JPH11107351A - 真空排水設備 - Google Patents

真空排水設備

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JPH11107351A
JPH11107351A JP26975897A JP26975897A JPH11107351A JP H11107351 A JPH11107351 A JP H11107351A JP 26975897 A JP26975897 A JP 26975897A JP 26975897 A JP26975897 A JP 26975897A JP H11107351 A JPH11107351 A JP H11107351A
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JP
Japan
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valve
vacuum
vacuum valve
controller
signal
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JP26975897A
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English (en)
Inventor
Ken Takamata
憲 鷹股
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空排水設備真空弁の動作不良を検出し、適
切に対処できるようにする。 【解決手段】 真空弁4が正常な場合、洗浄スイッチ1
7を押すと、給水弁13及び真空弁4が開弁し、鉢11
に洗浄水が供給されると共に、鉢11の内容物が真空配
管5へ排出される。洗浄スイッチ17を押して真空弁4
に閉弁信号を与えても閉弁しない(動作状態検知センサ
21が閉弁を検知しないとき)ときには、給水を停止す
ると共に、再度閉弁信号を与え、それでも閉弁しないと
きには遮断弁20を閉弁すると共に、警報器22を作動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空配管が真空弁を
介して接続された真空水洗便器などの真空排水設備に係
り、特に真空弁に動作不良が生じた場合の対策を有した
真空排水設備に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−38336号、特開平7−3
857号などに記載されているように、便器の排水口に
真空弁を介して真空配管を接続した真空便器システムに
おいては、便器に洗浄水を供給すると共に該真空弁を開
弁させ、便器鉢内容物を真空配管に排出させる。
【0003】この真空弁としては第2図に示すように、
ゴムチューブ1の側部に作動室2を配置すると共にこの
作動室2内に該ゴムチューブ1を閉径させる方向に付勢
するバネ3を配置した構成のものが多く用いられてい
る。この真空弁4の流出ポートに接続された真空配管5
と該作動室2とが負圧伝達管6で接続され、この負圧伝
達管6の途中にコントロールバルブ7が設けられてい
る。
【0004】コントロールバルブ7を開くことにより、
該作動室2内に真空配管5内の負圧を導入すると、第2
図(b)の如くゴムチューブ1が拡径し、開弁状態とな
る。コントロールバルブ7を閉じることにより作動室2
への負圧導入を停止すると、バネ3によってゴムチュー
ブ1が縮径し、第2図(a)の閉弁状態となる。なお、
第2図(b)に実線と破線とで示されるように、真空弁
4が閉弁すると該真空弁4は縮み、開弁すると真空弁4
は伸長する。
【0005】第3図はこの真空弁4を備えた真空便器の
設置構成図である。
【0006】便器10の鉢11の上縁のリム部に射水管
12が周設され、給水弁13及び給水管14を介して洗
浄水が該射水管12に供給可能とされている。この射水
管12の底面には所定間隔をおいて射水孔が穿設されて
いる。鉢11の排水口には真空弁4を介して真空配管5
が接続されている。この真空配管5は真空ポンプを有し
た負圧源に接続されている。
【0007】真空弁4よりも下流側の真空配管5と真空
弁4の作動室2とを連通する負圧伝達管6の途中に逆止
弁15とコントロールバルブ7とが設けられている。こ
のコントロールバルブ7及び給水弁13には制御器16
から制御信号が入力される。制御器16に対しては洗浄
スイッチ17から信号が入力される。
【0008】このように構成された真空便器設備におい
て、洗浄スイッチ17を押すと、給水弁13及び真空弁
4が開弁し、鉢11に洗浄水が供給されると共に、鉢1
1の内容物が真空配管5へ吸引排出される。
【0009】給水弁13及び真空弁4が開弁してから所
定時間が経過すると、まず、真空弁4が閉弁し、次いで
給水弁13が閉弁する。これにより鉢11に溜水が溜ま
った使用待機状態となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この真空配管には、1
個の真空便器だけでなく他の真空便器や洗面器、各種流
しなどの衛生器具が接続されていることが一般的であ
る。この場合、1つの衛生器具の真空弁が完全には閉弁
せず該真空弁からエアリーク(大気吸込)が生じると、
当該真空配管内の負圧が不足し、該真空配管に接続され
た他の衛生器具において吸引排水不良が生じてしまう。
【0011】本発明は真空弁の動作不良による真空排水
システムの全体的なシステム作動不全を防止することを
目的とする。
【0012】また、本発明は、真空弁が確実に動作する
真空排水設備を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の真空排水設備
は、衛生器具の排水流路に負圧源が接続され、負圧によ
って作動する真空弁が該排水流路に設けられている真空
排水設備において、該排水流路の該真空弁よりも下流側
に設けられた遮断弁と、該真空弁の動作状態を検出する
動作状態検出手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】かかる真空排水設備にあっては、真空弁に
与えた動作内容と実際の真空弁の動作状態とを対比し、
両者が不一致であるときには警報を発生して修理を早急
に行わせたり、あるいは真空弁に閉弁信号を与えたにも
関らず実際には閉弁しないときには遮断弁を閉弁させて
真空配管へのエアリークを防止することができる。
【0015】また、真空弁に閉弁信号を与えたにも関ら
ず真空弁が閉弁しないときには衛生器具への洗浄水の供
給を停止し、衛生器具から水が溢れることを防止でき
る。
【0016】さらに、真空弁に開弁又は閉弁信号を与え
たにも関らず真空弁が実際には開弁又は閉弁しないとき
には改めて開弁又は閉弁信号を真空弁に与えるようにす
ることにより、真空弁の動作不良を克服することが可能
である。
【0017】
【発明の実施の形態】第1図は実施の形態に係る真空便
器設備の系統図であり、真空弁4に接続された真空配管
5の途中に遮断弁20が設けられている。なお、以下、
この遮断弁20と真空弁4との間の真空配管に符号5A
を付す。前記負圧伝達管6はこの真空配管5Aと真空弁
4の作動室とを連通している。
【0018】真空弁4にはこの真空弁4の開弁及び閉弁
を検出する動作状態検出センサ21が設けられ、この動
作状態検出センサ21の検出信号は制御器16に入力さ
れている。前記の第2図(a)、(b)の通り、真空弁
4は開弁時には伸長し閉弁時には縮小しているので、リ
ミットスイッチなどによりこの真空弁4の伸長と縮小と
を検出することにより真空弁4の開弁と閉弁とを検出す
ることができる。
【0019】トイレルームの壁面には、真空弁4の動作
が不良であることを示す警報を発生する警報器22が設
けられている。この警報器22としては音や光によって
警報を発生する各種のものを採用できる。また、警報器
22の設置位置はトイレルーム以外の廊下や居室、管理
室などであっても良い。警報器22は複数箇所に設けら
れても良い。制御器16からは前記コントロールバルブ
7及び給水弁13のほか、遮断弁20に制御信号が与え
られると共に、警報器22にも作動信号が与えられる。
【0020】第1図のその他の構成は第3図と同様であ
り、同一符号は同一部分を示している。
【0021】このように構成された真空便器設備におい
て、遮断弁20は通常時にあっては開弁している。そし
て、洗浄スイッチ17を押すと、真空弁4に全く故障等
が無い場合、給水弁13及び真空弁4が開弁し、鉢11
に洗浄水が供給されると共に、鉢11の内容物が真空配
管5へ吸引排出される。
【0022】給水弁13及び真空弁4が開弁してから所
定時間が経過すると、まず、真空弁4が閉弁し、次いで
所要時間後に給水弁13が閉弁する。これにより鉢11
に溜水が溜まった使用待機状態となる。
【0023】[I] 真空弁4に開弁不良が生じた場合
の作動について次に説明する。
【0024】洗浄スイッチ17を押すことにより制御器
16が給水弁13と真空弁4のコントロールバルブ7に
開弁信号を与えた場合、正常であれば射水管12から給
水が行われると共に、真空弁4が開弁する。ところが、
真空弁4の開弁が動作状態検出センサ21で検出されな
いときには、便器10からの溢れを防止するためにまず
給水弁13を閉弁すると共に、コントロールバルブ7に
2度目の開弁信号を制御器16から与える。これにより
真空弁4の開弁がセンサ21によって検出されるなら
ば、真空弁4の閉弁は解消したものと判断され、再び給
水弁13が開弁し、鉢11に洗浄水が供給される。そし
て、所定時間経過後、まず真空弁4を閉弁させ、所定時
間経過後に給水弁13を閉弁させることにより、鉢11
に水が貯まった使用待機状態に戻る。
【0025】上記の真空弁4に2度目の開弁信号を与え
てもセンサ21が真空弁4の開弁を検出しないときに
は、真空弁4に開弁不良が生じたものと判定し、警報器
22を作動させる。この警報により真空弁4などの修理
が直ちに行われるようになる。また、警報器22が作動
することにより、次回の便器使用が回避される。
【0026】[II] 真空弁4に閉弁不良が生じた場合の
動作について次に説明する。
【0027】洗浄スイッチ17を押すと、給水弁13及
び真空弁4が開弁し、鉢11内の内容物が真空配管5へ
吸引排出される。給水弁13及び真空弁4が開弁してか
ら所定時間が経過すると、制御器16は真空弁4のコン
トロールバルブ7に閉弁信号を出力し、その後制御器1
6から給水弁13に閉弁信号が出力される。コントロー
ルバルブ7に閉弁信号を出力しても真空弁4の閉弁がセ
ンサ21によって検知されないときには、2度目の閉弁
信号をコントロールバルブ7へ与える。これにより真空
弁4の閉弁がセンサ21で検出されるならば、真空弁4
は正常状態に復帰したものと判断し、通常の制御に戻
る。なお、この場合、給水弁13は真空弁4の実際の閉
弁をセンサ21で検出してから所要時間経過後に閉弁さ
れ、鉢11内に必要量の封水が溜るようにするのが好ま
しい。
【0028】上記の2度目の閉弁信号をコントロールバ
ルブ7に与えても真空弁4の閉弁がセンサ21によって
検出されないときには、給水弁13を閉弁し、鉢11内
容物をすべて真空配管5に吸引排出するのに十分な時間
(例えば数秒)が経過した後、遮断弁20に閉弁信号を
与えると共に、警報器22を作動させる。
【0029】遮断弁20を閉弁させることにより、真空
配管5へエアリークすることが防止され、他の衛生器具
を正常に作動させることができる。また、警報器22を
作動させることにより修理が速やかに開始されるように
なると共に、警報に接した人員は次の便器使用を控える
ようになる。
【0030】なお、遮断弁20を閉弁させるに先立って
鉢11の内容物を真空配管5へ吸引排出しておくことに
より、真空弁4のチェックや修理に着手し易いものとな
る。
【0031】上記実施の形態にあっては真空便器設備が
示されているが、真空式の小便器、和風便器、手洗器、
洗面器、各種流しなどの真空排水設備にも本発明を適用
することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると真空排水設
備の真空弁に作動不良が生じても他の真空式衛生器具に
影響が及ばないようになる。また、衛生器具から水が溢
れることを防止することも可能としうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る真空便器設備の構成図であ
る。
【図2】真空便器の真空弁を示す断面図である。
【図3】従来例に係る真空便器設備の構成図である。
【符号の説明】
1 ゴムチューブ 2 作動室 3 バネ 4 真空弁 5 真空配管 6 負圧伝達管 7 コントロールバルブ 10 便器 11 鉢 12 射水管 13 給水弁 17 洗浄スイッチ 20 遮断弁 21 動作状態検出センサ 22 警報器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛生器具の排水流路に負圧源が接続さ
    れ、負圧によって作動する真空弁が該排水流路に設けら
    れている真空排水設備において、 該排水流路の該真空弁よりも下流側に設けられた遮断弁
    と、 該真空弁の動作状態を検出する動作状態検出手段とを備
    えたことを特徴とする真空排水設備。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記真空弁に動作信
    号を与える制御器が設けられており、該制御器は該真空
    弁に与えた動作信号と前記動作状態検出手段により検出
    される実際の動作状態とを対比するものであることを特
    徴とする真空排水設備。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記制御器は、動作
    信号の内容と実際の動作状態とが不一致であるときに警
    報発生手段を作動させることを特徴とする真空排水設
    備。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、前記制御器
    は、真空弁に閉弁信号を与えたにも関らず動作状態検出
    手段が真空弁の閉弁を検出しないときには前記遮断弁を
    閉弁させることを特徴とする真空排水設備。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか1項におい
    て、前記衛生器具に洗浄水を供給する洗浄水供給手段が
    設けられ、洗浄信号が前記制御器に与えられたときに該
    制御器は該洗浄水供給手段を作動させて衛生器具に洗浄
    水を供給するものであり、且つ該制御器は、真空弁に開
    弁信号を与えたにも関らず動作状態検出手段が真空弁の
    開弁を検出しないときには該洗浄水供給手段による給水
    を停止させるものであることを特徴とする真空排水設
    備。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、前記制御器は真空弁に信号を与えた後に実際の真空
    弁の動作状態と与えた信号の動作とを対比し、両者が不
    一致であるときには再度同一の信号を真空弁に与えるこ
    とを特徴とする真空排水設備。
JP26975897A 1997-10-02 1997-10-02 真空排水設備 Pending JPH11107351A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103930628A (zh) * 2011-10-07 2014-07-16 韩承埈 真空吸入式坐便器及真空吸入式坐便器的工作控制方法
CN108457345A (zh) * 2017-02-17 2018-08-28 核都股份有限公司 真空/水压式污水排放装置
JP2022001710A (ja) * 2020-06-21 2022-01-06 勝 若田部 「跳ね返り水の無い、臭い止め構造」を有する排便アシスト吸引式水洗トイレシステム

Cited By (4)

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