JPH11103594A - スイッチドリラクタンスモータの駆動回路 - Google Patents

スイッチドリラクタンスモータの駆動回路

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JPH11103594A
JPH11103594A JP9262976A JP26297697A JPH11103594A JP H11103594 A JPH11103594 A JP H11103594A JP 9262976 A JP9262976 A JP 9262976A JP 26297697 A JP26297697 A JP 26297697A JP H11103594 A JPH11103594 A JP H11103594A
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resonance
switching element
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JP9262976A
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English (en)
Inventor
Katashige Yamada
堅滋 山田
Tadashi Ashikaga
正 足利
Yoshihiro Murai
由宏 村井
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/08Reluctance motors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチングロス,電磁障害,反動トルク,
回路損失を少なくする。 【解決手段】 モータの各巻線2a〜2cに順次通電す
るスイッチ素子Ta〜Tcに帰還ダイオードDa〜Dc
を接続し、一端が+Eに接続された共振コンデンサCr
の他端をダイオードDba〜Dbcを介してTa〜Tc
の出力側に接続し、Crの両端子間に共振インダクタL
rと共振用スイッチ素子Trを接続し、Eをバイパスす
るダイオードDgを接続する。Ta〜Tcのオフ直前に
TrをオンしLr,Crの共振でCrを逆極性に充電V
crし、VcrによりDa〜Dcに通電し、Ta〜Tc
をゼロボルト状態でオフし、スイッチングロス及び電磁
障害を無くす。この時流れている2aの電流iLaはD
g,Cr,Dbaの回路で流れ、La,Crで共振回路
が形成されるので、iLaは急減し、反動トルクが減少
する。LrにはCrとの共振時のみ以外通電しないので
損失が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチドリラク
タンスモータの駆動回路に関し、回路効率を向上させる
と共に、電磁障害の問題を解決し、更に出力トルクを増
大させることができるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】スイッチドリラクタンスモータ(以下
「SRM」と略称することがある)の回転子は、ケイ素
鋼板を積層して構成されており、外周面に複数個(例え
ば4個)の突極部が形成されている。一方、SRMの固
定子は、内周部に複数個(例えば6個)の突極部を有し
ており前記突極部には巻線が集中巻きされている。そし
て、前記巻線を順次励磁していくことにより、巻線が巻
装されている固定子の突極部が、回転子の突極部を吸引
して回転トルクが発生する。
【0003】図5はSRMの概要を示したものであり、
回転子1は周面に4つの突極部1a,1b,1c,1d
を有している。固定子の突極部(図示省略)には、巻線
2a,2b,2cが巻装されている。そして各相の巻線
2a,2b,2cに流す電流をスイッチング素子により
切り換えていくことにより、発生磁束を順次回転方向に
移動させていき、回転子1を回転させる。
【0004】図6は、回転子1の回転角度(θ)に対す
る巻線2aの全インダクタンスLaの変化を示したもの
である。なお、巻線2aに突極部1a,1cが正対して
いる状態の回転角度(θ)をゼロとしている。
【0005】図7に従来例にかかるSRMの駆動回路を
示す。この駆動回路は、直流電源Eと、巻線2aに接続
されたスイッチング素子Ta,Tdと、巻線2bに接続
されたスイッチング素子Tb,Teと、巻線2cに接続
されたスイッチング素子Tc,Tfと、帰還用のダイオ
ードDa〜Dfとで構成されている。なお、各巻線2
a,2b,2cのインダクタンスをそれぞれLa,L
b,Lcと表し、抵抗をそれぞれRa,Rb,Rcと表
している。
【0006】図8に上記スイッチング素子Ta〜Tfの
スイッチングタイミングを示す。このタイミングにより
スイッチング動作をしていくことにより、巻線2a→巻
線2b→巻線2c→巻線2aという順次で次々に固定子
の突極部が励磁され発生磁束が回転方向に移動し、回転
子1が回転する。
【0007】ところで、図7の駆動回路では、スイッチ
ング素子Ta〜Tfによりハードスイッチングを行うた
め、即ち素子に電圧が印加されている状態や、素子に電
流が流通している状態でスイッチングを行うため、各ス
イッチング素子Ta〜Tfにおいてスイッチングロスが
発生し、駆動回路の効率が低下していた。またハードス
イッチングによりスイッチングを行うため、電磁障害が
発生する恐れもあった。
【0008】ここで、SRMを駆動する場合に、巻線2
a,2b,2cに流す電流について、巻線2aを代表し
て検討する。理想的には図10(b),(c)に示すタ
イミングで巻線電流iaを流すことができれば、同じ電
流ピークで最大のトルクを出すことができ、また効率も
良い。しかし、巻線のインダクタンスLaにより電流は
瞬時には変化しない。そのため実際には、図9(c)に
示すように、理想的なタイミングより早くスイッチング
素子Ta,TdをON,OFFすることによって、巻線
2aに流れる巻線電流ia(図9(b))を理想的な状
態に近付け、同じ電流ピークでの出力トルクを大きくし
ようとしている。
【0009】しかしこのようにすると、スイッチング素
子Ta,TdがOFFの場合には、SRMのインダクタ
ンスLaが図9(a)のように大きくなっており電流が
なかなか変化(減少)しない。この結果、図9(b)に
示すように回転子の回転角度θが0度を越えても巻線電
流iaが流れてしまい、反駆動トルク(負のトルク)が
出力されてしまう。かかる現象を回避するためには、更
に早いタイミングでスイッチング素子Ta,TdをOF
Fしなければならないが、このようにしてしまうと、今
度は、出力可能トルクが減少してしまう。
【0010】そのため、出願人は先に共振回路を用いた
SRMの駆動回路を提案した(特願平9−113853
号)。
【0011】この駆動回路は図11に示すように、直流
電源Eの正,負極間に主回路スイッチング素子Ta,T
b,TcとSRMの巻線2a,2b,2cを直列に接続
し、スイッチング素子Ta,Tb,Tcと逆並列にそれ
ぞれ帰還ダイオードDa,Db,Dcを接続し、共振用
コンデンサCrと共振用インダクタLrを直列にしたL
C共振回路の一端を抵抗Rkを介して直流電源Eの正極
側に、他端を逆流阻止ダイオードDba,Dbb,Db
cを介してそれぞれ巻線2a,2b,2cに接続し、L
C共振回路と並列に共振用スイッチング素子Trを接続
し、直流電源Eの負極側とLC共振回路の抵抗Rk側端
子との間にバイパスダイオードDfを接続した構成とな
っている。
【0012】共振用スイッチング素子Trは図12に示
すように、主回路スイッチング素子Ta,Tb,Tcの
それぞれオン期間の終了に近付いた時オンし、オン期間
終了直前にオフする。共振用スイッチング素子Trがオ
フしている間、共振用コンデンサCrは直流電源Eによ
り抵抗Rk側の端子電圧が正極性に充電される。スイッ
チング素子Trがオンすると、スイッチング素子Tr,
インダクタLr及びコンデンサCrの閉回路が形成さ
れ、コンデンサCrの放電により閉回路に共振電流が流
れ、最終的にはコンデンサCrの電圧が逆向(逆極性)
に充電される。共振電流が流れなくなったゼロアンペア
状態でスイッチング素子Trをオフする。
【0013】スイッチング素子Trがオフすると、コン
デンサCrの逆向きの充電電圧により、インダクタL
r,ダイオードDba,Dbb,Dbcの経路で帰還ダ
イオードDa〜Dcに電流が流れるので、スイッチング
素子Trのオフ直後にオフされる主回路スイッチング素
子例えばTaはゼロボルト状態でオフされる。したがっ
て、主回路スイッチング素子のオフ時にスイッチングロ
スが発生せず回路効率が向上すると共に、電磁障害が発
生しない。
【0014】主回路スイッチング素子Taがオフする
と、巻線2aに流れていた電流iLaは巻線2aのイン
ダクタンスLaにより流れ続けようとするが、スイッチ
ング素子Taがオフしているので、ダイオードDf,共
振回路(Cr+Lr),ダイオードDbaの経路で流れ
る。この時、コンデンサCr,インダクタンスLrと巻
線2aのインダクタンスLaにより共振回路が形成され
るため、巻線電流iLaは急速に減少する。このため図
11に示すように、回転子の回転角度θが0度を越えた
期間において流れる巻線電流iLaは急速に減少しゼロ
となるので、反駆動トルク(負のトルク)が大幅に減少
する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記共振回路を用いた
駆動回路は、スイッチングロスや電磁障害がなくなると
共にトルクが増大するが、共振回路から主回路へ出力す
る電流が共振回路の共振インダクタに流れ、回路の効率
が低下する。
【0016】この発明は、上記共振回路を用いた駆動回
路の利点を損なうことなく回路の効率を向上させること
ができるスイッチドリラクタンスモータの駆動回路を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明のスイッチドリラクタンスモータの駆動回
路は、それぞれ順次投入状態になることにより直流電源
からの電流をスイッチドリラクタンスモータの複数の巻
線順次流す複数の主回路スイッチング素子と、前記各主
回路スイッチング素子とそれぞれ逆並列に接続された各
帰還ダイオードと、前記各主回路スイッチング素子の出
力端子側にそれぞれカソード側が接続された各逆流阻止
ダイオードと、一方の端子が前記直流電源の正極に直接
又は抵抗を介して接続され、他方の端子が前記各逆流阻
止ダイオードのアノードに接続された共振用コンデンサ
と、前記共振用コンデンサの両端子間に接続された、共
振用インダクタと、前記各主回路スイッチング素子の投
入状態期間の終了に近付いたとき投入状態となり、共振
用インダクタを前記共振用コンデンサと共振させる共振
用スイッチング素子との直列回路と、アノードが前記直
流電源の負極に接続され、カソードが前記共振コンデン
サの一方の端子に接続されたバイパスダイオードとで構
成され、前記共振用リアクトルには共振時のみ電流が流
れ、前記主回路スイッチング素子は共振コンデンサから
前記帰還ダイオードに電流が流れているときに開放状態
に変化されることを特徴とする。
【0018】そして、前記主回路素子の開放状態への変
化は、前記共振用スイッチング素子が投入時点から前記
共振用コンデンサが共振により逆極性に充電され、逆極
性充電が完了するまでの時間を設定する手段を設け、こ
の設定時間の経過したとき行う。
【0019】または、前記共振用コンデンサの共振によ
る逆極性充電が完了したことを検出する電圧検出回路を
設け、前記逆極性充電の完了が検出されたとき行う。
【0020】あるいは、前記共振用コンデンサから前記
逆流阻止ダイオードへ流れていく電流を検出する電流検
出回路を設け、この電流が検出されたとき行う。
【0021】また、前記主回路スイッチング素子また
は、前記共振用スイッチング素子の少なくとも一方は、
自己消弧形のスイッチング素子とするのがよい。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に実施の形態にかかるSRM
の駆動回路を示す。図中、Eは直流電源、Ta,Tb,
Tcは自己消弧形の主回路スイッチング素子、2a,2
b,2cはスイッチング素子Ta,Tb,Tcと直列に
接続されたSRMの固定子巻線、Crは共振用コンデン
サ、LrはコンデンサCrの一端に接続された共振用イ
ンダクタ、TrはインダクタLrとコンデンサCrの他
端との間に直列に接続された自己消弧形の共振用スイッ
チング素子で、コンデンサCrの一方の端子は電流制限
抵抗Rkを介して直流電源Eの正極側に接続され、他方
の端子は逆流阻止ダイオードDba,Dbb,Dbcを
介して主回路スイッチング素子Ta,Tb,Tcと巻線
2a,2b,2cの接続点に接続されている。Dgは直
流電源の負極側と、抵抗RkとコンデンサCrの接続点
との間に接続されたバイパスダイオードである。
【0023】主回路スイッチング素子Ta,Tb,Tc
及び共振用スイッチング素子Trは図2に示すタイミン
グでオン,オフする。
【0024】この駆動回路のスイッチング動作を、a相
(主回路スイッチング素子Ta、巻線2aの系統の相)
について説明する。なお、他のb相,c相についての動
作は、a相の動作に対して動作タイミングがずれている
だけであり、動作そのものは同じであるので、b相,c
相の動作についての説明は省略する。
【0025】主回路スイッチング素子Taがオフになっ
ているときには、共振用コンデンサCrは、抵抗Rk側
が正極に充電されている。SRMの巻線2aには電流が
流れていない。共振用コンデンサCrの充電電圧はVc
rとなっている。
【0026】〔モード1〕主回路スイッチング素子Ta
をオンすると、図3に示すように、直流電源Eにより発
生した巻線電流iLaがスイッチング素子Taを通って
SRMの巻線2aに流れる。このとき、スイッチング素
子Taをオンした時点以前では、スイッチング素子Ta
には電流が流れていなかったので、スイッチング素子T
aは、電流がゼロの状態で、即ちゼロアンペアスイッチ
ング状態でオンする。また、このモード1の時には、逆
流阻止ダイオードDbaは逆流阻止状態となっていてオ
フ状態になっており、共振コンデンサ出力電流ibrは
ゼロになっている。
【0027】〔モード2〕主回路スイッチング素子Ta
のオン期間の終了に近付いたときには、共振用スイッチ
ング素子TrをONする(図2参照)。これにより、共
振用スイッチング素子Tr,共振用インダクタLr及び
共振用コンデンサCrにより閉回路が形成され、図3に
示すように、前記閉回路に共振電流itrが流れる。こ
のように共振電流itrが流れることにより、共振用コ
ンデンサCrの充電極性が正極性から徐々に逆極性に変
化していき、最終的には共振用コンデンサCrは抵抗R
k側が負極性となり、逆流阻止ダイオードDba側が正
極性となって逆極性に充電される。そして、共振電流i
trが流れなくなった時点、即ち、共振用コンデンサC
rが逆極性に完全に充電された時点で共振用スイッチン
グ素子Trをオフにする。(なお、共振用スイッチング
素子Trをサイリスタで構成した場合には、共振電流i
trが流れなくなった時点で共振用スイッチング素子T
rが自己消弧してOFFになる)。
【0028】このモード2では、共振用スイッチング素
子Trは、ゼロアンペアスイッチング状態でオンでき、
ゼロアンペアスイッチング状態でオフできることにな
る。
【0029】〔モード3〕モード2において共振用スイ
ッチング素子Trがオフになったら又はオフにしたらモ
ード3に移行する。このモード3では、モード2におい
て共振用コンデンサCrに逆極性で充電された電圧によ
って、電流i3が流れる。即ち、図4に示すように、電
流i3は、共振用コンデンサCr→逆阻止用ダイオード
Dba→メインスイッチング素子SW1の帰還ダイオー
ドDaの経路に沿い流れる。このとき、帰還ダイオード
Daに電流i3が流れているため、主回路スイッチング
素子Taに印加される電圧VTaはゼロとなっており、
この状態のときにスイッチング素子Taをオフする。こ
のため、スイッチング素子Taを、印加電圧ゼロの状態
でオフすることのできる、ゼロボルトスイッチングとな
る。
【0030】このように、主回路スイッチング素子Ta
を、ゼロボルトスイッチングによりオフすることができ
る、換言するとソフトスイッチングによりオフすること
ができるので、スイッチング素子本体Taをオフしても
スイッチングロスは発生せず回路効率が向上すると共
に、電磁障害が発生しない。また、電流i3は共振用イ
ンダクタLrを流れないので、インダクタLrによる損
失は生じない。
【0031】〔モード4〕主回路スイッチング素子Ta
を、ゼロボルトスイッチングによりオフしたら、こんど
はモード4に移行する。モード4では、スイッチング素
子Taをオフにした後も、巻線電流iLaが、SRMの
巻線2aのインダクタンスにより流れ続けようとする
が、スイッチングTaがオフとなっているので、図4に
示す経路に沿い電流i4が流れる。このとき、共振用コ
ンデンサCrと巻線2aのインダクタンスLaにより共
振回路が形成されるため、電流i4は急速に減少する。
このため、図11の回路の場合と同様に、図13に示す
ように、スイッチング素子Taがオフになった時点から
巻線電流iLaが急速に減少し、回転子の回転角度θが
0度を越えた期間において流れる巻線電流iLaは極め
て少なくなり、反駆動トルク(負のトルク)が大幅に減
少する。また、電流i4は共振用インダクタLrを流れ
ないので、インダクタLrによる損失は生じない。
【0032】〔モード5〕モード4を過ぎると、巻線電
流iLaを含めて全ての電流がゼロになる。この状態を
モード5とする。このモード5を経過してからモード0
に戻る。
【0033】上述したように、この実施の形態では、主
回路スイッチング素子Ta,Tb,Tcを、ゼロボルト
スイッチング(ZVS)によりオフできるとともに、ゼ
ロアンペアスイッチング(ZCS)によりオンできる。
また、共振用スイッチング素子TrをZCSによりオン
・オフできる。かくして、全てのスイッチング素子をZ
VSまたはZCSによりオン・オフするソフトスイッチ
ングが実現でき、スイッチングロスを減少できると共
に、電磁障害の発生を防止できる。
【0034】また、主回路スイッチング素子Ta,T
b,TcをOFFした後に巻線2a,2b,2cに流れ
る電流を、共振用コンデンサCrと巻線2a,2b,2
cのインダクタンスLa,Lb,Lcとによる共振回路
の共振作用により、急速に減少させることができ、反駆
動トルクを大幅に減少させることができる。この場合、
インダクタンスは巻線のインダクタンスのみとなるの
で、電流の減少は図11の場合より更に早くなる。
【0035】モード1からモード5の間、スイッチング
素子のオンオフは表1のようになり、すべてのスイッチ
ングがZCSまたはZVCとなるため、回路でのスイッ
チング損失が無くなる。また、モード3,モード4で共
振用のインダクタに電流を流さないことによって損失を
減らすことができる。
【0036】
【表1】
【0037】この発明における共振用スイッチング素子
Trのオンオフのタイミングなどは上記先願発明と変わ
りがないので、先願発明と同様に制御できる。すなわ
ち、上記モード2の共振用スイッチング素子Trのオン
からオフするまでの期間、即ち共振による共振コンデン
サの逆極性充電完了までの時間は、回路定数,電源電圧
等により一義的に決定できるので、モード2の時間を計
算又は計測して予め設定しておくことにより、共振用ス
イッチング素子Trのオンから設定時間経過した時点で
モード3の主回路スイッチング素子Taのオフを行うこ
とができる。
【0038】また、上記逆極性充電完了を電圧検出器な
どで検出することにより、モード3の主回路スイッチン
グ素子Taのオフを行うことができる。
【0039】また、上記逆極性充電完了すると共振コン
デンサから逆流阻止ダイオードへ電流が流れるので、こ
の電流を電流検出器などで検出することにより、モード
3の主回路スイッチング素子Taのオフを行うことがで
きる。
【0040】上記実施の形態では、主回路スイッチング
素子にサイリスタを用いているが、主回路スイッチング
素子又は共振用スイッチング素子の少なくとも一方をト
ランジスタやIGBT等の自己消弧形の素子とすること
ができる。
【0041】
【発明の効果】この発明は、上述のとおり構成されてい
るので、以下に記載する効果を奏する。
【0042】(1)すべてのスイッチング素子をソフト
スイッチングでオンオフすることができるので、スイッ
チングロスが無くなり、回路効率が向上すると共に、電
磁障害の発生がなくなる。
【0043】(2)SRMの巻線電流の立ち下がりがL
C共振により早くなるので、電流ピークを同じとした場
合、従来回路よりトルクが多く出力できる。
【0044】(3)LC共振回路が共振モード時のみ共
振用インダクタに電流が流れ、その他のモードでは共振
用インダクタに電流が流れない回路構成となっているの
で、回路損失が大幅に低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかるSRMの駆動回路を示す
構成図。
【図2】スイッチング素子のスイッチングタイミングを
示すタイムチャート。
【図3】モード1,モード2の電流を示す説明図。
【図4】モード3,モード4の電流を示す説明図。
【図5】SRMを示す概念図。
【図6】SRMの回転角と巻線のリラクタンスの関係を
示す特性図。
【図7】従来例にかかるSRMの駆動回路を示す構成
図。
【図8】各スイッチング素子のスイッチングタイミング
を示すタイムチャート。
【図9】巻線のリラクタンス変化に対するスイッチング
タイミングと巻線電流の関係を示す説明図。
【図10】巻線のリラクタンス変化に対する理想的スイ
ッチングタイミングと巻線電流の関係を示す説明図。
【図11】先の提案にかかる共振回路を用いたSRMの
駆動回路を示す構成図。
【図12】スイッチング素子のスイッチングタイミング
を示すタイムチャート。
【図13】巻線のリラクタンス変化に対するスイッチン
グタイミングと巻線電流の関係を示す説明図。
【符号の説明】
SRM…スイッチドリラクタンスモータ 1…SRMの回転子 2,2a〜2c…SRMの巻線 E…直流電源 Ta〜Tf…主回路スイッチング素子 Da〜Df…帰還ダイオード Cr…共振用コンデンサ Lr…共振用リラクタンス Tr…共振用スイッチング素子 Dba〜Dbc…逆流阻止ダイオード Dg…バイパスダイオード Rk…電流制限抵抗 V…共振用コンデンサ電圧 VTa…素子Ta印加電圧 ia…素子Ta電流 iLa…巻線2a電流 iar…共振電流 ibr…共振回路出力電流。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ順次投入状態になることにより
    直流電源からの電流をスイッチドリラクタンスモータの
    複数の巻線順次流す複数の主回路スイッチング素子と、 前記各主回路スイッチング素子とそれぞれ逆並列に接続
    された各帰還ダイオードと、 前記各主回路スイッチング素子の出力端子側にそれぞれ
    カソード側が接続された各逆流阻止ダイオードと、 一方の端子が前記直流電源の正極に直接又は抵抗を介し
    て接続され、他方の端子が前記各逆流阻止ダイオードの
    アノードに接続された共振用コンデンサと、 前記共振用コンデンサの両端子間に接続された、共振用
    インダクタと、前記各主回路スイッチング素子の投入状
    態期間の終了に近付いたとき投入状態となり、共振用イ
    ンダクタを前記共振用コンデンサと共振させる共振用ス
    イッチング素子との直列回路と、 アノードが前記直流電源の負極に接続され、カソードが
    前記共振コンデンサの一方の端子に接続されたバイパス
    ダイオードとで構成され、 前記共振用リアクトルには共振時のみ電流が流れ、前記
    主回路スイッチング素子は共振コンデンサから前記帰還
    ダイオードに電流が流れているときに開放状態に変化さ
    れることを特徴とするスイッチドリラクタンスモータの
    駆動回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記共振用スイッチング素子が投入時点から前記共振用
    コンデンサの充電特性が正特性から完全に逆特性に変化
    するまでの時間を設定する手段を設け、この設定時間が
    経過したとき前記主回路スイッチング素子を開放状態に
    変化させることを特徴とするスイッチドリラクタンスモ
    ータの駆動回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記共振用コンデンサの共振による逆極性充電が完了し
    たことを検出する電圧検出回路を設け、前記逆極性充電
    の完了が検出されたとき前記主回路スイッチング素子を
    開放状態に変化させることを特徴とするスイッチドリラ
    クタンスモータの駆動回路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記共振用コンデンサから前記逆流阻止ダイオードへ流
    れていく電流を検出する電流検出回路を設け、この電流
    検出により前記主回路スイッチング素子を開放状態に変
    化させることを特徴とするスイッチドリラクタンスモー
    タの駆動回路。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2又は3又は4において、 前記主回路スイッチング素子または前記共振用スイッチ
    ング素子の少なくとも一方は、自己消弧形のスイッチン
    グ素子であることを特徴とするスイッチドリラクタンス
    モータの駆動回路。
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