JPH1110984A - プリンタ装置及びその制御方法 - Google Patents

プリンタ装置及びその制御方法

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JPH1110984A
JPH1110984A JP9163029A JP16302997A JPH1110984A JP H1110984 A JPH1110984 A JP H1110984A JP 9163029 A JP9163029 A JP 9163029A JP 16302997 A JP16302997 A JP 16302997A JP H1110984 A JPH1110984 A JP H1110984A
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JP
Japan
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power supply
head
supply unit
recording
unit
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JP9163029A
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Inventor
Yoshiaki Takayanagi
義章 高柳
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】要求された機能を満足する電源ユニットを選択
的に装着可能とし、ユーザの使用状況に応じた電源ユニ
ットを選択することを可能とする。 【解決手段】電源ユニット12はプリンタ装置11の本
体に着脱が可能であり、電源ユニット12の装着時にお
いてコネクタ15と16が電気的に接続される。電源ユ
ニット12は、コネクタ15を介して必要な電力を供給
するとともに、当該ユニットの電源仕様を示す信号をコ
ネクタ15を介してプリンタ装置11へ出力する。プリ
ンタ装置11は、装着された電源ユニット12の仕様を
認識し、認識された電源ユニットの仕様に基づいて、実
行する機能を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ装置に関
し、特に、ユーザ選択により多機能化を実現するプリン
タ装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ装置は一般に、オプショ
ン設定による装置を含めて、あらゆる状態に対応できる
ように電源ユニットを設計していた。しかしながら、最
近のプリンタ技術の進歩により、高画質、高速印字、カ
ラー化などの様々なニーズに対応可能な様々な記録ヘッ
ドが開発されつつある。こうした記録ヘッド全てに対応
する電源ユニットを設計しようとすると、電源容量、出
力電圧レベルの数、ユニット容積などを、最も付加価値
の高い組合せ状況を想定して設計しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような設計思想
による電源ユニットは、全ての付加機能を用いてプリン
タ装置を利用する(最も付加価値の高い状態でプリンタ
装置を利用する)ほんの少数のユーザのニーズには適合
しうるものの、大半のユーザにとっては冗長で高価に過
ぎるものとなる。従って、最低限の機能を基本として、
それ以上の機能の拡張はユーザの選択により可能にする
ような設計思想が今後は有効となろう。それによりメー
カー側が提供する機種数を最小限に留めることができ、
開発−生産−販売における合理化を図ると同時に、限ら
れた数の機種を基本として、高画質、高速印字、カラー
化などの様々なユーザ・ニーズに対応できるようにな
る。
【0004】また、従来の小型のプリンタ(ブックタイ
プなど)では、ACアダプタを使用するものが存在する
が、ACアダプタはプリンタ本体と別体であるので、通
常ユーザに邪魔にならない程度の容積、常識的には高々
30W程度までの定格電力に制限される。よって、デス
クトップ・タイプの高速プリンタ用の電源ユニットには
適さない。
【0005】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、要求された機能を満足する電源ユニットを選択
的に装着可能とするプリンタ装置及びその制御方法を提
供することを目的とする。
【0006】また、本発明の目的は、基本機能を保証
し、大部分のユーザにとって最も合理的なコストで設計
された電源ユニットをベースとして、機能追加等による
高付加価値化または拡張機能の全てまたは一部には、オ
プションの電源ユニットで対応する電源装置、及び該電
源装置を用いたプリンタ装置及びその制御方法を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のプリンタ装置は以下の構成を備える。すな
わち、電源ユニットの着脱が可能な電源装着手段と、前
記電源装着手段に装着された電源ユニットの仕様を認識
する電源認識手段と、前記電源認識手段において認識さ
れた前記電源ユニットの仕様に基づいて、実行する機能
を制限する制御手段とを備える。
【0008】また、好ましくは、記録ヘッドの着脱が可
能なヘッド装着手段と、前記ヘッド装着手段に装着され
た記録ヘッドの種別を認識するヘッド認識手段とを更に
備え、前記制御手段は、前記電源認識手段によって認識
された電源ユニットの仕様と前記ヘッド認識手段で認識
されたヘッドの種別に基づいて記録実行の可否を決定す
る。キャリッジ等に装着された記録ヘッドによって変化
する記録仕様と装着されている電源ユニットの仕様とに
基づいて機能制限が自動的に制御されるので、使い勝手
が向上する。
【0009】また、好ましくは、前記ヘッド装着手段
は、複数の記録ヘッドを装着可能であり、前記ヘッド認
識手段は、前記ヘッド装着手段に装着された複数の記録
ヘッドの各々の種別を認識し、前記制御手段は、前記電
源認識手段によって認識された電源ユニットの仕様と前
記複数の記録ヘッドの各々の種別に基づいて使用可能な
記録ヘッドを決定する。
【0010】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
電源認識手段によって認識された電源ユニットの仕様と
前記複数の記録ヘッドの各々の種別に基づいて使用可能
な記録ヘッドを判定し、使用不能な記録ヘッドが存在し
た場合にその旨を通知する。使用者は装着されている電
源ユニットと記録ヘッドのミスマッチを容易に認識でき
る。
【0011】また、上記の目的を達成するための本発明
のプリンタ装置の制御方法は、電源ユニットの着脱が可
能な電源装着手段に、異なった仕様を有する複数種類の
電源ユニットの一つを装着する電源装着工程と、前記電
源装着工程において装着された電源ユニットの仕様を認
識する電源認識工程と、前記電源認識工程において認識
された前記電源ユニットの仕様に基づいて、実行する機
能を制限する制御工程とを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の好適な一実施形態を説明する。
【0013】上述した様な目的を達成するために、本実
施形態のプリンタ装置では、電源ユニットをユーザが取
外し可能な構成とし、ユーザ選択による高付加価値化ま
たは機能拡張に対応して、オプションとして用意した代
替電源ユニットへの置換を可能とする。従って、高付加
価値化または機能拡張に確実に対応できるように、現在
使用されている電源の種類を識別することが必要とな
る。
【0014】本実施形態では、複数ビットの識別信号の
組合せにより、複数種類の電源ユニットを識別する。こ
うした電源ユニットには、例えば、モノクロ印字だけに
対応した基本電源ユニット、カラー印字や高画質記録に
も対応可能な代替電源ユニットなどが含まれる。或い
は、基本電源ユニットとしてAC100乃至120V地
域(日本、北米など)対応の電源ユニット、あるいはA
C220乃至240V地域(欧州、アジア、オーストラ
リアなど)対応の電源ユニットをベースとし、ユニバー
サル対応(AC100乃至120V地域、AC220乃
至240V地域共用)の電源ユニットを代替ユニットと
して用意するようにしてもよい。
【0015】なお、ユーザ選択によるオプションの組合
せと、使用電源ユニットとが整合が取れていない場合に
は、その旨を表示器またはブザーなどを用いてユーザに
通知することも有効である。
【0016】図1は、本実施形態のプリンタ装置の外観
の斜視図である。図1で、参照番号11はプリンタ本体
であり、12はプリンタ本体に着脱が可能な電源ユニッ
トである。13は電源コード、14は電源コードのプッ
シュ部分、15は電源ユニット側のコネクタ、16はコ
ネクタ15と嵌合するプリンタ本体11側のコネクタで
ある。電源ユニット12は外側を樹脂材で包囲されてお
り、その下面17が本体11のスライド面19に沿っ
て、矢印22の方向にスライドし、最終的には電源のく
ぼみ(図示せず)が本体側のフック21にロックされ
て、固定される。この状態において、電源ユニット側の
コネクタ部15と、本体側のコネクタ部16とが嵌合
し、両者間の電気的接続が保証される。
【0017】また、電源ユニット12をプリンタ本体1
1から離脱する場合には、ボタン23を押すことでフッ
ク21が図面後方に屈曲して上記ロック状態が解除さ
れ、その後つまみ24をつかんで、電源ユニット12を
矢印22と反対の方向にスライドすることにより、電源
ユニット12がプリンタ本体11から取り外される。
【0018】図2は、図1のプリンタ本体11を矢印2
5の方向から見た時の内部機構の主要部分を示す図であ
る。図2において、1は右側板であり、2は左側板であ
る。3はプラテンローラであり、ゴムなどの弾性体で構
成される。4はプラテンローラ3の中心に形成されたプ
ラテンローラ軸であり、その左右端を左側板2と右側板
1により支持される。5は紙送りモータであり、右側板
1に支持され、ギア列(図示せず)を介してプラテンロ
ーラ軸4を回転させる。6はペーパーガイドであり、プ
ラテンローラ3の円周に沿って設けられる。7及び8は
ピンチローラであり、プラテンローラ3の表面にバネ
(図示せず)により所定の圧力で押圧される。記録紙9
は矢印10の方向から給紙され、プラテンローラ3とペ
ーパーガイド6の間から挿入されて、ピンチローラ7,
8と、プラテンローラ3とで挟持され、U字状に紙送り
される。11はガイド軸であり、その端部を左側板2と
右側板1により支持される。
【0019】12はインクタンク用のキャリアであり、
本例ではブラック・インク用キャリアである。図3はブ
ラック・インク用キャリア12の詳細構成を示す図であ
る。以下、図3を用いて、ブラック・インク用キャリア
12(以下、ブラック・キャリア12ともいう)の詳細
を説明する。このブラック・キャリア12には、ブラッ
ク・インク・カートリッジ13が搭載される。24はカ
ートリッジ・フックであり、ブラック・インク・カート
リッジ13の所定部位をブラック・キャリア12内に位
置する接点部26に押し付ける役目をする。ボタン27
を押すと、ブラック・キャリア12に設けた角穴29か
ら係止部30が外れ、フック24が支点28を軸に矢印
31の示す方向にフック24が回転する。このフック2
4が開いた状態で、ブラック・インク・カートリッジ1
3はブラック・キャリア12に上方から挿入される。こ
の状態でフック24を閉じると、カートリッジ13は接
点部27に押し付けられて固定される。
【0020】32はフレキシブル・ケーブルであり、ブ
ラック・キャリア12の移動とともに屈曲して追動す
る。フレキシブル・ケーブル32はその端部において接
点部26が形成され、ブラック・キャリア12内部に引
き回されて、基板(図示せず)からカートリッジ13に
吐出信号を提供する。ブラック・キャリア12は後述の
走査子78(図2参照)と一体化するための嵌合穴3
3,34及び35と、グリップ部36を有する。また3
7はガイド軸11が貫通する穴であり、走査子78と一
体になった時に、摩擦負荷が生じないような直径を有す
る。79は光透過型のホームポジションセンサ74(図
2参照)を遮る遮蔽板である。
【0021】図2の38はインクタンク用のキャリアで
あり、本例ではカラー・インク用キャリア(以下、カラ
ー・キャリアともいう)である。図4は、本実施形態に
よるカラー・インク用キャリア38の詳細構成を示す図
である。なお、カラー・キャリア38は、図3のブラッ
ク・キャリア12と類似の形状、構成を有し、ここでは
相違点を説明する。39,40及び41は後述の走査子
78との嵌合穴である。嵌合穴39,40の位置は、ブ
ラック・キャリア12とは逆になっている。80は遮蔽
板79と同様に、ホームポジションセンサ74を遮る遮
蔽板である。
【0022】次に図5及び図6を参照して、ブラック・
インク・カートリッジ13の詳細を説明する。図5はブ
ラック・インク・カートリッジ13の正面図である。ま
た、図6はブラック・インク・カートリッジ13をイン
ク吐出口側から見た図である。これらの図において、1
4はインクタンクであり、内部にインクを含有するスポ
ンジ(図示せず)を有する。インクの容量は文字印字で
A4サイズで700枚程度である。15はインクタンク
からヘッド16にインクを供給するための経路として設
けられるディストリビュータである。25は放熱用アル
ミ板であり、ブラック・キャリア12に対する位置決め
用の穴が設けられている。更に、この放熱用アルミ板2
5と平行に、接点部26に対応する接点を有する基板
(図示せず)が固定される。
【0023】次に図7及び図8を参照して、カラー・イ
ンク・カートリッジ44の詳細を説明する。図7はカラ
ー・インク・カートリッジ44の正面図である。また、
図8はカラー・インク・カートリッジをインク吐出口側
から見た図である。これらの図において、44はカラー
・インク・カートリッジである。また、45はブラック
・インクタンクであり、46はカラー・インクタンクで
ある。これらのインクタンクは、図5及び図6のブラッ
ク・インク・カートリッジ13と異なり、カラーヘッド
47からタンク(カラー・インクタンク46あるいはブ
ラック・インクタンク45)だけ取り外して、交換可能
な構成となっている。
【0024】48はディストリビュータであり、この内
部にはブラックインク供給口49、イエローインク供給
口50、マゼンタインク供給口51、シアンインク供給
口52が存在する。各供給口にはブラック・インク・カ
ートリッジ13と同様、フィルタ(図示せず)が設けら
れる。53はインクタンク45,46を挿入する枠体で
ある。54はこの枠体に設けた溝であり、この枠にブラ
ック・インクタンクのリブ状突起55が入り込む。この
リブにより、ブラック・インクタンクを枠体のカラー・
インクタンク側に誤挿入しないようにしている。インク
タンク内の構造は、ブラック・インク・カートリッジ1
3と同様、スポンジ構造となっている。図9はカラーイ
ンク46の構造を示す斜視図である。図示のように、カ
ラーインクタンク46の内部は3つの室に仕切られてお
り、56はイエロー用のスポンジが収容される空間、5
7及び58はそれぞれマゼンタ及びシアンのスポンジに
対応する。これらのスポンジからインク供給口50,5
1,52を介して、インクがヘッドに供給される。
【0025】ここで再度図2を参照して、走査子78に
ついて説明する。走査子78は左右の軸受け68,69
がガイド軸11に嵌合している。また、上ガイド67は
レール70に沿って摺動する。65はベルトであり、走
査子78のベルト止め64に固定される。ベルト65は
モータプーリ72に掛かっており、反対側はバネ(図示
せず)によりベルトを張る方向に付勢されたテンション
プーリ73に掛かる。キャリア・モータ71を駆動する
と、走査子78は主走査方向に移動する。66はセンサ
遮蔽板であり、ホームポジションセンサ74を遮るよう
に設けられている。このセンサ遮蔽板66をホームポジ
ションセンサ74によって検出することにより、走査子
78の位置制御が行われる。
【0026】62は走査子78上に固定された樹脂製グ
リッパであり、前記のブラック・キャリア12及びカラ
ー・キャリア38上にあるグリップ部36及び43(図
3及び図4参照)を二股爪でグリップする。走査子78
がブラック・キャリア12をグリップした状態では、走
査子78のグリッパ62がグリップ部36をグリップ
し、嵌合軸59、61、63がブラック・キャリア12
の勘合穴34、33、35に勘合して一体化する。こう
して、ブラック・キャリア12は走査子78の駆動に応
じて走査可能となる。カラー・キャリア38と走査子7
8が一体化する際は、走査子78のグリッパ62がグリ
ップ部36をグリップし、走査子78の嵌合軸60,6
1,63がカラー・キャリア38の嵌合穴40,39,
41にそれぞれ嵌合して、走査可能になる。
【0027】75はブラック・キャリア12を図2の位
置で拘束する樹脂製ブラック・グリッパ、76はカラー
・キャリア38を同じく図2の位置で拘束するカラー・
グリッパである。ブラック・グリッパ75とカラー・グ
リッパ76の形状は、鏡像関係にあり、動作は同じなの
で、ブラック・グリッパ75についてのみ説明する。図
10乃至図13は、ブラック・キャリア12のグリップ
部36と、グリッパ62、ブラック・グリッパ75の関
係を示す図である。図10では、ブラック・キャリア3
8をブラック・グリッパ75が拘束している状態が示さ
れている。ここで、ブラック・グリッパ75の二股爪は
グリップ部36を掴んでいるため、外側に開くように若
干変位している。図11は、走査子78がブラック・キ
ャリア38に接近した状態を示す図で、グリッパ2の二
股爪は、開いたブラック・グリッパ75の内側に侵入し
ようとしている。
【0028】図12は更に走査子78が接近した状態を
示す図で、グリッパ62がグリップし、ブラック・グリ
ッパ75は更に押し広げられる。図13において、走査
子78が逆に動くと、ブラック・キャリア38は走査子
58と一体となって走査する状態になる。ここから再度
走査子が右に移動すると、上述の過程とは逆に、走査子
からブラック・グリッパ75の方向に、ブラック・キャ
リア38は移動する。このように、走査子78がブラッ
ク・グリッパ75に接近する毎に、ブラック・キャリア
38の受け渡しが行われる。
【0029】再度図2において、77はブラック・カー
トリッジ13のヘッド16を乾燥から守るためのキャッ
プである。なお、カラー・インク・カートリッジ用に
も、同様にキャップ(図示せず)が設けられる。キャッ
プ77は、カムなどの手段により、ブラック・キャリア
38がブラック・グリッパ75により拘束されてキャッ
プ位置にあるときに、ブラック・インク・カートリッジ
13のヘッド面に当接する。また、ブラック・グリッパ
75による拘束が解かれてブラック・キャリッジ12が
ブラック・グリッパ75から離れる時は、キャップ77
は待避する。
【0030】次に、上記の構成を備えた本実施形態のプ
リンタ装置の動作について図2および図14を用いて説
明する。図14は、本実施形態のプリンタによる記録動
作を説明するフローチャートである。
【0031】電源をオンする前、走査子78は、ホーム
ポジションセンサ74の光路を遮蔽板66が遮る位置か
ら図1中左側50mmに静止しており、ブラック・キャ
リッジ12と、カラー・キャリッジ38は、それぞれ対
応するキャップ位置にあり、それぞれのカートリッジ1
3,44はキャップされている。
【0032】電源がオンされると、走査子78は、ブラ
ック・キャリッジ12側(Bk側)に向かって右に10
0mm動く(ステップS1,S2)。このとき、ホーム
ポジションセンサ74の光路が遮られる回数を判定し、
それが1回ならば、走査子78は反転して左方に動き
(ステップS5)、そしてセンサ74の光路が再び遮ら
れてから50mmの位置(以下、初期位置)で停止する
(ステップS6)。一方、ホームポジションセンサ74
の光路が2回遮られたならば、走査子78にブラック・
キャリッジ12あるいはカラー・キャリッジ38が結合
していると判断し、更に、ホームポジションセンサ74
の検出信号のオンオフのタイミングを判定する。本実施
形態では、走査子78とブラック・キャリッジ12が結
合した状態において遮蔽板66と遮蔽板79は20mm
の間隔を有し、また走査子78とカラー・キャリッジ3
8が結合した状態において遮蔽板66と遮蔽板80は6
mmの間隔を有している。従って、ホームポジションセ
ンサ74の光路を遮蔽するタイミングにより、キャリッ
ジ12,38のどちらが走査子78に結合しているか判
断可能となる。
【0033】ブラック・キャリッジ12(BKキャリッ
ジともいう)が走査子78に結合しているときは、遮蔽
板66がホームポジションセンサ74を通過した後、ブ
ラック・キャリッジ12をキャップ位置まで移動させ
(ステップS4,S11)、そのブラック・キャリッジ
12をブラックグリッパ75によって拘束させる。その
後、走査子78を反転させて左方へ移動させ(ステップ
S5)、ホームポジションセンサ74の光路が再び遮ら
れてから初期位置に停止させる(ステップS6)。一
方、カラー・キャリッジ38が結合していると判定され
た場合は、遮蔽板66がセンサ74を通過してから右方
へ50mm移動した位置でその移動方向を反転させ、キ
ャリッジを左方へ移動させる(ステップS9)。そして
カラー・キャリッジ38をキャップ位置まで移動させ
(ステップS10)、カラーキャリッジ38をカラーグ
リッパ73によって拘束させる。その後、走査子78を
再度反転させて(ステップS5)、前記初期位置にて停
止させる(ステップS6)。
【0034】以上の各ステップによれば、走査子78に
対してキャリッジ12,38のいずれもが結合していな
い状態のときは、走査子78だけが動いて初期位置で停
止するとともに、不測の事態により、電源オフ状態にお
いてキャリッジ12,38のいずれかが走査子78に結
合していたときは、キャリア12,38を対応するキャ
ップ位置まで持って行って対応するグリッパによって拘
束させた後、走査子78だけを初期位置に移動して停止
する。以上のようにして初期処理を終了すると、記録信
号の入力を待つ。
【0035】記録信号が入力されると、その記録信号が
テキストや罫線などのブラック主体の記録用なのか、カ
ラーイメージ信号なのかを判別する(ステップS7,S
8)。この判別の結果、前者の場合は走査子78がブラ
ック・キャリッジ12のキャップ位置へ走査し、ブラッ
クキャリッジ12と一体化する(ステップS16)。一
方、後者の場合は、走査子78がカラー・キャリッジ3
8のキャップ位置へ走査してカラー・キャリッジ38と
一体化する(ステップS13)。同時に、記録に使うカ
ートリッジ13または44からキャップは退避する(ス
テップS17,S14)。
【0036】ブラック・キャリッジ12による記録で
は、128本のノズルを用いて記録を行ない、1走査分
記録すれば(ステップS18)、128ノズル分用紙9
を紙送りして(ステップS19,S23)、次の走査を
行なう(ステップS18)。ここで、1ページの記録が
終了したら排紙し(ステップS19,S20)、記録を
続行する(次ページの記録を行う)ならば新たに給紙
(ステップS24,S25)する。記録終了ならば、走
査子78はブラック・キャリッジ12がキャップ位置に
来るまで移動し(ステップS26)、ブラックキャリッ
ジ12をブラックグリッパ75に拘束させる。そしてキ
ャップ77によって吐出口がキャップされた後(ステッ
プS27)、走査子78が前記電源オフ時の位置まで走
査して停止する(ステップS28)。その後、電源がオ
フされる(ステップS29)。
【0037】一方、カラー・キャリッジ38による記録
では、カラーイメージの割り合いの多い領域は、ブラッ
ク,シアン,マゼンタ,イエローの順に24ノズル分ず
つ紙送りしながら色重ねしていき、またブラックイメー
ジ画像の領域は、ブラックノズル64本を用いて、64
本分の紙送りをしていく(ステップS22)。また、1
ページ分の記録が終了した場合は、当該記録紙を排紙し
(ステップS20)、上述のステップS24、S25、
あるいはステップS24、S26〜S29を実行する。
【0038】ところで、グリッパ62の二股状の爪のバ
ネ性により、走査子78とキャリッジ12,38は容易
には分離できない。しかし、ユーザーが手で触れるなど
の事態で両者が離れることも考えられるため、走査子7
8の1走査中に所定のタイミングでセンサ74の光路が
2回遮蔽されているかどうか監視する。もし、1回しか
遮蔽しない場合は、走査子78とキャリッジ12または
38が離れていると判断し、走査子74を停止させてリ
リーフシーケンスに入る。以下、リリーフシーケンスを
説明する。
【0039】リリーフシーケンスにおいて、上述の判断
の直前までブラック・キャリッジ12で記録動作してい
た場合には、走査子78を右へ350mm相当移動させ
る。その移動中にグリッパ62はグリップ部36に接触
し、そのままブラック・キャリッジ12を押して右へ移
動させる。その後、ブラックグリッパ75の二股状の爪
Iにグリップ部36が接触し、ブラックグリッパ75に
グリップ部36がグリップされる。さらに、走査子78
が右へ移動するとグリッパ62の爪がブラックグリッパ
75の爪Iの内側に入り込む。この時点で走査子78は
これ以上右へ移動できなくなる(すなわち、350mm
分の移動はできない)。この結果、キャリアモータ71
は余剰の移動分脱調した後、停止する。
【0040】次に、走査子78がブラック・キャリッジ
12とともに反転して左方へ移動し、そしてセンサ74
を通過した後、初期位置で停止する。同時にプラテンロ
ーラ4が回転して排紙をして、新しい用紙9が給紙され
再び記録に備える。一方、前記の判断の直前までカラー
キャリッジ38で記録動作していた場合には、走査子7
8を左へ350mm移動させる。その後の過程は上述の
ブラック・キャリッジ12のリリーフシーケンスと同じ
である。このように、不測の事態で走査子78とキャリ
ッジ12または38が分離しても、リリーフシーケンス
を自動的に実施して記録の実行を可能にしている。
【0041】上述したように、本実施形態では、記録信
号の種類によって、ブラック・キャリッジもしくはカラ
ー・キャリッジのうちの適したキャリッジを選択して記
録を行なう。また、このような選択は、記録装置の操作
モードに応じて行うようにしてもよい。また、本実施形
態では、カラーインクカートリッジ44の記録ヘッドと
して、縦に異なる色のノズルを並べたヘッドを用いたの
で、横に並べる方式より横幅が小さくなり、装置全体を
コンパクトに構成できる効果がある。
【0042】また本実施形態では、キャリッジ12,3
8が保持される第1,第2待機部位を、走査子78の走
査方向に関して両端部側に離して設けているため(ブラ
ック・グリッパ75及びカラー・グリッパ76)、走査
子78を一方向または他方向に走査させるだけで、走査
子78に対してキャリッジ12,38を簡易に着脱させ
ることができ、装置全体の構成の簡素化および小型化を
図ることができる。
【0043】また、図15から明らかなように、走査子
78とブラック・キャリッジ12との結合状態におい
て、走査子78の走査方向に対して垂直な方向のブラッ
ク・キャリッジ12の投影空間内、つまり図15の紙面
の表裏方向におけるブラック・キャリッジ12の投影空
間内に、走査子78の左右の中間部位が含まれている。
前述したように、走査子78の駆動力の受け部としての
ベルト止め64(図2参照)は、走査子78の左右方向
の中間に位置しているため、当然、そのベルト止め64
はブラック・キャリッジ12の投影空間内に介入するこ
とになる。このことは、駆動力を受けるベルト止め64
とブラック・キャリッジ12の重心との間の距離を短く
して、キャリッジ16と共に走査子78が走査する際に
ベルト止め64と軸受け68,69との間に生じるモー
メントを小さく抑えることになり、それらの走査をスム
ーズなものとする上において有利である。
【0044】また、グリッパ62とグリップ部36との
グリップ位置も、ブラック・キャリッジ12の投影空間
内に位置するため、走査子78と共にブラック・キャリ
ッジ12が走査する際に、キャリッジ12の振れの発生
が抑えられることにもなる。このことは、走査子78と
カラー・キャリッジ38が結合状態となったときも同様
である。しかも、走査子78の左右方向の中間の位置が
両キャリッジ12,38のそれぞれの占有空間として選
択的に利用されるため、その分、走査子78の左右方向
における小型化を図ることもできる。
【0045】さらに、走査子78とブラック・キャリッ
ジ12との結合に際し、走査子78側のグリッパ62、
嵌合軸59,61,63と、ブラック・キャリッジ12
側のグリップ部36、嵌合穴34,33,35との嵌合
順序を次のようにすべく、それらの位置関係を予め設定
しておくことが望ましい。まず、長穴である嵌合穴35
と嵌合軸63とを嵌合させて、ブラック・キャリッジ1
2を図15中紙面の表裏方向において位置決めしてか
ら、嵌合穴34,33と嵌合軸59,61とを嵌合させ
て、ブラック・キャリッジ12を図15の上下方向にお
いても位置決めし、その後、またはそれと同時に、グリ
ップ部36にグリッパ62をグリップさせる。
【0046】このように、走査子78によるブラック・
キャリッジ12に対しての牽引/離脱用の係合として、
グリップ部36にグリッパ62をグリップさせる前に、
ブラック・キャリッジ12を位置決めしてブラック・キ
ャリッジ12と走査子78との相対位置関係を規制する
ことは、前記牽引/離脱用の係合を確実なものとする上
において有利である。また、このことは、走査子78と
カラー・キャリッジ38との結合に関しても同様であ
る。なお、図2においては、走査子78側の嵌合軸6
0,61,63、グリッパ62に符号A,B,C,Dを
付し、また、これらに対応するキャリッジ38側の嵌合
穴40,39,41、グリップ部43に符号E,F,
G,Hを付している。
【0047】なお、本実施形態では、キャリッジ12,
38を走査子78に結合する手段およびキャップ位置に
拘束する手段として、樹脂製の二股状の爪を有するグリ
ッパ62を使用したが、これに限定させることなく、例
えば、ソレノイドを用いて二股状の爪の開閉を行なう方
式や、電磁位置と金属相互の吸引力を利用した方法など
の結合・離脱手段も実現手段として含まれる。
【0048】上述のように、本実施形態のプリンタ装置
11には、2つのキャリッジ12及び38が左右に設け
られており、ユーザ選択により用意された任意の記録ヘ
ッドをこれらキャリッジに搭載することができる。こう
した記録ヘッドの一例として、図5、図6に示したブラ
ック・ヘッド、及び図7、図8に示したカラー・ヘッド
が含まれる。次に、これらのヘッドの電気仕様につい
て、図16乃至図23を参照して説明する。
【0049】図16は本実施形態で使用されるモノクロ
専用の記録ヘッド114aの模式図である。本実施形態
では360dpi の解像度で128個のノズルが直線上に
配列されている。この記録ヘッドの利点はシリアル・プ
リンタで使用した場合に、従来の通常の大きさのテキス
トが一度に2行分印字可能であり、印字速度の高速化を
図れることである。
【0050】図17は本実施形態で使用可能な別のタイ
プ(ここではカラー)の記録ヘッド114bを示した図
であり、図ではイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、ブラック(BK)の4種類のノズル・ブロッ
クが隣接ブロックと8ノズル相当分づつ隔てて直線上に
配列される。図ではY、M、Cの各ノズル・ブロックは
24ノズルを含み、BKだけは64ノズルを含む。この
記録ヘッドによれば、カラー印字を可能なことはもとよ
り、モノクロ印字に対しても、従来のシリアル・プリン
タ並の印字速度を達成できる(一走査で1ライン分の印
字が可能)。
【0051】図18はモノクロ専用記録ヘッド114a
の詳細ブロックを示す図である。また、図19は図18
に示される各制御信号のタイミングを示す図である。図
18及び図19について説明する。RESET信号14
1は印字の前に一度入力され、ラッチ122をリセット
する。LATCH信号142は1周期単位で128ビッ
トのDATA143がCLOCK1に同期してシフトレ
ジスタ121に転送されるとき、これらのデータをラッ
チ122にラッチする。本実施形態では1周期は例えば
175μSである。ラッチ122にラッチされた128
ビットの信号は、次の周期で時分割にゲートされて、発
熱素子126を順次駆動する。その様子を次に説明す
る。
【0052】図18で示される様に、図16に示した記
録ヘッドは8ブロックx16セグメントのマトリクスに
より構成され、各ブロックに接続されるノズル番号を図
20に示す。図20から明かな様に、図16のモノクロ
ヘッドでは、各ブロックに同数すなわち16個のノズル
が接続される。図19に戻り、BENB0乃至BENB
2の3本のブロック選択信号は、8ブロックのいずれか
を順次選択する。その選択方法は、通常は、2進数で0
00(10進数の0)から111(10進数の7)へと
遷移するが、キャリッジの復路で印字するいわゆる反転
印字の場合には、その方向が逆になる。これは当業者に
は既知の様に、時分割駆動による各ブロックの印字タイ
ミングの差により、印字結果が往路と復路とで一貫性を
失わない様に実施される。
【0053】図19では往路の場合のタイミングが示さ
れている。本実施形態ではさらに各ブロックを、ODD
ENB148及びEVENENB149の制御信号によ
り偶数ブロックと奇数ブロックとに分割しており、図1
9では両者を同時に駆動するケースが示されている。し
かしながら、電源の容量、または記録ヘッドの特性等の
ファクタを考慮して、両ブロックを同時駆動することが
困難な場合には、これらを別々にさらに時分割して駆動
することも可能である。
【0054】最後に、ヒートイネーブルHENB150
はダブル・パルスによる駆動を提供し、これらはそれぞ
れプリパルス(pre-pulse)及びメインパルス(main-pu
lse)と呼ばれる。前者は記録ヘッドのヒータボード
(不図示)の予熱用に使用され、インクの吐出量を上げ
る効果を有する。後者は文字通りインクの吐出用に使用
される。図18の127はダイオード・センサであり、
既知の様に、ダイオードのPN接合間の温度特性を利用
して、記録ヘッドのヒータボードの温度を測定する為に
使用される。測定温度に基づき、本実施形態では、前述
したプリパルスのパルス幅を制御することにより、イン
クの吐出量が一定となる様に制御する。具体的には、プ
リパルス幅を温度の関数として、ヒータボードの温度が
上昇すると、プリパルス幅が小さくなる様に制御を実施
する。
【0055】図21は図17に示すカラー記録ヘッド1
14bの詳細ブロックを示し、図22はその制御信号の
タイミングを示す。カラー記録ヘッドの場合も図18及
び図19に関連して述べたモノクロヘッドの場合とほと
んど同様である。異なる点としては、ヒートイネーブル
信号が各色に対応して別々に用意されており(HENB
0乃至HENB3)、各色独立の駆動エネルギを供給す
ることができる。また、ブロック数はモノクロヘッドの
場合と同数の8ブロックであるが、各ブロックに含まれ
るノズルの数は、図23に示される様に、同じではな
い。これは図16と図17の配列の違いを考慮すると容
易に理解される。すなわち、図17では、隣接ブロック
間の間隔にも仮想的にノズルが存在するものとして、各
ノズルを各ブロックに割り当てていく。
【0056】更に図24乃至図26を参照して、本実施
形態のプリンタ装置11で使用可能な他の記録ヘッドを
説明する。これらの記録ヘッドはそれぞれが固有の消費
電力を有する。図24は、さきがけインクとブラック・
インク用のツインチップ構成の記録ヘッドである。ここ
でさきがけインクとは、インク内の染料のアニオンと反
応して不溶化し、耐水性を生成するカチオン系の溶剤で
あり、特に普通紙に対する記録結果の耐水性、耐プリー
ド性、文字品位、及び発色性を向上させる役割をする。
【0057】更に図25には、カラーインクとさきがけ
インク用のツインチップ構成による記録ヘッドが示され
る。3色のインクに対応するそれぞれのカラーノズル列
は1列に配列され、例えばそれぞれが所定の間隔を隔て
て、80ノズルずつを有する。
【0058】更に図26には、濃インクと淡インクの組
合せが示される。こうしたヘッドは高度な階調を表現す
るのに有効であり、特に自然画に対応して、高品位の画
像を提供するために使用される。
【0059】更に上述したように、本実施形態のプリン
タ装置では、上述したように、2つの記録ヘッドが搭載
可能であるので(図2参照)、これらの記録ヘッドの任
意の組合せを同時に使用することにより、差別的な高速
化または高精細または高品位を達成することも可能であ
る。
【0060】次に本実施形態の特徴である電源ユニット
の詳細について述べる。図27は電源ユニット12の回
路構成例を示す図である。図27における直流電源発生
の為の回路構成は、当業者には既知の回路素子記号を用
いて示されており、その動作の詳細説明は省略する。電
源ユニット12において生成されるDC出力にはV1及
びV2があり、例えばV1は記録ヘッド及びモータなど
を駆動するためのDC24V出力であり、V2はロジッ
ク回路用のDC5Vである。また、図中274はV1を
安定化するための帰還制御回路であり、282は安定な
DC5Vを生成する3端子レギュレータである。
【0061】図27に示された回路290は、電源ユニ
ット12の種類を識別する回路であり、3つの抵抗28
3乃至285と、3つのスイッチ286乃至288から
構成される。従って、この例では3ビット信号289に
より8種類の電源ユニットが識別できる。
【0062】図27の例では、2電源しか生成されてい
ないが、必要に応じて3電源を用意してもよいことはい
うまでもない。
【0063】電源ユニットの種類には、例えば、1)日
本や北米地域を対象とする入力がAC100V系の電
源、欧州やオーストラリアまたはアジア地域を対象とす
る入力がAC200V系の電源、或いは100V地域と
200V地域の両方に共通に対応可能なユニバーサル・
タイプなど、地域を対象とするもの(これらの場合に
は、トランス275の巻線比等を仕様に合致させる)、
2)上述した多様な記録ヘッドの各々または任意の組合
せに依存する必要消費電力または生成出力の種類に対応
するもの(トランス275の電力容量、タップ数)など
が含まれる。
【0064】次に、図28乃至図30を参照して、上述
のような着脱可能な電源ユニット12を適用した本実施
形態のプリンタ装置における特徴的な動作を説明する。
【0065】図28は本実施形態のプリンタ装置の制御
構成の概要を示すブロック図である。同図において、1
01はCPUであり、ROM102に格納された各種制
御プログラムに従って本実施形態のプリンタ装置を制御
する。102はROMであり、CPU101が実行する
制御プログラムや各種データを格納する。103はRA
Mであり、CPU102が各種制御を実行する際の作業
領域を提供する。104はインターフェースであり、ホ
ストコンピュータ等と通信可能に接続する。105は記
録ヘッド制御部であり、上述の記録ヘッドへ駆動信号を
供給する。また、キャリア12、38に設けられた接点
部26を介して、各キャリアに装着された記録ヘッドの
種類(例えば、白黒用記録ヘッド、カラー用記録ヘッド
等)を検出する。106は搬送系制御部であり、ホーム
ポジションセンサ74よりの信号等に基づいて紙送りモ
ータ5やキャリア・モータ71等の駆動を制御する。1
07は上述した記録部であり、108はバスである。な
お、CPU101には、バス108を介して、電源ユニ
ット12よりの3ビット信号が取り込まれ、装着されて
いる電源ユニット12の種類を認識する事が可能となっ
ている。
【0066】図29は、電源投入時において装着された
記録ヘッドを使用可能か否かを判定する手順を示すフロ
ーチャートである。なお、本手順を実現する制御プログ
ラムはROM102に格納されている。
【0067】プリンタ装置11に電源ユニット12を装
着し、電源スイッチをオンすると、ステップS111に
おいて、装着されている電源ユニット12の種類を認識
する。上述の様に、本実施形態では、3ビットの信号2
89によって電源ユニット12の種別が認識される。続
いて、ステップS112において装着されている記録ヘ
ッドの種別を、記録ヘッド制御部105を介して認識す
る。そして、ステップS113において、ステップS1
11及びS112で認識した電源ユニット及び記録ヘッ
ドの種別に基づいて、現在装着されている電源ユニット
12によって現在装着されている記録ヘッドを駆動する
事が可能か否かを判断する。
【0068】図30は各種電源ユニットと駆動可能な記
録ヘッドとの対応を登録したテーブル120を示す図で
ある。なお、テーブル120はROM102に格納され
ているものとする。上述のステップS113における判
断は、このテーブル120を参照することによって行わ
れる。例えば、電源の種類が「1」であり、装着されて
いる記録ヘッドが、白黒記録ヘッド及びカラー記録ヘッ
ドであれば、装着されている電源ユニットによって装着
されている記録ヘッドが駆動されうるので、「使用可
能」と判定されることになる。また、この様な記録ヘッ
ドの装着状態において、電源ユニット「0」が装着され
ていれば、カラー記録ヘッドを駆動できないので、「使
用不可」と判定されることになる。
【0069】ステップS113において使用可能と判定
されると、ステップS114へ進み、通常の記録待機状
態となる。また、ステップS113で「使用不可」と判
定されると、ステップS115へ進み、その旨を表示す
る。ここで、表示はエラーランプを点灯する程度のもの
でもよいし、液晶表示器をディスプレイとして備える機
器であれば、その旨を液晶表示すればよい。また、ホス
トコンピュータにその旨を通知する様にしてもよい。
【0070】また、上記制御手順では、エラーを通知し
て処理を終了するが、上述のプリンタ装置11のように
2つのヘッドを備えたばあい、一方の記録ヘッドは使用
できるが他方の記録ヘッドは使用できないという場合も
ありうる。例えば、モノクロ用の記録ヘッドとカラー用
の記録ヘッドが装着され、電源ユニットとして図30の
「0」が装着された場合には、モノクロ用の記録ヘッド
については使用することができる。この様な場合は、一
方の記録ヘッド(カラーの記録ヘッド)が使用できない
旨を通知するとともに、使用可能な記録ヘッドによる記
録の待機状態へ移行する用にしてもよい。すなわち、記
録仕様が制限された状態で記録待機状態へ移行するよう
にしてもよい。
【0071】なお、装着された記録ヘッドが使用可能か
否かの判定は、記録ヘッドが新たに装着された時点で随
時行うようにしてよもよいことはいうまでもない。
【0072】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、電源ユニットをパック化し、ユーザによる着脱を可
能にし、機能に応じた電源ユニットを選択的に用いるこ
とが可能となる。このため、ユーザはオーバスペックの
電源、すなわち高価な電源の購入を強いられることが無
くなり、自身の使用に合わせた最適な電源を選択的に購
入することができ、更に必要に応じてシステム・アップ
を図ることもできる。
【0073】なお、本発明は、特にインクジェット記録
方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成
し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0074】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0075】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
【0076】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としても良い。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0077】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0078】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0079】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0080】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0081】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0082】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0083】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を取るものであっても良い。
【0084】また、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0085】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0086】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0087】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0088】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リンタ装置等において要求された機能を満足する電源ユ
ニットを選択的に装着することが可能となる。このた
め、ユーザは、自身の使用状況に応じた電源ユニットを
選択する事が可能となる。
【0091】また、本発明によれば、基本機能を保証
し、大部分のユーザにとって最も合理的なコストで設計
された電源ユニットをベースとして、機能追加等による
高付加価値化または拡張機能の全てまたは一部には、オ
プションの電源ユニットで対応する事が可能となる。
【0092】以上の結果、すなわち、オーバースペック
となる電源を使用せずに済むので、ユーザの経済的負担
が軽減される。
【0093】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のプリンタ装置の外観の斜視図であ
る。
【図2】図1のプリンタ本体11を矢印25の方向から
見た時の内部機構の主要部分を示す図である。
【図3】ブラック・インク用キャリア12の詳細構成を
示す図である。
【図4】本実施形態によるカラー・インク用キャリア3
8の詳細構成を示す図である。
【図5】ブラック・インク・カートリッジ13の正面図
である。
【図6】ブラック・インク・カートリッジ13をインク
吐出口側から見た図である。
【図7】カラー・インク・カートリッジ44の正面図で
ある。
【図8】カラー・インク・カートリッジをインク吐出口
側から見た図である。
【図9】カラーインク46の構造を示す斜視図である。
【図10】ブラック・キャリア12のグリップ部36
と、グリッパ62、ブラック・グリッパ75の関係を示
す図である。
【図11】ブラック・キャリア12のグリップ部36
と、グリッパ62、ブラック・グリッパ75の関係を示
す図である。
【図12】ブラック・キャリア12のグリップ部36
と、グリッパ62、ブラック・グリッパ75の関係を示
す図である。
【図13】ブラック・キャリア12のグリップ部36
と、グリッパ62、ブラック・グリッパ75の関係を示
す図である。
【図14】本実施形態のプリンタによる記録動作を説明
するフローチャートである。
【図15】走査子とブラックインク用キャリッジが結合
している状態を示す図である。
【図16】本実施形態で使用されるモノクロ専用の記録
ヘッド114aの模式図である。
【図17】本実施形態で使用可能なカラー記録ヘッドの
模式図である。
【図18】モノクロ専用記録ヘッド114aの詳細ブロ
ックを示す図である。
【図19】図18に示される各制御信号のタイミングを
示す図である。
【図20】図19のブロック信号とノズル番号との対応
関係を示す図である。
【図21】図17のカラー記録ヘッドの回路ブロック図
である。
【図22】図21の各制御信号のタイミング図である。
【図23】図22のブロック信号とノズル番号との対応
関係を示す図である。
【図24】本実施形態に使用可能な別の記録ヘッドの例
を示す図である。
【図25】本実施形態に使用可能な別の記録ヘッドの例
を示す図である。
【図26】本実施形態に使用可能な別の記録ヘッドの例
を示す図である。
【図27】電源ユニット12の回路構成例を示す図であ
る。
【図28】本実施形態のプリンタ装置の制御構成の概要
を示すブロック図である。
【図29】電源投入時において装着された記録ヘッドを
使用可能か否かを判定する手順を示すフローチャートで
ある。
【図30】各種電源ユニットと駆動可能な記録ヘッドと
の対応を登録したテーブル120を示す図である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源ユニットの着脱が可能な電源装着手
    段と、 前記電源装着手段に装着された電源ユニットの仕様を認
    識する電源認識手段と、 前記電源認識手段において認識された前記電源ユニット
    の仕様に基づいて、実行する機能を制限する制御手段と
    を備えることを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 記録ヘッドの着脱が可能なヘッド装着手
    段と、 前記ヘッド装着手段に装着された記録ヘッドの種別を認
    識するヘッド認識手段とを更に備え、 前記制御手段は、前記電源認識手段によって認識された
    電源ユニットの仕様と前記ヘッド認識手段で認識された
    ヘッドの種別に基づいて記録実行の可否を決定すること
    を特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド装着手段は、複数の記録ヘッ
    ドを装着可能であり、 前記ヘッド認識手段は、前記ヘッド装着手段に装着され
    た複数の記録ヘッドの各々の種別を認識し、 前記制御手段は、前記電源認識手段によって認識された
    電源ユニットの仕様と前記複数の記録ヘッドの各々の種
    別に基づいて使用可能な記録ヘッドを決定することを特
    徴とする請求2に記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記電源認識手段によ
    って認識された電源ユニットの仕様と前記複数の記録ヘ
    ッドの各々の種別に基づいて使用可能な記録ヘッドを判
    定し、使用不能な記録ヘッドが存在した場合にその旨を
    通知することを特徴とする請求項3に記載のプリンタ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドである請求項2乃至
    4のいずれかに記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えているインクジェット記録ヘッドであることを特
    徴とする請求項5に記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、前記熱エネルギー変
    換体によって印加される熱エネルギーによりインクに状
    態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口よりイ
    ンクを吐出させるものであることを特徴とする請求項6
    に記載のプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の記録ヘッドは、モノクロ記録
    用の記録ヘッドとカラー記録用の記録ヘッドを含むこと
    を特徴とする請求項3に記載のプリンタ装置。
  9. 【請求項9】 前記電源装着手段に装着される電源ユニ
    ットは、入力電圧がAC100乃至120Vに対応した
    電源ユニット、入力電圧がAC220乃至240Vに対
    応した電源ユニット、入力電圧がAC100乃至120
    V及びAC220乃至240Vに対応した電源ユニット
    の一つであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれ
    かに記載のプリンタ装置。
  10. 【請求項10】 前記電源ユニットが樹脂材料により覆
    われることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載のプリンタ装置。
  11. 【請求項11】 電源ユニットの着脱が可能な電源装着
    手段に、異なった仕様を有する複数種類の電源ユニット
    の一つを装着する電源装着工程と、 前記電源装着工程において装着された電源ユニットの仕
    様を認識する電源認識工程と、 前記電源認識工程において認識された前記電源ユニット
    の仕様に基づいて、実行する機能を制限する制御工程と
    を備えることを特徴とするプリンタ装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記制御工程は、前記電源認識工程に
    おいて認識された前記電源ユニットの仕様に基づいて実
    行可能な記録仕様を制限することを特徴とする請求項1
    1に記載のプリンタ装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 記録ヘッドの着脱が可能なヘッド装着
    手段へ装着された記録ヘッドの種別を認識するヘッド認
    識工程を更に備え、 前記制御工程は、前記電源認識工程によって認識された
    電源ユニットの仕様と前記ヘッド認識工程で認識された
    ヘッドの種別に基づいて当該記録ヘッドによる記録実行
    の可否を決定することを特徴とする請求項11に記載の
    プリンタ装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記ヘッド装着手段は、複数の記録ヘ
    ッドを装着可能であり、 前記ヘッド認識工程は、前記ヘッド装着手段に装着され
    ている複数の記録ヘッドの各々の種別を認識し、 前記制御工程は、前記電源認識工程によって認識された
    電源ユニットの仕様と前記複数の記録ヘッドの各々の種
    別に基づいて使用可能な記録ヘッドを決定することを特
    徴とする請求13に記載のプリンタ装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記制御工程は、前記電源認識工程に
    よって認識された電源ユニットの仕様と前記複数の記録
    ヘッドの各々の種別に基づいて使用可能な記録ヘッドを
    判定し、使用不能な記録ヘッドが存在した場合にその旨
    を通知することを特徴とする請求項14に記載のプリン
    タ装置の制御方法。
JP9163029A 1997-06-19 1997-06-19 プリンタ装置及びその制御方法 Withdrawn JPH1110984A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001058412A (ja) * 1999-06-14 2001-03-06 Canon Inc 記録ヘッド、記録ヘッド用基体および記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001058412A (ja) * 1999-06-14 2001-03-06 Canon Inc 記録ヘッド、記録ヘッド用基体および記録装置

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