JPH11108823A - 建材の汚染促進装置 - Google Patents
建材の汚染促進装置Info
- Publication number
- JPH11108823A JPH11108823A JP27070697A JP27070697A JPH11108823A JP H11108823 A JPH11108823 A JP H11108823A JP 27070697 A JP27070697 A JP 27070697A JP 27070697 A JP27070697 A JP 27070697A JP H11108823 A JPH11108823 A JP H11108823A
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- Japan
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- spray chamber
- test piece
- tank
- spray
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- Pending
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- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
Abstract
置を提供する。 【解決手段】 本発明の建材の汚染促進装置は、噴霧室
16にセットされた建材の試験片18に汚染物質を含有
した懸濁水10を噴霧する噴霧工程と懸濁水10が噴霧
された試験片18を乾燥させる乾燥工程とを交互に定期
的に繰り返す。
Description
建材の汚れ易さを評価するのに用いられる建材の汚染促
進装置に関する。
ガスケット、玄関たたき防水パン、門柱、塀、外部化粧
材等があり、これらは塵埃の混じった雨にさらされて汚
れる。
に、懸濁水が貯溜されている容器を準備し、この容器内
の懸濁水に建材の試験片を浸漬し、懸濁水が付着した試
験片を容器から取り出して乾燥させ、一定時間乾燥後に
再びこの試験片を浸漬し、この作業を繰り返し行うこと
が行われている。
片の汚れ度合いにより、その建材の汚れ易さの評価が行
われる。
は、乾燥工程と浸漬工程との切り替えのための試験片の
出し入れ作業を手作業により行っているために、同じ材
質の試験片でも、懸濁水への試験片への浸積の仕方、懸
濁水からの取り出し方等の試験条件がバラツキ易く、試
験片への汚れの付着量が変化し、汚れの度合がばらつい
て評価の精度を下げていた。
を減らすために、建材の汚染促進装置として、噴霧室内
に雨を上方から降らせると共に、噴霧室内に塵埃を降ら
せ、塵埃混じりの霧滴を試験片に降りそそがせるように
したものが開発されている。この従来の建材の汚染促進
装置は、降雨と塵埃の噴霧とを別々に行う構造となって
いるために、装置それ自体が複雑化し、また、高価にな
るという不都合がある。更に、雨滴に対する塵埃の割合
が試験片の場所によって異なるものとなっている。
として、薬液を噴霧する薬液噴霧試験機がある(例え
ば、実開平1−36063号公報、実開平3−2513
9号公報、実開平3−25140号公報参照)。
ので、その目的とするところは、装置それ自体の構造が
簡単でかつ安価な建材の汚染促進装置を提供することに
ある。
の建材の汚染促進装置は、噴霧室にセットされた建材の
試験片に汚染物質を含有した懸濁水を噴霧する噴霧工程
と前記懸濁水が噴霧された試験片を乾燥させる乾燥工程
とを交互に定期的に繰り返すことを特徴とする。
装置は、前記懸濁水を貯溜するタンクを有し、前記噴霧
室に噴霧された懸濁水を集積して前記タンクに再び貯溜
し、懸濁水を循環させて使用することを特徴とする。
装置は、建材の試験片がセットされる噴霧室を構成する
装置本体と、懸濁水を貯溜するタンクと、前記噴霧室に
向けて温風を送風する温風装置と、前記タンクに連通さ
れかつ前記噴霧室に噴霧された懸濁水を集積する集積室
と、前記タンク内の懸濁水汲み上げ用の循環ポンプとを
備えていることを特徴とする。
装置は、前記タンクが前記集積室の下方に配置されてい
ることを特徴とする。
トされた建材の試験片に汚染物質を含有した懸濁水を噴
霧する噴霧工程と前記懸濁水が噴霧された試験片を乾燥
させる乾燥工程とを交互に定期的に繰り返すので、手動
による場合に較べて工数がかからず、その再現性が向上
する。また、汚染物質を含有した懸濁水を噴霧すること
により塵埃混じりの雨を模擬的に作成しているので、試
験片の場所による違いがなく、従来の汚染促進装置に較
べて簡単かつ安価である。
噴霧された懸濁水をタンクに再び貯溜し、懸濁水を循環
させて使用するので、環境保護上有益である。
安価な構造で手動による場合に較べて試験片の汚れの再
現性が向上する。
集積室の下方に配置されているので、噴霧室に噴霧され
た懸濁水を自然にタンクに集めることができる。
汚染促進装置である。この汚染促進装置1は、ここでは
機枠2にタンク3と汚染促進装置本体4とが取り付けら
れることにより構成される。機枠2の下部にはキャスタ
ー5が設けられ、汚染促進装置1は手動により所定の箇
所に移動可能である。
染促進装置本体4はタンク3の真上で機枠1の中部7に
設けられ、機枠1の側部8には汚染促進装置本体4のコ
ントロールユニット9が設けられている。タンク3には
懸濁水10が貯溜されている。
ック5.0%、イエローオーカー67.5%、焼成関東
ロームダスト22.5%、シリカ粉5.0%が配合され
た汚染物質1gを水1000ccに溶解させることによ
り作製される。なお、焼成関東ロームダストには他に7
種類のものが準備される。
れ、タンク3の底に沈澱しないようにされている。機枠
1の底部6には循環ポンプ12が設けられ、コントロー
ルユニット9の操作ボタン(図示を略す)を操作するこ
とにより、懸濁水10を配管パイプ13を通じて汲み上
げるようになっている。
正面に設けられ、開閉蓋部14には窓15が設けられ
て、窓15から図3に示す噴霧室16が覗けるようにな
っている。噴霧室16には試料台17が設けられ、この
試料台17には一度に複数種の建材の試験片18がセッ
トできるようにされている。配管パイプ13の先端には
噴霧室16に向かって露呈する噴霧ノズル19が設けら
れ、懸濁水10はこの噴霧ノズル19により霧化されて
噴霧室16内を降下し、その降下途中で試験片18に付
着する。
付着しなかった余分の懸濁水を集積する逆円錐形状の集
積室20が設けられ、この集積室20に集められた懸濁
水はパイプ21を介して再びタンク3に集められ、再使
用される。
が設けられ、この温風ファン22は図示を略す駆動回路
によって駆動される。この温風ファン22は噴霧室16
にセットされた試験片18を乾燥させるのに用いられ、
温風はフィルタ23’により塵埃を除去されて噴霧室1
6内に送られる。
ラー23を一部に備えており、噴霧室16内には温度セ
ンサ24が設けられ、温風コントローラー23は温度セ
ンサ24の検出出力により噴霧室16内の温度が設定温
度となるように温風ファン22をコントロールする。
トされた建材の試験片18に汚染物質を含有した懸濁水
10を噴霧する噴霧工程と懸濁水10が噴霧された試験
片18を乾燥させる乾燥工程とを交互に定期的に繰り返
し、噴霧室16に噴霧された懸濁水10は集積されてタ
ンク3に再び貯溜され、タンク3内の懸濁水10が循環
使用され、噴霧工程の時間と乾燥工程の時間(サイクル
時間)との少なくとも一方は、タイマー25により変更
可能である。また、懸濁水10の供給量、温度、湿度等
も適宜変更可能である。
サイクルで行われる。
懸濁水を1分間噴射。
10分温風を送風。
もとで建材に起こり得る汚れ性評価の試験片を作成する
ことができた。
を調整することにより、噴霧工程の時間と乾燥工程の時
間とを適宜自由に調節することができ、汚染物質を適宜
選択することにより簡単かつ迅速に実際の環境条件のも
とで建材に起こる汚れに近い汚れを試験片に再現でき
る。
に噴霧室にセットされた建材の試験片に汚染物質を含有
した懸濁水を噴霧する噴霧工程と前記懸濁水が噴霧され
た試験片を乾燥させる乾燥工程とを交互に定期的に繰り
返すので、手動による場合に較べて簡単かつ迅速に実際
の環境条件のもとで建材に起こる汚れに近い汚れを試験
片に再現できる。
噴霧された懸濁水をタンクに再び貯溜し、懸濁水を循環
させて使用するので、環境保護上有益である。
安価な構造で手動による場合に較べて試験片の汚れの再
現性が向上する。
集積室の下方に配置されているので、噴霧室に噴霧され
た懸濁水を自然にタンクに集めることができる。
ある。
ある。
す模式図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 噴霧室にセットされた建材の試験片に汚
染物質を含有した懸濁水を噴霧する噴霧工程と前記懸濁
水が噴霧された試験片を乾燥させる乾燥工程とを交互に
定期的に繰り返すことを特徴とする建材の汚染促進装
置。 - 【請求項2】 前記懸濁水を貯溜するタンクを有し、前
記噴霧室に噴霧された懸濁水を集積して前記タンクに再
び貯溜し、懸濁水を循環させて使用する請求項1に記載
の建材の汚染促進装置。 - 【請求項3】 建材の試験片がセットされる噴霧室を構
成する装置本体と、懸濁水を貯溜するタンクと、前記噴
霧室に向けて温風を送風する温風装置と、前記タンクに
連通されかつ前記噴霧室に噴霧された懸濁水を集積する
集積室と、前記タンク内の懸濁水汲み上げ用の循環ポン
プとを備えている建材の汚染促進装置。 - 【請求項4】 前記タンクが前記集積室の下方に配置さ
れている請求項3に記載の建材の汚染促進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27070697A JPH11108823A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 建材の汚染促進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27070697A JPH11108823A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 建材の汚染促進装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11108823A true JPH11108823A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17489835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27070697A Pending JPH11108823A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 建材の汚染促進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11108823A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-10-03 JP JP27070697A patent/JPH11108823A/ja active Pending
Cited By (11)
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Effective date: 20040115 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A521 | Written amendment |
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A977 | Report on retrieval |
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A02 | Decision of refusal |
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