JPH109775A - 冷凍機の冷却装置 - Google Patents
冷凍機の冷却装置Info
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- JPH109775A JPH109775A JP8181484A JP18148496A JPH109775A JP H109775 A JPH109775 A JP H109775A JP 8181484 A JP8181484 A JP 8181484A JP 18148496 A JP18148496 A JP 18148496A JP H109775 A JPH109775 A JP H109775A
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Abstract
装置に関するものであり冷却効果が高く、藻やバクテリ
ア等の発生することのない冷却装置を提供しようとする
ものである。 【解決手段】互いに熱交換を行う2つの通過路を有する
熱交換器を有し、空気中に水を相対湿度100%の空気
中に微細な水滴が浮遊した状態になるまで噴霧し霧状と
なった空気流を熱交換器の一方の通過路に流し、熱交換
器の他方の通過路に冷房装置等の冷媒を冷却する冷却水
や冷却空気を流すようにした。
Description
装置や冷蔵庫などの冷凍機の冷媒の冷却に用いられる冷
凍機の冷却装置に関するものである。
装置には従来から、開放式と密閉式のものが用いられて
いる。前者のものは、コンプレッサから出た高温の冷媒
と循環冷却水を熱交換し、温度の上がった循環冷却水を
冷却装置の上から流下させながら、ファンによってカウ
ンタ方向に空気を流し、循環冷却水の一部を気化させる
ことによって循環水を冷却するようにしている。
熱交換器にコンプレッサから出た高温の冷媒を通し、フ
ィンの上から冷却水を流下させながらファンによってフ
ィンの間に空気を流すことによってフィンを冷却し、冷
媒の放熱をするようにしている。
は、冷却効果が十分でなく従って冷凍機のエネルギ効率
を十分に高めることができず、また冷却水の中に藻やバ
クテリアが発生する等の問題点があった。
から出た冷媒を効果的に冷却し、空気調和機等のエネル
ギ効率の改善に寄与し、藻等の発生することのない冷凍
機の冷却装置を提供しようとするものである。
の冷凍機の冷媒の冷却を行う冷却装置において、互いに
熱交換を行う2つの流体の通過路を有する熱交換器を有
し、気体流に揮発性液体を相対湿度100%の気体中に
霧状の微細な液滴が浮遊した状態となるまで噴霧して霧
状の処理気体流となすとともに熱交換器の通過路の一方
に処理気体を流し、熱交換器内での液滴の気化熱でコン
プレッサから出た冷媒を冷却するようにした。
説明の実施例1によって実現可能であることがわかる。
あり、内部にコンプレッサ(図示せず)を有している。
2は熱交換器であり、その一方の流路3は蛇管状であ
り、他方の流路4は蛇管状の流路3を囲むジャケット状
になっている。
サから出た高温のフロンガス(クロロフルオロ炭化水
素:米国デュポン社の商標)その他の冷媒が流れてお
り、熱交換器2の他方の流路4には冷却水が流れてい
る。
後述する。熱交換器2の他方の流路4は直交流型熱交換
器5の一方の流路と管路6を介して連結されており、管
路6の途中には循環ポンプ7が設けられている。つま
り、熱交換器2と直交流型熱交換器5の間は密閉状態で
冷却水が循環する状態となっている。
放されており、吐き出し側はチャンバー9の上端と結合
している。また、チャンバー9の下端は直交流型熱交換
器5の他方の流路の入口と連結している。そして、直交
流型熱交換器5の他方の流路の出口は大気に開放されて
いる。
付けられており、チャンバー9内の空気の相対湿度を1
00%にするとともに、さらに多量の微細な水滴が浮遊
した状態即ち霧状とする。噴霧装置10としては例えば
空気噴霧ノズルを用いており、水の加圧ポンプ11およ
びコンプレッサ12が連結されている。
方に設置されており、ドレン管14が設けられている。
り、以下直交流型熱交換器5の詳細について説明する。
アルミニウムその他の金属のシ−トまたはポリエステル
その他の合成樹脂のシ−トよりなる隔壁21と波長3.
0mm、波高1.6mmの波板22とを交互に且つ波板
22の波の方向が一段毎に直交するように積重ね互に接
着して図2に示す如き直交流型熱交換器5を得る。
一方の小透孔群23の軸をほぼ垂直に他の小透孔群24
の軸をほぼ水平になるように配置し、小透孔群23の流
入口23aにチャンバ9を取付け、チャンバ9にブロア
8および水噴霧装置10を取付ける。また、小透孔群2
4の流入口24aおよび流出口24bに夫々チャンバ2
5、26を取付け、チャンバ25、26に管6を連結す
る。
用をつぎの通り説明する。まず、直交流型熱交換器5を
用いた冷却手段について説明する。ブロア8を動作させ
て気体流Aを作り、これに水噴霧装置10より水を噴霧
し気体流Aaとする。噴霧する水の量は、噴霧によって
気化する量以上とする。すると、噴霧された水の一部が
気化し、気化によって気化熱が奪われ、チャンバ9内に
送られた気体流Aaの温度が低下する。また、チャンバ
9内の空気つまり気体流Aaは相対湿度が100%とな
り、その空気の中に多量の水の微粒子が浮遊した状態即
ち霧状となる。
状態の空気が直交流型熱交換器5の一方の小透孔群23
に入る。冷凍機1が運転状態であると、熱交換器2の一
方の流路3に送られる冷媒の温度は高くなっており、熱
交換器2の他方の流路4に送られる水と熱交換を行う。
ポンプ7によって循環されており、管6およびチャンバ
25を通って直交流型熱交換器5の他方の小透孔群24
に入る。そして、一方の小透孔群23と他方の小透孔群
24の間で、隔壁21を介して顕熱交換が行われる。つ
まり、他方の小透孔群24を通過する冷却水は一方の小
透孔群23を通過する気体流Aaによって冷却され、同
時に一方の小透孔群23を通過する気体流Aaは加熱さ
れる。
体流Aaの相対湿度は100%以下となり、その中に含
まれる多量の水の微粒子が気化し、気化熱が奪われ気体
流Aaが冷却される。
する気体流Aaの温度は低温のままほぼ一定に保たれる
ため、他方の小透孔群24を通過する冷却水は熱交換器
5の小透孔群24の全域・全長にわたり連続的に冷却さ
れ、その温度もほぼ一定に保たれる。
過ぎると微細な水滴が直交流型熱交換器5の小透孔群2
3内の隔壁に集まり凝集して大きな水滴や水流となりそ
の水滴や水流は微細な水滴と比べて表面積は極めて小さ
くなり冷媒から奪った熱量では気体流Aaの温度を充分
低下させることはできず、従って冷媒の温度を充分に下
げることはできない。気体流Aa内の微細な水滴が均一
に必要最小限よりやや多めに含まれるように噴霧すれば
冷却効率がよく、水も節約できる。
3内で気化しなかった水滴は受水槽13に溜り、ドレン
管14より排出される。上記の通り、水噴霧装置10か
ら噴霧される水量は直交流型熱交換器5の小透孔群23
内で気化する量にほぼ等しいため、受水槽13に溜る水
量は少なく、すべて廃棄しても問題はない。従って、水
噴霧装置10から噴霧される水は循環することなく使わ
れ、藻等の発生することはない。
る。出願人の実験では、直交流型熱交換器5を厚さ25
μのアルミニウム板を用いて波長3.0mm、波高1.
6mmの波状に成形しこれを平板と交互に重ねて構成
し、1辺250mmの立方体形状とした。外気温25.
9℃、相対湿度39%の時に直交流型熱交換器5に2m
/秒の速度で送風機8で空気を流し、噴霧装置10によ
って12リットル/時の量の水を噴霧した。これによっ
て、直交流型熱交換器5に流入する水の温度は58.6
℃であったが、直交流型熱交換器5の出口の水の温度は
25.3℃まで低下した。
の実施例2によって実現可能であることがわかる。
いる例を示したが、冬季の凍結を考慮して水にエチレン
グリコール等の凍結防止剤を50%容量程度添加した
り、熱交換器2や直交流型熱交換器5の腐食を防止する
ため、腐食防止剤を添加することも考えられる。
説明の実施例3によって実現可能であることがわかる。
される。図1の実施例のものとの相違点は次の通りであ
る。つまり、図1に示した第1実施例のものは直交流型
熱交換器5の他方の小透孔群24に水を通すようにした
のであるが、この実施例のものは直交流型熱交換器5の
他方の小透孔群24にブロア27からの空気流を通すよ
うにした。
入口と結合している。チャンバ28の出口は直交流型熱
交換器5の他方の小透孔群24aの入口に結合してい
る。小透孔群24の出口24bにはチャンバ29の入口
が結合しており、チャンバ29の出口はラジエタ30に
結合している。
0に通すように管路31が設けられている。そして、上
記の相違点以外の構成は第1実施例のものと同一である
ので説明を省略する。
空気が直交流型熱交換器5の他方の小透孔群24を通過
し、その間に冷却されてラジエタ30に至る。ラジエタ
30には冷凍器1から高温の冷媒が管路31を介して送
られ、冷媒の熱を放出するものである。このラジエタ3
0には小透孔群24を通過した空気が送られることにな
る。
5の他方の小透孔群24を通過して冷却された空気流に
よって冷却され、外気によって直接冷却されるものと比
較して極めて効率が向上する。
1実施例の直交流型熱交換器5と同一のものを使用し、
外気温35℃、相対湿度39%の時に直交流型熱交換器
5の小透孔群に2m/秒の速度で送風機8で空気を流
し、噴霧装置10によって12リットル/時の量の水を
噴霧した。すると、直交流型熱交換器5からラジエタ3
0に入る空気の温度は18.6℃となり、冷媒の冷却効
果が極めて高くなる。
のラジエタの前に本発明の冷凍機の冷却装置を設置する
ことができ、簡単な工事で既設の空気調和装置や冷蔵庫
等の冷凍機の効率を向上することができる。
蔵庫等の冷凍機の冷媒の冷却を行う冷凍機の冷却装置に
おいて、互いに熱交換を行う2つの流体の通過路を有す
る熱交換器を有し、気体流に揮発性液体を噴霧し霧状の
微細な液滴を含む処理気体流となすとともに熱交換器の
通過路の一方に処理気体を流し、熱交換器内での液滴の
気化熱で冷凍機から出た冷媒を冷却するようにしたた
め、冷媒は外気温の変化に拘らず十分冷却され冷凍機の
エネルギ効率が高くなる。特に外気温度の高い夏場にも
能力が落ちることがない。
て、既設の空調設備に付加することもできるという効果
を有する。
ロック図である。
示す斜視図である。
視斜視図である。
ロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】冷凍機の排熱源と熱交換を行った流体を冷
却するものであって、互いに熱交換を行う2つの流体の
通過路を有する熱交換器を有し、気体流に揮発性液体を
相対湿度100%の気体中に霧状の微細な液滴が浮遊し
た状態となるまで噴霧して霧状の処理気体流となすとと
もに前記熱交換器の通過路の一方に前記処理気体を流
し、前記熱交換器内での液滴の気化熱で前記熱交換器の
通過路の他方を通過する被冷却流体を冷却するようにし
たことを特徴とする冷凍機の冷却装置。 - 【請求項2】冷凍機の排熱源と熱交換を行う流体を冷却
するものであって、互いに熱交換を行う2つの流体の通
過路を有する熱交換器を有し、気体流に揮発性液体を相
対湿度100%の気体中に霧状の微細な液滴が浮遊した
状態となるまで噴霧して霧状の処理気体流となすととも
に前記熱交換器の通過路の一方に前記処理気体を流し、
前記熱交換器内での液滴の気化熱で前記熱交換器の通過
路の他方を通過する被冷却流体を冷却するようにしたこ
とを特徴とする冷凍機の冷却装置。 - 【請求項3】被冷却流体は水あるいは水との混合物液体
である請求項1あるいは請求項2記載の冷凍機の冷却装
置。 - 【請求項4】被冷却流体は気体である請求項1あるいは
請求項2記載の冷凍機の冷却装置。
Priority Applications (13)
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EP96307836A EP0773412B1 (en) | 1995-11-07 | 1996-10-30 | A method and a device for refrigeration of fluid and desiccative refrigeration of gas |
DE69631111T DE69631111T2 (de) | 1995-11-07 | 1996-10-30 | Verfahren und Vorrichtung zum Kühlen eines Fluidstromes und trocknende Gaskühlung |
AT96307836T ATE256847T1 (de) | 1995-11-07 | 1996-10-30 | Verfahren und vorrichtung zum kühlen eines fluidstromes und trocknende gaskühlung |
SG9610975A SG81904A1 (en) | 1995-11-07 | 1996-10-31 | A method and a device for refrigeration of fluid and desiccative refrigeration of gas |
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TW085216935U TW341324U (en) | 1996-06-21 | 1996-11-05 | A method and a device for refrigeration of fluid and desiccative refrigeration of gas |
CNB961981083A CN100378425C (zh) | 1995-11-07 | 1996-11-06 | 流体的冷却和气体的除湿冷却的方法和设备 |
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US09/303,913 US6055824A (en) | 1995-11-07 | 1999-05-03 | Method and device for refrigerating a fluid |
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TW (1) | TW341324U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS56110883A (en) * | 1980-02-06 | 1981-09-02 | Kawamoto Kogyo Kk | Cooling method |
JPS58194368U (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-24 | 横田 實 | 湿り空気を利用した熱交換装置 |
JPH0655081U (ja) * | 1993-01-12 | 1994-07-26 | 株式会社東芝 | 冷却装置 |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP18148496A patent/JP3554745B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-05 TW TW085216935U patent/TW341324U/zh unknown
Patent Citations (4)
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TW341324U (en) | 1998-09-21 |
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