JPH11105888A - 汚物収容袋 - Google Patents
汚物収容袋Info
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- JPH11105888A JPH11105888A JP27398897A JP27398897A JPH11105888A JP H11105888 A JPH11105888 A JP H11105888A JP 27398897 A JP27398897 A JP 27398897A JP 27398897 A JP27398897 A JP 27398897A JP H11105888 A JPH11105888 A JP H11105888A
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- Japan
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- bag
- finger
- finger insertion
- filth
- end side
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/10—Waste collection, transportation, transfer or storage, e.g. segregated refuse collecting, electric or hybrid propulsion
Landscapes
- Non-Flushing Toilets (AREA)
- Refuse Receptacles (AREA)
- Bag Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 汚物を明確に視認でき、確実につかんで袋体
に収容することのできる汚物収容袋を提供すること。 【解決手段】 この汚物収容袋1は、末端側に袋開口部
17を有し、先端側が溶着線13,14の位置で水密状
に熱溶着されていて裏返し可能な袋体2からなる収容袋
であって、ある指が挿入される第1指挿入袋部3と、第
1指挿入袋部3に対し近接離間自在に形成されて他の指
が挿入される第2指挿入袋部4とを袋体2の先端側に設
け、第1指挿入袋部3と第2指挿入袋部4との間に生じ
る空隙部5を通して袋体2の背面側を見通せるようにな
っている。また、末端側から先端側にわたる袋体2の側
縁部8,9がそれぞれ内方へ断面ほぼΣ字状に折り畳ま
れた、折り入れ部6,7を備えている。そして、第1指
挿入袋部3と第2指挿入袋部4の全体または一部に、末
端側からの折り入れ部6,7が延在している。
に収容することのできる汚物収容袋を提供すること。 【解決手段】 この汚物収容袋1は、末端側に袋開口部
17を有し、先端側が溶着線13,14の位置で水密状
に熱溶着されていて裏返し可能な袋体2からなる収容袋
であって、ある指が挿入される第1指挿入袋部3と、第
1指挿入袋部3に対し近接離間自在に形成されて他の指
が挿入される第2指挿入袋部4とを袋体2の先端側に設
け、第1指挿入袋部3と第2指挿入袋部4との間に生じ
る空隙部5を通して袋体2の背面側を見通せるようにな
っている。また、末端側から先端側にわたる袋体2の側
縁部8,9がそれぞれ内方へ断面ほぼΣ字状に折り畳ま
れた、折り入れ部6,7を備えている。そして、第1指
挿入袋部3と第2指挿入袋部4の全体または一部に、末
端側からの折り入れ部6,7が延在している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば犬や猫など
の糞,被介護者の大便,水絞りされる残飯といった直接
手で触れにくい汚物をつかんで収容する汚物収容袋に関
する。
の糞,被介護者の大便,水絞りされる残飯といった直接
手で触れにくい汚物をつかんで収容する汚物収容袋に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の汚物収容袋のうち、例えば
散歩中の犬の糞を収容するものとして、汎用の収容袋が
市販されている。但し、この収容袋だけでは柔軟な袋開
口を開けた状態に保持しにくいことから、袋開口に装着
されて開閉する袋開口保持具が多数出願され、あるいは
市販されている。このような収容袋に糞を収容するにあ
たっては、袋開口保持具を開いておき、犬からの糞を直
接受けたりまたは地面に落ちた糞を拾い上げて投入する
ようにしている。
散歩中の犬の糞を収容するものとして、汎用の収容袋が
市販されている。但し、この収容袋だけでは柔軟な袋開
口を開けた状態に保持しにくいことから、袋開口に装着
されて開閉する袋開口保持具が多数出願され、あるいは
市販されている。このような収容袋に糞を収容するにあ
たっては、袋開口保持具を開いておき、犬からの糞を直
接受けたりまたは地面に落ちた糞を拾い上げて投入する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、犬が便意を
催したとき袋開口保持具で直接糞を受けるのは困難であ
る。そのため、いったん地面に落ちた糞をスコップなど
ですくい上げて袋開口保持具から収容袋内へ投入する場
合が多い。従って、袋開口保持具を用いる場合は、その
他に収容袋やスコップなどを持ち歩かなければならず、
散歩するうえで厄介な荷物となる。一方、使用の際に糞
尿が用具に付着することが多々あるので、衛生上1回き
りで使い捨てできるものが望ましいが、袋開口保持具は
比較的高価であるから使い捨てには向かない。
催したとき袋開口保持具で直接糞を受けるのは困難であ
る。そのため、いったん地面に落ちた糞をスコップなど
ですくい上げて袋開口保持具から収容袋内へ投入する場
合が多い。従って、袋開口保持具を用いる場合は、その
他に収容袋やスコップなどを持ち歩かなければならず、
散歩するうえで厄介な荷物となる。一方、使用の際に糞
尿が用具に付着することが多々あるので、衛生上1回き
りで使い捨てできるものが望ましいが、袋開口保持具は
比較的高価であるから使い捨てには向かない。
【0004】他方、スーパーマーケットなどで商品買上
時に提供される合成樹脂シート製の商品収容袋を、散歩
の際にそのまま汚物収容袋に転用しているのをよく見か
ける。この商品収容袋を用いる場合は、把手側の袋開口
から袋内に手を挿入し、地面上の糞を袋越しにつかんで
拾い上げ、袋体を裏返すことにより、糞を収容するよう
にしている。
時に提供される合成樹脂シート製の商品収容袋を、散歩
の際にそのまま汚物収容袋に転用しているのをよく見か
ける。この商品収容袋を用いる場合は、把手側の袋開口
から袋内に手を挿入し、地面上の糞を袋越しにつかんで
拾い上げ、袋体を裏返すことにより、糞を収容するよう
にしている。
【0005】ところで、前記の商品収容袋は、先端部分
が直線的に熱溶着されていて両隅に隅角部を有してお
り、一般に不透明な素材で構成されている。そのため、
先端部分で糞などを広範囲に覆い隠してしまい、糞を的
確に拾い上げられないことがある。特に、犬は舗装路面
よりもむしろ草などの生えている場所で用便をする習性
があることから、草が邪魔になって一層見えにくくな
る。また、袋内は比較的広く指のかかる部分がないこと
から、指が空すべりして糞をつかみ損ねることがある。
が直線的に熱溶着されていて両隅に隅角部を有してお
り、一般に不透明な素材で構成されている。そのため、
先端部分で糞などを広範囲に覆い隠してしまい、糞を的
確に拾い上げられないことがある。特に、犬は舗装路面
よりもむしろ草などの生えている場所で用便をする習性
があることから、草が邪魔になって一層見えにくくな
る。また、袋内は比較的広く指のかかる部分がないこと
から、指が空すべりして糞をつかみ損ねることがある。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、汚物を明確に視認でき、確実に
つかんで袋体に収容することのできる汚物収容袋の提供
を目的とする。
なされたものであって、汚物を明確に視認でき、確実に
つかんで袋体に収容することのできる汚物収容袋の提供
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る汚物収容袋は、末端側に袋開口部を有
し、先端側が水密状に熱溶着されていて裏返し可能な袋
体からなる汚物収容袋であって、少なくとも1本の指が
挿入される第1指挿入袋部と、第1指挿入袋部に対し近
接離間自在に形成されて他の指が挿入される第2指挿入
袋部とを袋体の先端側に設け、離間したときの第1指挿
入袋部と第2指挿入袋部との間に生じる空隙部を通して
袋体の背面側を見通せるように構成してある。
に、本発明に係る汚物収容袋は、末端側に袋開口部を有
し、先端側が水密状に熱溶着されていて裏返し可能な袋
体からなる汚物収容袋であって、少なくとも1本の指が
挿入される第1指挿入袋部と、第1指挿入袋部に対し近
接離間自在に形成されて他の指が挿入される第2指挿入
袋部とを袋体の先端側に設け、離間したときの第1指挿
入袋部と第2指挿入袋部との間に生じる空隙部を通して
袋体の背面側を見通せるように構成してある。
【0008】また、前記の構成において、挿入される手
よりも袋開口部および袋体が十分に大きく形成されてい
るとともに、末端側から先端側にわたる袋体の側縁部が
内方へ断面ほぼΣ字状に折り畳まれた折り入れ部を備え
ているものである。
よりも袋開口部および袋体が十分に大きく形成されてい
るとともに、末端側から先端側にわたる袋体の側縁部が
内方へ断面ほぼΣ字状に折り畳まれた折り入れ部を備え
ているものである。
【0009】そして、前記の構成において、第1指挿入
袋部と第2指挿入袋部の全体または一部に、末端側から
の折り入れ部が延在しているものである。
袋部と第2指挿入袋部の全体または一部に、末端側から
の折り入れ部が延在しているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
汚物収容袋を示す正面図、図2は汚物収容袋の外観図、
図3は図1におけるA−A線端面図、図4は図1におけ
るB−B線端面図である。各図において、本実施形態に
係る汚物収容袋1は、熱溶着できて柔軟性のある合成樹
脂シート(例えば、ポリエチレンシート)製の筒状原料
を用いて製造されており、末端側に袋開口部17を有
し、先端側が水密状(すなわち、水を通さない状態)に
熱溶着されていて裏返し可能な袋体2から主に構成され
ている。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
汚物収容袋を示す正面図、図2は汚物収容袋の外観図、
図3は図1におけるA−A線端面図、図4は図1におけ
るB−B線端面図である。各図において、本実施形態に
係る汚物収容袋1は、熱溶着できて柔軟性のある合成樹
脂シート(例えば、ポリエチレンシート)製の筒状原料
を用いて製造されており、末端側に袋開口部17を有
し、先端側が水密状(すなわち、水を通さない状態)に
熱溶着されていて裏返し可能な袋体2から主に構成され
ている。
【0011】この汚物収容袋1では、親指が挿入される
第1指挿入袋部3が、袋体2の先端側側部に図中1点鎖
線で示す溶着線13から外方部分でヒートシール(熱溶
着)されて形成されている。同様に、人差指から小指ま
でが挿入される第2指挿入袋部4が、第1指挿入袋部3
の横方に1点鎖線で示す溶着線14から外方部分で熱溶
着されており、第1指挿入袋部3に対し近接離間自在に
形成されている。また、符号16は袋体2内で手Hを安
定に保持するための絞り部であり、溶着線15から外方
部分で熱溶着により形成されている。尚、各溶着線1
3,14,15から外方の熱溶着部分はそれぞれ各溶着
線に沿って切断されて、ミトン状の汚物収容袋1の外観
を呈する。
第1指挿入袋部3が、袋体2の先端側側部に図中1点鎖
線で示す溶着線13から外方部分でヒートシール(熱溶
着)されて形成されている。同様に、人差指から小指ま
でが挿入される第2指挿入袋部4が、第1指挿入袋部3
の横方に1点鎖線で示す溶着線14から外方部分で熱溶
着されており、第1指挿入袋部3に対し近接離間自在に
形成されている。また、符号16は袋体2内で手Hを安
定に保持するための絞り部であり、溶着線15から外方
部分で熱溶着により形成されている。尚、各溶着線1
3,14,15から外方の熱溶着部分はそれぞれ各溶着
線に沿って切断されて、ミトン状の汚物収容袋1の外観
を呈する。
【0012】また、末端側から先端側にわたる袋体2両
側の側縁部8,9は、内方へ断面Σ字状(いわゆる、ガ
ゼット方式)に折り畳まれており、これによって折り入
れ部6,7が形成されている。そのため、挿入される手
Hよりも袋開口部17および袋体2が十分に広くなって
いる。これらの折り入れ部6,7は、第1指挿入袋部3
の全体と第2指挿入袋部4の一部分の領域において末端
側から延在して設けられている。すなわち、当該延在部
分は、それぞれ2層の指挿入袋部3または4と、2層の
折り入れ部6または7とにより4層に積重されている。
更に、袋体2と折り入れ部6,7のそれぞれの上部両端
には、上端が溶着線12の位置で熱溶着によりリング状
にされた把手輪部10と把手輪部11がそれぞれ設けら
れている。
側の側縁部8,9は、内方へ断面Σ字状(いわゆる、ガ
ゼット方式)に折り畳まれており、これによって折り入
れ部6,7が形成されている。そのため、挿入される手
Hよりも袋開口部17および袋体2が十分に広くなって
いる。これらの折り入れ部6,7は、第1指挿入袋部3
の全体と第2指挿入袋部4の一部分の領域において末端
側から延在して設けられている。すなわち、当該延在部
分は、それぞれ2層の指挿入袋部3または4と、2層の
折り入れ部6または7とにより4層に積重されている。
更に、袋体2と折り入れ部6,7のそれぞれの上部両端
には、上端が溶着線12の位置で熱溶着によりリング状
にされた把手輪部10と把手輪部11がそれぞれ設けら
れている。
【0013】引続き、この汚物収容袋1により汚物をつ
かんで収容する態様を、図5乃至図8を主に用いて説明
する。まず、汚物収容袋1の把手輪部10または11を
片手で持ち、他方の手Hを袋開口部17から袋体2内に
深く差し込む。続いて、親指F1を第1指挿入袋部3の
指挿通空間3A内に差し入れ、人差指F2を初めとする
残りの指は第2指挿入袋部4の指挿通空間4A内に差し
入れる。このとき、図5の如く、折り入れ部6,7の上
面に各指が載置されるように、指挿通空間3A,4A内
の適切な位置を選んでそれぞれの指を配置する。
かんで収容する態様を、図5乃至図8を主に用いて説明
する。まず、汚物収容袋1の把手輪部10または11を
片手で持ち、他方の手Hを袋開口部17から袋体2内に
深く差し込む。続いて、親指F1を第1指挿入袋部3の
指挿通空間3A内に差し入れ、人差指F2を初めとする
残りの指は第2指挿入袋部4の指挿通空間4A内に差し
入れる。このとき、図5の如く、折り入れ部6,7の上
面に各指が載置されるように、指挿通空間3A,4A内
の適切な位置を選んでそれぞれの指を配置する。
【0014】ところで、図6に示すように、犬は公園な
どで草Tの生えている場所に用便をする習性がある。そ
こで、上記のように汚物収容袋1を装着した手Hを、糞
(以下、汚物と称する)の上方にかざす。このとき、親
指F1で第1指挿入袋部3を開くと、第1指挿入袋部3
と第2指挿入袋部4の間に空隙部5ができる。従って、
たとえ草Tなどが繁っている場所であっても、空隙部5
を通して袋体2背面側を見通すことができる。これによ
り、空隙部5から汚物Dの位置や大きさを明確に視認す
ることができる。
どで草Tの生えている場所に用便をする習性がある。そ
こで、上記のように汚物収容袋1を装着した手Hを、糞
(以下、汚物と称する)の上方にかざす。このとき、親
指F1で第1指挿入袋部3を開くと、第1指挿入袋部3
と第2指挿入袋部4の間に空隙部5ができる。従って、
たとえ草Tなどが繁っている場所であっても、空隙部5
を通して袋体2背面側を見通すことができる。これによ
り、空隙部5から汚物Dの位置や大きさを明確に視認す
ることができる。
【0015】更に、この汚物収容袋1はミトン形状にな
っていて、第2指挿入袋部4が人差指から小指までを挿
入できるほど幅広に形成されているので、図7に示すよ
うに、汚物Dの背面側から手前側に向けて地面Eごと削
ぎ取るように、第2指挿入袋部4を図中矢印R方向に引
き寄せるだけで、地面Eに汚物Dを残すことなく確実に
つかんですくい上げることができる。また、汚物Dをつ
かむ際に、第1指挿入袋部3や第2指挿入袋部4の内面
に指がかかるため、袋体2内で指が空すべりすることが
ない。従って、袋体2を介して汚物Dを確実につかむこ
とができる。
っていて、第2指挿入袋部4が人差指から小指までを挿
入できるほど幅広に形成されているので、図7に示すよ
うに、汚物Dの背面側から手前側に向けて地面Eごと削
ぎ取るように、第2指挿入袋部4を図中矢印R方向に引
き寄せるだけで、地面Eに汚物Dを残すことなく確実に
つかんですくい上げることができる。また、汚物Dをつ
かむ際に、第1指挿入袋部3や第2指挿入袋部4の内面
に指がかかるため、袋体2内で指が空すべりすることが
ない。従って、袋体2を介して汚物Dを確実につかむこ
とができる。
【0016】そうして、一方の手Hで汚物Dをつかんだ
状態で、把手輪部10または11を反対の手で持ちその
まま引き下げる。同時に、手Hを袋体2から引き抜くよ
うにする。すると、図8に示すように、汚物収容袋1全
体が裏返しにされて、袋体2の裏面2aや把手輪部1
0,11の裏面10a,11aが表側に露出し、汚物D
は裏返された袋体2内に収容されるのである。このと
き、これまで内方へ折り込まれていた両側の側縁部8,
9は外方へ展開する。汚物Dを収容したのちは、そのま
ま把手輪部10,11に指を通したり、把手輪部10,
11を軽く結んだりして、汚物収容袋1を持ち歩くこと
ができる。
状態で、把手輪部10または11を反対の手で持ちその
まま引き下げる。同時に、手Hを袋体2から引き抜くよ
うにする。すると、図8に示すように、汚物収容袋1全
体が裏返しにされて、袋体2の裏面2aや把手輪部1
0,11の裏面10a,11aが表側に露出し、汚物D
は裏返された袋体2内に収容されるのである。このと
き、これまで内方へ折り込まれていた両側の側縁部8,
9は外方へ展開する。汚物Dを収容したのちは、そのま
ま把手輪部10,11に指を通したり、把手輪部10,
11を軽く結んだりして、汚物収容袋1を持ち歩くこと
ができる。
【0017】尚、この汚物収容袋1によれば、折り入れ
部6,7を有しているので、袋開口部17や袋体2内に
ゆとりができ、手Hを袋体2内に挿入しやすい。しか
も、汚物Dの量が多いときでも、それまで折り畳まれて
いた折り入れ部6,7の側縁部8,9が外方に広がるの
で、多量の汚物Dを収容できる。反面、使用しないとき
は折り入れ部6,7が折り畳まれているので、袋体2全
体としては嵩張らずコンパクトである。また、袋体2内
はゆったりしているので、手Hを挿入して汚物Dをつか
んだ状態でも袋体2を裏返しやすい。そして、指で触れ
る部分が袋体2の1層と折り入れ部6または7の2層か
らなる多層構造となっているので、汚物Dからの感触や
温もりが指先に伝わりにくく不快感を覚えにくい。
部6,7を有しているので、袋開口部17や袋体2内に
ゆとりができ、手Hを袋体2内に挿入しやすい。しか
も、汚物Dの量が多いときでも、それまで折り畳まれて
いた折り入れ部6,7の側縁部8,9が外方に広がるの
で、多量の汚物Dを収容できる。反面、使用しないとき
は折り入れ部6,7が折り畳まれているので、袋体2全
体としては嵩張らずコンパクトである。また、袋体2内
はゆったりしているので、手Hを挿入して汚物Dをつか
んだ状態でも袋体2を裏返しやすい。そして、指で触れ
る部分が袋体2の1層と折り入れ部6または7の2層か
らなる多層構造となっているので、汚物Dからの感触や
温もりが指先に伝わりにくく不快感を覚えにくい。
【0018】他方、図9に示した如く、5本指をそれぞ
れ個別に挿入できるように、親指F1が挿入される第1
指挿入袋部3と、溶着線14aで水密状に形成された独
立の第2指挿入袋部4a,4b,4c,4dを備えた汚
物収容袋1aを提供することも可能である。かかる構成
の場合は、各指が自由に使えることから、残飯などの汚
物Dを水切り処理する場合に好適である。
れ個別に挿入できるように、親指F1が挿入される第1
指挿入袋部3と、溶着線14aで水密状に形成された独
立の第2指挿入袋部4a,4b,4c,4dを備えた汚
物収容袋1aを提供することも可能である。かかる構成
の場合は、各指が自由に使えることから、残飯などの汚
物Dを水切り処理する場合に好適である。
【0019】尚、上記した各実施形態では、親指F1用
の第1指挿入袋部3を例示したが、本発明はそれ以外
に、例えば第1の指挿入袋部として中指用のものを形成
するとともに、その両側に2つの第2指挿入袋部を第1
の指挿入袋部に対しそれぞれ近接離間自在に設けること
も可能である。その場合の第2指挿入袋部としては、親
指および人差指を一体に挿入するものや、薬指および小
指を一体に挿入するものなど種々の態様が例示される。
の第1指挿入袋部3を例示したが、本発明はそれ以外
に、例えば第1の指挿入袋部として中指用のものを形成
するとともに、その両側に2つの第2指挿入袋部を第1
の指挿入袋部に対しそれぞれ近接離間自在に設けること
も可能である。その場合の第2指挿入袋部としては、親
指および人差指を一体に挿入するものや、薬指および小
指を一体に挿入するものなど種々の態様が例示される。
【0020】また、上記では両側の側縁部8,9をそれ
ぞれ内向きに折り畳んで2つの折り入れ部6,7を形成
した例を示したが、手を容易に挿入できたり裏返し動作
を容易に行える広ささえ確保できれば、袋体の片側だけ
に折り入れ部を設けても構わない。更には折り入れ部を
全く設けないものでも、前記の広ささえ有する袋体であ
れば、本発明による最低限の効果は奏し得る。
ぞれ内向きに折り畳んで2つの折り入れ部6,7を形成
した例を示したが、手を容易に挿入できたり裏返し動作
を容易に行える広ささえ確保できれば、袋体の片側だけ
に折り入れ部を設けても構わない。更には折り入れ部を
全く設けないものでも、前記の広ささえ有する袋体であ
れば、本発明による最低限の効果は奏し得る。
【0021】また、上記の折り入れ部は、必ずしも袋開
口部17から先端部にわたる袋体2の全般にかけて設け
る必要はなく、袋体2の上下途中に設けることも可能で
ある。例えば、袋開口部17から各指挿入袋部手前まで
の袋体2に折り入れ部を設けてもよい。あるいは、袋体
2の途中から先端の各指挿入袋部にかけて折り入れ部を
設けても構わない。
口部17から先端部にわたる袋体2の全般にかけて設け
る必要はなく、袋体2の上下途中に設けることも可能で
ある。例えば、袋開口部17から各指挿入袋部手前まで
の袋体2に折り入れ部を設けてもよい。あるいは、袋体
2の途中から先端の各指挿入袋部にかけて折り入れ部を
設けても構わない。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る汚物収
容袋によれば、少なくとも1本の指が挿入される第1指
挿入袋部と、第1指挿入袋部に対し近接離間自在に形成
されて他の指が挿入される第2指挿入袋部とを袋体の先
端側に設けてあるから、袋体に手を差し入れて汚物をつ
かむときに、第1指挿入袋部と第2指挿入袋部間の空隙
部から袋背面を見通せる。従って、汚物の位置や大きさ
を確実に視認することができる。更に、汚物をつかむ際
には第1指挿入袋部内や第2指挿入袋部内で指がかかる
ので、袋体内で指が空すべりしたりすることがなく、袋
体を介して汚物をしっかりとつかむことができる。すな
わち、この汚物収容袋は、犬猫の糞処理はもとより、寝
たきり老人や重度障害者の用便処理、あるいは残飯の水
切り処理などにも好適に用いることができる。
容袋によれば、少なくとも1本の指が挿入される第1指
挿入袋部と、第1指挿入袋部に対し近接離間自在に形成
されて他の指が挿入される第2指挿入袋部とを袋体の先
端側に設けてあるから、袋体に手を差し入れて汚物をつ
かむときに、第1指挿入袋部と第2指挿入袋部間の空隙
部から袋背面を見通せる。従って、汚物の位置や大きさ
を確実に視認することができる。更に、汚物をつかむ際
には第1指挿入袋部内や第2指挿入袋部内で指がかかる
ので、袋体内で指が空すべりしたりすることがなく、袋
体を介して汚物をしっかりとつかむことができる。すな
わち、この汚物収容袋は、犬猫の糞処理はもとより、寝
たきり老人や重度障害者の用便処理、あるいは残飯の水
切り処理などにも好適に用いることができる。
【0023】また、折り入れ部を設けてあるから、袋開
口部や袋体内にゆとりができ、袋体内に手を挿入しやす
い。しかも、汚物の量が多いときにはそれまで折り畳ま
れていた側縁部が外方へ広がるので、多量の汚物を収容
できる。反面、不使用時には折り入れ部が折り畳まれて
いるので、袋全体としては嵩張らない。また、袋体内は
ゆったりしているから、手を挿入し汚物をつかんだ状態
でも裏返しやすい。
口部や袋体内にゆとりができ、袋体内に手を挿入しやす
い。しかも、汚物の量が多いときにはそれまで折り畳ま
れていた側縁部が外方へ広がるので、多量の汚物を収容
できる。反面、不使用時には折り入れ部が折り畳まれて
いるので、袋全体としては嵩張らない。また、袋体内は
ゆったりしているから、手を挿入し汚物をつかんだ状態
でも裏返しやすい。
【0024】そして、指で触れる部分は袋体1層だけで
なく折り入れ部2層も介在しているので、汚物からの感
触や温もりが指先に伝わりにくく、心地悪さが軽減す
る。
なく折り入れ部2層も介在しているので、汚物からの感
触や温もりが指先に伝わりにくく、心地悪さが軽減す
る。
【図1】本発明の一実施形態に係る汚物収容袋を示す正
面図である。
面図である。
【図2】汚物収容袋の外観図である。
【図3】図1におけるA−A線端面図である。
【図4】図1におけるB−B線端面図である。
【図5】第1指挿入袋部および第2指挿入袋部に指を挿
入した状態を示す図4対応の説明図である。
入した状態を示す図4対応の説明図である。
【図6】汚物をつかもうとする状態を示す外観図であ
る。
る。
【図7】汚物をつかもうとする状態を示す側面図であ
る。
る。
【図8】汚物をつかんだのちに袋体を裏返した状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図9】本発明の別の実施形態に係る汚物収容袋を示す
正面図である。
正面図である。
1,1a 汚物収容袋 2 袋体 3 第1指挿入袋部 4,4a,4b,4c,4d 第2指挿入袋部 5 空隙部 6,7 折り入れ部 8,9 側縁部 17 袋開口部 D 汚物 F1 親指 F2 人差指 H 手
Claims (3)
- 【請求項1】 末端側に袋開口部を有し、先端側が水密
状に熱溶着されていて裏返し可能な袋体からなる汚物収
容袋であって、少なくとも1本の指が挿入される第1指
挿入袋部と、第1指挿入袋部に対し近接離間自在に形成
されて他の指が挿入される第2指挿入袋部とを袋体の先
端側に設け、離間したときの第1指挿入袋部と第2指挿
入袋部との間に生じる空隙部を通して袋体の背面側を見
通せるようにしたことを特徴とする汚物収容袋。 - 【請求項2】 挿入される手よりも袋開口部および袋体
が十分に大きく形成されているとともに、末端側から先
端側にわたる袋体の側縁部が内方へ断面ほぼΣ字状に折
り畳まれた折り入れ部を備えていることを特徴とする請
求項1記載の汚物収容袋。 - 【請求項3】 第1指挿入袋部と第2指挿入袋部の全体
または一部に、末端側からの折り入れ部が延在している
ことを特徴とする請求項2記載の汚物収容袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27398897A JPH11105888A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 汚物収容袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27398897A JPH11105888A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 汚物収容袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105888A true JPH11105888A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17535384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27398897A Pending JPH11105888A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 汚物収容袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11105888A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8566965B2 (en) | 2011-10-31 | 2013-10-29 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Elastomeric articles having a welded seam that possess strength and elasticity |
US9707715B2 (en) | 2011-10-31 | 2017-07-18 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Elastomeric articles having a welded seam made from a multi-layer film |
JP2018110564A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 陳仲宏 | ペット用トイレ袋 |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP27398897A patent/JPH11105888A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8566965B2 (en) | 2011-10-31 | 2013-10-29 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Elastomeric articles having a welded seam that possess strength and elasticity |
US9707715B2 (en) | 2011-10-31 | 2017-07-18 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Elastomeric articles having a welded seam made from a multi-layer film |
JP2018110564A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 陳仲宏 | ペット用トイレ袋 |
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