JPH11101832A - 静電容量測定器 - Google Patents
静電容量測定器Info
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- JPH11101832A JPH11101832A JP27961997A JP27961997A JPH11101832A JP H11101832 A JPH11101832 A JP H11101832A JP 27961997 A JP27961997 A JP 27961997A JP 27961997 A JP27961997 A JP 27961997A JP H11101832 A JPH11101832 A JP H11101832A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯容易な軽量,小型な構成で安全かつ簡単
にインバータ装置の直流入力段等に設けられた大容量の
電解コンデンサの静電容量の測定が行えるようにする。 【解決手段】 電源用の太陽電池1に接続された本体3
に、測定端子13a,13b,充電スイッチ14,放電
スイッチ15及び放電抵抗16,測定処理回路17,表
示器11を備え、測定処理回路17に、端子13a,1
3b間の電圧を検出する電圧検出手段と、測定開始操作
によりスイッチ14を閉成してコンデンサ6を初期充電
し,電圧検出手段の検出電圧が設定電圧以上になったと
きにスイッチ14を開放して初期充電を終了する充電制
御手段と、初期充電の終了によりスイッチ15を閉成し
てコンデンサ6を放電する放電制御手段と、放電開始か
ら測定終了電圧に低下するまでの放電時間と抵抗16の
抵抗値とによりコンデンサ6の静電容量を算出して測定
し,表示器11に表示させる演算制御手段とを設ける。
にインバータ装置の直流入力段等に設けられた大容量の
電解コンデンサの静電容量の測定が行えるようにする。 【解決手段】 電源用の太陽電池1に接続された本体3
に、測定端子13a,13b,充電スイッチ14,放電
スイッチ15及び放電抵抗16,測定処理回路17,表
示器11を備え、測定処理回路17に、端子13a,1
3b間の電圧を検出する電圧検出手段と、測定開始操作
によりスイッチ14を閉成してコンデンサ6を初期充電
し,電圧検出手段の検出電圧が設定電圧以上になったと
きにスイッチ14を開放して初期充電を終了する充電制
御手段と、初期充電の終了によりスイッチ15を閉成し
てコンデンサ6を放電する放電制御手段と、放電開始か
ら測定終了電圧に低下するまでの放電時間と抵抗16の
抵抗値とによりコンデンサ6の静電容量を算出して測定
し,表示器11に表示させる演算制御手段とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ装置の
直流入力段等に設けられた大容量の電解コンデンサの静
電容量を測定する静電容量測定器に関する。
直流入力段等に設けられた大容量の電解コンデンサの静
電容量を測定する静電容量測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インバータ電源装置等の主に電力
用の各種インバータ応用機器(インバータ装置)は、イ
ンバータの直流入力段に、その入力電圧リップルの除去
等を目的として、必ず、数百μF〜数万μF程度の大容
量の電解コンデンサが設けられる。
用の各種インバータ応用機器(インバータ装置)は、イ
ンバータの直流入力段に、その入力電圧リップルの除去
等を目的として、必ず、数百μF〜数万μF程度の大容
量の電解コンデンサが設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の大容量の電解コ
ンデンサは、使用環境,使用状態及び使用年月等により
容量低下が生じるおそれがあるため、メンテナンスを実
施して定期的にその静電容量を測定し、容量低下が生じ
たときに交換することが望まれる。
ンデンサは、使用環境,使用状態及び使用年月等により
容量低下が生じるおそれがあるため、メンテナンスを実
施して定期的にその静電容量を測定し、容量低下が生じ
たときに交換することが望まれる。
【0004】そして、pFオーダ等の数μF以下の小容
量の各種コンデンサについては、テスター等の携帯可能
な測定器が種々市販されている。
量の各種コンデンサについては、テスター等の携帯可能
な測定器が種々市販されている。
【0005】しかし、数百μF〜数万μFもの大容量の
電解コンデンサについては、市販の測定器等では測定す
ることができない。
電解コンデンサについては、市販の測定器等では測定す
ることができない。
【0006】そのため、この種大容量の電解コンデンサ
については、多くの場合、インバータ装置のメーカの推
奨等にしたがって、5〜10年程度毎に無条件に交換す
るしかなく、この結果、インバータ装置等の運転コスト
が高くなる等の問題点がある。
については、多くの場合、インバータ装置のメーカの推
奨等にしたがって、5〜10年程度毎に無条件に交換す
るしかなく、この結果、インバータ装置等の運転コスト
が高くなる等の問題点がある。
【0007】ところで、この種大容量の電解コンデンサ
についても、放電時定数等を測定すればその測定結果か
ら静電容量を算出して求めることができるため、例えば
インバータ装置の定期的なメンテナンスを実施する際
に、放電用のスイッチや固定抵抗器等を用意し、つぎの
ようにしてその静電容量を測定することが考えられる。
についても、放電時定数等を測定すればその測定結果か
ら静電容量を算出して求めることができるため、例えば
インバータ装置の定期的なメンテナンスを実施する際
に、放電用のスイッチや固定抵抗器等を用意し、つぎの
ようにしてその静電容量を測定することが考えられる。
【0008】すなわち、インバータ装置を実際に運転
し、測定対象の電解コンデンサ(以下供試コンデンサと
いう)を負荷から切離した状態で初期充電した後、充電
状態の供試コンデンサの端子間に前記の放電用のスイッ
チ,固定抵抗器を直列に接続し、放電用のスイッチを閉
成して供試コンデンサを放電し、その端子間電圧の放電
変化を別途用意したオシロスコープ等の波形観測装置に
より測定して放電時定数等を求め、その結果からの逆算
等により供試コンデンサの静電容量を求めて測定するこ
とが考えられる。
し、測定対象の電解コンデンサ(以下供試コンデンサと
いう)を負荷から切離した状態で初期充電した後、充電
状態の供試コンデンサの端子間に前記の放電用のスイッ
チ,固定抵抗器を直列に接続し、放電用のスイッチを閉
成して供試コンデンサを放電し、その端子間電圧の放電
変化を別途用意したオシロスコープ等の波形観測装置に
より測定して放電時定数等を求め、その結果からの逆算
等により供試コンデンサの静電容量を求めて測定するこ
とが考えられる。
【0009】しかし、この場合はスイッチや固定抵抗器
の他に波形観測装置を要し、大規模になり、それらの運
搬等は容易でない。
の他に波形観測装置を要し、大規模になり、それらの運
搬等は容易でない。
【0010】また、供試コンデンサの端子間に放電用の
スイッチや固定抵抗器を接続する必要があり、煩雑かつ
危険な作業を要する。
スイッチや固定抵抗器を接続する必要があり、煩雑かつ
危険な作業を要する。
【0011】しかも、実際にインバータ装置を運転して
供試コンデンサを初期充電するため、インバータ装置の
運転に精通したメンテナンス要員でなければ測定するこ
とができない。
供試コンデンサを初期充電するため、インバータ装置の
運転に精通したメンテナンス要員でなければ測定するこ
とができない。
【0012】加えて、インバータ装置を運転して初期充
電する場合、試供コンデンサが例えば200V〜400
Vのインバータ装置としての規定電圧に充電され、初期
充電電圧が高電圧になるため、波形観測装置は勿論、放
電用のスイッチ,固定抵抗器等に高耐圧のものを使用す
る必要がある。
電する場合、試供コンデンサが例えば200V〜400
Vのインバータ装置としての規定電圧に充電され、初期
充電電圧が高電圧になるため、波形観測装置は勿論、放
電用のスイッチ,固定抵抗器等に高耐圧のものを使用す
る必要がある。
【0013】しかも、この静電容量の測定中には、停電
状態にして行う必要があるインバータ装置の他のメンテ
ナンス作業を実施することができず、作業の効率化を図
ることができない。
状態にして行う必要があるインバータ装置の他のメンテ
ナンス作業を実施することができず、作業の効率化を図
ることができない。
【0014】なお、インバータ装置を運転する代わりに
別途電源装置を用意し、この電源装置により供試コンデ
ンサを充電しようとすると、電源装置として、商用交流
電源を直流電源に変換する大型大容量のトランスや整流
器等又は大型,大容量の蓄電池等を要し、携帯すること
はできない。
別途電源装置を用意し、この電源装置により供試コンデ
ンサを充電しようとすると、電源装置として、商用交流
電源を直流電源に変換する大型大容量のトランスや整流
器等又は大型,大容量の蓄電池等を要し、携帯すること
はできない。
【0015】そして、インバータ装置以外の機器に設け
られたこの種大容量の電解コンデンサの静電容量を測定
する場合にも、前記と同様の種々の問題点がある。
られたこの種大容量の電解コンデンサの静電容量を測定
する場合にも、前記と同様の種々の問題点がある。
【0016】本発明は、携帯容易な軽量,小型な構成で
自己電源により初期充電して安全かつ簡単に大容量の電
解コンデンサの静電容量の測定が行える静電容量測定器
を提供することを課題とする。
自己電源により初期充電して安全かつ簡単に大容量の電
解コンデンサの静電容量の測定が行える静電容量測定器
を提供することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の静電容量測定器においては、電源用の太
陽電池と、この太陽電池に接続された本体とからなり、
この本体に、測定時に前記電解コンデンサの両端子に接
続される1対の測定端子と、太陽電池と両測定端子との
間の充電路を開閉する充電スイッチと、両測定端子間に
直列に設けられた放電路開閉用の放電スイッチ及び放電
抵抗と、太陽電池の直流出力により動作する測定処理回
路と、測定結果を表示する表示器とを備え、測定処理回
路に、両測定端子間の電圧を検出する電圧検出手段と、
測定開始操作により充電スイッチを閉成して電解コンデ
ンサを初期充電し,電圧検出手段の検出電圧が設定電圧
以上になったときに充電スイッチを開放して初期充電を
終了する充電制御手段と、初期充電の終了により放電ス
イッチを閉成して電解コンデンサを放電する放電制御手
段と、初期充電の終了時の検出電圧に所定の定数を乗算
して放電終了電圧を決定し,電解コンデンサの放電開始
から検出電圧が放電終了電圧に低下するまでの放電時間
と放電抵抗の抵抗値とにより電解コンデンサの静電容量
を算出して測定し,算出容量を測定結果として表示器に
表示させる演算制御手段とを設ける。
めに、本発明の静電容量測定器においては、電源用の太
陽電池と、この太陽電池に接続された本体とからなり、
この本体に、測定時に前記電解コンデンサの両端子に接
続される1対の測定端子と、太陽電池と両測定端子との
間の充電路を開閉する充電スイッチと、両測定端子間に
直列に設けられた放電路開閉用の放電スイッチ及び放電
抵抗と、太陽電池の直流出力により動作する測定処理回
路と、測定結果を表示する表示器とを備え、測定処理回
路に、両測定端子間の電圧を検出する電圧検出手段と、
測定開始操作により充電スイッチを閉成して電解コンデ
ンサを初期充電し,電圧検出手段の検出電圧が設定電圧
以上になったときに充電スイッチを開放して初期充電を
終了する充電制御手段と、初期充電の終了により放電ス
イッチを閉成して電解コンデンサを放電する放電制御手
段と、初期充電の終了時の検出電圧に所定の定数を乗算
して放電終了電圧を決定し,電解コンデンサの放電開始
から検出電圧が放電終了電圧に低下するまでの放電時間
と放電抵抗の抵抗値とにより電解コンデンサの静電容量
を算出して測定し,算出容量を測定結果として表示器に
表示させる演算制御手段とを設ける。
【0018】したがって、測定対象の電解コンデンサ
(供試コンデンサ)の初期充電及び本体内の回路駆動
が、蓄電池等に比して著しく小型,軽量な太陽電池の直
流出力で行われる。
(供試コンデンサ)の初期充電及び本体内の回路駆動
が、蓄電池等に比して著しく小型,軽量な太陽電池の直
流出力で行われる。
【0019】また、本体の1対の測定端子に供試コンデ
ンサの両端子を接続し、測定開始操作(スイッチ操作)
を行えば、測定処理回路により、充電スイッチ及び放電
スイッチの開閉が制御され、自動的に供試コンデンサの
初期充電,放電が行われる。
ンサの両端子を接続し、測定開始操作(スイッチ操作)
を行えば、測定処理回路により、充電スイッチ及び放電
スイッチの開閉が制御され、自動的に供試コンデンサの
初期充電,放電が行われる。
【0020】さらに、測定された放電時間と放電抵抗の
抵抗値とにより供試コンデンサの静電容量が自動的に算
出されて測定され、測定された静電容量が表示器に表示
される。
抵抗値とにより供試コンデンサの静電容量が自動的に算
出されて測定され、測定された静電容量が表示器に表示
される。
【0021】そして、太陽電池と本体との携帯容易な軽
量,小型な構成からなり、1対の測定端子に供試コンデ
ンサの両端子を接続することにより、自己電源で初期充
電して自動的にその静電容量を測定することができ、こ
のとき、初期充電電圧は測定可能な低電圧に設定するこ
とができる。
量,小型な構成からなり、1対の測定端子に供試コンデ
ンサの両端子を接続することにより、自己電源で初期充
電して自動的にその静電容量を測定することができ、こ
のとき、初期充電電圧は測定可能な低電圧に設定するこ
とができる。
【0022】そのため、自己電源で初期充電して安全か
つ簡単に大容量の電解コンデンサの静電容量を測定する
ことができ、しかも、携帯することが容易な軽量,小型
の静電容量測定器を提供できる。
つ簡単に大容量の電解コンデンサの静電容量を測定する
ことができ、しかも、携帯することが容易な軽量,小型
の静電容量測定器を提供できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1ないし図4を参照して記明する。図1は測定状態の全
体構成を示し、電源用の太陽電池1に正,負の給電線2
a,2bを介して本体3が接続され、太陽電池1と本体
3とにより静電容量測定器が形成されている。
1ないし図4を参照して記明する。図1は測定状態の全
体構成を示し、電源用の太陽電池1に正,負の給電線2
a,2bを介して本体3が接続され、太陽電池1と本体
3とにより静電容量測定器が形成されている。
【0024】また、本体3に正,負の測定線4a,4b
を介してインバータ装置5に設けられた測定対象の大容
量の電解コンデンサ,すなわち供試コンデンサ6の両端
子6a,6bが接続されている。
を介してインバータ装置5に設けられた測定対象の大容
量の電解コンデンサ,すなわち供試コンデンサ6の両端
子6a,6bが接続されている。
【0025】この供試コンデンサ6は静電容量の測定
時、端子6a,6bがインバータ装置5の正,負の内部
配線7a,7bから切離され、インバータ装置5から切
離された状態で本体3に接続される。
時、端子6a,6bがインバータ装置5の正,負の内部
配線7a,7bから切離され、インバータ装置5から切
離された状態で本体3に接続される。
【0026】そして、太陽電池1は作業員が1人で運搬
できるように極力軽量,小型にして本体3の駆動電源及
び供試コンデンサ6の初期充電の電源をまかなうため、
例えば容量数10W,開放電圧10〜20V程度の可搬
可能な小型の太陽電池パネルからなる。
できるように極力軽量,小型にして本体3の駆動電源及
び供試コンデンサ6の初期充電の電源をまかなうため、
例えば容量数10W,開放電圧10〜20V程度の可搬
可能な小型の太陽電池パネルからなる。
【0027】つぎに、本体3は正面パネル3aに、例え
ば自動復帰型スイッチからなる操作用のスタートスイッ
チ8,ストップスイッチ9,リセットスイッチ10及び
多桁の液晶数字表示器等からなる容量表示器11が取付
けられている。
ば自動復帰型スイッチからなる操作用のスタートスイッ
チ8,ストップスイッチ9,リセットスイッチ10及び
多桁の液晶数字表示器等からなる容量表示器11が取付
けられている。
【0028】そして、本体3の内部回路は図2に示すよ
うに構成され、給電線2a,2bに正,負の電源ライン
12a,12bを介して1対の測定端子13a,13b
が接続され、測定時、端子13a,13bに測定線4
a,4bを介して供試コンデンサ6の端子6a,6bが
接続され、太陽電池1から給電線2a,電源ライン12
a,測定端子13a,測定線4a,供試コンデンサ6,
測定線4b,測定端子13b,電源ライン12b,給電
線2bを介して太陽電池1に戻るループにより、供試コ
ンデンサ6の充電路が形成される。
うに構成され、給電線2a,2bに正,負の電源ライン
12a,12bを介して1対の測定端子13a,13b
が接続され、測定時、端子13a,13bに測定線4
a,4bを介して供試コンデンサ6の端子6a,6bが
接続され、太陽電池1から給電線2a,電源ライン12
a,測定端子13a,測定線4a,供試コンデンサ6,
測定線4b,測定端子13b,電源ライン12b,給電
線2bを介して太陽電池1に戻るループにより、供試コ
ンデンサ6の充電路が形成される。
【0029】また、電源ライン12aの途中にトランジ
スタにより形成された充電路開閉用の充電スイッチ14
のコレクタ,エミッタが直列に挿入され、測定端子13
a,13b間にトランジスタにより形成された放電路開
閉用の放電スイッチ15のコレクタ,エミッタ及び固定
抵抗器からなる放電抵抗16の直列回路が設けられてい
る。
スタにより形成された充電路開閉用の充電スイッチ14
のコレクタ,エミッタが直列に挿入され、測定端子13
a,13b間にトランジスタにより形成された放電路開
閉用の放電スイッチ15のコレクタ,エミッタ及び固定
抵抗器からなる放電抵抗16の直列回路が設けられてい
る。
【0030】さらに、スイッチ8〜10,容量表示器1
1及びスイッチ14,15の制御端子としてのベースが
本体3のマイクロコンピュータ構成の測定処理回路17
に接続され、この測定処理回路17は太陽電池1の直流
出力が給電線2a,2bを介して制御電源として給電さ
れ、この制御電源により駆動されて動作する。
1及びスイッチ14,15の制御端子としてのベースが
本体3のマイクロコンピュータ構成の測定処理回路17
に接続され、この測定処理回路17は太陽電池1の直流
出力が給電線2a,2bを介して制御電源として給電さ
れ、この制御電源により駆動されて動作する。
【0031】そして、測定処理回路17は電圧検出端子
が電圧検出ライン18を介して測定端子13aに接続さ
れ、高抵抗値の電圧検出抵抗等からなる内蔵の電圧検出
手段により、電圧検出端子と給電ライン2bとの間,す
なわち測定端子13a,13b間の時々刻々の電圧を検
出する。
が電圧検出ライン18を介して測定端子13aに接続さ
れ、高抵抗値の電圧検出抵抗等からなる内蔵の電圧検出
手段により、電圧検出端子と給電ライン2bとの間,す
なわち測定端子13a,13b間の時々刻々の電圧を検
出する。
【0032】また、マイクロコンピュータのソフトウェ
ア処理により、測定処理回路17は充電制御手段,放電
制御手段及び演算制御手段を備える。
ア処理により、測定処理回路17は充電制御手段,放電
制御手段及び演算制御手段を備える。
【0033】そして、例えばリセットスイッチ10の操
作により測定処理回路17が初期リセットされた後、測
定開始操作によりスタートスイッチ8が瞬時オンする
と、充電制御手段は起動されて充電スイッチ14のベー
スにハイレベルのオン信号を供給し、充電スイッチ14
をオン(閉成)して供試コンデンサ6を初期充電し、こ
の初期充電により電圧検出手段の検出電圧Vmes(t)(供
試コンデンサ6の端子間電圧Vc(t))が設定電圧V* 以
上になると、前記オン信号の供給の停止して充電スイッ
チ14をオフ(開放)し、供試コンデンサ6の初期充電
を終了する。
作により測定処理回路17が初期リセットされた後、測
定開始操作によりスタートスイッチ8が瞬時オンする
と、充電制御手段は起動されて充電スイッチ14のベー
スにハイレベルのオン信号を供給し、充電スイッチ14
をオン(閉成)して供試コンデンサ6を初期充電し、こ
の初期充電により電圧検出手段の検出電圧Vmes(t)(供
試コンデンサ6の端子間電圧Vc(t))が設定電圧V* 以
上になると、前記オン信号の供給の停止して充電スイッ
チ14をオフ(開放)し、供試コンデンサ6の初期充電
を終了する。
【0034】また、放電制御手段は充電スイッチ14が
オフして供試コンデンサ6の初期充電が終了した直後
に、放電スイッチ15のベースにハイレベルのオン信号
を供給して放電スイッチ15をオンし、供試コンデンサ
6の充電電荷を放電スイッチ15,放電抵抗16を介し
て放電し、測定終了操作によりストップスイッチ9がオ
ンすると、放電スイッチ15のベースへのオン信号の供
給を停止し、放電スイッチ15をオフする。
オフして供試コンデンサ6の初期充電が終了した直後
に、放電スイッチ15のベースにハイレベルのオン信号
を供給して放電スイッチ15をオンし、供試コンデンサ
6の充電電荷を放電スイッチ15,放電抵抗16を介し
て放電し、測定終了操作によりストップスイッチ9がオ
ンすると、放電スイッチ15のベースへのオン信号の供
給を停止し、放電スイッチ15をオフする。
【0035】このとき、供試コンデンサ6の初期充電に
基づく測定開始電圧(放電開始電圧)をVstart ,供試
コンデンサ6の静電容量をC,放電抵抗16の抵抗値を
Rとし、測定開始時刻(放電開始時刻)をt=0とすれ
ば、放電抵抗16を直流する供試験コンデンサ6の放電
電流I(t)は、つぎの数1の式で示され、式中のI0
は測定開始直後の初期電流IO (=Vstart/R)であ
る。
基づく測定開始電圧(放電開始電圧)をVstart ,供試
コンデンサ6の静電容量をC,放電抵抗16の抵抗値を
Rとし、測定開始時刻(放電開始時刻)をt=0とすれ
ば、放電抵抗16を直流する供試験コンデンサ6の放電
電流I(t)は、つぎの数1の式で示され、式中のI0
は測定開始直後の初期電流IO (=Vstart/R)であ
る。
【0036】
【数1】
【0037】そして、放電時の検出電圧Vmes(t)は放電
抵抗16の端子間電圧VR(t)であり、つぎの数2の式に
示すように指数関数変化する。
抵抗16の端子間電圧VR(t)であり、つぎの数2の式に
示すように指数関数変化する。
【0038】
【数2】
【0039】そして、測定開始(放電開始)から時定数
C・Rの時間σが経過すると、検出電圧Vmes(t)はつぎ
の数3の式に示すように測定開始電圧Vstart の1/
e,すなわち約36.8%に低下する。
C・Rの時間σが経過すると、検出電圧Vmes(t)はつぎ
の数3の式に示すように測定開始電圧Vstart の1/
e,すなわち約36.8%に低下する。
【0040】
【数3】
【0041】そのため、所定の定数を0.3678と
し、測定終了電圧Vend を0.3678・Vstart に設
定して検出電圧Vmes(t)が測定開始電圧Vstart から測
定終了電圧Vend に放電低下する時間σを計測すれば、
この時間σと既知の抵抗値Rとに基づき、つぎの数4の
式の演算から供試コンデンサ6の静電容量Cを算出して
測定できる。
し、測定終了電圧Vend を0.3678・Vstart に設
定して検出電圧Vmes(t)が測定開始電圧Vstart から測
定終了電圧Vend に放電低下する時間σを計測すれば、
この時間σと既知の抵抗値Rとに基づき、つぎの数4の
式の演算から供試コンデンサ6の静電容量Cを算出して
測定できる。
【0042】
【数4】
【0043】この場合、供試コンデンサ6は測定開始電
圧Vstart ,測定終了電圧Vend 及び時間σが許容精度
で測定できる程度に初期充電すればよく、200V〜4
00Vもの高電圧に初期充電する必要はなく、具体的に
は、例えば、設定電圧V* を10Vにして10V程度の
比較的低い安全な電圧に初期充電する。
圧Vstart ,測定終了電圧Vend 及び時間σが許容精度
で測定できる程度に初期充電すればよく、200V〜4
00Vもの高電圧に初期充電する必要はなく、具体的に
は、例えば、設定電圧V* を10Vにして10V程度の
比較的低い安全な電圧に初期充電する。
【0044】そして、演算制御手段は時計機能,放電開
始直前の電圧検出手段の検出電圧に基づいて測定終了電
圧Vend を決定する機能,数4の式の演算から供試コン
デンサ6の静電容量Cを算出して測定する機能及び算出
した静電容量Cの表示信号を容量表示器11に供給して
この表示器11に表示させる機能を有し、供試コンデン
サ6の静電容量の測定,表示を制御する。
始直前の電圧検出手段の検出電圧に基づいて測定終了電
圧Vend を決定する機能,数4の式の演算から供試コン
デンサ6の静電容量Cを算出して測定する機能及び算出
した静電容量Cの表示信号を容量表示器11に供給して
この表示器11に表示させる機能を有し、供試コンデン
サ6の静電容量の測定,表示を制御する。
【0045】なお、図2の19はインバータ装置5のス
イッチング回路部等の内部回路であり、供試コンデンサ
6からみたときの負荷を形成する。
イッチング回路部等の内部回路であり、供試コンデンサ
6からみたときの負荷を形成する。
【0046】つぎに、具体的な測定の1例につき、測定
処理回路17の動作を示した図3のフローチャート及び
検出電圧Vmes(t)の波形,スイッチ14,16の状態を
示した図4のタイミングチャートを参照して説明する。
処理回路17の動作を示した図3のフローチャート及び
検出電圧Vmes(t)の波形,スイッチ14,16の状態を
示した図4のタイミングチャートを参照して説明する。
【0047】まず、作業員が本測定器を携帯して作業現
場に出向き、太陽電池1,本体3を適当な場所に設置す
る。
場に出向き、太陽電池1,本体3を適当な場所に設置す
る。
【0048】このとき、太陽電池1と本体3との間の給
電線2a,2bがコネクタケーブル等の着脱自在のケー
ブルであれば、このケーブルの接続も行う。
電線2a,2bがコネクタケーブル等の着脱自在のケー
ブルであれば、このケーブルの接続も行う。
【0049】つぎに、インバータ装置5を停止状態にし
て供試コンデンサ6の端子6a,6bからインバータ装
置5の内部配線7a,7bを切離し、供試コンデンサ6
をいわゆる無負荷状態にする。
て供試コンデンサ6の端子6a,6bからインバータ装
置5の内部配線7a,7bを切離し、供試コンデンサ6
をいわゆる無負荷状態にする。
【0050】そして、測定線4a,4bの端部を供試コ
ンデンサ6の端子6a,6bに接続する。
ンデンサ6の端子6a,6bに接続する。
【0051】この接続は、最も簡単には、測定線4a,
4bの端部にクリップ等の着脱自在の接続手段を取付
け、この接続手段を端子6a,6bに取付けて行われ
る。
4bの端部にクリップ等の着脱自在の接続手段を取付
け、この接続手段を端子6a,6bに取付けて行われ
る。
【0052】そして、図1の接続状態にセットした後、
作業員が時刻t0 にスタートスイッチ8を操作してオン
すると、測定処理回路17が測定プログラムを実行し、
図3のステップS1 により充電スイッチ14のベースに
オン信号を供給し、図4の(b)に示すように充電スイ
ッチ14をオンして供試コンデンサ6の初期充電を開始
する。
作業員が時刻t0 にスタートスイッチ8を操作してオン
すると、測定処理回路17が測定プログラムを実行し、
図3のステップS1 により充電スイッチ14のベースに
オン信号を供給し、図4の(b)に示すように充電スイ
ッチ14をオンして供試コンデンサ6の初期充電を開始
する。
【0053】この初期充電の開始により供試コンデンサ
6の端子間電圧が上昇し、図4の(a)に示すように測
定端子13c,13bの検出電圧Vmes(t)が上昇する。
6の端子間電圧が上昇し、図4の(a)に示すように測
定端子13c,13bの検出電圧Vmes(t)が上昇する。
【0054】そして、測定処理回路17は検出電圧Vme
s(t)を周期的にサブリングして監視し、この電圧Vmes
(t)が時刻t1 に例えば10Vの設定電圧V* 以上に上
昇すると、図3のステップS2 をYES(肯定)で通過
してステップS3 に移行し、このステップS3 のサブス
テップS3a,S3b,S3c,を実行する。
s(t)を周期的にサブリングして監視し、この電圧Vmes
(t)が時刻t1 に例えば10Vの設定電圧V* 以上に上
昇すると、図3のステップS2 をYES(肯定)で通過
してステップS3 に移行し、このステップS3 のサブス
テップS3a,S3b,S3c,を実行する。
【0055】このとき、サブステップS3aにより充電ス
イッチ14をオフして初期充電を終了し、サブステップ
S3bによりそのときの検出電圧Vmes(t1)を測定開始電
圧Vstartとし、この電圧Vstart に所定の定数0.3
678を乗算して測定終了電圧Vend を決定する。
イッチ14をオフして初期充電を終了し、サブステップ
S3bによりそのときの検出電圧Vmes(t1)を測定開始電
圧Vstartとし、この電圧Vstart に所定の定数0.3
678を乗算して測定終了電圧Vend を決定する。
【0056】さらに、サブステップS3cにより図4の
(c)に示すように放電スイッチ15をオンして供試コ
ンデンサ6の放電を開始し、その時刻t2 を記憶する。
(c)に示すように放電スイッチ15をオンして供試コ
ンデンサ6の放電を開始し、その時刻t2 を記憶する。
【0057】そして、放電中の検出電圧Vmes(t)を監視
し、検出電圧Vmes(t)が図4の(a)に示すように時刻
t3 に測定終了電圧Vend に低下すると、ステップS4
をYESで通過し、ステップS5 によりそのときの時刻
t3 を記憶する。
し、検出電圧Vmes(t)が図4の(a)に示すように時刻
t3 に測定終了電圧Vend に低下すると、ステップS4
をYESで通過し、ステップS5 によりそのときの時刻
t3 を記憶する。
【0058】さらに、ステップS6 によりt3 −t2 の
演算から時定数C・Rの時間σを算出し、ステップS7
により算出した時間σと設定された放電抵抗16の抵抗
値Rとに基づいて数4の式の演算を実行し、供試コンデ
ンサ6の静電容量Cを算出して測定する。
演算から時定数C・Rの時間σを算出し、ステップS7
により算出した時間σと設定された放電抵抗16の抵抗
値Rとに基づいて数4の式の演算を実行し、供試コンデ
ンサ6の静電容量Cを算出して測定する。
【0059】そして、ステップS8 ,S9 により算出し
た静電容量Cの表示信号を容量表示器11に供給し、こ
の表示器11に測定結果の容量Cを数字表示する。
た静電容量Cの表示信号を容量表示器11に供給し、こ
の表示器11に測定結果の容量Cを数字表示する。
【0060】この表示はストップスイッチ9がオンする
まで続けられ、このスイッチ9がオンすると、ステップ
S9 からステップS10に移行して容量表示器11への表
示例の供給を停止し、表示器11の表示をオフする。
まで続けられ、このスイッチ9がオンすると、ステップ
S9 からステップS10に移行して容量表示器11への表
示例の供給を停止し、表示器11の表示をオフする。
【0061】さらに、ステップS11により放電スイッチ
16をオフするとともに内部記憶等を初期化し、つぎの
測定に備える。
16をオフするとともに内部記憶等を初期化し、つぎの
測定に備える。
【0062】そして、スタートスイッチ8がオンする毎
に図3のステップS1 〜S11の処理がくり返され、供試
コンデンサ6の静電容量Cが自動的に測定されて表示さ
れる。
に図3のステップS1 〜S11の処理がくり返され、供試
コンデンサ6の静電容量Cが自動的に測定されて表示さ
れる。
【0063】したがって、太陽電池1の直流出力を本体
3の駆動電源及び供試コンデンサ6の初期充電の電源と
する携帯容易な軽量,小型の構成で供試コンデンサ6の
静電容量を自動的に測定して表示することができる。
3の駆動電源及び供試コンデンサ6の初期充電の電源と
する携帯容易な軽量,小型の構成で供試コンデンサ6の
静電容量を自動的に測定して表示することができる。
【0064】そして、スイッチ14,15を半導体構成
としたため、スイッチ14,15にリレー等の機械式の
スイッチを用いた場合より著しく小型に形成することが
できる。
としたため、スイッチ14,15にリレー等の機械式の
スイッチを用いた場合より著しく小型に形成することが
できる。
【0065】つぎに、本体3にスイッチ14,15及び
放電抵抗16が収容されて配線されているため、現場で
のそれらの接続等が不要で測定線4a,4bの端部を供
試コンデンサ6の端子6a,6bに接続する構成を簡単
な作業のみで測定が行える。
放電抵抗16が収容されて配線されているため、現場で
のそれらの接続等が不要で測定線4a,4bの端部を供
試コンデンサ6の端子6a,6bに接続する構成を簡単
な作業のみで測定が行える。
【0066】つぎに、供試コンデンサ6の初期充電が本
測定器の自己電源(太陽電池の直流出力)で行え、イン
バータ装置5を運転したり、別個に初期充電用の電源を
用意したりする必要がなく、インバータ装置5の運転に
精通していない作業員であっても容易に測定することが
でき、しかも、本測定中にインバータ装置5の停止状態
でのメンテナンス作業等を同時に行うことができ、作業
の効率化を図ることができる。
測定器の自己電源(太陽電池の直流出力)で行え、イン
バータ装置5を運転したり、別個に初期充電用の電源を
用意したりする必要がなく、インバータ装置5の運転に
精通していない作業員であっても容易に測定することが
でき、しかも、本測定中にインバータ装置5の停止状態
でのメンテナンス作業等を同時に行うことができ、作業
の効率化を図ることができる。
【0067】しかも、測定中に充電個所に触れるおそれ
がなく、初期充電電圧も低いため、極めて安全に測定す
ることができる。
がなく、初期充電電圧も低いため、極めて安全に測定す
ることができる。
【0068】そして、設定電圧V* は図示省略したデッ
プスイッチ等により、供試コンデンサ6の静電容量に応
じて適当に設定すればよい。
プスイッチ等により、供試コンデンサ6の静電容量に応
じて適当に設定すればよい。
【0069】また、スイッチ14,15は電力用のFE
T等で形成してもよく、場合によってはリレーで形成し
てもよい。
T等で形成してもよく、場合によってはリレーで形成し
てもよい。
【0070】さらに、容量表示器11の表示手法等はど
のようであってもよく、その際、表示器11はLED表
示等であってもよい。
のようであってもよく、その際、表示器11はLED表
示等であってもよい。
【0071】そして、種々の装置の電解コンデンサの静
電容量の測定に適用することができるのは勿論である。
電容量の測定に適用することができるのは勿論である。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。測定対象の電解コンデンサ(供試コンデンサ)6の
初期充電及び本体3内の回路駆動を蓄電池等に比して著
しく小型,軽量な太陽電池1の直流出力で行うことがで
きる。
る。測定対象の電解コンデンサ(供試コンデンサ)6の
初期充電及び本体3内の回路駆動を蓄電池等に比して著
しく小型,軽量な太陽電池1の直流出力で行うことがで
きる。
【0073】また、本体3の1対の測定端子13a,1
3bに供試コンデンサ6の両端子6a,6bを接続し、
測定開始操作(スイッチ操作)を行えば、測定処理回路
17により、充電スイッチ14及び放電スイッチ15の
開閉が制御され、自動的に供試コンデンサ6の初期充
電,放電を行うことができる。
3bに供試コンデンサ6の両端子6a,6bを接続し、
測定開始操作(スイッチ操作)を行えば、測定処理回路
17により、充電スイッチ14及び放電スイッチ15の
開閉が制御され、自動的に供試コンデンサ6の初期充
電,放電を行うことができる。
【0074】さらに、測定された放電時間と放電抵抗1
6の抵抗値とにより供試コンデンサ6の静電容量を自動
的に算出して測定し、測定した静電容量を表示器(容量
表示器11)に表示することができる。
6の抵抗値とにより供試コンデンサ6の静電容量を自動
的に算出して測定し、測定した静電容量を表示器(容量
表示器11)に表示することができる。
【0075】しかも、供試コンデンサ6の初期充電電圧
を低電圧にして測定することができ、安全である。
を低電圧にして測定することができ、安全である。
【0076】したがって、太陽電池1と本体3との携帯
容易な軽量,小型な構成からなり、自己電源で初期充電
して安全かつ簡単にインバータ装置の直流入力段等に設
けられた主に大容量の電解コンデンサ6の静電容量の測
定を行うことができる。
容易な軽量,小型な構成からなり、自己電源で初期充電
して安全かつ簡単にインバータ装置の直流入力段等に設
けられた主に大容量の電解コンデンサ6の静電容量の測
定を行うことができる。
【図1】本発明の実施の1形態の使用状態の全体構成の
説明図である。
説明図である。
【図2】図1の回路結線図である。
【図3】図2の測定処理回路の動作説明用のフローチャ
ートである。
ートである。
【図4】(a)は図3の検出電圧の波形図,(b)は図
3の充電スイッチのタイミングチャート、(c)は図3
の放電スイッチのタイミングチャートである。
3の充電スイッチのタイミングチャート、(c)は図3
の放電スイッチのタイミングチャートである。
1 太陽電池 3 本体 5 インバータ装置 6 供試コンデンサ(測定対象の電解コンデンサ) 11 容量表示器 13a,13b 測定端子 14 充電スイッチ 15 放電スイッチ 16 放電抵抗 17 測定処理回路
Claims (1)
- 【請求項1】 インバータ装置の直流入力段等に設けら
れた電解コンデンサの静電容量を測定する静電容量測定
器において、 電源用の太陽電池と、 前記太陽電池に接続された本体とからなり、 前記本体に、 測定時に前記電解コンデンサの両端子に接続される1対
の測定端子と、 前記太陽電池と前記両測定端子との間の充電路を開閉す
る充電スイッチと、 前記両測定端子間に直列に設けられた放電路開閉用の放
電スイッチ及び放電抵抗と、 前記太陽電池の直流出力により動作する測定処理回路
と、 測定結果を表示する表示器とを備え、 前記測定処理回路に、 前記両測定端子間の電圧を検出する電圧検出手段と、 測定開始操作により前記充電スイッチを閉成して前記電
解コンデンサを初期充電し,前記電圧検出手段の検出電
圧が設定電圧以上になったときに前記充電スイッチを開
放して前記初期充電を終了する充電制御手段と、 前記初期充電の終了により前記放電スイッチを閉成して
前記電解コンデンサを放電する放電制御手段と、 前記初期充電の終了時の前記検出電圧に所定の定数を乗
算して測定終了電圧を決定し,前記電解コンデンサの放
電開始から前記検出電圧が前記測定終了電圧に低下する
までの放電時間と前記放電抵抗の抵抗値とにより前記電
解コンデンサの静電容量を算出して測定し,算出容量を
測定結果として前記表示器に表示させる演算制御手段と
を設けたことを特徴とする静電容量測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27961997A JPH11101832A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 静電容量測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27961997A JPH11101832A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 静電容量測定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11101832A true JPH11101832A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17613512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27961997A Pending JPH11101832A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 静電容量測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11101832A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006098145A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサの測定装置、その測定方法及び測定プログラム |
JP2006346339A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Honda Elesys Co Ltd | 着座乗員検知装置 |
JP2010230688A (ja) * | 2010-07-06 | 2010-10-14 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサの測定方法及び測定プログラム |
JP2011174919A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-09-08 | Seiko Epson Corp | 熱センサー用検出回路、熱センサーデバイス及び電子機器 |
CN105425050A (zh) * | 2015-12-17 | 2016-03-23 | 河源广工大协同创新研究院 | 一种超大电容检测法拉仪 |
CN114375402A (zh) * | 2019-09-19 | 2022-04-19 | 三菱电机株式会社 | 电源装置及寿命诊断方法 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP27961997A patent/JPH11101832A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006098145A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサの測定装置、その測定方法及び測定プログラム |
JP2006346339A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Honda Elesys Co Ltd | 着座乗員検知装置 |
JP2011174919A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-09-08 | Seiko Epson Corp | 熱センサー用検出回路、熱センサーデバイス及び電子機器 |
JP2010230688A (ja) * | 2010-07-06 | 2010-10-14 | Nippon Chemicon Corp | 電解コンデンサの測定方法及び測定プログラム |
CN105425050A (zh) * | 2015-12-17 | 2016-03-23 | 河源广工大协同创新研究院 | 一种超大电容检测法拉仪 |
CN114375402A (zh) * | 2019-09-19 | 2022-04-19 | 三菱电机株式会社 | 电源装置及寿命诊断方法 |
CN114375402B (zh) * | 2019-09-19 | 2023-06-20 | 三菱电机株式会社 | 电源装置及寿命诊断方法 |
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