JPH11109309A - 液晶表示装置および走査電極駆動ic - Google Patents

液晶表示装置および走査電極駆動ic

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JPH11109309A
JPH11109309A JP26830797A JP26830797A JPH11109309A JP H11109309 A JPH11109309 A JP H11109309A JP 26830797 A JP26830797 A JP 26830797A JP 26830797 A JP26830797 A JP 26830797A JP H11109309 A JPH11109309 A JP H11109309A
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Japan
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scan electrode
light receiving
power supply
clock
electrode driving
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JP26830797A
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Kiyoshi Kamiya
潔 神谷
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 COG実装方式のかで、IC搭載部(額縁)
の小型化のためにICの短辺とFPCをつき合わせて接
続をとる方法では、ICと外部回路の間の配線数が狭額
縁化の課題となる。また固定電源系から揺動電源系への
信号伝達も容易でない。そこで簡単な遮光で光信号が伝
達でき、配線を電源のみに限定できる液晶表示装置およ
び走査電極駆動ICの提供を目的にする。 【解決手段】 走査電極駆動ICがスタート用光信号の
受光部とクロック発生部を持つ。クロックは揺動電源を
利用して作成する。ガラス基板を介して発光部と受光部
が重なり合うようにし信号を伝達する。受光部が一ヶ所
なので遮光が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶表示装置およ
び走査電極駆動IC、さらに詳しくは液晶表示装置とし
て素子配置と信号伝達と外部回路との接続方法、走査電
極駆動ICとして素子配置と端子配置と回路、に特徴の
ある液晶表示装置および走査電極駆動ICに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】マトリクス型の液晶表示装置では画素数
の増加にともない一個の電極駆動ICが駆動する電極数
も増加してきた。このようななかで一個の電極駆動IC
が多数の液晶パネル電極と接続できるようにさせるた
め、実装基板の接続部と電極駆動ICの端子面とを向か
い合わせに重ねて電気的な接続をとる方法が実用化され
てきた。この一連の実装技術分野において、1枚のガラ
ス基板に電極駆動ICの接続部と液晶パネルの表示部を
同時に形成する方法があり、これをチップオングラスと
呼んでいる(以下COGと称する)。一部のCOG用の
電極駆動ICでは、ガラス基板上の透明電極配線が微細
にパターニングできる性質を利用し、端子面の内部にも
電極駆動用の出力端子を配置し高密度な接続を可能にし
ていた。しかしCOGは、電極駆動ICを搭載する部分
が必要なため、ガラス外形の大型化によるコスト増とデ
ザイン自由度の低下をまねいていた。そこで当社では、
この電極駆動ICの搭載部を小型化するため、電源およ
び制御信号を短辺側から入力させる走査電極駆動ICを
開発した(実願平5−23753、特願平6−5229
77)。
【0003】図10は前述の走査電極駆動IC101と
ガラス基板との接続状況を示す模式図であり、ガラス基
板の裏側から走査電極駆動IC101の端子面を眺めた
ものである。点線で示した走査電極C1、C2、C3、
……、C239、C240は、それぞれ走査電極駆動I
C101の走査電駆動用の出力端子T1、T2、T3、
……、T239、T240と接続している。走査電極駆
動IC101の上部の短辺側では、電源端子VD1、V
D2、VS2、VS1と、クロック信号の入力端子C
K、スタート信号の入力端子STが、透明電極配線P
1,P2,P5、P6、P3、P4と接続する。これら
のP1,P2,P5、P6、P3、P4は、接続部が画
面に沿うように配置されたFPC(フレキシブル・プリ
ント回路)を介して外部回路と接続する。
【0004】電源端子と信号入力端子を上側にしたまま
液晶画面の左右どちらに実装しても対応できるという機
能のための入力端子RL2は、配線P7で電源端子VS
1と接続している。また、走査電極C1から走査電極C
240に向かう(以下順方向と称する)か、走査電極C
240から走査電極C1に向かうか(以下逆方向と称す
る)か、という選択方向の制御には、専用の入力端子で
はなく、入力端子CKと入力端子STに入力する信号の
位相関係を使っていた。さらに、この走査電極駆動IC
101は、後述するように、揺動電源を前提にしていた
が信号の伝達方法に工夫を加え入力端子を半減させてい
た。これらの対策を積み重ねることにより外部回路と接
続する配線本数を6本にまで削減させることができた。
【0005】液晶パネルでは走査電極数にくらべ信号電
極数が数倍にもなるので、低電圧駆動による信号電極駆
動ICの小型化により大幅なコスト削減が図れる。しか
し信号電極駆動ICを低電圧で駆動すると、走査電極駆
動ICから高電圧の選択パルスを出力させることが必要
となる。そこで走査電極駆動ICに印加する電圧を半減
させるものとして揺動電源が工夫された。
【0006】図11は揺動電源系の波形図(A)とレベ
ルシフターの回路図(B)である。揺動電源の高電圧側
の電源vddは、最高値を電圧v1、最低値を電圧vm
として切り替わる。揺動電源の低圧側の電源vssは、
最高値を電圧vm、最低値を電圧v2として、電源vd
dと同期して切り替わる。この切り替わることを称して
揺動と呼んでいる。
【0007】通常の固定されている電源系(以下固定電
源と称する)で動作する表示コントロール回路から、揺
動電源系の走査電極駆動ICに信号を伝達させるのに様
々な工夫を行ってきた。前述の走査電極駆動ICを開発
するまでは、一つの機能に対し揺動電源の位相にあわせ
て二つの信号s1、s2に分解し、これを二つのレベル
シフターが電圧変換し、二つの走査電極駆動ICの入力
端子に出力していた。このように1機能に対し2入力端
子を必要としていた。そこで、前述の走査電極駆動IC
101では、入力端子数を削減するため入力端子が一つ
でも1機能に対応できるレベルシフターを考案した(実
開平7−26827)。
【0008】このレベルシフターの回路を図11(B)
に示す。表示コントロール回路111はそれまでと同様
に信号s1とs2を出力する。信号s1は揺動電源が高
い位相で出力する信号であり、信号s2は揺動電源が低
い位相で出力する信号である。信号s1が出力するとト
ランジスター112が導通しし出力outは電圧vmと
なる。同様に信号s2が出力するとトランジスター11
5が導通し出力outは電圧vmになる。なお、コント
ローラ111のグランドレベルと電圧vmがほぼ等しく
なっているので回路が対称になっていない。
【0009】図11(B)のレベルシフターは、ひとつ
の機能にたいし表示コントロール回路111からの信号
s1,s2が必要である。抵抗113とトランジスター
112、115で構成したワイアードオア回路にダイオ
ード114を挿入したような形になっているが、さらに
信号s2をv2レベルに移動させるコンデンサー118
と抵抗117が必要なように、外部回路に実装する部品
点数が多い。ふたつの電源系を遮断し、信号を光で伝達
する方法は一般的に知られている。液晶表示システムに
おいても、高圧の固定電源系の走査電極駆動回路にこれ
を適用した例(特公平9−634680)がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電極駆
動ICの搭載部をいっそう小型化させるためにはFPC
接続部もいっそう小さくしなければならない。このこと
から外部回路との配線数の削減が第1の課題となる。固
定電源系から揺動電源系に信号を伝達させるのにホトカ
プラーを使用すれば、部品点数は削減できるが、ホトカ
プラーの出力信号を走査電極駆動ICに接続しなければ
ならないので走査電極駆動ICの搭載部の小型化にはつ
ながらない。そこで走査電極駆動ICに受光部を設けれ
ば良さそうであるが、複数の光信号同士が干渉し合わな
いようにするために受光部間でしっかした遮光が必要な
なる。しかし、構造の複雑化は避けたいので、簡単な遮
光が第2の課題となる。
【0011】そこで、本発明のうち請求項1に記載の発
明は、電源だけを残すまで走査電極駆動ICと外部回路
との配線を削減し、簡単な遮光で光による信号伝達を可
能とした液晶表示装置の提供を目的としたものである。
【0012】そこで本発明のうち請求項2記載の発明
は、請求項1に記載の液晶表示装置の目的を達成するた
めの走査電極駆動ICの提供を目的としたものである。
【0013】本発明のうち請求項3記載の発明は、請求
項2に記載の目的に加え、選択方向の制御機能をもたせ
た走査電極駆動ICの提供を目的としたものである。
【0014】本発明のうち請求項4記載の発明は、請求
項2に記載の目的に加え、走査電極駆動ICの搭載部の
小型化が実現できる走査電極駆動ICの提供を目的とし
たものである。
【0015】本発明のうち請求項5記載の発明は、請求
項4に記載の目的に加え、選択方向の制御機能をもたせ
た走査電極駆動ICの提供を目的としたものである。
【0016】本発明のうち請求項6記載の発明は、請求
項4に記載の目的に加え、反転表示機能を維持しながら
走査電極駆動ICの回路を簡単化した液晶表示装置の提
供を目的としたものである。
【0017】そこで本発明のうち請求項7記載の発明
は、請求項6に記載の目的に加え、カスケード接続機能
を付加した走査電極駆動ICの提供を目的としたもので
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前述した請求項1の目的
を達成するために本発明は、実装基板を挟むように走査
電極駆動用ICと実装基板と発光部が積層配置し、走査
電極駆動ICが受光部とクロック発生部を有し、受光部
には選択動作の開始を示す光信号が入力し、クロック発
生部が揺動電源からクロックを発生することを特徴とす
る。
【0019】前述した請求項2の目的を達成するために
本発明は、受光部とクロック発生部を有し、受光部には
選択動作の開始を示す光信号が入力し、クロック発生部
が揺動電源からクロックを発生することを特徴とする。
【0020】前述した請求項3の目的を達成するために
本発明は、請求項2の特徴に加え、揺動電源の同一位相
内で受光部に入力する光信号のパルス数により選択方向
の制御を行う信号を有することを特徴とする。
【0021】前述した請求項4の目的を達成するために
本発明は、請求項2の特徴に加え、短辺側で配列した電
源端子群を有することを特徴とする。
【0022】前述した請求項5の目的を達成するために
本発明は、請求項4の特徴に加え、両方の短辺側に受光
部を有し、一方の短辺側の受光部に光信号が入力すると
順方向で選択し、他方の短辺側の受光部に光信号が入力
すると逆方向で選択することを特徴とする。
【0023】前述した請求項6の目的を達成するために
本発明は、請求項4の特徴に加え、両方の短辺側に受光
部を有し、前記の二つの受光部の配置が走査電極駆動I
Cの中心を軸として回転対称であり、走査電極駆動IC
を180°回転させ実装し反転表示することを特徴とす
る。
【0024】前述した請求項7の目的を達成するために
本発明は、請求項6の特徴に加え、走査電極駆動ICの
一方の短辺側にカスケード接続用の入力端子、他方の短
辺側にカスケード接続用の出力端子を有し、入力端子と
出力端子が走査電極駆動ICの中心を軸として回転対称
であることを特徴とする。
【0025】(作用)上記の手段により次の動作・特性
が現れる。 1.COGでは実装基板が透明であるので、実装基板を
挟んで光信号が伝達する。 2.発光部と受光部で固定電源系から揺動電源系に信号
伝達を行う。 3.光信号が入力する期間は全走査電極を選択する期間
より充分短い。 4.受光部が1ヶ所で済む。あるいは2ヶ所でも充分に
離すことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態の走査電極駆動IC11の端子面の平面図(A)と、
走査電極駆動IC11の上側の短辺周り実装状況を示す
側面図(B)と、液晶パネルの平面図(C)である。
(A)では走査電極駆動IC11の上側の短辺に電源端
子VDD、VM、VSSが配列し電源端子群を形成して
おり、その下に受光部12がある。走査電極駆動用の出
力端子TP1、TP2、……、TP239、TP240
が長辺と平行に走査電極駆動IC11の中央で一列に並
んでいる。(B)では、実装基板のガラス15の下面に
は発光部としてLED16があり、上面では外部回路と
の接続用の電極14と走査電極17が電源端子13と走
査電極駆動用の出力端子TP1、TP2、…とに接続し
ている。LED16とガラス15と走査電極駆動IC1
1(および受光部12)は積層配置している。外部回路
との接続のためFPC18が電極14と接続している。
(C)において、下側のガラス15と上側のガラス19
との交差部が画面であり、ガラス15の残りの部分が走
査電極駆動IC11の搭載部である。走査電極駆動IC
11とFPC18は3本の電極14を介して接続する。
FPC18は、接続部と走査電極駆動IC11の短辺と
をつき合わせて画面に沿うように配置している。
【0027】図2は、図1の電極駆動IC11のブロッ
ク図(A)とその波形図(B)である。(A)におい
て、受光部12は光信号20が入力するとインパルス状
の信号slに変え、スタート信号作成ブロック22へ出
力する。クロック発生部24は電源vmからクロックc
kを作成しスタート信号発生ブロック22とシフトレジ
スター23に出力する。シフトレジスター23はスター
ト信号stを基準にして走査電極駆動用の出力端子TP
1、TP2、…、TP240に接続する駆動ブロック2
5をクロックckに同期して順番に選択していく。駆動
ブロック25は電源vmから選択パルスの極性を決定す
る。
【0028】図2(B)では、電源vddと電源vss
が揺動している一方で、電源vmは液晶駆動のグランド
電源として一定電圧である。これを走査電極駆動IC1
1の内部から見ると(この場合の信号を示すためサフィ
ックス−をつける)、一定の電圧となっている電源vd
d−、vss−に対し、電源vm−は揺動している。ク
ロックck−は電源vm−の波形のエッヂを利用して作
成する。スタート信号st−は光信号から作成したイン
パルス状の信号sl−を先端とし、次のクロックck−
の立ち下がりを後端としている。スタート信号st−を
クロックck−の立ち上がりに同期してシフトすること
で各出力ブロック25が選択される。走査電極駆動IC
11の外部からみた波形として、走査電極駆動用の出力
端子TP1、TP2には揺動電源vdd、vss極性と
一致するように選択パルスが現れる。
【0029】図3(A)、(B)は、図1の走査電極駆
動IC11の受光部12とLED16まわりの回路図で
ある。図3(A)ついて図2(B)のタイミングチャー
トに沿って動作を説明する。光信号が入力しない期間で
はホトダイオード31は非導通状態であり抵抗33には
電流が流れない。Pチャンネルトランジスタ32はゲー
トがハイレベルとなるので非導通となり、抵抗34には
電流が流れないため信号slはハイレベルとなる。光信
号が入力するとホトダイオード31は導通状態になる。
Pチャンネルトランジスタ32もゲートがローレベルと
なるので導通し、信号slはローレベルとなる。(B)
ではコントロール回路のスタート用の信号を出力するC
−MOSバッファ35が発光部のLED16を駆動して
いる。このようにして、固定電源系のコントロール回路
から揺動電源系の走査電極駆動IC11に信号を伝達す
る。なおC−MOS構造のICでホトダイオードを形成
する例では、撮像素子としてC−MOSを使用するMO
Sカメラなどが実用化されている。
【0030】図4は第2の実施の形態の走査電極駆動I
Cのブロック図(A)と方向制御ブロック46のタイミ
ングチャート(B)である。(A)において、受光部4
1は光信号40が入力するとパルスslをスタート信号
作成ブロック42と方向制御ブロック46へ出力する。
クロック発生部44は図2(A)と同様に電源vmから
クロックckを作成し、スタート信号発生ブロック4
2、シフトレジスタ43、方向制御ブロック46に出力
する。方向制御ブロック46は、クロックckとパルス
slの関係から信号mを作成しシフトレジスター43の
選択方向を制御する。ここでシフトレジスター43は双
方向アドレッシング機能を持っている。駆動ブロック2
5は図2と同様である。
【0031】図4(B)において方向制御ブロック46
のタイミング関係を説明する。サフィックス−は走査電
極駆動IC内から信号を眺めた信号であることを示し、
サフィックスa,bはクロックck−のパルスの間で光
信号が1発入力した場合と2発入力した場合に対応す
る。クロックck−のパルス間に光信号が1発だけ入力
した場合、信号sl−aはパルスが1発だけとなり、信
号m−aはローレベルとなる。信号mは、出力端子TP
1に接続する電極制御ブロック25から順番に出力ブロ
ック25が選択されるように、シフトレジスター43の
選択方向を順方向に設定する。一方、クロックck−の
パルス間に光信号が2発入力した場合、信号sl−bに
は2発のパルスが現れる。信号m−bは、信号sl−b
の1発目のパルスで一旦ローレベルとなり、2発目のパ
ルスでハイレベルとなる。信号mは、出力端子TP24
0に接続する電極制御ブロック25から順番に選択する
ように、シフトレジスター43の選択方向を逆方向に設
定する。スタート信号sl−a,sl−bは図2(B)
と同様である。点線はどちらの論理状態でもよいことを
示している。
【0032】図5は、第3の実施の形態の走査電極駆動
IC51の端子面の平面図である。走査電極駆動IC5
1の上辺部には電源端子VDD、VM、VSS、および
受光部52、カスケート接続用の入力端子53、出力端
子54があり、下辺部には対称な位置に電源端子VD
D、VM、VSS、および受光部57、カスケード用の
出力端子55、入力端子56がある。出力端子TP1、
TP2、……、TP239、TP240は図1(A)の
走査電極駆動IC11と同様に配列している。
【0033】上辺側の受光部52に光信号が入力する
と、走査電極駆動IC51は、出力端子TP1から順番
に選択パルスを出力し、出力端子TP240が選択パル
スを出力するときに、キャリー信号を出力端子55から
出力する。下辺側の受光部55に光信号が入力すると、
走査電極駆動IC51は、出力端子TP240から順番
に選択パルスを出力し、出力端子TP1が選択パルスを
出力するときに、キャリー信号を出力端子54から出力
する。
【0034】走査電極駆動IC51をカスケード接続す
る場合には、前段の走査電極駆動IC51の出力端子5
5と後段の走査電極駆動IC51の入力端子53、およ
び前段の走査電極駆動IC51の入力端子56と後段の
走査電極駆動IC51の出力端子55をガラス基板上で
接続しておく。また電源端子VDD、VM、VSS同士
も接続する。順方向の走査では後段の走査電極駆動IC
51はキャリーが入力端子53に入力したら順方向に走
査電極の選択を開始する。逆方向の走査時では、後段の
走査電極駆動IC51はキャリーが入力端子56に入力
したら逆方向に走査電極の選択を開始する。なおここで
は前段、後段という表現は走査方向の順逆と同時に入れ
替わっている。
【0035】図6は第3の実施の形態の走査電極駆動I
C51のブロック図である。上側の受光部52は光信号
が入力すると信号slaを順方向のスタート信号作成ブ
ロック62と方向制御ブロック66に出力する。同様に
下側の受光部57は、光信号が入力すると信号slbを
逆方向のスタート信号作成ブロック68と方向制御ブロ
ック66に出力する。方向制御ブロック54には、上側
のキャリー入力端子53からの信号caiと下画のキャ
リー入力端子56からの信号cbiも入力する。方向制
御ブロック66は、信号sla、caiが入力したとき
にはシフトレジスター63の選択方向を順方向にし、信
号slb、cbiが入力したときにはシフトレジスター
63の選択方向を逆方向に制御する信号mを出力する。
シフトレジスター63には、順方向選択用にスタート信
号slaと信号cai、逆方向選択用にスタート信号s
lbと信号cbiが入力し、順方向選択時のキャリー信
号caoと逆方向選択時のキャリー信号cboを出力端
子55、54へ出力する。その他、双方向シフトレジス
ター63の機能は図4の双方向シフトレジスター43と
同様である。クロック発生部64は電源vmからクロッ
クckを作成し、スタート信号作成ブロック62,68
とシフトレジスター63に出力する。駆動ブロック25
は図2と同様である。
【0036】図7は、第4の実施の形態の走査電極駆動
IC71の端子面の平面図である。走査電極駆動IC7
1の上辺部の電源端子VDD、VM、VSS、および受
光部72と、下辺部の電源端子VDD、VM、VSS、
および受光部73は、走査電極駆動IC71の中心を軸
とする回転対称な関係にある。出力端子群TP1、TP
2、……、TP239、TP240も走査電極駆動IC
の中心を軸として回転対称に配列している。
【0037】上辺側の受光部72、および下辺側の受光
部73のどちらかに光信号が入力すると、走査電極駆動
IC71は、出力端子TP1から順番に選択パルスを出
力する。反転表示が必要な場合には走査電極を180°
回転させて実装する。
【0038】図8は第4の実施の形態の走査電極駆動I
C71のブロック図である。図2と同じ記号、番号は同
等のものである。上側の受光部72と下側の受光部73
は光信号が入力すると信号slc、sldをスタート信
号作成ブロック81に出力する。その他の機能は図2と
同様である。
【0039】図9は第5の実施の形態の走査電極駆動I
C91がカスケード接続している場合の端子面と接続状
況を示す模式図である。図7と同じ記号、番号は同等の
ものである。走査電極駆動IC91には、上辺部にキャ
リー信号の入力端子90があり、下辺部にはキャリー信
号の出力端子95がある。前段である上側の走査電極駆
動IC91のキャリー信号の出力端子95と、後段であ
る下側の走査電極駆動IC91のキャリー信号の入力端
子90はガラス基板上の配線96で接続している。上側
の走査電極駆動IC91の上辺部の電源端子VDD、V
M、VSSと外部回路は、ガラス基板上の配線92、9
3、94を介して接続する。上側の走査電極駆動IC9
1の下辺部の電源端子VSS、VM、VDDと、下側の
走査電極駆動IC91の上辺部の電源端子VSS、V
M、VDDとは、ガラス基板上の配線97、98、99
で接続している。なお走査電極は省略した。
【0040】上側の走査電極駆動IC91は、光信号が
入力すると選択動作を開始し、走査電極駆動用の出力端
子TP240を選択するときにキャリー信号も出力す
る。このキャリー信号に基づいて下側の走査電極駆動I
C91が選択動作を開始する。反転表示が必要な場合
は、上下の走査電極駆動ICを180″回転させて実装
し、下側の走査電極駆動IC91の受光部に光信号を入
力する。
【0041】本発明は、TAB(テープ・オート・ボン
ディング)でも活用できる。この場合は、実装用基板で
あるFPCに開口部を設け、ここで光信号を伝達すれば
よい。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1と請
求項2に記載の発明は、単一の光信号が入力するだけで
あるため、光漏れにより複数の受光部を持つケースで懸
念される信号間干渉への対策は不用である。スタート用
の光信号が表示期間(全走査電極を選択する期間)にく
らべ短期間にパルスで入力するため走査電極駆動IC全
体の光リークへの配慮も少なくてよい。この結果、受光
部まわりの遮光を簡単化できるという効果があります。
さらに、クロック信号を揺動電源から作成するため外部
回路と走査電極駆動ICとで必要とする配線は電源vd
d、vm、vssのみとなり、大幅な配線削減が実現で
きるという効果があります。
【0043】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
発明の効果に、選択方向制御用の配線がないなかで光信
号の数により順方向と逆方向の選択を制御できるという
効果が加わったものであります。
【0044】請求項4記載の発明は、請求項2に記載の
発明の効果に、外部回路と接続が必要な電源端子を走査
電極駆動ICの短辺に配置することで、画面に沿ってF
PCを接続できるため走査電極駆動ICの搭載部を小型
化できるという効果が加わったものであります。
【0045】請求項5記載の発明は、請求項4に記載の
発明の効果に、光信号の入力する受光部により順方向と
逆方向の選択を制御できるという効果が加わったもので
あります。
【0046】請求項6記載の発明は、請求項4に記載の
発明の効果に、シフトレジスターの選択方向機能を一方
向に限定したことで回路の複雑化を避けているにもかか
わらず反転表示機能が維持できるという効果が加わった
ものであります。
【0047】請求項7記載の発明は、請求項6に記載の
発明の効果に、回転対称な位置にキャリーの入力端子と
出力端子を配置したので、カスケード接続も可能となる
という効果が加わったものであります。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の走査電極駆動IC
11の端子面の平面図(A)と実装状況を示す側面図
(B)と液晶パネルの平面図(C)。
【図2】本発明の第1の実施の形態の走査電極駆動IC
11のブロック図(A)と波形図(B)。
【図3】本発明の第1の実施の形態の走査電極駆動IC
11の受光部の回路図(A)と発光部まわりの回路図
(B)。
【図4】本発明の第2の実施の形態の走査電極駆動IC
41のブロック図(A)とタイミングチャート(B)。
【図5】本発明の第3の実施の形態の走査電極駆動IC
51の端子面の平面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の走査電極駆動IC
51のブロック図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の走査電極駆動IC
71の端子面の平面図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の走査電極駆動IC
71のブロック図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の走査電極駆動IC
91の端子面と接続状況の模式図。
【図10】従来の走査電極駆動ICの端子面と接続状況
の模式図。
【図11】従来の揺動電源の波形図(A)とレベルシフ
ターの回路図(B)。
【符号の説明】
11,51、71、91 走査電極駆動I
C 15 ガラス 16 LED 12、41、52、57、72、73 受光部 24,44、64 クロック発生部 53、56、90 カスケード接続
用の入力端子 54、55、95 カスケード接続
用の出力端子 46,66 方向制御ブロッ
ク VDD 電源端子 VM 電源端子 VSS 電源端子 ck クロック信号 st スタート信号 m 選択方向の制御
信号 vdd 上側の電源 vm 液晶駆動のグラ
ンド電源 vss 下側の電源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装基板の接続部と走査電極駆動ICの
    端子面とを向かい合わせに重ねて電気的な接続をとる液
    晶表示装置において、前記の実装基板を挟むように前記
    の走査電極駆動用ICと前記の実装基板と発光部が積層
    配置し、前記の走査電極駆動ICが受光部とクロック発
    生部を有し、前記の受光部には選択動作の開始を示す光
    信号が入力し、前記のクロック発生部が揺動電源からク
    ロックを発生することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 実装基板の接続部と端子面とを向かい合
    わせに重ねて電気的な接続をとる液晶表示装置の走査電
    極駆動ICにおいて、受光部とクロック発生部を有し、
    前記の受光部には選択動作の開始を示す光信号が入力
    し、前記のクロック発生部が揺動電源からクロックを発
    生することを特徴とする走査電極駆動IC。
  3. 【請求項3】 前記の揺動電源の同一位相内で前記の受
    光部に入力する光信号のパルス数により選択方向の制御
    を行う信号を有することを特徴とする請求項2記載の走
    査電極駆動IC。
  4. 【請求項4】 短辺側で配列した電源端子群を有するこ
    とを特徴とする請求項2記載の走査電極駆動IC。
  5. 【請求項5】 両方の短辺側に受光部を有し、一方の短
    辺側の受光部に光信号が入力すると順方向で選択し、他
    方の短辺側の受光部に光信号が入力すると逆方向で選択
    することを特徴とする請求項4記載の走査電極駆動I
    C。
  6. 【請求項6】 両方の短辺側に受光部を有し、前記の二
    つの受光部の配置が前記の走査電極駆動ICの中心を軸
    として回転対称であり、前記の走査電極駆動ICを18
    0°回転させ実装し反転表示することを特徴とする請求
    項4記載の走査電極駆動IC。
  7. 【請求項7】 走査電極駆動ICの一方の短辺側にカス
    ケード接続用の入力端子、他方の短辺側にカスケード接
    続用の出力端子を有し、前記の入力端子と出力端子が前
    記の走査電極駆動ICの中心を軸として回転対称である
    ことを特徴とする請求項6記載の走査電極駆動IC。
JP26830797A 1997-10-01 1997-10-01 液晶表示装置および走査電極駆動ic Pending JPH11109309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7760314B2 (en) 2003-06-05 2010-07-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Display device
JP2011524544A (ja) * 2008-06-16 2011-09-01 シリコン・ワークス・カンパニー・リミテッド ドライバ集積回路チップのパッド配置構造

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US7880853B2 (en) 2003-06-05 2011-02-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Display device
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