JPH1099437A - 喉頭マスク装置を含む組立体 - Google Patents

喉頭マスク装置を含む組立体

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JPH1099437A
JPH1099437A JP9250259A JP25025997A JPH1099437A JP H1099437 A JPH1099437 A JP H1099437A JP 9250259 A JP9250259 A JP 9250259A JP 25025997 A JP25025997 A JP 25025997A JP H1099437 A JPH1099437 A JP H1099437A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良した喉頭マスク組立体を提供する。 【解決手段】 喉頭マスク組立体はマスク１３に開口す
るチューブ１０を有する喉頭マスク装置１をもつ。この
組立体は挿入中チューブ１０に沿って挿入される栓塞子
２を含み、栓塞子の患者端２３はチューブの患者端に隣
接して位置して、喉頭蓋がチューブに入るのを防止す
る。栓塞子２はその全長に沿って延在する空気通路２０
と、止め２０から後方に突出する把手２６をもち、止め
は栓塞子がチューブ１０内に挿入できる程度を制限す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は下咽頭中に置くため
に使用中適用されるマスクにその患者端で開口する細長
いチューブをもつ喉頭マスク装置を含み、マスクがその
前側で患者の気道に開口して成る型式の組立体に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】患者に麻酔薬及び換気ガスを投与するた
めの喉頭マスクとして既知の空気路を使用することは通
常のやり方である。これらの空気路は一端に膨張可能の
マスク又はカフスをもつチューブを含み、前記チューブ
が患者の口に挿入されて、一端が下咽頭中に置かれそし
てマスクがこの領域で周囲の組織に対してシールを形成
する。喉頭マスクは例えば、ＵＳ第５３５５８７９号、
ＵＳ第５３０５７４３号、ＵＳ第５２９７５４７号、Ｕ
Ｓ第５２８２４６４号、ＧＢ第２２６７０３４号、ＵＳ
第５２４９５７１号、ＵＳ第５２４１９５６号、ＵＳ第
５３０３６９７号、ＵＳ第５４７７８５１号、ＧＢ第２
２４９９５９号、ＧＢ第２１１１３９４号、ＥＰ第４４
８８７８号、ＵＳ第４９９５３８８号、ＧＢ第２２０５
４９９号、ＧＢ第２１２８５６１号、ＧＢ第２２９４６
４２号及びＧＢ第２２９８７９７号に記載されている。
【０００３】導入器は例えばＧＢ第２２５９４５４号に
記載されており、この文献では、導入器は患者の口に入
れられ、喉頭マスクが導入器中のチャンネルに沿って摺
動させられる。
【０００４】喉頭マスクは長く、声帯皺襞の下で気管に
対してシールする気管内チューブより優れた利点があ
る。しかし、喉頭マスクは幾つかの問題をもつ。例えば
それは挿入中、喉頭蓋がチューブ穴に入ってそれを閉塞
するという可能性がある。これの１つの解決策はＧＢ２
２０５４９９号に記載した手法で可撓性横バーをチュー
ブの患者端に置くことである。しかし、これはチューブ
の患者端に障害物を伴うものであり、望ましくない。
【０００５】もう１つの問題は、チューブは解剖学的構
造に適合しかつ外傷を起こさないために十分に軟質であ
りかつ可撓性でなければならず、またマスク組立体を正
確な位置に導入するのに或る一定量の力が必要であると
いう事実から生じる。マスクを挿入する１方法は呑み込
み作用を刺激すると共に吐き気の反射運動を阻止するた
めに、それを導入するときにその先端を軟質な口蓋に接
して摺動させることである。これをなすために、マスク
を挿入するとき、臨床医家は彼の指を用いてマスク先端
を軟質の口蓋に当接させて保持し、彼の指を患者の口内
に全長にわって押入れる。小さい手をもつ臨床医家はこ
の処理をなすのは困難である。もう１つの問題は挿入中
チューブは曲がり易く、捩じれ易く、正確な位置決めを
困難にするので、チューブの軟質性が原因となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は改良し
た喉頭マスク組立体を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明により、前記組立体がチューブ内に挿入可能の
栓塞子を含み、前記栓塞子が組立体の挿入中チューブの
全長に沿って延在し、組立体の挿入中チューブの患者端
内に喉頭蓋が侵入するのを防止するよう栓塞子の患者端
がチューブの患者端に隣接して置かれていることを特徴
とする上記型式の組立体が提供される。
【０００８】栓塞子は好適にはその全長に沿って延在す
る空気通路をもつ。栓塞子は栓塞子のチューブ内への挿
入程度を限定するためにその機械端に向かって止めをも
つ。栓塞子が組立体を操作することを可能ならしめる把
手を形成するために栓塞子は前記止め（２５）を越えて
後方に延在する。
【０００９】以下、本発明の喉頭マスク組立体とその使
用方法を図示の実施例に基づいて説明する。
【００１０】
【発明の実施の形態】組立体は喉頭マスク装置１とマス
ク装置に挿入された栓塞子２を含む。
【００１１】マスク装置１はＰＶＣの如きプラスチック
材料からなる湾曲可能のチューブ１０をもち、このチュ
ーブはその機械端１２にある継手１１をもつ。チューブ
１０はその全長にわたって湾曲しており、その患者端で
マスク副組立体１３に接合され、この副組立体はＧＢ第
２２９８７９７号に詳細に記載している如く、マスク部
分１４と取付け台３０を含む。マスク部分１４は膨張ラ
イン１６と連結された周囲環状シールリング１５をも
ち、このラインによって前記リングは空気によって膨
張、収縮させることができる。シールリング１５は楕円
形をなし、この楕円形の主軸線はチューブ１と同じ平面
内に延在している。リング１５内で、マスク部分は浅い
円錐形をなす可撓性ダイヤフラム１７をもつ。ダイヤフ
ラム１７中の開口１８はチューブ１０を貫通する穴と連
通する。
【００１２】取付け台３０はチューブ１０の機械端の外
側に沿って短い距離だけ延在する短管状延長部３２をも
ち、溶接、溶媒又は接着剤によってチューブに対してシ
ールされる。管状延長部３２の患者端はダイヤフラム１
７中の開口１８と整列する。取付け台３０は管状延長部
３２と一体に形成された裏当て板３４によって完成され
る。前記延長部はチューブ１０の延長部をなす。裏当て
板３４はほぼ楕円形であり、管状延長部の患者端から後
方に延在する。裏当て板３４の下部前側はダイヤフラム
１７の上部後面に定着され、患者端又は先端でシールリ
ング１５に重なる。マスク部分をチューブ１０の患者端
に取付ける方法には他に種々の方法がある。
【００１３】栓塞子２は堅固であるが湾曲可能のプラス
チック材料からなり、チューブ１０の形状に予備湾曲さ
れた管状形をなし、チューブの内径より僅かに小さい外
径をもっていて、チューブ内に摺動嵌合される。栓塞子
２は全体にわたって延在して栓塞子に沿って空気通路を
提供する穴２０をもつ。少なくとも穴の患者端での穴２
０の直径は十分小さく選択して喉頭蓋の侵入を防止する
ようになす。栓塞子２の患者端２３は横バーを備えて、
喉頭蓋の侵入は防止するが穴２０はできるだけ大きくな
るようにする。栓塞子２の前方患者端は好適には斜角付
きとなし、それは実質上ダイヤフラム１７と同一平面内
に位置しかつ丸み付きの非外傷性の縁２４をもつように
なされる。栓塞子２の外部上の、その機械端に向かって
いるフランジ２５又は同様の止めはコネクタ１１に掛合
することによって又はもしコネクタがない場合には、チ
ューブ１０の端部によって挿入程度を限定する。栓塞子
２の後方機械端はフランジ２５を越えて短距離延在して
把手２６を形成し、この把手によって組立体を操作する
ことができる。栓塞子２が完全に挿入されて、フランジ
２５がコネクタ１１に当接すると、栓塞子の患者端２３
は開き部１８と同じ高さに置かれるか又は開き部を僅か
に越えて突出する。
【００１４】栓塞子２は使用中チューブ１０に追加の堅
固性を与える。これは挿入中のチューブの捩じれと湾曲
を防止するが、除去後にそれがその可撓性を保持できる
ようになす。組立体の増大した堅固性によって、臨床医
家は挿入中、組立体の機械端を掴むことによってかつ彼
の指を患者の口に挿入することなく、マスク装置１の先
端を軟質の口蓋に対して押し付けることができる。組立
体が喉頭蓋を摺動して通過するとき、栓塞子２の患者端
２３は喉頭蓋がチューブ１０の患者端に入らないことを
確実ならしめる。挿入の後、栓塞子２は除去され、シー
ルリング１５は通常の仕方で、膨張させられる。
【００１５】栓塞子２に種々の変更を施こすことができ
る。栓塞子は色々な手法で堅固にすることができる。例
えば、補強ロッド又は層をその壁内に同時押し出しする
か又は、螺旋形の又は編組形の補強材を使用することが
できる。栓塞子の管腔はその堅固性を増すか又は選択平
面内においてそれに優先的堅固性を与える形状に作るこ
とができる。把手２６は栓塞子の主部分の直線連続部と
なす必要はなく、その代わり、それは或る角度に曲げる
か又はＴ形バーとして提供することができる。把手はコ
ネクタを組み込んでベンチレータに連結できるようにし
てもよい。栓塞子の患者端はモーア(Moore) テーパーと
マーフィー(Murphy)アイ(eyes)をもつ。栓塞子は例えば
ファイバー光学ガイド又は内視鏡を挿入することができ
る管腔を組み込むことによって、内視鏡気管検査用に適
用することができる。栓塞子を貫通する穴は気管チュー
ブ又は吸引カテーテルを挿入できる形状に作られる。栓
塞子の患者端はその湾曲の外側にへら形延長部をもち、
そのへら形延長部は気管内に突入して喉から遠隔の側で
気管壁に沿って位置する。前記延長部の目的は経皮気管
瘻孔形成チューブの挿入中気管の下にある壁を損傷しな
いよう保護するための防護物として役立つことにある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の組立体の側立面図である。
【図２】組立体の患者端の拡大断面、側立面図である。
【符号の説明】
１ 喉頭マスク装置 ２ 栓塞子 １１ 継手 １２ 機械端 １３ マスク副組立体 １４ マスク部分 １５ 周囲環状シールリング １６ 膨張ライン １７ ダイヤフラム １８ 開口 ２３ 患者端 ２５ フランジ ２６ 把手 ３０ 取付け台 ３２ 短管状延長部 ３４ 裏当て板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン ジョージ グリーンフィール ド イギリス国 ケント州 ティーエヌ25 ６ エッチビー セリンジエ スワン レーン 88

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 下咽頭中に置くために使用中適用される
    マスクにその患者端で開口する細長いチューブをもつ喉
    頭マスク装置を含み、マスクがその前側で患者の空気路
    に開口して成る組立体において、前記組立体がチューブ
    （１０）内に挿入可能の栓塞子（２）を含み、前記栓塞
    子（２）が組立体の挿入中チューブ（１０）の全長に沿
    って延在し、組立体の挿入中チューブの患者端内に喉頭
    蓋が侵入するのを防止するよう栓塞子の患者端（２３）
    がチューブの患者端に隣接して置かれていることを特徴
    とする組立体。
  2. 【請求項２】 栓塞子（２）がその全長に沿って延在す
    る空気通路（２０）をもつことを特徴とする請求項１に
    記載の組立体。
  3. 【請求項３】 栓塞子（２）が栓塞子のチューブ（１
    ０）内への挿入程度を限定するためにその機械端に向か
    って止め（２５）をもつことを特徴とする請求項１又は
    ２に記載の組立体。
  4. 【請求項４】 栓塞子（２）が組立体を操作することを
    可能ならしめる把手（２６）を形成するために前記栓塞
    子は前記止め（２５）を越えて後方に延在することを特
    徴とする請求項３に記載の組立体。
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