JPH1097938A - 異方性磁石の製造方法 - Google Patents
異方性磁石の製造方法Info
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- JPH1097938A JPH1097938A JP25060696A JP25060696A JPH1097938A JP H1097938 A JPH1097938 A JP H1097938A JP 25060696 A JP25060696 A JP 25060696A JP 25060696 A JP25060696 A JP 25060696A JP H1097938 A JPH1097938 A JP H1097938A
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- jig
- section
- sizing die
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0253—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets
- H01F41/0266—Moulding; Pressing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形サイクルを短縮し、焼結時の割れ、歪を
改善し、高い磁気特性のアーク形状異方性磁石の製造方
法を提供する。 【解決手段】 アーク形状の外周に相当するサイジング
ダイの中に、アーク形状の内周に相当する、横断面凸状
の治具を装入し、サイジングダイと治具によって形成さ
れたキャビティに混練物を押出し、成形した成形体を治
具と共に押出す、押出成形法。
改善し、高い磁気特性のアーク形状異方性磁石の製造方
法を提供する。 【解決手段】 アーク形状の外周に相当するサイジング
ダイの中に、アーク形状の内周に相当する、横断面凸状
の治具を装入し、サイジングダイと治具によって形成さ
れたキャビティに混練物を押出し、成形した成形体を治
具と共に押出す、押出成形法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性粉を成形し焼
結して磁石を製造する際の押出成形法によるアーク形状
異方性フェライト磁石の製造方法に関し、特に高速で、
変形を生じさせることなく、磁気特性の良好なアーク形
状異方性フェライト磁石の押出成形方法に関する。
結して磁石を製造する際の押出成形法によるアーク形状
異方性フェライト磁石の製造方法に関し、特に高速で、
変形を生じさせることなく、磁気特性の良好なアーク形
状異方性フェライト磁石の押出成形方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、フェライトや希土類等の磁性粉を
原料として、アーク形状の異方性磁石を製造する場合の
成形方法は圧縮成形法が大部分であり、一部押出成形法
が用いられている。圧縮成形法は、ダイ、上下パンチよ
りなるキャビティ内に磁性粉を充填し、加圧圧縮により
成形する方法であるが、本方法は、磁気特性は良いもの
の成形サイクルが長く、加工取りしろが多い。また成形
体密度のバラツキ、配向の偏差が発生しやすく、焼結時
に、割れ、歪が発生する。また、形状寸法の小さな小物
品に対しては、生産性が低く、製造コスト増の要因とな
っていた。一方、従来の押出成形法は、磁性粉とバイン
ダの混練物を横断面アーク形状のサイジングダイ中を押
出すことにより、所定形状のアーク状の成形体を成形す
る方法であるが、本方法の成形体は硬度が低い為に押出
成形機から押出された後、変形が生じやすい。その為に
磁性粉とバインダの混練物の粘度を高くしたり、成形後
に成形体を冷却する等の手段がとられているが、成形体
の硬度が高い為に配向時に、磁性粉の配向性が悪く、磁
気特性が低い。
原料として、アーク形状の異方性磁石を製造する場合の
成形方法は圧縮成形法が大部分であり、一部押出成形法
が用いられている。圧縮成形法は、ダイ、上下パンチよ
りなるキャビティ内に磁性粉を充填し、加圧圧縮により
成形する方法であるが、本方法は、磁気特性は良いもの
の成形サイクルが長く、加工取りしろが多い。また成形
体密度のバラツキ、配向の偏差が発生しやすく、焼結時
に、割れ、歪が発生する。また、形状寸法の小さな小物
品に対しては、生産性が低く、製造コスト増の要因とな
っていた。一方、従来の押出成形法は、磁性粉とバイン
ダの混練物を横断面アーク形状のサイジングダイ中を押
出すことにより、所定形状のアーク状の成形体を成形す
る方法であるが、本方法の成形体は硬度が低い為に押出
成形機から押出された後、変形が生じやすい。その為に
磁性粉とバインダの混練物の粘度を高くしたり、成形後
に成形体を冷却する等の手段がとられているが、成形体
の硬度が高い為に配向時に、磁性粉の配向性が悪く、磁
気特性が低い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、圧縮成形法
の問題点である、成形体密度のバラツキ、配向の偏差に
起因する、焼結時の割れ、歪と成形サイクル、加工取り
しろを改善し、押出成形法の問題点である、磁石の低い
磁気特性を改善して、高磁気特性で、割れ、歪の発生し
ない、生産性の高いアーク形状異方性磁石の製造方法を
提供することを目的とする。
の問題点である、成形体密度のバラツキ、配向の偏差に
起因する、焼結時の割れ、歪と成形サイクル、加工取り
しろを改善し、押出成形法の問題点である、磁石の低い
磁気特性を改善して、高磁気特性で、割れ、歪の発生し
ない、生産性の高いアーク形状異方性磁石の製造方法を
提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、以下の構成としたものである。即ち、本
発明の異方性磁石の製造方法は、磁性粉とバインダの混
練物を成形し、焼結して磁石を製造する押出成形法によ
るアーク形状異方性磁石の製造方法において、アーク形
状の外周に相当するサイジングダイの中に、アーク形状
の内周に相当する横断面凸状の治具を装入し、サイジン
グダイと治具によって形成されたキャビティに混練物を
押出し、成形した横断面アーク形状の成形体を治具と共
に押出すことを特徴とする。また、押出成形機から治具
と共に押出された横断面アーク形状の成形体を所定長さ
に切断した後、治具と共に、磁界発生手段により配向
し、その後マイクロ波により乾燥することを特徴とす
る。更にまた、横断面凸状の治具の材質がステンレス製
もしくは樹脂製であることを特徴とする。
達成するため、以下の構成としたものである。即ち、本
発明の異方性磁石の製造方法は、磁性粉とバインダの混
練物を成形し、焼結して磁石を製造する押出成形法によ
るアーク形状異方性磁石の製造方法において、アーク形
状の外周に相当するサイジングダイの中に、アーク形状
の内周に相当する横断面凸状の治具を装入し、サイジン
グダイと治具によって形成されたキャビティに混練物を
押出し、成形した横断面アーク形状の成形体を治具と共
に押出すことを特徴とする。また、押出成形機から治具
と共に押出された横断面アーク形状の成形体を所定長さ
に切断した後、治具と共に、磁界発生手段により配向
し、その後マイクロ波により乾燥することを特徴とす
る。更にまた、横断面凸状の治具の材質がステンレス製
もしくは樹脂製であることを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】上記の本発明の異方性磁石の製造
方法によれば、磁性粉とバインダの混練物を加温状態に
保持して、配向可能なスラリーとして図１に示す、横断
面アーク形状の外周に相当するサイジングダイ２とサジ
ングダイ２の中に装入された、アーク形状の内周に相当
する横断面凸状の治具１とで形成されたキャビティ３
に、スラリーを押出すことにより、アーク形状の成形体
が作製される。治具１は、治具装入装置（図示せず）に
より連続的にサイジングダイ２の中に装入される。サイ
ジングダイから治具と共に連続的に押出された成形体
は、所定の長さに切断された後、磁界発生手段により配
向され、次工程のマイクロ波、熱風による加熱手段で乾
燥された後、焼結される。この様に押出成形機で治具上
に成形された成形体は、そのまま治具上で切断、配向、
乾燥処理される為、変形がない。故に、磁性粉とバイン
ダの混練物の粘度を低くして、成形体の硬度を低くする
ことが可能となるため、配向時に磁粉の配向が容易にな
り、従来の押出成形法と比較し、磁気特性が向上する。
このように本発明による押出成形を行えば、圧縮成形の
問題点を解決し、割れ、歪がなく生産性が高く、且つ圧
縮成形品並の高磁気特性が得られる。
方法によれば、磁性粉とバインダの混練物を加温状態に
保持して、配向可能なスラリーとして図１に示す、横断
面アーク形状の外周に相当するサイジングダイ２とサジ
ングダイ２の中に装入された、アーク形状の内周に相当
する横断面凸状の治具１とで形成されたキャビティ３
に、スラリーを押出すことにより、アーク形状の成形体
が作製される。治具１は、治具装入装置（図示せず）に
より連続的にサイジングダイ２の中に装入される。サイ
ジングダイから治具と共に連続的に押出された成形体
は、所定の長さに切断された後、磁界発生手段により配
向され、次工程のマイクロ波、熱風による加熱手段で乾
燥された後、焼結される。この様に押出成形機で治具上
に成形された成形体は、そのまま治具上で切断、配向、
乾燥処理される為、変形がない。故に、磁性粉とバイン
ダの混練物の粘度を低くして、成形体の硬度を低くする
ことが可能となるため、配向時に磁粉の配向が容易にな
り、従来の押出成形法と比較し、磁気特性が向上する。
このように本発明による押出成形を行えば、圧縮成形の
問題点を解決し、割れ、歪がなく生産性が高く、且つ圧
縮成形品並の高磁気特性が得られる。
【０００６】
（実施例１）ストロンチウムフェライトの粉末とメチル
セルロースを高速ミキサーで１０分間混合し、この混合
物に成形助剤と水を加えニーダーで１０分間混練する。
次に、図１に示すような、アーク形状の外周に相当する
サイジングダイの中に、アーク形状の内周に相当する横
断面凸状の治具を装入して形成されたキャビティに、混
練物を押出し、成形を行う。治具は連続的にサイジング
ダイ中に挿入される。このように成形した、横断面アー
ク形状の成形体が治具と共に押出される。その後、成形
体を所定長さに切断した後、治具上でパルス磁場により
配向する。配向後マイクロ波にて３〜５分乾燥後、約６
０℃の熱風で更に２〜５分乾燥する。その後、成形体
は、約１２３０℃で焼成する。一方治具は乾燥後、成形
体と分離し、押出成形機に装入される。
セルロースを高速ミキサーで１０分間混合し、この混合
物に成形助剤と水を加えニーダーで１０分間混練する。
次に、図１に示すような、アーク形状の外周に相当する
サイジングダイの中に、アーク形状の内周に相当する横
断面凸状の治具を装入して形成されたキャビティに、混
練物を押出し、成形を行う。治具は連続的にサイジング
ダイ中に挿入される。このように成形した、横断面アー
ク形状の成形体が治具と共に押出される。その後、成形
体を所定長さに切断した後、治具上でパルス磁場により
配向する。配向後マイクロ波にて３〜５分乾燥後、約６
０℃の熱風で更に２〜５分乾燥する。その後、成形体
は、約１２３０℃で焼成する。一方治具は乾燥後、成形
体と分離し、押出成形機に装入される。
【０００７】
【発明の効果】本発明は以上のような構成、作用によ
り、焼結時の割れや歪の発生がなく、歩留が向上し、生
産性が高く、磁気特性の高い異方性焼結磁石が得られ
る。
り、焼結時の割れや歪の発生がなく、歩留が向上し、生
産性が高く、磁気特性の高い異方性焼結磁石が得られ
る。
【図１】押出成形機の成形部の横断正面図。
１ 治具、２ サイジングダイ、３ キャビティ
Claims (4)
- 【請求項１】 磁性粉とバインダの混練物を成形し、焼
結して磁石を製造する押出成形法によるアーク形状異方
性磁石の製造方法において、アーク形状の外周に相当す
るサイジングダイの中に、アーク形状の内周に相当する
横断面凸状の治具を装入し、サイジングダイと治具によ
って形成されたキャビティに混練物を押出し、成形した
横断面アーク形状の成形体を治具と共に押出すことを特
徴とする異方性磁石の製造方法。 - 【請求項２】 押出成形機から、治具と共に押出された
請求項１に記載の横断面アーク形状の成形体を所定長さ
に切断した後、治具と共に、磁界発生手段により複数回
配向し、その後マイクロ波により乾燥することを特徴と
する異方性磁石の製造方法。 - 【請求項３】 横断面凸状の治具の材質がステンレス製
であることを特徴とする請求項１に記載の異方性磁石の
製造方法。 - 【請求項４】 横断面凸状の治具の材質が樹脂製である
ことを特徴とする請求項１に記載の異方性磁石の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25060696A JPH1097938A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 異方性磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25060696A JPH1097938A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 異方性磁石の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1097938A true JPH1097938A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17210375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25060696A Pending JPH1097938A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 異方性磁石の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1097938A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103862052A (zh) * | 2012-12-17 | 2014-06-18 | 北京中科三环高技术股份有限公司 | 一种各向同性钕铁硼磁体的成形方法 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP25060696A patent/JPH1097938A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103862052A (zh) * | 2012-12-17 | 2014-06-18 | 北京中科三环高技术股份有限公司 | 一种各向同性钕铁硼磁体的成形方法 |
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