JPH1110172A - 流体浄化装置及び流体浄化用処理材 - Google Patents

流体浄化装置及び流体浄化用処理材

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JPH1110172A
JPH1110172A JP9200719A JP20071997A JPH1110172A JP H1110172 A JPH1110172 A JP H1110172A JP 9200719 A JP9200719 A JP 9200719A JP 20071997 A JP20071997 A JP 20071997A JP H1110172 A JPH1110172 A JP H1110172A
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JP
Japan
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fluid
transparent
purifying
coated
irregularities
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JP9200719A
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English (en)
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Tadahiko Ara
忠彦 荒
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  • Catalysts (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 流体の浄化処理装置及び浄化用処理材を提供
する。 【解決手段】 1)透明な物質からなる基材表面に凹凸
を設けたことを特徴とする光励起触媒を被覆して成る流
体浄化用処理材 2)直接又は透光性のあるコーティング層を介して光励
起触媒を被覆した透明な物質から成り、外見が透明又は
半透明若しくは不透明な多孔質体、繊維体又はその他基
材を装置に設けた処理容器内に基材集合体が一種の多孔
質体と見なせるように空隙を設けて充填するか、又は基
材集合体が一種の多孔質体と見なせるように空隙を設け
て成形したものを装置に装着して成ることを特徴とする
流体浄化装置。 3)透明又は不透明な仕切り板を用いて被処理流体の流
路を形成させることを特徴とするの浄化装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は用排水および空気など
各種流体に用いる浄化装置及び流体浄化用処理材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光励起触媒を利用した流体浄化装
置及び流体浄化用処理材は光を平面的にしか利用しない
ものが多く、従って流体と接し、かつ光が当たる光励起
触媒の量が少なく浄化効果があまり大きくないという欠
点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は効率良い流体
の浄化能力を有する装置及び流体浄化用処理材を提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【請求項1による課題を解決するための手段】透明な物
質から成る繊維等の基材表面に凹凸を設けたことを特徴
とする光励起触媒を被覆して成る流体浄化用処理材であ
る。凹凸の形成はフッ化水素酸含有溶液等を用いた化学
的エッチング又は研磨材等を用いた機械的方法による。
【請求項2による課題を解決するための手段】請求項2
の流体浄化装置は直接又は透光性のあるコーティング層
を介して光励起触媒を被覆した透明な物質から成り、外
見が透明又は半透明若しくは不透明な多孔質体、繊維体
又はその他基材を装置に設けた処理容器内に基材集合体
が一種の多孔質体と見なせるように空隙を設けて充填す
るか、又は基材集合体が一種の多孔質体と見なせるよう
に空隙を設けて成形したものを装置に装着して成ること
を特徴とするものである。透明な物質としてはガラス、
石英ガラス、透明セラミックス、プラスチックなどのよ
うに物質として透明であればよい。この透明物質の外見
は透明なものでも使用可能であるが、物質中の開放気
孔、空隙、表面の粗さ状態などによって外見上半透明乃
至不透明に成っているものの方がより効果的である。
【請求項3による課題を解決するための手段】請求項3
の流体浄化装置は装置内に設けた処理容器内に透明又は
不透明な材質からなる仕切り板によって被処理流体の流
路を形成することを特徴とする請求項2の流体浄化装置
である。
【0005】
【作用】
【請求項1の作用】基材表面に凹凸を設けたため表面積
が大きくなり、被覆される光励起触媒量も多くなる。ま
た、凹凸により流体に乱流が生じ流体浄化処理材表面に
生成した生成物が排除されやすくなる。これらのことか
ら流体浄化処理材としての効率が向上する。
【請求項2の作用】光励起触媒を三次元的に配置し、そ
の全てに光が当たり、かつ流体と接するような構成とし
たため、単位体積当たりの光が当たり、かつ流体と接し
ている光励起触媒量が多く効率のよい装置となる。ま
た、光励起触媒を透明な物質から成る基材に被覆したこ
とにより、光が流体側と基材側の両面から光励起触媒に
当たるため、光励起触媒が活性化しやすい。さらに、基
材の光吸収係数が小さいことから基材に吸収される光量
が少なく光エネルギーが有効に使用できる。また、基材
間に空隙を設けて充填又は成形したことによって基材間
を流体が通り抜けやすくなり、その結果、流体と基材表
面の光励起触媒とが接触しやすくなり、装置の効率が向
上する。また、基材と光励起触媒との間に透光性のある
コーティング層を設けた場合にも、コーティング層が光
を透過させることから、コーティング層がないときと同
様である。基材の形態として多孔質体を用いたときには
表面積が大きいことから被覆する光励起触媒量を多くす
ることが出来る。そのため、それ以外の形態の基材を用
いたときよりも、単位体積当たりの流体と接し、かつ光
が当たる光励起触媒量が多くなり、効率良い装置とな
る。また、基材中の開放気孔、空隙、表面の粗さ状態な
どによって外見上半透明若しくは不透明と成っている基
材を用いた場合は外見上透明なものよりも表面積が大き
いことから単位体積当りの光励起触媒の量が多くなり、
従って効率良い装置が得られる。
【請求項3の作用】仕切り板によって被処理流体の流路
を形成したため被処理流体の流れる距離が長くなり、そ
の結果、光励起触媒と被処理流体の接する機会が増え、
装置の効率が向上する。また、処理容器内部が流路によ
って細分化されるため、デッドスペースが無くなり光励
起触媒が効率的に利用される。仕切り板を透明にするこ
とによって、不透明な仕切り板では光が当たらないよう
な場所にある光励起触媒にも光が当たるようになり、効
率の良い装置が得られる。
【0006】
【実施例】
【請求項1の実施例】実施例1を説明する。流体浄化用
処理材の基材としてガラス繊維を使用する。フッ化水素
酸含有溶液に浸漬して凹凸を生成させたガラス繊維に酸
化チタンを被覆して成る流体浄化用処理材である。
【請求項2の実施例】実施例2を図1および2によって
説明する。図中1は紫外線ランプ、2は内筒が透明ガラ
ス製の二重円筒状処理容器、3は被処理流体の流入口、
4は被処理流体の流出口、5はフィルター、6はガラス
繊維に酸化チタンを被覆した流体浄化用処理材である。
図のように構成した装置は光励起触媒が三次元的に配置
され、その全てが流体と接し、かつ光が照射される構造
となるため、効率良く流体の浄化が出来る。流体浄化用
処理材はフィルターによって処理容器外に流出すること
がなく、またフィルターは処理容器に固定されている。
【請求項3の実施例】実施例3を図3および4によって
説明する。この実施例は実施例2の処理容器中に透明な
螺旋状仕切り板を設けたものである。図中1は紫外線ラ
ンプ、2は内筒が透明ガラス製の二重円筒状処理容器、
3は被処理流体の流入口、4は被処理流体の流出口、5
はフィルター、6は流体浄化用処理材の酸化チタンを被
覆したガラス繊維、7は処理容器の内部に設けた螺旋状
の透明な仕切り板である。図のように構成した装置に流
体を流す。流体は流入口から螺旋状に設けられた流路を
通って排出口まで流れる。仕切り板がないときと比べ流
体の流れる距離が長く、それだけ光励起触媒である酸化
チタンと流体の接触する機会が多くなる。また、仕切り
板が透明なため、光は仕切り板に邪魔されることがなく
処理容器内全てに行き渡る。
【0007】
【発明の効果】
【請求項1の発明の効果】被覆した光励起触媒の面積を
大きく出来ると共に、凹凸によって流体に乱流が生じる
ため、処理材表面上の生成物の排除がしやすくなり、効
率良い処理材が得られる。
【請求項2の発明の効果】光励起触媒を三次元的に配置
し、その全てに光が当たる構造としたため、効率の良い
流体浄化装置が得られる。
【請求項3の発明の効果】仕切り板により被処理流体の
流路を形成したことによって被処理流体と光励起触媒の
接触機会が多くなり、効率の良い流体浄化装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の外観図である
【図2】 本発明の実施例1の正面断面図である
【図3】 本発明の実施例2の外観図である
【図4】 本発明の実施例2の正面断面図である
【符号の説明】
1…紫外線ランプ 2…処理容器 3…流入口 4…流出口 5…フィルター 6…流体浄化用処理材 7…螺旋状仕切り板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 35/02 C02F 1/30 C02F 1/30 B01D 53/36 J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な物質から成る基材表面に凹凸を設け
    たことを特徴とする光励起触媒を被覆して成る流体浄化
    用処理材
  2. 【請求項2】直接又は透光性コーティング層を介して光
    励起触媒を被覆した透明な物質から成り、外見が透明又
    は半透明若しくは不透明な多孔質体、繊維体又はその他
    基材を装置に設けた処理容器内に基材集合体が一種の多
    孔質体と見なせるように空隙を設けて充填するか、又は
    基材集合体が一種の多孔質体と見なせるように空隙を設
    けて成形したものを装置に装着して成ることを特徴とす
    る流体浄化装置
  3. 【請求項3】流体浄化装置内に設けた処理容器内部に透
    明又は不透明な材質からなる仕切り板で被処理流体の流
    路を形成することを特徴とした請求項2の流体浄化装
    置。
JP9200719A 1997-06-20 1997-06-20 流体浄化装置及び流体浄化用処理材 Pending JPH1110172A (ja)

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