JPH11110135A - リアプロジェクター用電磁誘導式透明座標入力ボード - Google Patents

リアプロジェクター用電磁誘導式透明座標入力ボード

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JPH11110135A
JPH11110135A JP28462497A JP28462497A JPH11110135A JP H11110135 A JPH11110135 A JP H11110135A JP 28462497 A JP28462497 A JP 28462497A JP 28462497 A JP28462497 A JP 28462497A JP H11110135 A JPH11110135 A JP H11110135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent
input board
coordinate input
electromagnetic induction
induction type
Prior art date
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Pending
Application number
JP28462497A
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English (en)
Inventor
Keiji Ichikawa
啓示 市川
Kunitoshi Kobayashi
久仁年 小林
Tomio Minase
十三夫 皆瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置検出精度に優れた安価なリアプロジェク
ター用電磁誘導式透明座標入力ボードを提供する。 【解決手段】 少なくとも2枚の透明絶縁板6,6と、
2枚の透明絶縁板6,6間の透明絶縁層5と、透明絶縁
層5内に所定のパターンで埋設されるとともに磁束発生
手段を備えたカーソルペン8の指示する座標検出面の位
置に応じた信号を出力する複数の絶縁センサ線7,7
と、画像投影用装置の映し出す画像の表示部となる表面
パネル3とを具備してなり、透明絶縁層5内に埋設する
絶縁センサ線7,7には線径50μm以下の極細線を用
い、2枚の透明絶縁板6,6表面には透明静電シールド
層4,4を設け、カーソルペン8の指示する座標検出面
にはノングレア加工処理面2Aを設けた保護フィルム2
を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像投影装置に好
適な電磁誘導式透明座標入力ボードに関し、特にはリア
プロジェクター用電磁誘導式透明座標入力ボードに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プロジェクターなどの画像投
影装置にはレーザーによる位置検出方式や感圧方式によ
る透明・不透明の座標入力ボードが多用されていたが、
その多くは、座標入力ボードの前面に画像を投影するタ
イプであった。また、リアプロジェクターなどの画像投
影装置に対応した電磁誘導式透明座標入力ボードは開発
されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザーによる
座標検出や感圧方式による座標入力ボードは、電磁誘導
式座標入力ボードと比較して、分解能,読み取り速度に
劣っているほか、カーソルペンとカーソル位置が追従し
なかったり、前面から画像を投射するので座標入力を行
う際、物の影が映りこんでしまうことがあり近接した座
標位置の検知が困難であった。
【0004】ところで、電磁誘導式の透明座標入力ボー
ドとしては、本出願人による出願である特開平8−20
2487号,特開平7−104910号,特開平7−1
04935号公報等に所定形状にパターニングした透明
導電膜や絶縁センサ線を用いた座標入力ボードが製作可
能であることが既に開示されている。
【0005】しかしながら、開示された技術は液晶ディ
スプレイに対応可能なサイズの座標入力ボードに関する
ものであった。即ち、パターニングした透明導電膜を用
いたプロジェクターにまで対応可能なサイズの大きな座
標入力ボードは、製作上の課題として透明導電膜の蒸着
が困難であること,コストが著しく高くなる等の難点が
あり実用化されていなかった。
【0006】また、絶縁センサ線を用いた座標入力ボー
ドの場合には、線影により表示画像が著しく妨げられて
しまう難点があるほか、画像表示部となる表面パネルに
光学特性を向上させるためのレンチキュラー処理を施す
必要があり、表面パネルへのカーソルペンでの書き具合
が悪いといった難点があった。さらに、電磁誘導式の座
標入力ボードでは静電ノイズによる影響を受けやすく精
度の高い座標位置検知が困難であった。
【0007】本発明の目的は、前述した難点を解消した
安価で、座標位置検知精度に優れたリアプロジェクター
用電磁誘導式透明座標入力ボードを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】少なくとも2枚の透明絶
縁板と、2枚の透明絶縁板間の透明絶縁層と、透明絶縁
層内に所定のパターンで埋設されるとともに磁束発生手
段を備えたカーソルペンの指示する座標検出面の位置に
応じた信号を出力する複数の絶縁センサ線と、画像投影
装置の映し出す画像の表示部となる表面パネルとを具備
せしめてリアプロジェクター用電磁誘導式透明座標入力
ボードを構成するものであり、絶縁センサ線には線径5
0μm以下の極細線を使用し、2枚の透明絶縁板表面に
は透明静電シールド層を設けるとよく、さらに表面パネ
ルの座標検出面にはノングレア加工処理面を設けた保護
フィルムを配設するのが望ましい。
【0009】本発明による座標入力ボードは、絶縁セン
サ線の線径が50μm以下の極細線であり、センサ線の
線影が映し出されることがない。また、2枚の透明絶縁
板表面に設けた透明静電シールド層により、静電ノイズ
の影響がなくなって高精度の座標位置検出が可能にな
る。さらに、座標検出面にはノングレア加工処理面を設
けた保護フィルムを配設したのでカーソルペンの書き具
合が改善される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1,2,3によ
り具体的に説明する。図1は本発明による座標入力ボー
ドの構成を説明するための断面図であり、図2は本発明
による座標入力ボードに配設される表面パネル側の構成
を示す拡大断面図、図3は本発明による座標入力ボード
の使用例を示す説明図である。
【0011】図において、6は例えば、それぞれ厚さ
1.0mmの透明ガラス板からなる透明絶縁板であり、
2枚の透明絶縁板6,6間には紫外線硬化型透明接着剤
からなる透明絶縁層5内に所定のパターンで埋設される
とともに、磁束発生手段を備えたカーソルペン8の指示
する座標検出面の位置に応じた信号を出力する複数の絶
縁センサ線7,7が埋設されている。そして、座標検出
面側には画像投影装置の表示部となる表面パネル3が配
設されている。
【0012】本発明による座標入力ボードは、透明ガラ
ス板6の片面上に線径50μm以下のポリウレタン絶縁
銅線等からなる複数の絶縁センサ線7,7を所定パター
ンで配設し、このセンサ線7,7上から紫外線硬化型透
明接着剤を塗布し、接着剤の上から別の透明ガラス板6
を載置固着して2枚の透明ガラス板6,6間の紫外線硬
化型透明接着剤からなる透明絶縁層5内に絶縁センサ線
7,7を埋設する。さらに、静電ノイズによる影響を防
ぐために2枚の透明絶縁板6,6それぞれの表面には、
ITO,SnO2 またはZnO等からなる透明静電シー
ルド層4,4を設けたことを特徴とするものである。
【0013】なお、カーソルペン8の指示する座標検出
面側には光学特性を向上させるため、画像表示部となる
表面パネル3の表面にはレンチキュラー処理面3Aが形
成されており、カーソルペン8の書き具合を低下させて
いた。そこで、本発明ではカーソルペン8の書き具合を
改善するとともに、カーソルペン8先の磨耗を低減する
ためにノングレア加工処理面2Aを形成した保護フィル
ム2を表面パネル3に配設している。
【0014】このように構成した座標入力ボードは、図
3に図示するように座標入力ボード1上の画像12に位
置するカーソルペン8の絶対座標位置データをコントロ
ーラ11を介してパーソナルコンピュータ10に入力
し、その座標位置データを使って描かれる図形等を画像
信号に変換した後、画像投影装置9により再度座標入力
ボード1上に表示画像として映し出すことにより、図形
等の表示画像の修正作業を行うようにして用いられる。
【0015】本発明による座標入力ボードは、2枚の絶
縁板が透明板で構成され、光透過性に優れているので、
座標入力ボード上の所要座標位置を表面パネルの背後か
らでも直接指示することが可能となる。また、絶縁セン
サ線に線径50μm以下の極細絶縁導線を用いているの
で、センサ線の線影が映し出されることもなくなり、座
標位置検出精度を大幅に向上することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の座標入力ボードは、絶縁センサ
線を線径が50μm以下の極細線で構成したので、セン
サ線の線影が表面パネル上に現れることがなくなった。
また、2枚の透明絶縁板表面上に透明静電シールド層を
設けたので、静電ノイズによる影響が防止される。この
結果、座標位置検出精度に優れた安価な座標入力ボード
が得られる。また、ノングレア加工処理面を設けた保護
フィルムを表面パネルに配設したのでカーソルペンの書
き具合が改善されるほか、カーソルペン先の磨耗が低減
される。等、その実用上の効果は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座標入力ボードの構成を説明するため
の断面図である。
【図2】本発明の座標入力ボードを構成する表面パネル
側を示す拡大断面図である。
【図3】本発明の座標入力ボードの使用例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 透明座標入力ホ゛ート゛ 2 保護フィルム 2A ノンク゛レア 加工処理面 3 表面ハ゜ネル 3A レンチキュラー 処理面 4 透明静電シールト゛層 5 透明絶縁層 6 透明絶縁板 7 絶縁センサ 線 8 カーソルン 9 画像投影用装置 10 ハ゜ーソナルコンヒ゜ユータ 11 コントローラ 12 表示画像

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚の透明絶縁板6,6と、
    前記2枚の透明絶縁板6,6間の透明絶縁層5と、前記
    透明絶縁層5内に所定のパターンで埋設されるとともに
    磁束発生手段を備えたカーソルペン8の指示する座標検
    出面の位置に応じた信号を出力する複数の絶縁センサ線
    7,7と、画像投影装置の映し出す画像の表示部となる
    表面パネル3とを具備してなるリアプロジェクター用電
    磁誘導式透明座標入力ボード。
  2. 【請求項2】 前記透明絶縁層5内に埋設された絶縁セ
    ンサ線7,7が、線径50μm以下の極細線からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のリアプロジェクター用電
    磁誘導式透明座標入力ボード。
  3. 【請求項3】 前記2枚の透明絶縁板6,6表面に透明
    静電シールド層4,4を設けたことを特徴とする請求項
    1または2記載のリアプロジェクター用電磁誘導式透明
    座標入力ボード。
  4. 【請求項4】 前記カーソルペン8の指示する座標検出
    面にノングレア加工処理面2Aを設けた保護フィルム2
    を配設したことを特徴とする請求項1,2または3記載
    のリアプロジェクター用電磁誘導式透明座標入力ボー
    ド。
JP28462497A 1997-09-30 1997-09-30 リアプロジェクター用電磁誘導式透明座標入力ボード Pending JPH11110135A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003027823A1 (fr) * 2001-09-25 2003-04-03 Movado Enterprise Co.,Ltd Ecran afficheur a fonction de commande a effleurement
WO2003056418A1 (en) * 2001-12-29 2003-07-10 Tai Guen Enterprise Co., Ltd An electromagnetic induction electronic board with antenna arrayed in gridding inside

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US7486270B2 (en) 2001-12-29 2009-02-03 Tai Guen Enterprise Co., Ltd. Electromagnetic induction electronic board with antenna arrayed in gridding inside

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