化されるとともにネットワーク
網の整備,充実等を背景として、個人用として手軽に用
いられるいわゆるパーソナルコンピュータ装置の普及が
めざましい。パーソナルコンピュータ装置は、取り扱う
情報データが従来の文書データや数字データばかりでな
く、大型コンピュータ装置と同様に画像データやグラフ
ィックスデータ等のマルチデータといったように幅広い
情報データが取り扱われるようになっている。かかる状
況から、パーソナルコンピュータ装置にも、情報信号等
の高密度記録化が図られるディスク交換型外部記憶装
置、すなわちリムーバブル記録媒体及びそのドライブ装
置が付設されるようになっている。
【0003】かかるドライブ装置には、リムーバブル記
録媒体として例えばや光ディスク、或いは光磁気ディス
ク等のディスク状記録媒体が用いられ、これらディスク
状記録媒体を収納したディスクカートリッジが装填され
る。ディスクドライブ装置は、このディスクカートリッ
ジが装填されてディスク状記録媒体に記録された情報信
号等を再生し或いはディスク状記録媒体に情報信号等を
記録する。かかるディスクカートリッジ及びディスクド
ライブ装置は、上述したように情報信号等の記録密度が
低くかつ比較的塵埃等の影響を受けにくい光ディスクや
光磁気ディスクが用いられていることから、特に高精度
の防塵構造が不要とされていた。
【0004】一方、大型コンピュータ装置には、ディス
ク状記録媒体として例えば情報信号等の高密度記録を可
能としたハードディスクが用いられた外部記憶装置や各
種情報信号等を蓄積するサーバ等が備えられている。ハ
ードディスクは、極めて貴重なデータを取り扱う高速で
駆動される極めて高価な大型コンピュータ装置に付設さ
れる外部記憶装置等の記録媒体として開発された経緯か
ら、クリーン度が極めて高い環境条件で使用されること
を前提としている。したがって、このハードディスクを
収納したディスクカートリッジは、極めて高精度の防塵
構造を備えて構成され、高価であるとともに大型でかつ
重量も大きいものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ディスク状記録媒体と
しては、安価でかつ信頼性も高くそのドライブ装置も簡
易で小型に構成することができるフレキシブルディスク
が知られている。フレキシブルディスクは、一般に情報
信号等の記録容量が小さく廉価なコンピュータ装置等に
汎用されている。かかるフレキシブルディスク及びその
ディスクドライブ装置においても、上述したパーソナル
コンピュータ用としてのリムーバブル記録再生装置の要
求に対して、ヘッドやディスクに関する技術開発が進め
られることによって情報信号等の記録密度が画期的に上
昇するに至っている。
【0006】例えば、3.5インチ径のフレキシブルデ
ィスク及びそのディスクドライブ装置は、従来、記憶容
量が1.44Mバイト,線記録密度が17.4KBP
I,トラック密度が135TPI,ディスクの回転速度
が300rpm等を基本仕様としていた。フレキシブル
ディスク及びディスクドライブ装置においては、この従
来仕様に対して、同様に3.5インチ径のフレキシブル
ディスクを用いるが、例えばフレキシブルディスクがそ
の記憶容量を100Mバイト,線記録密度を43.3K
BPI,トラック密度を2118TPIとし、このフレ
キシブルディスクを回転速度3600rpmの高速で回
転駆動することによって情報信号等の高密度記録化が図
られている。
【0007】ディスクドライブ装置は、上述した低密度
記録仕様においては、フレキシブルディスクを比較的低
速で回転駆動するとともに磁気ヘッドをフレキシブルデ
ィスクの主面に摺動させた状態で情報信号等の記録再生
を行っている。ディスクドライブ装置は、上述した情報
信号等の高密度記録化の対応に伴って狭トラック化され
たフレキシブルディスクを高速で回転駆動することか
ら、磁気ヘッドの磨耗やフレキシブルディスクの損傷を
防止するためにハードディスクと同様に磁気ヘッドをデ
ィスク面から浮上した状態に保持して情報信号等の記録
再生を行う対策が講じられることになる。一方、ディス
クドライブ装置においては、スペーシングロスを低減し
て情報信号等の記録再生特性を保持するために、低密度
記録仕様と同様に、磁気ヘッドとフレキシブルディスク
とを疑似接触状態に保持して情報信号等の記録再生を行
うようにすることが好ましい。
【0008】ディスクドライブ装置においては、このよ
うに磁気ヘッドとフレキシブルディスクとを疑似接触状
態に保持して情報信号等の記録再生を行う構造とするこ
とにより、高密度記録化が図られたフレキシブルディス
クの主面に付着した僅かで微小な塵埃等によっても情報
信号等の記録再生特性が劣化してしまうといった問題が
生じる。したがって、ディスクドライブ装置では、外部
から侵入する塵埃等を確実に防止することは勿論のこ
と、装置内部或いはディスクカートリッジの内部で発生
する塵埃等の対策も極めて重要になっている。
【0009】ところで、従来のディスクカートリッジ
は、例えば通常状態においてヘッド機構が進入する記録
再生開口部を閉塞するとともにディスクドライブ装置に
装填されることによって動作されて記録再生開口部を開
放するシャッタ機構を付設することにより防塵対策が講
じられている。しかしながら、かかる防塵構造は、上述
した低密度記録仕様のディスクドライブ装置に対しては
所定の防塵作用を奏するが、高密度記録化が図られたデ
ィスクドライブ装置に対してフレキシブルディスクに情
報信号等を高精度に記録再生するための防塵構造として
はまだまだ不充分である。
【0010】したがって、高密度記録化が図られたカー
トリッジ及びディスクドライブ装置に対して、従来の大
型コンピュータ装置に用いられるハードディスク及びデ
ィスクドライブ装置に採用された防塵構造を適用するこ
とが考慮される。すなわち、ディスクドライブ装置は、
例えばダイキャストや板金によって形成された装置シャ
ーシを、密閉性を保持して形成したダイキャストや板金
絞りのカバー部材によって被覆するように構成して防塵
対策を講じることが考慮される。カバー部材は、駆動機
構や駆動リンク機構、回路部或いはヘッド等の記録密度
を決定する機構や部材を密閉する。
【0011】しかしながら、かかる防塵構造は、ディス
クカートリッジやディスクドライブ装置を高価、大型か
つ大重量化するために、手軽に取り扱われるパーソナル
コンピュータ装置用のリムーバブル記憶装置として適用
することは到底困難である。また、かかる防塵構造は、
各部のクリーン度を同等に取り扱うことから、組立工程
中での塵埃等の付着や組立後に発生した塵埃等の付着の
区分けを困難とする。したがって、ディスクカートリッ
ジやディスクドライブ装置は、組立を過度のクリーン度
に保持した作業環境で行うことが必要となり、また使用
状態でも塵埃等が付着するといった問題が生じる。ま
た、ディスクカートリッジやディスクドライブ装置は、
製造装置等の設備投資を莫大なものとして製造コストが
高くなるとともに、使用中での塵埃等の付着により品質
の劣化や信頼性の低下といった問題が生じる。
【0012】なお、上述した問題点については、フレキ
シブルディスクのディスクカートリッジ及びディスクド
ライブ装置を対象として説明したが、パーソナルコンピ
ュータ装置等に付設されるリムーバブルディスク装置と
して光ディスクや光磁気ディスク等の他のディスク状記
録媒体を収納したディスクカートリッジ及びディスクド
ライブ装置についても同様に生じる問題である。
【0013】本発明は、上述した問題点を解決してリム
ーバブルディスク装置に用いて好適なディスクカートリ
ッジ及びディスクドライブ装置を提供することを目的に
提案されたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明にかかるディスクカートリッジは、中心穴を有してリ
ング状に形成されてなる多数枚のディスク状記録媒体
と、これらディスク状記録媒体がそれぞれの中心穴を貫
通させることにより軸方向に順次組み付けられるスリー
ブ部材と、このスリーブ部材に各ディスク状記録媒体と
交互に組み付けられることにより各ディスク状記録媒体
の軸方向の間隔を保持する多数個の筒状スペーサ部材と
によってディスク構体が構成される。ディスクカートリ
ッジは、一方側面が開口されるとともにこの開口縁の中
央部にスリーブ部材の外径とほぼ等しい内径の半円形軸
孔が設けられた第1のカートリッジ半体と、一方側面が
開口されるとともにこの開口縁の中央部にスリーブ部材
の外径とほぼ等しい内径の半円形軸孔が設けられかつ他
方側面に記録再生機構が進入する記録再生開口部が設け
られた第2のカートリッジ半体とを備える。ディスクカ
ートリッジは、第1のカートリッジ半体と第2のカート
リッジ半体とを相対する開口部を互いに突き合わせて一
体化することにより、相対する半円形軸孔によってスリ
ーブ部材を軸支する軸孔を有してカートリッジが構成さ
れ、このカートリッジの内部にディスク構体が回転自在
に収納される。
【0015】また、ディスクカートリッジは、ディスク
状記録媒体が可撓性を有するフレキシブルディスクから
なり、また第1のカートリッジ半体と第2のカートリッ
ジ半体とがそれぞれ合成樹脂を材料として一体に成形さ
れる。さらに、ディスクカートリッジは、第1のカート
リッジ半体と第2のカートリッジ半体に設けたディスク
規制部の板状凸部がそれぞれフレキシブルディスクの主
面間に延在するように構成される。
【0016】以上のように構成した本発明にかかるディ
スクカートリッジによれば、多数枚のディスク状記録媒
体が比較的廉価で高精度に成形された密閉カートリッジ
に収納されることにより、大量の情報信号等の記録を可
能とする廉価なディスクカートリッジとして構成され
る。ディスクカートリッジは、必要とする塵埃等に対す
るクリーン度に応じて合理的な工程で組み立てられると
ともに、ディスク状記録媒体に対してその記録面ばかり
でなく周縁部等についても塵埃や指紋等が付着すること
なくかつ傷付きが防止されて組み立てられるようにする
ことから、情報信号等の記録再生特性が高精度に保持さ
れる。また、ディスクカートリッジは、廉価なフレキシ
ブルディスクを用いた場合においても、ディスク規制部
の作用によってスタンディングウェーブ現象が抑制され
てフレキシブルディスクが安定した状態で回転し、情報
信号等の高速転送と高密度記録化が図られる。
【0017】上述した目的を達成する本発明にかかるデ
ィスクドライブ装置は、カートリッジの内部にディスク
状記録媒体を回転自在に収納してなるディスクカートリ
ッジが装着されるカートリッジ装着部が一方の主面に形
成されたベースプレートと、カートリッジ装着部の近傍
に位置してベースプレートの主面に設けた軸受支持部に
回動自在に支持されるとともにディスクカートリッジか
ら退出した第1の位置とディスクカートリッジ内に進入
してディスク状記録媒体に対して情報信号等の記録再生
を行う第2の位置とに回動動作される記録再生機構と、
ベースプレートの他方主面に対向して配設され制御回路
や駆動回路等を構成する回路素子や回路部品或いは入出
力コネクタが搭載された回路基板と、ベースプレートの
他方主面に取り付けられるとともに表裏主面にコイル群
が設けられたコイル基板と、このコイル基板に設けた軸
受部材に回転自在に支持された回転軸と、コイル基板を
挟んで回転軸に取り付けられるとともにコイル基板との
対向面にコイル群とそれぞれ対向してロータマグネット
が貼着された一対のロータヨークとからなるモータとを
備えて構成される。ディスクドライブ装置は、カートリ
ッジ装着部に装着されたディスクカートリッジに収納さ
れたディスク状記録媒体が、ベースプレートに設けた軸
受部材を介してディスクカートリッジの内部に臨ませら
れたモータの回転軸に取り付けられたディスクテーブル
に支持されて回転駆動される。
【0018】また、ディスクドライブ装置は、それぞれ
対向面が解放されて略薄箱状に形成されるとともに、突
き合わせ側面の一部に入出力コネクタの接続部を外方に
臨ませる切欠き部が設けられた一対のハウジング半体を
備え、これらハウジング半体が、一方のハウジング半体
に対してベースプレートがシーリング部材を介して組み
合わされた状態で互いに突き合わされて一体化されるこ
とによりハウジングを構成する。さらに、ディスクドラ
イブ装置は、記録再生機構と回路基板との電気的接続が
一方のハウジング半体に設けたガイド凹部内を導かれる
フレキシブル回路基板を介して行われ、このフレキシブ
ル回路基板が、一方のハウジング半体にベースプレート
を組み合わせた状態においてシーリング部材によってガ
イド凹部内に弾持されるように構成される。
【0019】以上のように構成された本発明にかかるデ
ィスクドライブ装置によれば、塵埃等に対する高クリー
ン化が必要とされるとともに塵埃等の発生が殆ど生じな
いディスクカートリッジや記録再生機構と、塵埃等に対
する高クリーン化をさほど必要とせずかつ高速で回転動
作することによって塵埃やガス等が発生する虞れのある
モータや回路部品,回路素子等を搭載した回路基板とを
ベースプレートによって隔離した状態で組み立てること
から、必要とする塵埃等に対するクリーン度に応じて合
理的な工程で組み立てが可能となり、製造コストの低減
が図られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明に
おいて用いられる上下、左右及び前後の用語は、図1を
基準とするものとする。実施の形態として示すディスク
ドライブ装置10は、詳細を後述するが情報信号等の高
密度記録化が図られた多数枚(5枚)のフレキシブルデ
ィスク2(2a乃至2e)が備えられるとともにハウジ
ング11の前方側面に後述する入出力コネクタ12が配
設され、例えばパーソナルコンピュータ装置に接続され
てリムーバブルディスク装置を構成する。ディスクドラ
イブ装置10は、図1に示すように、対向面が解放され
て略薄箱状に成形された合成樹脂製の上下一対のハウジ
ング半体11a,11bを互いに突き合わせて一体化す
ることによりハウジング11が構成される。
【0021】ハウジング半体11a,11bは、図示を
省略するが、それぞれの外周縁が相対係合される段付き
縁として構成されている。上部ハウジング半体11aに
は、詳細を省略するがその内面に複数個の結合用スタッ
ド13が一体に突設されている。また、上部ハウジング
半体11aには、入出力コネクタ12が配設される前方
側の内面に、外周壁と平行でかつ高さがほぼ等しい隔壁
14が一体に突設されている。下部ハウジング半体11
bには、結合用スタッド13に対応して図示しない取付
けねじがねじ込まれる取付孔15が形成されている。ま
た、下部ハウジング半体11bには、上述した入出力コ
ネクタ12をその接続部が外方に臨むようにして嵌合さ
れる矩形のコネクタ嵌合部16が切り欠き形成されてい
る。
【0022】ハウジング半体11a,11bは、段付き
外周縁を互いに突き合わせて組み合わせ、取付孔15か
ら取付けねじを結合用スタッド13の内穴にねじ込むこ
とによりハウジング11を構成する。なお、ハウジング
半体11a,11bは、合成樹脂を材料として成形され
るばかりでなく、例えばアルミダイキャストやその他適
宜の材料を用いて成形するようにしてもよい。上部ハウ
ジング半体11aには、図3乃至図5に示すように、詳
細を後述するディスク構体1を収納したディスクカート
リッジ18が組み合わされたベースプレート19がシー
リング部材17を介して組み合わされ、さらに回路基板
20が組み合わされた後に下部ハウジング半体11bが
結合される。
【0023】ベースプレート19は、図2乃至図4及び
図6に示すように、ハウジング11の内部空間とほぼ等
しい外形寸法を有する矩形を呈して形成され、その上面
側にディスクカートリッジ18が装着されるカートリッ
ジ装着部21が構成される。また、ベースプレート19
には、カートリッジ装着部21の前方側に位置して詳細
を後述する記録再生機構22が組み付けられる。さら
に、ベースプレート19には、カートリッジ装着部21
に対応して、下面側に詳細を後述するスピンドルモータ
機構23が組み付けられている。ベースプレート19に
は、その略中央部に位置して形成された軸孔19aに第
1の筒状軸受部材24が嵌合されている。また、ベース
プレート19には、右前方側に位置して形成された軸孔
19bに第2の筒状軸受部材25が嵌合されている。さ
らに、ベースプレート19には、左前方側に位置して第
2の筒状軸受部材25と対向して支持ピン26が立設さ
れている。さらにまた、ベースプレート19には、結合
用スタッド13及び取付孔15にそれぞれ対応位置し
て、取付孔27と位置決めスタッド28とが設けられて
いる。
【0024】第1の筒状軸受部材24は、高さ方向に貫
通する軸孔24aを有しており、この軸孔24aに貫通
される詳細を後述するスピンドルモータ機構23の回転
軸29を回転自在に支持している。第2の筒状軸受部材
25も、高さ方向に貫通する軸孔25aを有しており、
この軸孔25aに貫通される詳細を後述する記録再生機
構22の支軸30を回転自在に支持している。支持ピン
26は、記録再生機構20を第1の位置に支持する複数
のランプ31を回転自在に支持する。位置決めスタッド
28は、ハウジング半体11a,11bが結合される際
に、対応する結合用スタッド13とそれぞれ突き合わさ
れるとともに、詳細を後述するようにディスクカートリ
ッジ18の後方側面部を左右から挟み込むようにして位
置決めする。
【0025】ディスクカートリッジ18は、図7及び図
8に示すように、合成樹脂を材料としてそれぞれ成形さ
れた前部カートリッジ半体32aと後部カートリッジ半
体32bとを一体に組み合わせてなるカートリッジ32
と、このカートリッジ32の内部に組み込まれた多数枚
のフレキシブルディスク2、スリーブ部材33及び抜止
めプレート34等からなるディスク構体1とによって構
成される。前部カートリッジ半体32aは、後述するデ
ィスク構体1を構成するフレキシブルディスク2の積層
体の半周領域を閉塞するに足る半円形の薄箱状を呈して
成形され、後方部が開放されるとともに前方側面に記録
再生機構22が進退する記録再生開口部35が設けられ
ている。また、前部カートリッジ半体32aには、開放
された後方部に位置して上面と下面とに軸線を同じくし
た半円弧状の軸孔36a,36bが形成されている。
【0026】前部カートリッジ半体32aには、記録再
生開口部35を挟んだ内周側面に位置して、第1のディ
スク規制壁37aと第2のディスク規制壁37bとがそ
れぞれ一体に形成されている。第1のディスク規制壁3
7a及び第2のディスク規制壁37bは、図2及び図8
に示すように、それぞれ高さ方向に所定の間隔を以って
突設された円弧状を呈する複数個(4個)の板状凸部に
よって構成される。第1のディスク規制壁37a及び第
2のディスク規制壁37bは、各板状凸部がその対向間
隔をフレキシブルディスク2の厚みよりもやや大とされ
た間隔を以って突設されており、それぞれの対向空間内
に後述するようにこれらフレキシブルディスク2が各1
枚ずつその外周部を臨ませている。
【0027】後部カートリッジ半体32bは、前方部に
前部カートリッジ半体32aの開口部と同形の開口部が
構成されてフレキシブルディスク2の積層体の半周領域
を閉塞するに足る内部空間を有し、両側面がそのまま後
方へと延長されるとともに後方側面が円弧状を呈した薄
箱状を呈して成形されている。この後部カートリッジ半
体32bには、開放された前方部に位置して上面と下面
とに軸線を同じくした半円弧状の軸孔38a,38bが
形成されている。また、後部カートリッジ半体32bに
は、図2に示すように、円弧状の後方側面の内面にディ
スク規制壁39が一体に形成されている。ディスク規制
壁39も、それぞれ高さ方向に所定の間隔を以って突設
された円弧状を呈する複数個(4個)の板状凸部によっ
て構成される。各板状凸部は、その対向間隔が、第1の
ディスク規制壁37a及び第2のディスク規制壁37b
の板状凸部の対向間隔と等しく、それぞれの対向空間に
後述するように各フレキシブルディスク2の外周部をそ
れぞれ臨ませる。
【0028】以上のように構成された前部カートリッジ
半体32aと後部カートリッジ半体32bとは、ディス
ク構体1を収納した状態で開口部を互いに突き合わせて
組み合わされることによりディスクカートリッジ32を
構成する。なお、前部カートリッジ半体32aと後部カ
ートリッジ半体32bには、突き合わせ部位に一体化す
るための適宜の構造、例えば複数個の鈎状凸片と係合孔
との構造或いはねじ孔構造等が形成されている。前部カ
ートリッジ半体32aと後部カートリッジ半体32bと
は、一体化された状態において相対する突合せ端に形成
した半円形の軸孔36,38が共同してスリーブ部材3
3を回転自在に支持する軸受け孔を構成する。
【0029】ディスク構体1は、スリーブ部材33の外
周部にフレキシブルディスク2a乃至2eが積層状態で
組み合わされるとともに抜止めプレート34によって抜
け止めされてなる。フレキシブルディスク2は、従来の
3.5インチ径のフレキシブルディスクと同様に合成樹
脂材料によって薄厚に成形された可撓性を有するディス
クであるが、中心孔3を有するリング状を呈している。
フレキシブルディスク2は、例えば記憶容量が100M
バイト,線記録密度が43.3KBPI,トラック密度
が2118TPIとされるとともに、後述するスピンド
ルモータ機構23によって回転速度が3600rpmの
高速で回転駆動される。フレキシブルディスク2は、薄
厚で可撓性を有するとともに高速で回転駆動されること
によって変形し、いわゆるスタンディングウェーブ現象
が生じる。フレキシブルディスク2は、上述した第1の
ディスク規制壁37a,第2のディスク規制壁37b及
びディスク規制壁39の各凸部間に外周部が延在して回
転することから、空気流が安定して振動を抑制しスタン
ディングウェーブ現象が低減されるようになる。
【0030】スリーブ部材33は、その外径がフレキシ
ブルディスク2の中心孔3の内径とほぼ等しい有底筒状
を呈して形成されている。スリーブ部材33には、詳細
を省略するが開放側の下端縁に周回りに突出する係止フ
ランジ部が一体に形成されている。スリーブ部材33に
は、上面部の中心に位置して止めねじ40がねじ込まれ
る取付孔33aが形成されている。
【0031】以上のように構成されたスリーブ部材33
には、外周部に5枚のフレキシブルディスク2a乃至2
eと、4個のスペーサ部材41a乃至41bとが交互に
嵌合される。スペーサ部材41は、スリーブ部材33の
外径と等しい内径の軸孔を有するとともに外径がフレキ
シブルディスク2の中心孔3の周囲に構成される非記録
領域よりもやや小径とされた筒状の部材によって構成さ
れる。また、スペーサ部材41は、その長さが第1のデ
ィスク規制壁37a及び第2のディスク規制壁37bの
各板状凸部の対向間隔とほぼ等しい。
【0032】スリーブ部材33には、上端側から第1の
フレキシブルディスク2aが係止フランジ部まで嵌合さ
れた後、第1のスペーサ部材41aが第1のフレキシブ
ルディスク2aを押さえ込むようにして嵌合される。ス
リーブ部材33には、第2のフレキシブルディスク2b
が第1のスペーサ部材41aの上端まで嵌合され、さら
に第2のスペーサ部材41bが第2のフレキシブルディ
スク2bを押さえ込むようにして嵌合される。スリーブ
部材33には、以下同様の操作によって、第3のフレキ
シブルディスク2c乃至第5のフレキシブルディスク2
e及び第3のスペーサ部材41cと第4のスペーサ部材
41dとが順次嵌合される。
【0033】スリーブ部材33には、第5のフレキシブ
ルディスク2eが嵌合された後、上端部に抜止めプレー
ト34がはめ込まれることによってフレキシブルディス
ク2及びスペーサ部材41を抜け止めしてディスク構体
1が構成される。ディスク構体1は、上述したようにカ
ートリッジ32の内部に組み込まれることによってディ
スクカートリッジ18を構成する。ディスク構体1は、
図8に示すように、係止フランジ部がカートリッジ体3
2の内面に係止されることによってその下端部を位置規
制される。ディスク構体1には、後述するディスクテー
ブル42が、スリーブ部材33の内部に嵌合されるとと
もに取付孔33aにねじ込まれる止めねじ40によって
一体化される。ディスク構体1は、カートリッジ体32
に組み込まれた状態において、上述したように各フレキ
シブルディスク2の外周部が、第1のフロッピー保持壁
37a,第2のフロッピー保持壁37b及びフロッピー
保持壁39の各板状凸部間に延在する。
【0034】以上のように構成されるディスクカートリ
ッジ18は、図示しないねじ孔と取付ねじとによってベ
ースプレート19のカートリッジ装着部21上に組み付
けられる。ディスクカートリッジ18は、各ねじ孔に図
示しないパッキンを介挿することによって内部の密閉性
が保持されるようにする。ディスクカートリッジ18
は、図5に示すように、結合用スタッド13が後部カー
トリッジ体32bの外周部に当接することにより位置決
めされる。
【0035】ベースプレート19には、カートリッジ装
着部21の中央部に位置して、第1の軸受部材24を介
してスピンドルモータ機構23の回転軸29の上端部が
突出露呈している。回転軸29には、この露呈上端部に
ディスクテーブル42が固定されている。
【0036】ディスクテーブル42は、図8に示すよう
に、外径がスリーブ部材33の内径とほぼ等しくかつ第
1の軸受部材24の外径よりもやや大径の内孔を有する
有底筒状を呈して形成されている。ディスクテーブル4
2には、底面の中央部にその内孔に貫通する上述した止
めねじ40がねじ込まれる取付孔42aが形成されてい
る。ディスクテーブル42は、スリーブ部材33の内孔
に嵌合された後、このスリーブ部材33の取付孔33a
にねじ込まれた止めねじ40が取付孔42aを介して回
転軸29に設けた取付孔29aにねじ込まれることによ
って、回転軸29及びスリーブ部材33とともに一体化
される。
【0037】記録再生機構22は、図4及び図6に示す
ように、高さ方向に平行に対峙された10個のサスペン
ション43(43a乃至43j)と、これらサスペンシ
ョン43の基端部を互いに絶縁した状態で保持するサス
ペンション支持部材44と、フレキシブル配線基板45
と、アクチュエータ部材46等の部材によって構成され
ている。サスペンション43は、それぞれ弾性片によっ
て形成されており、フレキシブルディスク2との対向面
の自由端近傍に位置してその記録面から情報信号等を記
録再生する磁気ヘッド48が搭載されている。最上部の
サスペンション43aには、第1のフレキシブルディス
ク2aと対向する底面に1個の磁気ヘッド48が搭載さ
れている。最下部のサスペンション43jには、第5の
フレキシブルディスク2eと対向する底面に1個の磁気
ヘッド48が搭載されている。第2のサスペンション4
3b乃至第9のサスペンション43iには、各フレキシ
ブルディスク2の表面或いは裏面にそれぞれ対向する面
に磁気ヘッド48が搭載されている。
【0038】サスペンション支持部材44は、各サスペ
ンション43を、それぞれの磁気ヘッド48が対応する
フレキシブルディスク2の主面に疑似接触状態とするに
足る間隔を保持するようにして支持する。サスペンショ
ン支持部材44は、図4に示すように、第2の軸受部材
25の外径よりもやや大径とされた軸孔44aを有する
有底筒状を呈して形成されており、その底面に支軸30
の上端部が固定されている。サスペンション支持部材4
4は、軸孔44aを第2の軸受部材25に嵌合すること
によって、この第2の軸受部材25に回転自在に支持さ
れる。支軸30は、サスペンション支持部材44を第2
の軸受部材25に組み合わせた状態において、この第2
の軸受部材25の軸孔25aを介してベースプレート1
9を貫通して下方へと延在する。
【0039】支軸30には、第2の軸受部材25から突
出された下端部、換言すればベースプレート19の下方
部に位置してアクチュエータ部材46が固定されてい
る。アクチュエータ部材46は、図6に示すように、支
軸30に挿通されてねじ止め固定される筒状基部46a
と、この筒状基部46aからベースプレート19と対峙
して一体に突設された扇状のコイル取付部46bとから
なる。コイル取付部46bには、コイル49が取り付け
られている。
【0040】ヨーク部材50は、上部ハウジング半体1
1aと組み合わされてハウジング11を構成する下部ハ
ウジング半体11bの内面に、アクチュエータ部材46
のコイル取付部46bと対向して接合されている。ヨー
ク部材50は、第2の軸受部材25を中心としてコイル
49の取付位置とほぼ等しい半径の円周上に位置する円
弧状の磁性板からなる。ヨーク部材50には、アクチュ
エータ部材46の対向面にマグネット51が接合されて
いる。マグネット51は、詳細には、極性を異にした板
状の第1のマグネット51aと第2のマグネット51b
とが長さ方向に隣り合って接合されてなる。また、ベー
スプレート19には、その裏面に、コイル49を挟んで
マグネット51と同様に構成され、それぞれ第1のマグ
ネット51aと第2のマグネット51bと対向する一対
のマグネット片からなるマグネットが接合されている。
【0041】アクチュエータ部材46とヨーク部材50
とは、記録再生機構22をディスクカートリッジ18か
ら退出した第1の位置と、ディスクカートリッジ18内
に進入するとともにフレキシブルディスク2に対して半
径方向にシーク動作する第2の位置とに回動動作させる
駆動部を構成する。すなわち、記録再生機構22は、ア
クチュエータ部材46のコイル49に電流が供給される
と、マグネット51との間に発生する磁束によりアクチ
ュエータ部材46が回動することによって上述した2位
置に移動動作される。記録再生機構22は、コイル49
に供給する電流の方向を変えることにより、回動方向が
変換されて磁気ヘッド48がフレキシブルディスク2の
記録面にアクセスする。
【0042】記録再生機構22は、通常ディスクカート
リッジ18から退出した第1の位置に保持され、記録再
生動作が行われる場合においてのみ第2の位置へと回動
動作されて磁気ヘッド48によるフレキシブルディスク
2の記録面へのアクセスが行われる。記録再生機構22
は、ランプ31によって第1の位置に保持される。ラン
プ31は、図4、図5及び図9に示すように、外周部に
各サスペンション43の先端部が相対係合される複数の
保持溝31aが周回りに形成された筒状を呈して形成さ
れ、上述したようにベースプレート19に立設した支持
ピン26に回転自在に支持されている。ランプ31は、
記録再生機構22が第1の位置に回動動作された状態に
おいて、図9に示すように各サスペンション43の先端
部が相対する各保持溝31aに係合する。ランプ31
は、記録再生機構22が第1の位置から第2の位置へと
回動動作される際に、各サスペンション43の先端部と
各保持溝31aとの係合状態が解除されるが、支持ピン
26に支持されて回転動作することにより記録再生機構
22を軽微な力で動作させるようにする。
【0043】記録再生機構22は、このように記録再生
が行われていない状態において各サスペンション43が
ランプ31によってその対向間隔を保持されることか
ら、振動等が加えられた場合においても相対する主面に
搭載された磁気ヘッド48が衝合して破損するといった
事態の発生が防止される。また、記録再生機構22は、
上述したように記録再生動作が行われる場合においての
み第2の位置へと回動動作されて磁気ヘッド48がフレ
キシブルディスク2の記録面に疑似接触される。したが
って、ディスクドライブ装置10は、振動等が加えられ
た場合に磁気ヘッド48がフレキシブルディスク2に衝
合して記録面を損傷させるといった事態の発生が防止さ
れるように構成されている。
【0044】記録再生機構22は、上述したようにフレ
キシブルディスク2がカートリッジ32のディスク規制
壁37,39によりスタンディングウェーブ現象を低減
されて安定した状態で回転されることから、フレキシブ
ルディスク2と磁気ヘッド48との対向間隔が安定した
状態に保持される。したがって、記録再生機構22は、
磁気ヘッド48によってフレキシブルディスク2に対し
て情報信号等の高密度の記録再生を高精度に行う。
【0045】記録再生機構22は、各磁気ヘッド48と
回路基板20との電気的接続がフレキシブル配線基板4
5を介して行われる。フレキシブル配線基板45は、サ
スペンション支持部材44から引き出されベースプレー
ト19に立設したホルダ52に掛け合わされて下方へと
導かれる。ホルダ52は、ベースプレート19と上部ハ
ウジング半体11aとが組み合わされた状態において、
図2に示すように、上部ハウジング半体11aの隔壁1
4に設けた切欠き部14aに対応位置される。したがっ
て、フレキシブル配線基板45は、ホルダ52とシーリ
ング部材17とによって保持され、ベースプレート19
と上部ハウジング半体11aとによって構成される空間
部からその密閉性を損なうことなく引き出されて先端の
コネクタ部45aが回路基板20に搭載したコネクタ5
3に接合される。
【0046】フレキシブルディスク2は、スピンドルモ
ータ機構23によって上述したように3600rpmの
高速で回転駆動される。スピンドルモータ機構23は、
上述した回転軸29と、ディスクテーブル42と、それ
ぞれロータマグネット54,55が接合された一対のロ
ータヨーク56,57と、コイル基板58と、軸受部材
59等によって構成される。回転軸29は、第1の軸受
部材24を貫通してベースプレート19の下方に臨ませ
られた下端部がベースプレート19に取り付けた軸受部
材24に回転自在に支持される。回転軸29には、スペ
ーサボス59を挟んで上下位置にそれぞれロータヨーク
56,57が一体となって固定されている。
【0047】コイル基板58には、その中央部に位置し
て貫通孔58aが設けられ、その表裏主面に貫通孔58
aを取り囲むようにしてコイル60が形成されている。
コイル基板58には、その表裏主面に貫通孔58aを取
り囲むようにしてプリントコイル60が形成されてい
る。コイル基板58には、外周縁に端子部58bが形成
されている。ロータヨーク56,57は、ロータマグネ
ット54,55がコイル基板58の表裏プリントコイル
60とそれぞれ対向するようにして、スペーサボス59
を介して回転軸29及びディスクテーブル42と一体と
なって軸受部材24に回転自在に支持される。
【0048】以上のように構成されたコイル基板58
は、ロータマグネット54が介挿されるに足る対向間隔
を保持されて、図示しない複数のスタッドによってベー
スプレート19の下面に取り付けられる。スピンドルモ
ータ機構23は、これによっていわゆる無刷子モータ機
構を構成する。スピンドルモータ機構23は、コイル基
板58のプリントコイル60に電流が供給されると、こ
のプリントコイル60とロータマグネット54,55と
の間に発生する磁束によってロータヨーク56,57に
対して回転力が生成される。スピンドルモータ機構23
は、これらロータヨーク56,57が一体化された回転
軸29が、ベースプレート19に設けられた第1の軸受
部材24とに支持されて回転駆動される。
【0049】回転軸29は、ディスクテーブル42を一
体的に回転駆動し、止めねじ40によってこのディスク
テーブル42と一体化されたスリーブ部材33を回転駆
動する。スリーブ部材33は、一体的に組み付けられた
フレキシブルディスク2を回転駆動する。
【0050】ベースプレート19には、その下面に回路
基板20が組み合わされる。回路基板20は、ハウジン
グ11の内部空間とほぼ等しい外形寸法を有し、図5に
示すように、ベースプレート19から下方に突出された
記録再生機構22のアクチュエータ部材46やスピンド
ルモータ機構23の各部材等の逃げとなる大きな切欠き
20aが設けられている。回路基板20には、前方端に
位置して入出力コネクタ12が実装され、また前方左側
に位置して記録再生機構22のフレキシブル回路基板4
5が接続されるコネクタ53が実装されている。
【0051】回路基板20には、図示しないが例えばヘ
ッド駆動回路素子や制御回路、電源回路等を構成する回
路素子や電気部品等が適宜実装されるとともにプリント
配線されている。回路基板20には、スピンドルモータ
機構23のコイル基板58に形成した端子部58bに対
応して、切欠き20aの周縁に端子部20bがプリント
形成されている。コイル基板58は、ベースプレート1
9に取り付けられた状態において、端子部58bと回路
基板20の端子部20bとの接続が行われる。
【0052】ディスクドライブ装置10は、ディスク構
体1の組立工程と、このディスク構体1を前部カートリ
ッジ半体32aと後部カートリッジ半体32bとを組み
合わせたディスクカートリッジ18に組み付ける組立工
程と、このディスクカートリッジ18と記録再生機構2
2とをベースプレート19に組み付ける組立工程と、ベ
ースプレート19を上部ハウジング半体11aに組み付
ける組立工程とが、クリーンルーム内において行われ
る。ディスクドライブ装置10は、上部ハウジング半体
11aに対する回路基板20及び下部ハウジング半体1
1bの組立工程が別工程において行われる。
【0053】すなわち、ディスク構体1は、クリーンル
ーム内において、スリーブ部材33に対してフレキシブ
ルディスク2とスペーサ部材41とを順次組み付けて構
成される。ディスク構体1は、前部カートリッジ半体3
2aと後部カートリッジ半体32bとを相対する開口部
を突き合わせて一体化することにより、カートリッジ3
2内に収納されてディスクカートリッジ18を構成す
る。フレキシブルディスク2は、内周側がスペーサ部材
41によって保持されるとともに外周側がカートリッジ
32の各ディスク規制壁37,39の対向空間内に位置
されてカートリッジ32内に収納される。
【0054】ディスクカートリッジ18は、ベースプレ
ート19のカートリッジ装着部21にシーリングされた
状態で装着される。ディスクカートリッジ18には、ベ
ースプレート19の第1の軸受部材24に組み合わされ
たディスクテーブル42が、スリーブ部材33に嵌合さ
れる。ディスクテーブル42は、止めねじ40によって
スリーブ部材33と一体化されることから、ディスクカ
ートリッジ18の内部に収納された状態となる。ディス
クカートリッジ18は、上述した工程をクリーンルーム
において行うことから、塵埃等が侵入してフレキシブル
ディスク2に付着することは無い。
【0055】ベースプレート19には、記録再生機構2
2が組み付けられる。記録再生機構22は、サスペンシ
ョン支持部材44に対して磁気ヘッド48が搭載された
サスペンション43が組み付けられるとともに磁気ヘッ
ド48に接続されたフレキシブル回路基板45が取り付
けられた組立体をベースプレート19の第2の軸受部材
25に取り付ける。フレキシブル回路基板45は、ホル
ダ52に掛け合わされて前方へと引き出される。また、
ランプ31は、支持ピン31aに取り付けられて、その
保持溝31aによってサスペンション43の先端部を保
持する。
【0056】ベースプレート19は、その上面に以上の
部材を組み付けた状態において、上部ハウジング半体1
1aの内面に、シーリング部材17を介挿して組み付け
られる。したがって、上部ハウジング半体11aとベー
スプレート19とによって構成される空間部は、密閉空
間部として保持される。フレキシブル回路基板45は、
隔壁14の切欠き部14aにホルダ52が嵌合すること
から、密閉空間部を損なうことなく前方へと引き出され
る。
【0057】ディスクドライブ装置10は、少なくとも
上述した工程までがクリーンルーム内において行われ
る。フレキシブルディスク2或いは磁気ヘッド48に
は、塵埃等が付着したり作業者の指紋等が付くことがな
いために、高精度に保持される。また、ディスクドライ
ブ装置10は、フレキシブルディスク2及び磁気ヘッド
48が密閉空間部内に配設されていることから、後述す
る工程を塵埃等に対して高度にクリーン化された工程内
で行う必要は無く、設備の合理化と生産性の向上が図ら
れる。また、ディスクドライブ装置10は、塵埃等の影
響を受けやすいブロックが上述したように密閉空間部内
に配設されていることから、使用することによって内部
で発生する塵埃等の侵入も確実に遮断することができ、
経時劣化が抑制されて信頼性が保持される。
【0058】上述した工程を経て組み立てられた組立体
は、ベースプレート19その下面側に回転軸29と支軸
30とが突出している。回転軸29には、スペーサボス
59を介して、コイル基板58を挟むようにして上部ロ
ータヨーク56と対向して下部ロータヨーク57が固定
される。コイル基板58は、ベースプレート19に固定
される。回転軸29は、ロータヨーク56,57及びデ
ィスクテーブル42とともにベースプレート19に設け
た第1の軸受部材24によって回転自在に支持される。
一方、支軸30には、アークチュエータ部材46が取り
付けられる。
【0059】しかる後、ベースプレート19には、回路
基板20が取り付けられる。勿論、回路基板20には、
入出力コネクタ20やフレキシブル回路基板45が接続
されるコネクタ53或いは回路素子や電気部品等があら
かじめ実装されている。回路基板20には、切欠き部2
0a内に、ベースプレート19の下方に配設されたスピ
ンドルモータ機構23の各部材やアークチュエータ部材
46が臨んでいる。
【0060】ディスクドライブ装置10は、以上の組立
体に対して下部ハウジング半体11bが上部ハウジング
半体11aと組み合わされることによって完成される。
下部ハウジング半体11bには、その内面にヨーク部材
50があらかじめ固定されており、上部ハウジング半体
11aと組み合わされた状態において、このヨーク部材
50が記録再生機構22のアークチュエータ部材46と
対向する。
【0061】ディスクドライブ装置10は、入出力コネ
クタ12を介して例えば図示しないパーソナルコンピュ
ータ装置と接続される。ディスクドライブ装置10は、
パーソナルコンピュータ装置から情報信号等の記録入力
が供給され或いは再生出力が出力されることによって駆
動される。ディスクドライブ装置10は、スピンドルモ
ータ機構23が駆動されることによってディスクテーブ
ル42を介してディスク構体1のフレキシブルディスク
2が高速で回転駆動される。フレキシブルディスク2
は、高速で回転駆動されることによってスタンディング
ウェーブ現象が生じるが、外周部をディスク規制壁3
7,39の板状凸部間に延在させて回転することから空
気流が安定してこのスタンディングウェーブ現象が大幅
に低減されて安定した形態を以って回転する。
【0062】ディスクドライブ装置10は、アークチュ
エータ部材46とヨーク部材50との間の磁気力によっ
てサスペンション支持部材44が第1の位置から第2の
位置へと回動動作する。記録再生機構22は、このサス
ペンション支持部材44の動作によって、図2において
鎖線で示すように、各サスペンション43が記録再生開
口部35からディスクカートリッジ18の内部へと進入
する。記録再生機構22は、各サスペンション43に設
けた磁気ヘッド48が対応する各フレキシブルディスク
2の記録面をシーク動作して情報信号等を記録し、或い
は情報信号等を再生する。
【0063】ディスクドライブ装置10は、上述したよ
うに情報信号等の高密度記録化が図られた多数枚のフレ
キシブルディスク2を備えることによって、画像データ
やグラフィックスデータ等のマルチデータを取り扱うた
めに大きな記憶容量と高速化を必要とするパーソナルコ
ンピュータ装置のリムーバブル記憶装置に用いても充分
対応可能となる。ディスクドライブ装置10は、安価な
フレキシブルディスク2を記録媒体として高速データ転
送、大記憶容量化の対応が図られるとともに、塵埃等の
影響が少なく情報信号等を高精度に記録再生する。
【0064】本発明は、上述した実施の形態として示し
たディスクドライブ装置10の構成に限定されるもので
は無い。ディスクドライブ装置10は、記録媒体として
情報信号等の高密度記録化が図られた多数枚のフレキシ
ブルディスク2を備えたが、この記録媒体としては従来
の標準仕様のフレキシブルディスクを備えるものであっ
てもよく、またその枚数も5枚に限定されるものでは無
い。さらに、記録媒体については、剛性の高いアルミや
ガラス等によって成形されたハードディスクを用いても
よい。ハードディスクは、上述したフレキシブルディス
ク2と比較してこれを高速で回転駆動した場合において
もスタンディングウェーブ現象の発生が少ないことから
上述したカートリッジ18の内面に形成したディスク規
制壁37,39を不要とする。勿論、ディスク規制壁3
7,39は、ハードディスクを安定した状態で回転させ
るために有効に作用する。
【0065】カートリッジ32は、前部カートリッジ半
体32aと後部カートリッジ半体32bとを組み合わせ
て構成したが、例えば収納するディスク状記録媒体がハ
ードディスクであり、ディスク規制壁37,38を省略
しても差し支えない場合には、ハウジング11と同様に
単純に上下に分割して構成したものであってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるディスクカートリッジによれば、多数枚のディスク
状記録媒体を有するディスク構体を比較的廉価で高精度
に成形された密閉カートリッジに収納して構成すること
により、大量の情報信号等の記録を可能とする廉価なデ
ィスクカートリッジとして構成される。また、ディスク
カートリッジは、必要とする塵埃等に対するクリーン度
に応じて各部が合理的な工程で組み立てられることから
製造コストの低減が図られる。さらに、ディスクカート
リッジは、ディスク状記録媒体に対してその記録面ばか
りでなく周縁部等についても塵埃や指紋等が付着するこ
となくかつ傷付きが防止されて組み立てられるととも
に、使用中に内部で発生した塵埃等が隔離されたディス
ク状記録媒体に付着しないようにしたことから情報信号
等の記録再生特性が高精度に保持される。さらにまた、
ディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体として廉
価なフレキシブルディスクを用いて高速で回転駆動した
場合においても、このフレキシブルディスクがディスク
規制部の作用によってスタンディングウェーブ現象を抑
制されて安定した状態で回転することから、情報信号等
の高速転送と高密度記録化が図られる。
【0067】また、本発明にかかるディスクドライブ装
置によれば、塵埃等に対する高クリーン化が必要とされ
るとともに塵埃等の発生が殆ど生じないディスクカート
リッジや記録再生機構と、塵埃等に対する高クリーン化
をさほど必要とせずかつ高速で回転動作することによっ
て塵埃やガス等が発生する虞れのあるモータや回路部
品,回路素子等を搭載した回路基板とがベースプレート
によって隔離した状態で組み立てられる構成とされたこ
とから、必要とする塵埃等に対するクリーン度に応じて
合理的な工程で組み立てが可能となり、製造コストの低
減が図られる。また、ディスクドライブ装置は、使用中
にモータ部等から発生する塵埃等もディスク上記録媒体
やヘッドに付着することが抑制されることから、経時劣
化も小さく高密度記録化が図られたディスク状記録媒体
から情報信号等を高精度に記録再生し、コンピュータ装
置のリムーバブル記憶装置に適用して極めて好適であ
る。
【0068】る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すディスクドライ
ブ装置の斜視図である。
【図2】同ディスクドライブ装置の水平断面図である。
【図3】同ディスクドライブ装置の縦断面図である。
【図4】同ディスクドライブ装置の縦断面図である。
【図5】同ディスクドライブ装置の分解斜視図である。
【図6】同ディスクドライブ装置の要部分解斜視図であ
る。
【図7】同ディスクドライブ装置に備えられるディスク
カートリッジの分解斜視図である。
【図8】同ディスクカートリッジの要部縦断面図であ
る。
【図9】サスペンションを保持するランプの構成を説明
する要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 ディスク構体、2 フレキシブルディスク(ディス
ク状記録媒体)、10ディスクドライブ装置、11 ハ
ウジング、12 入出力コネクタ、14 隔壁、17
シーリング部材、18 ディスクカートリッジ、19
ベースプレート、20 回路基板、21 カートリッジ
装着部、22 記録再生機構、23スピンドルモータ機
構(モータ機構)、24 第1の軸受部材、25 第2
の軸受部材、26 支持ピン、29 回転軸、31 ラ
ンプ、32 カートリッジ、33 スリーブ部材、3
7,39 ディスク規制壁(ディスク規制部)、41ス
ペーサ部材、42 ディスクテーブル、43 サスペン
ション、44 サスペンション支持部材、45 フレキ
シブル基板、46 アークチュエータ部材、48 磁気
ヘッド、49 コイル、50 ヨーク部材、52 ホル
ダ、53 コネクタ、54,55 ロータマグネット、
56,57 ロータヨーク、58 コイル基板、59
スペーサボス、60 プリントコイル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心穴を有してリング状に形成されてな
    る多数枚のディスク状記録媒体と、上記中心穴がそれぞ
    れ貫通されることにより上記ディスク状記録媒体が軸方
    向に順次組み付けられるスリーブ部材と、上記スリーブ
    部材に対して上記各ディスク状記録媒体と交互に組み付
    けられることにより上記各ディスク状記録媒体の軸方向
    の間隔を保持する多数個の筒状スペーサ部材とからなる
    ディスク構体と、 一方側面が開口されるとともにこの開口縁の中央部に上
    記スリーブ部材の外径とほぼ等しい内径の半円形軸孔が
    設けられた第1のカートリッジ半体と、 一方側面が開口されるとともにこの開口縁の中央部に上
    記スリーブ部材の外径とほぼ等しい内径の半円形軸孔が
    設けられかつ他方側面に記録再生機構が進入する記録再
    生開口部が設けられた第2のカートリッジ半体とを備
    え、 上記第1のカートリッジ半体と第2のカートリッジ半体
    とを相対する開口部を互いに突き合わせて一体化するこ
    とにより、相対する上記半円形軸孔によって上記スリー
    ブ部材を軸支する軸孔を有するカートリッジを構成して
    上記ディスク構体を内部に回転自在に収納したことを特
    徴としたディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記第1のカートリッジ半体と第2のカ
    ートリッジ半体とは、それぞれ合成樹脂を材料として一
    体に成形されることを特徴とした請求項1に記載のディ
    スクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 上記第1のカートリッジ半体と第2のカ
    ートリッジ半体には、高さ方向に並んで設けられた複数
    の板状凸部からなり上記ディスク状記録媒体の主面間に
    延在するディスク規制部が、その内面に一体に形成され
    たことを特徴とした請求項2に記載のディスクカートリ
    ッジ。
  4. 【請求項4】 上記ディスク状記録媒体は、合成樹脂に
    よって薄厚に成形されたフレキシブルディスクであるこ
    とを特徴とした請求項1に記載のディスクカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 カートリッジの内部にディスク状記録媒
    体を回転自在に収納してなるディスクカートリッジが装
    着されるカートリッジ装着部を一方の主面に形成したベ
    ースプレートと、 上記カートリッジ装着部の近傍に位置して上記ベースプ
    レートの主面に設けた軸受部材に回動自在に支持される
    とともに、上記ディスクカートリッジから退出した第1
    の位置と上記ディスクカートリッジ内に進入して上記デ
    ィスク状記録媒体に対して情報信号等の記録再生を行う
    第2の位置とに回動動作される記録再生機構と、 上記ベースプレートの他方主面に対向して配設され制御
    回路や駆動回路等を構成する回路素子や回路部品或いは
    入出力コネクタが搭載された回路基板と、 上記ベースプレートの他方主面に取り付けられるととも
    に表裏主面にコイル群が設けられたコイル基板と、この
    コイル基板に設けた軸受部材に回転自在に支持された回
    転軸と、上記コイル基板を挟んで上記回転軸に取り付け
    られるとともに上記コイル基板との対向面に上記コイル
    群とそれぞれ対向してロータマグネットが貼着された一
    対のロータヨークとからなるモータとを備え、 上記カートリッジ装着部に装着された上記ディスクカー
    トリッジに収納された上記ディスク状記録媒体は、上記
    ベースプレートに設けた軸受部材を介して上記ディスク
    カートリッジの内部に臨ませるとともに上記モータの回
    転軸に取り付けられたディスクテーブルに支持されて回
    転駆動されることを特徴とするディスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 上記ディスクカートリッジは、 中心穴を有してリング状に形成されてなる多数枚のディ
    スク状記録媒体と、上記中心穴がそれぞれ貫通されるこ
    とにより上記ディスク状記録媒体が軸方向に順次組み付
    けられるスリーブ部材と、上記スリーブ部材に対して上
    記各ディスク状記録媒体と交互に組み付けられることに
    より上記各ディスク状記録媒体の軸方向の間隔を保持す
    る多数個の筒状スペーサ部材とからなるディスク構体
    と、 一方側面が開口されるとともにこの開口縁の中央部に上
    記スリーブ部材の外径とほぼ等しい内径の半円形軸孔が
    設けられた第1のカートリッジ半体と、一方側面が開口
    されるとともにこの開口縁の中央部に上記スリーブ部材
    の外径とほぼ等しい内径の半円形軸孔が設けられかつ他
    方側面に記録再生機構が進入する記録再生開口部が設け
    られた第2のカートリッジ半体とからなり、上記第1の
    カートリッジ半体と第2のカートリッジ半体とを相対す
    る開口部を互いに突き合わせて一体化することにより、
    相対する上記半円形軸孔によって上記スリーブ部材を軸
    支する軸孔を構成して上記ディスク構体を内部に回転自
    在に収納したカートリッジとから構成された多層ディス
    クカートリッジであることを特徴とする請求項5に記載
    のディスクドライブ装置。
  7. 【請求項7】 上記第1のカートリッジ半体と第2のカ
    ートリッジ半体には、高さ方向に並んで設けられた複数
    の板状凸部からなり上記ディスク状記録媒体の主面間に
    延在するディスク規制部が、その内面に一体に形成され
    たことを特徴とした請求項6に記載のディスクドライブ
    装置。
  8. 【請求項8】 上記ディスク状記録媒体は、合成樹脂に
    よって薄厚に成形されたフレキシブルディスクであるこ
    とを特徴とした請求項6に記載のディスクドライブ装
    置。
  9. 【請求項9】 上記記録再生機構は、 上記各ディスク状記録媒体に対してその表裏主面からそ
    れぞれ情報信号等の記録再生を行うヘッドをそれぞれ支
    持した一対が一組とされた多数組のサスペンションと、 これらサスペンション組を支持するとともに上記ベース
    プレートに対して回動自在に支持したサスペンション支
    持部材と、 このサスペンション支持部材を上記第1の位置と第2の
    位置とに回動動作させる駆動手段とからなり、 上記駆動手段は、上記ベースプレートに設けた軸受部材
    を貫通された上記サスペンション支持部材の支軸の一端
    部に固定されたアクチュエータアームと、このアクチュ
    エータアームと対向して配設されたマグネットが接合さ
    れてなるヨークとから構成されたことを特徴とする請求
    項6に記載のディスクドライブ装置。
  10. 【請求項10】 それぞれ対向面が解放されて略薄箱状
    に形成されるとともに、側面の一部に上記入出力コネク
    タの接続部を外方に臨ませる切欠き部が設けられた一対
    のハウジング半体を備え、 これらハウジング半体は、一方のハウジング半体に上記
    ベースプレートがシーリング部材を介して組み合わされ
    た状態で互いに突き合わされて一体化されることにより
    ハウジングを構成することを特徴とする請求項6に記載
    のディスクドライブ装置。
  11. 【請求項11】 上記記録再生機構は、上記回路基板と
    の電気的接続が上記一方のハウジング半体に設けたガイ
    ド凹部内を導かれるフレキシブル回路基板を介して行わ
    れ、このフレキシブル回路基板が、上記一方のハウジン
    グ半体に上記ベースプレートを組み合わせた状態におい
    て上記シーリング部材によってガイド凹部内に弾持され
    ることを特徴とする請求項6に記載のディスクドライブ
    装置。
JP26748697A 1997-09-30 1997-09-30 ディスクカートリッジ及びディスクドライブ装置 Withdrawn JPH11110944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26748697A JPH11110944A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 ディスクカートリッジ及びディスクドライブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26748697A JPH11110944A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 ディスクカートリッジ及びディスクドライブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11110944A true JPH11110944A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17445528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26748697A Withdrawn JPH11110944A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 ディスクカートリッジ及びディスクドライブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11110944A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5796557A (en) Disk drive architecture including a current-induced latching device
EP0672289A1 (en) Low height two and one-half inch form factor disk drive
JP2785279B2 (ja) ディスクカートリッジ
US5063548A (en) Information processing apparatus
US20040090880A1 (en) Disk cartridge, optical disk drive, optical library and optical storage system
EP0712129B1 (en) Magnetic disc device
JPH0729295A (ja) ディスク・ドライブ装置
JPH04263187A (ja) ディスク型記録装置およびその組立方法
JPH11110944A (ja) ディスクカートリッジ及びディスクドライブ装置
US5768050A (en) Hard disk drive using a rotary actuator and having an isolated voice coil motor
JP3472394B2 (ja) ディスク装置
KR20010051052A (ko) 디스크 드라이브 장치 및 하드 디스크 드라이브
JP2646519B2 (ja) 記録再生装置
JP2507366B2 (ja) 情報記憶媒体
JPS61221567A (ja) デイスクドライブ内で使用するためのロ−タリ−アクチユエ−タ
JPH02148463A (ja) 磁性流体封止形カートリッジ式磁気ディスク装置
JP3688445B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2004079065A (ja) ディスクカートリッジおよび記録媒体ドライブ装置
JP3544393B2 (ja) 光ディスク駆動装置
US5258976A (en) Method of assembling reproduction-only discs for a reproduction/recording apparatus
JP3840307B2 (ja) ディスク装置およびその製造方法
JPS6278786A (ja) 光デイスクカ−トリツジ
US20060023348A1 (en) Disk apparatus
JPH11162098A (ja) ディスク駆動装置
JP2653343B2 (ja) ディスクドライブ装置のディスク回転装置及びその組立方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207