JPH1110691A - 直圧式型締装置 - Google Patents
直圧式型締装置Info
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Abstract
くする。 【解決手段】型締シリンダ61と、該型締シリンダ61
内において進退自在に配設されたピストン62と、前記
型締シリンダ61の前端に取り付けられ、内周に前記ピ
ストン62との摺(しゅう)動面が形成された筒状のフ
ランジ71と、前記型締シリンダ61によって発生させ
られた型締力を可動プラテン54に伝達する型締力伝達
部材と、前記ピストン62と型締力伝達部材とを係脱さ
せる係脱手段とを有する。前記型締シリンダ61内には
ピストン62との摺動面が形成されず、単純な筒型形状
のフランジ71の内周にピストン62との摺動面が形成
される。したがって、摺動面に所定の面粗さを確保する
ための作業を旋盤加工によって行うことができる。
Description
関するものである。
ンダ内で加熱され溶融させられた樹脂を金型のキャビテ
ィ空間に充填し、該キャビティ空間内で冷却して固化さ
せた後、成形品を取り出すようになっている。そして、
金型の型開閉を行うためにトグル式型締装置、直圧式型
締装置等が配設される。
ンに型締ラムが直接接続されていて、型締シリンダ内の
油室に油を供給することによって型締ラムを進退させ、
型開閉を行うことができるようになっている。そして、
前記直圧式型締装置としては、一般に、ブースタラム式
の直圧式型締装置が使用される。
装置の断面図である。図において、11は固定プラテ
ン、12はリヤプラテン、13は前記固定プラテン11
とリヤプラテン12との間に架設されたタイバー、14
は該タイバー13に沿って進退自在に配設された可動プ
ラテンである。そして、前記固定プラテン11に固定金
型15が、可動プラテン14に可動金型16がそれぞれ
取り付けられ、前記可動プラテン14を進退させること
によって型開閉を行うことができるようになっている。
締装置17が固定され、該型締装置17は、型締シリン
ダ21、該型締シリンダ21内において進退自在に配設
され、前端 (図における右端)が前記可動プラテン14
に固定された型締ラム22、該型締ラム22内のブース
タ室35に前端を臨ませて配設されたブースタ23、前
記型締シリンダ21の後部 (図における左部) に配設さ
れたプレフィルバルブ28、及び前記型締シリンダ21
の上方に配設されたリザーブタンク24から成る。
25、26が形成され、前記型締ラム22を前進 (図に
おける右方に移動)させて型閉じを行う際に油室25に
油が供給され、前記型締ラム22を後退 (図における左
方に移動)させて型開きを行う際に油室26に油が供給
される。また、前記プレフィルバルブ28は、前記型締
シリンダ21を高速で前進させるとともに、型閉じ時及
び型開き時において後退位置を採って油室25とリザー
ブタンク24との間を連通し、型締め時において前進位
置を採って油室25とリザーブタンク24との間を遮断
する。そのために、プレフィルバルブ28は、後端 (図
における左端) にフランジ部を備えた筒状体によって構
成され、両端間を連通する油路31を備える。そして、
前記プレフィルバルブ28の内側に、前記ブースタ23
内の油路34と連通させて内側油室32が、前記プレフ
ィルバルブ28の外側に、図示しないプレフィル油供給
源と連通させて外側油室33がそれぞれ形成される。
ついて説明する。まず、型閉じ時においては、外側油室
33に油が供給され、プレフィルバルブ28は後退位置
を採り、前記油室25とリザーブタンク24との間が連
通させられる。この状態で、前記油路34を介して前記
ブースタ室35に油が供給されると、型締ラム22は前
進させられ、型閉じが行われる。このとき、前記リザー
ブタンク24内の油は油室25に供給される。
に油が供給され、プレフィルバルブ28は後退位置を採
り、前記油室25とリザーブタンク24との間が連通さ
せられる。この状態で、油室26に油が供給されると、
型締ラム22は後退させられ、型開きが行われる。この
とき、前記油室25内の油はドレーンされ、リザーブタ
ンク24に供給される。
は、型開閉に伴って前記型締ラム22が型締シリンダ2
1内を進退させられるようになっているので、該型締シ
リンダ21の内側に型締ラム22の移動ストローク分の
穴加工を施す必要があるだけでなく、研磨加工によって
面粗さを確保する必要がある。また、穴加工及び研磨加
工を施すための機械のストロークをその分長くしなけれ
ばならない。したがって、直圧式型締装置のコストが高
くなってしまう。
提供されている。図3は従来のメカロック式の直圧式型
締装置の断面図である。図において、41は型締シリン
ダ、42は該型締シリンダ41の前端(図における右
端) にボルト43によって固定されたフランジ、44は
前記型締シリンダ41内において進退自在に配設された
ピストンであり、前記型締シリンダ41及びピストン4
4によって、該ピストン44を進退させるための油室4
5、46が形成される。そして、前記油室45に油を供
給することによって前記ピストン44を前進 (図におけ
る右方に移動)させ、型締力を発生させて型締めを行う
ことができ、前記油室46に油を供給することによって
前記ピストン44を後退 (図における左方に移動)させ
て型締力を解放することができる。
締装置と比べて型締シリンダ41内におけるピストン4
4の移動ストロークを小さくすることができるので、穴
加工が容易になり、加工作業を簡素化することができ
る。
来の直圧式型締装置においては、大きな型締力を発生さ
せるために型締シリンダ41及びピストン44の径が大
きく設定されるので、型締シリンダ41の穴加工は容易
であるが、型締シリンダ41の内周におけるピストン4
4との摺(しゅう)動面に面粗さを確保する必要があ
る。したがって、図2に示す直圧式型締装置ほどではな
いが、直圧式型締装置のコストが高くなってしまう。
題点を解決して、型締シリンダの穴加工が容易であり、
コストを低くすることができる直圧式型締装置を提供す
ることを目的とする。
圧式型締装置においては、型締シリンダと、該型締シリ
ンダ内において進退自在に配設されたピストンと、前記
型締シリンダの前端に取り付けられ、内周に前記ピスト
ンとの摺動面が形成された筒状のフランジと、前記型締
シリンダによって発生させられた型締力を可動プラテン
に伝達する型締力伝達部材と、前記ピストンと型締力伝
達部材とを係脱させる係脱手段とを有する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における直圧式型締装置の断面図、図4は図
1のX−X断面図である。図において、51は固定プラ
テン、52はシリンダベースプレート、53は前記固定
プラテン51とシリンダベースプレート52との間に架
設されたタイバー、54は該タイバー53に沿って進退
自在に配設された可動プラテンである。そして、前記固
定プラテン51に図示しない固定金型が、可動プラテン
54に図示しない可動金型がそれぞれ取り付けられ、前
記可動プラテン54を進退させることによって型開閉を
行うことができるようになっている。
52には型締装置57が固定され、該型締装置57は、
型締シリンダ61、該型締シリンダ61内において進退
自在に配設されたピストン62を有する。そして、前記
型締シリンダ61の前端(図1における右端) には、筒
状のフランジ71がボルト72によって取り付けられ
る。また、前記型締シリンダ61及びピストン62によ
って、該ピストン62を進退させるための油室73、7
4が形成される。そして、前記油室73に油路75を介
して油を供給することによって前記ピストン62を前進
(図1における右方に移動)させて型締力を発生させて
型締めを行うことができ、前記油室74に油路76を介
して油を供給することによって前記ピストン62を後退
(図1における左方に移動)させて型締力を解放するこ
とができる。
方)には、型締シリンダ61によって発生させられた型
締力を可動プラテン54に伝達するために、型締力伝達
部材としてのプレスバー64が配設され、前端が可動プ
ラテン54に固定されるとともに、後端(図1における
左端) がピストン62の前端と対向させられる。また、
前記タイバー53に対して摺動自在に移動プレート65
が配設され、該移動プレート65にシャッタシリンダ6
6及びシャッタ63が配設され、前記シャッタシリンダ
66及びシャッタ63によって係脱手段が構成される。
前記シャッタ63は、シャッタシリンダ66を作動させ
ることによって、ピストン62とプレスバー64との間
に進入する進入位置、及びピストン62とプレスバー6
4とを解放する解放位置とに選択的に置かれる。したが
って、シャッタ63を進入位置に置いた状態で油室73
に油を供給すると、前記ピストン62が前進させられ、
前端がシャッタ63に当接し、油圧によって発生させら
れた型締力がシャッタ63及びプレスバー64を介して
可動プラテン54に伝達される。
れ、図示しないエジェクタピンを進退させるエジェクタ
装置、68は前記シリンダベースプレート52とタイバ
ー53との間に配設され、型厚を調整する型厚調整装置
である。次に、前記構成の直圧式型締装置の動作につい
て説明する。まず、型閉じ時においては、図示しない型
開閉シリンダを作動させて可動プラテン54を前進さ
せ、型閉じを行う。次に、シャッタシリンダ66を作動
させてシャッタ63を進入位置に置き、この状態で油室
73に油を供給し、油圧によって発生させられた型締力
をシャッタ63、プレスバー64、及び可動プラテン5
4を介して可動金型に伝達することによって、型締めを
行う。
トン62を後退させ、型締力を解放した状態で、シャッ
タシリンダ66を作動させてシャッタ63を解放位置に
置く。この状態で前記型開閉シリンダを作動させて可動
プラテン54を後退させ、型開きを行う。このように、
型開閉シリンダを作動させることによって型開閉を、型
締シリンダ61を作動させることによって型締めを行う
ようになっているので、型締シリンダ61内におけるピ
ストン62の移動ストロークを極めて小さくすることが
できる。
2との摺動面が形成されず、単純な筒状のフランジ71
の内周にピストン62との摺動面が形成される。したが
って、摺動面に所定の面粗さを確保するための作業を、
加工費の安い旋盤加工によって行うことができるので、
直圧式型締装置のコストを低くすることができる。な
お、本発明は前記実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
れば、直圧式型締装置においては、型締シリンダと、該
型締シリンダ内において進退自在に配設されたピストン
と、前記型締シリンダの前端に取り付けられ、内周に前
記ピストンとの摺動面が形成された筒状のフランジと、
前記型締シリンダによって発生させられた型締力を可動
プラテンに伝達する型締力伝達部材と、前記ピストンと
型締力伝達部材とを係脱させる係脱手段とを有する。
させられた型締力が型締力伝達部材を介して可動プラテ
ンに伝達されるので、型締シリンダ内におけるピストン
の移動ストロークを極めて小さくすることができる。ま
た、前記型締シリンダ内にはピストンとの摺動面が形成
されず、単純な筒状のフランジの内周にピストンとの摺
動面が形成される。したがって、摺動面に所定の面粗さ
を確保するための作業を、加工費の安い旋盤加工によっ
て行うことができるので、直圧式型締装置のコストを低
くすることができる。
断面図である。
図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)型締シリンダと、(b)該型締シ
リンダ内において進退自在に配設されたピストンと、
(c)前記型締シリンダの前端に取り付けられ、内周に
前記ピストンとの摺動面が形成された筒状のフランジ
と、(d)前記型締シリンダによって発生させられた型
締力を可動プラテンに伝達する型締力伝達部材と、
(e)前記ピストンと型締力伝達部材とを係脱させる係
脱手段とを有することを特徴とする直圧式型締装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17013197A JP3245379B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 直圧式型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17013197A JP3245379B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 直圧式型締装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1110691A true JPH1110691A (ja) | 1999-01-19 |
JP3245379B2 JP3245379B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=15899238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17013197A Expired - Fee Related JP3245379B2 (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 直圧式型締装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3245379B2 (ja) |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP17013197A patent/JP3245379B2/ja not_active Expired - Fee Related
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