JP2930929B1 - 使い捨て手袋 - Google Patents

使い捨て手袋

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JP2930929B1
JP2930929B1 JP6800398A JP6800398A JP2930929B1 JP 2930929 B1 JP2930929 B1 JP 2930929B1 JP 6800398 A JP6800398 A JP 6800398A JP 6800398 A JP6800398 A JP 6800398A JP 2930929 B1 JP2930929 B1 JP 2930929B1
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glove
water
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paper sheet
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JP6800398A
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JPH11269709A (ja
Inventor
栄作 加藤
Original Assignee
伊藤忠ポリマー株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 ペットの糞の処理を抵抗感なく行え、さらに
その後の廃棄を簡単に行うことができる使い捨て手袋を
提供すること。 【解決手段】 本使い捨て手袋は、水溶性のプラスチッ
クフィルムにより形成された袋状の本体部1と、この本
体部1の外側の手の平側の面に水溶性の紙製シート部材
2が設けられて成る。ペットの糞の処理にこの手袋を使
用した場合、飼い主はまずこれを手に装着し、次に糞を
つまんでこの手袋を裏返す。この処理は紙製シート部材
2を介して行われるので、飼い主は抵抗感なく行うこと
ができる。こうして手袋の中に糞を収容する。次にこれ
を廃棄する場合は、このままトイレに流す。手袋はすべ
て水溶性であるから何等問題は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペットの糞の処理
用、掃除、園芸等の作業用等として好適な使い捨て手袋
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来、犬の散歩途中の糞の処理
に用いられているものとしては、いわゆるビニール袋等
のように水に対し不溶性の単なる袋や、このような素材
による使い捨て手袋等が用いられている。そして、その
処理に際しては、人がその袋(手袋)を手に着用して糞
をつまみ、その糞が内側に至るようにその袋を裏返し、
これを持ち帰り処理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の袋は
経済性や使用後の廃棄を考慮すると薄く作る必要があ
る。このため使用感触としては処理物を直接つまむ感じ
に近く、使用時に抵抗感がある。また、昨今のごみ処理
事情では糞と袋とを別々に処理する必要がある。例えば
糞はトイレに流し、袋は燃えないごみとして出すといっ
た処理である。しかし、このような処理は飼い主にとっ
ては非常に煩雑で面倒な作業である。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためのもので、その目的は、ペットの糞の処理を抵抗
感なく行え、さらにその後の廃棄を簡単に行うことがで
きる使い捨て手袋を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る使い捨て
手袋は、水溶性のプラスチックフィルムが重ねられて
成された袋状の本体部を有し、この本体部の外側の少な
くとも手の平側の面を覆うように水溶性の紙のシート部
材が設けられている。
【0006】このような手袋を、人が手に着用し、ペッ
トの糞をつまんで裏返せば、その糞は手袋内部に収容さ
れる。このとき、糞に含まれる水分は殆ど紙のシート部
材に吸収されるので、持ち運び途中で本体部が溶けるこ
とはない。また、このとき、紙のシート部材を通して菌
が現れる可能性があるが、この菌はプラスチックフィル
ムの本体部によって手に付着することが阻止される。ま
た手袋全体が水溶性であるので、廃棄のときはそのまま
トイレに流すことができる。
【0007】請求項2に係る使い捨て手袋は、請求項1
に係る手袋において、本体部は同一形状の2枚のプラス
チックフィルムから成り、紙のシート部材はこれらと同
一形状であり、これらプラスチックフィルムと紙のシー
ト部材が積層され、手の挿入口側を除く周辺部が接着さ
れて成っている。
【0008】このような構成によれば、簡単にかつ低コ
ストで製造することができる。
【0009】請求項3に係る使い捨て手袋は、請求項1
または2に係る使い捨て手袋において本体部はミトン型
であることを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、構造が簡単であ
りながら物体を掴む機能が損なわれることはない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態の一部
切り欠き図を示す。この図に示すように、本使い捨て手
袋は、ミトン型の本体部1と、この本体部1の外側の手
の平側の面に設けられた紙製シート部材2とから成って
いる。この手袋は、図2に示すように同一形状の2枚の
本体部形成部材1a,1bとこれらと同一形状の1枚の
紙製シート状部材2が積層されて成り、図1に示すよう
に手の挿入用の開口部10側を除くそれらの周辺が接着
されて形成されている。
【0012】本体部形成部材1a,1bは、水に対し分
散溶解するプラスチックフィルムであり、例えばポリビ
ニールアルコール樹脂を主原料とするフィルムのハイセ
ロン(登録商標)S−400(日合フィルム株式会社
製)が好適である。また、紙製シート部材2も水に対し
分散溶解する性質を有し、素材として例えば、DISS
OLVO(登録商標)のヒートシールタイプのもの(三
島製紙株式会社製)や、MELTYTOWPER(登録
商標;東海加工紙株式会社製)が好適である。紙製シー
ト部材2として、これらの素材が適しているのは、次の
理由による。手や異物を拭くときに一般的ティッシュペ
ーパー、ぺーパータオル等が用いられるが、これらは使
用時に必要な丈夫さを備えていても、水の中に入れるな
らば解離せず、もとの形をとどめている。これに対し上
記の素材は、使用時に必要な丈夫さを備え、かつ水に対
し分散溶解する性質を備えている。このため、使用後に
トイレの水に流したり、土に埋めたりするなどして簡単
に廃棄することができ、自然環境を損なうことがない。
また、本手袋製造の際、上述のこれらの部材の接着はヒ
ートシールによる。
【0013】次に、例として犬を連れた飼い主が本手袋
を使用する場合について説明する。飼い主は、まず手を
本体部1の開口部10から本体部1の中に入れて装着
し、犬の糞をつまみ、紙製シート部材2が糞全体を包む
状態にして本体部1の開口部側から本体部1を裏返す。
このとき、本体部1のいままでの内側が外側となる。こ
れにより糞は手袋に収容される。そして飼い主は、これ
を持ち帰る。この状態において、糞の水分は殆ど紙製シ
ート部材2で吸収されるので、その水分は本体部1にま
では至らない。このため本体部1が溶解し内容物が漏れ
る事態にはならない。また、ここで紙製シート部材2を
透過して菌がその表面に現れる可能性があるが、この菌
は本体部1により遮断される。そして飼い主は、その持
ち帰ったものをそのままトイレに流す。このとき、紙製
シート部材2および本体部1はいずれも水溶性であるか
ら手袋全体は水に溶け、何等の問題も生じない。また、
このまま土に埋めれば本手袋は土中の水分や雨により溶
解し、糞は肥料となる。
【0014】本実施の形態はミトン型の手袋であるか
ら、物体を把持するための機能を十分に備えていなが
ら、形状が簡単であるので容易かつ低コストで製造する
ことができる。
【0015】他の例として、図3に示すように先端部が
単に半円形状であっても良い。この場合、物体を把持す
る機能は十分とは言えないが、きわめて容易にかつ低コ
ストで製造することができる。また、図4に示すように
先端部は図3に示すものと同様に半円形状に近い形状で
あるが、その両端に近い箇所でそれぞれ切込みを有する
形状のものでもよい。この場合、親指を他の指とは別に
入れる部分を両側に備えているので、左右いずれの手に
も装着することができる。そしてこの手袋の全体形状
は、図3に示した手袋に近い形状であるので、素材シー
トの利用率が高く、低コストで製造することができる。
【0016】図5は、複数枚の使い捨て手袋を収容する
収容部5を示したものである。この図に示すように収容
部5には手袋の両端部を接続したものを交互に折り畳ん
だ状態で収容されている。各接続部にはミシン目状に切
込みが入っており、その箇所でちぎり易くなっている。
これによれば、保管、持ち運びが便利であり、1枚ずつ
引き出してちぎるならば、迅速にかつ容易に必要な複数
を得ることができる。
【0017】他の実施の形態を説明する。本手袋は、上
記実施の形態と概ね同じであるが、図6に示すように紙
製シート部材が本体部の外側全体に設けられている。す
なわち、1対の紙製シート部材2a,2bを本体部外側
の手の平側の面と手の甲側の面にそれぞれ設ける。この
ような構成によれば、飼い主が本手袋を着用して、犬の
糞をつまみ、この状態で本手袋を裏返したとき、その糞
は紙製シート部材によって完全に包まれる。このため、
本実施の形態によれば、持ち運び途中で糞が直接本体部
に触れることがないので、その水分で溶解するおそれが
さらに無くなり、より確実に糞を収容することができ
る。また、この手袋によれば、左右いずれの手にも装着
することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の使い捨て手袋によれば、手袋全
体が水溶性であるので、その廃棄はきわめて簡単であ
る。例えばペットの糞等の汚物は、本手袋に収容したま
まトイレに流したり、土に埋めたりして処理することが
できる。また、手袋本体の外側の手の平側の面に紙製シ
ート部材を設けているので、汚物を処理する場合に紙を
介して行うことになり、手袋に直接当たる感覚はなく、
その処理の作業も抵抗感なく行うことができる。また、
拭き取ったり包み込む汚物の量や質によっては、紙製シ
ート部材を通して多くの菌が表面に現れる可能性があ
る。しかし、このときはプラスチックフィルムの本体部
により、菌を遮断するので、手に菌が付着(感染)する
ことはなく、衛生面でも優れている。このように、本使
い捨て手袋は、水溶性プラスチックフィルム/(手)/
水溶性プラスチックフィルム/水溶性紙、の構造を有し
ているので汚物の処理に最適である。
【0019】本発明の使い捨て手袋は、ペットの糞等の
汚物の処理用としてのみならず、清掃や園芸等のように
一般の作業におけるゴミ、よごれ等の処理にも用いるこ
とができ、それら作業後の手袋の廃棄はきわめて簡単と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一部切り欠き図である。
【図2】図1に示した手袋の組立斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の変形例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の変形例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の手袋を複数枚収納する収
納部についての説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の一部切り欠き図であ
る。
【符号の説明】
1 本体部 2 紙製シート部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A41D 19/00 - 19/01 A01K 23/00 A47L 13/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性のプラスチックフィルムが重ね
    られて形成された袋状の本体部を有し、この本体部の外
    側の少なくとも手の平側の面を覆うように水溶性の紙の
    シート部材が設けられている使い捨て手袋。
  2. 【請求項2】 本体部は同一形状の2枚のプラスチッ
    クフィルムから成り、紙のシート部材はこれらと同一形
    状であり、これらプラスチックフィルムと紙のシート部
    材が積層され、手の挿入口側を除く周辺部が接着されて
    成る請求項1に記載の使い捨て手袋。
  3. 【請求項3】 本体部はミトン型であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の使い捨て手袋。
JP6800398A 1998-03-18 1998-03-18 使い捨て手袋 Expired - Lifetime JP2930929B1 (ja)

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