JPH1098412A - スペクトル拡散信号同期回路 - Google Patents

スペクトル拡散信号同期回路

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JPH1098412A
JPH1098412A JP8253197A JP25319796A JPH1098412A JP H1098412 A JPH1098412 A JP H1098412A JP 8253197 A JP8253197 A JP 8253197A JP 25319796 A JP25319796 A JP 25319796A JP H1098412 A JPH1098412 A JP H1098412A
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circuit
spread spectrum
correlation
spectrum signal
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JP8253197A
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Masaya Hashiguchi
正哉 橋口
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接拡散方式によるスペクトル拡散通信にお
ける同期回路において、同期引き込み時間を最小限に押
さえ、かつ誤同期がないようなスペクトル拡散信号同期
回路を得る。 【解決手段】 受信スペクトル拡散通信波の変調用拡散
符号と復調用拡散符号との相関をとる相関手段と、前記
相関手段の出力を巡回加算する巡回加算手段と、前記巡
回加算手段の出力の相関値を判定する判定手段を備えた
スペクトラム拡散信号同期回路において、信号の受信状
態検出手段により巡回加算平均数を可変とする巡回加算
平均数制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直接拡散方式に
よるスペクトル拡散信号同期回路に関し、短時間でかつ
低い信号対雑音比(以下、C/Nと称す)においても同
期できるスペクトル拡散信号同期回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図18に直接拡散方式によるスペクトル
拡散通信の基本モデルを示す。直接拡散方式によるスペ
クトル拡散通信においては、送信側で狭帯域の1次変調
(例えばPSK)信号にPN系列(Pseudorandom Noi
se、以下拡散符号)と呼ばれる特殊な波形(典型的な波
形形状としては±1のレベルの値をランダムにとるよう
な矩形波の集まり)を乗積して拡散変調(2次変調)さ
れた広帯域な信号として送信される。受信側では、受信
した拡散変調された広帯域な信号を送信側と同じ拡散符
号を用いてもとの1次変調信号に戻され(逆拡散)、そ
の後復調部を通してベースバンド波形の再生を行う。こ
こで送信側、受信側で用いられる拡散符号は、固有の全
く同じものが使われる。また、通信を行っているもの以
外、すなわちこの拡散符号を知らない第三者には、信号
の内容が漏洩しにくい(秘匿性に優れる)という利点が
ある。
【0003】受信信号を逆拡散して正しい受信データを
得るためには、まず、受信側での拡散符号発生タイミン
グと送信側の拡散符号発生タイミングを一致させなけれ
ばならない。送られてきた信号の拡散符号発生タイミン
グと受信機内で用意する拡散符号発生タイミングを推定
し、受信機側の拡散符号発生器をそのタイミングで動作
開始させるまでの作業を同期捕捉(引き込み)という。
【0004】図16は特開平5−48570号公報に示
された従来のスペクトル拡散信号同期回路構成を示すブ
ロック図であり、図において、1はスペクトル拡散され
た信号の入力端子、2は受信スペクトル拡散通信波の変
調用の拡散符号と復調用の拡散符号との相関をとる相関
回路、3は相関回路の出力を巡回加算する巡回加算回
路、4は該巡回加算回路の出力の相関値を判定する判定
回路、5は復調用の拡散符号発生回路、6は巡回加算平
均数が格納されているメモリ(ROM)である。
【0005】また図19は上記相関回路2のブロック構
成を示すブロック回路図(デジタル・マッチド・フィル
ターで示す)であり、図において、受信した拡散符号の
デジタル値をシフトしていくシフトレジスタと、該シフ
トレジスタの各段の出力と、別途設けられたローカル拡
散符号発生器(図示せず)から出力される、変調用拡散
符号と同一の復調用ローカル拡散符号との相関をとって
加算する回路から構成される。図20は相関回路2の出
力波形(相関パルス)を示す図であり、受信した拡散符
号と復調用ローカル拡散符号が同一であれば、出力波形
の振幅は拡散符号の周期毎でピークとなる。
【0006】次にスペクトル拡散信号同期回路の動作に
ついて説明する。直接拡散方式によりスペクトル拡散さ
れたIF(中間周波数)帯の信号は、まず入力端子1に
入力され、次に相関回路2に入力され、変調用の受信信
号に含まれる拡散符号と同一の復調用基準拡散符号発生
回路5より入力された拡散符号との相関がとられ、符号
が一致すると各拡散符号の位相毎にその相関値(相関パ
ルス)が出力される。相関値としては、符号が一致した
時(最大の相関がとれた時)は、一定レベルの比較的大
振幅の信号が得られ、符号が不一致ならば、低いレベル
の信号(と雑音)が得られるに過ぎない。
【0007】次に相関回路2から出力された相関値は巡
回加算回路3によりメモリ(ROM)6に格納されてい
るあらかじめ定められた回数(n回)で拡散符号の各位
相毎に平均される。これは通常、入力信号には雑音が重
畳しており、相関回路2のみでは相関がとれない場合が
あるからである。入力信号のC/Nが無限大の時は、図
17(a)に示すような波形すなわち拡散符号が含まれ
ている信号成分のみに対して相関パルスが出力される
が、通常C/Nは無限大ではなく図17(b)、
(b)’に示すような波形(雑音成分に対しても相関パ
ルスが出力されることもある)になる。このような波形
を巡回加算回路3により平均化し、図17(c)に示す
ように雑音が除去された信号成分のみの波形が得られ
る。
【0008】このように巡回加算回路3にてn回平均化
された各拡散符号の位相の相関値は、判定回路4により
最大の相関を示す拡散符号の位相が判定され、同期引き
込みを完了する。すなわち、受信データを逆拡散すると
きの拡散符号発生タイミングが決定される。
【0009】上述の相関値は入力端子1に入力された信
号のC/Nが低い場合には、雑音の影響が大きいため確
実に相関値を判定するためには、巡回加算回路3の平均
回数nを多くとる必要があり、従って、相関値の判定
(同期引き込み)に多くの時間が必要となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のスペクトル拡散
信号同期回路は以上のように構成されており、通常は第
一(最大)の相関値ピークで同期を引き込むが、誤って
第二の相関値ピーク等で同期を引き込むことを防ぐため
に、C/Nの低い場合にも対応できるようにと巡回加算
回路3の平均回数nを十分に大きく設定(固定)されて
おり、入力信号のC/Nが高いときには必要以上の平均
回数となっており、相関値の判定(同期引き込み)に時
間がかかるという問題点があった。
【0011】この発明は上述のような問題点を解消する
ためになされたもので、相関値ピークが高いときには余
分な時間をとらず同期引き込み時間を最小限に押さえ、
かつC/Nが低い場合でも誤同期がないようなスペクト
ル拡散信号同期回路を得ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるスペク
トル拡散信号同期回路は、受信状態検出手段と巡回加算
平均数制御手段を設け、巡回加算回路にて相関値をn回
平均するときに、その平均数nを変化できるようにした
ものである。
【0013】前記受信状態検出手段を受信レベル判定回
路で構成し、前記判定回路出力値を参照して、平均数制
御を行うことを特徴とする。
【0014】前記受信状態検出手段を相関値ピーク差判
定回路で構成し、前記判定回路出力値を参照して、平均
数制御を行うことを特徴とする。
【0015】前記受信状態検出手段を相関値変動幅判定
回路で構成し、前記判定回路出力値を参照して、平均数
制御を行うことを特徴とする。
【0016】また、送信機/受信機の位置関係判定手段
と巡回加算平均数制御手段を設け、巡回加算回路にて相
関値をn回平均するときに、その平均数nを変化できる
ようにしたものである。
【0017】送信機/受信機の位置関係判定手段を送信
機と受信機間の距離判定回路で構成し、前記判定回路出
力値を参照して、平均数制御を行うことを特徴とする。
【0018】送信機/受信機の位置関係判定手段を受信
機の移動速度判定回路で構成し、前記判定回路出力値を
参照して、平均数制御を行うことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1である
スペクトル拡散信号同期回路構成を示すブロック図であ
り、図において、1はスペクトル拡散された信号の入力
端子、2は受信スペクトル拡散通信波と復調用の拡散符
号との相関をとる相関回路、3は相関回路の出力を巡回
加算する巡回加算回路、4は該巡回加算回路の出力の相
関値を判定する判定回路、5は復調用の拡散符号発生回
路、7は巡回加算平均数が格納されているメモリ(RA
M)、8はスペクトル拡散信号の受信レベルをモニタす
る受信レベル判定回路、9はその受信レベルの大きさに
より巡回加算回路3の平均数nを制御する平均数制御回
路である。
【0020】また図2は、図1に示す受信レベル判定回
路8の内部構成例を示す図で、図において、10はスペ
クトル拡散信号入力部、11は入力信号を電圧値に変換
する電圧変換部、12は電圧値を判定値(デジタルデー
タ)に変換するHEX変換部である。
【0021】図3は、図1に示す平均数制御回路9の内
部構成例を示す図で、図において、13は判定値入力
部、14は判定値より平均数を参照する参照テーブル、
15は比較部、16は平均数決定部、17は決定された
平均数を出力する出力部である。
【0022】図4は、判定値/平均数参照テーブル14
内の判定値と平均数との関係を示す図である。
【0023】このように構成されたスペクトル拡散信号
同期回路においては、まず図2に示す受信レベル判定回
路8において、入力部10に入力されたスペクトル拡散
信号の電力(拡散帯域内スペクトラム強度)を電圧変換
部11で電圧値に変換し、さらにHEX変換部12でデ
ジタルデータに変換し、この値を受信レベル判定値とし
て図3に示す平均数制御回路9の判定値入力部13に入
力する。
【0024】この判定値を、判定値/平均数参照テーブ
ル14から比較して、例えば判定値Va時は平均数Na
が比較部15より出力される。図4に示すように、判定
値Va時は、平均数Na、判定値Vb時は、平均数Nb
が出力される。この比較部より出力される平均数から平
均数決定回路部16で、例えば、一定時間内に何回か入
力された平均数Na・・・の平均値を巡回加算平均数n
と決定し、平均数出力回路17より出力し、その値n
は、メモリ(RAM)に格納される。
【0025】そして相関回路2から出力された相関値は
巡回加算回路3によりメモリ(RAM)7に格納されて
いる上記で定められた回数(n回)で拡散符号の各位相
毎に平均される。尚、通常この相関値の巡回加算時間
は、上記の平均数決定時間より十分に長い時間となって
いる。
【0026】巡回加算平均数nは、スペクトル拡散信号
の受信レベルが小さいときは、送信機、受信機間の距離
が離れている、または、障害物がある等、無線回線の状
態が不安定であり、C/Nが低いと考えて、平均数nを
大きくする。また、受信レベルが大きいときは、C/N
が高いと考えて、平均数nを小さくできる。
【0027】したがって、スペクトル拡散信号の受信レ
ベルの大きさにより巡回加算回路3の平均数nを制御す
るようにしたので、受信レベルが大きいときは同期時間
を短くすることができる。
【0028】実施の形態2.実施の形態1では、巡回加
算回路3の平均数nを制御する手段としてスペクトル拡
散信号の受信レベルを用いたスペクトル拡散信号同期回
路を例にとって説明したが、上記平均数nを制御する手
段として相関値の第一ピークと第二ピークとの差によっ
て判定してもよい。
【0029】図5は、この発明の実施の形態2を示すも
ので、相関値ピーク差判定回路を用いたスペクトル拡散
信号同期回路の構成を示したブロック図であり、図にお
いて18は相関値ピーク差判定回路である。
【0030】図6は、拡散信号1周期内の相関値ピーク
差を示す図で、各ピークの大きさは相関の強さを示し、
最大相関がとれたときに第一ピークが、第二番目の相関
がとれたときに第二ピークとして相関値が出力される。
【0031】相関値ピーク差判定回路18は相関回路2
の出力より入力された相関値の第一ピークと第二ピーク
との差を検出、判定する回路であり、第一ピークと第二
ピークの差を示す判定値が平均数制御回路9に出力され
る。平均数制御回路9は実施の形態1で説明したものと
同じ構成であり、図7は参照テーブル内の相関値ピーク
差と平均数の関係を示す図である。
【0032】巡回加算平均数nは、相関値ピーク差判定
回路からの判定値に応じて決定されるが、相関値ピーク
差が小さいときはノイズレベルが高い、受信レベルその
ものが低いため等のC/Nが低いと考えて、平均数nを
大きくする。また、相関値ピーク差が大きいときは、C
/Nが高いと考えて、平均数nを小さくできる。
【0033】したがって、スペクトル拡散信号の相関値
ピーク差の大きさにより巡回加算回路3の平均数nを制
御するようにしたので、相関値ピーク差が大きいときは
同期時間を短くすることができる。
【0034】実施の形態3.上記実施の形態以外でも、
第一ピークの各加算時における相関値の変動幅により、
巡回加算回路3の平均数nを制御してもよい。
【0035】図8は、この発明の実施の形態3を示すも
ので、相関値ピークの変動幅を判定する変動幅判定回路
を用いたスペクトル拡散信号同期回路の構成を示したブ
ロック図であり、図において19は相関値変動幅判定回
路である。
【0036】図9は、相関回路2の出力のピーク差を示
す図で、各周期の第一ピークの変動幅を示す図である。
【0037】相関値変動幅判定回路18は相関回路2の
出力より入力された各周期毎の相関値の第一ピーク差を
検出、判定する回路であり、k周期目とk+1周期目の
第一ピーク差を示す判定値が平均数制御回路9に出力さ
れる。平均数制御回路9は実施の形態1で説明したもの
と同じ構成であり、図10は参照テーブル内の相関値変
動幅と平均数の関係を示す図である。
【0038】巡回加算平均数nは、相関値変動幅判定回
路からの判定値に応じて決定されるが、相関値変動幅が
大きいときはドップラー効果やフェージングの影響を受
けていると考えられるため、平均数nを大きくする。ま
た、相関値変動幅が小さいときは、無線回線の状態がよ
いと考えて、平均数nを小さくできる。
【0039】したがって、スペクトル拡散信号の相関値
ピークの変動幅により巡回加算回路3の平均数nを制御
するようにしたので、相関値変動幅が小さいときは同期
時間を短くすることができる。
【0040】実施の形態4.軌道上を走行するような、
あらかじめ送信機と受信機の間の距離がわかる場合は、
通信距離判定回路を用いて巡回加算回路3の平均数nを
制御してもよい。
【0041】図11は、この発明の実施の形態4を示す
もので、スペクトル拡散信号を送信する無線機とそのス
ペクトル拡散信号を受信する無線機との距離を判定する
距離判定回路を用いたスペクトル拡散信号同期回路の構
成を示したブロック図であり、図において20は距離判
定回路である。
【0042】図12は、図11に示す距離判定回路20
の内部構成を示す図で、図において21は時計、22は
走行時間と距離を参照するテーブル、23は距離判定値
出力部である。
【0043】図13(a)は、距離:走行時間参照テー
ブル22内の距離と走行時間との関係を示す図、図13
(b)は、判定値:平均値参照テーブル14内の判定値
と平均数との関係を示す図である。
【0044】距離判定回路20より時計21、距離:走
行時間参照テーブル22を用いて、走行中のその時間に
おける送信機と受信機の距離判定値が出力される。平均
数制御回路9は実施の形態1で説明したものと同じ構成
であり、図13(b)の参照テーブルにより平均数nが
決定される。
【0045】巡回加算平均数nは、距離判定回路からの
判定値に応じて決定されるが、送信機、受信機の距離が
大きいときは受信レベルが小さくなるのでC/Nが低い
と考えて、平均数nを大きくする。また、距離が小さい
ときは、C/Nが高いと考えて、平均数nを小さくでき
る。
【0046】したがって、スペクトル拡散信号の送信
機、受信機の距離により巡回加算回路3の平均数nを制
御するようにしたので、距離に応じて同期時間を必要最
小限に抑えることができる。
【0047】実施の形態5.受信機の移動速度判定回路
を用いて巡回加算回路3の平均数nを制御してもよい。
なお、この時、送信機側は、固定局(移動しない)であ
るとする。
【0048】図14は、この発明の実施の形態5を示す
もので、スペクトル拡散信号を受信する無線機の移動速
度を判定する速度判定回路を用いたスペクトル拡散信号
同期回路の構成を示したブロック図であり、図において
24は速度判定回路、25は速度センサーである。
【0049】図15は、速度判定値:平均値参照テーブ
ル14内の判定値と平均数との関係を示す図である。
【0050】速度判定回路24より速度センサーからの
情報に応じて受信機の移動速度判定値が出力される。平
均数制御回路9は実施の形態1で説明したものと同じ構
成であり、図15の参照テーブルにより平均数nが決定
される。
【0051】巡回加算平均数nは、速度判定回路からの
判定値に応じて決定されるが、受信機の移動速度が大き
いときは無線回線状態が悪い(特のドップラー効果の影
響を受けやすい)ためC/Nが低いと考えて、平均数n
を大きくする。
【0052】したがって、スペクトル拡散信号の受信機
の移動速度により巡回加算回路3の平均数nを制御する
ようにしたので、移動速度に応じて同期時間を必要最小
限に抑えることができる。
【0053】
【発明の効果】この発明は、受信スペクトル拡散通信波
の変調用拡散符号と復調用拡散符号との相関をとる相関
手段と、前記相関手段の出力を巡回加算する巡回加算手
段と前記巡回加算手段の出力の相関値を判定する判定手
段を備えたスペクトル拡散信号同期回路において、信号
の受信状態検出手段により巡回加算平均数を可変とする
巡回加算平均数制御手段を備えた構成とすることで、誤
同期を起こさない範囲で、同期引き込み時間を最小限に
抑えることができる。
【0054】受信状態検出手段を受信レベル判定回路で
構成することにより、スペクトル拡散信号の受信レベル
が大きいときは、同期引き込み時間を短くすることがで
きる。
【0055】受信状態検出手段を相関値ピーク差判定回
路で構成することにより、ピーク差が大きいときは、同
期引き込み時間を短くすることができる。
【0056】受信状態検出手段を相関値変動幅判定回路
で構成することにより各加算時のピーク値変動幅が大き
いときは、平均加算数を大きくすることにより、確実に
同期引き込みができる。
【0057】受信スペクトル拡散通信波の変調用拡散符
号と復調用拡散符号との相関をとる相関手段と、前記相
関手段の出力を巡回加算する巡回加算手段と、前記巡回
加算手段の出力の相関値を判定する判定手段を備えたス
ペクトル拡散信号同期回路において、送信機/受信機の
位置関係判定手段により巡回加算平均数を可変とする巡
回加算平均数制御手段を備えた構成とすることで、誤同
期を起こさない範囲で同期引き込み時間を最小限に抑え
ることができる。
【0058】位置関係判定手段を送信機と受信機間の距
離判定回路で構成することにより、あらかじめ送信機と
受信機との距離がわかるときは、その距離に応じて適切
な同期引き込み時間とすることで、効率よく同期引き込
みができる。
【0059】位置関係判定手段を受信機の移動速度判定
回路で構成することにより、あらかじめ受信機の移動速
度がわかるときは、その速度に応じて適切な同期引き込
み時間とすることで、効率よく同期引き込みができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すスペクトル拡
散信号同期回路のブロック図である。
【図2】 図1に示すスペクトル拡散信号同期回路の受
信レベル判定回路の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示すスペクトル拡散信号同期回路の平
均数制御回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態1による受信レベル判定値と平均
値との関係を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2を示すスペクトル拡
散信号同期回路のブロック図である。
【図6】 実施の形態2による相関値ピークの差を示す
説明図である。
【図7】 実施の形態2による相関値ピーク差判定値と
平均値との関係を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3を示すスペクトル拡
散信号同期回路のブロック図である。
【図9】 実施の形態3による相関値ピークの変動幅を
示す説明図である。
【図10】 実施の形態3による相関値ピークの変動幅
と平均値との関係を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態4を示すスペクトル
拡散信号同期回路のブロック図である。
【図12】 図11に示すスペクトル拡散信号受信回路
の距離判定回路の構成を示すブロック図である。
【図13】 実施の形態4による走行時間と距離、距離
判定値と平均値との関係を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態5を示すスペクトル
拡散信号同期回路のブロック図である。
【図15】 実施の形態5による移動速度判定値と平均
値との関係を示す図である。
【図16】 従来のスペクトル拡散信号同期回路を示す
ブロック図である。
【図17】 巡回加算回路により平均化された出力波形
を示す波形図である。
【図18】 直接拡散方式によるスペクトル拡散通信の
基本モデル図である。
【図19】 相関回路のブロック構成を示すブロック回
路図である。
【図20】 図19に示す相関回路の出力波形を示す図
である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 相関回路 3 巡回加算回路 4 相関値判定回路 5 拡散符号発生回路 6 メモリ(ROM) 7 メモリ(RAM) 8 受信レベル判定回路 9 平均数制御回路 10 入力部 11 電圧変換部 12 HEX変換部 13 判定値入力部 14 判定値:平均数参照テーブル 15 比較部 16 平均数決定部 17 平均数出力部 18 相関値ピーク差判定回路 19 相関値変動幅判定回路 20 距離判定回路 21 時計 22 距離:走行時間参照テーブル 23 距離判定値出力部 24 速度判定回路 25 速度センサー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信スペクトル拡散通信波の変調用拡散
    符号と復調用拡散符号との相関をとる相関手段と、前記
    相関手段の出力を巡回加算する巡回加算手段と、前記巡
    回加算手段の出力の相関値を判定する判定手段を備えた
    スペクトル拡散信号同期回路において、信号の受信状態
    検出手段により巡回加算平均数を可変とする巡回加算平
    均数制御手段を備えたことを特徴とするスペクトル拡散
    信号同期回路。
  2. 【請求項2】 前記受信状態検出手段を受信レベル判定
    回路で構成し、平均数制御を行うことを特徴とする請求
    項1記載のスペクトル拡散信号同期回路。
  3. 【請求項3】 前記受信状態検出手段を相関値ピーク差
    判定回路で構成し、平均数制御を行うことを特徴とする
    請求項1記載のスペクトル拡散信号同期回路。
  4. 【請求項4】 前記受信状態検出手段を相関値変動幅判
    定回路で構成し、平均数制御を行うことを特徴とする請
    求項1記載のスペクトル拡散信号同期回路。
  5. 【請求項5】 受信スペクトル拡散通信波の変調用拡散
    符号と復調用拡散符号との相関をとる相関手段と、前記
    相関手段の出力を巡回加算する巡回加算手段と、前記巡
    回加算手段の出力の相関値を判定する判定手段を備えた
    スペクトル拡散信号同期回路において、送信機/受信機
    の位置関係判定手段により巡回加算平均数を可変とする
    巡回加算平均数制御手段を備えたことを特徴とするスペ
    クトル拡散信号同期回路。
  6. 【請求項6】 前記位置関係判定手段を送信機と受信機
    間の距離判定回路で構成し、平均数制御を行うことを特
    徴とする請求項5記載のスペクトル拡散信号同期回路。
  7. 【請求項7】 前記位置関係判定手段を受信機の移動速
    度判定回路で構成し、平均数制御を行うことを特徴とす
    る請求項5記載のスペクトル拡散信号同期回路。
JP8253197A 1996-09-25 1996-09-25 スペクトル拡散信号同期回路 Pending JPH1098412A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001264425A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Oki Electric Ind Co Ltd ピーク検出装置

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