JPH1099265A - 注液装置 - Google Patents
注液装置Info
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- JPH1099265A JPH1099265A JP8261494A JP26149496A JPH1099265A JP H1099265 A JPH1099265 A JP H1099265A JP 8261494 A JP8261494 A JP 8261494A JP 26149496 A JP26149496 A JP 26149496A JP H1099265 A JPH1099265 A JP H1099265A
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Abstract
的に送液することができ、また、操作性が良好で、洗浄
・消毒が容易であり、構造が簡単な注液装置を提供す
る。 【解決手段】液体を貯留するタンク9に接続された送液
チューブ13から液体を送り出して内視鏡3の挿通路4
に注液するために、エアポンプ16から加圧エア供給管
15によって加圧エアをタンク9内に供給して液面を加
圧するようにし、送液チューブ13の途中に設けられた
電磁弁20によって送液チューブ13の管路を遮断・開
放するとともにエアポンプ16の動作を設定するタイマ
ーを制御回路によって制御する。
Description
視鏡の超音波送受信器と体腔壁との間に超音波伝搬媒体
を介在させるため等に用いられる脱気水等の注液装置に
関する。
浄等の目的で液体を注入する注液装置が従来から用いら
れている。このような注液装置を開示するものの従来例
として特開平4−54950公報がある。この公報には
超音波プローブに用いられる脱気水の送水動作を制御す
る脱気水注入装置に関する記載がある。この脱気水注入
装置は、脱気水を加圧して送水するタンク内への加圧エ
アの供給を停止したときに、迅速かつ確実に送水が停止
されるようにし、送水チューブの先端側に圧力変化があ
っても操作者の意図に反して送水が行われることがない
ようにしたものである。
号公報の第1の実施例に開示されたものではタンクに加
圧エアを供給するための加圧エア供給管をタンク側配管
部と大気開放経路とに切り換える流路切換弁と、タンク
側配管部を大気と連結・遮断するための開閉弁との二つ
の電磁弁が必要である。また、第2の実施例ではエア源
側配管部をタンク側配管部と大気連通状態に切り換える
ための方向切換弁に逆止弁を付加して設けなければなら
ない。このように特開平4−54950号公報に記載の
発明では管路構造が複雑であり、その制御も簡単なもの
ではなかった。
のであり、その目的は、操作性が良好であり、しかも構
造が簡単で液体の接触する部材を着脱できるようにして
洗浄・消毒が容易にできる注液装置を提供することにあ
る。
に、本発明の請求項1の発明は、液体を貯留するタンク
に送液チューブを接続し、この送液チューブから液体を
送り出すためにエア源からエア配管を介して供給される
加圧エアを前記タンク内の液体液面に供給してこの液面
を加圧するようにし、前記送液チューブを内視鏡に接続
し、内視鏡挿入部の管路を介して体腔内に液体を注入す
る注液装置において、前記送液チューブの途中に設けら
れた流路開閉手段と、この流路開閉手段の開閉時間及び
前記エア源の動作時間を設定するタイマーと、このタイ
マーを制御する制御回路とを備えたものである。
ブの途中に設けられた流路開閉手段と、前記送液チュー
ブの途中に設けられた流量測定手段と、この流量測定手
段からの流量情報に基づき前記流路開閉手段の開閉及び
前記エア源の動作時間を制御する制御回路とを備えたも
のである。
介して体腔内に液体を注入する注液装置において、前記
送液チューブ及び前記液体が接触する部材の全てを着脱
自在に構成したものである。
施の形態について述べる。各実施の形態を通して、同じ
構成要素には同一の符号を付して説明する。なお、各実
施の形態に記載されている構成部品の形状・材質・その
相対配置などは特に特定的な記載がないかぎりは、この
発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
く、単なる説明のための形態に過ぎない。
実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態に係る注液装置の構成を示す図であり、図2は、本
発明の注液装置を適用した内視鏡を図示している。
うに、先端に振動子2を装着した細径の超音波プローブ
1を用い、この超音波プローブ1を内視鏡3に設けられ
た処置具等の挿通路4を介して被検者の体腔内に導くよ
うにする。内視鏡3の挿通路4の処置具導入側端部には
導入部5が設けられていて、この導入部5の中間部には
補助具6が配設され、補助具6の側面に脱気水10を供
給するための送水口7が開口している。第1の実施の形
態の注液装置8は、送水口7に接続して脱気水10を内
視鏡3の挿通路4内に供給するものである。
ように構成される。図1において、タンク9は、脱気水
10を貯留するものであり、蓋体11によってタンク9
内を密封するように施蓋されている。脱気水10をタン
ク9外へ流出させるための吸い上げパイプ12が蓋体1
1を貫通して装着されている。吸い上げパイプ12の一
端側開口部は、タンク9の略底部に達するように延設さ
れ、吸い上げパイプ12の他端は、蓋体11の上部でル
アーロック部14を介して送水チューブ13の一端と連
結されている。送水チューブ13の他端は、電磁弁20
を介して図2に示した内視鏡3の送水口7に接続されて
いる。
に向かって脱気水10を送るために加圧エア供給管15
によって加圧エアをタンク9内に導き、脱気水10の液
面を加圧する。加圧エア供給管15は、一端が圧力源で
あるエアポンプ16に接続され、他端が蓋体11を貫通
してタンク9内の脱気水10の液面上部で開口してい
る。
イッチ19とが接続され、タイマー18にはエアポンプ
16と電磁弁20が接続されている。フットスイッチ1
9を操作すると、その信号が制御回路17に入力されて
タイマー18の限時動作が開始され、この動作によって
エアポンプ16の作動、電磁弁20の開閉が行われるよ
うになっている。電磁弁20は、前述したように送水チ
ューブ13の途中に配設されていて、電磁弁20が作動
しないときには送水チューブ13の管路を遮断し、タイ
マー18からの入力信号により作動するときには送水チ
ューブ13の管路を開放させるように構成されている。
従って、例えば、タイマー18の限時時間を10秒と設
定しておけば、10秒間だけエアポンプ16が作動する
と同時に送水チューブ13も連通されることになる。な
お、電磁弁20は、送水チューブ13の外径を機械的に
押圧して管路の遮断・開放を行うタイプのものが使用さ
れる。
って、内視鏡3を被検者の体腔内に挿入して検査・診察
を行う前に送水量の確認作業を行う。送水チューブ13
と吸い上げパイプ12とに設けられたルアーロック部1
4によって両者を接続して管路を連通する。次に、送水
チューブ13の途中に電磁弁20を設置する。そしてタ
イマー18の限時時間をセットする。ここでは仮に5秒
をセットしておく。
と、エアポンプ16が作動し加圧エアが加圧エア供給管
15を介してタンク9内に供給され、タンク9内の脱気
水10の液面が加圧される。その結果、タンク9内の脱
気水10は、吸い上げパイプ12から送水チューブ13
内を通過して内視鏡3の送水口7から挿通路4に流入す
る。タイマー18の限時時間が5秒にセットされている
ので、5秒後にエアポンプ16と電磁弁20の作動が停
止し、脱気水10の送水も停止する。このときの送水量
を測定し、検査・診察の必要性に応じた所望の送水量に
なるようにタイマー18の限時時間を再調整する。タイ
マー18の限時時間を決定し、その時間のセットが完了
した後に、本注液装置8が検査・診察に使用される。
チ19を1回操作すれば、所望の量の送水が自動的に行
われるので、術者がフットスイッチ19を長時間にわた
って踏み続ける必要がなく、術者の疲労を軽減するとと
もに、術者の動作範囲を広げることができる。加えて、
術者は、検査前に送水量を確実に把握できるので、被検
者の体内に過度の送水を行うことがなく患者の安全が確
保される。そして、本実施の形態の注液装置8は、管路
の開閉のみを行う1個の電磁弁20とタイマー18によ
って構成されるものであるから、構造がきわめて簡単で
ある。
押圧して管路の遮断・開放を行うタイプの電磁弁20を
使用しているから、送水チューブ13は、単純な1本の
管路を構成するのみでありその洗浄・消毒がきわめて簡
単である。そして、電磁弁20の内部に脱気水10が流
れることがないので、電磁弁20を洗浄・消毒する必要
がない。
て被検者の体腔内から体内液の吸引を行う場合がある
が、この吸引によって生じる導入部5の負圧により、送
水チューブ13が接続されている補助具6の送水口7か
らタンク9内の脱気水10が吸い出される懸念がある。
しかし、この第1の実施の形態では挿通路4による吸引
の際に、送水チューブ13が電磁弁20によって機械的
に遮断されているので上述のような不都合が生じること
がない。
の形態を説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態
に係る内視鏡用注液装置を示している。
設置された電磁弁20とタンク9の吸い上げパイプ12
との間に、流量計21を設けている。この流量計21
は、制御回路22に接続され、送水チューブ13を流れ
る脱気水10の流量を検出するようになっている。制御
回路22には予め所望の流量値を設定しておく。その他
の構成は、第1の実施形態と同様である。流量計21
は、送水チューブ13の外側から管路内の流量を検出可
能なタイプのものが用いられる。
12とをルアーロック部14によって接続するととも
に、他端を内視鏡3の送水口7に接続する。送水チュー
ブの途中に電磁弁20と流量計21を設置し、所望の送
水量を制御回路22によって設定する。この状態で、フ
ットスイッチ19を操作するとエアポンプ16が作動
し、加圧エアが加圧エア供給管15によってタンク9内
に供給される。タンク9内の脱気水10の液面が加圧さ
れ、脱気水10が吸い上げパイプ12から送水チューブ
13を介して内視鏡3の送水口7から挿通路4に注水さ
れる。
水10の流量を流量計21が検出し、流量が制御回路2
2に予め設定された流量値になったときに、電磁弁20
の作動が中止され、送水チューブ13の管路を遮断して
送水が自動的に停止される。
は、流量計21によって正確に検出されるので、第1の
実施形態に比較してより高精度の注水量の制御が可能で
ある。その他の効果は、第1の実施の形態と同様であ
る。
実施の形態を説明する。図4は、本発明の第3の実施の
形態に係る注液装置8であり、図5は、送水コネクタ2
4、送水口金25、加圧口金26をそれぞれ互いに抜脱
した状態を示している。
示すように構成される。すなわち、第1、第2の実施の
形態で述べた吸い上げパイプ12と加圧エア供給管15
を同軸の二重チューブ23としている。この二重チュー
ブ23は、送水コネクタ24の一端に接続され、送水コ
ネクタ24の他端には取り付けネジ24aが螺設され、
送水口金25に設けられた取り付けネジ24bと螺合す
ることにより、送水口金25と着脱自在に接続可能であ
る。このとき送水コネクタ24は、シール部材27とO
リング28によって気密・液密的に送水口金25と接続
される。
6は、Cリング29によって着脱自在に送水口金25に
結合され、その結合状態は、Oリング30によって気密
・液密的に保たれる。また、送水口金25には送水チュ
ーブ13の一端が着脱自在に接続され、送水チューブ1
3は、電磁弁20を介してその他端が内視鏡3の送水口
7に接続されている。加圧口金26と電磁弁20は、筺
体31から突出するように設けられていて、この筺体3
1の中には制御回路17、タイマー18が内蔵され、制
御回路17と接続されているフットスイッチ19が筺体
31外に配設されている。
に向かって脱気水10を送るために、タンク9内の脱気
水10の液面が加圧されるようになっている。この加圧
を行うために、加圧エア供給管15が蓋体11を貫通し
てタンク9内に開口しているが、加圧エアの供給路は、
加圧エア源であるエアポンプ16に接続された加圧口金
26内の供給路15aから送水口金25内の供給路15
b、送水コネクタ24内の供給路15c,15d,15
e,15fを経て加圧エア供給管15に接続されて形成
される。
ットスイッチ19を操作することによって開始される
が、その制御方法と過程は、第1の実施の形態と同様で
ある。
パイプ12と加圧エア供給管15とが同軸一体となって
いるので、注液装置8の取り回しが容易であり、術者の
操作性が向上する。また、脱気水10が通る管路が筺体
31から容易に取り外せるので、管路の洗浄・消毒を簡
単に行える。そして、送水コネクタ24、送水口金25
と加圧口金26が図5に示されるように互いに抜脱可能
であるから、それらの結合状態を解いて、脱気水10が
通過して接触する部分を容易に洗浄・消毒することがで
きる。その他の効果は、第1の実施の形態と同様であ
る。
を説明する。図6は、本実施の形態の加圧口金26と送
水コネクタ32を示している。
鏡用注液装置に関するものである。本実施の形態では第
3の実施の形態において別体であった送水コネクタ24
と送水口金25とを一体化し、新たに送水コネクタ32
を形成する。他の構成は、第3の実施の形態と同様であ
る。
に比較して送水コネクタ24と送水口金25との接続箇
所を減らすことができるので、構造が簡単で内視鏡3の
取り回しが容易な操作性のよい注液装置を実現できる。
で示した送水チューブ13は、吸い上げパイプ12と内
視鏡3の送水口7に接続されている。この接続時に、術
者の操作性を向上させるために、内視鏡3の取り回しが
良好に行える必要がある。しかし、タンク9と内視鏡3
の間の距離が長くなるほど使用する送水チューブ13も
長くなり、送水チューブ13の保管時や消毒剤等の薬液
に浸漬されたときについた曲がり癖が内視鏡検査時の操
作性を悪くする可能性がある。
り癖が生じない、形状復元性を有するものとすることが
望ましい。具体的にはシリコンゴム等の医療用に用いら
れるものが良好である。また、送水チューブ13の材質
を形状記憶樹脂とすることもできる。この場合には送水
チューブ13に予め薬液使用上の推奨温度では邪魔にな
らない程度の形状に形成される曲がり癖を有し、内視鏡
検査時の室温では直線に近づくように記憶させておくこ
とが必要である。
けられた管路を洗浄する洗浄具にも応用可能である。こ
のような洗浄具は、チューブを使用するものが多い。そ
の一例を図7に示す。洗浄具41は、チューブ42を有
している。そこで、チューブ42を復元性のある管で構
成する。具体的にはシリコンゴム等の医療用に用いられ
る材質が望ましい。
で、洗浄具を洗浄液や薬液中に内視鏡とともに、例えば
図8のようにチューブを丸めた状態で浸漬した後も、チ
ューブには薬液浸漬中に曲がり癖がつかず、再び真っ直
ぐな状態で使用可能である。このようにすれば、内視鏡
の洗浄・消毒時での洗浄具41の使い勝手が向上する。
いて、薬液の推奨使用温度範囲では図8のような形状と
なり、薬液中から取り出して室温度になれば、図7のよ
うな形状になるようにチューブに予め形状を記憶させて
おく。このようにすることで洗浄具41による内視鏡の
洗浄・消毒時の使い勝手を向上させることができる。
よれば、術者の希望する送液量だけ高精度にしかも自動
的に送液することができ、また、操作性が良好で、洗浄
・消毒が容易であり、簡単な構造を有する注液装置を提
供することができる。
成を示す構成図
説明図
成を示す構成図
成を示す構成図
続部を説明する説明図
続部の構成を示す構成図
明図
Claims (3)
- 【請求項1】液体を貯留するタンクに送液チューブを接
続し、この送液チューブから液体を送り出すためにエア
源からエア配管を介して供給される加圧エアを前記タン
ク内の液体液面に供給してこの液面を加圧するように
し、前記送液チューブを内視鏡に接続し、内視鏡挿入部
の管路を介して体腔内に液体を注入する注液装置におい
て、前記送液チューブの途中に設けられた流路開閉手段
と、この流路開閉手段の開閉及び前記エア源の動作を設
定するタイマーと、このタイマーを制御する制御回路と
を備えたことを特徴とする注液装置。 - 【請求項2】液体を貯留するタンクに送液チューブを接
続し、この送液チューブから液体を送り出すためにエア
源からエア配管を介して供給される加圧エアを前記タン
ク内の液体液面に供給してこの液面を加圧するように
し、前記送液チューブを内視鏡に接続し、内視鏡挿入部
の管路を介して体腔内に液体を注入する注液装置におい
て、前記送液チューブの途中に設けられた流路開閉手段
と、前記送液チューブの途中に設けられた流量測定手段
と、この流量測定手段からの流量情報に基づき前記流路
開閉手段の開閉及び前記エア源の動作時間を制御する制
御回路とを備えたことを特徴とする注液装置。 - 【請求項3】液体を貯留するタンクに送液チューブを接
続し、この送液チューブから液体を送り出すためにエア
源からエア配管を介して供給される加圧エアを前記タン
ク内の液体液面に供給してこの液面を加圧するように
し、前記送液チューブを内視鏡に接続し、内視鏡挿入部
の管路を介して体腔内に液体を注入する注液装置におい
て、前記送液チューブ及び前記液体が接触する部材の全
てを着脱自在に構成したことを特徴とする注液装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26149496A JP3720487B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 注液装置 |
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