JPH1098501A - インターフェース装置およびデータ伝送方法 - Google Patents

インターフェース装置およびデータ伝送方法

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JPH1098501A
JPH1098501A JP8252081A JP25208196A JPH1098501A JP H1098501 A JPH1098501 A JP H1098501A JP 8252081 A JP8252081 A JP 8252081A JP 25208196 A JP25208196 A JP 25208196A JP H1098501 A JPH1098501 A JP H1098501A
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JP8252081A
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Koji Kitazawa
浩二 北澤
Hiroyuki Odagiri
博之 小田切
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Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
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Seiko Epson Corp
Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ伝送の制御のために用いられる信号線
から電源供給を受けるインターフェース装置において、
新たなデータ伝送の形態を提供する。 【解決手段】 送信データTXDと受信データRXDの
基本単位は、2バイト分のステータスSおよびコマンド
Cと1バイト分のデータDから構成される。ここでステ
ータスSは、データDの状態、例えば、データDの有す
る情報の種類やその順番を示す。コマンドCは、通信相
手方の処理動作を指示する。また、実際の送信データT
XDと受信データRXDは、上記3バイトの情報を一単
位とし、これを複数組み合わせて構成される。ステータ
スSを用いれば、時,分,秒といった時刻情報の一部を
指定することができるので、その内の一部を変更したい
場合に、全ての時刻情報を伝送する必要がなくなり、通
信時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストップウォッチ
や携帯用脈拍計などといった携帯用電子機器と、パーソ
ナルコンピュータなどの外部装置との間でデータ通信を
行うためのインターフェース装置およびデータ伝送方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等のデータ端末
装置DTEとデータ回線終端装置DCEの間のデータ転
送には、その通信プロトコルとして、RS−232Cが
用いられることが多い。RS−232Cは、OSI基本
参照モデルの物理層に相当する部分の仕様であり、これ
により、物理的特性であるコネクタの形状、電気的特性
である0と1の表し方、および論理的特性である信号の
意味等が定められる。
【0003】ここで、RS−232Cによって、データ
端末装置DTEからデータ回線終端装置DCEへデータ
転送を行うものとすると、その手順は以下のようにな
る。
【0004】まず、データ端末装置DTEは、送信要
求RTSをONにし、これによりデータ回線終端装置D
CEに対して出力するデータがあることを知らせる。
【0005】次に、データ回線終端装置DCEは、送
信可CTSをONにし、データ端末装置DTEからデー
タを入力できることを知らせる。
【0006】次に、データ端末装置DTEは、送信デ
ータTXDをデータ回線終端装置DCEに送信する。
【0007】次に、データ端末装置DTEは、送信デ
ータTXDの送信が終了した後、送信要求RTSをOF
Fにし、これによりデータ回線終端装置DCEに対して
送信データTXDが終了したことを知らせる。
【0008】次に、データ回線終端装置DCEが送信
可CTSをOFFにすると、データ端末装置DTEはこ
れを確認してデータ転送を終了する。
【0009】このように、送信側と受信側は互いに相手
の状態を確認しながらデータ伝送を行うが、この方法は
ハンドシェイクと呼ばれる。なお、データ回線終端装置
DCEからデータ端末装置DTEへデータ転送を行う場
合にも、ハンドシェイクによってデータ伝送が行われ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ回線
終端装置DCEを構成する電子回路は、直流電圧よって
動作するため、そこには、電池を備えるか、あるいは商
用電源から直流電圧を生成する電源回路を備える必要が
ある。しかし、電池を用いる場合には、電池交換が不便
であり、また、電源回路を用いる場合には、装置が複雑
となりコストアップの要因となり、さらに電源のON,
OFFを制御するスイッチを設けこれを操作する必要が
あるといった不都合がある。そこで、本出願人は、上記
不都合を解消すべく、RS−232Cのポートから電源
供給を受けることができるインターフェース装置(デー
タ回線終端装置DCE)を先に提案した(平成8年8月
30日出願、整理番号K6989)。
【0011】このようなインターフェース装置において
は、ハンドシェイクに用いられる信号線から電源が供給
されるため、ハンドシェイクによるデータ伝送を行うこ
とができないといった問題があった。
【0012】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、データ伝送の制御のために用いられる信号線
から電源供給を受けるインターフェース装置において、
新たなデータ伝送の形態を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載した発明は、送受信可能なときにハ
イレベルとなる第1の信号、送信を要求するときにロー
レベルとなる第2の信号を出力する第1の外部機器と、
第2の外部機器との間に接続され、前記第1の信号およ
び前記第2の信号によって電源供給を受けるインターフ
ェース装置であって、伝送データと、伝送のためのコマ
ンドおよび前記伝送データの状態を示すステータスとを
一対にして、前記第1の外部機器または前記第2の外部
機器との間でデータ伝送を行うことを特徴とする。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、送受信可
能なときにハイレベルとなる第1の信号、送信を要求す
るときにローレベルとなる第2の信号を出力する第1の
外部機器と、第2の外部機器との間に接続され、前記第
1の信号および前記第2の信号によって電源供給を受け
るインターフェース装置であって、複数の伝送データ
と、伝送のためのコマンドおよび前記伝送データの状態
を示すステータスとを有するデータブロックの最後に、
前記伝送データと判別可能な識別データを付加して、前
記第1の外部機器または前記第2の外部機器との間でデ
ータ伝送を行うことを特徴とする。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、前記識別
データの値を、前記伝送データの取り得る値の範囲外に
設定することを特徴とする。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、送受信可
能なときにハイレベルとなる第1の信号、送信を要求す
るときにローレベルとなる第2の信号を出力する第1の
装置と、前記第1の信号および前記第2の信号によって
電源供給を受ける第2の装置との間でデータ伝送を行う
際に用いられるデータ伝送方法であって、伝送データ
と、伝送のためのコマンドおよび前記伝送データの状態
を示すステータスとを一対にして伝送を行うことを特徴
とする。
【0017】また、請求項5に記載の発明は、送受信可
能なときにハイレベルとなる第1の信号、送信を要求す
るときにローレベルとなる第2の信号を出力する第1の
装置と、前記第1の信号および前記第2の信号によって
電源供給を受ける第2の装置との間でデータ伝送を行う
際に用いられるデータ伝送方法であって、複数の伝送デ
ータと、伝送のためのコマンドおよび前記伝送データの
状態を示すステータスとを有するデータブロックの最後
に、前記伝送データと判別可能な識別データを付加して
伝送することを特徴とする。
【0018】また、請求項6に記載の発明は、送信側
は、複数の伝送データと、伝送のためのコマンドおよび
前記伝送データの状態を示すステータスとを有するデー
タブロックの最後に、前記伝送データと判別可能な識別
データを付加して送信し、受信側は、受信データが前記
識別データか前記伝送データであるかを判定し、受信デ
ータが前記識別データであると判定したときに前記デー
タブロックの終了を検知することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
A.第1実施形態 1.第1実施形態の構成 本発明に係わるインターフェース装置を用いたデータ伝
送システムの一実施形態を、図1を参照しつつ説明す
る。図1は、第1実施形態に係わるデータ伝送システム
のブロック図である。
【0020】図において、1は携帯用電子機器であり、
例えば、時計機能付き携帯用脈拍計が該当する。また、
2はインターフェース装置であって、データ変換部20
とRS−232Cドライバ21から構成され、データ回
線終端装置DCEとして機能する。データ変換部20は
通信プロトコルの変換を行い、RS−232Cドライバ
21は受信データRXDの論理レベルをRS−232C
に適合するように変換する。また、3はデータ端末装置
DTEとして機能するパーソナルコンピュータであっ
て、データ伝送システム全体を制御するとともに、携帯
用電子機器1からのデータを解析する。
【0021】また、パーソナルコンピュータ3は、RS
−232Cで通信を行うためのコネクタ3Cを備えてお
り、コネクタ3Cは、図2に示すように25ピンで構成
される。インターフェース装置2とパーソナルコンピュ
ータ3が接続されると、2番ピン2pからは送信データ
TXDがインターフェース装置2へ出力され、3番ピン
3pには受信データRXDがインターフェース装置2か
ら入力される。また、4番ピン4pからはインターフェ
ース装置2に対して受信データRXDを送信するように
要求する送信要求RTSが出力され、5番ピン5pには
送信要求RTSを受けて送信可能であることを示す送信
可CTSが供給される。また、7番ピン7pは信号線の
グランドGNDと接続され、20番ピン20pからはパ
ーソナルコンピュータ3が送受信可能であることを示す
データ端末レディDTRが出力される。
【0022】また、RS−232Cにおける送信側の電
圧レベルは論理1(マーク)で−5V〜−15V,論理
0(スペース)で+5V〜+15Vという負論理が用い
られる。したがって、本来、データ端末レディDTR
は、パーソナルコンピュータ3が送受信可能な場合に−
5V〜−15Vとなり、送受信不可能な場合に+5V〜
+15Vとなる。しかし、この例にあっては、データ端
末レディDTRによってインターフェース装置2に電源
を供給するため、パーソナルコンピュータ3のソフトを
変更して、データ端末レディDTRを正論理で出力する
ようにしている。すなわち、データ端末レディDTR
は、パーソナルコンピュータ3が送受信可能な場合に+
5V〜+15Vとなり、送受信不能な場合に−5V〜−
15Vとなる。
【0023】次に、携帯用電子機器1の一例として、時
計機能付き携帯用脈拍計(以下、携帯用脈拍計1Aと略
す)の構成を説明する。図3は、携帯用脈拍計1Aの外
観および使用状態を示す図である。図において、携帯用
脈拍計1Aは、腕時計構造を有する機器本体10と、こ
の機器本体10に接続されるケーブル120を備えるセ
ンサユニット130とから大略構成される。機器本体1
0には腕時計における12時方向から腕に巻きついてそ
の6時方向に固定されるリストバンド12が設けられ、
このリストバンド12によって、機器本体10は腕に着
脱可能である。センサユニット130は、センサ固定用
バンド140によって人差し指根本付近に固定されてい
る。センサ固定用バンド140としては、伸縮性および
遮光性を備えた発泡ウレタンゴム等を用いたサポータ状
のバンドなどを用いることができる。
【0024】機器本体10は、樹脂製の時計ケース11
を備えており、この時計ケース11の表面側には、現在
時刻や日付に加えて、脈拍数などの脈波情報などをデジ
タル表示する液晶表示装置13が設けられている。時計
ケース11の内部には、センサユニット130による検
出結果(脈波信号)に基づいて脈拍数などを求めるデー
タ処理部やデータ記憶部(図示せず)が設けられてい
る。このデータ処理部には時計部も構成されている。こ
のため、通常時刻、ラップタイム、スプリットタイム等
も液晶表示部13に表示可能である。なお、通常時刻は
外部から設定できるようになっている。また、データ記
憶部には心拍数データが記憶される。時計ケース11の
外周部には、時刻合わせモード、表示モード、脈波計測
モード、ストップウォッチモード、データ通信モードと
いった各種モードの切り換え等を行うためのボタンスイ
ッチ111〜115が設けられている。携帯用脈拍計1
の電源は、機器本体に内蔵されているボタン型の電池
(図示せず)であり、ケーブル120は電池からセンサ
ユニット130に電力を供給するとともに、そこでの検
出結果をデータ処理部に出力している。センサユニット
130では、ケーブル120の先端部にコネクタピース
80が設けられており、このコネクタピース80は、機
器本体10のコネクタ部70に着脱自在である。また、
携帯用脈拍計1とインターフェース装置2とを接続する
際には、ケーブル120をコネクタ部70からはずし、
コネクタ部70にインターフェース装置2との接続用の
ケーブルを装着する。
【0025】次に、図4を参照して、インターフェース
装置2とパーソナルコンピュータ3との間の通信に用い
られる送信データTXDと受信データRXDについて説
明する。図4(A)は、送信データTXDと受信データ
RXDを構成する基本単位を説明するための図であり、
図4(B)は、実際の送信データTXDと受信データR
XDを説明するための図である。送信データTXDと受
信データRXDの基本単位は、図4(A)に示すように
2バイト分のステータスSおよびコマンドCと1バイト
分のデータDから構成される。ここでステータスSは、
データDの状態、例えば、データDの有する情報の種類
やその順番を示す。コマンドCは、通信相手方の処理動
作を指示する。また、実際の送信データTXDと受信デ
ータRXDは、図4(B)に示すように上記3バイトの
情報を一単位とし、これを複数組み合わせて構成され
る。
【0026】例えば、携帯用電子機器1が携帯用脈拍計
1Aである場合、ステータスS、コマンドCおよびデー
タDは以下のようになる。まず、パーソナルコンピュー
タ3から携帯用脈拍計1Aへ通信を行う場合には、時,
分,秒といった時刻を設定するために、「秒」を指示す
る秒ステータスSs、「分」を指示する分ステータスS
m、「時」を指示する時ステータスSh、データを入力
することを指示する入力コマンドCi、データをクリヤ
することを指示するクリヤコマンドCc等が使用され
る。この場合、送信データTXDが「Sm,Ci,D
0」であれば、この送信データTXDは、データD0を
「分」としてセットせよという命令を意味する。このよ
うにステータスSを用いれば、時,分,秒といった時刻
情報の一部を指定することができるので、その内の一部
を変更したい場合に、全ての時刻情報を伝送する必要が
なくなり、通信時間を短縮することができる。
【0027】次に、携帯用脈拍計1Aからパーソナルコ
ンピュータ3へ心拍数データを転送する場合には、心拍
数データを指定する心拍数ステータスSpを使用する。
ところで、心拍数データは、所定期間中に複数回計測さ
れることが多いので、どのタイミングで計測されたデー
タであるかを示す必要がある。このため、ステータスS
pは、第1番目のデータを指示するSp1、第2,3…
番目のデータを指示するSp2,3…といったように、
データの順番も指示する。例えば、受信データRXDが
「Sp1,Ci,D1、Sp2,Ci,D2、Sp3,
Ci,D3」であれば、データD1,D2,D3は第1
〜第3番目の心拍数データであることを意味する。
【0028】なお、上述したステータスSやコマンドC
の他に、ラップタイムデータを指示するラップタイムス
テータスSr、データを出力することを指示する出力コ
マンドCo等が、携帯用脈拍計1Aとパーソナルコンピ
ュータ3との間の通信に使用される。
【0029】2.第1実施形態の動作 次に、実施形態の動作を図面を参照しつつ説明する。
【0030】2−1:インターフェース装置への電源供
給 図1に示すように、インターフェース装置2とパーソナ
ルコンピュータ3が接続されると、データ変換部20の
電源端子20aにはデータ端末レディDTRが供給さ
れ、一方、そのグランド端子20bはパーソナルコンピ
ュータ3のグランドGNDと接続される。ここで、デー
タ端末レディDTRは、上述したようにパーソナルコン
ピュータ3が送受信可能な場合に+5V〜+15Vとな
るので、そのような場合にデータ変換部20に電源が給
電され、これによってデータ変換部20は動作する。
【0031】また、RS−232Cドライバ21の正電
源端子21aにはデータ端末レディDTRが供給され、
一方、その負電源端子21bには送信要求RTSが供給
される。ここで、送信要求RTSは負論理であるから、
負電源端子21bにはパーソナルコンピュータ3が送信
を要求する場合に−5V〜−15Vが供給される。した
がって、RS−232Cドライバ21は、受信データR
XDをパーソナルコンピュータ3に送信する際に電源供
給を受けて動作する。
【0032】このようにインターフェース装置2の各構
成部分は、パーソナルコンピュータ3から供給されるデ
ータ端末レディDTRや送信要求RTSによって、電源
が給電される。このため、電池や電原回路をインターフ
ェース装置2に設ける必要がなくなる。
【0033】2−2:データ通信の動作 ここでは、パーソナルコンピュータ3が携帯用脈拍計1
Aに記憶されている心拍数データD1〜D3を読み出す
動作をデータ通信の一例として説明する。図5は、この
場合にデータ伝送システムで行われるデータ伝送の動作
を示すシーケンス図である。なお、携帯用脈拍計1Aと
インターフェース装置2の間の通信はクロック同期式で
行われ、インターフェース装置2とパーソナルコンピュ
ータ3との間の通信は調歩同期式で行われる。図中、ク
ロック同期式の通信を点線で、調歩同期式の通信を実線
で示す。
【0034】図において、まず、パーソナルコンピュー
タ3がインターフェース装置2へ調歩同期式で通信要求
コマンドCsを送信データTXDとして送信すると、イ
ンターフェース装置2は、データ変換部20によって通
信プロトコルをクロック同期式に変換して、通信要求コ
マンドCsを携帯用脈拍計1Aに転送する(ステップS
T1)。これにより、携帯用脈拍計1Aはパーソナルコ
ンピュータ3が通信を要求していることを認識できる。
そして、通信可能な状態であれば、携帯用脈拍計1Aは
インターフェース装置2を介して通信要求応答コマンド
Cs’をパーソナルコンピュータ3に返送する(ステッ
プST2)。この場合、インターフェース装置2は、ク
ロック同期式で入力した通信要求応答コマンドCs’を
データ変換部20によって調歩同期式に変換し、受信デ
ータRXDとしてパーソナルコンピュータ3に出力す
る。なお、通信要求コマンドCsの送信や通信要求応答
コマンドCs’の返信は、データと無関係であるから、
ステータスSとデータDは省略される。
【0035】こうして通信可能であることが確認される
と、ステップST3に進んで、パーソナルコンピュータ
3は、出力コマンドCoと心拍数ステータスSp1をイ
ンターフェース装置2を介して携帯用脈拍計1Aに出力
する。この場合、携帯用脈拍計1Aに入力するデータは
存在しないので、データDは省略される。この後、携帯
用脈拍計1Aは、出力応答コマンドCo’、心拍数ステ
ータスSp1、および心拍数データD1をインターフェ
ース装置2を介してパーソナルコンピュータ3に出力す
る(ステップST4)。以後、心拍数データD2,D3
について、ステップST3,ST4の動作を繰り返す
(ステップST5〜ST8)。これにより、パーソナル
コンピュータ3は、心拍数データD1〜D3を携帯用脈
拍計1Aから読み出すことができる。
【0036】そして、心拍数データD3の転送をパーソ
ナルコンピュータ3が確認すると、パーソナルコンピュ
ータ3は通信終了コマンドCeを転送する(ステップS
T9)。この後、通信終了コマンドCeを受けた携帯用
脈拍計1Aが通信終了応答コマンドCe’を返送し、デ
ータ通信が終了する。
【0037】B.第2実施形態 第2実施形態は、送信データTXDと受信データRXD
のデータ転送の形態が第1実施形態と相違する点を除い
て、第1実施形態と同様である。以下、この点について
説明する。
【0038】上述した第1実施形態にあっては、図4
(A),(B)に示すようにデータDを転送する場合
に、ステータスSおよびコマンドCをデータDと一対に
して転送していた。このため、ステータスSを用いるこ
とにより、データの種類や順番を特定することができ
た。しかし、携帯用脈拍計1Aに記憶されている心拍数
データの全てを読み出す場合や、時,分,秒といった時
刻データの全てを設定する場合、データ毎にステータス
SおよびコマンドCを付与したのでは、データの転送効
率が低下し、データ転送時間が長くなってしまう。そこ
で、第2実施形態では、同種類のデータを伝送する場
合、ステータスSおよびコマンドCを省略し、データを
連続させて転送する。
【0039】この場合、一連のデータ転送が終了し、次
のステータスSおよびコマンドCを転送するとき、受信
側ではどこでデータ転送が終了したかを認識する必要が
ある。このため、データ転送が終了した直後にデータ転
送の終了を指示する終了データDeを転送する。ところ
で、心拍数データの範囲は、40〜240程度であり、
これ以外の値を取ることはほとんど考えられない。ま
た、時,分,秒といった時刻データの範囲は、0〜60
でありこれ以外の値を取ることはない。一方、1つのデ
ータには1バイトが割り当てられる。したがって、終了
データDeの値として、データの取り得ない値を設定す
ることができ、このように設定することにより、受信側
で終了データDeを認識することができる。例えば、心
拍数データを転送するならば終了データDeの値を「1
0」に設定し、時刻データを転送するならばその値を
「100」に設定すればよい。
【0040】この例において、携帯用脈拍計1Aから心
拍数データD1,D2…D9を読み出し、これに続い
て、分データDmを読み出す場合、受信データRXDは
図4(C)に示すものとなる。まず、先頭の2バイトに
は、心拍数データを指定する心拍数ステータスSpと出
力応答コマンドCo’が配置され、これに続いて、心拍
数データD1,D2…D9が配置される。また、心拍数
データD9の直後には終了データDeが配置される。こ
の場合、受信データRXDをパーソナルコンピュータ3
が受信すると、パーソナルコンピュータ3は、出力応答
コマンドCo’と心拍数ステータスSpを検出し、これ
から転送されてくるデータが出力コマンドCoに対応し
た心拍数データであることを認識する。
【0041】次に、心拍数データD1,D2…D9およ
び終了データDeを順次取り込んでいく。このとき、パ
ーソナルコンピュータ3は各データを受信する毎に、受
信したデータが心拍数データの取り得る範囲内(40〜
240)にあるか否か判定し、その範囲外であると判定
したときに、心拍数データの転送が終了したと認識す
る。この例では、終了データDeを受信したときに心拍
数データの転送が終了したことを認識する。
【0042】次に、分ステータスSmと出力応答コマン
ドCo’を受信すると、パーソナルコンピュータ3は、
これらを検出する。これにより、パーソナルコンピュー
タ3は、分ステータスSm等に続いて受信したデータを
分データDmであると認識する。
【0043】C.まとめ 上述したように第1,第2実施形態によれば、インター
フェース装置2のデータ変換部20は、パーソナルコン
ピュータ3が送受信可能である場合に、ハイレベル(+
5V〜+15V)となるデータ端末レディDTRとパー
ソナルコンピュータ3のアース線との間で電源供給を受
けることができる。また、RS−232Cドライバ21
はデータ端末レディDTRと送信要求RTSとの間で電
源供給を受けることができる。したがって、インタフェ
ース装置2には、電池や商用電源から直流電圧を生成す
る電源回路を設ける必要がなくなる。また、これに伴
い、電源スイッチを不要にすることができる。
【0044】また、第1実施形態によれば、ステータス
SおよびコマンドCとデータDの組を基本単位としてデ
ータ伝送を行うようにしたので、RS−232Cの出力
ポートであるデータ端末レディDTRと送信要求RTS
を用いなくとも通信を行うことができる。また、ステー
タスSを用いることによって、データDの種類や順番を
特定することができる。これにより、携帯用脈拍計1A
の時刻の一部(例えば、「分」)をパーソナルコンピュ
ータ3から設定することができ、通信時間の短縮を図る
ことができる。
【0045】また、第2実施形態によれば複数のデータ
Dを伝送する場合、最後に伝送するデータDの直後に終
了データDeを配置するようにしたので、一連のデータ
Dの最初にステータスSおよびコマンドCを配置すれ
ば、他のデータDについてはステータスSおよびコマン
ドCを省略することができる。この結果、大量のデータ
Dを伝送する際に、伝送効率を向上し、通信時間の短縮
を図ることができる。
【0046】D.変形例 上述した第1,第2実施形態においては、インターフ
ェース装置2に接続される外部機器の一例として、パー
ソナルコンピュータ3と携帯用電子機器1を取りあげ説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、異
なる通信プロトコルで通信を行う外部機器であれば、適
用することができる。
【0047】上述した第1実施形態において、通信要
求コマンドCs、通信要求応答コマンドCs’、通信終
了コマンドCeまたは終了応答コマンドCe’を送信す
る際には(図5参照)、ステータスSおよびデータDを
省略することとしたが、ダミーのステータスSおよびデ
ータDを付加して伝送してもよい。また、データDを省
略する場合(ステップST3,ST5,ST7)、ダミ
ーのデータDを付加して伝送してもよい。
【0048】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、データ
伝送の制御に用いられる信号線から電源供給を受けるこ
とにより電源回路を省略し、かつ、適切にデータ伝送を
行うことができる。また、データ伝送の効率を向上し、
通信時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるインターフェース装置を用い
た第1実施形態のデータ伝送システムを示すブロック図
である。
【図2】 同実施形態に係わるパーソナルコンピュータ
のコネクタの外観を示す図である。
【図3】 同実施形態に係わる携帯用脈拍計の外観およ
び使用状態を示す図である。
【図4】 第1,第2実施形態に係わる送信データと受
信データについて説明するための図である。
【図5】 第1実施形態に係わるデータ伝送の動作を示
すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 携帯用電子機器(第2の外部機器) 1A 携帯用脈拍計(第2の外部機器) 2 インターフェース装置(第2の装置) 3 パーソナルコンピュータ(第1の外部機器、第1の
装置) S ステータス C コマンド D データ(伝送データ) DTR データ端末レディ(第1の信号) RTS 送信要求(第2の信号)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送受信可能なときにハイレベルとなる第
    1の信号、送信を要求するときにローレベルとなる第2
    の信号を出力する第1の外部機器と、第2の外部機器と
    の間に接続され、前記第1の信号および前記第2の信号
    によって電源供給を受けるインターフェース装置であっ
    て、 伝送データと、伝送のためのコマンドおよび前記伝送デ
    ータの状態を示すステータスとを一対にして、前記第1
    の外部機器または前記第2の外部機器との間でデータ伝
    送を行うことを特徴とするインターフェース装置。
  2. 【請求項2】 送受信可能なときにハイレベルとなる第
    1の信号、送信を要求するときにローレベルとなる第2
    の信号を出力する第1の外部機器と、第2の外部機器と
    の間に接続され、前記第1の信号および前記第2の信号
    によって電源供給を受けるインターフェース装置であっ
    て、 複数の伝送データと、伝送のためのコマンドおよび前記
    伝送データの状態を示すステータスとを有するデータブ
    ロックの最後に、前記伝送データと判別可能な識別デー
    タを付加して、前記第1の外部機器または前記第2の外
    部機器との間でデータ伝送を行うことを特徴とするイン
    ターフェース装置。
  3. 【請求項3】 前記識別データの値を、前記伝送データ
    の取り得る値の範囲外に設定することを特徴とする請求
    項2に記載のインターフェース装置。
  4. 【請求項4】 送受信可能なときにハイレベルとなる第
    1の信号、送信を要求するときにローレベルとなる第2
    の信号を出力する第1の装置と、前記第1の信号および
    前記第2の信号によって電源供給を受ける第2の装置と
    の間でデータ伝送を行う際に用いられるデータ伝送方法
    であって、 伝送データと、伝送のためのコマンドおよび前記伝送デ
    ータの状態を示すステータスとを一対にして伝送を行う
    ことを特徴とするデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 送受信可能なときにハイレベルとなる第
    1の信号、送信を要求するときにローレベルとなる第2
    の信号を出力する第1の装置と、前記第1の信号および
    前記第2の信号によって電源供給を受ける第2の装置と
    の間でデータ伝送を行う際に用いられるデータ伝送方法
    であって、 複数の伝送データと、伝送のためのコマンドおよび前記
    伝送データの状態を示すステータスとを有するデータブ
    ロックの最後に、前記伝送データと判別可能な識別デー
    タを付加して伝送することを特徴とするデータ伝送方
    法。
  6. 【請求項6】 送信側は、複数の伝送データと、伝送の
    ためのコマンドおよび前記伝送データの状態を示すステ
    ータスとを有するデータブロックの最後に、前記伝送デ
    ータと判別可能な識別データを付加して送信し、 受信側は、受信データが前記識別データか前記伝送デー
    タであるかを判定し、前記受信データが前記識別データ
    であると判定したときに前記データブロックの終了を検
    知することを特徴とする請求項5に記載のデータ伝送方
    法。
JP8252081A 1996-09-24 1996-09-24 インターフェース装置およびデータ伝送方法 Withdrawn JPH1098501A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6757754B2 (en) 2001-12-13 2004-06-29 Alps Electric Co., Ltd. Data transfer unit for receiving general purpose commands when no expedited command is arriving
CN100429593C (zh) * 2004-06-02 2008-10-29 惠州Tcl移动通信有限公司 串口自动化控制装置

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US6757754B2 (en) 2001-12-13 2004-06-29 Alps Electric Co., Ltd. Data transfer unit for receiving general purpose commands when no expedited command is arriving
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