JPH11104093A - 生体磁気計測システム - Google Patents

生体磁気計測システム

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JPH11104093A
JPH11104093A JP9269530A JP26953097A JPH11104093A JP H11104093 A JPH11104093 A JP H11104093A JP 9269530 A JP9269530 A JP 9269530A JP 26953097 A JP26953097 A JP 26953097A JP H11104093 A JPH11104093 A JP H11104093A
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Japan
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measurement system
displayed
isomagnetic field
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JP9269530A
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English (en)
Inventor
Kenji Teshigawara
健二 勅使河原
Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
Kazuhiro Mishiro
一弘 三代
Keiji Tsukada
啓二 塚田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】等磁場線図の動的な時間変化表示を行うことに
より、迅速且つ高信頼の解析が行える生体磁気計測シス
テムを提供する。 【解決手段】所定の間隔を持って配置された複数の磁気
センサによって生体の発する磁気を任意の時間間隔で検
出し、前記磁気センサによって検出された磁気信号を磁
場分布の磁場の大きさが等しい場所を結んだ等磁場線図
として表示する等磁場線図表示領域を含む表示手段を有
する生体磁気計測システムにおいて、前記表示手段は、
前記磁気センサによって検出が行われた時間を表示する
時間軸表示領域と、当該時間軸表示領域上で、等磁場線
図として表示すべき検出時間を設定する表示時間設定手
段とを有する。 【効果】等磁場線図と時間波形、若しくは更にMRI画
像を同時に表示し、任意の計測時間についての計測デー
タを動的に表示することができるので、迅速且つ信頼性
の高い解析を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者から発生す
る微弱な磁気信号を磁気シールドルーム内で計測する生
体磁気計測システムに係り、特に生体磁気計測システム
で収集した磁場信号の等磁場線図および時間波形を表示
するときの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の超伝導量子干渉素子(SQ
UID)からなる磁気センサを用いて人体から発生され
る微弱な磁気を検出し、検出した磁気信号の時間変化を
見ることによって診断を行う生体磁気計測システムが考
案されている。
【0003】生体磁気計測装置は、複数の磁気センサを
適当な間隔で配置した検出部を設け、被検者の体の測定
したい部位に検出部を近づけ、磁気信号を得ることがで
きる。そして、それぞれの磁気センサにはチャネル番号
が設定されており、このチャネル番号の出力を基に人体
の各部の磁気信号の変化を読み取ることができるので、
この変化を解析することによって、心臓疾患などの診断
に利用されることが考えられる。
【0004】現時点で考案されている生体時期計測シス
テムにおいては、磁気センサの出力を表示する方法とし
て、複数のセンサ出力の中から同じレベルの出力を線で
結んで表現した、いわゆる等磁場線図によって行われる
ことが多い。計測は、通常一定時間連続的に行われ、各
センサの出力値の変化を捉えることによって行われる。
従って、等磁場線図もサンプリング時間毎に、刻々と変
化するものであるが、その再構成および表示は特定の時
刻を指定することにより行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】生体磁気計測システム
においての計測は、上記に示したように連続的に行われ
るものであるから、その出力の変化状態が良く分かるよ
うに動的な表現がされることが望ましい。しかしなが
ら、上記のようなこれまでの生体磁気計測システムにお
いては、等磁場線図の時間的な変化を動的に表示するこ
とについては考慮されていなかった。
【0006】本発明の目的は、等磁場線図の動的な時間
変化表示を行うことにより、迅速且つ高信頼の解析が行
える生体磁気計測システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、所定の間隔を持って配置された複数
の磁気センサによって生体の発する磁気を任意の時間間
隔で検出し、前記磁気センサによって検出された磁気信
号を磁場分布の磁場の大きさが等しい場所を結んだ等磁
場線図として表示する等磁場線図表示領域を含む表示手
段を有する生体磁気計測システムにおいて、前記表示手
段は、前記磁気センサによって検出が行われた時間を表
示する時間軸表示領域と、当該時間軸表示領域上で、等
磁場線図として表示すべき検出時間を設定する表示時間
設定手段とを有することである。また更なる特徴は、所
定の間隔を持って配置された複数の磁気センサによって
生体の発する磁気を任意の時間間隔で検出し、前記磁気
センサによって検出された磁気信号を磁場分布の磁場の
大きさが等しい場所を結んだ等磁場線図として表示する
等磁場線図表示領域を含む表示手段を有する生体磁気計
測システムにおいて、前記表示手段は、MRI診断装置
により任意の時間間隔により検出されるMRI画像を表
示するMRI画像表示領域と、前記磁気センサによって
検出が行われた時間を表示する時間軸表示領域と、当該
時間軸表示領域上で、等磁場線図及びMRI画像として
表示すべき検出時間を設定する表示時間設定手段とを有
することである。
【0008】本発明では、任意の検出時間のデータを、
等磁場線図若しくはMRI画像として、時間変化表示さ
せることができる。また、時間表示変化の様々な制御を
行うことができる。従って、生体磁気計測システムより
収集した磁場信号の等磁場線図および時間波形の解析を
行う際に、迅速且つ高信頼の解析を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】最初に本発明を適用する生体磁気
計測システムについて、特に心臓の磁気を計測するシス
テムについて説明する。
【0010】図1にシステムの概略を示す。
【0011】生体磁気計測システムは、人体から発生さ
れる微弱な磁気を検出することにより測定が行われる。
人体から発せられる磁気は、非常に微弱であるため、環
境磁気雑音の影響を除去するために、磁気シールドルー
ム1の内部で行われる。そして、微弱な磁気を検出する
ために、超伝導量子干渉素子(SQUID)からなる複
数の磁気センサが用いられる。
【0012】被検者2の計測を行う際には、ベッド3に
横たわり計測される(図4に示すように、xy面がベッ
ドの面となるように直交座標系(x,y,z)を設定す
る)。被検者2の胸部の上方に、検出部として機能する
デュワ4が配置される。デュワ4内には、図2に示した
ようなSQUID23 とSQUID23 に接続した検出コイル21と
が一体化された磁気センサが複数個収納され、更に液体
へリウムにより満たされている。液体ヘリウムは磁気シ
ールドルーム1の外部の自動補給装置5により、連続的
に液体ヘリウムが補充されている。
【0013】磁気センサからの出力は、検出コイルが検
出した磁場強度に比例する電圧を出力するFLL(Flux
Locked Loop)回路6に入力される。このFLL回路6
はSQUIDの出力を一定に保つようSQUIDに入力
された生体磁気の変化を帰還コイルを介してキャンセル
している。この帰還コイルに流した電流を電圧に変換す
ることにより、生体磁気信号の変化に比例した電圧出力
が得られる。この電圧出力は、増幅器(図示せず)によ
り増幅され、フィルタ回路7により周波数帯域が選択さ
れ、AD変換器で(図示せず)AD変換され、計算機8
に取り込まれる。計算機8では、各種の演算処理が実行
され、演算処理結果がディスプレイに表示され、さらに
プリンタ9に出力される。
【0014】磁気センサのデュワ4内での配置図を図3
に示す。磁気センサはデュワ内部の底部から垂直の方向
に設置し、また各センサ間は磁気の距離変化量を正確に
捕らえるようにx方向,y方向に等間隔になるようにし
た。ここでセンサ間距離は25mmとし、センサ数は8×
8の64チャンネルとした。
【0015】図3の磁気センサは体表面に対して垂直な
成分Bzを測定するセンサで、超伝導線(Nb−Ti
線)で作成したコイルの面がz方向を向いている。この
コイルは2つの逆向きのコイルを組合わせたもので生体
に近いほうを検出コイル21とし、遠い方のコイルを外
部磁場雑音を除去する参照コイル22とし、一時微分コ
イルを形成している。ここでコイル径を20mmΦ、コイ
ル間の距離ベースラインを50mmとした。外部磁場雑音
は生体より遠い信号源から生じており、これらは検出コ
イル21及び参照コイル22で同じように検出される。
一方、人体からの信号はコイルに近いため検出コイル2
1でより強く検出される。このため検出コイル21では
信号と雑音が検出され、参照コイル22では雑音のみが
検出される。従って、両者のコイルで捕らえた磁気の差
を取ることによりS/Nの高い計測が出来る。一時微分
コイルはSQUID23 を実装した実装基板の超伝導配線を介
してSQUID23のインプットコイルに接続し、コイルで検
出した生体磁気成分をSQUID23に伝達する。
【0016】磁気センサを内蔵したデュワ4は、ベッド
3に横たわった被検者2の胸部上方に配置し、心臓から
発生する心臓磁気(以下、心磁)を計測する。ここで、
体の横方向をx軸とし、体の上下方向をy軸とする。磁
気センサ(30−1〜8,...,37−1〜37−
8)の配置と胸部30との位置関係を図4に示す。
【0017】次に、本発明における第1の実施例につい
て説明する。
【0018】本実施例では図1に示すような生体磁気計
測システムにおいて、心臓の磁場信号を20[msec]間
隔で500[msec]間収集されているものとする。
【0019】各磁気センサによって得られた時間波形を
図7に、また磁気信号から計算された各時刻の等磁場線
図を図8に示す。図7は、特定の計測間隔の時間波形を
磁気センサ配置に対応させて表したものである。また、
図8は、この計測間隔の間に測定された磁気変化を特定
の時間毎に等磁場線図として示したものである。(各図
の下に測定時間を示す。図8では20msec毎のサンプリ
ング周期の例を示しているが、このサンプリング周期
は、任意の周期に変えられることは言うまでもない。) 図5に本実施例の表示画面を示す。
【0020】図5において、等磁場線図表示パネル50
1は等磁場線図502を表示するための領域である。そ
の右脇には、時間変化表示再生ボタン512,時間変化
表示停止ボタン513,時間変化表示速度入力ボックス
514が表示されている。
【0021】等磁場線図表示パネル501下部には、時
間波形表示パネル503が表示される。時間波形表示パ
ネル503は参照用となる時間波形を表示する領域であ
り、図7に示した各磁気センサで得られた64個の時間
波形のうちから1つの波形を選択し表示を行う。
【0022】上記の時間波形表示パネル503の下に
は、時間波形制御スケール508が表示される。この時
間波形制御スケール508は、等磁場線図表示パネル5
01に任意の時刻の等磁場線図を表示するために用いら
れるものである。
【0023】本実施例の画面における操作を図6を用い
て以下に説明する。
【0024】まず、予め、計測段階において任意のサン
プリング周期である計測間隔Δtを設定し、この間隔毎
にセンサ出力を取り込み、システム内に装備されている
ハードディスク等の記憶装置(図示せず)に格納してお
く(601)。
【0025】後に、計測データを用いて動的表示を行っ
て診断を行う際に、時間波形制御スケール508の表示
範囲開始カーソル509を表示させたい時刻の開始位置
に移動させ、表示指定範囲開始時刻tsを設定する(6
02)。ここで、表示範囲開始カーソル509の移動に
同期して時間波形表示パネル503の時間波形範囲開始
領域504も移動するため、操作者は、時間波形表示パ
ネル503に表示された参照用の時間波形を基に開始時
間の設定が行える。
【0026】また、時間波形制御スケール508の表示
範囲終了カーソル511を表示させたい範囲の終了位置
に移動させ、表示指定範囲終了時刻teを設定する(6
02)。ここで、表示範囲終了カーソル511の移動に
同期して、時間波形表示パネル503の時間波形範囲終
了領域506も移動するため、操作者は、上記の開始時
刻の設定と同様に、時間波形表示パネル503に表示さ
れた参照用の時間波形を基に終了時間の設定が行える。
【0027】以上の操作により、時間変化表示の際の表
示時間範囲は、時間波形上では表示範囲開始カーソル5
09で指定した220[msec]から表示範囲終了カーソ
ル511で指定した360[msec]までが設定されたこ
ととなり、図8の各等磁場線図では、220[msec]の
等磁場線図812から360[msec]の等磁場線図81
9までの8枚の図が、時間変化表示の対象となる。
【0028】次に、1秒間に何枚の等磁場線図を表示さ
せるかという単位を示す表示速度vを設定する。これ
は、時間変化表示速度入力ボックス514に任意の数値
を入力することによって行われる。そして、入力された
表示速度vより等磁場線図の表示時間間隔twを計算す
る(603)。本実施例においては、v=“5”(枚/
sec)の表示速度が設定されており、表示時間間隔twは
「時間間隔tw=1/5=0.2(sec)」となる。
【0029】次に、時間変化表示再生ボタン512を押
して時間変化表示を開始すると、まず表示時間tに22
0[msec]が設定され、この時刻の計測データが記憶装
置から取得される(604)。
【0030】そして、取得された磁気データから等磁場
線図の作成が行われる(605)。等磁場線図の作成が
成されると、等磁場線図表示パネル501に表示され
る。また、このとき時間波形表示パネル503上のデー
タ表示ライン505と、時間波形制御スケール508上
の表示時刻カーソル510は、表示されている等磁場線
図の時刻と同一時刻を示す位置に表示される。
【0031】220[msec]時の等磁場線図の表示が終
わると、その状態で表示時間間隔tw間、即ち0.2秒
間delayする(607)。
【0032】このとき、時間変化表示停止ボタン513
からの表示停止の入力の有無を確認し(608)、停止
要求があれば、時間変化表示停止ボタン513が押され
たときに表示されていた時刻の等磁場線図が表示された
ままとなり、同様に現在の表示時刻カーソル510とデ
ータ表示ライン505も変化しない(609)。
【0033】時間変化表示停止ボタン513からの表示
停止の入力がない場合、表示時間tにサンプリング周期
であるΔtを加算し、新たなtとする(610)。本実
施例では、Δt=20[msec]であるので、ここではt
=240[msec]が新たに設定され、前述の604の処
理に戻り、当該時刻の計測データの取得,等磁場線図の
作成,表示が行われる。また、表示時刻カーソル510
とデータ表示ライン505も240[msec]上に移動す
る。
【0034】以下、同様の処理が繰り返され、表示時間
tの設定が表示範囲終了時刻te、即ち360[msec]
を越えるまで繰り返される。
【0035】また、時間変化表示再生ボタン512を繰
り返し入力することにより、何度も納得行くまで繰り返
し表示を行うことができる。更に、繰り返し回数を設定
する機能を加えることにより、任意の回数だけ繰り返し
表示を行うようにでき、より操作性を向上させることが
可能である。
【0036】上記の処理によっては、操作者が注目した
い磁気変化がある時間帯を自由に抜き出して動的に表示
することができるので、心臓疾患についての診断などに
有効なデータ解析が行える。また、再生する表示時刻を
設定するときにおいても、参照用の時間波形を見ながら
設定できることにより、どの時間帯にどのような変化が
起きているかを確認しながら設定が行えるので、操作者
の設定作業を容易にすることができるものである。
【0037】また、本実施例では、一度表示速度等を設
定した後はその設定に合わせて再生を行うようにしてい
たが、表示時刻カーソル510若しくはデータ表示ライ
ン505をマウスなどのポインティングデバイスによっ
て、時間軸上を移動させることによりその移動に合わせ
て等磁場線図の表示も同期して表示することも、図6の
処理に、表示時刻カーソル510若しくはデータ表示ラ
イン505の時刻を表示時間tに設定するような処理を
加えておくことにより容易に実現できる。
【0038】次に、本発明における第2の実施例につい
て説明する。
【0039】本実施例は前述の第1の実施例と同様の生
体磁気計測システムにMRI診断装置を併設し、図9に
示すように、等磁場線図や参照用時間波形と共に、MR
I画像表示パネル903を設け、MRI診断装置で得た
画像を表示するものである。以下に、図10を用いて本
実施例の処理を説明する。
【0040】まず、表示するMRI画像を生体磁気計測
システムに取り込む(1001)。この場合、異なる2
つの装置の画像を取りこむことになるので、MRI診断
装置の計測時間間隔、いわゆるサンプリング周期と、生
体磁気計測システムの計測信号のサンプリング周期が異
なることが考えられる。よって、サンプリング周期の広
い方に合わせてるものとする。本実施例の場合、生体磁
気計測システムのサンプリング周期が第1の実施例と同
様に20[msec]、MRI診断装置のサンプリング周期
が40[msec]であったとすると、MRI診断装置のサ
ンプリング周期の方に合わせて、生体磁気計測システム
の時間波形および等磁場線図を選ぶ事とする。従って、
ここでの計測間隔Δtは、40[msec]が設定される。
図11に、40[msec]毎に計測されたMRI画像を示
す。
【0041】次に、第1の実施例と同様に、時間波形表
示パネル503に各磁気センサの出力から任意に選択表
示した参照用の時間波形を基に、表示時間範囲の設定を
行う。時間波形制御スケール508の表示範囲開始カー
ソル509を表示させたい範囲の開始位置に移動させ、
表示指定範囲開始時刻tsを設定する(1002)。表
示範囲開始カーソル509の移動に同期して時間波形範
囲開始領域504も移動する。また、時間波形制御スケ
ール508の表示範囲終了カーソル511を表示させた
い範囲の終了位置に移動させ、表示指定範囲終了時刻t
eを設定する(1002)。表示範囲終了カーソル51
1の移動に同期して時間波形範囲終了領域506も移動
する。ここで、各カーソルの移動間隔はMRI画像の計
測間隔と同様でなければならないので40[msec]単位
となる。
【0042】以上の操作により、時間変化表示の際の表
示時間範囲は、本実施例においては、時間波形上では2
00[msec]からの360[msec]までとなる。
【0043】次に、1秒間に何枚のMRI画像および等
磁場線図を表示させるかという単位を示す表示速度v
を、表示速度入力ボックス514に任意の数値を入力す
ることによって行う。そして、入力された表示速度vよ
り等磁場線図の表示時間間隔twを計算する(100
3)。本実施例においても、v=“5”(枚/sec)の表
示速度が設定され、表示時間間隔twは「時間間隔tw
=1/5=0.2(sec)」となる。
【0044】次に、時間変化表示再生ボタン512の入
力により時間変化表示を開始すると、まず表示時間tに
200[msec]が設定され、200[msec]時における
MRI画像の表示がMRI画像表示パネル903条で行わ
れる(1004)。
【0045】次に、200[msec]時における生体磁気
計測システムの各磁気センサの計測データを取り込み
(1005)、等磁場線図の作成を行う(1006)。
その後、等磁場線図表示パネル501上に等磁場線図の
表示を行い、時間波形表示パネル503上のデータ表示
ライン505と、時間波形制御スケール508上の表示
時刻カーソル510を、表示されている等磁場線図の時
刻と同一時刻を示す位置に表示する(1007)。
【0046】200[msec]時の等磁場線図の表示が終
わると、表示速度を調節するために、その状態で表示時
間間隔tw間、即ち0.2秒間delayする(1008)。
【0047】このとき、時間変化表示停止ボタン513
からの表示停止の入力の有無を確認し(1009)、停
止要求があれば、時間変化表示停止ボタン513が押さ
れたときに表示されていた時刻の等磁場線図及びMRI
画像が表示されたままとなり、同様に現在の表示時刻カ
ーソル510とデータ表示ライン505も変化しない
(1010)。
【0048】時間変化表示停止ボタン513からの表示
停止の入力がない場合、表示時間tにサンプリング周期
であるΔtを加算し、新たなtとする(1011)。本
実施例では、Δt=40[msec]であるので、ここでは
t=240[msec]が新たに設定され、前述の1004
の処理に戻り、当該時刻のMRI画像の表示,計測デー
タの取得,等磁場線図の作成,表示が行われる。
【0049】以下、同様の処理が繰り返され、表示時間
tの設定が表示範囲終了時刻te、即ち360[msec]
を越えるまで繰り返される。
【0050】また、本実施例においても、表示時刻カー
ソル510若しくはデータ表示ライン505をマウスな
どのポインティングデバイスによって、時間軸上を移動
させることによりその移動に合わせて等磁場線図とMR
I画像の表示を同期して表示させることは容易に行うこ
とができる。
【0051】本実施例においては、等磁場線図に加え、
MRI画像も同時に表示できるので、複数のデータの動
的変化を観察しながら解析を行うことができ、多面的な
診断を行うことが可能となるものである。
【0052】
【発明の効果】本発明では、等磁場線図と時間波形、若
しくは更にMRI画像を同時に表示し、任意の計測時間
についての計測データを動的に表示することができるの
で、心臓疾患などの解析にとって、信頼性の高い非常に
有効な解析を行うことができる。
【0053】また、等磁場線図およびMRI画像の時間
変化表示の表示時間範囲を指定できるため、解析に必要
な時刻の等磁場線図およびMRI画像だけを繰り返し表
示することができ、操作性を向上させることができる。
【0054】また、時間変化表示のとき、表示速度を変
化できるため、等磁場線図およびMRI画像の解析の
際、解析を行い易い適切な速度で解析することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】心磁計測を行う生体磁気計測装置の概略構成を
示す図。
【図2】磁気センサ単体の構成を示す図。
【図3】磁気センサの配置構成を示す図。
【図4】磁気センサの配置と人体の胸部との位置関係を
示す図。
【図5】実施例1の全体の画面構成図。
【図6】本発明の実施例1として使用する全体の処理フ
ロー。
【図7】各磁気センサの磁場信号の時間波形図。
【図8】各時間に対する等磁場線図。
【図9】実施例2の全体の画面構成図。
【図10】本発明の実施例2として使用する全体の処理
フロー。
【図11】各時間に対するMRI画像図。
【符号の説明】
1…磁気シールドルーム、2…被検者、3…ベッド、4
…デュワ、5…自動補給装置、6…FLL回路、7…フ
ィルタ回路、8…計算機、9…プリンタ、21…検出コ
イル、22…参照コイル、23…SQUID、30−1
〜8,31−1〜37−1,31−8〜37−8…磁気
センサ、30−1〜8,31−1〜37−1,31−8
〜37−8…磁気センサ、39…被験者胸部、501…
等磁場線図表示パネル、502…等磁場線図、503…
時間波形表示パネル、508…時間波形制御スケール、
509…表示範囲カーソル、510…表示時刻カーソ
ル、511…表示範囲終了カーソル、512…時間変化
表示再生ボタン、513…時間変化表示停止ボタン、5
14…時間変化表示速度入力ボックス、903…MRI画
像表示パネル、904…MRI画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 啓二 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔を持って配置された複数の磁気
    センサによって生体の発する磁気を任意の時間間隔で検
    出し、前記磁気センサによって検出された磁気信号を磁
    場分布の磁場の大きさが等しい場所を結んだ等磁場線図
    として表示する等磁場線図表示領域を含む表示手段を有
    する生体磁気計測システムにおいて、 前記表示手段は、 前記磁気センサによって検出が行われた時間を表示する
    時間軸表示領域と、 当該時間軸表示領域上で、等磁場線図として表示すべき
    検出時間を設定する表示時間設定手段とを有することを
    特徴とした生体磁気計測システム。
  2. 【請求項2】請求項1の生体磁気計測システムにおい
    て、 前記複数の磁気センサの内、任意の磁気センサの時間波
    形を表示する参照時間波形表示領域を設けたことを特徴
    とした生体磁気計測システム。
  3. 【請求項3】請求項1の生体磁気計測システムにおい
    て、 前記表示時間設定手段は、等磁場線図として表示すべき
    開始時間及び終了時間を設定する開始時間設定手段と終
    了時間設定手段とからなり、 当該開始時間設定手段及び終了時間設定手段によって設
    定された任意の表示時間範囲内の検出信号を、等磁場線
    図として連続的に前記等磁場線図表示領域に表示を行う
    ことを特徴とした生体磁気計測システム。
  4. 【請求項4】請求項3の生体磁気計測システムにおい
    て、 前記開始時間設定手段及び終了時間設定手段により設定
    された表示時間範囲を繰り返し表示を行うことを特徴と
    した生体磁気計測システム。
  5. 【請求項5】請求項3の生体磁気計測システムにおい
    て、 前記時間軸表示領域上に、前記等磁場線図表示領域で表
    示されている等磁場線図の検出時間を指示する第1の表
    示時間指示手段を有することを特徴とした生体磁気計測
    システム。
  6. 【請求項6】請求項2および3の生体磁気計測システム
    において、 前記参照時間波形表示領域は、前記開始時間設定手段及
    び終了時間設定手段によって設定された開始時間及び終
    了時間のそれぞれに同期した位置に表示範囲開始指示領
    域と表示範囲終了指示領域とを有することを特徴とした
    生体磁気計測システム。
  7. 【請求項7】請求項6の生体磁気計測システムにおい
    て、 前記参照時間波形表示領域上に、前記等磁場線図表示領
    域で表示されている等磁場線図の検出時間を指示する第
    2の表示時間指示手段を有することを特徴とした生体磁
    気計測システム。
  8. 【請求項8】請求項1の生体磁気計測システムにおい
    て、 前記等磁場線図表示領域に連続的に表示される等磁場線
    図の表示速度を変化させる手段を有することを特徴とし
    た生体磁気計測システム。
  9. 【請求項9】請求項1の生体磁気計測システムにおい
    て、 前記等磁場線図表示領域の時間変化表示を指定した時間
    で停止できる手段を有することを特徴とした生体磁気計
    測システム。
  10. 【請求項10】請求項5および7の生体磁気計測システ
    ムにおいて、 前記第1の表示時間指示手段若しくは前記第2の表示時
    間指示手段のいずれかによって表示時刻を指定すること
    により、等磁場線図の時間変化表示が同期して表示が変
    更されることを特徴とする生体磁気計測システム。
  11. 【請求項11】所定の間隔を持って配置された複数の磁
    気センサによって生体の発する磁気を任意の時間間隔で
    検出し、前記磁気センサによって検出された磁気信号を
    磁場分布の磁場の大きさが等しい場所を結んだ等磁場線
    図として表示する等磁場線図表示領域を含む表示手段を
    有する生体磁気計測システムにおいて、 前記表示手段は、 MRI診断装置により任意の時間間隔により検出される
    MRI画像を表示するMRI画像表示領域と、 前記磁気センサによって検出が行われた時間を表示する
    時間軸表示領域と、 当該時間軸表示領域上で、等磁場線図及びMRI画像と
    して表示すべき検出時間を設定する表示時間設定手段と
    を有することを特徴とした生体磁気計測システム。
  12. 【請求項12】請求項11の生体磁気計測システムにお
    いて、 前記複数の磁気センサの内、任意の磁気センサの時間波
    形を表示する参照時間波形表示領域を設けたことを特徴
    とした生体磁気計測システム。
  13. 【請求項13】請求項11の生体磁気計測システムにお
    いて、 生体磁気計測システムにおける検出時間間隔と、MRI
    診断装置における検出時間間隔が異なる場合、何れか広
    い方の検出時間間隔に統一することを特徴とする生体磁
    気計測システム。
  14. 【請求項14】請求項11の生体磁気計測システムにお
    いて、 前記表示時間設定手段は、等磁場線図およびMRI画像
    として表示すべき開始時間及び終了時間を設定する開始
    時間設定手段と終了時間設定手段とからなり、 当該開始時間設定手段及び終了時間設定手段によって設
    定された任意の表示時間範囲内の検出信号を、等磁場線
    図およびMRI画像としてそれぞれ連続的に前記等磁場
    線図表示領域および前記MRI画像表示領域に表示を行
    うことを特徴とした生体磁気計測システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008178558A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Hitachi High-Technologies Corp 生体磁場計測装置
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WO2021106948A1 (en) 2019-11-26 2021-06-03 Ricoh Company, Ltd. Biometric information display apparatus, method, and program

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