JPH1098418A - ブラインド等価 - Google Patents

ブラインド等価

Info

Publication number
JPH1098418A
JPH1098418A JP9116723A JP11672397A JPH1098418A JP H1098418 A JPH1098418 A JP H1098418A JP 9116723 A JP9116723 A JP 9116723A JP 11672397 A JP11672397 A JP 11672397A JP H1098418 A JPH1098418 A JP H1098418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equalizer
equation
signal
algorithm
blind
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9116723A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3429430B2 (ja
Inventor
Jean-Jacques Werner
ワーナー ジーン−ジャキーズ
Jian Yang
ヤング ジアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia of America Corp
Original Assignee
Lucent Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lucent Technologies Inc filed Critical Lucent Technologies Inc
Publication of JPH1098418A publication Critical patent/JPH1098418A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3429430B2 publication Critical patent/JP3429430B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/01Equalisers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03012Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
    • H04L25/03019Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception
    • H04L25/03038Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a non-recursive structure
    • H04L25/0305Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a non-recursive structure using blind adaptation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/38Synchronous or start-stop systems, e.g. for Baudot code
    • H04L25/40Transmitting circuits; Receiving circuits
    • H04L25/49Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
    • H04L25/4917Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using multilevel codes
    • H04L25/4919Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using multilevel codes using balanced multilevel codes
    • H04L25/4921Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using multilevel codes using balanced multilevel codes using quadrature encoding, e.g. carrierless amplitude-phase coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • H04N5/211Ghost signal cancellation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、信号スペースの区分的直線輪郭の周
囲の等価器の出力サンプルの分散を最少にするために、
等価器の係数を適応させるブラインド等価技術、すなわ
ち、マルチモジュラス・アルゴリズム(MMA)を提供
することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、一連の等価器出力サンプルを
供給するために、信号を等価する段階と、信号スペース
の区分的直線輪郭の周囲の、それぞれが上記信号スペー
スに信号点位置を持つ等価器出力信号の分散を最少にす
るために等価器の係数を適応させる段階からなることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、通信装置に関し、特に受信機
のブラインド等価に関する。帯域幅効率ディジタル送信
計画の場合には、受信機の初期訓練は自動利得制御(A
GC)の設定、回復時間(クロック同期)の設定および
適応フィルタの集中という三つの主要な段階からなる。
受信機のこの初期訓練は、スタートアップと呼ばれる。
多くの用途の場合、スタートアップは、データの既知の
シーケンスを表す訓練信号を使用することにより容易に
行うことができる。しかし、ある用途の場合には、訓練
信号を使用することが望ましくなかったり、または使用
することができない。このような場合、受信機を「ブラ
インド(盲目)」状態でスタートアップしなければなら
ない。
【0002】ブラインド・スタートアップを行う場合の
大きな問題は、以後単に等価器と呼ぶ、例えば、分数間
隔直線等価器(FSLE)のような適応フィルタを確実
に集中させることである。等価器のブラインド状態での
集中は、「ブラインド状態での等価」とも呼ばれる。ブ
ラインド状態での等価の方針は、信号点での誤差を最小
限度に抑え、できれば等価器の最初の集中を行うため
に、予め定めたコスト関数を最も小さくする等価器タッ
プ適応アルゴリズムを使用することである。
【0003】ブラインド状態での等価を行う場合には、
訓練信号を使用する場合と比較すると、等価器の集中に
はるかに長い時間が掛かる。その結果、ブラインド状態
での等価は、非常に迅速なスタートアップを必要とする
用途、または、例えば、移動通信のように、チャネルが
時間的に大きく変化するような用途には、使用すること
ができない。一方、ブラインド状態での等価は、コスト
の面から見て、常に望ましいオプションであり、システ
ム設計の観点から見て、どうしてもブラインド状態での
等価を行わなければならない場合がある。例えば、ファ
イバ・ツ−・ザ・カーブ(Fiber To The Curb:FTT
C)ネットワ−ク・アーキテクチャのような、一点対多
点間ネットワ−クの場合には、下流のチャネルはすべて
の加入者装置の受信機セクションに継続的に送信された
信号を送る。加入者装置の中の一つが急にオンになった
場合には、対応する受信機を訓練しなければならない。
しかし、下流のチャネルの上記受信機に訓練信号を送る
と、他のオンになっている受信機への送信を混乱させる
場合がある。それ故、この新たにオンになった受信機を
ブラインドの状態で開始しなければならない。
【0004】当業者なら周知のように、ブラインド状態
での等価を行うには二つの方法がある。本明細書におい
ては、一つの方法を「縮小コンステレーション・アルゴ
リズム」(Reduced Constellation Algorithm)と呼
ぶ(例えば、1975年6月発行のIEEEトランス・
コミュニケーション(IEEE Trans.Commn)の第679頁乃
至第682頁掲載のY.Satoの「マルチレベル振幅変調
システムのための自己回復等価法(A Method of Self-Re
covering Equalization for Multilevel Amplitude-Mod
ulation Systems)」、および1980年10月7日付けの米
国特許第4,227,152 号を参照されたい。)。もう一つの
方法は、いわゆる「一定モジュラス・アルゴリズム(Con
stant Modulus Algorithm (CMA) 」である。(例えば、
1980年11月発行のIEEEトランス・コミュニケーシ
ョン(IEEE Trans.Commn)の28巻、11号の第1867
頁乃至第1875頁掲載のD.N.ゴダードの「二次元
データ通信システムの自己回復等価およびキャリヤ・ト
ラッキング(Self-Recovering Equalization and Carrie
r Tracking in Two-dimentional Data Communications
Systems)」、および1992年発行のIEEE信号処理(IEE
E Trans. Signal Procesing)の40巻、6号の第138
3頁乃至第1398頁掲載の「高次QAM信号コンステ
レーション用の合同ブラインド状態での等価、キャリヤ
回復およびタイミング回復(Joint Blind Equalization,
Carrier Recovery, and Timing Recovery for High-Od
er QAM Signal Constellations)」を参照された
い。)。
【0005】RCAアルゴリズムの主な利点は、それほ
ど複雑ではなく、そのため、実施コストが安いことであ
る。しかし、RCAアルゴリズムの大きな欠点は、予測
できないことと、信頼性に欠けていることである。当業
者にとっては、多くの場合、RCAアルゴリズムが、い
わゆる「誤った解」を出し、受信機が正しいデータを回
収することができないことは周知である。
【0006】一方、CMAアルゴリズムの主な利点は、
信頼性が高く、予測が可能なことである。RCAアルゴ
リズムとは異なり、CMAアルゴリズムは滅多に誤った
解を出さない。さらに、CMAアルゴリズムは、またあ
る種の用途の場合、キャリヤ位相に変化が起こっても、
チャネルを部分的に等価することができるという利点を
持つ。しかし、この性能を得るにはある種の犠牲を払わ
なければならない。すなわち、CMAアルゴリズムはR
CAアルゴリズムより複雑であり、従って実行コストが
高くつく。CMAアルゴリズムは、さらに等価された信
号点の位相を回転させる場合があり、そのため上記効果
を補償するため、等価器の出力のところに位相回転装置
を設置しなければならないので、恐らくコストが余分に
掛かることになる。
【0007】
【発明の概要】本発明の発明者は、新しいブラインド状
態での等価技術、すなわち、信号スペースの区分的直線
輪郭の周囲での等価器の出力サンプルの分散を最低限度
に抑えるために、等価器の係数を適応させる多重計数ア
ルゴリズム(MMA)を開発した。
【0008】上記従来技術による二つの方法と比較する
と、MMAアルゴリズムは、多くの利点を持つ。RCA
アルゴリズムと比較すると、MMAアルゴリズムは、集
中が迅速で信頼性が高い。CMAアルゴリズムと比較す
ると、MMAアルゴリズムは、実行コストが安い。何故
なら、集中を行うための処理が少なくて済むからであ
る。また、MMAアルゴリズムは、信号点の位相を余分
に回転させない。その結果CMA法のように位相補償回
転装置を必要としない。
【0009】また、MMAアルゴリズムは、キャリヤを
使用しないAM/PMディジタル送信システムに対して
は特に有利であり、また直角振幅変調のような他の変調
方法に対しても使用することができることにも留意され
たい。
【0010】
【発明の詳細な記述】図1は、本発明の原理を実施した
通信システムの一部の、例示としてのハイレベルなブロ
ック図である。受信機10は、下記式で表されるCAP
(キャリヤを使用しない振幅位相変調)信号を受信する
ものと仮定するが、これは単に説明を分かり易くするた
めの手段に過ぎない。
【0011】
【数1】
【0012】
【外1】
【0013】式(1)のCAP信号は、通信チャネル9
を伝播している間に歪を生じ記号間干渉(ISI)を起
こしていると仮定する。このISIは、チャネル内IS
I(相互に干渉を起こしているan またはbn 記号)、
およびチャネル間ISI(相互に干渉を起こしているa
n またはbn 記号)からなる。受信機10の目的は、I
SIを除去し、信号r’(t)を供給するために、添加
ノイズξ(t)の影響を最低限度に抑えることである。
本発明のコンセプトは、一般に適応フィルタに使用する
ことができるので、本発明のコンセプトを、受信機10
と一緒に使用することができる、多数の異なる等価器構
造を参照しながら説明することにする。しかし、本発明
のコンセプトを説明する前に、等価器に関する背景情報
を上記RCAおよびCMAアルゴリズムに関連して説明
する。
【0014】<等価器構造>図2は、例示としての分相
FSLE等価器100である。FSLE等価器100
は、二つの次元、すなわち、同相成分および直角成分か
らなる入力信号に対して動作するものと仮定する。FS
LE等価器100は、有限インパルス・レスポンス(Fi
nite Impulse Response:FIR)・フィルタ110およ
び120として実行された二つの並列ディジタル適応フ
ィルタからなる。等価器100は「分相FSLE]と呼
ばれる。何故なら、二つのFIRフィルタ110および
120は、同相および直角位相フィルタに集中するから
である。図3は、等価器構造の幾分詳細な図である。二
つのFIRフィルタ110および120は、同じタップ
付き遅延ライン115を共有していて、上記遅延ライン
115は、継続アナログ−ディジタル・コンバータ(A
/D)125のサンプルrkのシーケンスを記憶する。
A/D125の標本化速度1/T’は、通常記号速度1
/Tより3−4倍速く、本当の信号に対する標本化の一
般原理を満足するように選択される。T/T’=iであ
ると仮定する。この場合、iは整数である。
【0015】図3に示すように、二つの適応FIRフィ
ルタ110および120の出力は、記号速度1/Tで計
算される。等価器のタップおよび入力サンプルは、対応
するN次元のベクトルで表すことができる。それ故、下
記式により関係を定義することができる。
【0016】
【数2】
【0017】但し、上付き文字Tはベクトル転移、上付
け文字nは記号周期nT、k=inである。
【0018】
【外2】
【0019】
【数3】
【0020】
【外3】
【0021】
【外4】
【0022】
【数4】
【0023】そして、二つの適応フィルタのタップ係数
が、下記式に示すように、周知の平均最小自乗(LM
S)アルゴリズムを使用して更新される。
【0024】
【数5】
【0025】但し、αはタップ調整アルゴリズムで使用
したステップ・サイズである。
【0026】図4について説明すると、この図は、交差
接続FSLE200である。この等価器構造の場合に
は、A/D標本は、最初、二つの同相および直角位相F
IRフィルタ210および205にそれぞれ送られる。
この場合、標本化速度A/D125の1/T’は、通常
記号速度1/Tの四倍に等しい。二つの固定FIRフィ
ルタの出力は、当業者なら周知の分析信号に対する標本
化一般原則と一致する速度1/T”で計算される。その
後、出力信号は、いわゆる交差接続構造を持つ等価器2
00へ送られる。通常、1/T”は記号速度1/Tの二
倍である。
【0027】
【外5】
【0028】
【数6】
【0029】等価器の複素出力Yn は、下記式のように
簡単に表示することができる。
【0030】
【数7】
【0031】
【外6】
【0032】
【数8】
【0033】複素タップ・ベクトルCn を更新するため
のLMSアルゴリズムは、下記式により表すことができ
る。
【0034】
【数9】
【0035】図5について説明すると、この図は四つの
フィルタを持つFSLEである。四つのフィルタを持つ
等価器300は、適応部分が二つのフィルタを持ち、そ
れが二回使用されるのと異なり、四つの異なるフィルタ
からなる。このため、四フィルタFSLEと呼ばれる。
等価器300の二つの出力信号は下記のように計算され
る。
【0036】
【数10】
【0037】
【外7】
【0038】
【数11】
【0039】図2−図5のいくつかの従来技術による等
価器の構造を説明してきたが、ブラインド等価のコンセ
プトの概要を、図2の等価器の構造に関連して以下に説
明する。
【0040】
【外8】
【0041】
【数12】
【0042】この場合、上記式は等価器100のタップ
係数を更新するのに使用される。このタイプのタップ適
応は、「判断指向」と呼ばれる。何故なら、スライサ1
30および135の決定を使用するからである。最も普
通なタップ更新アルゴリズムはLMSアルゴリズムであ
る。このアルゴリズムは、下記式によって表される平均
自乗誤差(MSE)を最小にする確率的勾配アルゴリズ
ムである。
【0043】
【数13】
【0044】
【外9】
【0045】スタートアップの開始時に、図6に示すよ
うに、等価器100の出力信号、Yn'は、多くの記号間
干渉により歪みを生じる。後者は、図2に示すように、
分相FSLEを使用して、64−CAP受信機に関する
入手実験データを表す。(「64−CAP」という語
は、各記号が6ビットを表す信号スペース、または信号
コンステレーションの予め定めた記号の数を表す。26
は64である。)
【0046】スタートアップ中に訓練シーケンスを使用
する場合(すなわち、An 記号の予め定めたシーケンス
を使用する場合には)、受信機は等価器の出力信号Yn
および送信記号An の既知のシーケンスを使用して、意
味のある誤差En を計算することができる。この場合、
それを判断指向タップ適応と区別するために、タップ適
応が「理想的な参照」で行われていると呼ぶ。
【0047】しかし、訓練シーケンスが使用できない場
合には、等価器100をブラインドで集中しなければな
らない。この場合、判断指向タップ更新アルゴリズム
を、等価器を集中するための使用することはできない。
何故なら、図6を見れば明らかなように、スライサがあ
まりに多くの間違った判断をするからである。
【0048】それ故、ブラインド等価の方針は、等価器
100を最初に集中するのに、式(17)で表されるM
SEより適している、コスト関数を最小にするタップ適
応アルゴリズムを使用することである。RCAおよびC
MAアルゴリズムで使用されるコスト関数および本発明
のコンセプトに従って使用されるコスト関数について、
以下に説明する。
【0049】ブラインド状態でのスタートアップ中の等
価器の集中は、通常二つの主なステップからなる。第一
のステップであるブラインド等価アルゴリズムは、「ア
イ・ダイアグラム」を開くのに使用される。(以下、こ
のアイ・ダイアグラムを開くことを、「アイを開く」と
いう。)十分アイが開いたら、受信機を判断指向タップ
適応アルゴリズムに切り替える。
【0050】<縮小コンステレーション・アルゴリズム
(RCA)>本節では、RCAアルゴリズムについて概
略説明する。先ず概要を説明し、その後で上記の例示と
しての各等価器構造を参照しながら、RCAアルゴリズ
ムについて説明する。
【0051】
【外10】
【0052】
【数14】
【0053】但し、sgn(・)は、シグナム関数であ
り、右辺の項は縮小コンステレーションが四つの点から
なる場合に対応する。縮小コンステレーション・アルゴ
リズムは、下記のコスト関数を最小にする。
【0054】
【数15】
【0055】但し、E[・]は、期待値を表す。
【0056】図2の分相等価器構造について考えてみよ
う。式(5)、(6)および(20)から、下記式を導
き出すことができる。
【0057】
【数16】
【0058】タップ・ベクトルcn およびdn に関する
式(20)により表されるコスト関数の勾配は、下記式
で表されるものに等しい。
【0059】
【数17】
【0060】チャネルが完全に等価されている場合に
は、すなわち、受信サンプルYn が記号値An に等しい
場合には、上記勾配はゼロに等しい。その結果、勾配R
は下記式で表される数値になる。
【0061】
【数18】
【0062】例えば、タップ・ベクトルcn に関する勾
配を考えてみよう。式(21a)および(21b)か
ら、E[yn −R sgn(yn )rn ]=0となる。
等価が完全に行われると、yn =an となる。また、異
なる記号が相関関係づけられていないと仮定した場合、
E[ann ]=kn E[an 2]となる。但し、kn
その入力がチャネルの関数である固定ベクトルである。
上記状態は、またE[an 2]−R E[sgn(an
n ]=0と書き表すこともできる。sgn(an )a
n =|an |であることに注目して、Rの解を求める
と、式(23)が得られる。
【0063】式(22a)および(22b)の平均化し
ていない勾配は、等価器のタップ係数を適応させるため
に、統計的勾配アルゴリズムで使用することができ、そ
の結果、下記のタップ更新アルゴリズムが得られる。
【0064】
【数19】
【0065】図4の交差接続FSLE構造に付いて説明
すると、この等価器の複素出力Ynは式(10)により
計算される。式(20)のこの式を使用して、複素タッ
プ・ベクトルcn に関するコスト関数の勾配を、下記式
で表すことができる。
【0066】
【数20】
【0067】チャネルが完全に等価された場合には、R
は下記式により表すことができる。
【0068】
【数21】
【0069】但し、右辺の項は、E[|an |]=E
[|bn |]で表される通常のケースの場合の式(2
3)のものと同じである。複素タップ・ベクトルCn
対するタップ更新アルゴリズムは、下記式により表すこ
とができる。
【0070】
【数22】
【0071】
【外11】
【0072】
【数23】
【0073】但し、定数Rは式(23)のものと同じで
ある。
【0074】RCAの主な利点は、実施コストが安いこ
とである。何故ならRCAは、通常ブラインド等価アル
ゴリズムの中で最も簡単なものであるからである。式
(24a)、(24b)、(27)および(28)で表
されるタップ更新アルゴリズムは、スライサが異なる数
の点を使用しているという点を除けば、式(8a)およ
び(8b)によって表される標準LMSアルゴリズムと
同じである。
【0075】RCAの主な欠点は、予測ができないこと
および弱いことである。周知のように、このアルゴリズ
ムは、多くの場合、いわゆる「誤った解」に集中する。
これらの解はチャネル等価の見通しという点から見れば
十分受け入れることができるが、受信機は正しいデータ
を回収することができない。図2の等価器構造は、図4
の構造と比較すると、誤った解に集中する可能性が遥か
に高いことを指摘しておく必要がある。それは前者が後
者と比べると多くの自由度を持っているからである。
【0076】図2の等価器構造の場合によく観察される
誤った解は、いわゆる対角線解である。この場合、同相
および直角位相フィルタは両方とも同じフィルタに集中
し、その結果、両方とも同じ出力サンプルを発生する。
その結果、等価器の出力のところでの信号コンステレー
ションは、対角線に沿って群がっている点からなる。同
相および直角位相フィルタが、記号周期の整数だけ異な
る伝播遅れを生じる場合には、他の誤った解が生じる恐
れがある。例えば、標本化の所与の瞬間においては、a
n が同相フィルタの出力に現れ、一方、bn-1 が直角位
相フィルタの出力に現れる場合がある。この種の誤った
解は、送信記号に対応しない等価器の出力のところで、
信号コンステレーションに、いくつかの点を発生する恐
れがある。例えば、32点信号コンステレーションは、
36点コンステレーションに変換することができ、図1
3、図14および図15の128点コンステレーション
は144点コンステレーションに変換することができ
る。
【0077】<一定モジュラス・アルゴリズム(CM
A)>本節では、CMAアルゴリズムについて概略説明
する。先ず概要を説明し、その後で上記の例示としての
各等価器構造を参照しながら、CMAアルゴリズムにつ
いて説明する。
【0078】CMAアルゴリズムは、半径Rの円に関し
て等価サンプルYn の分散を最小にする。図9はそのグ
ラフを示す。CMAアルゴリズムは下記のコスト関数を
最小にする。
【0079】
【数24】
【0080】但し、Lは正の整数である。実際には、L
=2のケースが最も普通に使用される。式(29)のコ
スト関数は、円形の二次元の輪郭に関して、等価器の複
素出力信号Yn の分散を最小にする真の二次元コスト関
数である。
【0081】図2の分相等価器構造について考えてみよ
う。タップ・ベクトルcn およびdn に関するコスト関
数の勾配は、下記式により求めることができる。
【0082】
【数25】
【0083】チャネルが完全に等価されている場合に
は、RL 値は下記式により表すことができる。
【0084】
【数26】
【0085】但し、右辺の項は通常のケース用のもので
ある。この場合、記号an およびbn の統計値は同じで
ある。L=2の場合には、統計的な勾配タップ更新アル
ゴリズム下記式により表される。
【0086】
【数27】
【0087】図4の交差接続FSLE構造について説明
すると、複素タップ・ベクトルcnに関する式(29)
によって表されるコスト関数の勾配は、下記式で表すこ
とができる。
【0088】
【数28】
【0089】L=2の場合には、上記複素タップ・ベク
トルに対するタップ更新アルゴリズムは下記式により表
される。
【0090】
【数29】
【0091】但し、Rは式(31)の右辺の項により求
めることができる。図5の四フィルタFSLE構造につ
いて説明すると、四タップ・ベクトルに関する式(2
9)によって表されるコスト関数の勾配は、式(30
a)および(30b)によって求められるものと類似し
ている。L=2の場合には、タップ更新アルゴリズムは
下記式により表される
【0092】
【数30】
【0093】定数Rは式(31)のものと同じである。
【0094】CMAの主な利点は丈夫なことと、予測す
ることができるということである。RCAとは異なり、
誤った解に集中することはほとんどない。本明細書に記
載する用途以外のある種の用途の時には、キャリヤの位
相が変化する場合、チャネルを部分的に等価することが
できるという利点がある。CMAの主な欠点はその実行
コストである。CMAタップ更新アルゴリズムは、RC
Aアルゴリズムおよび(以下に説明する)本明細書のコ
ンセプトより複雑であり、さらに、CMAアルゴリズム
は、等価器の出力のところに、いわゆる「回転装置」を
必要とする。その結果、ある程度の集中が達成される
と、決定指向タップ適応アルゴリズムに切り替える前
に、等価器の出力信号を反対方向に回転する必要があ
る。等価器の後に回転装置を設置しなければならないの
で、同じタイプの用途の場合、CMAの実行コストは高
くなる。しかし、チャネルに導入された周波数オフセッ
トのトラッキングのような、いずれにせよ回転装置の機
能が他の目的のために必要とされる、音声帯域およびケ
ーブル・モデムのような他の用途が存在することを指摘
しておかなければならない。後者の場合、回転を必要と
するために実行コストが高くなることはなく、CMAは
非常に役に立つ方法になる。
【0095】
【外12】
【0096】
【数31】
【0097】
【外13】
【0098】図11および図12は、本発明のコンセプ
トの例示としての実施形態である。図11は、本発明の
原理に従ってFSLEを実行するようにプログラムされ
ている、ディジタル信号プロセッサ400を表す実施形
態である。ディジタル信号プロセッサ400は、中央処
理装置(プロセッサ)405およびメモリ410を含
む。メモリ410の一部は、プロセッサ405により実
行されたとき、MMAアルゴリズムを実行するプログラ
ム命令を記憶する。参照番号411により、メモリの上
記部分を示す。メモリの他の部分412は、本発明のコ
ンセプトに従って、プロセッサ405により更新される
タップ係数値を記憶する。受信信号404は、プロセッ
サ405に送られ、そこで出力信号406を供給するた
めに、本発明のコンセプトに従って、受信信号の等価が
行われる。説明上の都合のために、出力信号406は、
等価器の出力サンプルのシーケンスを表すものとする。
(当業者なら周知のように、ディジタル信号プロセッサ
は、出力信号406を取り出す前に、さらに受信信号4
04を処理することができる。)本明細書では、例示と
してのソフトウェア・プログラムについては説明しな
い、何故なら、MMAアルゴリズムについて知ってしま
えば、当業者ならそのようなプログラムを実行すること
ができるからである。また、上記のような任意の等価器
構造は、本発明のコンセプトに従って、ディジタル信号
プロセッサ400によって、実行することができる。
【0099】図12は、本発明のコンセプトの他の実施
形態である。回路500は、中央処理装置(プロセッ
サ)505、および等価器510を含む。等価器510
は、例えば、すでに説明したような、どのような等価器
構造でも使用することができる。等価器510は、(例
えば、図3に示すような)対応するタップ係数ベクトル
に対して、少なくとも一つのタップ係数レジスタを含む
ものと見なす。プロセッサ505は、MMAアルゴリズ
ムを実行するために、図11のメモリ410類似の、図
示してないメモリを含む。一連の等価器出力サンプルを
表す等価器出力信号511は、プロセッサ505に送ら
れる。プロセッサ505は、区分的直線輪郭の周囲の等
価器出力サンプルの分散を最少にするために、タップ係
数の数値を適応する目的で、本発明のコンセプトに従っ
て、等価器出力信号511を分析する。
【0100】
【外14】
【0101】
【数32】
【0102】式(29)で表されるCMAに対するコス
ト関数とは異なるこのコスト関数は、本当の二次元コス
ト関数ではない。それどころか、このコスト関数は、二
つの独立した一次元コスト関数CFI およびCFQ であ
る。例示としての三つのタイプの等価器に関連して、M
MAアルゴリズムの適用について説明する。
【0103】図2の分層等価器構造の場合には、タップ
・ベクトルcn およびdn に対する式(37)のコスト
関数の勾配は、下記式により表される。
【0104】
【数33】
【0105】チャネルが完全に等価されている場合に
は、RL 値は下記式により表される。
【0106】
【数34】
【0107】L=2の場合に、コストと性能との間の関
係が最もよくなる。その場合、タップ更新アルゴリズム
は下記式により表される。
【0108】
【数35】
【0109】図4の交差接続FSLE構造について説明
する。複素タップ・ベクトルCnに対する式(37)に
より表されるコスト関数の勾配は、下記式により表され
る。
【0110】
【数36】
【0111】この場合、Kは下記式により表される。
【0112】
【数37】
【0113】チャネルが完全に等価されている場合に
は、RL 値は下記式により表される。
【0114】
【数38】
【0115】上記式は、通常のケースの場合には、式
(39)の形にすることができる。この場合、記号an
およびbn は同じ統計値を持つ。L=2の場合に、複素
タップ・ベクトルCn に対するタップ更新アルゴリズム
は、下記式により表される。
【0116】
【数39】
【0117】但し、Kは下記式により表される。
【0118】
【数40】
【0119】図5の四フィルタFSLE構造について説
明すると、四タップ・ベクトルに関する式(37)によ
って表されるコスト関数の勾配は、式(6.5)によっ
て求められるものと類似している。L=2の場合には、
タップ更新アルゴリズムは下記式により表される
【0120】
【数41】
【0121】定数Rは式(39)のものと同じである。
【0122】本発明のコンセプトによれば、等価器10
0に対するMMAアルゴリズムを使用する上記2ステッ
プ・ブラインド等価手順を、図6、図16および図17
のように表すことができる。図6は、いかなる形の集中
もまだ行われていない場合の等価器100の出力信号で
ある。すでに説明したように、図6は、図2に示す分相
FSLEを使用して、64−CAP受信機のために入手
した実験データである。図7は、MMAプロセス集中の
スタート時の様子を示す。図16に示すように、また本
発明のコンセプトにより、MMA技術は、等価器を十分
に集中させ、64の記号の信号スペースを64のノイズ
様の集団としてハッキリ示すことができる。上記のノイ
ズ様の集団は、通常定常状態と認めることはできない。
すなわち、受信機を、64点スライサおよび決定指向L
MSアルゴリズムに切り替えることができるほど、アイ
が十分に開いていると認めることができない。最終的に
は、図17に示すような、はるかにハッキリしたコンス
テレーションが得られる。通常、記号誤差率が10-2
りよい場合には、適応の二つのモード、すなわち、MM
Aモードと決定指向モードの間に、ハッキリした遷移を
行うことができる。しかし、もっと記号誤差率が悪い場
合でも、十分な遷移が認められた。MMAタップ調整ア
ルゴリズムのステップの大きさを小さくすることによっ
て、図16のノイズ様集団を、さらに減らすことができ
ることを指摘しておかなければならない。実際、ある種
の用途の場合には、決定指向タップ適応アルゴリズムへ
の切り替えを行わないですますことができる。しかし、
そうすると、スタートアップ時間が長くなり、ディジタ
ル精度に必要な量が大きくなることに留意されたい。
【0123】正方形コンステレーション用のMMAアル
ゴリズムは、非正方形コンステレーションに対する修正
を行わなくても使用することができる。その場合には、
定数Rの計算を行う際に注意しなければならない。何故
なら、記号anおよびbnに対する個々のレベルが、すべ
て、(以下に詳細に説明するように)同じ確率の発生率
を持っていないからである。しかし、コンピュータ・シ
ミュレーションにより、非正方形コンステレーションの
MMAアルゴリズムの集中が、正方形コンステレーショ
ンのそれよりも若干信頼性が低いことがわかっている。
この信頼性の低さは、次の節で説明する修正MMAを使
用することにより高めることができる。
【0124】
【外15】
【0125】
【数42】
【0126】式(37)から導き出した直角位相のコス
ト関数は、下記式により表される。
【0127】
【数43】
【0128】定数Kは、対象の信号コンステレーション
の関数であり、経験に基づいて決定される。128−C
APに対するコンピュータ・シミュレーションの場合に
は、示唆された数値は、K=8である。二つの異なるモ
ジュラスR1 およびR2 は、式(47)で使用される。
何故なら、128点コンステレーションで使用する記号
n およびbn は、二組のレベル、すなわち、異なる発
生確率を持つ{±1、±3、±5、±7}および{±
9、±11}を持つからである。異なる統計値を持つ二
組以上の記号が存在する場合には、もっと多くのモジュ
ラスを使用することができる。
【0129】式(47)のモジュラスR1 およびR2
は、(以下にさらに説明する)所与のモジュラスが適用
される組の記号レベル上の記号モーメントを評価するこ
とにより、式(39)により計算される。一例として、
同相次元のモジュラスを示し、128−CAP信号コン
ステレーションの実数の記号an に適用される図13に
ついて考えてみよう。記号のモーメントは、第一の象限
だけを考慮して計算することができる。R1に適用され
るこの象限の24の記号のサブセットを考えてみよう。
これらの記号に対しては、an =1、3、5、7、9、
11であり、bn=1、3、5、7である。そのため、
n の各数値の発生確率は4/24=1/6である。同
様に、R2のサブセットは8記号を持つが、それに対し
ては、an=1、3、5、7であり、bn =9、11で
ある。その結果、an の各数値の発生確率は2/8=1
/4である。それ故、上記記号の変化は下記式により表
される。
【0130】
【数44】
【0131】上記記号の他のモーメントは同様な方法で
計算され、種々のモジュラスの数値を評価するために、
式(39)で使用される。
【0132】修正MMAアルゴリズム用のタップ更新ア
ルゴリズムは、どちらの等価器出力サンプルYn が受信
されたかによって、定数RがR1 またはR2 のどちらか
で置き換えられる他は、式(40)、(44)および
(46)により求めたものと同じである。図14は、直
交位相次元に対するモジュラスと、どれが128−CA
P信号コンステレーションの記号bn に適用されるかを
示す。図13および図14を一緒に示している図15を
見れば、同相および直交位相タップ更新アルゴリズム
は、一定の記号周期中に、同じモジュラスR1 またはR
2 を使用する必要がないことは明らかであろう。
【0133】すでに説明したように、本発明のコンセプ
トは、ブラインド等価を行うための他の方法を提供す
る。図18に、RCA、CMAおよびMMA技術の全体
的な比較を示す。さらに、図19の表は、異なるサイズ
の信号コンステレーションに対する、上記RCA,CM
AおよびMMAのブラインド等価技術のタップ更新アル
ゴリズムで使用される定数、R,R1 およびR2 の例示
としての数値を示す。図19に示すデータは、記号an
およびbn が異なる数値、±1、±3、±5、±7を取
った場合のものである。これら定数に対する閉じた形の
式は、下記に説明する方法で得られたものである。
【0134】(上記のように)RCAアルゴリズムの場
合に特に顕著に認められるけれども、CMAおよびMM
Aアルゴリズムの両方とも、場合によっては、同様に、
ある条件下、例えば、上記の「対角線解」のような場合
には、誤った解に集中することがあることに留意された
い。しかし、XXX付けの特許出願番号XXXのワーナ
ー他の「ブラインド等価」という名称の同時係属出願
の、共通に譲渡されている米国特許出願は、分相FSL
Eのためのすべてのブラインド等価の集中を改善する技
術を開示している。
【0135】<データ記号のモーメント>以下に「デー
タ記号のモーメント」のコンセプトについて説明する。
特に、記号an およびbn が、奇数、±1、±3、±
5、±7、...に比例する数値を取った場合の、モー
メントE[|anL]、E[|bnL]およびE[|A
nL]に対する閉じた形の式を示す。これらの式は、三
つのブラインド等価アルゴリズムで使用され、図19の
表に示す定数Rに対する閉じた形の式を得るために使用
される。
【0136】最初に、記号an およびbn が同じ統計値
を持つものとする。それ故、E[|anL]=E[|b
nL]となる。最初に、整数のベキの下記の周知の総和
について考えてみよう。
【0137】
【数45】
【0138】これらの総和は、奇数のベキの合計に対す
る閉じた形の式を発見するために使用することができ
る。例えば、ベキ1の場合には、下記式により表され
る。
【0139】
【数46】
【0140】但し、中央の部分の二つの合計は、式(4
9a)の閉じた形の式を使用して評価された。奇数のベ
キの他の合計に対しても、同様の操作を行うことができ
る。
【0141】数値±1、±3、±5、±7、...±
(2m−1)と一緒に、記号an およびbn を使用する
正方形信号コンステレーションについて考えてみよう。
但し、mは(大きさにおける)異なる記号レベルの数で
ある。例えば、4−CAP、16−CAP、64−CA
Pおよび256−CAP正方形信号コンステレーション
の場合には、それぞれm=1、2、4および8である。
またすべての記号値がおなじ程度の確率を持つと仮定す
ると、記号anのモーメントは、下記式により表され
る。
【0141】
【数47】
【0142】次に、複素記号An =an +jbn につい
て考えてみよう。記号an およびbn が相関関係を持っ
ていないと仮定した場合には、複素記号の偶数モーメン
トは、下記式により表される。
【0143】
【数48】
【0144】式(55b)に式(52)及び(54)を
代入すると、次式が得られる
【0145】
【数49】
【0146】上記結果は、種々のブラインド等価アルゴ
リズムで使用する定数Rの閉じた形の式を得るために使
用することができる。これら定数は、下記式により表さ
れる。
【0147】
【数50】
【0148】非正方形信号コンステレーションの場合に
は、an およびbn に対する種々の記号レベル2k−1
は、すべての複素記号An が同じ程度の確率を持ってい
る場合ですらも、異なる発生確率を持っている。このこ
とは、図15の128点コンステレーションを見れば明
らかであろう。この場合、記号のモーメントは、下記の
一般式に従って計算しなければならない。
【0149】
【数51】
【0150】但し、Pi 、対応する総和に現れる記号レ
ベルの発生確率である。通常の32−CAPおよび12
8−CAPコンステレーションの場合には、(60)の
式は二つの異なる確率P1 およびP2 に制限される。
【0151】他のすべてのもの(すなわち、記号速度、
整形フィルタ等)が等しい場合で、使用する信号コンス
テレーションのタイプとは無関係に、E[an 2]=E
[bn 2]である場合には、CAP送信機の出力おいて、
平均電力は必ず一定になることを保証することができ
る。もちろん、異なる信号コンステレーションは、平均
電力制限を満足させなければならない場合には、異なる
記号値を使用しなければならない。それ故、一般的にい
って、信号コンステレーションは、記号値λ(2k−
1)を使用するが、この場合、λは平均電力制限を満足
するように選択される。説明を簡単にするために、E
[an 2]=1と仮定する。正方形コンステレーションの
場合には、λの数値は式(52)により決定することが
でき、E[an 2]は、下記式により表される。
【0152】
【数52】
【0153】式(57)、(58)および(59)のλ
のこの式を使用して、正規化定数Rは、下記式により表
される。
【0154】
【数53】
【0155】同じ方法で、非正方形コンステレーション
に対する類似の式を得ることができる。信号コンステレ
ーションの点の数が、非常に多くなった場合には、正規
化定数の漸近値は下記式により表される。
【0156】
【数54】
【0157】上記説明は、本発明の原理を説明しただけ
であり、当業者なら本明細書にハッキリと開示されてい
なくても、本発明の精神および範囲から逸脱しないで、
本発明の原理に基づいて、多くの別々の装置を考案する
ことができることを理解できるだろう。
【0158】例えば、本明細書においては、本発明は、
例えば、等価器等のような個々の機能構成ブロックの形
で実行されているが、一つまたはそれ以上の適当なプロ
グラムされているプロセッサを使用して、一つまたはそ
れ以上の任意のこれらの構成ブロックの機能を実行する
ことができる。かっこさらに、FSLEに関連して本発
明のコンセプトを説明してきたが、本発明のコンセプト
は、決定フィ−ドバック等価器(DFE)のような、し
かしこれに限定されない、他の形の適応フィルタにも適
用することができる。実際、適応等価器および適応エコ
ーまたは近端漏話(NEXT)キャンセラの合同ブライ
ンド集中を行うために、本発明のコンセプトの適用範囲
を容易に広げることができる。
【0159】本発明のコンセプトは、例えば、放送ネッ
トワ−ク、高精細度テレビ(HDTV)、(上記の)フ
ァイバ・カーブのような一点・多重点間ネットワ−ク、
信号識別または分類のようなすべての形の通信システ
ム、傍受のような用途にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を使用した通信システムの、一部
の例示としてのブロック図である。
【図2】分相等価器の例示としてのブロック図である。
【図3】等価器で使用するための、適応フィルタの一部
の例示としてのブロック図である。
【図4】交差接続等価器の例示としてのブロック図であ
る。
【図5】四フィルタ等価器の例示としてのブロック図で
ある。
【図6】集中する前の等価器の出力信号の例示としての
信号点のグラフを示す図である。
【図7】MMAのブラインド状態での、等価方法を使用
するシステム用の等価器の出力信号の、例示としての信
号点のグラフを示す図である。
【図8】RCAのブラインド状態での、等価方法の縮小
信号点コンステレーションを示す、例示としての信号点
のグラフを示す図である。
【図9】CMAブラインド状態での、等価方法の円形輪
郭を示す、例示としての信号点のグラフを示す図であ
る。
【図10】本発明の原理による、MMAのブラインド状
態での等価方法の区分的直線輪郭を示す、例示としての
信号点のグラフを示す図である。
【図11】本発明の原理を使用した受信機の一部の、例
示としてのブロック図である。
【図12】本発明の原理を使用した受信機の一部の、例
示としてのブロック図である。
【図13】正方形でないコンステレーション用の、本発
明の原理によるMMAのブラインド状態での等価方法の
区分的直線輪郭を示す、例示としての信号点のグラフを
示す図である。
【図14】正方形でないコンステレーション用の、本発
明の原理によるMMAのブラインド状態での等価方法の
区分的直線輪郭を示す、例示としての信号点のグラフを
示す図である。
【図15】正方形でないコンステレーション用の、本発
明の原理によるMMAのブラインド状態での等価方法の
区分的直線輪郭を示す、例示としての信号点のグラフを
示す図である。
【図16】本発明の原理による、2ステップ・ブライン
ド等価方法を使用した通信システム用の等価器の出力信
号の、例示としての信号点のグラフを示す図である。
【図17】本発明の原理による、2ステップ・ブライン
ド等価方法を使用した通信システム用の等価器の出力信
号の、例示としての信号点のグラフを示す図である。
【図18】RCA、CMAおよびMMAのブラインド等
価方法の全体的な比較を示す表を示した図である。
【図19】RCA、CMAおよびMMAのブラインド等
価方法を使用するための例示としてのデータ値を示す表
を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジアン ヤング アメリカ合衆国 07712 ニュージャーシ ィ,オーシャン,ウィロー ドライヴ 2311

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連の等価器出力サンプルを供給するた
    めに、信号を等価する段階と、 信号スペースの区分的直線輪郭の周囲の、それぞれが上
    記信号スペースに信号点位置を持つ等価器出力信号の分
    散を最少にするために、等価器の係数を適応させる段階
    からなるブラインド等価方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、上記適
    応段階が、L>0の場合、a)各信号点、ベキLに累乗
    した各出力サンプルの各信号点の数値と、b)ベキLに
    累乗した信号スペースの原点から少なくとも一つの区分
    的直線輪郭までの距離との間の違いの関数として、新し
    い一組のタップ係数値を計算する段階を含む方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、区分的
    直線輪郭が、少なくとも一組の直交位相輪郭と一組の同
    相輪郭からなる方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、適応段
    階が、上記分散をN個の独立一次元コスト関数の関数と
    して最少にする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法が、さらに受信信
    号の平均自乗誤差を決定する段階と、 上記の決定した平均自乗誤差を所定の誤差と比較する段
    階と、 上記決定平均自乗誤差が、予め定めた数値より小さい場
    合に、適応段階が決定指向適応を行うように、適応段階
    を変更する段階とからなる方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法において、決定指
    向適応が、予測受信記号を供給するために、各等価器出
    力サンプルをスライスする段階と、 予測受信記号と対応する等価器出力サンプルとの間の誤
    差値を決定する段階と、 等価器の係数を、上記のように決定したエラー値を使用
    する平均最少自乗関数の関数として適応させる段階を含
    む方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の方法において、決定指
    向適応段階が、予測受信記号を供給するために、各等価
    器出力サンプルをスライスする段階と、 等価器の係数を、上記推定受信信号と対応する出力サン
    プルとの間の違いの関数として適応させる段階を含む方
    法。
  8. 【請求項8】 ブラインド等価を行うために受信機で使
    用するための改良形等価器であって、該改良が、 信号スペースの区分的直線輪郭の周囲の等価器の出力サ
    ンプルの分散を最少にするために、等価器の係数を適応
    させるプロセッサからなる改良。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の装置であって、プロセ
    ッサが、ディジタル信号プロセッサである装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の装置であって、上記
    プロセッサが、L>0の場合、a)ベキLに累乗した信
    号スペースの各出力サンプルの数値と、b)ベキLに累
    乗した信号スペースの原点から少なくとも一つの区分的
    直線輪郭までの距離の長さとの間の違いの関数として、
    等価器の係数を適応させる装置。
JP11672397A 1996-05-07 1997-05-07 ブラインド等化処理 Expired - Lifetime JP3429430B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/646,404 US5793807A (en) 1996-05-07 1996-05-07 Multimodulus blind eqalization using piecewise linear contours
US08/646404 1996-05-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1098418A true JPH1098418A (ja) 1998-04-14
JP3429430B2 JP3429430B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=24592922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11672397A Expired - Lifetime JP3429430B2 (ja) 1996-05-07 1997-05-07 ブラインド等化処理

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5793807A (ja)
EP (1) EP0806854A3 (ja)
JP (1) JP3429430B2 (ja)
KR (1) KR970078220A (ja)
CA (1) CA2200139C (ja)
TW (1) TW331061B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5970093A (en) * 1996-01-23 1999-10-19 Tiernan Communications, Inc. Fractionally-spaced adaptively-equalized self-recovering digital receiver for amplitude-Phase modulated signals
US5940440A (en) * 1996-05-07 1999-08-17 Lucent Technologies Inc. Generalized multimodulus technique for blind equalization
US6680971B1 (en) * 1998-05-18 2004-01-20 Sarnoff Corporation Passband equalizer for a vestigial sideband signal receiver
EP0963085A1 (de) * 1998-06-04 1999-12-08 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur adaptiven Filtereinstellung in einem QAM/CAP-System
US6452987B1 (en) * 1998-11-25 2002-09-17 Lucent Technologies Inc. Fast start-up in discrete multi-tone (DMT) based communications system
US7085691B2 (en) * 1999-11-04 2006-08-01 Verticalband, Limited Reliable symbols as a means of improving the performance of information transmission systems
US7110923B2 (en) * 1999-11-04 2006-09-19 Verticalband, Limited Fast, blind equalization techniques using reliable symbols
US7143013B2 (en) * 1999-11-04 2006-11-28 Verticalband, Limited Reliable symbols as a means of improving the performance of information transmission systems
US7054359B2 (en) * 2001-06-05 2006-05-30 Koninklijke Philips Electronics N.V. VSV-MOE pre-equalizer for 8-VSB DTV
WO2012092890A2 (zh) * 2012-01-21 2012-07-12 华为技术有限公司 一种自适应均衡方法和自适应均衡器
US9559875B2 (en) * 2012-05-09 2017-01-31 Northrop Grumman Systems Corporation Blind equalization in a single carrier wideband channel
US10560289B1 (en) 2018-09-13 2020-02-11 Viasat, Inc. Adaptive equalizer system

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2428946A1 (fr) * 1978-06-13 1980-01-11 Ibm France Procede et dispositif pour initialiser un egaliseur adaptatif a partir d'un signal de donnees inconnu dans un systeme de transmission utilisant la modulation d'amplitude en quadrature
US5500879A (en) * 1992-08-14 1996-03-19 Adtran Blind signal separation and equalization of full-duplex amplitude modulated signals on a signal transmission line
KR0134339B1 (ko) * 1993-06-02 1998-04-27 김광호 디 디(dd) 알고리즘 제어방법
KR970000767B1 (ko) * 1994-01-18 1997-01-18 대우전자 주식회사 블라인드 등화기
US5557645A (en) * 1994-09-14 1996-09-17 Ericsson-Ge Mobile Communications Inc. Channel-independent equalizer device
US5517213A (en) * 1994-09-29 1996-05-14 Thomson Consumer Electronics, Inc. Process for fast blind equalization of an adaptive equalizer

Also Published As

Publication number Publication date
JP3429430B2 (ja) 2003-07-22
KR970078220A (ko) 1997-12-12
TW331061B (en) 1998-05-01
US5793807A (en) 1998-08-11
EP0806854A3 (en) 2001-01-31
CA2200139A1 (en) 1997-11-07
CA2200139C (en) 2000-06-27
EP0806854A2 (en) 1997-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100289169B1 (ko) 전환알고리즘을이용한적응등화기의블라인드수렴을향상시키기위한방법및장치
JP3527634B2 (ja) 等化器を収束させる方法
US6563868B1 (en) Method and apparatus for adaptive equalization in the presence of large multipath echoes
US6075816A (en) Windowing technique for blind equalization
US5835731A (en) Technique for improving the blind convergence of a two-filter adaptive equalizer
JPH10190532A (ja) 通信受信器において使用する方法およびブラインド等化に使用する装置
JP3614717B2 (ja) 二重モードcap−qam受信機の無指示始動における自動配置位相回復
JPS58501977A (ja) 干渉相殺法と装置
JPH1098418A (ja) ブラインド等価
US6314134B1 (en) Blind equalization algorithm with joint use of the constant modulus algorithm and the multimodulus algorithm
JP3884217B2 (ja) 受信器において用いる装置
KR100398449B1 (ko) 블라인드 판정 궤환 등화 장치 및 그 방법
US6252903B1 (en) Blind start-up of a dual mode CAP-QAM receiver
Eweda et al. A SELF ADAPTIVE EQUALIZER WITH RAPID ACQUISITION

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term