JPH11108738A - 液体用ピストンプルーバー - Google Patents

液体用ピストンプルーバー

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JPH11108738A
JPH11108738A JP9270683A JP27068397A JPH11108738A JP H11108738 A JPH11108738 A JP H11108738A JP 9270683 A JP9270683 A JP 9270683A JP 27068397 A JP27068397 A JP 27068397A JP H11108738 A JPH11108738 A JP H11108738A
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Japan
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piston
cylinder
liquid
puller
dust
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Kazunori Tateyama
和憲 立山
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微流量時におけるピストンのステックスリッ
プをなくし、計測精度や信頼性を向上する。エアー抜き
を容易にする。シリンダ内のゴミを容易に取り除く。 【解決手段】 ピストン12はシリンダ1内を左右に移
動する。ピストン12の気室19内の気体による浮力
が、ピストン12の実質的な重量を軽くする。従って、
ピストン12が軽く動き、ステップスリップが生じな
い。ゴミ掃除ポート27,28の栓を外すことで、シリ
ンダ内のゴミを容易に掃除できる。シリンダ内のエアー
はシリンダ上部の図示されてないエアー抜きから抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道メータ等の積算
体積計の器差を検査するときに用いる体積基準器に関
し、いわゆる液体用ピストンプルーバーの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水道メータの自動検査装置に用いる体積
基準器として、いわゆるピストン方式のプルーバーが特
開平7−113677号公報に開示されている。
【0003】この液体用ピストンプルーバーは、軸線を
水平に配置したシリンダ内のピストンを軸線方向に移動
させるもので、サーボモータの回転を変換器により直線
運動に変換してピストンを軸線方向に移動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
微流量時等にピストンのがたつき等によってステックス
リップ、即ち止まったり動いたりすることが生じ、器差
検査の精度が落ち、低摺動抵抗性、耐久性の点で体積基
準器としての有効期間を満足することが困難という問題
点があった。
【0005】また、エアー抜きが困難であるという問題
点もあった。さらにまた、シリンダ内のゴミ・錆等の除
去を簡単に行うことができないという問題点もあった。
【0006】そこで、本発明はこのような問題点を解消
できる液体用ピストンプルーバーを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、水道メータ等の積算体積計の器
差を検査するときに用いる横型複動式ピストン方式の体
積基準器であって、軸線を水平に配置したシリンダ内の
ピストンにサポートリングと気室を設けたことを特徴と
する液体用ピストンプルーバーである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1の液体用
ピストンプルーバーにおいて、ピストンが、シリンダの
内周に嵌合する筒部と、筒部の両端に間隔を置いて取り
付けた端板とからなり、気室が筒部と端板に囲まれてい
ることを特徴とするものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の液体
用ピストンプルーバーにおいて、シリンダ部の上部でか
つ端部にエアー抜きを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】そして、請求項4の発明は、請求項1、2
又は3の液体用ピストンプルーバーにおいて、シリンダ
の内底部でかつ端部に他の部分より大径のゴミ溜まり部
を形成し、該ゴミ溜まり部にゴミ掃除ポートを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【作用】気室の浮力によってピストンの実質的な重量が
軽くなり、ピストンが軽く動くようになる。そのため、
微流量時等でもステックスリップが生じないし、ピスト
ンプルーバーの信頼性を高める。
【0012】又、気室によるピストンの実質的な軽量化
を考えて、筒部の水平方向の長さ、つまりピストンの厚
みを大きく出来るため、ピストンのがたつきを小さくで
き、その面からもステックスリップの発生が減少する。
【0013】エアー抜きは必要に応じて容易にシリンダ
内のエアーを抜き、計測誤差を小さくする。シリンダ内
に侵入したゴミや、シリンダ内で発生したゴミは、ピス
トンの摺動部外のゴミ溜まり部に溜まり、該ゴミはゴミ
掃除ポートから必要に応じて適時に排出する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図面の実施例に基づいて説明する。円筒形のシリンダ
1は水平に配設され、その左端と右端に蓋状のヘッド
2,3が固定されている。シリンダ1はヘッド2,3と
サポートブロック4,5、ベースプレート6及び防震マ
ウント7,8で軸線が水平になるように支持されてい
る。
【0015】ヘッド2,3には、後述するピストンロッ
ドを摺動可能に軸受するベアリングヘッド9,10が固
定されている。ピストン11はほぼ円筒形の筒部12
と、その左右端に取り付けた端板13,14とからな
り、シリンダ1内を左右に摺動可能に嵌合している。
【0016】筒部12の外周に形成した溝にはサポート
リング15が嵌合している。ピストンロッド16はピス
トンロック17,18により端板13,14に固着され
ている。又、ピストンロッド16は前記ベアリングヘッ
ド9,10に軸受され図示左右方向に移動可能である。
【0017】筒部12と端板13,14に囲まれた空間
は気室19を形成し、この気室19内には気体が満たさ
れている。20,21は端板13,14の内周溝に嵌合
するシール用Oリングで、ピストンロッド16の外周に
密着して気室19とシリンダ1内の液体(水)とを遮断
する。22も同様の機能を果たすOリングである。
【0018】23,24はピストンシールで、ピストン
11の外周溝に嵌合して、ピストン11とシリンダ1と
の間をシールする。ヘッド2,3の溝に嵌入したOリン
グ25,26はシリンダ1とヘッド2,3の間からの液
体の漏れを防止する。
【0019】シリンダ1の内底部の両端には他の部分よ
り大径のゴミ溜まり部1a,1bが形成され、該ゴミ溜
まり部1a,1bに溜まったゴミや錆等の微細物は、該
部1a,1bに設けたゴミ掃除ポート27,28を適宜
の時に明けて除去する。図ではこれらのポート27,2
8に栓が設けてある。
【0020】シリンダ1内の上部かつ端部にはエアー抜
き29,30が校正用と兼用に設けられている。31,
32はベアリングヘッドに設けた第1と第2のベアリン
グシールである。
【0021】ピストン11は、ヘッド2の穴33から液
体をシリンダ1内へ入れることで図1の右方に移動し、
ヘッド3の穴34から液体をシリンダ1内へ入れること
で図1の左方に移動する。
【0022】ピストンロッド16はベアリングヘッド9
を貫通して図1で左方に延在し、その左端にはタイプレ
ート35が固着されている。このタイプレート35はヘ
ッド2に各一端を固定したガイドバー36,37に案内
されて、ピストンロッド16と共に図1で左右に移動す
る。
【0023】ピストン11の移動距離、つまり液体の実
流量はガイドバー36,37の図1左端に固定したフレ
ーム38に一端を固定したデジタルスケール本体39の
目盛りをタイプレート35の上端に取り付けたセンサ4
0で読み取ってデジタル量として検出する。
【0024】デジタルスケールとしては、リニアスケー
ルや磁気式のマグネスケール等を用いることができる。
上記液体用ピストンプルーバーを用いて水道メータ等の
積算体積計の器差を検査するには、ポンプ圧送、定圧タ
ンク併用で給水し、図示の横型複動式ピストン方式で駆
動・給水をすることで給水と計量(排水)を同時に行
う。
【0025】
【発明の効果】本発明の液体用ピストンプルーバーは上
述のように構成されているので、ピストンの実質的な重
量が軽くなり、微流量時等のステックスリップが生じな
いため、計測精度が向上し、信頼性も向上する。
【0026】請求項2の発明では、さらにピストンのが
たつきを小さくできる面からもステックスリップの発生
が減少する。また、請求項3の発明では、更にシリンダ
内のエアーを容易に抜くことができる。
【0027】そして、請求項4の発明では、さらに、ゴ
ミ等の微細物をピストンの摺動部外に溜め、これを必要
に応じて容易に除去できるので、その面からも寿命が延
びて信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の縦断面図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】本発明の実施例の左側面の一部を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施例の右側面の一部を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダ 1a,1b ゴミ溜まり部 2,3 ヘッド 11 ピストン 12 筒部 13,14 端板 16 ピストンロッド 19 気室 27,28 ゴミ掃除ポート 29,30 エアー抜き

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道メータ等の積算体積計の器差を検査
    するときに用いる横型複動式ピストン方式の体積基準器
    であって、軸線を水平に配置したシリンダ内のピストン
    にサポートリングと気室を設けたことを特徴とする液体
    用ピストンプルーバー。
  2. 【請求項2】 ピストンが、シリンダの内周に嵌合する
    筒部と、筒部の両端に間隔を置いて取り付けた端板とか
    らなり、気室が筒部と端板に囲まれていることを特徴と
    する請求項1記載の液体用ピストンプルーバー。
  3. 【請求項3】 シリンダの上部でかつ端部にエアー抜き
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の液体用
    ピストンプルーバー。
  4. 【請求項4】 シリンダの内底部でかつ端部に他の部分
    より大径のゴミ溜まり部を形成し、該ゴミ溜まり部にゴ
    ミ掃除ポートを設けたことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の液体用ピストンプルーバー。
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