JPH1110619A - 水硬性無機質成形品の成形型 - Google Patents

水硬性無機質成形品の成形型

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Publication number
JPH1110619A
JPH1110619A JP16573897A JP16573897A JPH1110619A JP H1110619 A JPH1110619 A JP H1110619A JP 16573897 A JP16573897 A JP 16573897A JP 16573897 A JP16573897 A JP 16573897A JP H1110619 A JPH1110619 A JP H1110619A
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JP
Japan
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mold
hydraulic inorganic
molds
molded article
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP16573897A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Tsuroo
哲哉 土路生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH1110619A publication Critical patent/JPH1110619A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水硬性無機質組成物中の余剰の水を吸引し、
脱水する成形型であっても、上型と下型を開割するにあ
たり、上型側に成形品が確実に吸着でき、成形不良を生
じにくい水硬性無機質成形品の成形型を提供する。 【解決手段】 閉合した状態で水硬性無機質組成物3を
供給するためのキャビティを形成する開割閉合可能な一
対の型1、2からなり、一方の型1の型面に複数の吸引
孔4が設けられ、上記吸引孔4が2つの集水管61、6
2に分割されて、各集水管61、62からそれぞれ別個
の真空源V1 に連通されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性無機質成形
品の成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水、セメント等を主材とし、必要
に応じて補強繊維を添加して成る水硬性無機質成形品
は、通常開割閉合可能な一対の型により、瓦等の成形品
に成形することが行われているが、このような成形に於
いて、一方の型の型面に、複数の吸引孔を設け、その吸
引孔と真空源とを連結して搾水可能としたセメントモル
タル成形品製造装置が知られている(実公昭56−42
011号公報等)。
【0003】上記成形品製造装置は、開割閉合可能な上
型と、下型とからなり、閉合した状態で水硬性無機質組
成物を供給するためのキャビティを形成する。上記上型
には、キャビティ面に多数の吸引孔が設けられている。
吸引孔は、図4に示すように、複数の搾水通過孔5’か
ら一本の集水管6’を経て、真空源V’に連通されてい
る。
【0004】上記成形用品製造装置を用いて成形品を得
るには、上型と下型とを、閉合した状態で、低圧状態で
水硬性無機質組成物をキャビティに充填、加圧し、且つ
真空源により、系内を減圧状態にすることにより、充填
された水硬性無機質組成物中の余剰の水は、吸引孔、搾
水通過孔5’から集水管6’へと搾水、排出されること
により脱水される。次に、上型と下型を開割すると上型
1側に成形品が吸着され、次いで脱型される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この成形用品製造装置
に於いて成形品を得る場合、上型と成形品面との間に少
しでも隙間が生じると、上型と下型を開割するにあた
り、搾水通過孔内が均一な減圧状態とならず、上型側に
成形品が吸着されない部位が発生する。この現象は成形
品の中央部より端部に発生しやすく、端部の変形した成
形品が得られることがある。
【0006】本発明は上記の課題を解決し、水硬性無機
質組成物中の余剰の水を吸引し、脱水する成形型であっ
ても、上型と下型を開割するにあたり、上型側に成形品
が確実に吸着でき、成形不良を生じにくい水硬性無機質
成形品の成形型を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の水硬性無機質成
形品の成形装置は、閉合した状態で水硬性無機質組成物
を供給するためのキャビティを形成する開割閉合可能な
一対の型からなり、一方の型の型面に複数の吸引孔が設
けられ、上記吸引孔が2つ以上の集水管に分割されて、
各集水管からそれぞれ別個の真空源に連通されているも
のである。
【0008】本発明に於いて、水硬性無機質組成物と
は、セメント、石膏、珪酸カルシウム等の水和反応によ
って硬化する水硬性無機物質と、水硬性無機物質を硬化
させ、流動性を付与させる為に必要な量の水とからな
り、必要に応じて補強材として鉱物繊維、硝子繊維等の
無機質繊維、動植物繊維、合成繊維、半合成繊維、再生
繊維等の有機質繊維、骨材として砂、砂利等、急結剤、
顔料などが含有されているものである。
【0009】本発明に於いて、一方の型の型のキャビテ
ィを形成する面には、キャビティ全体から均一に水を吸
引するために、吸引孔に連通した多数の小孔を有する水
切板が設けられていてもよい。さらに、上記水切板の表
面には、水が透過し、水以外の水硬性無機質組成物が透
過しない濾布が設けられていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図1は本発明の水硬性無機質成形品
の成形型の一例を示す縦断面図であり、型が閉合された
状態を示している。
【0011】図1に於いて、1は一方の型である上型、
2は上型と開割閉合可能な下型、3は水硬性無機質組成
物、4は上型1に設けられた吸引孔、61は集水管であ
る。
【0012】上記水硬性無機質成形品の成形用型は、閉
合した状態で水硬性無機質組成物3を供給するためのキ
ャビティを形成する開割閉合可能な一対の型1(上型)
と2(下型)とからなり、上型1の型面には複数の吸引
孔4が設けられ、搾水通過孔5に連通している。上型1
のキャビティを形成する面には、吸引孔4に連通した多
数の小孔を有する水切板、濾布などからなる濾過ユニッ
ト41が設けられている。又、下型2は、型枠21内を
上下自在に昇降できるようになされている。
【0013】図2は図1の水硬性無機質成形品の成形型
の横断面図である。図2に示すように、複数の搾水通過
孔51・・・51の群が集水管61に一旦集結され、両
端の搾水通過孔52、52がそれぞれ集水管62に集結
され、集水管61、62はそれぞれ別個の真空源V1
2に連通されている。
【0014】図3は本発明に使用される真空源V1 の構
成を説明する説明図である。真空源V1 は、図3に示す
ように、気液分離装置7、調節バルブ8及び真空ポンプ
9とからなる。集水管61は、排水口71を有する気液
分離装置7から、調節バルブ8を介して真空ポンプ9に
連通されている。なお、真空源V2 の構成も真空源V1
と同様であるので説明を省略する。
【0015】本発明の水硬性無機質成形品の成形型を用
いて成形品を得るには、まず上型1のキャビティ面に濾
過ユニット41を取り付けた後、図示しない押圧機構に
より下降させて下型2と閉合し、キャビティを形成する
と共に、図示しないタンクから供給ポンプを用いて、キ
ャビティ内を充填するのに充分な量の水硬性無機質組成
物3を圧入する。
【0016】水硬性無機質組成物3をキャビティ内に圧
入すると共に、上型1に設けられた吸引孔4内の空気
を、真空ポンプ9及び調節バルブ8により、吸引孔4及
び吸引孔4に連通した搾水通過孔51・・・51、5
2、52、集水管61、62内を減圧状態にする。する
と、キャビティ内に供給された水硬性無機質組成物3中
の余剰の水は、濾過ユニット41中の小孔から吸引孔
4、搾水通過孔51・・・51、52、52、集水管6
1、62を介して気液分離装置7により空気と分離さ
れ、排水口71から排出される。
【0017】この際、真空源V1 、V2 が別個に集水管
61、62から搾水通過孔51、52に連通して系内を
減圧状態にしているので、両端の搾水通過孔52が、仮
に上型1と成形品面との間に隙間が生じ、空気がリーク
していたとしても、独立した真空源V2 により、搾水通
過孔52、集水管62が十分に減圧状態になるので、上
型1側に成形品が確実に吸着できる。
【0018】
【発明の効果】本発明の水硬性無機質成形品の成形型
は、閉合した状態で水硬性無機質組成物を供給するため
のキャビティを形成する開割閉合可能な一対の型からな
り、一方の型の型面に複数の吸引孔が設けられ、上記吸
引孔が2つ以上の集水管に分割されて、各集水管からそ
れぞれ別個の真空源に連通されているので、上型と下型
を開割するにあたり、上型側に成形品が確実に吸着で
き、成形不良を生じにくいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水硬性無機質成形品の成形型の一例を
示す縦断面図であり、型が閉合した状態を示す。
【図2】図1の成形型の横断面図である。
【図3】本発明の水硬性無機質成形品の成形型に使用さ
れる真空源を示す説明図である。
【図4】従来の水硬性無機質成形品の成形型を示す横断
面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 水硬性無機質組成物 4 吸引孔 61、62 集水管 V1 、V2 真空源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉合した状態で水硬性無機質組成物を供
    給するためのキャビティを形成する開割閉合可能な一対
    の型からなり、一方の型の型面に複数の吸引孔が設けら
    れ、上記吸引孔が2つ以上の集水管に分割されて、各集
    水管からそれぞれ別個の真空源に連通されていることを
    特徴とする水硬性無機質成形品の成形型。
JP16573897A 1997-06-23 1997-06-23 水硬性無機質成形品の成形型 Pending JPH1110619A (ja)

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JP16573897A JPH1110619A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 水硬性無機質成形品の成形型

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JP16573897A JPH1110619A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 水硬性無機質成形品の成形型

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104290179A (zh) * 2014-10-16 2015-01-21 福建省诺希新材料科技有限公司 一种抽滤注浆石膏模具
CN106313295A (zh) * 2015-06-25 2017-01-11 上海宝路卫浴陶瓷有限公司 一种中压真空注浆设备

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104290179A (zh) * 2014-10-16 2015-01-21 福建省诺希新材料科技有限公司 一种抽滤注浆石膏模具
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