JPH11109845A - 車椅子用トレッドミル - Google Patents
車椅子用トレッドミルInfo
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- JPH11109845A JPH11109845A JP27262297A JP27262297A JPH11109845A JP H11109845 A JPH11109845 A JP H11109845A JP 27262297 A JP27262297 A JP 27262297A JP 27262297 A JP27262297 A JP 27262297A JP H11109845 A JPH11109845 A JP H11109845A
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- wheelchair
- rollers
- wheel
- case
- wheels
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、簡易、確実に制御できると共
に、使用者の年令、性別、体力に合致したトレーニング
ができる車椅子トレッドミルを提供することを目的とし
たものである。 【課題解決する為の手段】 車椅子の両車輪を支持する
ローラの回転抵抗力を制御できるようにしたトレッドミ
ルにおいて、前記両車輪を夫々支持する2本のローラを
1組とする2組のローラを夫々所定間隔にケース本体へ
調整手段を備えて架設すると共に、前記各ローラへ回転
抵抗手段を連結し、前記ケース本体の一側へ、車椅子進
入用の補助ケースを連接し、ケース本体の他側へ車椅子
の車輪案内手段を付設した案内ケースを連接し、前記回
転抵抗手段、ローラの調整手段及び車輪の案内手段の制
御手段を付設したことを特徴とする車椅子用トレッドミ
ル。
に、使用者の年令、性別、体力に合致したトレーニング
ができる車椅子トレッドミルを提供することを目的とし
たものである。 【課題解決する為の手段】 車椅子の両車輪を支持する
ローラの回転抵抗力を制御できるようにしたトレッドミ
ルにおいて、前記両車輪を夫々支持する2本のローラを
1組とする2組のローラを夫々所定間隔にケース本体へ
調整手段を備えて架設すると共に、前記各ローラへ回転
抵抗手段を連結し、前記ケース本体の一側へ、車椅子進
入用の補助ケースを連接し、ケース本体の他側へ車椅子
の車輪案内手段を付設した案内ケースを連接し、前記回
転抵抗手段、ローラの調整手段及び車輪の案内手段の制
御手段を付設したことを特徴とする車椅子用トレッドミ
ル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子の定位置
トレーニングにおいて、車輪を支持するローラの回転抵
抗及び角度を調節自在にすると共に、トレーニング中の
車輪を安定させることを目的とした車椅子用トレーナー
に関する。
トレーニングにおいて、車輪を支持するローラの回転抵
抗及び角度を調節自在にすると共に、トレーニング中の
車輪を安定させることを目的とした車椅子用トレーナー
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来車椅子の車輪の回転抵抗可変の室内
練習用として車椅子用運動台が知られている(特開平7
−255383号)。また安定した状態で、車輪の片側
だけの訓練もできるようにした車椅子用トレーナも提案
されている(特開平7−299095号)。
練習用として車椅子用運動台が知られている(特開平7
−255383号)。また安定した状態で、車輪の片側
だけの訓練もできるようにした車椅子用トレーナも提案
されている(特開平7−299095号)。
【0003】
【発明により解決しようとする課題】前記従来の車椅子
用運動台は、回転抵抗力の調節ができるが使用中の車輪
の安定性、ローラ軸と車輪軸との角度調整、車輪の案内
手段などについて未だ不十分であり、各部のコントロー
ルについても不十分な問題点がある。また従来の車椅子
用トレーナについては、車輪の片側のみの訓練はできる
が、ローラ上の車輪の安定及び、各調節系の容易性など
について幾多の問題点がある。
用運動台は、回転抵抗力の調節ができるが使用中の車輪
の安定性、ローラ軸と車輪軸との角度調整、車輪の案内
手段などについて未だ不十分であり、各部のコントロー
ルについても不十分な問題点がある。また従来の車椅子
用トレーナについては、車輪の片側のみの訓練はできる
が、ローラ上の車輪の安定及び、各調節系の容易性など
について幾多の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、車輪を支承
するローラの軸と、車輪軸との角度を調節できるように
して車輪をローラで安定支持できるようにすると共に、
車輪の案内を離接及び間隔調節可能として、各種形式の
車椅子に適用できるようにし、かつ制御の一元化を図る
ことによって、各部の調節を容易にするなど、前記従来
の問題点を改善し、かつトレーナーの使用を一層容易に
したものである。
するローラの軸と、車輪軸との角度を調節できるように
して車輪をローラで安定支持できるようにすると共に、
車輪の案内を離接及び間隔調節可能として、各種形式の
車椅子に適用できるようにし、かつ制御の一元化を図る
ことによって、各部の調節を容易にするなど、前記従来
の問題点を改善し、かつトレーナーの使用を一層容易に
したものである。
【0005】即ちこの発明は車椅子の両車輪を支持する
ローラの回転抵抗力を制御できるようにしたトレーナー
において、前記両車輪を夫々支持する2本のローラを1
組とする2組のローラを夫々所定間隔にケース本体へ調
整手段を備えて架設すると共に、前記各ローラへ回転抵
抗手段を連結し、前記ケース本体の一側へ、車椅子進入
用の補助ケースを連接し、ケース本体の他側へ車椅子の
車輪案内手段を付設した案内ケースを連接し、前記回転
抵抗手段、ローラの調整手段及び車輪の案内手段の制御
手段を付設したことを特徴とする車椅子用トレーナーで
あり、前記調整手段は、ローラを架設した支枠の角度を
可変とし、ローラの軸方向と車輪軸の方向とを調節でき
るようにしたものである。また前記回転抵抗手段は、一
方のローラ軸と抵抗器の出力軸を連結し、抵抗器は電気
的又は機械的に出力の回転抵抗力を可変としたものであ
り、前記車輪案内手段は、案内ケースに車輪の前部適所
に嵌る案内片を間隔調節可能に架設すると共に、前記案
内ケースをケース本体に離接調節可能に構成したもので
ある。
ローラの回転抵抗力を制御できるようにしたトレーナー
において、前記両車輪を夫々支持する2本のローラを1
組とする2組のローラを夫々所定間隔にケース本体へ調
整手段を備えて架設すると共に、前記各ローラへ回転抵
抗手段を連結し、前記ケース本体の一側へ、車椅子進入
用の補助ケースを連接し、ケース本体の他側へ車椅子の
車輪案内手段を付設した案内ケースを連接し、前記回転
抵抗手段、ローラの調整手段及び車輪の案内手段の制御
手段を付設したことを特徴とする車椅子用トレーナーで
あり、前記調整手段は、ローラを架設した支枠の角度を
可変とし、ローラの軸方向と車輪軸の方向とを調節でき
るようにしたものである。また前記回転抵抗手段は、一
方のローラ軸と抵抗器の出力軸を連結し、抵抗器は電気
的又は機械的に出力の回転抵抗力を可変としたものであ
り、前記車輪案内手段は、案内ケースに車輪の前部適所
に嵌る案内片を間隔調節可能に架設すると共に、前記案
内ケースをケース本体に離接調節可能に構成したもので
ある。
【0006】前記発明においては、全体をケース本体、
補助ケース及び案内ケースの3部分に分割して、各部を
組み合わせて使用する構成としたが、分割か否かに要点
はなく、要は車椅子が容易に進入又は退避できること及
びトレーニング中の安定性並びにコントロールの容易性
及びトレーニングの安全性を達成できる形状、構成なら
ば採用することができる。
補助ケース及び案内ケースの3部分に分割して、各部を
組み合わせて使用する構成としたが、分割か否かに要点
はなく、要は車椅子が容易に進入又は退避できること及
びトレーニング中の安定性並びにコントロールの容易性
及びトレーニングの安全性を達成できる形状、構成なら
ば採用することができる。
【0007】また各部の制御については、例えば制御盤
に付設した指示ボタンをON、OFFさせることにより
総ての指示を完了できるようにすることが好ましい。
に付設した指示ボタンをON、OFFさせることにより
総ての指示を完了できるようにすることが好ましい。
【0008】更に回転抵抗力の大きさ又は回転数などの
表示(デジタル又はアナログ)があって、トレーニング
効果の確認ができるようにしてあり、1日のトレーニン
グ量を体力に応じ選定できることが好ましい。
表示(デジタル又はアナログ)があって、トレーニング
効果の確認ができるようにしてあり、1日のトレーニン
グ量を体力に応じ選定できることが好ましい。
【0009】更に2組のローラにより支持する全重量が
表示できるようにすれば、どの位の重量をどの位のスピ
ードで稼動することができるか自得することができる。
表示できるようにすれば、どの位の重量をどの位のスピ
ードで稼動することができるか自得することができる。
【0010】この発明の車椅子用トレーナーは、車椅子
に乗った者が、原則として一人でトレーニングできるよ
うにしたものであるが、トレーナーの使用になれる迄
は、一定の資格を有する者(又はトレーナーを熟知し
た)の補助を得ることが好ましい。トレーナーを使用す
る者は、老弱男女を問わないので、使用者の体力に応じ
たスケジュールによってトレーニングし、能力を向上す
ることが望ましいが、年令、性別及び使用者の体力、経
験その他の条件により、当然スケジュールを変えなけれ
ばならない。また向上進度の相違があるので、個別観察
によらなければ、好適な個別スケジュールを作成するこ
とができないからである。
に乗った者が、原則として一人でトレーニングできるよ
うにしたものであるが、トレーナーの使用になれる迄
は、一定の資格を有する者(又はトレーナーを熟知し
た)の補助を得ることが好ましい。トレーナーを使用す
る者は、老弱男女を問わないので、使用者の体力に応じ
たスケジュールによってトレーニングし、能力を向上す
ることが望ましいが、年令、性別及び使用者の体力、経
験その他の条件により、当然スケジュールを変えなけれ
ばならない。また向上進度の相違があるので、個別観察
によらなければ、好適な個別スケジュールを作成するこ
とができないからである。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明は車椅子の両車輪を支持
するローラの有すること及び該ローラの回転抵抗力が可
変であることによるトレーニングの主目的に沿った構成
である必要である。次にトレーニング中の車椅子は安定
支持されなければならないので、車輪軸と、ローラ軸と
をほぼ一致させる構成とか、車輪の案内手段が必要であ
る。また前記調節手段を円滑に制御する為に、ON、O
FFにより総てを制御できるような制御盤(電子回路等
内蔵)が必要となる。
するローラの有すること及び該ローラの回転抵抗力が可
変であることによるトレーニングの主目的に沿った構成
である必要である。次にトレーニング中の車椅子は安定
支持されなければならないので、車輪軸と、ローラ軸と
をほぼ一致させる構成とか、車輪の案内手段が必要であ
る。また前記調節手段を円滑に制御する為に、ON、O
FFにより総てを制御できるような制御盤(電子回路等
内蔵)が必要となる。
【0012】前記各機能を有することを条件にして、外
装等は適宜定める。
装等は適宜定める。
【0013】
【実施例】この発明の実施例を図1、2、3に基づいて
説明する。図1において、ケース本体1の一側に車椅子
進入用の補助ケース2を連設し、他側へ車椅子の車輪
3、3を案内する案内ケース4を離接可能に連設する。
前記ケース本体1には、前記車輪3、3を支持する2本
1組のローラ5、5aの各組を夫々支枠6、6aに架設
し、夫々の支枠6、6aは、回動用の支軸7、7aによ
り、小角度(5度〜15度)回動調節可能に取付けられ
ている。また支枠6、6aの一側にアーム8、8aの一
端が取付けられ、アーム8、8aの他端は、減速モータ
9(又はパルスモータ)の軸に固定した円板10へ偏心
してピン11で連結してある。前記各組の1組のローラ
5、5aの夫々のローラ12、12aに抵抗軸13の一
端が連結され、抵抗軸13の他端は抵抗器14、14a
の出力軸と連結してある。前記各組のローラ5、5aの
一側軸には、プーリー15、15が固定され、プーリー
15、15にベルト16が装着されて、各ローラ12、
12の回転が一定になるようにしてある。
説明する。図1において、ケース本体1の一側に車椅子
進入用の補助ケース2を連設し、他側へ車椅子の車輪
3、3を案内する案内ケース4を離接可能に連設する。
前記ケース本体1には、前記車輪3、3を支持する2本
1組のローラ5、5aの各組を夫々支枠6、6aに架設
し、夫々の支枠6、6aは、回動用の支軸7、7aによ
り、小角度(5度〜15度)回動調節可能に取付けられ
ている。また支枠6、6aの一側にアーム8、8aの一
端が取付けられ、アーム8、8aの他端は、減速モータ
9(又はパルスモータ)の軸に固定した円板10へ偏心
してピン11で連結してある。前記各組の1組のローラ
5、5aの夫々のローラ12、12aに抵抗軸13の一
端が連結され、抵抗軸13の他端は抵抗器14、14a
の出力軸と連結してある。前記各組のローラ5、5aの
一側軸には、プーリー15、15が固定され、プーリー
15、15にベルト16が装着されて、各ローラ12、
12の回転が一定になるようにしてある。
【0014】また車輪3の案内片17、17aの支杆1
8、18aの下部の螺管30、30aを螺杆19に螺合
し、螺杆19にはモータ20により回転する減速機21
を嵌合する。そこでモータ20を始動すれば、減速機2
1を介して螺杆19を回転するので螺杆19と螺合して
いる支杆18、18aは、図1中矢示22又は23の方
向へ移動し、案内片17を離接調節させることができ
る。前記において螺杆19は、支杆18、18aの螺合
部分が逆ねじにしてあるので、螺杆19の同一方向の回
転により支杆18、18aが離接することになる。
8、18aの下部の螺管30、30aを螺杆19に螺合
し、螺杆19にはモータ20により回転する減速機21
を嵌合する。そこでモータ20を始動すれば、減速機2
1を介して螺杆19を回転するので螺杆19と螺合して
いる支杆18、18aは、図1中矢示22又は23の方
向へ移動し、案内片17を離接調節させることができ
る。前記において螺杆19は、支杆18、18aの螺合
部分が逆ねじにしてあるので、螺杆19の同一方向の回
転により支杆18、18aが離接することになる。
【0015】次に減速モータ24を始動するとギヤー2
1、25を介して駆動輪29を回転し、案内ケース4を
矢示26又は27の方向へ移動し、本体ケース1との離
接間隔を調節する。図中28は各種制御系に連る制御
盤、2aは補助ケースの骨組である。
1、25を介して駆動輪29を回転し、案内ケース4を
矢示26又は27の方向へ移動し、本体ケース1との離
接間隔を調節する。図中28は各種制御系に連る制御
盤、2aは補助ケースの骨組である。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、制御盤の各部に連結
したスイッチをON、OFFすることによりローラ軸を
修正し、案内片を調節すると共に、抵抗値を増減させる
ことができるなどの諸効果がある。従って使用者は、安
全かつ確実にトレーニングすることができると共に、ト
レーニングの結果向上した場合にはスケジュールを改め
て、更なる向上を目指し得るなどの諸効果がある。
したスイッチをON、OFFすることによりローラ軸を
修正し、案内片を調節すると共に、抵抗値を増減させる
ことができるなどの諸効果がある。従って使用者は、安
全かつ確実にトレーニングすることができると共に、ト
レーニングの結果向上した場合にはスケジュールを改め
て、更なる向上を目指し得るなどの諸効果がある。
【図1】この発明の実施例のカバーを除去し、1部を省
略した斜視図。
略した斜視図。
【図2】同じくカバーを施した斜視図。
【図3】(a) 同じくローラの調整を説明する一部平
面図。 (b) 同じく正面図。
面図。 (b) 同じく正面図。
【図4】(a) 同じく案内ケースの案内片の移動を示
す説明図。 (b) 同じく案内ケースの移動を示す説明図。
す説明図。 (b) 同じく案内ケースの移動を示す説明図。
1 ケース本体 2 補助ケース 3 車輪 4 案内ケース 5、5a 1組のローラ 6 支杆 7、7a 支軸 8、8a アーム 9 減速モータ 10 円板 11 ピン 12、12a ローラ 13、13a 抵抗軸 14、14a 抵抗器 15 プーリー 16 ベルト 17 案内片 18、18a 支杆 19 螺杆 20、24 減速モータ 21、25 ギヤー 28 制御盤 29 駆動輪
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月9日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車椅子用トレッドミル
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子の定位置
トレーニングにおいて、車輪を支持するローラの回転抵
抗及び角度を調節自在にすると共に、トレーニング中の
車輪を安定させることを目的とした車椅子用トレッドミ
ルに関する。
トレーニングにおいて、車輪を支持するローラの回転抵
抗及び角度を調節自在にすると共に、トレーニング中の
車輪を安定させることを目的とした車椅子用トレッドミ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来車椅子の車輪の回転抵抗可変の室内
練習用として車椅子用運動台が知られている(特開平7
−255383号)。また安定した状態で、車輪の片側
だけの訓練もできるようにした車椅子用トレーナも提案
されている(特開平7−299095号)。
練習用として車椅子用運動台が知られている(特開平7
−255383号)。また安定した状態で、車輪の片側
だけの訓練もできるようにした車椅子用トレーナも提案
されている(特開平7−299095号)。
【0003】
【発明により解決しようとする課題】前記従来の車椅子
用運動台は、回転抵抗力の調節ができるが使用中の車輪
の安定性、ローラ軸と車輪軸との角度調整、車輪の案内
手段などについて未だ不十分であり、各部のコントロー
ルについても不十分な問題点がある。また従来の車椅子
用トレッドミルについては、車輪の片側のみの訓練はで
きるが、ローラ上の車輪の安定及び、各調節系の容易性
などについて幾多の問題点がある。
用運動台は、回転抵抗力の調節ができるが使用中の車輪
の安定性、ローラ軸と車輪軸との角度調整、車輪の案内
手段などについて未だ不十分であり、各部のコントロー
ルについても不十分な問題点がある。また従来の車椅子
用トレッドミルについては、車輪の片側のみの訓練はで
きるが、ローラ上の車輪の安定及び、各調節系の容易性
などについて幾多の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、車輪を支承
するローラの軸と、車輪軸との角度を調節できるように
して車輪をローラで安定支持できるようにすると共に、
車輪の案内を離接及び間隔調節可能として、各種形式の
車椅子に適用できるようにし、かつ制御の一元化を図る
ことによって、各部の調節を容易にするなど、前記従来
の問題点を改善し、かつトレッドミルの使用を一層容易
にしたものである。
するローラの軸と、車輪軸との角度を調節できるように
して車輪をローラで安定支持できるようにすると共に、
車輪の案内を離接及び間隔調節可能として、各種形式の
車椅子に適用できるようにし、かつ制御の一元化を図る
ことによって、各部の調節を容易にするなど、前記従来
の問題点を改善し、かつトレッドミルの使用を一層容易
にしたものである。
【0005】即ちこの発明は車椅子の両車輪を支持する
ローラの回転抵抗力を制御できるようにしたトレッドミ
ルにおいて、前記両車輪を夫々支持する2本のローラを
1組とする2組のローラを夫々所定間隔にケース本体へ
調整手段を備えて架設すると共に、前記各ローラへ回転
抵抗手段を連結し、前記ケース本体の一側へ、車椅子進
入用の補助ケースを連接し、ケース本体の他側へ車椅子
の車輪案内手段を付設した案内ケースを連接し、前記回
転抵抗手段、ローラの調整手段及び車輪の案内手段の制
御手段を付設したことを特徴とする車椅子用トレッドミ
ルであり、前記調整手段は、ローラを架設した支枠の角
度を可変とし、ローラの軸方向と車輪軸の方向とを調節
できるようにしたものである。また前記回転抵抗手段
は、一方のローラ軸と抵抗器の出力軸を連結し、抵抗器
は電気的又は機械的に出力の回転抵抗力を可変としたも
のであり、前記車輪案内手段は、案内ケースに車輪の前
部適所に嵌る案内片を間隔調節可能に架設すると共に、
前記案内ケースをケース本体に離接調節可能に構成した
ものである。
ローラの回転抵抗力を制御できるようにしたトレッドミ
ルにおいて、前記両車輪を夫々支持する2本のローラを
1組とする2組のローラを夫々所定間隔にケース本体へ
調整手段を備えて架設すると共に、前記各ローラへ回転
抵抗手段を連結し、前記ケース本体の一側へ、車椅子進
入用の補助ケースを連接し、ケース本体の他側へ車椅子
の車輪案内手段を付設した案内ケースを連接し、前記回
転抵抗手段、ローラの調整手段及び車輪の案内手段の制
御手段を付設したことを特徴とする車椅子用トレッドミ
ルであり、前記調整手段は、ローラを架設した支枠の角
度を可変とし、ローラの軸方向と車輪軸の方向とを調節
できるようにしたものである。また前記回転抵抗手段
は、一方のローラ軸と抵抗器の出力軸を連結し、抵抗器
は電気的又は機械的に出力の回転抵抗力を可変としたも
のであり、前記車輪案内手段は、案内ケースに車輪の前
部適所に嵌る案内片を間隔調節可能に架設すると共に、
前記案内ケースをケース本体に離接調節可能に構成した
ものである。
【0006】前記発明においては、全体をケース本体、
補助ケース及び案内ケースの3部分に分割して、各部を
組み合わせて使用する構成としたが、分割か否かに要点
はなく、要は車椅子が容易に進入又は退避できること及
びトレーニング中の安定性並びにコントロールの容易性
及びトレーニングの安全性を達成できる形状、構成なら
ば採用することができる。
補助ケース及び案内ケースの3部分に分割して、各部を
組み合わせて使用する構成としたが、分割か否かに要点
はなく、要は車椅子が容易に進入又は退避できること及
びトレーニング中の安定性並びにコントロールの容易性
及びトレーニングの安全性を達成できる形状、構成なら
ば採用することができる。
【0007】また各部の制御については、例えば制御盤
に付設した指示ボタンをON、OFFさせることにより
総ての指示を完了できるようにすることが好ましい。
に付設した指示ボタンをON、OFFさせることにより
総ての指示を完了できるようにすることが好ましい。
【0008】更に回転抵抗力の大きさ又は回転数などの
表示(デジタル又はアナログ)があって、トレーニング
効果の確認ができるようにしてあり、1日のトレーニン
グ量を体力に応じ選定できることが好ましい。
表示(デジタル又はアナログ)があって、トレーニング
効果の確認ができるようにしてあり、1日のトレーニン
グ量を体力に応じ選定できることが好ましい。
【0009】更に2組のローラにより支持する全重量が
表示できるようにすれば、どの位の重量をどの位のスピ
ードで稼動することができるか自得することができる。
表示できるようにすれば、どの位の重量をどの位のスピ
ードで稼動することができるか自得することができる。
【0010】この発明の車椅子用トレッドミルは、車椅
子に乗った者が、原則として一人でトレーニングできる
ようにしたものであるが、トレッドミルの使用になれる
迄は、一定の資格を有する者(又はトレッドミルを熟知
した)の補助を得ることが好ましい。トレッドミルを使
用する者は、老弱男女を問わないので、使用者の体力に
応じたスケジュールによってトレーニングし、能力を向
上することが望ましいが、年令、性別及び使用者の体
力、経験その他の条件により、当然スケジュールを変え
なければならない。また向上進度の相違があるので、個
別観察によらなければ、好適な個別スケジュールを作成
することができないからである。
子に乗った者が、原則として一人でトレーニングできる
ようにしたものであるが、トレッドミルの使用になれる
迄は、一定の資格を有する者(又はトレッドミルを熟知
した)の補助を得ることが好ましい。トレッドミルを使
用する者は、老弱男女を問わないので、使用者の体力に
応じたスケジュールによってトレーニングし、能力を向
上することが望ましいが、年令、性別及び使用者の体
力、経験その他の条件により、当然スケジュールを変え
なければならない。また向上進度の相違があるので、個
別観察によらなければ、好適な個別スケジュールを作成
することができないからである。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明は車椅子の両車輪を支持
するローラの有すること及び該ローラの回転抵抗力が可
変であることによるトレーニングの主目的に沿った構成
である必要である。次にトレーニング中の車椅子は安定
支持されなければならないので、車輪軸と、ローラ軸と
をほぼ一致させる構成とか、車輪の案内手段が必要であ
る。また前記調節手段を円滑に制御する為に、ON、O
FFにより総てを制御できるような制御盤(電子回路等
内蔵)が必要となる。
するローラの有すること及び該ローラの回転抵抗力が可
変であることによるトレーニングの主目的に沿った構成
である必要である。次にトレーニング中の車椅子は安定
支持されなければならないので、車輪軸と、ローラ軸と
をほぼ一致させる構成とか、車輪の案内手段が必要であ
る。また前記調節手段を円滑に制御する為に、ON、O
FFにより総てを制御できるような制御盤(電子回路等
内蔵)が必要となる。
【0012】前記各機能を有することを条件にして、外
装等は適宜定める。
装等は適宜定める。
【0013】
【実施例】この発明の実施例を図1、2、3に基づいて
説明する。図1において、ケース本体1の一側に車椅子
進入用の補助ケース2を連設し、他側へ車椅子の車輪
3、3を案内する案内ケース4を離接可能に連設する。
前記ケース本体1には、前記車輪3、3を支持する2本
1組のローラ5、5aの各組を夫々支枠6、6aに架設
し、夫々の支枠6、6aは、回動用の支軸7、7aによ
り、小角度(5度〜15度)回動調節可能に取付けられ
ている。また支枠6、6aの一側にアーム8、8aの一
端が取付けられ、アーム8、8aの他端は、減速モータ
9(又はパルスモータ)の軸に固定した円板10へ偏心
してピン11で連結してある。前記各組の1組のローラ
5、5aの夫々のローラ12、12aに抵抗軸13の一
端が連結され、抵抗軸13の他端は抵抗器14、14a
の出力軸と連結してある。前記各組のローラ5、5aの
一側軸には、プーリー15、15が固定され、プーリー
15、15にベルト16が装着されて、各ローラ12、
12の回転が一定になるようにしてある。
説明する。図1において、ケース本体1の一側に車椅子
進入用の補助ケース2を連設し、他側へ車椅子の車輪
3、3を案内する案内ケース4を離接可能に連設する。
前記ケース本体1には、前記車輪3、3を支持する2本
1組のローラ5、5aの各組を夫々支枠6、6aに架設
し、夫々の支枠6、6aは、回動用の支軸7、7aによ
り、小角度(5度〜15度)回動調節可能に取付けられ
ている。また支枠6、6aの一側にアーム8、8aの一
端が取付けられ、アーム8、8aの他端は、減速モータ
9(又はパルスモータ)の軸に固定した円板10へ偏心
してピン11で連結してある。前記各組の1組のローラ
5、5aの夫々のローラ12、12aに抵抗軸13の一
端が連結され、抵抗軸13の他端は抵抗器14、14a
の出力軸と連結してある。前記各組のローラ5、5aの
一側軸には、プーリー15、15が固定され、プーリー
15、15にベルト16が装着されて、各ローラ12、
12の回転が一定になるようにしてある。
【0014】また車輪3の案内片17、17aの支杆1
8、18aの下部の螺管30、30aを螺杆19に螺合
し、螺杆19にはモータ20により回転する減速機21
を嵌合する。そこでモータ20を始動すれば、減速機2
1を介して螺杆19を回転するので螺杆19と螺合して
いる支杆18、18aは、図1中矢示22又は23の方
向へ移動し、案内片17を離接調節させることができ
る。前記において螺杆19は、支杆18、18aの螺合
部分が逆ねじにしてあるので、螺杆19の同一方向の回
転により支杆18、18aが離接することになる。
8、18aの下部の螺管30、30aを螺杆19に螺合
し、螺杆19にはモータ20により回転する減速機21
を嵌合する。そこでモータ20を始動すれば、減速機2
1を介して螺杆19を回転するので螺杆19と螺合して
いる支杆18、18aは、図1中矢示22又は23の方
向へ移動し、案内片17を離接調節させることができ
る。前記において螺杆19は、支杆18、18aの螺合
部分が逆ねじにしてあるので、螺杆19の同一方向の回
転により支杆18、18aが離接することになる。
【0015】次に減速モータ24を始動するとギヤー2
1、25を介して駆動輪29を回転し、案内ケース4を
矢示26又は27の方向へ移動し、本体ケース1との離
接間隔を調節する。図中28は各種制御系に連る制御
盤、2aは補助ケースの骨組である。
1、25を介して駆動輪29を回転し、案内ケース4を
矢示26又は27の方向へ移動し、本体ケース1との離
接間隔を調節する。図中28は各種制御系に連る制御
盤、2aは補助ケースの骨組である。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、制御盤の各部に連結
したスイッチをON、OFFすることによりローラ軸を
修正し、案内片を調節すると共に、抵抗値を増減させる
ことができるなどの諸効果がある。従って使用者は、安
全かつ確実にトレーニングすることができると共に、ト
レーニングの結果向上した場合にはスケジュールを改め
て、更なる向上を目指し得るなどの諸効果がある。
したスイッチをON、OFFすることによりローラ軸を
修正し、案内片を調節すると共に、抵抗値を増減させる
ことができるなどの諸効果がある。従って使用者は、安
全かつ確実にトレーニングすることができると共に、ト
レーニングの結果向上した場合にはスケジュールを改め
て、更なる向上を目指し得るなどの諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のカバーを除去し、1部を省
略した斜視図。
略した斜視図。
【図2】同じくカバーを施した斜視図。
【図3】(a) 同じくローラの調整を説明する一部平
面図。 (b) 同じく正面図。
面図。 (b) 同じく正面図。
【図4】(a) 同じく案内ケースの案内片の移動を示
す説明図。 (b) 同じく案内ケースの移動を示す説明図。
す説明図。 (b) 同じく案内ケースの移動を示す説明図。
【符号の説明】 1 ケース本体 2 補助ケース 3 車輪 4 案内ケース 5、5a 1組のローラ 6 支杆 7、7a 支軸 8、8a アーム 9 減速モータ 10 円板 11 ピン 12、12a ローラ 13、13a 抵抗軸 14、14a 抵抗器 15 プーリー 16 ベルト 17 案内片 18、18a 支杆 19 螺杆 20、24 減速モータ 21、25 ギヤー 28 制御盤 29 駆動輪
Claims (4)
- 【請求項1】 車椅子の両車輪を支持するローラの回転
抵抗力を制御できるようにしたトレーナーにおいて、前
記両車輪を夫々支持する2本のローラを1組とする2組
のローラを夫々所定間隔にケース本体へ調整手段を備え
て架設すると共に、前記各ローラへ回転抵抗手段を連結
し、前記ケース本体の一側へ、車椅子進入用の補助ケー
スを連接し、ケース本体の他側へ車椅子の車輪案内手段
を付設した案内ケースを連接し、前記回転抵抗手段、ロ
ーラの調整手段及び車輪の案内手段の制御手段を付設し
たことを特徴とする車椅子用トレーナー。 - 【請求項2】 調整手段は、ローラを架設した支枠の角
度を可変とし、ローラの軸方向を車輪軸の方向に調節で
きるようにしたことを特徴とする請求項1記載の車椅子
用トレーナー。 - 【請求項3】 回転抵抗手段は、一方のローラ軸と抵抗
器の出力軸を連結し、抵抗器は電気的又は機械的に出力
の回転抵抗を可変としたことを特徴とする請求項1記載
の車椅子用トレーナー。 - 【請求項4】 車輪案内手段は、案内ケースに車輪の前
部適所に嵌る案内片を間隔調節可能に設置すると共に、
前記案内ケースをケース本体に離接調節可能に構成した
ことを特徴とする請求項1記載の車椅子用トレーナー。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27262297A JPH11109845A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 車椅子用トレッドミル |
CA002249722A CA2249722A1 (en) | 1997-10-06 | 1998-10-06 | Treadmill for wheelchair |
US09/166,898 US6113519A (en) | 1997-10-06 | 1998-10-06 | Treadmill for wheelchair |
EP98308115A EP0908201A1 (en) | 1997-10-06 | 1998-10-06 | Treadmill for wheelchair |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27262297A JPH11109845A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 車椅子用トレッドミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11109845A true JPH11109845A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17516503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27262297A Pending JPH11109845A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | 車椅子用トレッドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11109845A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2588949A1 (es) * | 2016-07-29 | 2016-11-07 | Universidad De Jaén | Dispositivo para el entrenamiento de la musculatura |
KR101993176B1 (ko) * | 2018-11-09 | 2019-06-26 | 박승용 | 휠체어용 트레드밀 |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP27262297A patent/JPH11109845A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2588949A1 (es) * | 2016-07-29 | 2016-11-07 | Universidad De Jaén | Dispositivo para el entrenamiento de la musculatura |
KR101993176B1 (ko) * | 2018-11-09 | 2019-06-26 | 박승용 | 휠체어용 트레드밀 |
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