JPH1110724A - 金属板ラミネート用ポリエステルフィルム - Google Patents
金属板ラミネート用ポリエステルフィルムInfo
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- JPH1110724A JPH1110724A JP16894497A JP16894497A JPH1110724A JP H1110724 A JPH1110724 A JP H1110724A JP 16894497 A JP16894497 A JP 16894497A JP 16894497 A JP16894497 A JP 16894497A JP H1110724 A JPH1110724 A JP H1110724A
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- polyester film
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】金属との良好な接着性、成形性を示し、耐衝撃
性、味覚保香性に優れ、炭酸飲料の泡の発生が少ない、
金属板ラミネート用ポリエステルフイルムを提供する。 【解決手段】フィルム表面の高さ400nm以上の突起
が150個/mm2以下であり、フィルムの3次元表面
粗さが8nm〜25nmである金属板ラミネート用ポリ
エステルフィルムとする。
性、味覚保香性に優れ、炭酸飲料の泡の発生が少ない、
金属板ラミネート用ポリエステルフイルムを提供する。 【解決手段】フィルム表面の高さ400nm以上の突起
が150個/mm2以下であり、フィルムの3次元表面
粗さが8nm〜25nmである金属板ラミネート用ポリ
エステルフィルムとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属ラミネート用ポ
リエステルフイルムに関するものであり、詳しくは、金
属との良好な接着性、成形性を示し、耐衝撃性、味覚保
香性に優れた金属板ラミネート用ポリエステルフイルム
に関するものである。
リエステルフイルムに関するものであり、詳しくは、金
属との良好な接着性、成形性を示し、耐衝撃性、味覚保
香性に優れた金属板ラミネート用ポリエステルフイルム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製の食品容器の内面及び外面
は、金属の腐蝕防止のため、エポキシ系、フェノール系
等の各種の熱硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させた
ものを塗布し、金属表面を被覆することが広く行われて
きた。しかし、このような熱硬化性樹脂による被覆は、
塗料の乾燥に長時間を要するので生産性が低下し、さら
に、多量の有機溶剤を使用するので有機溶剤による環境
汚染を起こすなどの問題があった。
は、金属の腐蝕防止のため、エポキシ系、フェノール系
等の各種の熱硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させた
ものを塗布し、金属表面を被覆することが広く行われて
きた。しかし、このような熱硬化性樹脂による被覆は、
塗料の乾燥に長時間を要するので生産性が低下し、さら
に、多量の有機溶剤を使用するので有機溶剤による環境
汚染を起こすなどの問題があった。
【0003】これらの問題を解決する方法として、金属
容器の材料である鋼鈑、アルミニウム板、あるいは、そ
れらの金属板にメッキ等各種の表面処理を施した金属板
に、ポリエステルフイルムをラミネートする方法が普及
してきた。
容器の材料である鋼鈑、アルミニウム板、あるいは、そ
れらの金属板にメッキ等各種の表面処理を施した金属板
に、ポリエステルフイルムをラミネートする方法が普及
してきた。
【0004】ポリエステルフイルムをラミネートした金
属板は、絞り成形やしごき成形加工により金属容器に加
工されるので、金属板ラミネート用ポリエステルフイル
ムには次のような特性が要求される。 (1)金属との接着性に優れていること。 (2)成形性にすぐれ、成形後にピンホールなどの欠陥
を生じないこと。 (3)金属缶に対する衝撃によって、ポリエステルフイ
ルムが剥離したり、クラック、ピンホールが発生したり
しないこと。 (4)缶の内容物の香り成分がポリエステルに吸着した
り、ポリエステルフイルムのにおいによって内容物の風
味が損なわれないこと(以下、味覚保香性と記載す
る)。
属板は、絞り成形やしごき成形加工により金属容器に加
工されるので、金属板ラミネート用ポリエステルフイル
ムには次のような特性が要求される。 (1)金属との接着性に優れていること。 (2)成形性にすぐれ、成形後にピンホールなどの欠陥
を生じないこと。 (3)金属缶に対する衝撃によって、ポリエステルフイ
ルムが剥離したり、クラック、ピンホールが発生したり
しないこと。 (4)缶の内容物の香り成分がポリエステルに吸着した
り、ポリエステルフイルムのにおいによって内容物の風
味が損なわれないこと(以下、味覚保香性と記載す
る)。
【0005】さらに、缶を炭酸飲料の容器として用いる
場合は、上記の要求に加え、缶を開けたときに、泡の噴
き出しの少ないことも重要な要求特性であるが、今ま
で、泡の噴き出しを制御する方法が知られていなかっ
た。
場合は、上記の要求に加え、缶を開けたときに、泡の噴
き出しの少ないことも重要な要求特性であるが、今ま
で、泡の噴き出しを制御する方法が知られていなかっ
た。
【0006】従来より、フィルムの表面が平滑であれ
ば、ポリエステルフイルムに吸着する缶の内容物の香り
成分を減少することが知られている。しかし、フイルム
表面が平滑すぎると、ポリエステルフイルムを所定の幅
にスリットして巻き取る時、巻き姿が悪化し、生産効率
を悪化させる問題があった。
ば、ポリエステルフイルムに吸着する缶の内容物の香り
成分を減少することが知られている。しかし、フイルム
表面が平滑すぎると、ポリエステルフイルムを所定の幅
にスリットして巻き取る時、巻き姿が悪化し、生産効率
を悪化させる問題があった。
【0007】フィルム表面の平滑さと取り扱い性を両立
させる手段として、例えば特開平7−101012号公
報には、2層フィルムを形成し、その両面の表面粗さを
変えることが記載されている。しかし、2層フィルムを
生産するにはフィルムの原料乾燥や押出しのための設備
が複数必要でありので設備投資金額が高くなり、製造コ
ストが上がるという欠点があった。
させる手段として、例えば特開平7−101012号公
報には、2層フィルムを形成し、その両面の表面粗さを
変えることが記載されている。しかし、2層フィルムを
生産するにはフィルムの原料乾燥や押出しのための設備
が複数必要でありので設備投資金額が高くなり、製造コ
ストが上がるという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、炭酸
飲料用の容器として用いたとき、開缶時に発泡しにく
く、耐衝撃性、味覚保香性に優れ、スリット時などの取
り扱い性が容易なポリエステルフイルムを提供すること
である。
飲料用の容器として用いたとき、開缶時に発泡しにく
く、耐衝撃性、味覚保香性に優れ、スリット時などの取
り扱い性が容易なポリエステルフイルムを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フィルム
の表面が平滑なほど炭酸飲料用の容器の泡の噴き出しが
減少することを発見し、スリット時などの取り扱い性を
鋭意検討した結果、本発明に想到した。
の表面が平滑なほど炭酸飲料用の容器の泡の噴き出しが
減少することを発見し、スリット時などの取り扱い性を
鋭意検討した結果、本発明に想到した。
【0010】すなわち、本発明は、フィルム表面の高さ
400nm以上の突起が150個/mm2以下であり、
フィルムの3次元表面粗さが8nm〜25nmであるこ
とを特徴とする金属板ラミネート用ポリエステルフィル
ムである。
400nm以上の突起が150個/mm2以下であり、
フィルムの3次元表面粗さが8nm〜25nmであるこ
とを特徴とする金属板ラミネート用ポリエステルフィル
ムである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるポリエステル
は、ジカルボン酸成分とグリコール成分からなるポリマ
であり、耐熱性、金属板との十分な接着性の点で、融点
が215℃〜240℃であることが好ましい。
は、ジカルボン酸成分とグリコール成分からなるポリマ
であり、耐熱性、金属板との十分な接着性の点で、融点
が215℃〜240℃であることが好ましい。
【0012】本発明で使用されるポリエステルのジカル
ボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸のような芳香族二塩基
酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、ドデカジ
オン酸のような脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキシンジ
カルボン酸等の脂環族ジカルボン酸などが例示される。
一方、本発明で使用されるポリエステルのグリコール成
分としては、例えば、エチレングリコール、プロパンジ
オール、ブタンジオール、ヘキサンジオールなどの脂肪
族ジオールを挙げることができる。これらの酸成分、グ
リコール成分を2種以上組み合わせて使用することが好
ましい。例えば、好ましい例として、酸成分としてテレ
フタル酸80モル%以上、グリコール成分としてエチレ
ングリコール85モル%以上より成るポリエステル共重
合体を挙げることができる。
ボン酸成分としては、例えば、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸のような芳香族二塩基
酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、ドデカジ
オン酸のような脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキシンジ
カルボン酸等の脂環族ジカルボン酸などが例示される。
一方、本発明で使用されるポリエステルのグリコール成
分としては、例えば、エチレングリコール、プロパンジ
オール、ブタンジオール、ヘキサンジオールなどの脂肪
族ジオールを挙げることができる。これらの酸成分、グ
リコール成分を2種以上組み合わせて使用することが好
ましい。例えば、好ましい例として、酸成分としてテレ
フタル酸80モル%以上、グリコール成分としてエチレ
ングリコール85モル%以上より成るポリエステル共重
合体を挙げることができる。
【0013】ポリエステル中のジエチレングリコール量
は、製缶工程での熱処理、製缶後のレトルト処理など多
くの熱履歴を受けても良好な耐衝撃性を維持することが
できるので、0.01〜1.2重量%、さらに好ましく
は0.01〜0.8重量%であることが望ましい。ジエ
チレングリコール量をコントロールすることにより、2
00℃以上での耐酸化分解性が向上するものと考えら
れ、さらに、公知の酸化防止剤を0.0001〜1重量
%添加しても良い。
は、製缶工程での熱処理、製缶後のレトルト処理など多
くの熱履歴を受けても良好な耐衝撃性を維持することが
できるので、0.01〜1.2重量%、さらに好ましく
は0.01〜0.8重量%であることが望ましい。ジエ
チレングリコール量をコントロールすることにより、2
00℃以上での耐酸化分解性が向上するものと考えら
れ、さらに、公知の酸化防止剤を0.0001〜1重量
%添加しても良い。
【0014】ジエチレングリコールは一般にポリエステ
ル製造の際に副生するが、ジエチレングリコール量を
0.01重量%未満とすると重合工程が煩雑となり、コ
ストアップの要因となることがある。ジエチレングリコ
ール量を減少させるには、重合時間を短縮したり、重合
触媒として使用されるアンチモン化合物、ゲルマニウム
化合物などの量を限定する方法、液層重合と固層重合を
組み合わせる方法、アルカリ金属成分を含有させる方法
などが挙げられるが、これらは特に限定されない。
ル製造の際に副生するが、ジエチレングリコール量を
0.01重量%未満とすると重合工程が煩雑となり、コ
ストアップの要因となることがある。ジエチレングリコ
ール量を減少させるには、重合時間を短縮したり、重合
触媒として使用されるアンチモン化合物、ゲルマニウム
化合物などの量を限定する方法、液層重合と固層重合を
組み合わせる方法、アルカリ金属成分を含有させる方法
などが挙げられるが、これらは特に限定されない。
【0015】さらに、ポリエステル中のカルボキシル基
が45当量/トン未満、好ましくは30当量/トン未満
である場合は、レトルト後の耐衝撃性が良好となるので
好ましい。
が45当量/トン未満、好ましくは30当量/トン未満
である場合は、レトルト後の耐衝撃性が良好となるので
好ましい。
【0016】本発明でのポリエステル系樹脂の製法は特
に限定されないが、直重法で合成すると樹脂中の触媒金
属の残存量を少なくなるので、味覚保香性の点で直重法
が好ましい。
に限定されないが、直重法で合成すると樹脂中の触媒金
属の残存量を少なくなるので、味覚保香性の点で直重法
が好ましい。
【0017】また、味覚保香性を向上させるため、ポリ
エステル中のオリゴマー量は1.0重量%以下が好まし
く、より好ましくは0.8重量%以下、さらに好ましく
は0.6重量%以下である。オリゴマー量を減少させる
方法として固相重合などがあるが、特に限定されない。
また、重合触媒としてはアンチモン、ゲルマニウムを挙
げることができるが、味覚保香性の点でゲルマニウムが
好ましく、特に、ポリエステル樹脂中のゲルマニウムの
残存量を80ppm未満にすることが好ましい。また、
必要に応じて他の添加剤、例えば、酸化防止剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、着色剤、顔料、増白剤
などを添加しても良い。
エステル中のオリゴマー量は1.0重量%以下が好まし
く、より好ましくは0.8重量%以下、さらに好ましく
は0.6重量%以下である。オリゴマー量を減少させる
方法として固相重合などがあるが、特に限定されない。
また、重合触媒としてはアンチモン、ゲルマニウムを挙
げることができるが、味覚保香性の点でゲルマニウムが
好ましく、特に、ポリエステル樹脂中のゲルマニウムの
残存量を80ppm未満にすることが好ましい。また、
必要に応じて他の添加剤、例えば、酸化防止剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、着色剤、顔料、増白剤
などを添加しても良い。
【0018】本発明のポリエステルフィルムは、フィル
ム表面の高さ400nm以上の突起が150個/mm2
以下であり、フィルムの3次元表面粗さが8nm〜25
nmあることが必要である。フィルム表面の3次元粗さ
が8nm未満になるとフィルムの取り扱い、特に製品ス
リット時の巻き姿が著しく悪化する。フィルム表面の3
次元粗さが25nm以上となると、炭酸飲料の容器とし
て用いたときの泡の噴き出しが多くなる。さらに、フィ
ルム表面の高さ400nm以上の突起数が150個/m
m2以上になると、炭酸飲料の容器として用いたときの
泡の噴き出しが多くなる。
ム表面の高さ400nm以上の突起が150個/mm2
以下であり、フィルムの3次元表面粗さが8nm〜25
nmあることが必要である。フィルム表面の3次元粗さ
が8nm未満になるとフィルムの取り扱い、特に製品ス
リット時の巻き姿が著しく悪化する。フィルム表面の3
次元粗さが25nm以上となると、炭酸飲料の容器とし
て用いたときの泡の噴き出しが多くなる。さらに、フィ
ルム表面の高さ400nm以上の突起数が150個/m
m2以上になると、炭酸飲料の容器として用いたときの
泡の噴き出しが多くなる。
【0019】本発明のポリエステルフィルムは、成形後
の耐熱性、耐衝撃性、フィルムと金属との接着性、製缶
性が良好にするため、面配向係数は、0.101〜0.
118であることが好ましい。
の耐熱性、耐衝撃性、フィルムと金属との接着性、製缶
性が良好にするため、面配向係数は、0.101〜0.
118であることが好ましい。
【0020】また、本発明のポリエステルフィルムの平
均屈折率は、缶の耐衝撃性、金属との接着性、缶への成
形性の点から、1.595〜1.600であることが好
ましい。
均屈折率は、缶の耐衝撃性、金属との接着性、缶への成
形性の点から、1.595〜1.600であることが好
ましい。
【0021】本発明において、フィルム表面をコントロ
ールするために、滑材粒子として、平均粒子径0.1〜
0.8μmの不定形の凝集粒子を0.01〜1.00重
量%添加し、縦延伸倍率を2.5〜3.5倍、横延伸倍
率を2.5〜3.5倍、縦延伸倍率と横延伸倍率の積が
11.0倍以下になるように、ガラス転移温度より15
〜50℃高い温度で延伸するのが好ましい。さらに、平
均粒子径が1.0〜2.5μmの不定形粒子を0.01
〜0.15重量%添加すると、フィルムの取り扱い性が
向上するのでさらに好ましい。
ールするために、滑材粒子として、平均粒子径0.1〜
0.8μmの不定形の凝集粒子を0.01〜1.00重
量%添加し、縦延伸倍率を2.5〜3.5倍、横延伸倍
率を2.5〜3.5倍、縦延伸倍率と横延伸倍率の積が
11.0倍以下になるように、ガラス転移温度より15
〜50℃高い温度で延伸するのが好ましい。さらに、平
均粒子径が1.0〜2.5μmの不定形粒子を0.01
〜0.15重量%添加すると、フィルムの取り扱い性が
向上するのでさらに好ましい。
【0022】本発明における滑材粒子としては粉砕によ
り粒子径を調整した不定形の粒子が好ましい。結晶成長
等により粒子径を調整した球状の粒子はフィルムの表面
に鋭い突起を形成し、本発明の表面を得ることが困難な
場合がある。ここで不定形の粒子とは、次の式で定義す
る体積形状係数が0.4以下、あるいは面積率が0.8
以下の粒子をさす。
り粒子径を調整した不定形の粒子が好ましい。結晶成長
等により粒子径を調整した球状の粒子はフィルムの表面
に鋭い突起を形成し、本発明の表面を得ることが困難な
場合がある。ここで不定形の粒子とは、次の式で定義す
る体積形状係数が0.4以下、あるいは面積率が0.8
以下の粒子をさす。
【0023】体積形状係数=V/D3 (V:粒子体積〔μm3〕、D:粒子の投影面における
最大径〔μm〕) 面積率=粒子の投影面積/粒子に外接する円の面積 本発明における滑材粒子の組成としては 無機系、有機
系の制限はないが、無機系で好適な粒子としては、例え
ば、湿式および乾式の酸化珪素、酸化チタン、炭酸カル
シウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、
マイカ、カオリン、クレー等が挙げられ、有機系で好適
な粒子としてはスチレン、シリコーン、アクリル酸類等
を挙げることができる。これらの粒子では、特に、無機
系の粒子が味特性の点から好ましく、特に好ましい粒子
としては酸化珪素の粉砕粒子を挙げることができる。ま
た、これらの無機粒子および/または有機粒子は二種類
以上を併用しても良い。
最大径〔μm〕) 面積率=粒子の投影面積/粒子に外接する円の面積 本発明における滑材粒子の組成としては 無機系、有機
系の制限はないが、無機系で好適な粒子としては、例え
ば、湿式および乾式の酸化珪素、酸化チタン、炭酸カル
シウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、
マイカ、カオリン、クレー等が挙げられ、有機系で好適
な粒子としてはスチレン、シリコーン、アクリル酸類等
を挙げることができる。これらの粒子では、特に、無機
系の粒子が味特性の点から好ましく、特に好ましい粒子
としては酸化珪素の粉砕粒子を挙げることができる。ま
た、これらの無機粒子および/または有機粒子は二種類
以上を併用しても良い。
【0024】本発明におけるポリエステルフィルムの厚
さは特に限定されないが、金属缶の成形加工性、耐衝撃
性、味覚保香性を考慮すると、5〜50μmが好まし
く、さらに好ましくは8〜40μm、特に好ましくは1
0〜30μmである。
さは特に限定されないが、金属缶の成形加工性、耐衝撃
性、味覚保香性を考慮すると、5〜50μmが好まし
く、さらに好ましくは8〜40μm、特に好ましくは1
0〜30μmである。
【0025】本発明のポリエステルフィルムは、それの
みで金属板と貼り合せても良いが、他の層をコーティン
グした後、金属板と貼り合せても良い。
みで金属板と貼り合せても良いが、他の層をコーティン
グした後、金属板と貼り合せても良い。
【0026】次に、本発明のポリエステルフィルムの製
造方法について述べるがこれに限定されるものではな
い。ポリエステルとしてイソフタル酸12モル%共重合
ポリエチレンテレフタレート([η]=0.69、融点
227℃)を150℃で4時間真空乾燥した後、通常の
一軸押出し機に供給し溶融する。この溶融ポリエステル
を通常のTダイから吐出後、冷却ドラムにて冷却固化し
て未結晶フイルムを得る。かくして得られたフイルムを
長手方向、幅方向に延伸する。
造方法について述べるがこれに限定されるものではな
い。ポリエステルとしてイソフタル酸12モル%共重合
ポリエチレンテレフタレート([η]=0.69、融点
227℃)を150℃で4時間真空乾燥した後、通常の
一軸押出し機に供給し溶融する。この溶融ポリエステル
を通常のTダイから吐出後、冷却ドラムにて冷却固化し
て未結晶フイルムを得る。かくして得られたフイルムを
長手方向、幅方向に延伸する。
【0027】延伸は未結晶フイルムを同時あるいは逐次
2軸延伸のいずれの方法を行ってもよい。また逐次2軸
延伸の場合、フイルムの長手方向あるいは幅方向に延伸
を2回以上おこなうことも可能である。フイルムの長手
方向及び幅方向の延伸倍率は目的とするフイルムの配向
度、表面粗さ、表面の突起数に応じて設定できるが、好
ましくは2.5〜3.5倍である。長手方向、幅方向の
延伸倍率はどちらかを大きくとってもよいが、好ましく
は長手方向と幅方向の延伸倍率の比は0.7〜1.3、
更に好ましくは0.8〜1.2の範囲である。また、縦
延伸倍率と横延伸倍率の積が11.0倍以下が本発明の
フィルムの表面を得る上で好ましい。延伸温度はポリエ
ステルのガラス転移温度以上、結晶化温度以下の範囲で
あれば任意の温度とすることができるが、通常は90〜
110℃が好ましい。
2軸延伸のいずれの方法を行ってもよい。また逐次2軸
延伸の場合、フイルムの長手方向あるいは幅方向に延伸
を2回以上おこなうことも可能である。フイルムの長手
方向及び幅方向の延伸倍率は目的とするフイルムの配向
度、表面粗さ、表面の突起数に応じて設定できるが、好
ましくは2.5〜3.5倍である。長手方向、幅方向の
延伸倍率はどちらかを大きくとってもよいが、好ましく
は長手方向と幅方向の延伸倍率の比は0.7〜1.3、
更に好ましくは0.8〜1.2の範囲である。また、縦
延伸倍率と横延伸倍率の積が11.0倍以下が本発明の
フィルムの表面を得る上で好ましい。延伸温度はポリエ
ステルのガラス転移温度以上、結晶化温度以下の範囲で
あれば任意の温度とすることができるが、通常は90〜
110℃が好ましい。
【0028】次に、このようにして得られた2軸延伸フ
ィルムを熱処理する。熱処理温度はポリエステルの結晶
化温度以上、軟化点以下の任意の温度とすることができ
るが、好ましくは120〜200℃である。また熱処理
時間は任意とすることができるが、通常3〜60秒間処
理するのが好ましい。熱処理はフイルムをその長手方向
及び/または幅方向に弛緩させつつおこなってもよい。
ィルムを熱処理する。熱処理温度はポリエステルの結晶
化温度以上、軟化点以下の任意の温度とすることができ
るが、好ましくは120〜200℃である。また熱処理
時間は任意とすることができるが、通常3〜60秒間処
理するのが好ましい。熱処理はフイルムをその長手方向
及び/または幅方向に弛緩させつつおこなってもよい。
【0029】本発明の金属板とは特に限定されないが、
成形性の点で鉄やアルミニウムなどを素材とする金属板
が好ましい。さらに、鉄を素材とする金属板の場合、そ
の表面に接着性や耐腐食性を改良する無機酸化物被膜
層、例えばクロム酸処理、リン酸処理、クロム酸/リン
酸処理、電解クロム酸処理、クロメート処理、クロムク
ロメート処理などで代表される化成処理被覆層を設けて
もよい。特に金属クロム換算値でクロムとして6.5〜
150mg/m2のクロム水和酸化物を設けたものが好
ましく、さらに展延性金属メッキ層、例えばニッケル、
スズ、亜鉛、アルミニウム、砲金、真ちゅう等を設けて
も良い。スズメッキの場合、0.5〜0.15mg/m
2、ニッケルまたはアルミニウムの場合1.8〜20g
/m2のメッキ量を有するものが好ましい。
成形性の点で鉄やアルミニウムなどを素材とする金属板
が好ましい。さらに、鉄を素材とする金属板の場合、そ
の表面に接着性や耐腐食性を改良する無機酸化物被膜
層、例えばクロム酸処理、リン酸処理、クロム酸/リン
酸処理、電解クロム酸処理、クロメート処理、クロムク
ロメート処理などで代表される化成処理被覆層を設けて
もよい。特に金属クロム換算値でクロムとして6.5〜
150mg/m2のクロム水和酸化物を設けたものが好
ましく、さらに展延性金属メッキ層、例えばニッケル、
スズ、亜鉛、アルミニウム、砲金、真ちゅう等を設けて
も良い。スズメッキの場合、0.5〜0.15mg/m
2、ニッケルまたはアルミニウムの場合1.8〜20g
/m2のメッキ量を有するものが好ましい。
【0030】本発明の金属板ラミネート用ポリエステル
フィルムは絞り成形やしごき成形によって製造される2
ピース金属缶の内面用に好適に使用できる。また、3ピ
ース缶の胴、蓋、底の被覆用としても良好な金属接着
性、成形性を有するので好ましく使用することができ
る。
フィルムは絞り成形やしごき成形によって製造される2
ピース金属缶の内面用に好適に使用できる。また、3ピ
ース缶の胴、蓋、底の被覆用としても良好な金属接着
性、成形性を有するので好ましく使用することができ
る。
【0031】[特性の測定、評価] (1)ポリエステルの融点 ポリエステルチップを結晶化させ、示差走査熱量計(パ
ーキン・エルマー社製DSC−2型)により、10℃/
minの昇温速度で測定した。
ーキン・エルマー社製DSC−2型)により、10℃/
minの昇温速度で測定した。
【0032】(2)面配向係数 アッベ式屈折計を用いて、ナトリウムのD線に対するフ
ィルムの長手方向の屈折率nMD、幅方向の屈折率nT
D、厚み方向の屈折率nZDを23℃で測定した。それ
ぞれの屈折率より面配向係数を下の式で求めた。 面配向係数=(nMD+nTD)/2−nZD (3)平均屈折率 (2)で求めた屈折率より下式で平均屈折率を求めた。 平均屈折率=( nMD+nTD+nZD)/3 (4)3次元表面粗さおよびフィルム表面の突起数 フィルム表面を(株)小坂研究所製の表面粗さ計ET−
30HK、および、3次元粗さ解析装置SPA−11を
用いて、3次元表面粗さ(sRa)と表面の突起数を測
定した。測定条件は下記のとおりであり、5回の測定の
平均値をもって値とした。 ・検出器:ハイポス(先端半径2μm) ・荷重:10mg ・縦倍率:50000 ・横倍率:500 ・カットオフ:0.25mm ・送りピッチ:2μm ・測定長:0.5mm ・測定面積:0.04mm2 ・測定速度:20μm/sec ・ヒステリシス:6.25nm ・カウント モード:シンプル ・Z基準:アッパー 突起高さは、切断面による切り口の面積率が70%にな
る切断面を基準として高さを算出した。上記条件で測定
した高さ400nm以上の突起数を1mm2当たりの数
に換算し突起数とした。
ィルムの長手方向の屈折率nMD、幅方向の屈折率nT
D、厚み方向の屈折率nZDを23℃で測定した。それ
ぞれの屈折率より面配向係数を下の式で求めた。 面配向係数=(nMD+nTD)/2−nZD (3)平均屈折率 (2)で求めた屈折率より下式で平均屈折率を求めた。 平均屈折率=( nMD+nTD+nZD)/3 (4)3次元表面粗さおよびフィルム表面の突起数 フィルム表面を(株)小坂研究所製の表面粗さ計ET−
30HK、および、3次元粗さ解析装置SPA−11を
用いて、3次元表面粗さ(sRa)と表面の突起数を測
定した。測定条件は下記のとおりであり、5回の測定の
平均値をもって値とした。 ・検出器:ハイポス(先端半径2μm) ・荷重:10mg ・縦倍率:50000 ・横倍率:500 ・カットオフ:0.25mm ・送りピッチ:2μm ・測定長:0.5mm ・測定面積:0.04mm2 ・測定速度:20μm/sec ・ヒステリシス:6.25nm ・カウント モード:シンプル ・Z基準:アッパー 突起高さは、切断面による切り口の面積率が70%にな
る切断面を基準として高さを算出した。上記条件で測定
した高さ400nm以上の突起数を1mm2当たりの数
に換算し突起数とした。
【0033】(5)粒子の平均粒径 フィルムから樹脂をプラズマ低温灰化処理法で除去し粒
子を露出させる。処理条件は樹脂は灰化するが粒子はダ
メージを受けない条件を選択する。これを走査型電子顕
微鏡で粒子数5000〜10000個を観察し、粒子画
像を画像処理装置により円相当径から求めた。
子を露出させる。処理条件は樹脂は灰化するが粒子はダ
メージを受けない条件を選択する。これを走査型電子顕
微鏡で粒子数5000〜10000個を観察し、粒子画
像を画像処理装置により円相当径から求めた。
【0034】(6)ポリエステル中のジエチレングリコ
ール成分の含有量13 C−NMRスペクトルによって測定した。
ール成分の含有量13 C−NMRスペクトルによって測定した。
【0035】(7)カルボキシル末端基(当量/トン) ポリエステルフィルムをo−クレゾール/クロロホルム
(重量比 7/3)に90〜100℃・20分溶解し、
アルカリで電位差滴定により測定した。
(重量比 7/3)に90〜100℃・20分溶解し、
アルカリで電位差滴定により測定した。
【0036】(8)ポリエステル中のオリゴマ含有量 ポリエステルフィルム100mgをオルソクロロフェノ
ール1mlに溶解し、液体クロマトグラフ(Varia
n社製モデル8500)で環状三量体を測定し、オリゴ
マ量とした。
ール1mlに溶解し、液体クロマトグラフ(Varia
n社製モデル8500)で環状三量体を測定し、オリゴ
マ量とした。
【0037】(9)フィルムの取り扱い性 フィルムを幅1000mmに裁断した後、速度300m
/min、張力10kgで20分間巻き取り、下記のA
級、B級の巻き姿が実用に供し得るフイルムの取り扱い
性を判断した。 A級:きれいな円筒形に巻かれ、端面の不揃い、しわの
発生がない。 B級:ほぼ、きれいな円筒形に巻かれているが、若干の
端面の不揃い、しわが発生した。 C級:いびつな形状に巻かれ、端面の不揃い、しわが発
生した。
/min、張力10kgで20分間巻き取り、下記のA
級、B級の巻き姿が実用に供し得るフイルムの取り扱い
性を判断した。 A級:きれいな円筒形に巻かれ、端面の不揃い、しわの
発生がない。 B級:ほぼ、きれいな円筒形に巻かれているが、若干の
端面の不揃い、しわが発生した。 C級:いびつな形状に巻かれ、端面の不揃い、しわが発
生した。
【0038】(10)接着性 50m/minでフィルムと250℃に加熱された電解
クロム酸処理鋼板(厚さ0.3mm)をラミネートし、
その直後水槽で急冷した。180°の角度で剥離テスト
により該ラミネート板の接着力を角度求めて、250g
/cm以上を実用に供し得る接着力と判断した。 A級:接着力 350g/cm以上 B級:接着力 300g/cm以上、350g/cm未
満 C級:接着力 250g/cm以上、300g/cm未
満 D級:接着力 250g/cm未満 (11)成形性 上記(10)の方法でフイルムをラミネートした金属板
のフィルム面を内面として絞り成形機(成形比 (最大
厚み/最小厚み)=1.5及び1.8)で80〜100
℃において成形して缶を得た。得られた缶内に1%の食
塩水を入れて、食塩水中の電極と金属缶に6Vの電圧を
かけて3秒後の電流値を読み取り、10缶測定し、その
平均値を求め、A級,B級を実用に供し得ると判断し
た。 A級:0.001mA未満 B級:0.001mA以上0.01mA未満 C級:0.01mA以上0.1mA未満 D級 0.1mA以上 (12)炭酸飲料での耐衝撃性 上記(11)と同様な方法で成形比1.5で製缶後、ポ
リエステルの融点−10℃の温度で5分間熱処理を行
い、炭酸水を充填し0℃、48時間炭酸バブリングし
た。次に、内容物として水を充填した缶(250g)を
30cmの高さから、底面が落下した際にコンクリート
の地面に対して45°となるようにして落下させて衝撃
を与えた後、内容物を除いて缶内面をろうでマスキング
し、缶内に1%の食塩水を入れて、食塩水中の電極と金
属缶に6Vの電圧をかけて3秒後の電流値を読み取り、
10缶測定後の平均値を求めた。 A級:0.2mA未満 B級:0.2mA以上0.4mA未満 C級:0.4mA以上1.0mA未満 D級:1.0mA以上 (13)レトルト飲料での耐衝撃性 上記(12)と同様な方法で、製缶、熱処理後、市販の
ウーロン茶を充填し30℃、24時間放置した。次に、
上記(12)と同様な方法で、水を充填した缶を30c
mの高さから落下させて衝撃を与えた後、内容物を除い
て缶内面をろうでマスキングし、缶内に1%の食塩水を
入れて、食塩水中の電極と金属缶に6Vの電圧をかけて
3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後、平均値を求
めた。 A級:0.2mA未満 B級:0.2mA以上0.4mA未満 C級:0.4mA以上1.0mA未満 D級:1.0mA以上 (14)味覚保香性 成形した金属容器に香料水溶液(d−リモネン30pp
m水溶液)を入れ、密封後1ヶ月放置し、その後開封し
て官能検査によって臭気変化を以下の基準で評価し、A
級及びB級を実用に供し得ると判断した。 A級:臭気に変化が見られない。 B級:臭気に僅かに変化が認められる。 C級:臭気に変化が認められる。
クロム酸処理鋼板(厚さ0.3mm)をラミネートし、
その直後水槽で急冷した。180°の角度で剥離テスト
により該ラミネート板の接着力を角度求めて、250g
/cm以上を実用に供し得る接着力と判断した。 A級:接着力 350g/cm以上 B級:接着力 300g/cm以上、350g/cm未
満 C級:接着力 250g/cm以上、300g/cm未
満 D級:接着力 250g/cm未満 (11)成形性 上記(10)の方法でフイルムをラミネートした金属板
のフィルム面を内面として絞り成形機(成形比 (最大
厚み/最小厚み)=1.5及び1.8)で80〜100
℃において成形して缶を得た。得られた缶内に1%の食
塩水を入れて、食塩水中の電極と金属缶に6Vの電圧を
かけて3秒後の電流値を読み取り、10缶測定し、その
平均値を求め、A級,B級を実用に供し得ると判断し
た。 A級:0.001mA未満 B級:0.001mA以上0.01mA未満 C級:0.01mA以上0.1mA未満 D級 0.1mA以上 (12)炭酸飲料での耐衝撃性 上記(11)と同様な方法で成形比1.5で製缶後、ポ
リエステルの融点−10℃の温度で5分間熱処理を行
い、炭酸水を充填し0℃、48時間炭酸バブリングし
た。次に、内容物として水を充填した缶(250g)を
30cmの高さから、底面が落下した際にコンクリート
の地面に対して45°となるようにして落下させて衝撃
を与えた後、内容物を除いて缶内面をろうでマスキング
し、缶内に1%の食塩水を入れて、食塩水中の電極と金
属缶に6Vの電圧をかけて3秒後の電流値を読み取り、
10缶測定後の平均値を求めた。 A級:0.2mA未満 B級:0.2mA以上0.4mA未満 C級:0.4mA以上1.0mA未満 D級:1.0mA以上 (13)レトルト飲料での耐衝撃性 上記(12)と同様な方法で、製缶、熱処理後、市販の
ウーロン茶を充填し30℃、24時間放置した。次に、
上記(12)と同様な方法で、水を充填した缶を30c
mの高さから落下させて衝撃を与えた後、内容物を除い
て缶内面をろうでマスキングし、缶内に1%の食塩水を
入れて、食塩水中の電極と金属缶に6Vの電圧をかけて
3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後、平均値を求
めた。 A級:0.2mA未満 B級:0.2mA以上0.4mA未満 C級:0.4mA以上1.0mA未満 D級:1.0mA以上 (14)味覚保香性 成形した金属容器に香料水溶液(d−リモネン30pp
m水溶液)を入れ、密封後1ヶ月放置し、その後開封し
て官能検査によって臭気変化を以下の基準で評価し、A
級及びB級を実用に供し得ると判断した。 A級:臭気に変化が見られない。 B級:臭気に僅かに変化が認められる。 C級:臭気に変化が認められる。
【0039】(14)炭酸飲料の発泡性 上記(11)と同様な方法で、製缶、熱処理後、市販の
コーラを0℃で缶に充填した。48時間、25℃の環境
に放置した後、缶上部の蓋を開けた。この時、出てくる
泡の程度により発泡性を評価する。評価は20個の缶に
ついて行い、泡が蓋からあふれ出てくる缶の数により判
断し、A級、B級を実用に供し得ると判断した。 A級:0個 B級:1個以上3個未満 C級:3個以上5個未満 D級:5個以上
コーラを0℃で缶に充填した。48時間、25℃の環境
に放置した後、缶上部の蓋を開けた。この時、出てくる
泡の程度により発泡性を評価する。評価は20個の缶に
ついて行い、泡が蓋からあふれ出てくる缶の数により判
断し、A級、B級を実用に供し得ると判断した。 A級:0個 B級:1個以上3個未満 C級:3個以上5個未満 D級:5個以上
【0040】
【実施例】以下実施例によって本発明を詳細に説明す
る。 実施例1 滑材粒子として平均粒子径0.4μmの不定形の凝集酸
化珪素粒子0.12重量%を含有するイソフタル酸12
モル%共重合ポリエチレンテレフタレート([η]=0.
69、ジエチレングリコール含有量0.8重量%、融点
227℃、カルボキシル末端基30当量/トン、オリゴ
マ量0.5重量%、アセトアルデヒド量5ppm)を重
合し、150℃で3時間熱風乾燥したのち1軸の押出し
機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラムにて冷却しキ
ャストフイルムを得た。このキャストフィルムを105
℃にて長手方向に3.0倍延伸した。さらに、この1軸
フイルムをステンタを用いて、115℃で幅方向に3.
0倍延伸し、2軸延伸フィルムを得た。続いてこの2軸
延伸フィルムを定長下で185℃で10秒間熱処理した
のち巻取り機でロール状に巻き取り、厚さ25μmのフ
イルムを得た。このようにして得られたフイルムを25
0℃に加熱した金属板にラミネートし、製缶した。その
結果を表1に示す。表からわかるように、本発明のフィ
ルムは、接着性、耐衝撃性、味覚保香性、炭酸飲料での
発泡性のいずれについても優れていた。
る。 実施例1 滑材粒子として平均粒子径0.4μmの不定形の凝集酸
化珪素粒子0.12重量%を含有するイソフタル酸12
モル%共重合ポリエチレンテレフタレート([η]=0.
69、ジエチレングリコール含有量0.8重量%、融点
227℃、カルボキシル末端基30当量/トン、オリゴ
マ量0.5重量%、アセトアルデヒド量5ppm)を重
合し、150℃で3時間熱風乾燥したのち1軸の押出し
機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラムにて冷却しキ
ャストフイルムを得た。このキャストフィルムを105
℃にて長手方向に3.0倍延伸した。さらに、この1軸
フイルムをステンタを用いて、115℃で幅方向に3.
0倍延伸し、2軸延伸フィルムを得た。続いてこの2軸
延伸フィルムを定長下で185℃で10秒間熱処理した
のち巻取り機でロール状に巻き取り、厚さ25μmのフ
イルムを得た。このようにして得られたフイルムを25
0℃に加熱した金属板にラミネートし、製缶した。その
結果を表1に示す。表からわかるように、本発明のフィ
ルムは、接着性、耐衝撃性、味覚保香性、炭酸飲料での
発泡性のいずれについても優れていた。
【0041】実施例2 共重合ポリエチレンテレフタレート中の滑材粒子とし
て、平均粒子径0.4μmの不定形の凝集酸化珪素粒子
0.12重量%および平均粒子径1.7μmの不定形の
酸化珪素粒子0.03重量%とした以外は実施例1と同
様にしてフィルムを得た。結果を表1に示す。
て、平均粒子径0.4μmの不定形の凝集酸化珪素粒子
0.12重量%および平均粒子径1.7μmの不定形の
酸化珪素粒子0.03重量%とした以外は実施例1と同
様にしてフィルムを得た。結果を表1に示す。
【0042】比較例1 滑材粒子として平均粒子径1.7μmの球形のコロイダ
ルシリカ粒子0.10重量%を含有するイソフタル酸1
2モル%共重合ポリエチレンテレフタレート([η]=
0.69、ジエチレングリコール含有量1.8重量%、
融点224℃、、カルボキシル末端基35当量/トン、
オリゴマ量0.6重量%、アセトアルデヒド量5pp
m)を重合し、150℃で3時間熱風乾燥したのち1軸
の押出し機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラムにて
冷却しキャストフイルムを得た。このキャストフィルム
を実施例1と同様の方法で延伸、熱処理し、巻取り機で
ロール状に巻き取り、厚さ25μmのフイルムを得た。
表1に結果を示す。
ルシリカ粒子0.10重量%を含有するイソフタル酸1
2モル%共重合ポリエチレンテレフタレート([η]=
0.69、ジエチレングリコール含有量1.8重量%、
融点224℃、、カルボキシル末端基35当量/トン、
オリゴマ量0.6重量%、アセトアルデヒド量5pp
m)を重合し、150℃で3時間熱風乾燥したのち1軸
の押出し機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラムにて
冷却しキャストフイルムを得た。このキャストフィルム
を実施例1と同様の方法で延伸、熱処理し、巻取り機で
ロール状に巻き取り、厚さ25μmのフイルムを得た。
表1に結果を示す。
【0043】このポリエステルフィルムは、表面の突起
数が多く、ジエチレングリコール量が多く、炭酸飲料の
発泡性や耐衝撃性が悪かった。
数が多く、ジエチレングリコール量が多く、炭酸飲料の
発泡性や耐衝撃性が悪かった。
【0044】比較例2 滑材粒子として平均粒子径0.2μmの球形のコロイダ
ルシリカ粒子0.10重量%を含有するイソフタル酸1
2モル%共重合ポリエチレンテレフタレート([η]=
0.69、ジエチレングリコール含有量1.8重量%、
融点224℃、、カルボキシル末端基35当量/トン、
オリゴマ量1.5重量%、アセトアルデヒド量5pp
m)を重合し、150℃で3時間熱風乾燥したのち1軸
の押出し機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラムにて
冷却しキャストフイルムを得た。このキャストフィルム
を実施例1と同様の方法で延伸、熱処理し、巻取り機で
ロール状に巻き取り、厚さ25μmのフイルムを得た。
表1に結果を示す。
ルシリカ粒子0.10重量%を含有するイソフタル酸1
2モル%共重合ポリエチレンテレフタレート([η]=
0.69、ジエチレングリコール含有量1.8重量%、
融点224℃、、カルボキシル末端基35当量/トン、
オリゴマ量1.5重量%、アセトアルデヒド量5pp
m)を重合し、150℃で3時間熱風乾燥したのち1軸
の押出し機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラムにて
冷却しキャストフイルムを得た。このキャストフィルム
を実施例1と同様の方法で延伸、熱処理し、巻取り機で
ロール状に巻き取り、厚さ25μmのフイルムを得た。
表1に結果を示す。
【0045】このポリエステルフィルムは、表面の突起
数が少なく、ジエチレングリコール量、オリゴマの量が
多いため、フィルムの取り扱い性が悪く、耐衝撃性、味
覚保香性が悪かった。
数が少なく、ジエチレングリコール量、オリゴマの量が
多いため、フィルムの取り扱い性が悪く、耐衝撃性、味
覚保香性が悪かった。
【0046】比較例3 滑材粒子として平均粒子径1.7μmの球形のコロイダ
ルシリカ粒子0.10重量%を含有するイソフタル酸1
2モル%共重合ポリエチレンテレフタレート([η]=
0.69、ジエチレングリコール含有量1.8重量%、
融点224℃、カルボキシル末端基55当量/トン、オ
リゴマ量1.5重量%、アセトアルデヒド量5ppm)
を重合し、150℃で3時間熱風乾燥したのち1軸の押
出し機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラムにて冷却
しキャストフイルムを得た。 このキャストフィルムを
実施例1と同様の方法で延伸、熱処理し、巻取り機でロ
ール状に巻き取り、厚さ25μmのフイルムを得た。表
1に結果を示した。
ルシリカ粒子0.10重量%を含有するイソフタル酸1
2モル%共重合ポリエチレンテレフタレート([η]=
0.69、ジエチレングリコール含有量1.8重量%、
融点224℃、カルボキシル末端基55当量/トン、オ
リゴマ量1.5重量%、アセトアルデヒド量5ppm)
を重合し、150℃で3時間熱風乾燥したのち1軸の押
出し機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラムにて冷却
しキャストフイルムを得た。 このキャストフィルムを
実施例1と同様の方法で延伸、熱処理し、巻取り機でロ
ール状に巻き取り、厚さ25μmのフイルムを得た。表
1に結果を示した。
【0047】このポリエステルフィルムは、表面の突起
数が多く、ジエチレングリコールの量、カルボキシル末
端基、オリゴマ量が多いため、炭酸飲料の発泡性が悪
く、耐衝撃性、味覚保香性が悪かった。
数が多く、ジエチレングリコールの量、カルボキシル末
端基、オリゴマ量が多いため、炭酸飲料の発泡性が悪
く、耐衝撃性、味覚保香性が悪かった。
【0048】比較例4 滑材粒子として平均粒子径1.7μmの不定形酸化珪素
粒子0.25重量%を含有するポリエステルとしてイソ
フタル酸12モル%共重合ポリエチレンテレフタレート
([η]=0.69、ジエチレングリコール含有量0.
8重量%、融点227℃、カルボキシル末端基30当量
/トン、オリゴマ量0.5重量%、アセトアルデヒド量
5ppm)を重合し、150℃で3時間熱風乾燥したの
ち1軸の押出し機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラ
ムにて冷却しキャストフイルムを得た。このキャストフ
ィルムを105℃にて長手方向に4.5倍延伸した。さ
らに、この1軸フイルムをステンタを用いて、115℃
で幅方向に3.2倍延伸し、2軸延伸フィルムを得た。
続いてこの2軸延伸フィルムを定長下で185℃で8秒
間熱処理したのち巻取り機でロール状に巻き取り、厚さ
25μmのフイルムを得た。かくして得られたフイルム
を250℃に加熱した金属板にラミネートし、製缶した
結果を表1に示した。
粒子0.25重量%を含有するポリエステルとしてイソ
フタル酸12モル%共重合ポリエチレンテレフタレート
([η]=0.69、ジエチレングリコール含有量0.
8重量%、融点227℃、カルボキシル末端基30当量
/トン、オリゴマ量0.5重量%、アセトアルデヒド量
5ppm)を重合し、150℃で3時間熱風乾燥したの
ち1軸の押出し機で溶融し、Tダイから吐出後冷却ドラ
ムにて冷却しキャストフイルムを得た。このキャストフ
ィルムを105℃にて長手方向に4.5倍延伸した。さ
らに、この1軸フイルムをステンタを用いて、115℃
で幅方向に3.2倍延伸し、2軸延伸フィルムを得た。
続いてこの2軸延伸フィルムを定長下で185℃で8秒
間熱処理したのち巻取り機でロール状に巻き取り、厚さ
25μmのフイルムを得た。かくして得られたフイルム
を250℃に加熱した金属板にラミネートし、製缶した
結果を表1に示した。
【0049】このポリエステルフィルムは、面配向係
数、平均屈折率が高く、表面の突起数が多いため、接着
性、成形性が悪い上に炭酸飲料の発泡性が悪かった。
数、平均屈折率が高く、表面の突起数が多いため、接着
性、成形性が悪い上に炭酸飲料の発泡性が悪かった。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の金属板ラミネート用ポリエステ
ルフィルムは、接着性、耐衝撃性、味覚保香性に優れて
いるだけではなく、炭酸飲料の容器としたときの発泡が
少なく、成形加工によって製造される金属容器に好適に
使用することができる。
ルフィルムは、接着性、耐衝撃性、味覚保香性に優れて
いるだけではなく、炭酸飲料の容器としたときの発泡が
少なく、成形加工によって製造される金属容器に好適に
使用することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 67/02 C08L 67/02 // B32B 27/36 B32B 27/36 B29K 67:00 B29L 7:00
Claims (7)
- 【請求項1】フィルム表面の高さ400nm以上の突起
が150個/mm2以下であり、フィルムの3次元表面
粗さが8nm〜25nmであることを特徴とする金属板
ラミネート用ポリエステルフィルム。 - 【請求項2】面配向係数が0.101〜0.118、平
均屈折率が1.595〜1.600、融点が215〜2
40℃であることを特徴とする請求項1記載の金属板ラ
ミネート用ポリエステルフィルム。 - 【請求項3】平均粒子径が0.1〜0.8μmの不定形
の凝集粒子を0.01〜1.00重量%含有することを
特徴とする請求項2記載の金属板ラミネート用ポリエス
テルフィルム。 - 【請求項4】凝集粒子が酸化珪素であることを特徴とす
る請求項3に記載の金属板ラミネート用ポリエステルフ
ィルム。 - 【請求項5】ポリエステル中のジエチレングリコール量
が0.01〜1.2重量%であることを特徴とする請求
項1、2、3または4に記載の金属板ラミネート用ポリ
エステルフィルム。 - 【請求項6】ポリエステル中のカルボキシル末端基が4
5当量/トン未満であることを特徴とする請求項1、
2、3、4または5に記載の金属板ラミネート用ポリエ
ステルフィルム。 - 【請求項7】ポリエステル中のオリゴマー量が1.0重
量%未満であることを特徴とする請求項1、2、3、
4、5または6に記載の金属板ラミネート用ポリエステ
ルフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16894497A JPH1110724A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 金属板ラミネート用ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16894497A JPH1110724A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 金属板ラミネート用ポリエステルフィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1110724A true JPH1110724A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15877438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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- 1997-06-25 JP JP16894497A patent/JPH1110724A/ja active Pending
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