JPH1098677A - 映像情報編集装置 - Google Patents

映像情報編集装置

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JPH1098677A
JPH1098677A JP25284596A JP25284596A JPH1098677A JP H1098677 A JPH1098677 A JP H1098677A JP 25284596 A JP25284596 A JP 25284596A JP 25284596 A JP25284596 A JP 25284596A JP H1098677 A JPH1098677 A JP H1098677A
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JP
Japan
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video
information
video signal
editing
input
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Pending
Application number
JP25284596A
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English (en)
Inventor
Teru Yoneyama
輝 米山
Hajime Maekawa
前川  肇
Tetsuo Maeda
哲男 前田
Hirohito Nakano
博仁 中野
Tetsuya Imamura
哲也 今村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH1098677A publication Critical patent/JPH1098677A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多大なコストと時間を要するポストプロダク
ションの介在を不要化して、オーサリング作業で最終的
に圧縮符号化すべき完パケ相当の映像信号をコスト面で
も時間面でも経済的に得るようにする。 【解決手段】 編集点情報とエフェクト情報からなる編
集情報を編集情報入力手段21に読み込み、映像入力手
段31に未編集の映像素材11a,11b…を接続し、
映像素材からのタイムコードと編集情報入力手段21か
らの編集点情報との比較に基づき映像素材から編集対象
のカットの映像信号とタイムコードとを映像入力手段3
1に選択的に取り込み、エフェクト処理手段41におい
て、タイムコード付きの映像信号を編集情報入力手段2
1からの編集点情報とエフェクト情報に基づいて隣り合
うカットどうしを両者間にエフェクト処理を施した状態
でつないで、エンコーダ18に入力すべき完パケ相当の
映像信号51を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像データをリ
アルタイム再生が可能な形式で、高能率で圧縮符号化し
て記録したビデオCD等のメディアを制作するための、
オーサリングシステムとも呼ばれる編集システムで使用
される、映像信号を編集し符号化するための映像情報編
集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の技術に係る映像情報のオー
サリングシステム(広義)の概念図である。従来のオー
サリングシステムは、大きく見て、ディレクタ作業W1
とポストプロダクション作業(ポスプロ作業)W2とオ
ーサリング作業W3とから成り立っている。これら3つ
の作業は別々の専門の業者が取り扱うのが一般的であ
る。
【0003】複数の映像素材11a,11b,11c…
は、例えば放送などに用いる業務用のディジタルVTR
における未編集の映像情報を収録しているテープ状記録
媒体である。各映像素材にはアットランダムに別々のシ
ーンが含まれていることが多い。ディレクタ作業W1に
おいては、業務用の一次編集機12を用いて、各映像素
材11a,11b,11c…における必要なシーンのカ
ットを決めていく。また、選択した隣り合うカットとカ
ットとのつなぎの部分にどのようなエフェクト処理を付
与するかも決めていく。映像素材からの再生信号には映
像信号と各フィールドごとまたはフレームごとのタイム
コードが含まれている。タイムコードは切り取るカット
の始めと終わりを指定するために利用する。エフェクト
処理には、クロスフェード(先行カットの終わりを次第
にぼやかしながら後続カットの始まりを次第にあきらか
にしていく)、ワイプ(幕を引くように先行カットの終
わりの面積を次第に減らすように横移動させながら後続
カットの始まりの面積を次第に増やすように横移動させ
る)、ロール(本のページをめくるようにして先行カッ
トの終わりを丸めるようにして縮小しながら後続カット
の始まりを先行カットの丸めた跡に現していく)、モザ
イク(先行カットをモザイク的に消しながら後続カット
をモザイク的に現していく)などの様々なものがある。
ディレクタ作業W1における編集作業は粗編集と呼ば
れ、試行錯誤的に繰り返される。つまり、前の時点で必
要であるとしたカットを後の時点で破棄したり、必要で
ないとしていたカットを後で取り入れたりする。各カッ
トの順番を入れ替えたりもする。動画(映画)やカラオ
ケを記録するビデオCD用に粗編集を行うときには、最
大74分に相当する映像情報を選び出す。
【0004】このような粗編集により、一次編集機12
では、どの映像素材のどのカットをどの順番にどのよう
なエフェクト処理でつなぐかの編集情報(EDL:Edi
t Decision List)が得られる。つまり、選択された
映像素材の識別子および選択されたカットのインとアウ
トのタイムコードによる編集点情報、エフェクト情報な
どを含む編集情報(EDL)が得られる。粗編集の途中
段階では、その途中段階における編集情報が存在し、そ
の編集情報に基づいて各映像素材から編集点情報で指示
されるタイミングで必要なカットを再生し、粗編集結果
13としてモニターに表示しながら、シナリオに合って
いるかどうかを確認する。そのシナリオ自体を変更する
こともあり、粗編集は試行錯誤的に行われる。粗編集結
果13としては粗編集された内容がテープに記録された
ものである場合が多いが、映像素材11a,11b,1
1c…からダイレクトに再生したものであることもあ
る。そして、最終的に完成した編集情報(EDL)14
が得られることになる。この編集情報はフロッピーディ
スクなどの記録媒体15に記録される。以上でディレク
タ作業W1が終了する。一次編集機12は、イニシャル
コストもランニングコストも比較的ローコストである
(イニシャルコストは数百万円)。
【0005】次に、前記の編集点情報とエフェクト情報
とを含む編集情報14を記録している記録媒体15と元
になった映像素材11a,11b,11c…をポストプ
ロダクション業者に持ち込んで、ポストプロダクション
作業W2を行う。ポストプロダクション作業W2におい
ては、ディレクタ作業W1のときの一次編集機12とは
比較にならないくらいイニシャルコストもランニングコ
ストも著しくハイコストな二次編集機16を用いる(ち
なみに、イニシャルコストは数億円もし、ランニングコ
ストは百万円/時間のオーダーである)。一次編集機1
2と二次編集機16とは、備えている機能としてはほぼ
同じなのであるが、編集の精度については二次編集機1
6の方が圧倒的に高精度となっている。特に、エフェク
ト処理の精度はきわめて高い。それゆえに、それほどハ
イコストなのである。
【0006】ポストプロダクション作業W2において、
二次編集機16は、セットした記録媒体15に記録され
ている編集情報(編集点情報+エフェクト情報)14に
基づいて、各映像素材11a,11b,11c…から所
定のタイミングでタイムコードを含んだ映像信号の該当
カット部分を切り出し、エフェクト処理を挿入しながら
順次につないでいくことによって、完パケ素材17を制
作する。以下に、この二次編集機16による編集作業の
具体的な様子を図6によって説明する。
【0007】記録媒体15に記録されている編集情報1
4が例えば、映像素材11aから編集点タイムコードI
N1(カットIN点)で始まり編集点タイムコードOU
T1(カットOUT点)で終わるカットC1を切り出
し、同じく映像素材11aから編集点タイムコードIN
2で始まり編集点タイムコードOUT2で終わるカット
C2を切り出し、別の映像素材11bから編集点タイム
コードIN3で始まり編集点タイムコードOUT3で終
わるカットC3を切り出し、さらに別の映像素材11c
から編集点タイムコードIN4で始まり編集点タイムコ
ードOUT4で終わるカットC4を切り出し、同じく映
像素材11cから編集点タイムコードIN5で始まり編
集点タイムコードOUT5で終わるカットC5を切り出
し、カットC1のあとにカットC2を両者間にエフェク
トE1を挿入してつなぎ、カットC2のあとにカットC
3を両者間にエフェクトE2を挿入してつなぎ、カット
C3のあとにカットC4を両者間にエフェクトE3を挿
入してつなぎ、カットC4のあとにカットC5をエフェ
クト挿入なしでつなぐといったものであるとする。
【0008】二次編集機16は、まず、カットC1を切
り出すために、映像素材11aの再生装置を制御して映
像素材11aを高速走行させて編集点タイムコードIN
1で停止させ、完パケ素材17の収録装置と映像素材1
1aの再生装置とを同期制御して映像素材11aのカッ
トC1を完パケ素材17の原テープにダビングする。編
集点タイムコードOUT1で収録装置と再生装置を停止
し、収録装置はわずかに完パケ素材17の原テープを巻
き戻す一方、次のカットC2を切り出すために、再生装
置を制御して映像素材11aを高速走行させて編集点タ
イムコードIN2で停止させる。前記と同様に、収録装
置と再生装置とを同期制御して映像素材11aのカット
C2の編集点タイムコードIN2から完パケ素材17に
対するダビングを開始するが、この開始初期においてエ
フェクトE1を挿入する。編集点タイムコードOUT2
で収録装置と再生装置を停止し、収録装置はわすかに完
パケ素材17を巻き戻す。次に、もう一つの映像素材1
1bのカットC3を切り出すために、映像素材11bの
再生装置を制御して映像素材11bを高速走行させて編
集点タイムコードIN3で停止させ、収録装置と再生装
置とを同期制御して映像素材11bのカットC3の編集
点タイムコードIN3から完パケ素材17に対するダビ
ングを開始するが、この開始初期においてエフェクトE
2を挿入する。同様に、さらに別の映像素材11cのカ
ットC4を切り出すために、映像素材11cの再生装置
を制御して映像素材11cを高速走行させて編集点タイ
ムコードIN4で停止させ、収録装置と再生装置とを同
期制御して映像素材11cのカットC4の編集点タイム
コードIN4から完パケ素材17に対するダビングを開
始するが、この開始初期においてエフェクトE3を挿入
する。さらに、映像素材11cのカットC5を切り出す
ために、映像素材11cの再生装置を制御して映像素材
11cを高速走行させて編集点タイムコードIN5で停
止させ、収録装置と再生装置とを同期制御して映像素材
11cのカットC5の編集点タイムコードIN5から完
パケ素材17に対するダビングを開始する。なお、この
ときはエフェクトを挿入していない。編集点タイムコー
ドOUT5で収録装置と再生装置を停止する。以上のよ
うな編集処理を次から次へと実行することにより、ビデ
オCD用であれば最大74分の映像信号が収録された完
パケ素材17(テープ状記録媒体)が完成する。
【0009】次に、完パケ素材17をオーサリング業者
に持ち込んで、オーサリング作業W3を行う。オーサリ
ングはプリマスタリングともいう。オーサリング作業W
3においては、エンコーダ18を用いて、完パケ素材1
7から再生した映像信号を、例えば画像圧縮の国際標準
規格であるMPEG(Moving Picture Coding Experts
Group)に準拠して圧縮符号化し、ビデオCDに記録す
るための符号化データ19を生成する。なお、この符号
化データ19はマスタリングによってビデオCDに記録
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
技術に係るオーサリングシステムにおいては、ディレク
タ作業W1とオーサリング作業W3との間にポストプロ
ダクション作業W2が介在しており、そのポストプロダ
クション作業W2において使用される二次編集機16が
イニシャルコストにおいてもランニングコストにおいて
著しくハイコストなものであるため、完パケ素材17を
制作するのに非常に高い費用がかかることを余儀なくさ
れていた。また、ポストプロダクション作業の業者に処
理を依頼しても、先に多数の依頼が入っていれば、処理
待ちとなり、完パケ素材17を入手するまでに多大な時
間を費やす場合がある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、多大なコストと時間を要するポスト
プロダクションの介在を不要化して、オーサリング作業
で最終的に圧縮符号化すべき完パケ相当の映像信号をコ
スト面でも時間面でも経済的に得ることができる映像情
報編集装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像情報編
集装置は、ディレクタ作業で得られた編集点情報とエフ
ェクト情報からなる編集情報を編集情報入力手段に読み
込み、映像入力手段に前記編集情報を得るもとになった
未編集の映像素材を接続し、映像素材からのタイムコー
ドと前記編集情報入力手段から取得した編集点情報との
比較に基づいて前記映像素材から編集対象のカットのデ
ィジタルの映像信号とタイムコードとを映像入力手段に
選択的に取り込み、エフェクト処理手段において、前記
映像入力手段から出力されたタイムコード付きのディジ
タルの映像信号を前記編集情報入力手段から取得した編
集点情報とエフェクト情報に基づいてエフェクト処理
し、エンコーダにおいて前記のエフェクト処理されたデ
ィジタルの映像信号を入力し圧縮符号化して符号化デー
タを生成するように構成してある。映像素材から必要と
する編集対象のカットを順次に読み出し、かつ、その読
み出した隣り合うカットどうしを両者間にエフェクト処
理を施した状態でつないで、オーサリング作業で最終的
に圧縮符号化するためのエンコーダに入力すべき完パケ
相当の映像信号を得ることができ、さらにエンコーダに
おいてビデオCD等に記録するための符号化データを生
成することができる。そのために必要な構成は比較的に
簡単であり、従来の技術で必要としていた多大なコスト
と時間を要するポストプロダクションの介在を不要化し
て、コスト面でも時間面でも大幅な経済化を図ることが
できる。なお、エフェクト処理を省略することもある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1の映像情報
編集装置は、編集点情報を含む編集情報を読み込む編集
情報入力手段と、前記編集情報を得るもとになった未編
集の映像素材からのタイムコードと前記編集情報入力手
段から取得した編集点情報との比較に基づいて前記映像
素材から編集対象のカットのディジタルの映像信号とタ
イムコードとを選択的に取り込む映像入力手段と、前記
映像入力手段から出力されたディジタルの映像信号を入
力し圧縮符号化して符号化データを生成するエンコーダ
とを備えたことを特徴としている。映像素材から必要と
する編集対象のカットを順次に読み出し、かつ、その読
み出した隣り合うカットどうしをつなぐことができる
(ただし、エフェクト処理を挿入すことはしない)。つ
まり、編集点情報に基づいて映像素材から編集対象のカ
ットの映像信号を次々と取り込んで、オーサリング作業
で最終的に圧縮符号化するためのエンコーダに入力すべ
き完パケ相当の映像信号を得ることができ、さらにエン
コーダにおいて例えばビデオCDなどに記録すべき圧縮
符号化された映像信号の符号化データまでも得ることが
できる。そのために必要な構成は比較的に簡単である。
したがって、従来の技術で必要としていた多大なコスト
と時間を要するポストプロダクションの介在を不要化し
て、コスト面でも時間面でも大幅な経済化を図ることが
できる。
【0014】本発明に係る請求項2の映像情報編集装置
は、編集点情報とエフェクト情報からなる編集情報を読
み込む編集情報入力手段と、前記編集情報を得るもとに
なった未編集の映像素材からのタイムコードと前記編集
情報入力手段から取得した編集点情報との比較に基づい
て前記映像素材から編集対象のカットのディジタルの映
像信号とタイムコードとを選択的に取り込む映像入力手
段と、前記映像入力手段から出力されたタイムコード付
きのディジタルの映像信号を前記編集情報入力手段から
取得した編集点情報とエフェクト情報に基づいてエフェ
クト処理するエフェクト処理手段と、前記エフェクト処
理手段から出力されたディジタルの映像信号を入力し圧
縮符号化して符号化データを生成するエンコーダとを備
えたことを特徴としている。映像素材から必要とする編
集対象のカットを順次に読み出し、かつ、その読み出し
た隣り合うカットどうしを両者間にエフェクト処理を施
した状態でつないで、オーサリング作業で最終的に圧縮
符号化するためのエンコーダに入力すべき完パケ相当の
映像信号を得ることができ、さらにエンコーダにおいて
例えばビデオCDなどに記録すべき圧縮符号化された映
像信号の符号化データまでも得ることができる。そのた
めに必要な構成は比較的に簡単である。したがって、従
来の技術で必要としていた多大なコストと時間を要する
ポストプロダクションの介在を不要化して、コスト面で
も時間面でも大幅な経済化を図ることができる。
【0015】本発明に係る請求項3の映像情報編集装置
は、上記請求項1または請求項2において、編集情報入
力手段が複数の映像素材についての編集情報を読み込む
ものであり、映像入力手段が、複数の映像素材の再生信
号を入力するための複数の映像信号入力ラインと、前記
映像信号入力ラインから入力される映像信号のうち編集
点情報に基づいて1つの入力映像信号だけを選択する映
像信号選択手段と、編集情報入力手段から与えられる編
集点情報に基づいて前記映像信号選択手段の動作を制御
する入力制御手段と、前記映像信号選択手段から出力さ
れる映像信号を一時的に記憶しておき連続的に出力する
出力バッファ手段とを備えたものに構成されていること
を特徴としている。複数の未編集の映像素材を対象とし
た場合においても、オーサリング作業で最終的に圧縮符
号化するためのエンコーダに入力すべき完パケ相当の映
像信号を得るための具体的構成が、従来の技術における
ポストプロダクション作業で用いている二次編集機に比
べて充分に簡単であり、従来の技術に比べてコストおよ
び時間を大幅に削減することができる。
【0016】本発明に係る請求項4の映像情報編集装置
は、上記請求項1または請求項2において、編集情報入
力手段が単一の映像素材についての編集情報を読み込む
ものであり、映像入力手段が、単一の映像素材の再生信
号を入力するための単一の映像信号入力ラインと、編集
情報入力手段から与えられる編集点情報に基づいて前記
映像素材の再生装置動作を制御して所要のカットの映像
信号を入力する入力制御手段と、前記入力されてきた映
像信号を一時的に記憶しておき連続的に出力する出力バ
ッファ手段とを備えたものに構成されていることを特徴
としている。単一の未編集の映像素材を対象とした場合
においても、オーサリング作業で最終的に圧縮符号化す
るためのエンコーダに入力すべき完パケ相当の映像信号
を得るための具体的構成が、従来の技術におけるポスト
プロダクション作業で用いている二次編集機に比べて充
分に簡単であり、従来の技術に比べてコストおよび時間
を大幅に削減することができる。
【0017】本発明に係る請求項5の映像情報編集装置
は、上記請求項2から請求項4までのいずれかにおい
て、エフェクト処理手段が、映像入力手段から出力され
るタイムコード付きの映像信号を入力してこの映像信号
にエフェクト処理を付与するエフェクト実行手段と、編
集情報入力手段から与えられる編集点情報とエフェクト
情報に基づいて前記エフェクト実行手段の動作を制御す
るエフェクト制御手段とを備えたものに構成されている
ことを特徴としている。隣り合うカットどうしを両者間
にエフェクト処理を施した状態でつないだ、オーサリン
グ作業で最終的に圧縮符号化するためのエンコーダに入
力すべき完パケ相当の映像信号を得るための具体的構成
が、従来の技術におけるポストプロダクション作業で用
いている二次編集機に比べて充分に簡単であり、従来の
技術に比べてコストおよび時間を大幅に削減することが
できる。
【0018】本発明に係る請求項6の映像情報編集装置
は、上記請求項5において、エフェクト制御手段が、映
像入力手段から入力した映像信号に付加されているタイ
ムコードを参照して、編集情報入力手段から与えられる
編集点情報の編集点以外の映像信号が入力された場合に
はエフェクト処理を実行させることなく入力された映像
信号をそのまま出力するようにエフェクト実行手段の動
作を制御し、かつ、編集点の映像信号が入力された場合
のみ前記編集情報入力手段から与えられるエフェクト情
報に従ってエフェクト処理を実行させて出力させるよう
に前記エフェクト実行手段の動作を制御するように構成
されていることを特徴としている。隣り合うカットどう
しを両者間にエフェクト処理を施した状態でつないだ、
オーサリング作業で最終的に圧縮符号化するためのエン
コーダに入力すべき完パケ相当の映像信号を得るための
具体的構成が、従来の技術におけるポストプロダクショ
ン作業で用いている二次編集機に比べて充分に簡単であ
り、従来の技術に比べてコストおよび時間を大幅に削減
することができる。
【0019】本発明に係る請求項7の映像情報編集装置
は、上記請求項1または請求項2において、編集情報入
力手段が複数の映像素材についての編集情報を読み込む
ものであり、映像入力手段が、複数の映像素材の再生信
号を入力するための複数の映像信号入力ラインと、前記
映像信号入力ラインから入力される映像信号のうち編集
点情報に基づいて1つの入力映像信号だけを選択する映
像信号選択手段と、編集情報入力手段から与えられる編
集点情報に基づいて前記映像信号選択手段の動作を制御
する入力制御手段とを備えたものに構成され、かつ、エ
フェクト処理手段が、前記編集情報入力手段における前
記映像信号選択手段から出力される映像信号を一時的に
記憶しておき連続的に出力する出力バッファ手段と、前
記出力バッファ手段から出力されるタイムコード付きの
映像信号を入力してこの映像信号にエフェクト処理を付
与するエフェクト実行手段と、編集情報入力手段から与
えられる編集点情報とエフェクト情報に基づいて前記エ
フェクト実行手段の動作を制御するエフェクト制御手段
とを備えたものに構成されていることを特徴としてい
る。複数の未編集の映像素材を対象とした場合におい
て、隣り合うカットどうしを両者間にエフェクト処理を
施した状態でつないだ、オーサリング作業で最終的に圧
縮符号化するためのエンコーダに入力すべき完パケ相当
の映像信号を得るための具体的構成が、従来の技術にお
けるポストプロダクション作業で用いている二次編集機
に比べて充分に簡単であり、従来の技術に比べてコスト
および時間を大幅に削減することができる。
【0020】本発明に係る請求項8の映像情報編集装置
は、上記請求項1または請求項2において、編集情報入
力手段が単一の映像素材についての編集情報を読み込む
ものであり、映像入力手段が、単一の映像素材の再生信
号を入力するための単一の映像信号入力ラインと、編集
情報入力手段から与えられる編集点情報に基づいて前記
映像素材の再生装置動作を制御して所要のカットの映像
信号を入力する入力制御手段とを備えたものに構成さ
れ、かつ、エフェクト処理手段が、前記編集情報入力手
段における前記映像信号入力ラインから出力される映像
信号を一時的に記憶しておき連続的に出力する出力バッ
ファ手段と、前記出力バッファ手段から出力されるタイ
ムコード付きの映像信号を入力してこの映像信号にエフ
ェクト処理を付与するエフェクト実行手段と、編集情報
入力手段から与えられる編集点情報とエフェクト情報に
基づいて前記エフェクト実行手段の動作を制御するエフ
ェクト制御手段とを備えたものに構成されていることを
特徴としている。単一の未編集の映像素材を対象とした
場合において、隣り合うカットどうしを両者間にエフェ
クト処理を施した状態でつないだ、オーサリング作業で
最終的に圧縮符号化するためのエンコーダに入力すべき
完パケ相当の映像信号を得るための具体的構成が、従来
の技術におけるポストプロダクション作業で用いている
二次編集機に比べて充分に簡単であり、従来の技術に比
べてコストおよび時間を大幅に削減することができる。
【0021】以下、本発明に係る映像情報編集装置の具
体的な実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明
する。
【0022】〔実施の形態1〕実施の形態1は請求項2
に対応するものである。図1は本発明の実施の形態1に
係る映像情報編集装置を用いるオーサリングシステムの
構成を示すブロック図である。符号11から15までに
ついては図5の構成と共通であり、簡単に説明すると、
11a,11b,11c…は業務用VTRにおける未編
集の映像情報、12はローコストな一次編集機、13は
モニターへの映出に供する粗編集結果、14は粗編集の
結果、最終的に決定された編集点情報(映像素材識別子
・編集点タイムコード)とエフェクト情報とを含む編集
情報(EDL)、15は編集情報14を記録したフロッ
ピーディスクなどの記録媒体であり、W1はディレクタ
作業を示している。
【0023】また、図1において、100は本発明の実
施の形態1に係る映像情報編集装置であり、この映像情
報編集装置100は、編集情報入力手段21と映像入力
手段31とエフェクト処理手段41から構成されてい
る。編集情報入力手段21は、編集点情報とエフェクト
情報を含む編集情報(EDL)14を記録している記録
媒体15から編集情報14を入力し、編集情報14のう
ちの編集点情報(映像素材識別子・編集点タイムコー
ド)を映像入力手段31に出力し、編集点情報とエフェ
クト情報をエフェクト処理手段41に出力するように構
成されている。映像入力手段31は、入力制御手段32
と個別の映像信号入力ライン33a,33b,33c…
と映像信号選択手段34と出力バッファ手段35とから
構成されている。入力制御手段32は編集点情報のうち
の映像素材識別子に基づいて映像素材11a,11b,
11c…のうち再生すべき映像素材がセットされた再生
装置(図示せず)を起動するとともに、編集点タイムコ
ードに基づいてその再生装置を駆動制御してその映像素
材から切り出すべきカットのカットIN点からカットO
UT点までの再生を行わせるとともに、映像素材11a
が再生されているときには映像信号選択手段34を映像
信号入力ライン33aに接続し、映像素材11bが再生
されているときには映像信号選択手段34を映像信号入
力ライン33bに接続し、映像素材11cが再生されて
いるときには映像信号選択手段34を映像信号入力ライ
ン33cに接続するように映像信号選択手段34を映像
素材識別子に基づいて制御するものである。出力バッフ
ァ手段35は映像信号選択手段34によって選択された
いずれかの映像素材から再生されたタイムコードを含む
ディジタルの映像信号を一時的に格納しておくためのも
のである。エフェクト処理手段41は、エフェクト制御
手段42とエフェクト実行手段43とから構成されてい
る。エフェクト制御手段42は編集情報入力手段21か
ら編集点情報とエフェクト情報を入力し、映像入力手段
31の出力バッファ手段35から出力される映像信号の
タイムコードと編集点情報のタイムコードとを比較し、
エフェクト実行手段43が出力バッファ手段35から入
力している映像信号がエフェクト処理を実行すべき編集
点以外の映像信号であるときはエフェクト実行手段43
をアクティブにすることなく映像信号をそのままエンコ
ーダ18に出力させるようにエフェクト実行手段43を
制御し、映像信号のタイムコードと編集点情報のタイム
コードとの比較の結果、エフェクト実行手段43が入力
している映像信号がエフェクト処理を実行すべき編集点
の映像信号であるときはエフェクト情報をエフェクト実
行手段43に与えて、エフェクト実行手段43に入力さ
れてきた映像信号に対してエフェクト情報に従ったエフ
ェクト処理を実行させてエンコーダ18に出力させるよ
うにエフェクト実行手段43を制御するように構成され
ている。エンコーダ18は、エフェクト実行手段43か
ら入力した映像信号を、例えばMPEGに準拠して圧縮
符号化し、ビデオCDに記録するための符号化データ1
9を生成するものである。W3はオーサリング作業を示
している。このオーサリング作業W3においては、従来
の技術の場合のような完パケ素材17の原テープは必要
でなくなる。エフェクト実行手段43から出力される映
像信号51が完パケに相当する。つまり、従来の技術の
場合のポストプロダクション作業W2を省略しているこ
とになる。
【0024】ディレクタ作業W1における動作は従来の
技術の場合と同様であり、編集点情報(映像素材識別子
・編集点タイムコード)とエフェクト情報とからなる編
集情報(EDL)14を記録したフロッピーディスクな
どの記録媒体15が得られる。
【0025】次に、オーサリング作業W3における動
作、すなわち、以上のように構成された映像情報編集装
置100の動作を説明する。ディレクタ作業W1におい
て用いた未編集の映像素材11a,11b,11c…と
ディレクタ作業W1によって得られた編集情報14を記
録した記録媒体15とが運び込まれてくる。各映像素材
11a,11b,11c…は図示しない再生装置にセッ
トし、記録媒体15は編集情報入力手段21にセットす
る。記録媒体15に記録されている編集点情報(映像素
材識別子・編集点タイムコード)とエフェクト情報とか
らなる編集情報(EDL)14を編集情報入力手段21
に読み込む。そして、編集情報入力手段21は読み込ん
だ編集情報14のうち編集点情報(映像素材識別子・編
集点タイムコード)を映像入力手段31における入力制
御手段32に転送する一方、編集点情報とエフェクト情
報とをエフェクト処理手段41におけるエフェクト制御
手段42に転送する。
【0026】映像入力手段31において、入力制御手段
32は編集点情報のうちの映像素材識別子に基づいて、
映像素材11a,11b,11c…のうち再生すべき映
像素材がセットされた再生装置(図示せず)を起動する
とともに、編集点タイムコードに基づいてその再生装置
を駆動制御してその映像素材から切り出すべきカットの
カットIN点からカットOUT点までの再生を行わせ
る。ここで、映像素材識別子に基づいて例えば映像素材
11aが選択されたとする。すなわち、入力制御手段3
2は、まず、選択された映像素材11aを高速走行させ
ながら映像素材11aからのタイムコードを検出し、検
出したタイムコードと編集点タイムコードのカットIN
点とを比較し、検出したタイムコードがカットIN点に
一致すると、映像素材11aの走行を一旦停止し、入力
制御手段32は映像信号選択手段34を制御してその選
択作動子を選択された映像素材11aが接続されている
映像信号入力ライン33aに接続し、次いで、選択され
た映像素材11aをセットしている再生装置を駆動して
カットIN点からの通常再生を開始する。その通常再生
によって入力されてくるタイムコードを伴ったディジタ
ルの映像信号は次々に出力バッファ手段35に一時的に
格納されていく。この再生映像信号の入力中に入力制御
手段32は映像信号のタイムコードを監視し、編集点タ
イムコードのカットOUT点と比較する。映像信号のタ
イムコードがカットOUT点と一致すると、入力制御手
段32は映像素材11aからの再生を停止するととも
に、映像信号選択手段34の選択作動子をオフにする。
以上のような動作を編集点情報に含まれている映像素材
識別子と編集点タイムコードに基づいて繰り返す。すな
わち、順次に映像素材を選択し、その選択された映像素
材について順次にカットIN点からカットOUT点まで
の再生を行って再生されたディジタルの映像信号をタイ
ムコードとともに出力バッファ手段35に格納してい
く。
【0027】入力制御手段32は出力バッファ手段35
に所定量の映像信号のデータが格納されると、エフェク
ト処理手段41におけるエフェクト制御手段42に起動
信号を与えるとともに、出力バッファ手段35に読み出
し指令を与える。エフェクト制御手段42は、このとき
すでに編集情報入力手段21から編集点情報とエフェク
ト情報を入力している。エフェクト制御手段42は、出
力バッファ手段35から映像信号に同期して出力される
タイムコードと編集点タイムコードとを比較し、映像信
号のタイムコードがエフェクト処理を実行すべき編集点
以外の映像信号であるときはエフェクト実行手段43を
アクティブにすることなく映像信号をそのままエンコー
ダ18に出力させるようにエフェクト実行手段43を制
御し、映像信号のタイムコードと編集点タイムコードと
の比較の結果、エフェクト実行手段43が入力している
映像信号がエフェクト処理を実行すべき編集点の映像信
号であるときはエフェクト情報をエフェクト実行手段4
3に与えて、エフェクト実行手段43に入力されてきた
映像信号に対してエフェクト情報に従ったエフェクト処
理を実行させてエンコーダ18に出力させるようにエフ
ェクト実行手段43を制御する。エフェクト実行手段4
3からはエンコーダ18に対して完パケ相当の映像信号
51が出力される。
【0028】エンコーダ18は、エフェクト実行手段4
3から入力した映像信号51を、例えばMPEGに準拠
して圧縮符号化し、ビデオCD等に記録するための符号
化データ19を生成する。
【0029】以上のように、本実施の形態1に係る映像
情報編集装置100によれば、映像素材11a,11
b,11c…から必要とする編集対象のカットを順次に
読み出し、かつ、その読み出した隣り合うカットどうし
を両者間にエフェクト処理を施してつなぐことができ
る。そして、従来の技術で必要としていたポストプロダ
クション作業W2を省略し、完パケ相当の映像信号51
を生成してエンコーダ18に出力し、エンコーダ18に
おいてビデオCD等に記録するための符号化データ19
を生成することができる。映像情報編集装置100の構
成は比較的簡単なものであり、従来の技術のポストプロ
ダクション作業W2に用いられていたきわめてハイコス
トな二次編集機16に比べて、イニシャルコストもラン
ニングコストを大幅に低減することができる。また、待
ち時間の必要性がなくなるので、時間的コストも低減す
ることができる。
【0030】なお、ディレクタ作業W1の業者とオーサ
リング作業W3の業者とは一般的には別々であるが、同
一業者が実施してもよい。この場合、ディレクタ作業W
1からオーサリング作業W3への編集情報14の伝達に
おいて、記録媒体15を用いる代わりに、一次編集機1
2と映像情報編集装置100の編集情報入力手段21と
をライン接続してデータ伝送してもよい。なお、このデ
ータ伝送方式は別業者の場合に適用することも可能であ
る。
【0031】〔実施の形態2〕実施の形態2は請求項1
に対応するものであり、実施の形態1(図1)の構成か
らエフェクト処理手段41を省略したものである。図2
は本実施の形態2に係る映像情報編集装置100aを用
いるオーサリングシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【0032】動作を説明すると、出力バッファ手段35
に所定量の映像信号のデータが格納されたとき、入力制
御手段32は出力バッファ手段35に読み出し指令を与
える。すると、出力バッファ手段35から完パケ相当の
映像信号51がダイレクトにエンコーダ18に出力され
る。エンコーダ18は、入力した映像信号51を例えば
MPEGに準拠して圧縮符号化し、ビデオCD等に記録
するための符号化データ19を生成する。
【0033】以上のように、本実施の形態2に係る映像
情報編集装置100aによれば、エフェクト処理は行え
ないが、従来の技術で必要としていたポストプロダクシ
ョン作業W2を省略し、完パケ相当の映像信号51を生
成してエンコーダ18に出力し、エンコーダ18におい
てビデオCD等に記録するための符号化データ19を生
成することができる。映像情報編集装置100aの構成
は比較的簡単なものであり、従来の技術のポストプロダ
クション作業W2に用いられていたきわめてハイコスト
な二次編集機16に比べて、イニシャルコストもランニ
ングコストを大幅に低減することができる。また、待ち
時間の必要性がなくなるので、時間的コストも低減する
ことができる。
【0034】〔実施の形態3〕実施の形態3は請求項4
に対応するものであり、未編集の映像素材11aを1つ
だけに限定するものである。図3は本実施の形態3に係
る映像情報編集装置100bを用いるオーサリングシス
テムの構成を示すブロック図である。実施の形態1(図
1)の場合の構成と比べると、映像入力手段31から映
像信号選択手段34が省略され、映像素材11aを映像
入力手段31に接続する映像信号入力ライン33aが1
つとなっている。入力制御手段32から映像素材11a
の再生装置に対しては映像素材識別子の情報を送る必要
はない。その他の構成は実施の形態1と同様であるの
で、対応または相当する部分に同一符号を付すにとど
め、説明を省略する。
【0035】動作としては、1つの映像素材11aに含
まれる複数のカットを所定の順に、所定のエフェクトを
挿入しながらつないでいき、完パケ相当の映像信号51
を生成して、エンコーダ18に送り込み、エンコーダ1
8においてビデオCD等に記録するための符号化データ
19を生成する。その他の動作については実施の形態1
の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0036】本実施の形態3に係る映像情報編集装置1
00bによれば、1つではあるが、映像素材11aから
必要とする編集対象のカットを順次に読み出し、かつ、
その読み出した隣り合うカットどうしを両者間にエフェ
クト処理を施してつなぐことができる。そして、実施の
形態1の場合と同様に、従来の技術で必要としていたポ
ストプロダクション作業W2を省略し、完パケ相当の映
像信号51を生成してエンコーダ18に出力し、エンコ
ーダ18においてビデオCD等に記録するための符号化
データ19を生成することができる。映像情報編集装置
100bの構成は比較的簡単なものであり、従来の技術
のポストプロダクション作業W2に用いられていたきわ
めてハイコストな二次編集機16に比べて、イニシャル
コストもランニングコストを大幅に低減することができ
る。また、待ち時間の必要性がなくなるので、時間的コ
ストも低減することができる。
【0037】なお、実施の形態3の映像情報編集装置1
00bはエフェクト処理手段41を備えたものである
が、実施の形態2(図2)の場合と同様にエフェクト処
理手段41を省略した映像情報編集装置も本発明の実施
の形態である。
【0038】〔実施の形態4〕実施の形態4は請求項7
に対応するものであり、出力バッファ手段35の配置を
変更したものである。図4は本実施の形態4に係る映像
情報編集装置100cを用いるオーサリングシステムの
構成を示すブロック図である。実施の形態1(図1)の
場合の構成と比べると、映像入力手段31から出力バッ
ファ手段35が省略され、代わりに、エフェクト処理手
段41に出力バッファ手段35が含まれた構成となって
いる。その他の構成は実施の形態1と同様であるので、
対応または相当する部分に同一符号を付すにとどめ、説
明を省略する。また、動作についても実施の形態1の場
合と同様であるので、説明を省略する。
【0039】本実施の形態4に係る映像情報編集装置1
00cによれば、実施の形態1の場合と同様に、従来の
技術で必要としていたポストプロダクション作業W2を
省略し、完パケ相当の映像信号51を生成してエンコー
ダ18に出力し、エンコーダ18においてビデオCD等
に記録するための符号化データ19を生成することがで
きる。映像情報編集装置100cの構成は比較的簡単な
ものであり、従来の技術のポストプロダクション作業W
2に用いられていたきわめてハイコストな二次編集機1
6に比べて、イニシャルコストもランニングコストを大
幅に低減することができる。また、待ち時間の必要性が
なくなるので、時間的コストも低減することができる。
【0040】なお、出力バッファ手段35を、映像入力
手段31内でもなく、また、エフェクト処理手段41内
でもなく、映像入力手段31とエフェクト処理手段41
との間に介挿した構成の映像情報編集装置も本発明の実
施の形態である。実施の形態4の構成を実施の形態3
(図3:映像素材が単一)に適用したものも本発明の実
施の形態であり、これが請求項8に対応する。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る映像情報編集装置によれ
ば、編集点情報とエフェクト情報からなる編集情報を読
み込む編集情報入力手段と、前記編集情報を得るもとに
なった未編集の映像素材からのタイムコードと前記編集
情報入力手段から取得した編集点情報との比較に基づい
て前記映像素材から編集対象のカットのディジタルの映
像信号とタイムコードとを選択的に取り込む映像入力手
段と、前記映像入力手段から出力されたタイムコード付
きのディジタルの映像信号を前記編集情報入力手段から
取得した編集点情報とエフェクト情報に基づいてエフェ
クト処理するエフェクト処理手段と、前記エフェクト処
理手段から出力されたディジタルの映像信号を入力し圧
縮符号化して符号化データを生成するエンコーダとから
構成したものであるので、映像素材から必要とする編集
対象のカットを順次に読み出し、その読み出した隣り合
うカットどうしを両者間にエフェクト処理を施した状態
でつないで、オーサリング作業で最終的に圧縮符号化す
るためのエンコーダに入力すべき完パケ相当の映像信号
を得ることができ、さらにエンコーダにおいてビデオC
D等に記録するための符号化データを生成することがで
きるが、そのために必要な構成は比較的に簡単であり、
従来の技術で必要としていた多大なコストと時間を要す
るポストプロダクションの介在を不要化して、コスト面
でも時間面でも大幅な経済化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る映像情報編集装置
を用いるオーサリングシステムの構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る映像情報編集装置
を用いるオーサリングシステムの構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の実施の形態3に係る映像情報編集装置
を用いるオーサリングシステムの構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の実施の形態4に係る映像情報編集装置
を用いるオーサリングシステムの構成を示すブロック図
である。
【図5】従来の技術に係る映像情報のオーサリングシス
テム(広義)の概念図である。
【図6】従来の技術におけるポストプロダクション作業
での完パケ素材の制作の様子を説明する図である。
【符号の説明】
11a,11b,11c……映像素材 12……一次編集機 14……編集情報(EDL) 15……記録媒体 16……二次編集機 17……完パケ素材 18……エンコーダ 19……符号化データ 21……編集情報入力手段 31……映像入力手段 32……入力制御手段 33a,33b,33c……映像信号入力ライン 34……映像信号選択手段 35……出力バッファ手段 41……エフェクト処理手段 42……エフェクト制御手段 43……エフェクト実行手段 51……完パケ相当の映像信号 100,100a,100b,100c……映像情報編
集装置 W1……ディレクタ作業 W3……オーサリング作業
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 博仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今村 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編集点情報を含む編集情報を読み込む編
    集情報入力手段と、前記編集情報を得るもとになった未
    編集の映像素材からのタイムコードと前記編集情報入力
    手段から取得した編集点情報との比較に基づいて前記映
    像素材から編集対象のカットのディジタルの映像信号と
    タイムコードとを選択的に取り込む映像入力手段と、前
    記映像入力手段から出力されたディジタルの映像信号を
    入力し圧縮符号化して符号化データを生成するエンコー
    ダとを備えたことを特徴とする映像情報編集装置。
  2. 【請求項2】 編集点情報とエフェクト情報からなる編
    集情報を読み込む編集情報入力手段と、前記編集情報を
    得るもとになった未編集の映像素材からのタイムコード
    と前記編集情報入力手段から取得した編集点情報との比
    較に基づいて前記映像素材から編集対象のカットのディ
    ジタルの映像信号とタイムコードとを選択的に取り込む
    映像入力手段と、前記映像入力手段から出力されたタイ
    ムコード付きのディジタルの映像信号を前記編集情報入
    力手段から取得した編集点情報とエフェクト情報に基づ
    いてエフェクト処理するエフェクト処理手段と、前記エ
    フェクト処理手段から出力されたディジタルの映像信号
    を入力し圧縮符号化して符号化データを生成するエンコ
    ーダとを備えたことを特徴とする映像情報編集装置。
  3. 【請求項3】 編集情報入力手段が複数の映像素材につ
    いての編集情報を読み込むものであり、映像入力手段
    が、複数の映像素材の再生信号を入力するための複数の
    映像信号入力ラインと、前記映像信号入力ラインから入
    力される映像信号のうち編集点情報に基づいて1つの入
    力映像信号だけを選択する映像信号選択手段と、編集情
    報入力手段から与えられる編集点情報に基づいて前記映
    像信号選択手段の動作を制御する入力制御手段と、前記
    映像信号選択手段から出力される映像信号を一時的に記
    憶しておき連続的に出力する出力バッファ手段とを備え
    たものに構成されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の映像情報編集装置。
  4. 【請求項4】 編集情報入力手段が単一の映像素材につ
    いての編集情報を読み込むものであり、映像入力手段
    が、単一の映像素材の再生信号を入力するための単一の
    映像信号入力ラインと、編集情報入力手段から与えられ
    る編集点情報に基づいて前記映像素材の再生装置動作を
    制御して所要のカットの映像信号を入力する入力制御手
    段と、前記入力されてきた映像信号を一時的に記憶して
    おき連続的に出力する出力バッファ手段とを備えたもの
    に構成されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の映像情報編集装置。
  5. 【請求項5】 エフェクト処理手段が、映像入力手段か
    ら出力されるタイムコード付きの映像信号を入力してこ
    の映像信号にエフェクト処理を付与するエフェクト実行
    手段と、編集情報入力手段から与えられる編集点情報と
    エフェクト情報に基づいて前記エフェクト実行手段の動
    作を制御するエフェクト制御手段とを備えたものに構成
    されていることを特徴とする請求項2から請求項4まで
    のいずれかに記載の映像情報編集装置。
  6. 【請求項6】 エフェクト制御手段が、映像入力手段か
    ら入力した映像信号に付加されているタイムコードを参
    照して、編集情報入力手段から与えられる編集点情報の
    編集点以外の映像信号が入力された場合にはエフェクト
    処理を実行させることなく入力された映像信号をそのま
    ま出力するようにエフェクト実行手段の動作を制御し、
    かつ、編集点の映像信号が入力された場合のみ前記編集
    情報入力手段から与えられるエフェクト情報に従ってエ
    フェクト処理を実行させて出力させるように前記エフェ
    クト実行手段の動作を制御するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の映像情報編集装置。
  7. 【請求項7】 編集情報入力手段が複数の映像素材につ
    いての編集情報を読み込むものであり、映像入力手段
    が、複数の映像素材の再生信号を入力するための複数の
    映像信号入力ラインと、前記映像信号入力ラインから入
    力される映像信号のうち編集点情報に基づいて1つの入
    力映像信号だけを選択する映像信号選択手段と、編集情
    報入力手段から与えられる編集点情報に基づいて前記映
    像信号選択手段の動作を制御する入力制御手段とを備え
    たものに構成され、かつ、エフェクト処理手段が、前記
    編集情報入力手段における前記映像信号選択手段から出
    力される映像信号を一時的に記憶しておき連続的に出力
    する出力バッファ手段と、前記出力バッファ手段から出
    力されるタイムコード付きの映像信号を入力してこの映
    像信号にエフェクト処理を付与するエフェクト実行手段
    と、編集情報入力手段から与えられる編集点情報とエフ
    ェクト情報に基づいて前記エフェクト実行手段の動作を
    制御するエフェクト制御手段とを備えたものに構成され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の映像情報編集装置。
  8. 【請求項8】 編集情報入力手段が単一の映像素材につ
    いての編集情報を読み込むものであり、映像入力手段
    が、単一の映像素材の再生信号を入力するための単一の
    映像信号入力ラインと、編集情報入力手段から与えられ
    る編集点情報に基づいて前記映像素材の再生装置動作を
    制御して所要のカットの映像信号を入力する入力制御手
    段とを備えたものに構成され、かつ、エフェクト処理手
    段が、前記編集情報入力手段における前記映像信号入力
    ラインから出力される映像信号を一時的に記憶しておき
    連続的に出力する出力バッファ手段と、前記出力バッフ
    ァ手段から出力されるタイムコード付きの映像信号を入
    力してこの映像信号にエフェクト処理を付与するエフェ
    クト実行手段と、編集情報入力手段から与えられる編集
    点情報とエフェクト情報に基づいて前記エフェクト実行
    手段の動作を制御するエフェクト制御手段とを備えたも
    のに構成されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の映像情報編集装置。
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